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「今年ももう終わりですねえ」「だな」「今年も一年、色々あったねえ……」「ていうか、うち昨年の十月辺りから始めて、アイコンとかキャラが追加されたの今年だから、正式始動は2007年って言って構わないんだよな」「そう言えば、最初はフォルトとお前だけで始めて、しばらくしてPKが入ったが、私や麻紀が入ったのは今年になってからだったな」「懐かしいですねえ、あの頃。最初入って来たときは新参者ですから虐められるんじゃないかとビクビクしてたんですよ私」「「「絶対嘘だ」」」「その後すぐ私が入って……なんだ、それほど昔のことではないな。麻紀とは相変わらずだが」「ねえ」ガクガクブルブル(そうでもねえ……いや、変わらないか。仲いいのは)「ま、年越しをこのまま待とうではないか」「待て、お前正月の準備はしたのか? 大掃除とか」「そんなもん一週間以上前に終わったし」「は?」「それお前んとこの話だろ。まあいいさ、こっちはこっちで準備しといたから」「あら、気が利くじゃないですか」「まあな」(……こんなゆったりした時間くつろげるのは、今年が最後かもしれないしな)年が明けたら正式な挨拶をしますので、今はこの辺で
2007.12.31
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「銃勇者?」「そりゃガンブレイブだろ。こっちはグレイブ、訳するとなると『地獄の銃』ってのが正しいんだろうか」「ガンソードの次はそれか?」「いや、某所の便乗ネタだけど」「それにガングレイプは静馬全部観ましたし」「どんなアニメ?」「マフィア物」「え?」「プラスSFガンアクションってとこか。元々ゲームなんだけど、俺第二作の『ガングレイブO.D』から入ったんだよね」「どうしてそんな中途半端から?」「おおかた、ゲーム屋のお試しプレイではまったんだと」「……正解」「で、どうだったんだよ」「ゲームとは明らかに違ったけど面白かったよ」「ただ……俺屍十二ファンだから出なくて残念だった」「別に静馬のためにアニメを作ったわけじゃないですから」
2007.12.30
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「実家に帰っての楽しみの一つですねこれは」「いや、そればっかりじゃないけど」「よく言うよ、ごっそり借りてくるくせに」「この期に見れるものは全部見たいんだろ。で、今んとこ↑ので全部か」「うむ。どれも漢な内容である。ファフナーは後半のアニメだね」「は? なんだそれは」「『蒼弓のファフナー』は前半グダグダで人気ないんだが、後半からの展開が熱すぎるってこっちは人気高いんだよ。だから通称『後半は神アニメ』」「褒めてるんだか貶されてるんだかよくわからない名前ですね」「『GUN×SWORD』は?」「あれは元々神アニメだよ。勇者爺さんたちが男前すぎる」「今度はなんだ?」「ガン×ソードに登場する……ま、これは見てもらったほうが早いだろ」「ま、敵はほとんど変態ですけどね」「んで最後、『VANDREAD』は?」「……一風変わったアニメで」「うん?」「当時としては珍しい性教……」「はあ!?」「……もとい、3Dロボットアニメであごはぁ!」「思わせぶりなことを言うな!」「……別に間違ってもいないがな」「なに?」「『命とは受け継がれるもの』がテーマですから、それぐらいは」(僕にはちょっとわからないけど)「まあ、どれも神アニメである」「……そういうのは、全部見てから言いなさい」「げはぁ!」「そう言えば、どれも完全視聴してないんだよね」「全部見ずに知ったような口を……」「み、見ますよ……」まあ、暇を見ながらだからすぐには見れないけど
2007.12.29
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フォルト「で、ついにアイオワVSローマか」静馬「うん……」PK「あれ、調子悪そうだね静馬」麻紀「静馬に機嫌いいときなんてあるんですか?」PK「麻紀……それはちょっと(汗)」麻紀「いいんですよ、どうせ原因は一人だけってことなんですから」ヘレナ「当たり前だろ、人気ないんだから」静馬「うわあああああん!」PK「……静馬行っちゃった」フォルト「仕方ない、俺たちだけでやるか」ヘレナ「それで、イタリアの大艦機はどんなものなんだ?」フォルト「どんなっつうか……マッチョというかでぶというか、見た目的には70年代のスーパーロボットぽいけど、そんな強そうには見えないな」麻紀「ちなみに現実の戦艦ローマはこんな感じhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E_%28%E6%88%A6%E8%89%A6%29」PK「え、世界初ミサイルにやられた艦なの?」麻紀「ある意味記念的な艦ですね」フォルト「聞いた話だと、設計当時は最新鋭の戦艦だったんだが昼休みを3時間取るイタリアの工場での建造が遅れに遅れて結局ビスマルクに抜かれたらしいぞ。真実かどうかは知らんがな」ヘレナ「……馬鹿か?」PK「でも、第二次大戦頃のイタリアって悪い噂しか聞かないしなあ……」フォルト「ちなみに僚機として『コンテ・ディ・カブールhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%AB_%28%E6%88%A6%E8%89%A6%29』と『カイオ・ジュリオ・チェザーレhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%B4%9A%E6%88%A6%E8%89%A6』がいる。こっちは旧式の改良型だから戦力としてはどうかな。やっぱ勝敗を決めるのはアイオワの出来だ」麻紀「しかし現実のアイオワ同じく弱い機体のわけありませんね。アメリカはその工業力で新世代大艦機を四種類作るそうです。ノースカロライナ級、サウスダコタ級、アイオワ級、そしてモンタナ級です。その中でアイオワは機動性重視だそうで」ヘレナ「機動性重視? 装甲が薄いのか?」PK「そうじゃなくて、機動出力が大きいってこと。すごい高圧缶を使ってるみたい。あ、高圧缶ってのはボイラーのことね、蒸気機関の」ヘレナ「……?」麻紀「まあ、ヘレナにはわからないでしょうから、まあそうなんだと思っておいて下さい。あと、火器標準装備なんだそうで」ヘレナ「火器? 内蔵武器でも積んでいるのか?」フォルト「いや、大艦機に火器を搭載するのは機体にトラブルが増えるからどこの国も中断したそうだ。だから内蔵じゃなくて携帯火器、つまりハンドガン型だな。まあアメリカらしいと言えばらしい」PK「そういえばビスマルクもライフル砲持ってたね、51cmの」麻紀「ずいぶんでかいライフルでしたよねあれは。でもあれはライフル型だからあんな大口径砲が積めたのであって、ハンドガンじゃせいぜい36cmが限界でしょう、威力はそれほど期待できません」PK「……先史じゃ36cmでも陸上兵器としては巨大だけどね」ヘレナ「む、イタリア軍がアイオワと同型艦ウィスコンシンhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%B3_%28%E6%88%A6%E8%89%A6%29を捕捉したぞ。会敵場所はかなり人口密度が低そうだ。ジン達が出撃する必要はないな」麻紀「おお、このアメリカ軍の大艦機乗り男ですね」PK「ええー……?」ヘレナ「なんだと? どういうことだ?」麻紀「それがですね、イタリア軍の大艦機乗りが堂々と名乗りを上げようとしたら一発かましてゴチャゴチャうるさいと言い切って↓」どうせ腹ん中じゃ欧州の平和なんてどうでもいいと思ってんだろ?オレたちゃお互いの 国家エゴでここにいる! 必要なのはここで戦ったってェ実績だ!だったら! さっさと済ませて帰ろうぜ!ヘレナ「な、な、な……」フォルト「まあ、正直な連中ではあるな」麻紀「まあある意味グダグダで戦闘開始。まずカイオ・ジュリオ・チェザーレを357マグナムでぶっ飛ばします」ヘレナ「ちょっと待て! 軽すぎるぞ!」PK「まあ実際電光石火だったからね。357マグナムは36cm砲の強装薬版だけど、さすがに51cmライフルほどの威力はないみたい。だから新型のローマじゃなくて旧式で装甲が薄いカイオ・ジュリオ・チェザーレを狙ったんだろうね、間合いに入る前にもう戦闘不能にしちゃった」フォルト「それだけじゃない、アイオワ二機初弾から一発も外していない。通常大砲ってのは何発も撃って着弾位置を確認して少しずつ調整しながら命中弾を出すもんなんだが、こりゃ有名な三角測量と連動照準採用してるな」ヘレナ「なんだそれは?」フォルト「三角測量はこれhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%A7%92%E6%B8%AC%E9%87%8F#.E4.B8.89.E8.A7.92.E6.B8.AC.E9.87.8Fまあ要するに、アイオワは多数での運用を前提に建造された射撃専用大艦機ということだ」麻紀「おっと、ローマが突撃しました」フォルト「馬鹿、連動してるのわかってないだろ!」ヘレナ「だから、連動とはどういうことだ?」フォルト「それは……」麻紀「おお、アイオワがまったく同じ動きで格闘戦してますよ!」フォルト「まったく同じ動きしているんじゃない、簡単に言えば一つのコントローラーでラジコン二機操ってるようなもんだ。操作系統の一致、これが連動ということ」ヘレナ「なるほど……」PK「あ、イタリアも負けてないよ! コンテ・ディ・カブールがウィスコンシンの利き腕を奪った! これで二機連係しての砲撃はないね!」フォルト「どうかな?」