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「銀河不動産の超越」 森博嗣 講談社ノベルス 900円気力というものを、私は認識できない。危険を避け、頑張らなくても生きてこられる最適の道を吟味するのが私の人生だったのだ---すべてにおいてエネルギィが足りない青年・高橋が就職した銀河不動産。そこを訪れるのは、奇妙な要望を持ったお客ばかり。彼らに家を紹介するうちに、彼自身が不思議な家に住むことになり・・・・・・?(表紙カバーより)2009年9月、読破。カバーに「森ミステリィ」とありますが、ほとんどミステリ要素のない連作長編です。しかしながら、非常に森博嗣らしい作品で面白かったです。結構、お気に入りです。流されるままに暮らしている主人公ですが、ラストには・・・・・・。その時々で彼は彼なりに真剣に考えていたんですね。しかし、登美子さんは謎のままでした。
2009年09月24日
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「シャトゥーン ヒグマの森」 増田俊也 宝島社文庫 562円マイナス40度も珍しくない極寒の北海道・天塩研究林。そんな土地に立つ小屋に集まった、学者や仲間たち。そこへ雪の中を徘徊する体重350キロ、飢えて凶暴化した手負いの巨大ヒグマ、”シャトゥーン”ギンコが襲いかかる! 次第に破壊される小屋。電話も通じない孤立無援の状況下から抜け出すことは出来るのか!? 第5回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作が待望の文庫化!(表紙カバーより)2009年9月、読破。シャトゥーンとは、冬ごもりに失敗し、食料を求めて雪の中を徘徊するヒグマのことだそうです。大自然の中、ヒグマの攻撃に対して人はあまりにも無力です。ともかくヒグマが強い。圧倒的です。あまりの描写の生々しさに気分が悪くなる人もいるような気がします。映像化されたなら、思わず目を閉じてしまうシーンの連発でしょう。最初から最後までヒグマの恐さを読者に感じさせる『すごい!』作品です。作品の中にも出てくる実際にあったヒグマの事件を載せておきます。
2009年09月19日
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「奈落のエレベーター」 木下半太 幻冬舎文庫 571円やっと抜け出した悪夢のマンションに再び引き戻された三郎。彼の前に、殺意に満ちた少女が立ちはだかる。一方、事情を知らずに車で待つマッキーの元に、男の影が・・・・・・。薬で眠らされたマッキーが目を覚ますと、大切な仲間が惨い姿で転がっていた。自分たちは最初からハメられていた? 『悪夢のエレベーター』のその後。怒濤&衝撃のラスト(表紙カバーより)2009年9月、読破。あの「悪魔のエレベーター」の続編です。しかも「悪魔のエレベーター」のラストから物語が始まる、まさにその後の物語。従って、前作を読んでいないとちょっと面白くないと思います。物語は、三郎、カオル、マッキーとめまぐるしく場面が変わり、しかもちょっと予測がつかない展開です。そして主人公たちが不死身。上甲宣之の「そのケータイはXXで」を思い出しました。間違いなく一気に読んでしまう作品です。
2009年09月14日
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「赤い指」 東野圭吾 講談社文庫 552円少女の遺体が住宅街で発見された。捜査上に浮かんだ平凡な家族。一体どんな悪夢が彼等を狂わせたのか。「この家には、隠されている真実がある。それはこの家の中で、彼等自身の手によって明かされなければならない」。刑事・加賀恭一郎の謎めいた言葉の意味は? 家族のあり方を問う直木賞受賞後第一作。(表紙カバーより)2009年9月、読破。単に、「どうしょうもない最悪の息子」と「息子を甘やかす最悪の妻」と「とんでもないことを考える最悪の夫」の三人の救いようのない物語かと思っていましたが、さすが東野ミステリ、ラストの真相は全く思いもしませんでした。タイトルは意味無く付けている訳じゃないですよね。
2009年09月13日
