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11月19日に実施される「きもの文化検定」 先月、対策セミナーに通ったものの、なかなかジックリ、教本を読んでいる時間がなかったりしてマス。 頭のどこかで「勉強しなきゃ...」と思いつつ。 特に第六章「きものの歴史」になると...ただ読むだけでも難儀する難しい読み方の漢字のオンパレード。 - 盤領- 垂領なんて、読める人がいたら、エライ。 読み方は「あげくび」「たれくび」。 教本にはちゃんと振り仮名がふってあるし、着物友達いわく「5級、4級じゃ、そんな難しいこと、出題されないよ。」というけれど。 シミジミ、着物の言葉の難しさや解釈、歴史はすごい、と思ってしまう。 そんな中、先日(2006/10/28) 「日経プラスワン」で読んだ記事。 タイトルは「左前(妙なお話)」 左前になる。 経済状態が思わしくなくなったときに、そんな風に言う。恥ずかしいことに、なぜ「左前」なのか、長年知らずにいた。 四年前に亡くなった考古学者、佐原真さんの著書『衣食住の考古学』を読んでいて、「左前」の意味することがようやく分かった。 とあって、きもの文化検定のテキスト、79ページと174ページにある奈良時代の「衣服令」ついても、記事は触れています。そして記事の締めくくりには日経の特別編集委員の大胆な見解が。 歴史をたどると、右前にも左前にも、合理的な根拠があるわけではないようだ。けれども、和服のように国がいったん方針を決めたりすると、一千年余り後世の人たちも影響を受けるようになるのだから、不思議なものだ。 「右前」「左前」、着やすいのはどちらか。着る人の立場から改めて問い直してみる時期に来ているような気もする 着物好きの立場からして・・・えっ~! 着付けや着物のときの所作など右前、左前にもちゃんと根拠があると思うんだけれど...。みんなが勝手に、着物の合わせをかえちゃったら...少なくとも、きもの文化検定には出題はされなくなるわけで...。
2006.11.02
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アンティーク着物、銘仙ファンの方は是非お出かけを。今更、気づいたのですが 「足利銘仙の時代展」平成18年8月19日(土)~9月18日(月)第一会場 足利市立美術館 行かれた方はいらっしゃいますか。 公募した銘仙を飾っている、My 銘仙を美術館に飾ろう! なんて、楽しい企画も。 着物好きの友人といっしょに管理しているサイトの「きもの展覧会・展示会情報」の調べ物をしていて発見。会期残り僅か!さて、私自身いけるのか?!
2006.09.11
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Uママの呉服店のセールで綿絽(めんろ)の着物をお買物しました。 初めて手にした綿の絽の着物。 着物といっても、実はセール会場では浴衣のコーナーにおいてあったもの。 初めての出会いです。 正直なところ、具体的なお買物のイメージもなく、なんとなーく、セールの会場へ。 Uママはわたしの着物予算(別名「きものお小遣い」)をよく分かっているので、それにあった品を、予め準備していました。 漠然と以前ほしいといっていた、夏の絽の小紋の着尺です。 でも、 うーん、暑い最中、都内にでて、ちょっとバテ気味、買物したい指数はマイナス傾向でした。Uママの表情…ともみさん、買ってくれないのね。 関心ないのね。私の内心…と、いう顔されても~ねぇ。 だって欲しいものがないんだもの。何でしょう、この「久しぶりに合コンに行って(注: 数年してません。例えです。)、やっぱりねぇ~、あちゃー」のような気分は。 Uママには「浴衣を見たい。 一人遊びしてきます。」(ほっといてね、の意。)といって、会場をプラプラとすることに。 ふむ、浴衣でも見ような、セール品を来年着用浴衣としてキープしておくのもよいかも、と思い、吊るし・プレタの浴衣コーナーへ。すると併設に綿紅梅の反物の山の中に何?! これ? 今まで見たことにない着尺です。綿、なのに透けている、絽???キラー☆ ふぁ~ん☆☆☆ (↑目が輝いて、一目惚れした「効果音」とお読みください‐笑)キャー!! 素敵です。 浴衣の仲間にして、透けている!なぁに、このスケスケ・清涼感は! (注: 露出狂ではありません‐笑) 思いもよらぬところに、出会いがあったのです。まるで「掃き溜めに鶴」とはこのこと?(注: 吊るしの浴衣に失礼な意のつもりはなく、全体的に何も期待していなかったところに、の意で) いや、正しくは「掘り出しものを見つけた瞬間」というのでしょう。近くの販売員に「綿・絽」の反物の塊の範囲を聞き、鬼のごとく真剣な眼差しで、デザインを見る…すると、洞穴に隠れたウサギを見つけたビーグル犬が、ココ掘れ(惚れ?)ワンワン♪ しているような「ともみサン」のタダならぬ反応にUママとUママ関係者数名が駆けつけ…。 どうして、わたしは今まで「綿・絽」君(もう、擬似恋愛状態)に出会っていなかったのでしょう。 手ごろなお値段、綿だから、きっと簡単にお洗濯・お手入できるはず。 こんな素朴で気取らない、でもちょっと透けてセクシーな、さらに面倒じゃない男性、もとい着物があったなんて。 UママにTPOと帯のコーディネートなど、メンロ君について事情聴取。 私の甚く気に入った様子をみて「去年の夏のセールの時には、無かったのだけれど、今年はなんだか沢山あるのよ。」とUママ。 他の販売関係者も、そんなことを言って、よく仕入れられている理由がよく分かっていない様子。 だから、わたしの惚れようも…。 ココで言いたい! もっと、きもの業界の人、トレンドやマーケティングをリサーチしては、と。 私の綿・絽へのヒラメキを、以前より綿・絽の着物を知っている、着物好き・着物通さんなら、何を馬鹿なことを、と思われるかもしれません。 でも、わたしが思う昨今の夏浴衣ブームと若者・きもの入門者の心理を推測すると…夏のイベント着=プレタ浴衣 → 浴衣で少し和装の楽しさが分かった人 → ステップアップしたい → でもいきなり、正絹(絽・紗)でお誂えはとても、とても、価格も着付け(綿素材は滑らないから着付けは楽だけれど、絹になると…)、ではちょっと頑張って、浴衣のお誂え系で浴衣? → そうしたら綿紅梅や絞の浴衣、手染めの浴衣へ進もうか、だって、絹紅梅でもプレタ浴衣に比べると、いきなりお値段アップするし(ここで正絹の道に戸惑いが) → そうよ、正絹の着物はお手入が大変そう → 麻、芭蕉布は? でもプレタ、吊るしでは売っていない(注: リサイクルを除く) → そうだ、それなら浴衣を着物風に着付ければ、という心理では?だから、浴衣に半衿、足元は足袋、帯留めもプラスして、という「浴衣を着物風」に着るコーディネートが流行っているのでしょう。 この街着としての浴衣と、いわゆる、呉服業界が売りたい正絹の着物の間をつなぐ、ステップアップの踏み台となるようなもの、それが綿絽の着物なのでは? とにかく、お値段・仕立て代は正絹の着物より安いし、お手入も簡単。 独りよがりかもしれませんが、そんな思った次第。 思うのは自由なので、来年の夏着物のブームを予言します。 ズバリ、綿絽の着物が流行ります! 消費者はそれを求めています。 (私だけ??)外れたら、笑ってやってください‐爆笑。 と、偉そうにとうろうと記しましたが、結果報告として、濃紺に槙の型押しの小紋を購入した、という出来事でした。 長々と。
2006.08.03