麻紀「あ、僚機と火器交換して反対の腕で撃ってる」PK「ど、どういうこと?」フォルト「人間だったら利き腕とかあるけど、大艦機にそんなもんあるわけないだろ。反対の腕にしようが武器交換しようが問題なんて存在せんよ」ヘレナ「狙い撃ちだなコンテ・ディ・カブール。む、なにか蒸気が噴き出しているぞ」PK「ああ、まずいよバイブに穴開いちゃった! 圧力下がって動力落ちちゃう!」麻紀「ローマもフレーム歪んで腕上がらないし、決まりましたねこれは」ヘレナ「……そうでもないようだが?」麻紀「ああ、コンテ・ディ・カブールがアイオワの足に組み付いた!?」PK「動力落ちちゃって動かせないし、ローマはその隙にカイオ・ジュリオ・チェザーレを引きずって逃げちゃった。いくらアイオワでもこれは追えないよね……」ヘレナ「自ら囮となって仲間を助けたか、立派な奴だ」フォルト「ま、再起不能になるまで破壊されるよりも修理の道を選んだんだから立派な戦術だし、時間稼ぎという当初の目的は果たしてるから戦略的にはイタリアの勝利かもな」麻紀「モスクワでスターリンもまあいいかと思っているようです、ウラル級を修理する時間も稼げたし、これでマジノ線は確実に落とせます」ヘレナ「しかし……前にも話したがどうしてここまでマジノ線攻略という手間がかかることにこだわる?」PK「ってそんなこと言ってる場合じゃないよ、ついに日本への報復艦隊が出撃しちゃった」フォルト「これくらいは日本側も予想してるだろ。どう対処するかな。俺としては、スターリンの放った『ガリレオ計画』が気になるが」麻紀「で、時間を戻して香恋一人旅。山の中、柔道着で熊を相手に戦ってます」PK「いや、戦って無いし。瞬殺」フォルト「んで熊鍋に……これがやりたかったのか香恋」ヘレナ「柔道着なんて持っていくから何かと思ったが、そんなことか」麻紀「野生の草食動物は美味くないって聞きますが、熊はどうなんでしょ?」フォルト「次は四巻、ジンがモスクワに行くのか」PK「ついにスターリンと衝突?(ガクガグブルブル)」
2007.12.28
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「? なんですかいきなり」「まあ、ちょっと色々あってね」「別にいいけどさ、これ対象俺たちってわけじゃないんだろ」「出来れば見ている人に下に書き込んで欲しい」「何考えてるの、静馬……」 一、スーパー系巨大ロボットが日常生活に入り込んだとしたら、どれくらいのでかさだろうか?(例.学校の授業を覗いている) 「……って、また新作か?」「またネタばかり増えて……しょうのない人」「んー……あんまでかいと邪魔なだけだし、かと言って小さすぎるとリアル系っぽくなって迫力減るな。10~20mか?」「ってフォルト全然普通」「それだと大きすぎるような……ま、いいでしょう」「うし、ではもう一つ」 二、その○mの巨大ロボットに告白されたら皆さんどうします?(ちなみに性別は♀) 「は……?」「へ……?」「はい?」「……そりゃまた、“大きな愛”で迎えてくれるんだろうな」「上手いこと言ってるんじゃない! 静馬、座布団を用意するな!」「今度は何静馬!」「いや……パッと思い浮かんで、このネタどうしたものか悩んでるんだよね」「“今世紀最大のラブストーリー”とか言えば流行るかもしれませんね」「静馬くーん、座布団一枚持ってきてー」「かしこまりましたー」「持ってくるんじゃない!(ばきぃ!)」「ぐはぁ!」「やばい、静馬が自分の妄想に毒されている……」「こうなるとしばらく止まんないから、放っておけ」「アホが……」 三、人間体を作るかそのままでGOか?「って隠れてアンケート続けるんじゃない!(ばきぃ!)」「どくほぉ!」アンケート、どしどしご応募ください~(来んのかこんな質問で
2007.12.27
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「ねえ、静馬」「んー?」「買わないの?」「何を?」「……OGS」「……あああああああああああああああああああああああああああっ!!!」「う、うわあっ!?」「……なんだ、本当に忘れてたんですか」「まあ、あいつOGSも全然クリアしてないからな」「アホが……」いや、本当に忘れてたわけじゃなくて、買うかどうか悩んでたらいつの間にか発売日ってのが実際ですがまあ、今は考え中です
2007.12.26
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「静馬ー、今まで何やってたの?」「太田総理の証人喚問見てたに決まってんだろうが。いやあ最高だねあれは。太田総理の演説見るのも楽しいけど、やっぱあれは現職議員の醜い戦い見るのが醍醐味だから」「……ま、楽しめたんだったら別にいいですけど」「そうじゃなくて、今日はクリスマスなのに……」「クリスマス? なにそれおいしいの?」「うっわ言い切ったよ伝説のセリフ」「ま、このサイトが季節感ないのはいつものことですけど」「やかまし。ところで、あいつらのことだけど……」 ←あいつら 「なんか一頓着あったようだが、大丈夫なのか?」「ああ、それは多分――」「ダメだと思いますよ」「え?」「今はまあ放っておいてくれって協定がなされただけで、本質的な問題は何も解決してないかと。フォルトが話す気にならない以上解決も仲違いもないでしょうね」「そ、そうか……」「……静馬」「ん?」「静馬は“知って”るんですか? どうやらPKは全容までは知らないみたいですけど」「……まあ、そこそこは。あいつ弱ってた時期だから、話しやすかったのかもしれないね、俺」「…………」「……そうですか」「あれ、それ以上聞かないの?」「どうせ聞いたって話さないんでしょ? だったら聞いたって意味ないじゃないですか」「……悪い」(……フォルト)ホント、季節感ねえなここはorz
2007.12.25
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「ここがお前の部屋か。しかし、何にもない部屋だな」「無趣味なもんでな。あえて言うなら走るくらいだ。さて、何から話したものか……」「できれば全部話して欲しいところだが、無理だろうから辞めておく」「はは、直球かよ……ま、いつものことだけど。……なあ」「ん?」「どれくらいになるっけ、俺たちの付き合い」「……一年はいってないだろう。確か、今年の四月ほどではなかったか?」「そうそう、もうそんなになるか、早いもんだ。……いや、短いか。短い気がする」「?」「八年前のあいつらは、一年以上付き合ったがそれほど親身とは言えなかった、いや、お互い距離を取ってたんだな、互いに傷だらけだから、近付くと傷がぶつかり合って余計痛くなる――」「仲間……ではなかったのか?」「んなの関係ない、お互い子供過ぎて、弱すぎたんだ。十五で世界を変えられるなんて本気で信じているつもりだった、背伸びした子供――それが俺ら、いいや、俺だったんだよ」「だから、他人のことなんて構ってられなかったんだ。助けようとすれば、自分が壊れてしまう。一定の距離を保ちつつ、心を覗き込もうとせず、それでも離れたら壊れてしまうから――だというのに、お前らときたら」「…………」「やばいのわかってるのにズカズカ入って来やがって、それでも何も考えていないんじゃない、何かあってもそれを受け止める気満々ときたもんだ、正直信じられないぜ」「……いや、そんな覚悟はしていない」「あん?」「受け入れられるとは思っていない、できるわけがない、お前が抱えているもの全て受け止められるほど、私も強くない」「じゃあ、どうして?」「簡単だ。だからと言って無視するのは自分のプライドが許せん。それだけだ」「……クッ」「は?」「くっはっはっはっはっは! はーっはっはっはっはっは!!」「な、何がおかしい!」「はっはっはっはっは、いや悪い悪い、そんなつもりじゃないんだ」「ただ……だからなんだろうなあって思ってさ」「はあ?」「なんでもないさ。さてさて、そこまでカミングアウトされた以上、こちらもカードを出さなきゃ失礼だよな。何か聞いていいぞ」「……そうだな、では一つだけ」「おう」「お前は“何”なんだ?」「……誰とは言わず、何と来たか」「フォルト・シュテッケンなのはわかってるからな」「……お前は正直なんだと思う?」「……一見デタラメで乱暴に思われるが、その実挙動に無駄がなく型どおりな戦い方、剣の扱い。さらにはいつも体中に目があるように気配を張り巡らしている。騎士……戦士……違うな」「兵士、か?」「やはりお前、軍人なのか?」「元だよ、八年前に除隊した。無理矢理な」「それは除隊と呼ばん……」「はは、まあな。で、質問は終わりかよ?」「ああ、それ以上聞いても何も話す気はなさそうだからな」「そうか」「ではもう遅いからこれで。邪魔したな」「いや………………………ヘレナ」「ん?」「………………すまん」「……構わんさ、今はな」
2007.12.24
