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いやー、最近のロンドンは暑い。今日は、まだましだったが、昨日は、32度まで上がりました。日本の皆さんからすると、32度で暑いなんて言っていると怒られそうですが、私の家にはエアコンはありません、と言うか、普通、どの家にもありません。加えて、地下鉄も、ほとんどの車両はエアコンは付いてないし、窓も開けられませんから、死ぬ思いがするときもあります。というわけで、少々ばて気味です。今日は、退職する私の秘書と2人で送別ランチ。彼女は今週一杯で、私は明日から出張ですから、もう最後です。彼女には、私に出来ることがあれば、何でも言って欲しいと、今後のサポートも約束しました。社交辞令ではなく、本当にそう思っているところです。オランダ出張は、結構、強行軍。残念ながら、遊びに行く時間は作れそうにないけど、何とか時間を捻出して、少しは街の雰囲気を感じてこようと思う。というわけで、しばらく更新はしませんが、あしからず。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.06.28
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さて、今日は、本当にただの日記です。だって、今日は、張り切って大掃除をしていたのですから。正直に言って、私は掃除は苦手だ。しかも、今は一人住まい。普段は、誰も注意する人がいないのをよいことに、最低限の掃除しかしていない。それが、先週、我家の冷蔵庫が壊れた。幸いにも冷凍庫は機能しているので、致命的なことにはならなかったのだが、いかんせん借家住まいですから、大家さんに頼んで、対応してもらうしかない。ただ、こちらの大家さんは、プロではないので、直ぐに来てくれることは殆どない。紆余曲折の果てに結局1週間ほどかかって、新たな冷蔵庫が持ち込まれた。まあ、1週間ならいい方ですね。イギリス基準では(涙)。ここで、めでたしめでたしと行けば、よかったのだが、私の部屋に入った大家さんが、私の掃除が足りないことに対して注意のメールを送ってきた。もう一度来るから、掃除しておくようにだって。まあ、実際、ぐーの値も出ないのだが。というわけで、キッチンやバスルームなどをピカピカに磨いてみた。いやー掃除というのは結構大変だ。でも、部屋がきれいになって気持ちがいいのも確かだ。さて、大家さんの合格点は貰えるだろうか。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.06.26
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さて、今日は、ゴルフ。天気が良くて絶好のゴルフ日和でした。スコアは、相変わらずでピッチャーの球速並みですが、剛速球並みだったのが、変化球くらいにはなりました。さて、ゴルフの話は横に置き、今日は、”Armed Forced Day”と言って、イギリス軍に感謝する日です。イギリス中で様々な催しがあったようですが、メインのイベントはスコットランドのエジンバラで開催され、ウィリアム王子とキャサリン妃も参加していました。2人に話しかけられている兵士たちは皆緊張気味でしたが、上官達は上機嫌でした。この2人は、結構、絵になるし人気もある。このイベントが兵士達のの貢献を国民に広く知らしめることであることからは、彼らの貢献は大だと思う。兵士たちの行進を迎えるチャールズ皇太子やウィリアム王子などは、びしっと敬礼して彼らに敬意を示していました。彼らは、女王軍と名乗っていますが、王族は君臨すれども統治せずなので、国を守っている兵士達には、そういう態度をとるんですね。さて、まあ、単純比較は出来ないのだが、日本でも、国(国民、国益)のために命を捧げて奉仕してくれている人に対して、皆で敬意を表し感謝するような日はあっていいと思う。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.06.25
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以前に何度か書いたことのある、企業家の知人から、さっき連絡があった。再来週、ロンドンに行くので泊めてくれないかとのこと。もちろん、すぐに、「いいよ。」と返事した。ちなみに、彼は私より一回りくらい若くて独身、聡明で魅力的な青年実業家だ。彼とは、共通の知人がおり、ソーシャルネットワークを通じて知人となった仲だ。そう言えば、丁度、最近読んだ記事に、最近の若者は、海外に観光等に行くのではなくて、人に会いに行くとのこと。その”人”というのは、ソーシャルネットワークで知り合った相手で、そうやって知り合った知人の家を次々と渡り歩く人も多いとのこと。また、そういう人向けに、空き部屋を貸してもいいと考えている人が登録する「カウチ・サーフィン」なるサイトもあるようだ。私の世代は、やはり、海外旅行といえばホテルで、その街のランドマークと言われる場所に行き、名物料理のレストランへ行く、そんなありふれた旅行以外に、あまり想像も出来なかったのだが、今の若い人たちは、ネットで繋がって、オフ会の乗りで、海外に渡るようだ。何だか、うらやましい。より人間味のある交流ができて、その国の生の姿が見れそうですし、軽やかでいいんじゃないだろうか。私も挑戦してみようかな~。オジサンだけど。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.06.24