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今日の毎日新聞の記事。 「新・おじさんのおしゃれ講座:上級編 大人の浴衣」 には、着物を始めたい、でも恥ずかしいという、大人になっても 誰にでも「気恥ずかしさ」があるところを、うま~くついて、 「浴衣から初めて見ませんか?」という夏の日本の装いの提案。 着物始めのプレデビューとして、浴衣がよい切り口と紹介されるけれど、 やっぱり、それはもっぱら女性がターゲット。 思うに、呉服業界は女性ばかりを向いているけれど、 殿方にも、出かける場所にあわせて、日本のお洒落してみましょう、 という提言をもっと働きかけてもよいでは、と改めて思いました。 極端な話し、花火デートの時、男性が 「俺、浴衣でいくから」 と言ったなら、 お相手の女性も 「じゃぁ、わたしも」 となるし、 浴衣を着れない女性は 「げっ! どうしよう」と 内心思うとことでしょう。 あせりまくりです。 でも、恋心というか、馬の眼前のニンジンじゃないけれど、 頑張って、浴衣にチャレンジするわけ。 こうやって、めでたく、浴衣カップルが誕生して、夏の風物詩を彩るという・・・。 花火デートに女性が浴衣を着ても 男性が浴衣を着てくれる確立は低いでしょう。 大抵、男子は洋服(ジーパンにTシャツ) + 女子は浴衣 でも 男性洋服 + 浴衣彼女 なら、 まあ、見た目、そんなもの。 男性浴衣 + 女性洋服 となると うーん、ちょっとバランスが?! の印象。 それを直感的の女性は感じとるから、 「可愛らしくありたい」気持ちがはたらく分けです。 私は呉服の販売員ではないけれど、 着物の普及を考えるなら、もっと男性に着物・和装文化をアピールしてもらいたい。 「着物を着ると、モテ男の、艶男(アデオス)になれますよ。」 など。 呉服屋さんの中にはは「男に着物を売ってもねぇ~」といい 「色味の種類が少ないから、数枚そろえると男性は満足しちゃうし、高額商品販売に繋がらないから」 と言って憚らない、男性着物の有効性を気づかない方もいます。 でも、もうちょっと、物事の観点を変えて、 日本文化や、和装のよさ、メリットを男性にもアピールしては? 男性から女性に影響を与えることは多いし、 女性が着るから男性もと。 物事は双方向、インタラクティヴに作用するのですから。 因みに毎日新聞の <もっとすてきに!・男性の装い>の記事は - モテ服 - 艶男 といった、わたしのような「恋キモ」(恋する着物)の観点ではなく、 マジメに、素材から、着こなし、心配りまで 呉服店「銀座もとじ」店主、泉二弘明がコンパクトに指南してくれています。 (笑) 浴衣デビューした男性はご一読を。 c
2006.07.14
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この週末は、春に気合を入れて購入、お誂えした絹紅梅の着物でお出かけデビュー日でした。絹紅梅は、浴衣よりちょっと洒落っ気のある、着物としても通用する夏物と聞いて、購入を決意。そう、わたしのドレス(格)コードは、カジュアル路線だから。 さて、生まれて初めて着る絹紅梅。 反物の時、触れた感想は ふーむ、透けている・・・ワッフル地みたい、これがきっと涼をよぶのね。 さて、実際始めて絹紅梅を着付けしてみると、 あらー、すけすけー・・・シースルーっちょっと恥ずかしい。(だれもみちゃいないって?!) そして、この絹紅梅の地色は黒。白いお花の小紋柄。 帯を締める前の、長着の着付け段階の姿をみると・・・ お盆の時期のお坊さん!袈裟が限りなくシースルー、イメージ的には夏場にお経を上げに檀家さんのお家をスクーターで巡っている後姿のような・・・。 とりあえず、予定していた紗献上の博多帯と先日購入の帯揚げ、帯締めをしめて真っ黒けのスケスケから、脱却できたけど、マジで、いったん「あらぁ~」という驚きと「これでいいのかしらん?」という降ってわいた悩みと、「ぷぅっ、なんかオカシイぞ」という笑いの3つの感情が絶妙に入り混じっての「着物姿の完成!」デシタ。
2006.07.10
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着物とエロス…なんていうタイトルがあると、気になっちゃいませんか? それも天下の日経新聞の書評欄で。 昨日は大分着物関係の本がたまっていたので、書棚を整理しました。今のところ「丘」以上・「山」未満程度つまれた未読の着物本の「小山」。そこから、丁度1カ月前に手にした日本経済新聞の「半歩遅れの読書術」の記事が出て来ました。(発掘という感じが正しかったりして…)6月4日(日)の書評のコーナー「半歩遅れの読書術」のタイトルは…「着物とエロス…女に許された欲情の世界 氏家幹人」1ヶ月前、このタイトルを目にしたとたん、「何? なに? なに~??」と私は(目を輝かして!)気になったわけです。(笑)歴史学者 氏家幹人先生が数年前、大奥の研究を始めた時、ぶつかった困難。それは大奥で用いられていた織物や衣装についてのこと。先生は着物に関する小説を読み解くことにより、研究の助けとし、着物の中にエロスの存在、着物と女性とエロスを見出したことを綴ったいった書評エッセイ。その中で、氏家氏は「着物にはまる女」「着物に魅了される女心」を鋭く描写している本として- 「きもの」 幸田文著- 「幸田文の箪笥の引き出し」 幸田文著- 「もめん随筆」 森田たま著 を紹介されています。「女が着物に寄せる思いの深さ」「女が着もしない着物を欲しがるのは男の好色に匹敵する好色」「着物は女に許されたささやかな情欲の世界」など「あら~(図星)」「心当たりは、そこの貴女!?」というような分析。気になる、気になる、興味津々の内容。というわけで、の3冊を購入して早3週間。書評を読めども、積読(つんどく=本を積んでおく)しても、読書にあらず。さて、実際に読んで「着物とエロス」の調査をせねば!
2006.07.03
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私って、ただの、めんどくさがり屋、なのか、それとも、不器用なのか。 いや、後者は否定したいもの。 だって、女子中・女子高生活で、家庭科の通信簿、10段階評価で、8から9は貰っていた(10でないところがミソ)し。。。 そう、和裁というものが、和裁士さん・仕立師さんの技術がすごすぎる! につきるから、こんな、自答自問をしてしまうのです。ここ数日、夏に向けての着物生活、昨日はu-mixちゃんが拙宅の遊びに来てくれたこともからんで、またまた、タンスの中をゴゾゴソとやっていて、ふと、この冬、1、2回しか袖を通さなかった、道行が出てきてしまった。母からのお下がり、染め直しの道行。 着用して汚したわけでもないので 「秋までしまって置こう」と思っていたけれど、畳紙を開けて、あっ~!! と思い出す。ホックが取れていたんだ!丸洗いに出していたら、お店でも気づいてくれて、ホックの付け直しもして貰えた、とチャッカリしたことを思う。 自分で付けようか。。。でも、取れたホック部分を観察してみると、小さな小さなホックなのに、羽裏(はうら)の生地で「包み(くるみ)ボタン」みたく加工されている。 (なんというのでしょう…包みホック?) だから、ホックの糸を通す穴は覆面(?)されている。 ちゃんと付いているホックをみると、縫い目は1ミリもなく、なおかつ、貫通した裏側には、糸の結び目など出ていない。 羽裏で袷になっていることで、結び目が隠されている。 一体どの段階でホックはつけられたのだろう・・・。 袷(二重)になった羽裏とお表地の、表地だけをすくってホックをつけたのかな…。 にしては、糸の処置、跡形もない…。これは一体?自分で縫うにも、同じような色の糸は手元にないし、このホック1つのために、呉服屋さんに持っていくのか・・・。 えぃ、いっそ白い糸で、縫い付けてしまおうか…。 でも、出先で脱いで、たたむとき、みっともないかな…。洋服のボタン・ホック付けだったら、こんなことございません。 うーーーん、謎が謎を呼び、小さなホックが大きな悩みを生み出していく。私の中のよからぬものが~♪♪♪
2006.06.28
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着物の世界は色彩夢幻。----例えば「お若い方(注)が、地味な色目のお着物をお召しになると、かっこいいわね。 素敵ね。」 と、年配の方にちょっとばかり褒められたりする。 洋服のセンスを持ち合わせたままで、着物と「お付き合い」を始めた私は、クールとか、地味といわれる色目の着物が好き。それが、わたしのセンス。 だから、リップサービスの入ったお世辞かもしれなけれど、そう受け止めてきたし、20代のお嬢さんじゃないのだから、振袖に対しては当然、そしていろいろな色彩が散りばめられた小紋であっても、自分が着るには「こっぱずかしい」ずっとそんな気がしていた。 親切な友人が「ちょっとばかり古くなるけれど、着物の新聞広告だよ。」と5月25日付の日経新聞掲載のCanon プリンターの全面広告をくれた。「わぁ~、キレイ」と思わず声を上げてしまった。華やかな、染め着尺、小紋の世界が繰り広げられている。キャッチコピーの「色彩夢幻」とはよく言ったもの。「あっぱれ」の一言。本物でない、たかだか紙媒体の広告に魅せられてしまうのも、我ながら情けない気がする。けれど、着物の展示会では、手にとって染色と染織の匠の技を見ることがあっても、この写真のアングルのように、俯瞰(ふかん)することはない。だからなお更、畳のキャンバスに繰り広げられた着物の色彩美の世界に驚く。着物協力は「千總(ちそう)」…老舗中の老舗。 ---兎角「地味っこ着物女」の傾向の私。意外なことから改めて、着物の色彩夢幻に、目から鱗が落ちた感じでした。--- (注) 社会的には決して若いとはいえない私でも30代後半の女性は「着物好き平均年齢」を元にすると若年層に分類されるのです。(笑)