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「え、何このタイトル?」「ああ、これ昨日のM-1のことですよ。かなり不満な結果だったようで」「不満? 優勝したのが嫌いな相手だったのか?」「というより、全体的に面白くなかったようです。誰が勝ってもなっとくしなかったでしょうね。笑い飯は不発だし常連の麒麟もわりと気に入っているスピードワゴンもアウトだし……客席も盛り上がりませんでしたねえ」「で、でもそれは誰のせいでもないって言うか……芸人さんだって頑張ったんだし」「いや、ね? 俺だって文句言う気はないよ? いくら何言っても結果は結果だし……」「……静馬、ひょっとしてアレに行かなかったの後悔してるんですか?」「えっ!? い、いやそんなことは……!」「例のアレ?」「それって、半年前行ったアレ?」「ええ。今回は色々ゴダゴダしてたから行かなかったそうですけど。代わりじゃないけど楽しみにしてたM-1がこの有様じゃ悲しいぜ畜生ってとこですか」「な、な、な、何を言っているのかね!? わ、わ、わ、私がそんな……!」「……一人称変わってるぞ、お前」 「ところで、フォルトはどうした?」「まだ寝てますよ。あれで疲れたんじゃないですか?」(本当にそうなのか……?)「あの……ヘレナ、これ」「ん? 手紙か?」(あら珍しい、ここのところ避けていたのに自分から行きましたよ)「…………」「そうか、わかった。よろしく伝えておいてくれ」「えっ、あ、うん……」「…………」(やれやれ、やっと解決しそうですね) 「……あいつめ、不器用な奴だ」 『今夜話す。でも、全ては語れないことは最初に言っておく。フォルト・シュッテッケン』 「話すことは話す、でも全て喋れない? 間違いなく喋れないことの方が多いだろうな……」(しかし、今までひた隠しにしていた苗字を明らかにしたのは、あいつなりの誠意だろうな。まったく、ここにいる人間はどいつもこいつも……)(いや、それは私も一緒か、ははは……)
2007.12.24
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「ただいま」「おうお帰……り」「……(怒)」「うわあ……フォルト機嫌最悪」「そりゃ敵情視察ってわけじゃないですけど、乱入者に突然試合中止宣告されたなんて終わり方じゃ怒りたくもなりますよ。打ち切り漫画じゃないんですから」「しかし、それはあちらのせいではあるまい? 気持ちもわからなくはないが、あれほど怒るのはどうかと思うが」(いや、ホントにそれで怒ってるのか?)「フォルト、クストはどうした?」「あん? 先に帰ったよ、それがどうした?」「そ、そうか……お前より先に」バキャア!「げはぁ!」「あ、殴った」「ちょっ、ちょっと待て、本当に殴ったのか!? 静馬が勝手に吹っ飛んだようにしか見えなかったぞ!?」(まさかフォルト、見切れなかったの怒ってるんじゃ……)「……悪い、今日はもう寝るわ」「あ、ああ……」(まあいい、フォルトも帰ってきたことだし、これでやっとまともに話が出来るというものだ……)
2007.12.23
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「駄フラグ立てボーイなんて、馬鹿が気軽に命名すーるーけーどー♪」「な、何を歌ってるんだ?」「どうも今日のOOで激しいジェラシーを与えられたようです」「泣いてない、静馬?」「ところで、なんですかこのタイトル。猫は嫌いなんじゃありませんでしたっけ」「……猫ダメなの麻紀だろ」「なっ!」「ま、まあまあ。で、どうしたのいったい」「まあ、今日は猫で一頓着あったんだよ。ホント大変だった。手袋は穴開けられるし」「手袋? 穴?」「こいつはちょっと長くなるんでな、今日は遠慮しとくわ。じゃ、また後で」「お、おい!」「……あんまり面白いことじゃなかったみたいですね」「いや、それだったらネタにしないからっ」むしろ、面白すぎて簡単に話すのはもったいないって言うかwまあ、書いてと言われたら書きますがorz
2007.12.22
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静馬「で、帰る前に一回くらいやろうかと」PK「実家帰るとLEは暇になるもんねえ……賢明かな」麻紀「ま、すすっとやっちゃいましょ」ヘレナ「前回はソビエト軍主体で話したが、今回はジン達に戻るのか。ん、何か叫んでいるぞ」麻紀「どうも小柳さんがソビエトの戦争目的がわからなくて困っているそうです。そりゃせっかく占領した領地を完全無視してなにしてんじゃいって感じですよね」PK「ってことはソ連軍が欲しいのはマジノ線の向こうにあって、ポーランドとドイツは単に通りたかっただけってことだね。マジノ線の向こうにあるもの……ワイン? チーズ?」静馬「トリュフ、フォアグラ、キャビア」麻紀「キャビアはどっちかというとロシアの名産でしょうが。エッフェル塔、ムーランルージュ」ヘレナ「そんなものどうする気だ。ソ連軍の目的は『不凍港の確保』のはず。バルド海や北海に向かうならともかく、パリに行く理由があるか」PK「それだとあんまり意味ないじゃん。単に不凍港じゃなくて、直接大西洋に面した不凍港が欲しいんじゃないの?」麻紀「だとしたらむしろライン川を下る方向に進むはずです。わざわざ面倒くさいマジノ線要塞攻略なんかしませんよ」静馬「まあ何か理由があるんだろう。それを掴まなくちゃな」ヘレナ「おっと、香恋に荷物が届いたぞ。なんだ、穴が開いたテープみたいだが……」PK「ああ、あれはデータのテープだよ。ワープロにもインクリボンってあったでしょ? あれ思い出してくれるとわかりやすいよ。それを見て読み取るんだろうね。今回のは神楽坂の小料理屋「ひょっとこ」のレシピだって」ヘレナ「レシピ? そんなものどうするんだ?」静馬「ほら、香恋料理下手だったろ。だからレシピ記録すればいいじゃんって……ん、もう一つあるな、ああ、着替えか。奪還の時一着ダメになったからちょうどいい……って」麻紀「うっわ、丈短っ」ヘレナ「短いとかそういうレベルではないだろ! な、なんだあれは、太ももの三分の一くらいしかない! うわ、ぱ、パンツが……」PK「仕方ないよ、飯島さんが“ミニスカ病”になっちゃったんだから」ヘレナ「な、なんだそれは!?」静馬「漫画界に伝わる伝説の職業病。普段ミニスカばっか書いてる漫画家がミニスカ書かないと病気になるの。飯島先生がかかっちゃったから、仕方なく香恋のスカートを短くすることにしたのだ」ヘレナ「そ、そんな病気があるか!」麻紀「まあまあ、本人満足してるし別にいいじゃないですか。それより、ニュースですよ」PK「? どうしたの?」麻紀「アメリカが動きました。義勇軍を数日中に派遣するつもりです」静馬「来たか……大西洋を渡るのはアイオワ、新型大艦機だ」PK「アイオワってこれ?http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%AF_%28%E6%88%A6%E8%89%A6%29砲塔が吹っ飛んだ事件で有名だけど、戦艦としては別に特別な艦じゃないみたいだね」ヘレナ「まあそれはわからんが……新型大艦機を二機、どこが義勇軍だ、どう見ても正規軍ではないか」麻紀「いくら民主主義騙ってたって、所詮は覇権国家ですよ。スターリンも同じ意見です。しかしタイミングが悪い」PK「タイミング?」静馬「ほら、日本軍にウラル級二機ボコボコにされただろ。本来は今ウラル級三機が稼動してアイオワと戦わせるはずだったのに、現状使えるのはロールアウトしたばかりの三号機だけ。これじゃ戦えない」PK「そっか。修理する暇ないね」ヘレナ「ではどうするのだ? 自軍で裁けないとなると……」麻紀「他人にやらせるしかないですね。この時代の歴史を辿ると――」ヘレナ「辿ると?」麻紀「パスタ野郎に任せますか」静馬「データを手に入れたことにより以前とは比べ物にならないほど料理が上手くなった香恋。でもなんか変である」麻紀「野菜でしょ。同じ野菜でも土地が違えば品種も違うし土壌も違います」PK「なるほどねえ……あ、情報入ったよ」ヘレナ「なになに……イタリアの次世代大艦機『ローマ』が出撃準備に入った? イタリアだと?」麻紀「やっぱりね。正史ではドイツと手を組み枢軸国として戦ったファシストの元祖ムッソリーニhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%83%E3%82%BD%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8B、この世界ではスターリンと組みますか。ムッソリーニは全体主義者じゃありませんでしたっけ?」静馬「知るかよ、当時のイタリアって現実の先史は馬鹿ばっかりやってたんだって、砂漠のど真ん中でパスタ茹でて水がなくなったとか」ヘレナ「……馬鹿」麻紀「スターリンも利用対象としか見てませんね。長いものに巻かれたがりの単純な奴って馬鹿にしてます」PK「どっちにしろ次はローマVSアイオワ。どんな戦いになるかな?」静馬「……当時の戦艦って、軍人同様ダメだったって聞くけどな」
2007.12.21
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「静馬ー、下でメチャメチャ怒られてるよ」「……いや、一応続けてるんだけどね、今でも」「まあ、出来もしないことを言うもんじゃありませんよ」「だから辞めておけと言ったんだ……」「うん……ごめん……」「ところで、明日実家に帰るんですよね?」「ああ、冬休みだからね」「まあ、ゆっくり療養しろ」「……できんのかな?」「はい?」
2007.12.20