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昨日は、私のとても大切な秘書(イギリス人)の送別会でした。大変よく出来た秘書で、性格も素直でチャーミングな女性だったので、本当に残念ですが、イギリスでは一つの会社に何年もいることの方が珍しいので、来るべき日が来たんだな、という感じです。日本食レストランで食事をし、私は所長ですから、最後に餞の挨拶もしました。「娘を嫁にやる父親のような心境だが、遊びに来てもダディとは呼ばないでね」とか、「君に会うのが楽しみで、毎日会社に来ていたのに、どうしよう。来週から出社拒否になるかも」なんて軽口を飛ばしつつ、新しい門出を祝いました。本当は、残念で、寂しくてしょうがないのですが、イギリスでは、キャリアアップは、めでたいことですから、一緒に喜んであげようと努めてみたという感じです。不思議なもので、彼女を見ながら感謝の言葉などを語っていると、普段より淀みなく言葉(英語)が出てきた感じがです。それだけ、自然でリラックスした人間関係を築けていたということでしょうから、これまた、うれしくもあり寂しくもありますね。その後、2次会でカラオケに行きました。黒人のバウンサーがいるクラブ風のおしゃれなカラオケ・ルームです。主に英語の歌で盛り上がり、なんとか明るい雰囲気のまま、お開きとなりました。会社では会わなくなるが、カラオケの会だけは、これからもやろうなどと、お約束の言葉を交わして解散しましたが、これは、決してジョークではなく、本当にそうなればいいなと思って、言ったんですが・・・。まあ、人はこうやって、一期一会を繰り返しながら生きていくものですよね。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.06.23
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昨日のニュースだが、フランスの大手防衛航空会社が、ロンドン・東京を2時間半で結ぶ超音速旅客機の開発計画を発表しました。なんでも「現在の旅客機と同じように空港からターボジェットエンジンを使って離陸し、その後はロケットに切り替えて急上昇。さらに一定の高さに達したらラムジェットと呼ぶ超音速用エンジンを点火し、いまの旅客機の約3倍の高度の上空約3万2千メートルをマッハ5(音速の5倍)で巡航する。ターボジェットの燃料には植物から合成したバイオ燃料を使う。ほかのエンジンは水素と酸素が燃料のため、排出するのは水だけ。温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の発生はゼロで、環境負荷も少ない(以上、抜粋)」のだそうだ。どうですか?2時間半って、無理すれば、日帰り出来ちゃいますよね。これってすごいじゃないですか。ただ、正直言えば、今は、インターネットの発展で、既に、世界は狭くなっていますから、そこまで無理して物理的な移動で無理しなくてもいいような気がしないこともない。もちろん、安全で快適でコストもそれ程かからないなら、速いに越したことはないですが、そうとは思えないですね。まあ、コンコルドの夢よもう一度ということでしょうし、非常にロマンのある話なので、よいことだとは思っています。ちょっと不思議なのは、こういう話は、危険だから止めろという話は出ないんですよね。やはり、快適な生活への欲求は無限とも言えるので、少々の危険はあっても、安全性を追求しつつも前に進んでいくのが文明というものなんですね。 まあ、エネルギー政策なんかも、結局は快適な生活を追求する中で、一定の危険が伴うことは、本来、認識されているべきものだったのでしょうが、100%の安全のという幻想の上で、快適さだけが追求できると思っちゃったんですね。しかし、この夢の超音速旅客機、確かに乗ってみたい気はする。パリでランチを食べて、夜は日本で寿司屋に行くなんて素敵じゃないですか?でも、開発予定は、2050年頃か。私はちょっと無理っぽいな~。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.06.21
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ふーーーーー。今日は、何だか、物凄く忙しい1日でした。そもそも、ギリシャ出張から戻ったばかりというのもあるのですが、朝、7時に出社し日本といくつかやり取りした後に、FSAやBOEのトップクラスの人たちが参加する会合に出席。その後、日本から、某著名な方から、執筆予定の本について相談の電話を受けて、長電話しながら、溜まったメールを整理してました。おっと、ばれたら怒られるな~。その後、誰でも聞いたことのある会社の社長様がご来社。これは楽しい時間でした。さすがに大会社の社長さんは、人間の器が違います。その後、会議と採用面談・・・。イギリス人の採用には、結構気を使います。そして、夜は、勉強会で、おそらくは第一人者と思われる方に中東・北アフリカ情勢等のお話を聞きました。目から鱗の話ばかりで、物凄く勉強になりました。本当は、この部分の話を書きたいところですが、オフレコで本当に書けない話が沢山あったので、止めときます。あと、その合間に、大家さんと、家の件でメールを数往復。これは疲れました。ほんと、忙しかったな~。でも、充実している方がいいですけね。本当に、色々勉強になった一日でした。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.06.20