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「楽隊のうさぎ」 中沢けい 新潮文庫 514円「君、吹奏楽部に入らないか?」「エ、スイソウガク!?」---学校にいる時間をなるべく短くしたい、引っ込み思案の中学生・克久は、入学後、ブラスバンドに入部する。先輩や友人、教師に囲まれ、全国大会を目指す毎日。少年期の多感な時期に、戸惑いながらも音楽に夢中になる克久。やがて大会の日を迎え・・・・・・。忘れてませんか、伸び盛りの輝きを。親と子へエールを送る感動の物語。(表紙カバーより)2009年9月、読破。著者の中沢けいと言えば、学生の時に読んだデビュー作「海を感じる時」を思い出します。あれから30年近く経ちましたが、彼女の作品を読むのは、これが2冊目。でも良い作品に出会えました。第1回新潮文庫「感動大賞」と帯にあるので買った作品なのですが、前半はもうひとつで、「このまま読み流して」 とも思っていたのですが、後半は引き込まれました。ブラスバンドの音を文字で表現することの巧みなこと、ラストは感動しました。自分はカラオケなら大好きです(笑)が、楽器となると、最も縁遠いもののひとつと思うのですが、その自分が充分に楽しむことができました。少しでも吹奏楽を齧ったことのある人は、きっともっと楽しめるんじゃないかなと思います。楽器の音から音楽はこうやって作り出せれていくんだなと、すごく納得させられました。
2009年09月09日
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「NO.6 #5」 あさのあつこ 講談社文庫 476円あきらめてしまうのか? NO.6の治安局員に連行された沙布を救い出すため、矯正施設の内部への潜入に成功した紫苑とネズミだったが、そこには想像を絶することが待ち受けていた。まるで地獄。くじけそうになる紫苑・・・・・・その一方で、沙布には妖しげな魔の手が刻一刻と伸び始める。彼らの未来はいったい。(表紙カバーより)2009年9月、読破。今回も話が進みませんでした。イヌカシが赤ん坊を助ける3章「萌芽するもの」が秀逸です。続きは、また1年後なんでしょうね。
2009年09月04日
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「8月に読んだ本」今月印象に残ったのは、「黄色い目の魚」と「ななつのこ」です。8月の読書メーター読んだ本の数:8冊読んだページ数:1937ページポテト・スープが大好きな猫 (講談社文庫)読了日:08月31日 著者:テリー・ファリッシュ (作)夢の終わりとそのつづき (創元推理文庫)読了日:08月23日 著者:樋口 有介名探偵はどこにいる (講談社ノベルス キG- 14)読了日:08月17日 著者:霧舎 巧北緯四十三度の神話 (文春文庫)読了日:08月14日 著者:浅倉 卓弥ななつのこ (創元推理文庫)読了日:08月13日 著者:加納 朋子あらしのよるに(3) (講談社文庫)読了日:08月07日 著者:きむら ゆういちプリズムの夏読了日:08月06日 著者:関口 尚黄色い目の魚 (新潮文庫)読了日:08月03日 著者:佐藤 多佳子読書メーター
2009年09月03日
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「密室殺人ゲーム2.0」 歌野晶午 講談社ノベルス 1100円<頭狂人><044APD><aXe><ザンギャ君><伴道全教授>。奇妙すぎるニックネームの5人が、日夜チャット上で「とびきりのトリック」を出題しあう推理合戦! ただし、このゲームが特殊なのは各々の参加者がトリックを披露するため、殺人を実行するということ。究極の推理ゲームが行き着く衝撃の結末とは!?(表紙カバーより)2009年9月、読破。前作「密室殺人ゲーム王手飛車取り」の続編です。前作とほぼ同じ設定なので、前作ほどの衝撃は受けませんでしたが、「相当な悪魔」と「密室よ、さらば」は、このゲームの設定がうまく生かされた作品だと思います。純粋に作者が仕掛けたトリックと対決したい方にはおススメの一冊かも。
2009年09月02日
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「ポテト・スープが大好きな猫」 作:テリー・ファリッシュ 絵:バリー・ルート 訳:村上春樹 講談社文庫 500円テキサスの田舎に、おじいさんと雌猫が住んでいました。ねずみも捕らず、のんびり暮らす猫の好物は、おじいさんが作るポテト・スープです。ある朝、なかなか起きない猫を残し、おじいさんが湖に魚釣りに出かけると・・・・・・。気むずかしいけど通じ合える、そんな年取った雌猫の魅力に、あなたも浸ってみませんか。(表紙カバーより)2009年8月、読破。訳者である村上春樹がアメリカの街を散歩していて偶然見つけた絵本だそうです。ストーリーも絵も最高です。おじいさんと雌猫の二人(一人と一匹)の性格とそこから生まれてくるなんとも言えない二人の距離感がいいです。訳者のあとがきもこの絵本を楽しむ上で参考になりました。
2009年09月01日
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