2006.06.07
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この春に大学コンソーシアム京都【夏期集中セミナー】京都学園大学講座(社団法人全日本きもの振興会寄附講座)の「きもの学」の受講申込みを出していました。受講希望者多数の場合は書類選考があるとのこと。提出書類には、A4一枚程度の志望理由の作文もあったのです。そろそろ、事務局から受講申込みの結果があるはずだったので、おいおい、まだ9月上旬の決まっていない京都滞在でしょー、単衣の季節に暑ければ「絹紅梅をきちんとキチンと着こなしすれば許されるかしらん」と京都に持っていく(和装伝統文化の聖地じゃない!)つもりで、誂えてしまった私は内心、「京都行きは実現するのかしら」とそわそわ 者だったという。そして今日、「きもの学受講審査結果について」の封書が到着。 わーい、私でも、いっていいのね!? という感じ。 (^^) 2週間に渡る、この講座。さすがに全講座受講のため2週間京都滞在とはいかないので、9月8日からの発展講座を受講予定です。服飾評論家 市田ひろみ先生や人間国宝 北村 武資先生のお話を拝聴できるといった、なのに本当に5000円でよいの? という素晴らしい講座。「とんちゃん(わたしのこと)、きもの学 って知っている?」と情報を教えてくれた、Yお姉さまに感謝。さて、京都。わたしはとっても久しぶり。受講可のお許しがでた今、京都で美味しいものを食べること、京都散策したい場所、など実は「きもの学」の「放課後」のことが気になっている。。。(笑)
2006.06.06
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今日の毎日新聞の朝刊「暮らし豊かに 役立つページ」(いわゆる家庭面)は見開きで浴衣の記事です。 「流行追うのもよいけれど 今年は正統派浴衣」と題し、ワンランク上の正統派浴衣美人の提唱しています。半幅帯の結び方は、文庫結び、片流し、小蝶結びが、コマ割りのイラスト解説。(新聞本紙のみ)初めて浴衣に挑戦する人でも、勘のよい、すっごく器用な人だったら、浴衣の帯結びはこの記事でコトたりちゃうかもしれません。 但し、浴衣(長着)の着付けの説明はありません。 そういった観点では、全くの初心者というより、数度は浴衣を着たことのある方の、「あれ~、どうだったけ?」「文庫結び以外をしてみたいわ」といったお悩みにお役立ちって、ところでしょうか。正統派浴衣の提案は、老舗呉服店「竺仙(ちくせん)」(東京都中央区)の取材記事「紅梅小紋」(絹紅梅)のことものっている!ふふ…ちょっぴり、嬉しい。 なぜって、4月に「黒地に白い椿」の小紋を買って、ただいまお仕立てお誂え中。 なんだか、偶然とはいえ記事の通りの「正統派浴衣美人」になれる気がする(単純!)…そう「病は気から」ならぬ、「着物美人は気から」なのかしら。
2006.05.31
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5月29日の今日は「呉服の日」です。 呉服の日にはバーゲン、セールを開催される呉服屋も多いよう。 確か、何店かの呉服店より案内状が来ていた気が…。でも今日は日中、ぷらぷら外出ままならず。 ふむ、今晩はネットショップで呉服の日に因んだ、バーゲン、セールを開催していないか、要チェック! ってことかなぁ。
2006.05.29
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着物と自分自身に関わる驚愕の事実が判明(露見?)してしまいました。昔はよくいったそうですよね…「機織りが出来なければ、嫁にはいけない(出せない)」と。そう、その日本の古来の婦女子の嗜み、慣習の裏づけがされてしまった!という。大宮のさかえ屋呉服店の「埼玉県無形文化財 本庄紬の機織実演&無料体験会」に、着付け教室プロ科の元クラスメートYさんとお邪魔しました。 彼女はとっても手先が器用、やってみたいというくらい、布フリークです。お店の真ん中に高機がおかれ、埼玉県本庄市にてこの紬を守り続ける、荒川夫妻が。ご主人が、カッタン、コットン、体験者のために準備。 傍らで奥様は絣の素朴で愛らしい反物で、本庄織物の説明をしてくださっています。まず、Yさんが私に先立って念願の体験。 旦那様が手をそえて、マンツーマン。 カッタン、コットン…うっまい! Yさん。そして、傍から(駄洒落じゃないですよ。)それを見学する私。 一抹以上の不安が!だって、両手両足、動きがそれぞれ、最近運動不足・神経切れすぎの私には…あたかもそれは自動車のマニュアル運転のよう! ずっとオートマ車の私、クラッチ・エンジン→発進だってもはやできない!! いや、機織はマニュアル車以上!さて、私の番。 腰掛ける両脚を左右の踏み板(名称不明のペダル)におく右手は、ブラインドの引張る紐みたいな紐を握る(紐を下に引くと糸が着尺の幅をスーッと入る)左手は引く(模様を打ち出すためにトントンとする板)にそえる左足踏み→紐を引く→紐を瞬間ぱっと緩める→左手板を前に引く右足踏み→紐を引く(以下同じの動作繰り返しなのですが(記憶に間違えがなれれば!)、テンポよく・・・いかないのです、これが! 頭で分かるものではなく、体で覚えるもの。 お話しによると一人前になるには5年は要するとのこと。カッタン、コットンといかず、ガッタン、シューゥルル(情けなく糸が移動する音)、ワンテンポ遅れで、左手トントン、ガッタン。。。キャー(と途中であせりの悲鳴)。この繰り返し。 たった五分間でも腰がいたい!「機織りが出来なければ、嫁にはいけない」昔に生まれなくってよかった!!調子じゃ、何年かかっても、反物一つ織れないでしょう…わたし。でも、これってやっぱり…。そして、なぜか微妙にこの言葉の真意が女心にも、走り梅雨の「涙の雨」降らせたかも…。
2006.05.28
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新聞広げて、なにやってるのやら? 旅行用キャスターバッグ 兼 着物・和装バッグ探し。 ネットでチェックしている、キャスターバッグのサイズが着物・和装バッグに適しているか、調査中なのです。 ネット通販でお買物すると時って、物差しやメジャーで、大きさ、幅や深さを空間でとってみても、なんだか実態が分からない、と思いません? だから、新聞紙で大きさをシュミレーションしているのです。基本は着物にシワがよらぬような大きさ。本当の和装バックなら、「着物を畳紙にしまう寸前の大きさ」にて広げてしまえるけれど。 キャスターバッグに入れて運ぶなら・・・。 風呂敷で包んで収納するのか、畳紙のまま、収納するのか。 「畳紙を折って」の収納しかできないなら、小さすぎ・・・と判断して写真上の大きさは却下。 仕立てをしていない、長襦袢地が手元にある。 なんとなく、ウコン風呂敷に包んでみる。反物の幅とキャスターバッグの幅を比べてみる。 ふむ、この(写真下の)大きさのキャスターバッグの幅は反物が入るのね・・・。「え、なんで?」 「なにやってるの?」 「反物運んで、行商でもする気になったの?」 ハイ、しません。 なんとなく、色々試してみたかったの・・・着物のこととなったら。
2006.03.14