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皆さん、ご無沙汰です。先週の水~金までギリシャのアテネにいました。そう、今、世界が注目する場所です。出発する日のTVのニュースは、トップでギリシャのデモを報じており、投石や発煙筒で殺伐とした雰囲気が伝えられていました。正直に言って、どんな雰囲気なのか様子を体感しようと思って楽しみにしていたのだが、私が見た限りでは、街は極めて平常通りで、一般市民は普通に暮らしているし、観光客も楽しくベストシーズンの観光地を楽しんでいました。これって、結構、皆さんが誤解しやすい部分なんですが、ニュースとい言うのは、センセーショナルな部分を取り出して伝えますから、あたかもアテネの街全体が混乱の中にあるように勘違いする人もいるかもしれませんが、あれはごく一部の人が、限られて時間において行った行動にすぎません。私が、暴動の中心地を通った時は、2回とも、横断幕は沢山あれど、デモをやっている人いませんでした。そう言えば、エジプトに長くいる人に聞いたのですが、エジプトで起きたデモも、タヒール広場で起きていただけで、それ以外の地域は普段通りの生活をしていたそうです。それなのに、直ぐに日本に帰国して下さいと言われて、断ったのだが、それだと政府が非難されるから頼むから取りあえず帰ってくれと言われたそうです。だって、日本の皆さんはエジプト中が大混乱だと思い込んでいたでしょうからね。あと、アテネに関して言えば、街は綺麗で、結構ハイグレードの車が走っている。もちろん、海には数えきれないほどのヨットが停泊している。とても破産しそうな国には見えないのだが、逆に言えば、身の丈に合わない生活をしてきたことが、この国の危機を招いたのだから、さもありなんということだ。 ともかくも、この時期にギリシャにいて、色んなことを感じることが出来たことは、素晴らしい経験となった。やはり、実際に見てみないと分からないことは沢山ある。また、色んなところに飛び込んでいこう。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.06.19
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さて、明日から、ギリシャ出張に行きます。 遊びに行くのではないか?って。いえいえ、今、ギリシャは、今度こそ、財政破綻の危機です。もう、格付けはジャンクですから、破綻しないと思っている人の方が少ないという状況です。とてもバカンス気分ではないですね。他にニュースが沢山あるので、それ程報じられてはいませんが、財政カットに反対する人たちのストなども多発して、結構、ニュースの映像で見る限り、殺伐としているところもあるようだ。そういう状況を避けたいような、味わいたいような不思議な心境です。ただ、いつも言うように、こればかりは、実際行ってみないと分からない。自分の目で見て見ないとなかなか、本当のところは分かりませんからね。財政破綻寸前の国というのは、一体どういう状態なのか、すごく関心があります。でも、きっと、気にしないで、楽しそうに位しているような気もするのです。どっちだろう。いろんな意味で本当に楽しみだ。そうそう。だから、今週は、早くても土曜日までは更新しませんが、また、戻って来ますからよろしくお願いしますね。 お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.06.14
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今日の新聞に、高額所得者(年収20万ドル≒1600万円)と低額所得者(年収2万5千ドル≒200万円)別の、国別の税負担比較記事が載っていた。先進国に有力な新興国を加えた19各国が対象であり、ほとんどの記事は、英国の税負担(正確に言えば、所得税と社会保険料の合計)が、19ケ国中7番目に高いことを問題視する内容であったが、私が気になったのは、日本のランキングだ。特に、低所得者の場合、負担率は低い方から3番目で、日本より低いのは、税金も社会保険料も負担ゼロのパラダイス国家であるドバイと低税率で世界中の資本を集めて破綻したアイルランドの2カ国だけだ。つまり、世界の常識から言えば、日本の低所得者層における税負担率は驚くほどに低い。ついでに言えば、税負担率の高い国々については、その理由として、国民皆保険などの社会保障の充実が挙げられているので、日本は、低税率でありながら、国民皆保険も実現しているという、珍種の低負担・高福祉国家ということになる。さて、誤解して欲しくないのだが、私は、だから日本は税金を上げればいいなどと言うつもりはない。中長期的な視点に立って、経済成長と福祉の充実のバランスに配慮し、既得権益に切り込むことも恐れず、よりよい未来を設計し、国民を導く力があると思える政権でなければ、世界の常識がどうであれ、国民は納得しないだろう。ただ、世界の常識はこうだということは、知っておいた方がいい。日本は、これまでが奇跡の中にいたのであって、今後は、いろんな意味で普通の国になっていかざるをえないのだと思う。まあ、今の日本は、コップの中に8割くらいは水が入っている状態で、これからも減っていくことはしょうがないだろう。ただ、5割になったときに、「半分しかない」と思うか、「半分もある」と思えるかは、やはり、国家の威信・政治への信頼にかかっていると思う。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.06.13