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「あいつ今どうしてるかな……」「さあ、楽しくやってるんじゃないの?」(楽しくは無理だと思うけどなあ、基本的にあいつああいうの好きじゃないし)「ま、いない人は放っておいて、すすっと始めちゃいましょ」 「今回は裁判の話、武藤かおり弁護士久々の登場だな」「本当に久々だよ、何年前になるかな?」「スナック『椿』で店主が妻に殺害された事件で奥さんで被疑者である美穂さんを弁護しているんですが……裁判てあんなものなんですかね、なんか揚げ足取り足の引っ張り合いの醜いケンカに見えましたが。ここにフォルトがいないのが残念で仕方ありません」「ダメだよ、フォルト裁判なんかしたことないんだから。しかしここでスナックに勤務していた陽子さんが裁判で検察側に有利な証言をしちゃった。仮にも世話になった雇い主なのに。お父さんも怒ってたし」「だが、その夜陽子さんは殺された。どうもおかしいと思い調べることに」 「証言の映像、裁判員制度に伴い取調べの一部可視化のため導入されてますよね」「なんで一部なんだよ。全部出せと言いたい」「今回のテーマもそれですね。武藤さんから証言映像を見せてもらいましたが、どうも編集みたいです。ま、検察側に不利な証言をカットしても罪を問われませんけどね。検察側も自分で自分の首絞めるほど馬鹿じゃないし」「勝手だな……自分の利益のために証言を捻じ曲げるとは」「ま、送検された被疑者を有罪にするのが検事の仕事だしな」「え、陽子さんが証言を秘密裏に録音していた!?」「しかもテープで美穂さんは犯人じゃないと言い切っている!?」「やったこれで映像の不当性が……!」「ダメに決まってるだろ」「え?」「あのですね、これは参考人が勝手に取ったテープなんですよ? つまり禁止されている違法行為です。違法行為で作られた証拠は違法な証拠、裁判に出せるわけないじゃないですか」「で、でも逆転裁判では……」「あれを引き合いに出すな、ボケ。仕方ないだろ」「くそ、偽りであるのは判りきっているのに……口惜しい」「しかしそうなると、まさか検事が証言がデマだと言われるとまずいから口封じを……?」「……ところが、そう簡単な話じゃなかった」 「な……なんということだ」「犯人はお父さん? しかも動機が不利な証言したから……」「とんだ皮肉ですね。つまりあの検事は自分が勝つためだけに殺人事件を誘発してしまったんです。しかも、それだけじゃない」「まさか、夫殺しの犯人は陽子さんだったとはな」「証拠は陽子さんが持っていた店のライター。サンプルとして一本だけ作られたんだけど、それが持ってこられたのは夫殺しがあった当日。つまり陽子さんは殺しがあった日に訪れていたことになる。でも陽子さんは第一発見者ではない。ということは――」「殺した本人、つまり犯人ということだ」「動機は男女関係のもつれ、金、いくらでも考えられますが死んだ今となってはわかりようがありません。とにかく、あの検事は殺人事件を誘発し、真相まで闇に葬ってしまったのですね」 「一番可哀想なのは美穂さんだ。最愛の夫を殺され、しかも犯人は働いてくれていた陽子さん、おまけに陽子さんは父親に殺された……不幸の極みだな」「武藤弁護士が名誉回復の訴えを出すそうです。ま、だから誰か救われるわけじゃないし、難しいでしょうがやらないよりはいいですよね」「証言の記録映像か……裁判員制度のもう一つの課題だな」 「次回は正月スペシャルか。オールスター勢ぞろいっぽいな」「僕としてはそれより映画のほうが……」「んなの決まってんだろうが!」「凄まじいまでのハイテンションだな」「ま、唯一の楽しみですから、そうっとしてあげましょう」
2007.12.19
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「おお、やっと出来ましたか」「おおー! すごいすごい静馬!」「ずいぶん久々な更新だな……自己申告締め切りは忘れるし」「うぐっ……!」「ちょ、ちょっとヘレナ、危ないから止めて! またどうにかなっちゃう!」「やれやれ、虚弱体質」 「ところで……」「ん?」「この篠村華子という人物だが、まさか……」「麻紀、だよ」「なんで名前変えたの?」「ちょっと設定上の理由で」「まあ、どこでも私は私のスタンスを貫きますが」「まあ、そうだろうな……」
2007.12.18
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やっとブレイブノルン更新……疲れたぁorzまあ、それなりに楽しんでくれれば幸いです
2007.12.18
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「で、結局ダメだった、と」「うん……」「うんで済むか、昨日あんなこと言っておいて、ダメだったなどと」「いいとこまでは行ってんだけどなあ……やっぱダメなのか俺は」「あ、あの……気落ちしないで」「でも今日中には!」「今日中には?」「……できたら、したい、なあー……なんて」「はっきりせい!」 「ちなみに、何書いてるんですか?」「……戦姫」「うっわ懐かし!」「お前にも出てもらうからな」「了解です」「あ、麻紀また出るんだ……」「うん、頼んだぞ、華子」「……華子?」
2007.12.17
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ただいま執筆中、もう少しで終わるのでしばしお待ちを。
2007.12.16
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「んで、引きこもり二日目なんだけど、今日は電王ね」「まったく、ただでさえ忙しいってのに……ま、始めましょ」 「やっぱりスプーンか……」「僕はチャーハンセットだと思ったけど」「チョモランマをも制すると言われたスプーンって、どんなのですか……懲りすぎです、電王」 「桜井悠斗が分岐点の鍵というのは疑問が残る……ですか」「だとするとゼロノスへの変身の矛盾がなくなるね。分岐点の鍵じゃないなら別に消えたって問題ないし」「だが、そうするとどうしてカイは桜井さんを狙うんだ? それに逃げる意味がないではないか」「分岐点の鍵だから逃げているのではなく、追われているから逃げているのでは? つまりカイは勘違いしているんだと。桜井さんが消えた前後に何かあるのでは」「でも良太郎が覚えているうちには……え、良太郎が記憶違いしてる?」「確かに良太郎の証言しかないが……どういうことだ?」 「そりゃ、痛くない切り方なんてあるわけないですよね」「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ! カイがばらしちゃった!」「大荒れだな良太郎……感づいてなかったのか」「ジレンマだよねえ……モモタロスたちを消すか時間を消すか」「ってあー! 良太郎がデンカメンソード捨てたー!」「おいおい、一人で勝てるわけないだろ!」「んなことしてる場合じゃないと思うんですが……」「え、京介が桜井さんより良太郎を助けた!?」「ど、どういうこと? カイもびっくりしてる」 「痴話ゲンカじゃないんですよ良太郎、時の運行を守るのは。個人の感情でどうこうしていいと思ってるんですか」「でも意固地だからあれで。どうなっちゃうんだろ」「次回は大喧嘩必死だな」
2007.12.15
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「えーと、今日は静馬が凄まじく凹んでいるので不参加です。主に自虐で」「だからあいつ他人と関わっちゃいけないんですよ、自分のことしか考えられない人ですから」「……否定する根拠が何一つないな」 「大内機械工業に、同社の敷地に爆弾を仕掛けた、爆発されたくなければ20億円を用意しろ、という脅迫電話が入りました。犯人の予告通り“デモンストレーション”として備品倉庫が爆破され、清掃係の女性が重傷を負います」「犯人『正義の名の下に』とか言ってるよ。どういうこと? 大内社長はかなりのワンマンらしいけど」「何が正義だ……20億円脅迫して、しかも人一人傷つけて言うセリフか」 「身代金全部ダイヤに交換? なんのために?」「杉下はなんだか予測ついたらしく、犯人の指示が伝えられるパソコン片手に走る一課をよそにビデオカメラ片手にしてます」「犯人はあるビルにダイヤをもった社長を誘導し、屋上へ。杉下と亀山は隣のビルでその様子を映す」「ってダイヤ鳩に括りつけて飛ばしちゃった!?」「伝書鳩に身代金を運ばせる!? 捕まりようがないだろそんなもの!」「しかし、よくわかったねえ杉下さん。こんな方法使うなんてさ」「実際にこういう方法を使った誘拐事件があったそうです。その事件は犯人が使った鳩の登録コードの足輪をそのままにしていたのですぐ判明したそうですが、今回の犯人はそんな馬鹿じゃありません。ビデオからわかったのは、その鳩が「中野五三八号」という種類であることだけです。とりあえずその鳩を飼っているという大学の名誉教授・脇田さんから話を聞いてみましょう」 「まあそりゃ、いくら作った本人だからって誰に送ったなんてわかるわけないですよね。昔は伝書鳩ブームだったそうですし」「確か今伝書鳩の帰還率って二割ぐらいなんじゃなかったっけ」「な、そんなに低いのか!?」「原因は高層ビルの乱立か電磁波とか言われてますけど……詳しいことはわかっていません。そりゃそんなに帰らなかったら廃れますって」 「ん、爆破された部屋が開発部がミーティングしてた会議室とは正反対なくらい離れていた?」「つまり、会議室にいたものが安全、いや誰も傷つかない場所が爆破された可能性があるということか」「で、そのミーティングを招集したれい子さんに話を聞きますがもちろん完全否認。鳩を飼っている知り合いなどいないと否定されました」 「亡くなった大内機械工業の先代社長・大内直輔は地雷処理ロボット『S82』の開発に取り組んでいて、れい子さんらはその遺志を継いで研究を続けていたらしいです」「いやはや……立派な人だ」「でも二代目が「採算が合わない」ってなってすぐに計画中止したんだって」「ははあ……動機が見えてきました。するとやはり怪しいのはれい子さん……え、ダイヤが戻ってきた?」「しかも送られてきたのは特命係ー!?」 「中野五三八号、大内直輔前社長と脇田教授が子供の頃軍鳩として育てたものだったのか。で、脇田教授は『S82』開発を支援していた……が、教授は犯人ではない」「やっぱり犯人はれい子さんでした。