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函館本線、南小樽駅に立ち寄りました。ホーム沿いの大きな桜の木が、満開です。高く伸びた枝先の花々が、駅舎の横では、ちょうど目の高さと同じくらいとなって、花の色、香り、形をうっとりと楽しむことができました。しずかに揺れる枝の間からホームを見下ろすと、ゆったりと歩く人々が見えます。ちょっと右側に視線を移すと、白いペンキに塗られた連絡通路も見えます。ところどころ剥げかけたペンキの様子が、ただの真っ白よりも、よほど素敵です。太陽の歌も、風の口笛も、雨の涙も、みんなみんなよく知っている、そんな素敵な白い壁です。南小樽駅から、歩いて5分くらいのところ、「はち」という名前のカフェでひとやすみ。かなり古い民家と思われる建物の中は、思っていたよりも明るくて、でも黒光りする床やテーブルがしっくりとなじんで、落ち着きます。椅子は、古い小学校にあった先生の椅子にそっくりでした。自家焙煎の珈琲は、豆の量(20g or 25g)、お湯の量(100cc、120cc、150cc、180cc)を選んで、好みの濃さで頂くことができます。20g&180ccでも、ずいぶん濃いのですが、口当たりは良く美味しく飲めます。 小樽には、高校生の時から遊びにきていますが、あの頃うろうろしていた場所は、いつの間にかすっかり観光地の顔になり「以前は仲良しだったけど、今は音信不通」な友達みたいな存在でした。南小樽周辺は、小樽駅からも運河沿いからも少し離れていて、まだまだのんびり、昭和の雰囲気が残っています。好きなものにこだわり続ける、そんな人たちの息づかいを間近に感じて、嬉しくなりました。また少し、小樽を歩き回ってみようかな…という気持ちになりました。
2010.05.13

スプリング・エフェメラル: 春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の草花の総称。「春の儚いもの」「春の短い命」を意味する。直訳をはなれ『春の妖精』と呼ぶこともある。カタクリの花を見に出かけました。まだ若葉の開かない、明るい林の中、次々に花を咲かせる植物たちは、春の喜びにあふれています。うす紫色のカタクリの他にも、美しい青のエゾエンゴサク、純白のキクザキイチゲ、渋い色合いのエンレイソウ… どれも同じように生き生きと嬉しそう。そして、本当にきれい! 丘の中腹にたって、深呼吸をしたら、まるでうす紫色の天国にたどり着いたように夢見心地になりました。明るい黄緑色を背景に、淡い花の色、うす紫、ブルー、白の配色が絶妙です。このまま切り取って、柔らかな薄手の木綿、白いローン生地などに、プリントしたらとても素敵だと思います。お気に入りのワンピースが仕立てられそうです。春の妖精たちに、与えられる時間は限られています。木々が芽吹き、その葉を広げて木陰をつくる前に、大急ぎで光合成をして、栄養を蓄えなければなりません。夏を迎える頃には、葉も茎もすっかり枯れて、地下茎だけが残ります。カタクリの花、発芽してから花が咲くまで、約8年もかかるそうです。かつては、鱗茎より片栗粉を生産し、葉を食用としましたが、現在では殆ど利用されていません。悲しいことに、盗掘も後をたたず、群生地も年々減っているとのこと。自然と仲良くなるために、自然に近づいて、もっと良く知ることは大切。私たち人間も自然の一部、地球という同じお母さんを持つ、きょうだいなのですからね…でも、それが自然にとって迷惑とならないように、よくよく考えなければならないのだなぁと思います。
2010.05.11
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