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実は、数日前から冷蔵庫が故障している。こちらでは、こういうケースでは、大家さんに連絡し、大家が修理を手配する。だが、どうにも大家さんの連絡先が見つからず、仕方がないので、会社のパソコンを見るために出社した。日本にいるときは、毎週のように休日も出勤していたが、ロンドンに来てからは休日に会社へ行くことは希だ。ワークホリックではないかと思われるのは本意ではないが、私は休日のオフィスは嫌いではない。というのは、静かで、電話もかかってこないし会議もないので、じっくりモノを考えることが出来る。成果物を一気に仕上げたいようなときには、休日の方がずっと効率的によいものが出来るのだ。ただ、休日出勤べったりの生活はいけません。私が見ていた限り、取りあえず休日出勤を前提に仕事をしているが、本当は必要ないのではないかと思われる人も沢山いましたね。私はそういう付き合い休日出勤みたいなものはやりません。それで、何を考えたかなんですが、今の世の中、クラウドやwifi環境が進化することで、会社にいなくても仕事が出来る環境が整ってきていますよね。ということは、丁度、節電要請もあるので、自分の席以外で仕事をする習慣を推し進めてはどうかと思うんです。会議も電話もないところで、環境を変えて集中すると仕事ははかどりますよ。アイデアだって湧いてくるかもしれません。静かなオフィスでそんなことを考えた。明日、冷倉庫直るといいな~。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.06.12
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今日は、エリザベス女王の公式誕生日ですね。公式誕生日って何?と思われる方も多いでしょうが、この話は去年詳しく書いたから止めとこう。 さて、この間、ある方に聞いてとても驚いた話をしよう。ロンドンは、言わずと知れた、金融の中心地。世界中の金融機関がもれなくオフィスを設けている。先般、日本人なら知らない人がいないであろう金融機関が、新しい現地トップの派遣を決めてイギリスの監督官庁(FSA)に申請を出したところ、書類審査で跳ねられたという話を聞いた。イギリスでは、金融機関の現地トップについて、書類審査及び面接で適性を審査する制度(fit & Proper rule)があり、当局の審査を通らなければ、現地トップとしての赴任は認められないのだ。その金融機関は、おそらくはイギリスの現地法人として、車内エリートを選任したと思われるのだが、当局の回答は、「経営者としての経験のないからNG」というものだったそうだ。その会社は、慌てて、アジアの事務所のトップ経験のある人に差し替えたそうだ。おそらくは、日本の場合、子会社の社長というのは、上がりポストである場合も多く、将来の経営者への登竜門という意識は薄い。金融機関のトップとなる人が経営経験がある人ばかりかと言えば、そんなことはないだろう。しかし、イギリスの場合、企業経営こそプロフェショナルなスキルで、経験もない人が出来るという根拠が理解できない、という発想だ。どちらが正しいのかはよくわからない。ただ、日本の政治の混乱などを見ていると、少なくとも組織経営を成功した人に担当させるべきだと思うのだ。だって、人を動かして組織を回すのって、結構大変ですよ。イエスマンだけ侍らせたり、自分が一番詳しいと言って細部に口出ししたり、相談に来た部下を怒鳴り散らしたりして、うまく組織の力を発揮するなんてありあえないですからね。やっぱり、行政組織を運営する人は、地方自治体とか色々経験した方がいいんじゃないでしょうか。やっぱり、組織を動かすには人を動かす必要があって、人を動かすには人の心を動かす必要がありますから、組織をうまく動かした人というのは、人間としての魅力がある人であると思うんですよ。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.06.12