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しばらくブログ「恋する着物生活日記」を綴っていなかったこと・・・一部の方から「どうしちゃったの?」「元気にしているの」、極め付きは「着物、嫌いになっちゃったの?!」とまで、とってもご心配かけちゃいました。 ゴメンナサイ。 相変わらず「きものへの恋心」は続いてます。 明日も着物でお出かけです。さて、今年のサクラの開花。 2月から「お花見着物の傾向と対策」を練って、うーん、サクラ~ サクラ~ と春を悶々と待ちわびてました。 そして先月、「お花見に着る」という明らかな名目で、お買物しちゃいました。 Uママのお店のセールでお出会いのあった塩沢紬です。明日は、Uママのお店に支払いの手続きに行きます。 え、ローン組んだの! って? ローンは組んでません。 問屋とお店の不都合…その塩沢紬サンには一目惚れして買ったのですが、ちょっと彼(彼女)には欠点が○○が! という私には好ましくない事態が仕立て屋さんで発覚 (T_T) こんなことって~。思わせぶりのように書いていますが、まずはその塩沢紬サンには「実家(問屋)に出戻って頂き」といろいろあった先月。 「人生いろいろ、着物もいろいろ」です。
2006.03.11
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先程、お正月に着る長襦袢に半衿付けを終えました。 ゆく年、くる年。 着物というものと本格的なお付き合いは、来年の1月を迎えると、まる2年が満ちたことになります。 着物たち、そして着物にかかわりお付き合いしてくださった方、ご縁のあった方々に、ありがとう、という気持ちで針をおきました。皆さん、良いお年を。 そして来年もお付き合いの程を、よろしくお願いします。
2005.12.31
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「洗い張り」から戻ってきた、母のお下がりウール着物の行く末。 羽織にするのは「羽裏」が必要。 この秋、知り合いになった呉服屋の社長さんに相談をしてみました。問屋にコンタクトをとって、数点取り寄せてくださるとのこと、仕立て代も割引にしていただけるとのこと \(^o^)/ やったぁ~、なのですが・・・肝心の羽裏の「素材」選び、「母曰くウール、ちょっと銘仙チック?の小紋」と伝えると「正絹の羽裏でいくのかなぁ」と社長さんのコメント。 ウール着物の羽織の仕立て直しの受注はあまりお得意でない様子。問屋さん数社に訊いてくださいました。「正絹」を薦めるところもあれば、「お客さんによっては、ウールぐらいの着物なら、ポリエステルの長襦袢を羽裏にする人もいる」とのこと。わたし・・・「???」これを聞いて、改めて「胴裏と羽裏の違いってなんだっけ?」結局、社長さんの見解を伺い、正絹の羽裏を取り寄せてもらうことに。さてさて、わたしが使いたい柄に出会えるのかしら。ネットショップの仙臺屋さんをチェックしたけれど、今のところ欲しいものは出品されていなかったし・・・。「着物には”答え”がない」 これが今日の学習でした。
2005.12.14
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今日あたり、日曜日の着付け教室プロ科の留袖試験の結果、郵送届くと思ってたのに。合格!の自信のほど、ってわけではなく、(なにせ、80人受験して、4人ぐらいしか合格者がでないことも、と講師が)「追試」の心づもりとして、なのです。
2005.10.19
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10月8日の日記を読んだ方、呆れないで下さい。 (^^ゞ今日は朝から「着る物屋」さんへ。 創業29周年のセールの初日です。 目的は先日の帯板(他店舗で1050円、後、着る物屋さんで380円だったと判明)の「リベンジお買物」。目指せ、正絹長襦袢2900円(定価16800円)!なんとなーく、普段でも気軽に使える正絹長襦袢が欲しかったです。 本当は色物が良かったけれど、好みの色がなかったので、「とりあえず」白・地紋に蝶と小花、手毬のものを購入(写真・背後)。 これだけ、もう満足な単純ちゃんですが、店内で9290円の紬を発見。 笹野紬…初めて聞く紬の産地 うーむ、定価は38000円。 まだ持っていない縞の紬だし、まあ、お家着用に「とりあえず」買っておく。 正絹胴裏も買っておこう…2900円なり。八掛も必要だけど、品揃えがわたしにはイマイチ。 ふむ、仕立てる時に、考えましょう。後は、「とりあえず」足袋など小物を買って、退散!セールをいいことに「とりあえず」の、ストレス発散のような買物三昧。 これでホントに、いいのかしらん。 こういうことって買物上手、それとも、やっぱり・・・???
2005.10.14
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いきなり、関西弁(?)で気合を入れてみる。着る物屋さんから「創業29周年」のセールの案内。正絹長襦袢 16800円が 2900円(30反限定)!正絹半衿 290円、足袋 190円、29にちなんだ数字の額でその他もろもろ、す、すごい。わたしの目指すもの、正絹長襦袢!ガンバロウ~。あ、着る物屋さんの回し者ではないです。くれぐれも。
2005.10.13
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えっ、本当に届いた! 「銀座 きしや」の展示会のご案内です。 どうして驚いているかというと…今年の夏、東京湾花火大会の日。 わたしは朝っぱらから銀座をうろついていた…。 それも浴衣で! 昼前に友人とランチのアポ、その後、「きものde銀座」の友達に会って、夕方からは別の友人たちと花火鑑賞。 「朝が遅い銀座」、人通りの少ない場所を浴衣でうろうろは、ちょっと恥ずかしかったけど、しょうがない…。最初のアポの前、初めて「銀座 きしや」の前を通りかかりました。 あ、ここなののね。 ふ~ん、ふ~ん、ふ~ん、 どんな感じ? 入ってみたいな。 でもわたしは「一見さん それも朝っぱらから浴衣の怪しいオンナ」。 でも「銀座きしや」にとってもとっても興味津々。 そうこのお店、銀座の三大老舗呉服店といわれ(るらしい)、美智子皇后陛下御用達のお店。 はんなりとした、やわらかい色目の、きしや独自の染めの着物は「きしや好み」といわれると、聞いたことがあったのです。 そう、敷居高いお店なのです。ミーハーの私。人が少ない銀座の朝をいいことに、写真撮影を決行。店先離れたところで、「友達に見せてあげよう」と、携帯カメラでカシャ! すると、路上で黒いスーツ姿の中年男性が、わたしをみて微笑んでいる! もっ、もしかしてわたし、田舎者、丸出しでしょーか? 近づく男性、「よかったらお店に入りませんか。」 な、なんと「きしや」の店員さんだった。とっても紳士な店員さん。 こっぱずかしい…写真の理由と、お店を拝見したかった理由を告白。 きっと私がその日一番のお客さん。 私でもお買物できそうな (多分、レベルに合わせて下さったのでしょう (^^ゞ )「きしや好み」に染められた、お上品な色目の小紋など拝見。 淡く、優しい、素敵な品々。 ココロが「ほわん」となる感じ。15分ぐらい、お話しを伺い、見学して、そして大胆にも申し出てみた。「あ、あの、展示会のご案内をいただけますか?」「よろしいですよ。」と店員さんは名刺を下さる。「お客様カード」ではなく「芳名帳」のような台帳に一通り記し一礼をして店をでる。 ホッ。 貴重な体験にるんるん。---さて、すっかり秋。 他の呉服店からは秋の展示会のご案内がチラホラ届き始める。 でもきしやさんからは…。 内心「うーん、きしやさんからは、来ないのかな、やっぱり。 一見さんだし、怪しい浴衣オンナだったし。」 と思っていた矢先、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ツ!! 老舗は「人を裏切らない」。 まずはこんなところから、実感デス。
2005.10.09
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10月7日の毎日新聞の夕刊。 「銀座もとじ」でせっせ、せっせと繭を作っているんですって! 久米島紬が国の重要無形文化財に指定されて一周年になるのを記念しての養蚕イベント(こんな言葉あり?)とのこと。 7日より先着50名に繭が配られるとのこと。お蚕(おかいこ)様…今まで彼女ら(彼ら?)の命の結晶、正絹・シルク製品でしかお目にかかったことのないわたし。 今度銀座へいったら、せっせ、せっせとお仕事中の姿を見てみよう…。 それにしても、繭玉はゆでるんですよね? グツグツと。 ひゃー、って感じですが、美しいものと残酷さは紙一重、「バラにとげ」「皺とりのボトックス(ポツリヌス菌)注射」仕方ないもの?