『S82』を中止した報復、爆弾を隠したと言うことにより地雷を埋められている恐怖を感じさせること、そして20億で『S82』開発計画の独立を計画していたのです」「本当は爆弾一発しかなくて、ただのブラフだったんだね。地雷をなくしたいと言っときながら、地雷の恐怖を再現するなんて悪趣味な」「ホントですよねえ。その計画に教授も巻き込まれかけましたが、教授大反対。お国のためと言われて軍鳩を渡し、それが満州での殺戮に繋がったと後悔している人に大勢の人を救うためとかそんな詭弁は通用しません。人の器が違いすぎます」「で、仕方がないといない間に勝手に教授の鳩を使用したのか……もはやなんでもありになっているなこの女。目的が手段を正当化すると思っているのか」「思ってるんでしょ。で、ニュースで事件を知った教授は早々と家に戻りダイヤ持ち鳩を回収、隠してれい子さんには行方知れずということにしました。で、特命係を見込んでダイヤを渡したわけですね」「うっわあまだ言ってるよ自分は間違っていないって。地雷をなくしたいと続けてきた研究が中止になるのは許せない、これで多くの人間が救えるのにって」「いい加減にしろよこの女……その多くの人を救うためとか抜かして作った爆弾で人一人怪我させた大馬鹿野郎がなにを抜かす。貴様と地雷を作った連中、どこが違うのだ」 「『S82』とは昭和82年のこと。戦争体験者である彼らにとって、まだ戦争は、戦後は終わってなかったんですね」「戦争の爪あとと言える地雷を無くしたい、その気持ちはわかる」「だが、目的は手段を正当化などしないのだ」「次回……あ、あの弁護士さんが再登場!」「また裁判関連の話ですか。面白そうです」
2007.12.14
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「……!!!」「な、なんだ、どうした?」「うわ、こんなに動揺した静馬久々だよ!?」「どうかしたんですか?」「い、いや別に……」「静馬、お前最近情緒不安定だぞ」「……情緒不安定なのへレナの方じゃないの?」「な、なに!?」「あ僕用事思い出したー!」ダッダッダッダッダ「……ほらね」「い、いや……」「何かあったのか?」「……よくわからん」「そっか」
2007.12.13
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静馬「フォルトがいないと、イマイチ締まりに欠けるっていうか、なんていうか……」麻紀「その言葉前回も言いましたよ。そんなこと言ってる間に時間は刻々過ぎていきます。さ、始めましょ」静馬「……はい」PK(また同じこと言ってる。でも立場は前よりひどく……うう、帰ってきてほしいなフォルト」ヘレナ「前回は世界各国の情勢と、ジンが香恋によって奪還された。あと、香恋が人間じゃないことがネボガトフに発覚したところだったな」静馬「うむ。解説ありがとう。でだ、香恋は傷の修復中に昔のことを思う。先史文明が滅亡寸前、自分が眠る直前のことだ」PK「香恋って正式名称カレンQX2753628Pんだね。どういう意味のナンバーなのかな?」麻紀「さあ、こればっかりは。古代文明の方は滅び行く文明から、未来へ自分達が得た多くの知識と経験を届けるために香恋を作りました。確かになんかわけわかんない言語で書かれてあるより説明して貰った方がいいですよね」ヘレナ「しかし、結局日本はそれを生かせなかったがな」静馬「こちらがあまりにも遅れすぎていたから仕方ない。そこで香恋が質問。自分が目覚めた時その文明がまだ知識を平和利用出来ない未熟な状態だったらどうすればいいかと。まあホントにそんな時代にきちゃったしな」PK「もし20世紀中頃くらいに来たらまず間違いなく軍事利用されるだろうしね。ううんと、どうすれば……え、いいの知識の伝達者としての使命捨てても?」麻紀「なかなかわかってくれるじゃないですか先史文明人さん。自分で状況を判断し、好きなように生きていいんですって。しかし……」ヘレナ「ん?」麻紀「どうして先史文明人は滅んでしまったんでしょうね。これだけの技術力を持っているのに。現代にも人間が生きているなら人間は滅びなかったんでしょう? なのに……」静馬「轟拳ヤマトの重要なキーワードだな、それは」麻紀「一方こちらモスクワ。ネボガトフ中佐がスターリンや教授に怒られてました」PK「そりゃ、せっかく捕らえた捕虜やすやすと奪還されちゃねえ。しかも日本軍大艦機のパイロット」静馬「報告書には“極少人数の未知の敵”の襲撃を受け守備隊は壊滅、と書いたようだね。そりゃ“メイド服を着た若い娘に見える人間ではない何か”なんて書けるわけ無いよな」ヘレナ「それを聞くとドブロツウォリスキー教授、顔を青くしてひょっとしてこんな奴じゃなかったかと似顔絵を書く。しかしヘタクソで全然わからん」麻紀「で、似顔絵描きに掻いて貰ったらなんとびっくり香恋じゃありませんか。ネボガトフ真っ青」PK「教授によると、八年前ノモンハンの遺跡で発掘された『機体』だそうです」ヘレナ「『機体』……?」静馬「まあ香恋は人間じゃないから、その形容詞が適切言えば適切だけど。教授が言うには、八年前ソビエト科学陣は古代の科学書を解読して、中国・ノモンハンの遺跡近郊に先史文明の研究施設があり、そこには古代の科学者がのちの文明のために残した『何か』があるという記述を発見した。しかし当時は古代所の解読が始まったばかりで、それが何であるかはわかっていなかった。恐らく書物か、でなけれは大艦機のような武器だと考えていた。だが、後の解読でそうではないことがはっきりした」PK「ひょっとしてそれが……」静馬「そう。古代人が残したものは、古代人が人を模して作った自律機械、古代の言葉で『人造人間(アンドロイド)であることが判明したのだ」ヘレナ「……それは判るが、どうしてメイド型にしたのだ?」麻紀「愚問ですねえ。いいですか、古代の技術を持ってすればどんな容姿にも作れるんですよ。好き好んでジジイババアを作る人いませんよ。そりゃ若い娘限定に決まってます」ヘレナ「……私が聞いているのはな、どうして兵士型にしなかったというとこだ(怒)」麻紀「おやまあリアリスト」PK「↑以上、教授とスターリンの会話をアレンジしてみました」静馬「多分、その時点で古代人は兵士を必要としない社会を実現していたんだろう。しかし、守備隊全滅の件でもわかるとおり、アンドロイドはいわば超小型の大艦機みたいなもんだ。その外観と戦闘能力は関係ない。外観と戦闘能力が関係ないんだったら、容姿は作る人間の自由、ま、センスが決めるもんだろ」ヘレナ「なるほど。で、問題はソビエトがそれを作れるかと言う点だが」麻紀「無理でしょ。今の大艦機開発スピードから見ると百年経っても不可能です。まあ実物を解析できれば大丈夫かもしれませんが」PK「多分ダメだと思うよ、日本軍も解析不能だったもん。しかしこれでネボガトフ中佐の仕事が増えちゃった……って、捕らえるの、香恋を?」静馬「仕方があるまい。今回の一件で八年前の襲撃も失敗してたのが明らかになったんだ。まあ目的のブツが何かわからず出撃したんだから無理ないと八年前の件は許してもらったけど、今回は別。捕らえたなら自分で尋問しようとせずモスクワに運べばよかったんだと言われてしまった。正論だな」麻紀「しかしそれであの悪魔みたいな香恋とジンを捕らえる任務を渡されるとは……不幸な。今度失敗したら“クビ”になりますけど」ヘレナ「ん?」静馬「あの手の裏の仕事してた奴は普通に解雇されない。国家の暗部に触れちゃったわけだからな。良くてシベリア送りか、最悪死体も出ない方法で……」PK「あーあ、怒ってるよ中佐、ジンさえいなけりゃ良かったのにって」ヘレナ「自業自得のくせに、よく言ったものだ……ん?」静馬「香恋みたいなのが他にもいるだと?」麻紀「まあ確かに、先史文明の科学者達が次世代の文明に何か残そうとしたのだとしたら、世界に一ヶ所ってのは不自然かもしれませんね。妥当な線かと」PK「香恋がいっぱい……うわ、怖すぎ」ヘレナ「そんなこと言ってる場合か。ソビエト領内にそれがいるかも知れないんだ。もしソビエトの手に渡ったら大変なことになる」麻紀「ちなみに、ドブロツウォリスキー教授は愛らしいメイドがいいそうです」ヘレナ「? メイドがいるならいくらでも雇えばいいじゃないか」麻紀「……ロマンがわからないリアリストが……」ヘレナ「なにぃ?」PK「二人とも、ケンカやめて」静馬「うわ、このアレンジ合い過ぎ」麻紀「いっぽうこちらはソビエト軍工場。腹ぶち抜かれたディミトリィ・ドンスコイ。しかしウラル二号機は操縦系までばっさりだったので外部入力で足だけ動かして帰ってきたそうです」ヘレナ「……どういうことだ?」PK「多分臨時に操縦系作って外から接続して動かしたんだと思うけど、ようするに、ものすごく苦労したってこと」静馬「マニコフスキーによるとパワー、スピード共に同等かあっちの方が上、しかし動き、なんていうか全身の関節が連動しているというか、より人間に近い動きと言うか、簡単に言うと動きが自然ってとこかな。ダメだ判りづらい。とにかく、日本軍の機体制御技術は高いってとこだ」麻紀「ちなみに、ディミトリィ・ドンスコイは修理完了まで二ヶ月かかるそうです」PK「おお、それじゃ戦えないね! やったあ!」静馬「マニコフスキー大尉は代わりに三号機を使うそうだ」PK「ああ……」ヘレナ「次回は……なに、ついにアメリカが?」麻紀「動きますか、あの超大国が」
2007.12.12