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今日は、フィリップ殿下(Prince Philip, Duke of Edinburgh)の90歳の誕生日だ。日本の方には分かりにくいかも知れませんが、エリザベス女王の夫であるフィリップ殿下の地位はプリンスなんですよ。年は関係ないのです。それはさておき、フィリップ殿下は、本当にお元気だ。ギリシャ王子の子として生まれ、長い海軍生活で活躍、第2次世界大戦でも従軍し、1947年にエイリザベス2世と結婚。来年は、エリザベス女王の王位即位60周年記念の年だが、彼らにとっては結婚65周年の年でもある。フィリップ殿下は、毒舌と失言で世界的に有名な人だ。パプアニューギニア探検から戻った学生に、「食べられなくてよかったね」と言ったり、イベントにマドンナが出演しているが、と言われ、「耳栓がいるよね」と言ったり、中国にいる英国人留学生に、「あんまり長くいると、目が細くなるよ」と言ったり、故障した機材を見て、「これはインド人が作ったんだろうな」と言ったり、彼としては、ジョークのつもりなのだろうが、時に、物議を醸すことも度々だ。ただ、これって、結構、イギリス人のジョークとしては、典型的とも言える気もするのです。昨日BBCの1時間特番を観たが、インタビューでも、かなり奔放にお話になっていて、本当に愛すべき人だな、という印象を受けた。しかし、女王である妻に60年以上も仕えるというのは、どういう心境がするものであろうか。きっと誰にも言えない苦悩などもあったのだろうが、我々が目にするフィリップ殿下は、常に甲斐甲斐しく寄り添い、女王の威厳を傷つけないようにしつつ、自らの役割をしっかりと果たしてこられたように思う。彼は、「自分は、役割は果たせたと思う。そろそろ、公務を減らして、自分のための時間も過ごしたい」とも仰っていた。「普通のおじいさん」に戻ってみたいということだろうか。それもよかろう。可愛いひ孫と遊べるまで、お元気でいらっしゃればと思う。いや、意外にこの方なら、ひ孫の恋人に際どいジョークを言っていそうな気もする。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.06.10
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実は、今日から某週刊誌で私の記事の連載が始まりました。そちらでは、結構真面目なことを書いていますので、ブログの方は、ややバージョンを落として、バランスを取っていこうかと思っています。だって、そんなに立派な人間でもないですから、背伸びしすぎるとポシャリますからね。ところで、皆さん、見ました?ルーニーの植毛後の頭。http://t.co/Bd1M4TW 本人が、twitterで披露し、同僚のファーディナンド他からも突っ込み満載で、話題をさらっている。そこへ、新たな話題を提供したのが、スキャンダル王となったギグスだ。モデルとの不倫に絡んだ、報道差止命令をtwitterが骨抜きにしてしまったことから、プライバシーに関する大論争を巻き起こしている彼だが、その後、義理の妹との不倫という驚愕の事実も判明したのだが、今日になって、ストレスによる抜け毛に悩むギグスが、薄毛治療に3万ポンド費やしているとの記事が出た。馬鹿馬鹿しいと言えばその通りだが、古今東西、富や名声を手に入れた者が、最後に手に入れようともがいて、結局手に入れられないのが「若さ」だ。それに、この手の話は、中年男子として、理解できなくもない。それはそうと、独断と偏見だが、英国には薄毛の男性が多い。だが、そういう人の場合、短髪(平たく言えば坊主頭)にしている人がほとんどだ。そして、いわゆる、官僚や金融マンのようなお堅い仕事の人もそうなのだ。多分、日本だと、ぎょっとされてしまいますよね。でもいいと思うんですよ。1.9分けとかよりはずっとクールです。この機会に、頭もスーパー・クール・ビズということでどうだろうか?流行らないかな。今日は、某特定多数の人から反感を買っているかもな~。まいっか。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.06.09
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ドイツで発生した大腸菌O104の問題で、欧州が大混乱に陥っている。既に、死者26名、感染者も3000名に迫ろうとしているが、何より恐ろしいのは、未だに感染源が特定されていないことだ。 以前「えー、スペインのキュウリじゃなかったの?!」に書いた通り、当初は、スペイン産の野菜が犯人とされていたが、その後、撤回。最近になって、ドイツ産のもやしが真犯人との報道がなされた。だが、これもどうやら実証されていないとのこと。ちなみに、スペイン産キュウリだと発表したのは、ハンブルグ州政府で、その情報を各国政府に流したのは、欧州委員会。ドイツ産もやしだと発表したのは、ニーダーザクセン州政府というややこしさ。時間が立てばたつほど、発生源の特定は困難になるのは目に見えており、ドイツ政府に対する風当たりは厳しくなる一方である。ロシアは、この問題が発生し、スペインのキュウリが犯人扱いされていた段階で、早々に、EU全域からの生野菜の輸入を停止した。過剰反応だとEU各国は非難したが、結果的に、ロシアの対応は、正しかったのかもしれない。そうなると苦しいのは日本だ。日本は、原発事故の風評被害について、過剰対応を慎むようにお願いをしている状況だ。この時期に、安全を見越した対応が是という意識が高まるのは、正直辛い。また、見方を変えると、ドイツ政府及びEUが行った、十分な科学的根拠に基づかない段階でのスピード重視の注意喚起が、結果的間違いであったことで、今後、各国政府の危険情報の開示姿勢が慎重となり、今度は、情報隠匿によるリスク拡大という事態を招くようなリスクも増したように思う。発生したパニックと風評被害を非難する気持ちは分かるが、結果的に、情報隠匿に繋がってしまっては、元も子もない。まあ、しばらくは、自衛のために、お気に入りのオーガニックスーパーでも生野菜は買わないようにするしかないな。フルーツも、なるべくは、皮をむいて食べるものにしよう。しかし、EUで一番お金持ちのドイツで起きた事件で、風評被害の補償はEUがやるのかー。きっと割り切れない国が多いだろうな。EUは中々大変だ。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.06.08