2005.10.07
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文化学園服飾美術館って、ご存知ですか? 西新宿にあります。 今日はこちらの招待券を頂いていたので、明日(10月6日)が最終日の世界の絞りの展覧会へ。技法の説明、日本の着物は勿論、アフリカや、インドの絞りでできた衣裳まで。 小さな絞りから、巨大な絞りまで。 絞りの万博博覧会かしら。絞りファンにはたまらない、小さく「しぼしぼ」たち…思わず触りたくなっちゃう! おっと、マナー違反です・・・。
2005.10.05
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9月7日に銀座もとじ 悉皆に「丸洗い・汗抜き」に出した有松絞りの浴衣。 昨日、引取りに行き、「あら、ご丁寧!」のビックリです。 持ち帰りは手提げ袋でしたが、たとう紙の上からウコン風呂敷で包まれていました。 その段階で、ちょっと「ウレシイ」と思ったわたし。ウコン風呂敷は、自分でわざわざ購入するもの面倒だと感じませんか? 例えば、昨年「着付け教室 プロ技術科」の初回授業で各人一枚買うことになった時。 内心「予め、言ってくれれば持ってきたのに」と思ったわたし(と他数名)。 わたしの感覚だと「ウコン風呂敷=お刺身のツマ」のような…。 そして、今日、たとう紙を開けてまたビックリ。「まあ、浴衣がきもの枕に寝そべっている」では!きもの枕…金箔・銀箔、金糸、銀糸をたくさん使った着物や帯、保管の際に折り目を付けたくないようなもの、に使う綿の入った「あれ」です、「あの棒」。 母の魔窟桐ダンスのモノの中には、きもの枕に「はべっている」物もあるのですが、わたしの「きものワードローブ」というと…。 わたしにとってお気に入りの浴衣とはいえ、やっぱり世間体でいうと「浴衣はユカタ」。 なのにこうやって丁重に扱われ、持ち主の親ごころとしては「お前も出世したのう~。」という感じ!? こういうのを銀座の粋なハカライというのでしょうか。そして何より「丸洗い・汗抜き」後の浴衣というと、キレイ、さっぱり! 安心して「また来年までおやすみなさい」と送り(しまい)出せます。因みに肝心のお値段は? ふふ、ご興味のある方、メールください…直接、お答えしますわ(笑)(*悉皆はケースバイケースだし、ブログに公表後、価格変更・誤解があるとイケナイので)
2005.09.29
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今日の我が家の訪問者。 秋の着物仕度もきになって、「トンボの帯留め」なんか挑戦してみようかな、なんて思う…。
2005.09.18
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いつもお世話になっているとはいえ…わたしって「義理堅い」と思う。 数日前、呉服店のUママから電話がかかってきて、泣きつかれた。「今度の展示会、お願い! いらして頂戴。 人が集まらなくてね・・・上から直々に、ご来場のアポ8人取りなさい、って言われたの…。 でも、まだ、3人しか約束取り付けてなくて。」 Uママの懇願。ご案内状は郵送でもらいながらも、近頃いろいろと他店からもご案内をもらうので、さして気にも留めずいた銀座での展示会。 わたしは答えた。「えぇ~、じゃあ、見るだけですよ・・・。 お食事、要らないですからね!!」今日は父の入院日だったのです。 昨晩は実家に泊まり、迎えの車に乗り込む父と母を見送りつつ、「どよ~ん」とした気持ちの朝。 「毎度の父の入院とはいえ・・・台風の影響でお天気も悪いし。 展示会、サボリたい!」 。が、しかし、マンションに戻りと留守電の録音 「いらしてね~。」濡れてもいい格好で外出。 待ち受けていたUママ。 嬉しそう。 会場のホワイエでブラッドオレンジジュースを頂く。 内覧。 織で刺繍で変わった技法の赤いラブリーな帯があり「いいな」と思ったけれど、予算外。 そう、今日は「見るだけ」。 奥にどんどん進むと、ますます(?)すごいものが登場。 綺麗なつづれっぽい帯。 久振りの展示会に、ゼロの桁の見方を忘れていたわたし。 80万だと思ったら、800万円だった! 「Uママ・・・、これ、トヨタの高級車レクサスが買える値段だね・・・」(実は、それよりも高かった!)先日「富裕層を狙った車」ということで、日経ビジネスサテライト他、さんざ取り上げられてたっけ・・・。 昨年まで輸入車の会社で働いていたわたしは、ついつい、車の販売価格にたとえてしまう。 玉那覇有公の紅型小紋は「フェラーリ1台と、中古のポルシェ1台」とか。 でも、Uママにはレクサスがピンとこなかった感じ。この雨の中、これだけのために外出。 母にはさすがに言えなかった。 今いる場所は訊かれなかったけど、母から「帰ってきて~」コール。 そそくさと会場を後に。 内緒で行った展示会。 隠しごとって程でもないけど、ちょっと後ろめたさ。 よく呉服屋さんは「旦那さんに、内緒で信販を組んでお買い上げになったら…」とか、奥さまで「旦那に内緒で買っちゃった!」と言うけれど。 意外と小心者のわたし。 隠し事はできないかも。 もし、わたしが夫で妻が内緒で高級車一台分の着物を買っていたら! もし、あなたがそういう妻をもった旦那さんだったら・・・どうします?(笑) これで展示会でお買い物をしていたとすれば(予算が無いから、ありえない!)、「泣き落とされた」とでもいうのかしらん、など、今日はいろいろ物思いにふけりながら、家路につきました。
2005.09.05
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完成! 日曜日のワイン会に、着物風に着る作戦。 半幅帯を、銀座結び風、プラス、帯留め…練習せねば。
2005.07.22
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着付け教室プロ科の授業中でも「立派な着物」と講師も興味津々、驚嘆のコメント。 でも、美しい着物、美人女優陣、なのに、醜い人間の性と業(ごう)。 初回は見たけれど、なんか、ドラマとはいえ、ヘビー…。 美しいものだけみていたいわ・・・と、ぶりっ子なわたし。
2005.07.21
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早坂伊織さんの「男、はじめて和服を着る」をちょっとパクってみました。 今日の着付け教室プロ科の授業は「女袴」でした。 (^o^)丿 わたしにとって、まさしく「はじめての袴」。 かれこれ、十ウン年前(書くのもコワイ、月日の流れ)の出来事、大学の卒業式のこと。 今でこそ、春の卒業式の風物詩のようになった、女子大生の袴姿。 当時のわたしもそのいでたちでセレモニーに出席したかった。 が、しかし、わたしの大学はカソリックの女子大。 慎ましやかな生活を送る担任のマ・スール(フランス語「修道女」)は卒業式を前に、厳かに告げた。 「皆さん、卒業式の服装は華美にならないようにしてください。 袴などは準備することはなく、お持ちの礼服で来て下さい。」と…。 ガーン! ハイカラさん姿に憧れてたのに…。 式当日、ものの見事に、みな礼服。 たった一名だけ、勇気のある、いや自分を貫いて袴姿で臨んだ国文科の卒業生がいたけれど。 目立っていたなぁ~。という、悲しいというか、不完全燃焼のわたしの卒業式の思い出。 そして、今日、はじめて「袴姿」が実現したのです! うぅ、嬉しい。 もう、見た目は20代のピチピチ感はないけれど。 正直、今日ほど、着付け教室に通って、良かった!と思った日はなかった。 着付けの方法そのものも、今までの中では一番簡単だったし、とにかく、楽しかった2時間。 クラスメートと写真の取りっこら。 で、わたくし、こんな感じ。 あ、後ろ姿でごめんなさい~。なんだか、失われた年月を取り戻したような、新鮮な体験でした。
2005.07.19
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にわかに「絞り」の研究家となったわたし。(←ずうずうしい) 5/12のブログで記した、呉服屋さんで、わたしの着物生活の相談役おぐパパさんのお家で拝見した、「疋田絞りの着物」。お亡くなりになったお客様からの遺言で、着物を引き取ることになったとのこと。 とにかく、目くるめく、魅惑の美しい着物と帯たちを拝見した一日。 特にわたしが気に入ったのは(注: 気に入ったといっても、頂けるわけでは当然、なく)、この疋田絞り。 荻窪の方っていっていたかな・・・、都内在住のとっても高齢のお婆さん職人さんが手がけたそうで、よく見ると、小菊の地紋が入っているんです。 とっても着道楽だった方だそう。 色彩が鮮やかで、羽織ってみると、心が軽やかになる一枚でした。