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「ぐへえええええええええ……」「静馬、疲れてるね」「まあいつものことですよ。放っておきましょう」「それもそうだな……」「あ、そうだPK、聞きたいことが……」「あっ! そうだ僕フォルトにお使い頼まれてたんだった! 行かなきゃ!」「は、なんでいない人がお使い頼めるんですか。それにどうしてわざわざ貴方に……」「じゃあ行って来る!」「あ、おい!」バタン!ダッダッダッダッダ……「くそ、また逃げられた……」「最近いっつもこうですね。何かあったんですか?」「あ、いやその……」(ここで麻紀に教えるわけにはいかんな……何の確証も無い話だ)(しかし、PKはどうしたものかな。あれ以来私を避けている。まさか感づかれた? だが、何故わかったのだろう……) 「ふう……まずかったかなあ。いつまでもこんなこと続けられないけど、でもどうすればいいんだろう」「迦稜が「バレかけた。なんとか誤魔化してくれ」なんて無茶なこと言うから……相変わらずそそっかしいんだから」「……フォルトに相談しよう」
2007.12.11
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あれはあの電話が来た翌日、フォルトがもう紫苑さんのところへ出かけていた時だった。電話を待ってはいたものの、全然来ないし時間は来るしで結局行く事にしたのだ。プルル、プルル「う、うわっなんだ!? って電話か……」「やれやれ、未だに慣れんなこれだけは」「……前にも同じような言葉を言ったような気がする」「はい、こちらLast Esperanzars本社で……」『フォルト! 私だ、迦稜だ!』「な、なんだ!?」その時迦稜さんは酷く動揺していて、電話の相手が誰なのかわかっていなかった。『大変だ、連中だ、タクティカルレッドだ! あいつらがいたんだ!』(タクティカルレッド? 何のことだ?)『くそう、この八年間大人しくしていた思ったら、やはり死んではいなかったか。おい! 先手を打たねばこっちがやられるぞ! あの時みたく八つ裂きにされたいか!』(や、八つ裂き? どういうことだ? 待てよ、そういえば……) 「ん? ああ……八年前にな、あいつ死に掛けたんだよ」「死に掛けた!?」「ひどいケガだったよねえ……生きてるのが今でも信じられないよ。治るのに八年かかったし」「治るのに八年て、そんなケガあるのか?」「ああ。なんせ、バラバラだったもんな」「バラバラ……?」「文字通りの意味だよ。身体が千切れてバラバラになっちゃったの」 (八年前死に掛けたケガとは、事故などではなく誰かに殺されかけたということか? いったい誰に、どうして……)『……ん!? おい聞いてるのか!? 何をボサッとしているんだお前は! それでも神速と呼ばれた男か!』「あ、いや……」『……なっ、ま、まさかフォルトじゃないのか!? わ、忘れろ、忘れるんだこのことは!』プツッ、ツーツーツー「あ、ちょっと!?」 (あれから、電話は掛かってこず、フォルトにもこのことは話していない。当然だ。あれほどひた隠しにしている事をフォルトが正直に話すなどと、ありえないことだ。あれで頑固者だからな)(嫌な予感がする。酷く、嫌な予感が……仕方がない。PKを問い詰めるか……)
2007.12.10
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「ぎゃあああああああああああああああああ!!」「な、なんだどうした!?」「あっ、い、いや別に……!」「いきなり叫んでおいてそれですか、挙動不審ですねえ」「なんでもない、ホントになんでもないから……」(言えるかよ……「うちに来た時殺しときゃ良かった」なんてメール送ってきたなんてよ。あの野郎その手のタイプにゃ容赦ない……うち一番の危険人物だな))「ふうん……」(フォルトのことか? あいつらどうもおかしい。何か企んでいるフシがある……)(あの時の電話のこともあるしな……) 数日前―― プルル、プルル「う、うわっなんだ!? って電話か……」「やれやれ、未だに慣れんなこれだけは」「はい、こちらLast Esperanzars本社です」『ああ、この番号で間違いなかったか。迦稜というものだが、フォルトはいるか?』(迦稜、というと宴の時来ていたフォルトの知り合いか)「あいにく今出かけております。ご用件があればお繋ぎしますが」『いや、直接話したいんだ。またにする。失礼したな』ブツッツーツーツー「……相変わらずやたら偉そうな人だな」 「迦稜が電話を? 俺にか?」「ああ。掛けてやったらどうだ」「俺あいつの電番知らないんだよなあ……仕方ない、来るまで待つか」(しかし、その日電話は掛かってこなかった。まあ用事でも出来たんだろうと気にもとめなかった)(翌日、まさかあんなことを聞かされるとは思ってもみなかった……)続く
2007.12.09
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「……は? お前ら暴れなかったの?」『お前ら俺らを何だと思ってるんだよ。まあ確かに考えたのも事実だけどさ、人いなくてな、暴れるなんて無理無理』「まず暴れようと考えるなよ。そりゃハゲタカとデスマスクが来るんだったら逃げるよな。で、トーナメントはどうだ、面白いか?」『……別に。見ていて面白いもんでもないな。クストなんか暇だーってんでそこら中に巣張ってさ、何人か被害者出てるぞ』「って止めさせろよおい! カイリーヴさんの悲劇再び!?」『いいじゃねえか死人が出るわけでなし。それじゃ、そろそろ行くな』「あっおい!」プツッ「うわあ……暇なのあいつもかよ。元々観戦趣味ないからなあいつら」「まあ、最初から興味はカイトさんやカノンさんたちだけだから、他の試合興味ないのも当然か」「……これ以上騒ぎを起こさないでくれよ(汗)」というわけで今回も電話イベント。実家帰ってるとこんなもんですorz
2007.12.08
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静馬「フォルトがいないと、イマイチ締まりに欠けるっていうか、なんていうか……」麻紀「まだ言ってるんですか。そんなこと言ってる間に時間は刻々過ぎていきます。さ、始めましょ」静馬「……はい」PK(さらに立場がなくなっている、静馬)ヘレナ「前回ジンが捕まったぞ、どうなるんだ?」麻紀「それよりも先に世界中の情勢見てみましょう。スターリンはマジノ線攻略を邪魔されたせいで怒ってました」PK「そりゃそうだろうねえ……でも、今回出てきた三機で、日本の正規軍が本気で邪魔をしてきているのがわかったね」静馬「どうあっても楯突く気と悟ったスターリンは、日本への報復計画実行を決める」ヘレナ「いかんな……日本にも防衛網はあるだろうが、さすがに工業国ソビエトでは分が悪い。ところで、海で隔てられているから報復の手段はやはり艦隊か?」静馬「……うん、そうなんだけど」ヘレナ「?」麻紀「一方こちらは東京、小柳コンツェルン本社ビル」PK「小柳? 確か長門操縦してた人の名前だよね」ヘレナ「しかし、何故轟拳世界日本の建物は江戸時代風なんだ?」静馬「あとでわかる、あとで。そこでは一匹の猿が吼えてました」ヘレナ「猿ではない! 小柳雛子、長門のパイロット小柳彦九朗の妹だろ!」麻紀「お父さんタジタジですね。お兄さんと一緒に欧州で戦いたいそうです」PK「うわあ……ブラコン?」静馬「しかしここで重要なキーワードが。今の日本の技術では転送は同時に三機が限界らしい。なるほど、やけに少ないなと思ったんだ。ちなみに山城のパイロットは楠運平というそうだ」麻紀「さて、今度はワシントンです。大統領が日本の介入にムカついてました」PK「えー、なんで? アメリカ関係ないじゃない」静馬「関係が欲しいんだよ。アメリカは民主主義国家だから他大陸の戦争に介入するには国民の共感が必要。ソビエト軍がマジノ線を抜いてくれれば弱体なフランス軍を援護すると言う名目で介入する気だったんだよ」ヘレナ「ったく……覇権国家というのは結局コレだ。そんなに世界を自分のものにしたいか」麻紀「で、仕方ないから前大戦と同じ手、『義勇軍』で行くことに決めました」PK「義勇軍? でもそれじゃ少なすぎない?」静馬「少なくていい。いっそ敗北してもいい。必要なのは一度でも『現地で戦った』という既成事実を作ること。そうすればあとはそれを実績としていくらでも追加派兵できるようになるし、正規軍に置き換えるのも簡単だ」ヘレナ「やれやれ……何が民主主義国家だ。これじゃ完全に軍事国家だ」麻紀「では、ここで舞台を欧州に戻します。ジンが捕らえられているのはちっちゃな基地みたいな、どっかの家でも押収して使ってるみたいなとこです。ネボガトフ浮かれています」PK「そりゃそうだろうね。と、ここでジンの本名が判明。『左甚十一郎』だって」ヘレナ「左甚? というと……」静馬「左甚五郎のことだろhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%A6%E7%94%9A%E4%BA%94%E9%83%8E。江戸時代伝説の名工のな。あまりに彫刻が上手いので掘られた動物が生命を持って動き出すそうな」ヘレナ「そんな、まさか……」麻紀「少なくとも、そういう血筋の人間だってことですよ、ジンは。ジンのお父さんだって世界的な大艦機研究の第一人者だったそうですし」PK「なるほど、上手いわけだ。って早く殺せって言ってるよ!? 大丈夫なの!?」静馬「殺すわけ無いじゃん。敵大艦機パイロットなんて絞ればいくらでも情報が出てきそうな奴。しかしジンは後悔すると行っているぞ」麻紀「その意味はすぐわかることに。ふふふふふ……」PK「うわー、香恋が殴りこみに来たー!!」ヘレナ「違う、ジンを助けに来たんだ!」静馬「やられる方としちゃどっちも一緒だ。マシンガンとショットガン片手に獅子奮迅、つうか悪魔の如き戦いぶりだ。マシンガンもショットガンも全然効きゃしない」麻紀「そしてついにネボガトフのところへ。やられてたまるかと先手を撃ったネボガトフが見たものは……」PK「あ、ああ……!」ヘレナ「目が、機械に!」静馬「まあアンドロイドなのはわかっていたが。人間じゃないことを悟ったネボガトフは勝てないと判断、逃げることに。まあ当然の判断だな」麻紀「追うジンですが、ソビエト軍の増援が到着しました。こりゃダメだと断念に脱出することに。命拾いしましたネボガトフ」静馬「命拾いか……ネボガトフのキーワードになるセリフだな」ヘレナ「なに?」PK「いやあ……すごいもの見ちゃったよ」静馬「お前だって似たようなもんのくせに……」麻紀「次回、香恋の秘密が明らかに?」