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昨日、ドイツ政府が、正式に、2022年までの原発全廃を決定しました。メルケル政権は、9ヶ月前にシュレーダー前政権の原発全廃の方針を覆して、原発稼動期間の延長を決めたばかりであったが、福島原発事故を受けた世論の変化等を背景に、180度の方針転換を行った。ドイツは、元々環境問題に厳しく、隣国ソ連でのチェルノブイリ事故の記憶も鮮明であることから、原発支持率は低い。政権基盤の弱いメルケルが、世論に敏感に反応して方針転換を行ったこと自体に、それ程大きな驚きはない。今回のドイツの決定は、先駆的で世界が注目する大実験である。現在のドイツの電力供給源の、約23%が原子力で、再生エネルギーは17%(石炭50%、天然ガス13%)だそうだ。それを、2020年までに、このうちの再生エネルギーを35%まで引き上げるという。その通りに行けば、大いに結構な話だが、再生可能エネルギーにも問題はあるので、一筋縄ではいかないだろう。再生可能エネルギーは、一般に供給が不安定であり、送電網のレベルアップ(スマートグリッドの導入)などが必須であるし、新たな風力発電所等の設置等にも前向きな自治体ばかりとは限らない。そもそも、ドイツはフランスから電気を輸入しているが、現状でもドイツの電気料金はフランスの約2倍と言われている。原発の全廃で、ドイツの電気料金は1割以上値上がりするとも言われているが、果たして、ドイツ人は、再生エネルギーによる高価な自国製電力を購入し続けるのであろうか。色も形もない電気だから、同じ性能なら安いほうを選ぶんじゃなかろうか。更に言えば、日本と並ぶ、先進工業国であるドイツを基盤とする産業の国外移転が加速する可能性もある。色々書いてはみたが、私は、それでも是非、ドイツには、脱原発先進国の経済発展モデルを構築してほしいと思う。ドイツの実験を横目で見させてもらえることは日本にとっても幸運だ。米仏との協調も大切だが、ドイツとも協力できる部分は協力して、新たなロールモデルを探っていくべきだろうと思っている。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.06.07
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先週、会員になっているジェントルマンズ・クラブの昼食会に参加した。ジェントルマンズ・クラブ(紳士クラブ)というのは、会員制のクラブで、元々は上流階級の人だけが加入できる特殊な組織を指すものであったが、昨今では、それ程資格要件が厳格でないものもあり、私のような者でも、加入することが出来るものも存在する。その日は、某流通大手の幹部による講演を聞きながらのランチ。聞けば、彼もこのクラブの会員だろうとのこと。集まった人達の様子を見る限り、講演の中身は二の次で、目的は、ネットワーク作りだというのがよく分かる。偶々、私の隣に座った方が、日本に縁のある方で、ジェントルマンズクラブを通じたネットワーク作りについて、丁寧にノウハウを教授してくれた。まあ、要するに肝は、「ここには、日本人は極めて少ないが、ビジネスマンで知識人でもある彼らは、日本に対する尊敬と興味を持っているから、どんどん自己紹介して、話しかけなさい」とのアドバイスであった。それはそうだろう。イギリスは列記とした階級社会であるため、ここから先へは入りにくい世界というものを感じる機会は多い。だが、紳士クラブのメンバーとして、その場に居合わせることで、すでに大きなハードルを一つ越えて、同じコミュニティに属している状態だとみなしてもらえる可能性はあるわけだ。まあ、昼間から、涼しげに、ワイン片手に社交ばかりやっているわけにもいかないが、イギリス社会の本質を見極めるためには、(ちょっと息苦しくもあるが)紳士クラブに出没する回数をもっと増やそうかなな、と感じているところだ。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.06.06
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今日は、家事・買い物とスポーツジムの普通の休日でした。ただ、スポーツジムで見始めたテニスのフレンチオープン決勝。あまりの好勝負に最後まで観てしまいました。いやー本当に、素晴らしい勝負でした。結果は、ご存知の通り、ナダルがフェデラーを下して、何と、フレンチオープン6度目の優勝。これで、ナダルは世界ランクNo.1を維持したわけですが、フェデラーも素晴らしい技術を見せてくれましたので、ウィンブルドンでの再戦が楽しみです。今日の試合では、終了間際に、一瞬ナダルが感極まってタオルで顔を拭うという場面がありました。解説陣も、こんなナダルは観たことがないと言っていました。