2005.07.15
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皆さま、こんばんは。一週間ご無沙汰してしまいました。個人的に消息伺いメール下さった方々、心配おかけしました。ちゃんと生きています。ごめんなさい&ありがとう!きものせいかつ?ネタ切れもなく送っているのですが、あー、投稿のタイミングや、今夜はネットの接続が悪く、携帯からブログです。さて、今日、買ってしまいました、浴衣です。有松絞り、これを着物風に、半襟、帯揚げプラスして着こなし大作戦を企んでます。お店では、石田先生とお話も出来ました。センスのよい品揃えのお店です。
2005.07.12
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今日は、激安の呉服屋さんにて、伊達締め2本、帯枕1つ、プラスチック衿芯2本入り、メッシュ前板など、お買物。以前から、うだうだ悩んでいた、お家での留袖着付けの練習用の伊達締め。わたしの不思議な同居人・着付けマネキンの「可憐ちゃん」用です。 ネットショップの仙臺屋さんの共同購入・博多織帯締めに参加したかったけど、タイミング悪く、締め切り。 ネットでいろいろ検索したけど、どれもイマイチ。(という、こだわりが、イカン!なのに)今日は時間があったので、着付け教室のクラスメートが教えてくれたお店へ、ゴー。さいたま市の郊外(国立埼玉大学の近く)にある、なんだか、理由はわからないけど、それ相応のものが割引で、小物類にいたっては激安の、その名も「着る物屋」さん。 よく呉服店にありがちな、入店そうそう、販売員が密着!みないなことも全くないのです。 浴衣シーズンで、結構込でたけれど、マイペースでお買物。「着付けのお客さんが、必ずしもイイ伊達締めを持ってくる訳ではない」、「いろんなタイプの伊達締めになれておいた方がよい」というアドバイスを思い出し、それに「博多織」の伊達締めの色がイマイチだったので、not 博多織、で790円、ちょい渋め系、をチョイス。 一応、自分でも使ってもいいかな、って感じのモノ。帯枕は、あえて「礼装・慶事用」を選んでみた。 なぜかというと、普通の枕はもっているから、同じ様なのを2つ持っていてもしょうがないかな、と。 595円也。 とりあえず、これで、お家で留袖着付けの練習です。
2005.07.03
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今日の外出…イタリア語でお世話になった、キリスト教宣教師・Gの元へ。 引越しをするとのこと、お別れ会。着物のお出かけを思案…手土産で作ったチーズケーキ・結構巨大&重たし。 運ぶの困難で、パンツルックを選択。 しかたなく。電車の中で…不祝儀ルックのおばあ様・おじい様と遭遇。 席を譲る。 ひとりは着物。 ベージュの絽、流水文様、菖蒲のとび柄に、喪服の黒帯び。 雰囲気からして、法事?Gとの近況報告…着付け教室に通っていると報告。スイスでの巡礼の旅のビデオをみる。スイス人と日本人女性の結婚式の話を聞く。12:00から式なのに、30分経っても開始しないので、参列者は花嫁がいなくなちゃったのかと、騒然と。花嫁衣裳は実はキモノで、なかなか上手く着れなくって、遅刻してしまったと。笑い話、でも、ありがち、そして、めでたし、めでたし。通販生活の着物用桐ケース…最新号・実家で発見。ベッド下専用・森崎工芸 幅48 X 奥96 X 高さ13気になる、気になる。
2005.07.02
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呉服屋さんUママから電話。 わたしがなかなか、仕立て上がった「雨ゴート」を引取りに来店しないので、宅配便で送ってくれるという。 前回の電話で「15、16日一泊2日でとお客様と山形のサクランボツアー」と言っていたので、どうだったか、質問。 勿論、食いしん坊のわたしは「サクランボ」のこと。 数日前、山形のサクランボ農家が雹の被害を受けた記事を読んでいて、その時、Uママを思い出したから。美味のサクランボを満喫したとのこと。 で、なんで、山形だったのだろう…、そこでまた、質問…「山形には有名な着物の産地があるの?」答えは「紅花染」。 優しいUママは「紅花染のポーチをお土産に買ったから、雨ゴートと同梱するわね。」と。 本当に、変な意味での呉服店特有のイヤラシさ(押し付けとか)がない人なんです。 だから、ついついママと呼んでしまう。 「産地別 すぐわかる染め・織りの見わけ方」(東京美術)によると「古代から紫とともに珍重されてきた紅色」「江戸時代には米の百倍の値で取り引き」。 フムフム、高価ってことね。 紅花というと「食用油」しかイメージがわかなかったわたし。 やっぱり、(紅)色気より、食い気かも。 本でみる紅花染の色もサクランボの色もよく似ているのは、偶然の一致??
2005.06.18
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ご覧になりました? 神田うのちゃんの着物コレクション。 今年の冬、トーク番組で和装も手がけると言っていたので、興味津々だったです。 6/14 にコレクション発表だったのです。テレビではハート柄の着物も。 ラブリー。
2005.06.15
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「日本を甦らせる智慧―和装教育こそ日本の未来を開…和装(きもの)教育こそ日本の未来を開く」 おおっ、すごいタイトルの本!今日、久しぶりに本屋へ行き、何気なく着物の本のコーナーにいったら、装道創始者 山中典士学長の、この本が。 6/9新刊ほやほや。 買ってみました。 着物と何らかの形で携わっている人なら、ご存知の「装道」です。 ネットで着物や和装で検索したこのとのある方なら、関連団体の「社団法人全日本きものコンサルタント協会」のページを一度は目にするのでは。 着物歴の浅いわたし、日本的なことを遠回りして(逃げてきたともいう)身、今のところ着物生活上「装道礼法きもの学院」さまと、まだ何も関わりがないのだけれど、ネットではよく見るので、すごーく、すごーく気になっていたのです。 特に山中典士先生のコト。 それに、着付け・着物業界って、いろいろな諸団体や組織があるし、それらによって取得できる資格や名称がまちまちだったり。 因みに「社団法人全日本きものコンサルタント協会」で取れる資格は「きものコンサルタント」といいます。 「社団法人全日本きものコンサルタント協会」が創設されて40年とのこと。 この本を読めば、和装や着物業界の変遷など、わかるのかしら、と。本の装丁、帯のコピーからすごいので、この本は「もしかして着物で和室で正座をして読む本??」思ってマス。 が、和室には、着付けマネキンの可憐ちゃんが、練習ダメダメのわたしの手による、振袖姿に中途半端に、やりっぱなしの「ふくら雀」の帯結びで、突っ立ている…。 忙しいとぼやいているぐらいだし、この本を開くのは、もうちょっと先のことことでしょう…。 きっと。
2005.06.13
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今日、呉服屋さんUママから電話あり「雨ゴート、仕立てあがりましたよ。」と。 思っていたより早い仕上り。 「仕立て屋さんに、いそがせたのよ。」と泣かせることを言ってくれました。 ありがとう、Uママ。 雨の日には、勇気を振り絞って「着物でお出かけ」しなくっちゃ。 雨ゴートの威力(?)を本領発揮させんがために!?なんだかこれって、ひと月ぐらい前にやっていた、イトーヨーカ堂の「I LOVE 生活のコマーシャル」川原亜矢子と愛犬ソレイユの「雨の日のお散歩・初おろしのお揃いのレインコート」みたい…。 これでこの梅雨、思いっきり「空梅雨」だったら、雨ゴートの早々の出番もなくって、笑っちゃうかも。
2005.06.12
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今日の土砂降りの雷雨。 梅雨入りはもうすぐ? 気にかかること、梅雨を前にして、雨ゴートの仕立て。 一体いつ上がるのだろう。 先週、着尺を選んだのだけど。 やりがち、ありがちなこと、着物の季節にピッタシに、着物仕度ができないこと。 また次の季節、時期に着ればよいのでしょうが、このタイミングはいつも微妙。