2007.12.07
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「フォルトなしでレビュー企画やるのか……」「そんなの行かせる前からわかりきってたことでしょ。さ、始めましょ」 「美和子さん……残念だなあ」「今回の被害者は出版社の編集さん。なんと美和子さんが始めて出す本『沈黙の森』を担当していました」「その編集、どうやら作家と揉めていたらしい。庄司タケルという人気作家だが、ずいぶん態度が悪いな」「どうも今時の携帯小説みたいなの書く作家らしいな。万人向けの軽~い物書いてるらしい。編集の勝村さんとはまるで方向性が違うから仲が悪かったそうだ。しかし、担当でもないのに何故揉める?」「ビルの最上階から、人を見下すのはいいもんだ、この世には人を見下す人間と見下される人間しかいないって……」「なんだこいつ。性悪どころではないな」 「勝村さんの死で美和子の初の単行本も中止に。『沈黙の森』は有名なエリセ化粧品が工場から有害物質を捨てていた、というルポが中心だそうです」「え、今時そんなことあるの?」「あるだろ。法整備されたからっていって、守らなきゃいいだけだからな。食品偽装問題なんて今年山のように出たじゃん。公害だって、発覚してないだけでずっとあるのかも」「なんだ、面白そうではないか。どうして中止に……ん? 勝村は庄治タケルの小説「ビター・ラブ」の映画化の邪魔をしていた?」「どうしてそこまで……な、エリセ化粧品!?」「見えてきましたね。今巷では「ビター・ラブ」の主人公が使っていたエリセ化粧品のマスカラが大ヒット商品になっています。おかげでエリセ化粧品は映画のスポンサーとなりましたが、勝村さんが準備していた美和子さんの『沈黙の森』には、エリセ化粧品の安全管理体制に疑問を投げ掛ける内容があります。そこで庄司タケルは勝村に発刊を思いとどまるよう忠告したそうです」「動機は充分だね……本人否定してるけど」「……そんな単純な話かな?」「え?」 「犯人は装丁家だと?」「うっわあムカつくなあ勝村さん……人の作品勝手に描き換えるなよ。しかも絵。しかも原画」「勝村さん、仕事に信念を抱き本気でやってましたが、それ故他人の仕事を見下すタイプだったそうです。勝手に絵を描き換えられるなんてしょっちゅうで、今回もそれをやられて激怒した上での行動だそうです」「「表紙なんて所詮お飾りだろ」って、そりゃキレるよ誰だって。傲慢な人だなあ……」「静馬もやっぱ物書きだね。でも、事件は解決したけど「ビター・ラブ」はそのまま。『沈黙の森』も刊行されないまま終わるのかなあ……」「……ところがここでドンデン返し」「へ?」 「な……庄司タケル、エリセ化粧品の公害に苦しめられた村の出身だったのか!?」「なるほど、その経験でグレましたか。まあグレたくなる気持ちもわからなくないですが」「って発表会見で制作中止発表しちゃったー!?」「最後に男を見せたなオイ。今度は自分のそんな少年時代書くそうじゃないか。面白そうだどんどんやれ。得てして名作は万人受けせず、万人受けする流行小説は数ヶ月で忘れられるものだ」「取材陣に『沈黙の森』まで渡して、これで美和子さん初単行本は引く手数多ですね」「……しかし」「うん?」「「ビター・ラブ」自体に問題があったわけじゃないのにこれで映画化は完全に不可能だな。スポンサーがエリセ化粧品じゃなかったらよかったのに。なんだか哀れな気がするぜ」「いいんですよ。『沈黙の森』が発表されれば流行らせた「ビター・ラブ」や出版社にも非難が飛ぶでしょうし、庄治タケルも実力が本物ならカムバックは可能です。長い目で見れば、これでいいんですよ」 「次は……え、爆弾?」「なんだかディープな話になりそうですよ」
2007.12.06
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『……あの二人で外出させた? しかもデンジャラス・シティーを?』「なんだクリス、お前デンジャラス・シティー知ってるのか?」『名前だけはね。それだけでも十分危ないとこだってわかるわよ。なんであの二人に行かせたの?』『……町、全滅するわよ』「そこまでしねえよあいつらだって。まあそこいらの連中撫でるくらいはするかもしれんが」『十分すぎるわよ。まあフォルト一人にしなかったのはいいけど』「なんならお前も行けば?」『パス。私だって仕事が忙しいの。それにあいつらと一緒にいたら命がいくつあっても足らないわ』「まあ、確かに」「ん? 電話か静馬?」『あら、どうやらここまでみたいね』「じゃ、またな」『……“また”は戦場かもね』ピッ「……縁起でもねえこと言いやがって」「誰からだ?」「昔馴染み」「ふうん……」(“フォルトのお友達”とやらか。何を考えているかわからないおかしな連中……悪人ではないようだが)(迦稜さんから来た電話のこともあるし、ちょっとPKにでも聞いてみるか)思惑は様々に絡み合い(え
2007.12.05
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「んじゃ、俺は行ってくるかんな」「土産を楽しみにしてな、お嬢さん方」「は、はあ……」「もう、クストったら相変わらず調子いいんだから」「そこが俺の仕様でな。じゃ、後は頼んだぜ」「お前、うちの社員じゃないだろうが……」 「時に静馬」「うん?」「クスト……クイック・スターハミルトンとはどういう奴なんだ?」「どういうって……馬鹿?」「は?」「静馬、それ直球」「だってさあ……お調子者でナンパ好きで女に目が無い……ってほどでもないか。一応分別はついてる。あとやたら高いところが好き」「……馬鹿ですね」「なんであんな違うのに仲いいのかねえフォルトと」「まあ、似てるから仲良くなるわけじゃないからな人間というものは」 「デンジャラス・シティー、か……ボンクラの町とは、こういう舞台のためにあるような町だ。正直好きにはなれんけど」「昔を思い出すからか?」「……懐かしいねえ、もう二十年近くになるか? あの頃は一分経つたびに一人死んでたよ」「……そりゃまた、」「ずいぶんと平和だな」「ああ、戦場じゃ一分に百人から千人は死ぬ」「住んでた頃は地獄だと思っていたが、とんでもない、天国だったよ」「人間、失ってから物の大切さがわかるものさ」(……わかってても失わざるを得ない時もあるけど)「しかし……ちょっと早く来すぎたな」「あー確かに、これだとだいぶ早く着くな」「……そうだ」「ん、なんだよ」「どうだ、そこいらの連中シメてから行かねえ?」「……チンピラをか?」「殺しゃしない。ちょいとばかし遊んでやるだけだよ」(あ~あまた始まったよ、チンピラだのヤクザだのエンジョイキラーだの嫌いなの相変わらずだな)「バレたらどうすんだよ」「バレるようなヘマしないよ。俺がそんなタマだと」「勘弁してくれ……」というわけで二人観戦しに送ります。意外と荒くれ者ですのでどうかお気をつけて(汗
2007.12.04
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「で、やっと復活か」「延びたねーこれも」「ま、楽屋ネタばかりやるのもなんですし、とっとと始めちゃいましょ」 「あーあ、京介切れちまった」「デネブは一応京介のためを思ってしたことなんだが、忘れられたのなら何度でも覚えてもらえばいいと」「アホが……」「はい?」「ていうかなんで麻酔があるのデンライナー!?」 「一目ぼれ……?」「まあ、前回からわかってたことだが」「すごい、ウラタロス眼中に無い!」「しかも契約者。見張ってる必要があるな。しかしよりによってデートかよ……悪趣味な」 「……うわあ」「……見てるこっちが恥ずかしいんですけど」「これが俗に言う『恋する乙女』とやらか……」「恥ずかしくて死にます、僕も無理だ」(ていうかここにいる連中どいつもこいつもこの手の話弱いよな) 「いや……いい子じゃないか翔子ちゃん」「珍しいくらい明るくプラス思考ですね」「今日が終わって、明日が無くても、昨日があるから、頑張るか……」「あんなに思ってるのに、忘れちゃう……」「デネブはわかってなかったんだ、忘れられる方の辛さはわかっても、忘れる方の辛さは……」 「一方こっちは電王戦闘……ってあ、ホームラン」「朝っぱらからトラックでGOGOかよ……」「いや、無事だぞ、マンホールに隠れた」「ウラタロスらしくない扱いだねどうも」 「ああ、ダメぇ!」「忘れられると知りながら、変身、ゼロフォーム……」「悲しい……が、浸っている暇は無い。倒すぞ」「しかし強いぞこいつ。ソードまで操るとは」「あ、電王来た」「電車斬り、デネビックバスターとはお気の毒に……って線路に取り憑いた!?」 「線路型イマジンだと……? 初めてだぞこんなの!」「時空間がえらいことに!」「お、キングライナー含む全車登場」「全車一斉砲撃ぃ! かあっこいい!」 「やっぱり忘れられた……」「残酷なまでに、な」「でも愛理さんが、桜井君用スペシャルブレンドを完成させようとしています。忘れていても、それが大事なものとわかるのです」「時を作る人の記憶、やはり、それは強いものなのか……」 「あ、駅長来ました。調べてくれたそうです」「さて、アタッシュケースの中身は何かな?」「……チャーハンな気がする」