若き日に、超えたくて超えられない高い壁だったフェデラーが、今回は、完全にチャレンジャーとして対峙、本調子でない中で決勝まで上がってきたナダルとフェデラーは、声を出さずに会話をしているようなゲームでした。試合が終わった後のナダルがっフェデラーを見ているときの顔が物凄く印象的でした。完全に、少年の顔に戻っているのです。ナダルって、物凄く精神力が強くて、間違いなく努力家で、既に物凄いお金持ちなのに、いつまで経っても少年のような顔をしていますね。まあ、これは、サッカーのメッシにも言えますが。何だか、そういう人っていいなーと思う。あと、フランスでフェデラーとナダルがインタビューを受けていると面白いですね。フェデラーはフランス語・スペイン語・英語の三元中継。英語が国際コミュニケーションの手段だというのがよくわかる。さて、今日も、他愛もない日記を書いています。ずっとお読み頂いている方はお気づきかと思いますが、最近かなりバージョンダウンしていますよね。一時期は、社会派ブロガーとして、1日に数万件のアクセスがあったりしましたが、何だか、熱くなりすぎている自分が普通の自分でないような気がしてきたのです。つまり、何だか偉そうに、他の人がどうだとか世の中おかしいんじゃないかとか、書いているけど、自分はそれ程に立派な人間なのだろうか、もっと自分がやりたいことに忠実に生きてみるべきだろう、という気がしているのです。ただ、この恵まれた環境で色んなことを感じながら自分自身が成長し、世の中のために何かをやりたい、というのも自分のやりたいことの中の多くを占めていますので、徐々に丁度いいところに持っていこうと思っています。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.06.05
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今日は、かのサッカーの聖地、ウェンブリー・スタジアムに行き、サッカーのヨーロッパ選手権予選、イングランド対スイスの試合を観てきました。 サッカーの試合は、何度も観にいっていますが、ウェンブリー・スタジアムは初めてです。今日の入場者は、約8万5千人。圧巻です。試合は、前半、立て続けにスイスが2点入れた後、イングランドが前後半に1店ずつ返して2対2の引き分け。自力差とホームゲームであることを考えれば、イングランドには厳しい結果です。ただ、イングランドは、今、世代交代の最中であり、また、ルーニーとジェラードの2枚看板も今日は欠場。まあ、こんあもんかなーという感じもありますね。とにかく、イングランドの最大の課題は、キーパー。これは、先のワールドカップでも露呈しましたが、全く、改善されていませんね。まあ、最大の原因が、プレミアリーグの各チームが、世界中から優れたキーパーを連れて来るので、自国のキーパーが育たないことみたいですから、何んとも難しい問題ですね。後は、黄金世代からの世代交代ですね。まあ、とにかく、現地で観ると雰囲気がとても楽しいですよ。ヤジとかブーイングとか、試合後のパブなんかも。まあ、帰りの電車もうるさいのはちょっと疲れますけどね。 また、今度、ルーニーやジェラードのいるときに、応援に行こうっと。できれば、すっきり勝つ試合を観たいですからね。・・・そうなると、帰りに電車はもっとうるさいなー。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.06.05
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今日のロンドンは、晴天でとても清々しい。イギリスは、冬は天候も悪くずっと暗くて最悪であることもあり、その分、夏はこの上なく素晴らしいと感じる。ちなみに、冬だと3時半くらいに暗くなるが、今頃は、10時くらいでもまだ薄明るい。ちなみに今は夜の9時前だが、部屋の電気をつけずいこれを書いている。これは、お分かりのように、緯度が高いのとサマータイム制度によるものだ。日本でも、ここ何年もの間、節電対策として、サマータイム制度の導入が検討されてきた。そして、今年は、東京電力管内の幾つかの企業等が、独自にサマータイム制度を導入するのだそうだ。私は、以前から日本にもサマータイム制度を導入すればよいと考えているが、今回の話については、何だか違和感がある。今回の節電要請は、電力消費の集中による大規模停電の回避が目的なのだと理解しているが、おそらく、電力消費のピークは、13時~15時だから、サマータイムを導入して、1~2時間、始業及び就業時間を早めても効果はないのではないかと思うのだ。それに、一部の企業でこれをやっても、例えば、取引先からの連絡や顧客からの問い合わせなどを考えれば、帰るに帰れない人もいるでしょうし、単に、未だ明るいうちから帰宅しにくいという雰囲気の職場もあるでしょう。それに、託児所に子供を預けて出社しているような人は、出社が2時間早まったらどうするのでしょう?私は、サマータイムをイギリスで経験して、中々に素晴らしい仕組みだと思っているので、電力消費の集中回避という本来目指すべき効果も期待できないのに、節電という美名の下で、見切り発車でスタートして、結局、マイナスイメージが出来上がるのが嫌だと思っているのだ。だから、やるなら、もう少し落ち着いてから、みんなでやりませんか、と、つぶやいておく。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.06.03