2005.06.04
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先週からの呉服屋さんUママからの数度の電話。 ホテルでの展示会のお誘いである・・・。 基本的に、わたしが「ママ」と慕っているくらいの人。 着物道、四半世紀。 とっても親切だし、わたしのダメダメ着付けを指導してくれる時は、着物への愛情あまっての厳しさ、わたしがアホな質問しても、王道の知識を出し惜しみなく、教えてくれる寛容さ。 いわゆる「イヤな、しつこい着物販売員」ではないのです。でも、今週末の展示会、よっぽど「ご来場ご予約」のお客様がいなかったのか、「お願い~、どう、どう。」といつになく (やっぱり、業界柄?!)しつこかった・・・。 いや、ママの名誉のために「粘られた」としておこう。用事があるので、断ったけれど、いつも「お金ないから、買うわけでもないのに、”さくら”でも、"ご招待・お食事の食い逃げ”でも、いいかしらん。」と思ってしまう。 主催者側、問屋さん、職人さんたちの「手前」があるのか。 展示会を覗いて見る度に、勉強させてもらえること、ウキウキ気分もあるけど、疑問や不満がたくさん。 「実録 呉服展示会めぐり」が十分書けるほど、ネタもたまってきた・・・なんて。 それにしても、今回は「お車券」ないけど、「ウェルカム プレゼント券」も入っていた。 なんだったんだろう。 どうせ、イケテナイ和装小物かな? なんだかんだいって、わたしも好奇心尽きない。 しめの一言は「お食事も、プレゼントも、お車券も要らないから、経費抑えて、着物のお値段下げて。」としておこう。
2005.06.03
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今週号の「週刊文春」の巻末には「生誕百周年 女優で綴る成瀬巳喜男の世界」という、映画監督、成瀬巳喜男の映画作品のワンシーンのグラビアが載っています。 日本映画に疎いわたし。 それでも目にする姿は、高峰秀子や山田五十鈴、原節子など、知らない名前はない往年の大女優ばかり。 スクリーンに留まった若いころの彼女たちの美しさ、製作は1930年代から1950年代のもの、昭和の初期から戦後間もないころの時代。ページを進める。 昭和の着物姿の数々。 矢絣や縞など、銘仙やお召しが、いい味のレトロな雰囲気をいっぱい醸し出しています。 夢二のイラストの世界とはまた違った、息遣いの聞こえるリアリティーのある着こなし。 男性も当たり前に着物を着ていた時代の映像。 映画の作り物の空間、セットとはいえ、生活に着物が合った時代の光景を垣間見れる、なかなか味のあるグラビア特集です。
2005.06.02
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「おばあちゃんの単衣の着物」(4/30)が好評です。 着付け教室のクラスメートにも、茶道のお稽古仲間にも、遊びに来てくれた着物友達にも。グレーに白の文様、涼しげで、軽い感じがよろしいと。 素材を触った方は「シャリ感があるのね。」って。褒めてくださった方々、ありがとう~。でも、織物の種類を問われても、答えられなかったわたし。 なにせ、経緯がいきさつですから。「仕立て」を呉服屋さんのUママに頼んだときも、尋ねてみたけれど、さすがのUママも「織り」や「産地」までは判別しかねていた。 「一体なんなんだろ~。」と思うばかり。着付け教室プロ技術科のK先生にも尋ねてみたら、先生は首をかしげながらも「アカシチヂミかもしれないわね・・・」 - 「アカシ」って兵庫県の明石市?- なんか「アカシチヂミ」ってイントネーションによっては、食べ物に聞こえるぞ。 「アカシ→明石焼き」 「チヂミ→韓国風お好み焼き」ちがうってばー、チヂミは「小千谷縮」などの「縮」だろーが・・・と、ボケるわたし。後者は当然、間違えだけど、前者の「アカシ@兵庫県」も間違っていました。「明石縮」とは新潟県十日町の織物。「かもしれないわ・・・」っていうところは、不確定だけれど、おばあちゃんの「謎の着物」の解明に一歩近づいたのかも。 さすが先生である。 普段、耳にすることもないような織物のこともご存知という、知識の広さ。 そして、こんなボケた生徒に付き合ってくれる忍耐強さも。
2005.05.26
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わたしの20数年来の愛読週刊誌(こんな言葉あるかしら。 それに、この年数を挙げて、わたしは一体何歳に思われちゃうのか。)「週刊文春」を手にする。 今週号には、竹内結子と入籍予定の中村獅童のお母さまへの取材記事が載っています。 「結子さんからは、着物を着こなしているように見せるには、どうしたらいいでしょうかって、相談があって…」云々。 そーよ! 「着物は梨園の妻のユニフォーム!」っといったらちょっとダサ。 (^^ゞ もとい「着物は梨園の妻の衣裳」です。先週の土曜日に行った、呉服屋さんのUママのご案内の展示会。 「花ごろも」というブランド名で三田寛子さんの着物が販売されていました。 「今日は3回、会場にいらしたのよ。 お顔が小さくってね~。」とちょっとミーハーなUママ。 京都出身の彼女の感性、「はんなり」とした染めで、かわいらしい文様の訪問着など。 「梨園の妻」って、いわば「ひとつの職業」。 伝統、しきたり、お付き合い、ちゃんと「跡取り」を生み育て、並大抵の女性じゃないと出来ないこと。 そうそう、当然、お綺麗な女性に越したことなく。 うーん、親も資産家であることに越したことない。 それ相応の高価で美しい着物を着れるってことは、義務であり、特権であり、何よりのご褒美でもあるのでしょう、きっと。
2005.05.19
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あら、偶然! と思いました。 着物で行った香遊会(香道)のブログをここ2日、認めていました。 今日の着付け教室プロ技術科でのこと。 学校の一室に江戸の染織の展示・販売のコーナーが設置されていました。 写真はその展示品で見つけた、源氏香の文様の帯と着物です。 今まで、なんとなく目にしていた、源氏香の文様も、香道を体験した後では、ちょっと見方、感じ方が変ってくるもの。 この帯の文様、リズミカルな配置、源氏香の文様だけど、四角いお家みたく見えて、なんだか可愛らしい。パウル・クレーの絵画のようなリリカルな雰囲気を感じます。
2005.05.17
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節子・クロソフスカ・ド・ローラ著の「見る美 聞く美 思う美―「画家バルテュス」とともに見つけた日本の心」を購入しました。 日本の美と、愛する家族とのヨーロッパでの生活を、芸術家としての観点から綴ったエッセイです。 きもの、いけばな、おもてなしの心、「20世紀最後の巨匠」といわれた夫、バルテュスとのスイスでの生活と別れ。節子が日本の着物好きに支持されていることを、わたしは「着物に恋する」まで知りませんでした。バルテュス好きの友人に画集「バルテュス」をプレゼントしたり、バルテュス・ファミリーと親交がある元同僚からハルミ・クロソフスカのことを聞いきいたりと、わたしの「バルテュスの世界」へのアプローチは美術でした。 たおやかな女性が語る「美の世界」。 何がどう語られているのかとても楽しみです。ゴールデンウィークの後半は、この本を読んで過ごします。
2005.05.05
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振袖姿の若い女性がインタビューを受けています。晴れ着を着て、とっても嬉しそうな笑顔に、復興へ向けての希望のコメント。 どうやら中越地震の被害にあった十日町での出来事のよう。 これは、昨晩のNHKニュースの映像。 わたしは途中から見たので「被災して数ヶ月の年明けでは、人も町も苦境に立たされていてから、ゴールデンウィークに「成人式」をやったのかしら・・・」と勝手に想像してみました。ところで、ブログについて。 ブログで日記を始めて、1ヶ月。 昨晩は「ブログって、情報の即時性に長けていて便利! 」ってあらためて思った次第。 なぜって、NHKニュースでわたしが分からなかったこと、欠けていた情報を補完してくれたのですから。とあるブログを見ていたわたし。そのブログの「新着記事一覧」ではユーザーの「書きたてホヤホヤの記事」のタイトルが表示されます。 昨晩は「きものまつり」というタイトルに目がとまりました。 何だろ? と思いつつ、クリックしてみると「十日町 きものまつり」の記事! なるほど、わたしが見た映像の一部はその模様だったのね。 新潟県十日町市は 京都と並べられる日本の一大着物生産地。 十日町紬、十日町絣、新潟県十日町で生産される織物を総称して「十日町織物」というそう。 30年近く続く、地場産業の織物をPRする恒例行事とのこと。 うーん、みなさん華やかでとっても楽しそう。 やっぱり着物は人を元気にしてくれていますね。 来年のゴールデンウィークに着物友達と行ってみたい、と思っちゃいました。 記事を書いてくれたブロガーさんに感謝。