2007.12.04
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PK「……久々ー」フォルト「ああ、この姿も、轟拳ヤマトレビューもな」麻紀「半年近く放っておいて、いつの間にか四巻も発売されちゃいました」ヘレナ「お前と言うやつは……!」静馬「ま、待ってくれ。だから今回で巻き返そうとしてるんじゃないか」フォルト「……できるのかよ?」静馬「……急ピッチでやります」麻紀「ま、頑張ってください」フォルト「で、どこまで行ったっけ?」PK「ええと、長門、山城、そしてヤマトがソビエト軍機と戦うとこまで」ヘレナ「最初の方ではないか。こんなに進んでいなかったのか」麻紀「まあとにかく始めましょ。時間制限がある三機、雑魚に構っている余裕はありません。長門はウラル級二号機、山城はクロンシュタット、ヤマトはウラル級一号機、つまりマニコフスキーが乗るディミトリィ・ドンスコイと戦うことに」静馬「ディミトリィはリシュリューとの戦闘で潤滑オイルがかなり失われたからあと十分も持たない。しかしヤマト達が実体化できるのはせいぜい七~八分。オイル切れはハンデにはならない。一気に攻め込むディミトリィ!」麻紀「しかしヤマトは軽々と避けてしまいます。さすが軽いですね」ヘレナ「一方ウラル級二号機は長門、つまり小柳さんの機体と戦闘中。しかし動きが鈍いな」フォルト「当初発表されたソ連軍の建造計画では完成するのは来月だったはず。つまり先日のビスマルクと同様慣熱試験はおろか試運転もろくに行っていない未調整の機体ということだ。旧式の長門でも充分立ち向かえる」PK「それで運平さんは自分が戦うのが雑魚のクロンシュタットだと嘆いていました。まあ巡洋級だし」麻紀「でも山城も欠陥機ですよ」ヘレナ「そうなのか?」静馬「実際戦艦山城は欠陥戦艦として有名だからな。この大艦機山城は機体が重くてマトモに動けなかったらしい」麻紀「うっわ最悪」フォルト「しかしいつまでも欠陥機を放っておく日本軍でもない。実際の山城よりはるかに改良された山城は運平の戦い方に合わせてチューンナップされている」ヘレナ「運平の戦い方?」静馬「多分相撲か柔道」PK「あ、長門が日本刀抜いた!」ヘレナ「また冗談のようなものを……」麻紀「一閃! ウラル二号機を鎖骨辺りからバッサリ切っちゃいました」静馬「関節を切ってもその部分のパーツ交換しちまえば簡単に直せるが、関節の内側はそうはいかない。修理が格段に難しく、それだけ戦線復帰が遅れる。上手いやり方だな」フォルト「そうでもないぜ? 見てみろ、一回切っただけで刀ボロボロだ。固く、巨大な大艦機を切れば必然こうなるだろ。戦闘一回につき一度しか使えない切り札ってわけだ」PK「それで、ジンはと言うと……うわ、苦戦してる」ヘレナ「さすがだなマニコフスキー、しかし、ジンももうすぐ時間切れだ。一気に決めなければ」麻紀「ああ、ヤマト飛び蹴り行きました!」静馬「ライダーーーーーーーーキィーーーーーーーークッ!」ヘレナ「違う!」PK「ってダメだ、凌がれた!」フォルト「馬鹿、よく見てみろ」PK「え、あ……装甲にヒビが!」フォルト「三次元高張力装甲ってのは全体が均一なうちはめっぽう強いが、一度どこかに傷がつくと急激に脆くなる。リシュリューに穴だらけにされたアダが来たか」ヘレナ「……どういう意味だ?」静馬「すまん、俺もちょっと」麻紀「ともかくこれで行けます! 鉄拳一撃!」静馬「おお、ディミトリィの胸部装甲が吹っ飛んだ!」PK「ようし、これでトドメ……ってあれ」フォルト「やばい、時間切れだ!」ヘレナ「運のいい男だマニコフスキー、命拾いしたな」静馬「待て、それどころではないぞ! ジンが捕まった!」麻紀「逃走中包囲網に見事に引っ掛かりました。ネボガドフ中佐の思惑通りですね」PK「ああ、やばいよ!」フォルト「……やばいのはネボガドフの方だな」PK「え?」麻紀「連行されるジンを見つめるメイドの影が……」静馬「……死んだな、こりゃ」静馬「とにかく、四巻が発売された以上一刻の猶予も無い。次も早くやらんとな」ヘレナ「お前が放ったらかしにしておいたくせに、よく言えるな……!」
2007.12.03
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「……え? なんて言った今?」「だから、紫苑さんとこのトーナメント、行ってもいいかって」「本気かよ……あれほど反対してたのに」「だれが戦うと言った。観戦しに行くだけだ」「観戦? なんでまた」「興味が湧いたというか、気が向いたというか……まあ、そんなとこだ」「……嘘つくならもっとマシな嘘つけよ。またジーン関連の理由か?」「……すまん」(確信はあるが、やはり実際に戦ってるところを見ないとな……それに)「ま、行っていいけどさ。お前らどうする?」「私は……辞めておきますか」「私も行かない」「僕も痛いのはちょっと……」「元より誰も連れてく気はないぜ。何が起こるかわかりゃしないからな」ピンポーン「ん? 客ですか? ちょっとお待ちを」ガチャ「よう、来てやったぜ」「あ、クスト」「どうしたお前。何か用か?」「いや、なんか今度面白いことあるそうじゃねえか」「面白いことって……トーナメントですか?」「それそれ、フォルト誘って観戦でも行こうかと思ってたんだが、ダメか?」「……相変わらずタイミングいいな、お前」 「で?」「でってなんだよでって。二人っきりにしてさ」「なんでいきなり観戦したいなんて言い出したんだよ?」「だから言ってるだろ。暇だったから……」「静馬だろ?」「う……」「ったく……あいつ俺が行くって言うの悟ってやがったな。で、お前に監視役を頼んだと。ま、あいつが知ってる中で俺どうにかできんのお前くらいだからな」「何謙遜してんだか。それに俺だって頼まれたからだけじゃない。個人的に興味があったんでね」「あん?」「フォルトがそこまでご熱心になる連中が、さ」「…………」「俺にもなーんも教えてくんないからさ。そろそろいいんじゃないの? ちょっとくらい」「……八年前俺が何にも言わなかったのは、俺がガキだったからだ」「お?」「気持ちの整理がついていなかった。口に出すのも嫌だった。誰かに弱みを、吐き出したくなかった」「……今はどうなんだよ?」「……さあ? どっちにしろ、話さざるを得なくなる」「そう遠くない将来、な」というわけで、うちからフォルトとクイック・スターハミルトンが観戦しに行きますのでよろしく
2007.12.02
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「なんか、すごい懐かしいね」「放ったらかしだったからなあ。ケツに火がついてやっと始めたよ」「ええいやかましい! 始めるぞ!」 「やっぱ忘れちゃったよ姉さん……また一からやり直しだ」「それよりも忘れたいたことを知ったデネブの愕然ぶりがひどいですね。失禁ならぬ失飴しちゃいました」「なんだそれは!」「どこから出て来るんだよ、デネブキャンディー……」「というより、あれはどうやって作られるんだろうな」「……まさか」「…………」「へ、変な想像するなお前ら!」 「なんだ、消える可能性もあったのか」「過去の自分の記憶は使えない、だから今の自分の記憶を使うしかないと話す京介。未来への分岐点の鍵になるはずの桜井さんが自身の記憶消していったら、自分が消えてしまうかもしれない、だから矛盾している、最初から消えるつもりなのかと聞く良太郎に対し、消えるつもりは無いとキッパリ言った京介。遊園地をデートしながら」「で、デート?」「二人ともノリノリで遊んどるがな。コスプレまでして」「なんか、こんな真面目な話してるのにこれはすごいギャップがあるね」 「何ですかこの娘、いやに浮かれてますが」「退院したてなのか? 美容院に買い物、確かに浮かれているな。ソフトボール部の仲間からメールが来たぞ」「ずいぶん長くショッピングするもんだなあ……あ、イマジン取り憑いた。こんな別に何の問題も無さそうな娘相手にどうすんだろ」 「デネブ、作戦決行。京介が寝ている間に手当たり次第に覚えてもらうことにした。デネブキャンディー片手に」「まあ確かにゼロノスとして戦うとしてはそれは有効な手段ですが。忘れられたらまた覚えてもらえばいいと」「アホが……」「ん?」「あ、デネブ京介イマジンに取り憑かれた娘とラブコメ始めやがった」「シイタケ攻撃~♪」「傍目から見ると襲ってるようにも見えますが、どちらにしろ変なノリの二人」 「良太郎、電王のときはちゃんとやってるのに人間体だとまるでダメだな、ちゃんと特訓してるのに」「それより、強いなオーナー」「駅長に桜井さんのこと聞いてくれるよう頼みましたが、教えてくれるのは気分次第、ですか。おかしな人達」「ちなみに俺も楽しみにしているぞ、チャーハン対決再戦」 「うわあ……見ているこっちが恥ずかしくなるくらいのデレデレっぷり」「イマジンを物ともしないあの図太さは尊敬に値します」「こいつら、会う約束してたのか。一時間早く間違えてくるって、ちょっと暴走しすぎだあんた」「一方デネブは昨日のこと気付かれて京介に怒られ……イマジンだ!」「デネブキャンディーってそんなにおいしいのか」「それどころではあるまい! 狙いは京介だ!」 「今日はバイクアクション……うわー、デンバードが乗っ取られたー!」「ずいぶん多芸な奴だなあ……煙幕といい。俺の必殺技パート5喰らっても平気だぞ」「ああ、京介が死んじゃいました!」「死んでません」「第一話しか見てないくせに……」 「……早く観なきゃ……!」「静馬、見逃したんですよね今週の電王」「おいおい、明日だそ?」「ううん、デネビック」
2007.12.01
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