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さて、書いていて愉快な話ではないのだが、今日は、このことについて書くしかないかなーと。何だかよく分かりませんが、とにかく菅首相が自ら退任する意思を表明したそうですね。その意思表明を受け入れて、分裂必至と見られていた民主党の大多数は、一部の造反こそあれ、内閣不信任案に反対し、結果的に、菅首相は信任を得たようだ。ただ、結果的には、これは、民主党分裂を避けるために採られた方便であって、菅首相が、首相失格の烙印を押されて失墜させらたことには違いない。しかし、ことの成り行きを見るにつけ、平たく言えば、菅総理は、リーダーに相応しくない、首相の器ではない、という理由で不信任されそうになっていたわけですよね。それって一体何なのでしょう。敢えて、個別の批判を並べ立てることはしません。ともかく本当の問題は、個人の資質とかよりも、こういう方が首相に選ばれてしまう仕組みにあるのではないでしょうか。このままだと、本当に日本の政権は信用されず、国益を大きく損ない続けます。本気で、リーダーの選び方(※リーダーの育て方と表裏一体)を変えるときではないでしょうか。例えば、イギリスであれば、キャメロンは、30代の頃から、将来の首相候補として、様々な場面での討論やスピーチを行うことで、国民全体が、彼が真に国家のリーダー足りうるかの見定めをやってきました。大統領のような直接選挙ではないにしろ、先の総選挙はTVでの党首討論なども踏まえれば、明らかに誰を首相に選ぶかの選挙であると感じました。アメリカ大統領選挙については、詳しく述べるまでもないでしょう。全人格的な能力・資質をもってしてしか、選ばれようのない仕組みとなっている。繰り返しますが、お腹が弱くて辞めた首相、自分は可哀想なくらい頑張ってるんだと嘆いて辞めた首相、漢字が読めないと非難されて辞めた首相、それぞれ、どうかとは思いますが、そもそもリーダーの資質なし、というのは、どう考えても、選んだ人達の責任が大きいし、そんな人が選ばれてしまう仕組みの問題です。米国スタイルは無理でも、英国スタイルに近づけることくらいは、本気になればすぐに出来ると思う。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.06.02
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さーて、最近は、どうも新聞で言うと、政治・経済面ではなくて、スポーツ・社会面中心になっているみたいですが、今日も、所謂、3面記事ネタで行っときます。日本でも話題になっていますかね。ドイツを中心に多くの感染者が出て、既に16名の死者まで発生している、腸管出血性大腸菌O104の感染問題。ドイツの保健当局は、当初、スペイン産のキュウリを感染源の一つとして公表し、キュウリ、トマト、レタス等の生野菜の摂取を控えるようにとの声明を出していた。その結果、スペイン産の野菜は、店頭から姿を消し、輸入も停止されました。しかし、昨日になって、実は、スペイン産のキュウリから検出された病原菌は、別の弱毒性の菌であることが判明したのです。つまり、スペイン産のキュウリは、犯人ではなかったわけですね。これは大変なことです。スペインの農家や関係者がが蒙った実害と風評被害はどうなるのでしょう?これはドイツに負担してもらうしかないと思いますよね。スペイン側は、もとより、仮にスペイン産のキュウリが原因だとしても、流通経路において菌が付着した可能性もあるのだから、スペイン産のキュウリ全体が問題あるかのような対応は問題だと主張しており、日本でもよくある、担当大臣がTVの前でスペイン産のキュウリをかじるパフォーマンスなども織り交ぜて、必死の防戦を張っていたところでした。それが何と、そもそも、犯人じゃなかったとは・・・。日本でも、食品に関する風評被害の問題は、現在進行形で発生していますが、この問題は中々の難問です。先ず、安全面を考慮すれば、疑わしきは避けるように指導することが必要であり、この初動が遅れて被害が拡大したりすれば、取り返しがつきません。一方で、それが誤りであった場合に、全てを風評被害として扱い、莫大な損害賠償請求の対象となるのであれば、逆に、リスクを恐れて注意喚起が妨げられるというディレンマに陥ってしまいかねません。私も、明快な答えは持っていなくて、食の安全に関する検査基準や監督体制を不断に見直し、同時に、厳密な原因究明+予防策の構築、違反事例への厳格な対応を行うことくらいしか思いつきません。風評リスク問題は、ゼロにするのは難しいので、事後の信頼回復でいかに知恵を絞れるかですね。本当に問題ないならピンチをチャンスに変えて市場を味方につけることも、常にとは言えないまでも、不可能ではないとも思えますしね。あー、それはそうと、こんなことなら、日曜日に行きつけのオーガニック専門のスーパーマーケットで見つけた大安売りのスペイン産のイチゴを買っておくべきだったな。だって、イギリス産よりずっとおいしいんですもの。何だか締まらない終わり方だけど、まあいっかー。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ
2011.06.01
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