2005.05.04
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人間国宝 久保田一竹。 室町時代には描かれていたが、いつしか「まぼろしの花」となってしまった「辻が花」を現代に甦らせた着物作家。 衣類の枠から着物を解き放ち、美術工芸品に高めた芸術家。 2003年4月26日、逝去。 享年85歳。着物を始めて1年ちょっと。 久保田一竹の作品は一度だけ手にしたことがある。 いろいろご縁のある、素敵な女将さんが経営する「高級着物 専門通販ショップ きもの人」でのこと。 「こだわりの着物」を品揃えし、「着物で人を素敵にする」のがモットーの、大らかで明るい女将さんに着物についていろいろ教わっていた頃のこと。 そんな日々のことを思い出しながら、4/27、呉服屋さんのUママのお誘いで「一竹辻が花 遊幻万華」の展示会へ行く。 超高級・超高額着物であるのは知ってのこと、戴いたお食事の「食い逃げ?」に少々胸が痛みながらも、会場に足を踏み入れる。 ちょっぴし緊張のドキドキと、好奇心満々のワクワク。 お客さまは・・・あんまりいない! わたしのような若造も。 「ま、まずい。」 この感覚が分かる貴女は「展示会なるもの」をご存知ですね。^^; そんな心中を察してか、Uママは優しい。「お勉強だとおもってみればいいのよ。」と。黒を基調にした薄暗い場内。 中央には竹林の和の室礼があり、四方を一竹の着物たちが囲んでいる。 幽玄な場内の幻想的なライティング。 豪華絢爛にして慎ましやかさも感じさせる上品な着物たちの表情を照らしだす。 これこそ「遊幻万華」の世界。 沢山の美しい着物たち。 上品な光沢放つを金糸・銀糸を使った織物に、はんなり上品な地色。 そこに絞りの染めの絵羽模様で椿や藤など様々な「花々の語らい」の世界が繰り広げられている。 そしてこれが「辻が花」。 ここでわたしは「辻が花」というものをちゃんと理解していなかったことに気づく。 漠然と「まぼろしの花らしきものがあって、花々が優雅に散りばめられている着物」と思っていた。 この可愛らしくも、不思議な形をした花。 自然界には、この世の中には存在しない。 誰も本物を見たことがない。 架空のお花。 なんだか言い表しようの無い感覚のもと「あ、あった」と小さくつぶやく。一体なんでしょう? 仮絵羽の中にこのお花を見つけたときの、嬉しいような、懐かしいようなこの気持ちは。 この感覚は、例えば夏のアルプスのひろーい雄大な地で、世にも珍しい高山植物を一輪見つけた時のようなもの? それとも、経典を求めて遠く天竺まで苦難の旅路を続けた三蔵法師ように、苦労の末に「やっと見つけた」というようなもの? 「辻が花」を追い求めて生きてきたわけでもないのにわたしであっても? 「一竹」が生み出した時空を越えた、悠久の幻想の世界。 美しいものは、人にその感覚を体感させる。「辻が花」。 きっとこの花は、室町時代の美意識や美学、芸術の中の審美的価値観は勿論、描かれていた頃の人々、誰でもが「幻の世界」に求めた、夢や願い、理想や精神性を表していたのでしょう。
2005.04.29
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知っていますか? 幻の花なんです・・・。
2005.04.28
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呉服屋さん、Uママのお誘い、人間国宝・久保田一竹の展示会に顔出す。 日頃の恩返し、お付き合いとして。 勿論、お食事は頂かないつもり。 今日は朝食、家の都合の外出でブランチを食べ、遅い昼食を銀座で食べる。 この時点で既に三食、な・の・に! ママ「用意しておいたわよ~。」 わたし(゜o゜)。 「要らないですよ、食い逃げになっちゃうから」とあらかじめ言ってたのに。 三、四カン頂く・・・結局、食い逃げの予感。
2005.04.27
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日本橋での、講習会。青山の新進気鋭のヘアアーティスト ARTRUSH のKuniさんが講師です。 わたしはショートヘアだから、何もすることなく、見学のつもりだったのに、KUNIさんが魔法の手でちょこっと面倒かけて下さり、あら、いつもと違うわたしが!優しい女将さんと、親切なショップスタッフSさんに感謝。 着付けのアドバイスも貰い、いざ銀座に。
2005.04.23
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今日は着付け教室の帰りに、クラスメートと呉服とリサイクル着物のお店「さかえ屋」さん(さいたま市大宮区)に行ってきました。 知り合いの、髪飾りと和装小物ネットショップ「手仕事屋さん」のご推薦のお店です。ここ数年の、20-30代の女性をファンとする着物ブームの背景にはリサイクル着物店が一役かっているとは、よく言われること。 着物友達、お稽古友達も上手く利用していて 「これ、リサイクルで買ったの」とか「ネットオークションで落としたの」 よく言っています。 お似合いの着物を羽織っているのをみると「うらやましい」と思うばかり。というものも、わたしは 「大きな(背の高い)オンナ」母のお下がり着物でお端折りを出すのにも一苦労。特に腕が長く、裄幅は一尺七寸五分(69cmぐらい)。これは男性並み。そんなわたしが、昔の小柄な女性が誂えたアンティーク着物やリサイクル着物から、わたしに合うサイズを探すのは至難の業。マイサイズの着物の心地よさには敵わないので、大抵「お誂え」となり、高くつく。もっといろいろ研究して、プレタの着物などに挑戦してしたいのだけれど。我思う「不経済な奴!」クラスメートの0ちゃんは写真の銘仙の着物に名古屋帯を購入。「いいもの、気に入ったものを見つけたら、わたしすぐ決めて買っちゃうの」とは彼女の弁。 納得します。 買物って「出会い」だもの。小洒落た縞の着物をみつけ、羽織ってみる。 サイズが合わず断念。とても親切な店主さんが一生懸命探してくれるが、わたしに合う着物との「めぐり逢い」はなく、「また来ます。」と挨拶をして店を去る。「急なんですけど、結婚することになりました。」とは来店の30分前にあった、かつての同僚(後輩)から携帯メール。男性嫌い(特に「日本の男性は嫌」と公言していた)気味で、2ヶ月前まで彼氏いなかった彼女。「おめでとう」と取り急ぎ返信メールを打ちつつ、「あら、どんな方? 日本人なの? 一体どこで?」いろいろ想像してしまうわたし。結婚も、お出会いも、はたまた買物ひとつとっても、世の中「めぐり逢い」なのよね・・・物憂いの午後を過ごしました。
2005.04.19
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今日はお日柄がいいのでしょうか? 着物姿の方をいつもより多く見かけた気がします。その中で、先ほど目にした「謎の帯結び」。 何かのパーティーの帰りとおぼしき女性、20代後半から30代前半。小紋にしたいた帯の結び方は- 半幅帯?- 一見、立て矢風 - 最大のポイント・・・帯まくらが、帯の中にはいっていない。(隠れていない)- 綸子の礼装用っぽい帯揚げに包まれて、背中ののっかっている初めて見る結び方。 まさかご本人様に訊くのは不躾かと思い、でも、遠巻きにさりげなく観察してしまいました。因みに、その彼女の背後を、結婚披露パーティーに参加したと思われる、振袖姿の女性が通りすぎたのですが、その女性も彼女の後ろ姿を観察していた! 好奇心は尽きません。
2005.04.17
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