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今日のアップはミドリフグ(Tetraodon nigroviridis)です。本当は本種に良く似たフグが何種類かいるのですが、分布域が限られているため我が国で見かける物はほとんどコイツだと思っていいと思います。東南アジアからインド、スリランカに至るまで非常に広く分布している淡水フグですが、実際のところ純淡水では長期にわたって上手く飼育する事は難しいような気がします。理想的には、海水の半分くらいの濃度の汽水で飼育するのが好ましいと思われますが、そこまで行くと管理が大変なので我が家では1/4濃度の汽水で飼育しています。 小さいうちは美しいライトグリーンに小さな黒い水玉模様と非常に愛らしい姿ですが、大きくなってくるとだんだん体が黒ずんできてお世辞にも可愛いと言えない姿になったりします(苦笑)。飼育水さえ用意できれば飼育は難しくないのですが、いくつか問題を抱える魚でもあります。 その第一が餌!基本的にフグの仲間は人工餌を好みません。アベニーパファーでもそうですが、個体によっては巻貝しか食べないとか偏食でワガママ(笑)なものもいます。ミドリフグの場合は、冷凍アカムシか乾燥クリルを食べてくれる事が多いのでこの辺りを主食にしましょう。 次に、これが一番の問題なのですが性格がきつすぎです。こんな愛らしい姿なのに、とにかくキツイのなんのって・・・。同居の魚のヒレはまずカジカジされちゃいます。フグ自体の動きがさほど敏捷ではないので普通は殺されるまでは行きませんが、エビやコリドラス辺りは要注意です。基本的には、この種だけで飼育するのが正しい道ってもんだと思います(笑) それにしても、さかなおやじのイメージにあまりそぐわない魚種でしょう?(笑)実はこれ、我が家に大量に棲息するなんちゃらカワニナ撲滅キャンペーンの一環として連れてこられました。何しろ無類の貝好きですから、水槽に入れたとたん眼の色変えて巻貝を貪り食います。巻貝があわてて殻の中に引っ込んでもお構いなし!その丈夫な歯でバリバリと殻を砕いて食べちゃいます。水槽に導入して2、3日もすれば、水槽内の巻貝は見事に一掃されちゃいます。 これはもう、巻貝駆除の最終兵器と言っても過言ではありません(笑)。ただ、いくつか問題点も抱えてます。一つは、あまりに急激に巻貝を食い散らかすので水質が一気に悪化する事。二つ目は、元々その水槽で飼育したいる魚をカジカジする事。三つ目は純淡水での長期飼育が無理なので、一つの水槽の巻貝駆除が済んだらしばらくは汽水水槽で休養を取らせてやらねばならぬ事。まぁ、なにしろ最終兵器ですからそれくらいの副作用?が出てもやむを得ないかと・・・。良薬口に苦しって言いますからね。
2006/01/30
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元々冬の寒さが苦手なさかなおやじですが、ここに来てすごく嫌な仕事が舞い込んで来ました。ただでさえ寒いって言ってるのに「厳寒のドイツ」に飛べって・・・。あのね社長、そりゃ私に死ねって言ってるわけ??それとも新手のリストラ方法ですかぁ~?(笑)。くぅ~ッ、仕事とは言え行きたくね~! 悲しいかな従順なジャパニーズビジネスマンですからね~わ・た・し!でも、厳寒のドイツで冷え切った体を温めなくてはと言う事で、帰国後すぐに熱帯地方に旅立つ事にします。もちろんこっちはプライベートです(笑)。会社にはすでに有休届出してあります。もちろん、一切の質問を許さず!!って厳しい表情で提出したので、何か言いたそうでしたが黙って受け取ってくれましたぁ~♪ それでもってどこ行こうかなぁ~、と計画中です!旅行って計画してる時が一番楽しかったりするんですよね。ほんとは、久しぶりにスリランカ訪問して見たかったんですが、思ったより一昨年末の津波の影響が残っているらしいので今回はやめときます。それで、今候補に挙がってるのが以下の3つのプランです。旅行期間は最長で10日間なので、残念ですがそれほど大掛かりな旅行は出来ません。プラン1:マレー半島東側にあるチニ湖に怪獣を探しに行く マレー半島のチニ湖と言うところは、以前からネッシーのような恐竜が生息していると噂のある湖です(笑)。何年か前も、現地の新聞に目撃情報が掲載されたって言いますから・・・。また、かつて古代クメール王朝が栄えた場所らしく、遺跡のようなものも見つかっています。なんでも、ドラゴンは水底に沈められたクメール王朝の秘宝を守ってるそうです。今回は、軽薄で好奇心旺盛なプロダイバーをそそのかして同行し、二人でチニ湖に潜ってドラゴン探しをしようって言うプランです!まぁ、ドラゴンはともかくチニ湖周辺は未だ手付かずの密林も多く残ってるようですから、ジャングルだけでも楽しめるでしょう。プラン2:マレー半島中央のタマンヌガラに野生の虎を見に行く マレー半島の中央部にはタマンヌガラと呼ばれる広大な国立公園があります。公園と言っても、要するに未開のジャングルをそのまま残してあるだけなので、公園内では野生の動物が沢山見られます。原住民のカヌーを使い、また徒歩でひたすらジャングルを分け入り、観察ポイント(到達まで3日以上ジャングルトレッキングする)にあるブンブンと呼ばれる観察小屋というよりは檻みたいな建物の中に入り野生動物を観察します。運がよければトラやゾウ、ヒョウなんかも観察されるそうです。でも、観光地ではないので観察者の身の安全は保証されてませんけど・・・プラン3:ボルネオの高峰コタキナバルに世界最大の花を見に行く ボルネオ島のサバ州にあるコタキナバルという山は確か富士山並みの高さの山だったと思いますが、この中腹にラフレシアという世界最大の花が咲いています。皆さんもテレビとかで見たことあると思いますが、すごく巨大ですごく臭い奴です!(笑)。何しろ、その臭さにつられてハエが寄ってきてミツバチの代わりに受粉してくれるって言うんですから・・・。コタキナバルには行った事があるのですが、その時はラフレシア見つけることは出来ませんでした。今回はリベンジという事で考えてます。 いかがでしょう?皆さんならばどのプランを選びます??(笑)。どれも、まっとうな中年おやじの立てる休暇プラントは思えませんが、これくらいしないと厳寒のドイツで体に染み付いた寒さが取れないと思われます。うーん、悩ましいです。でも、こんな嬉しい悩みならいつでもウエルカム!
2006/01/28
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今日のアップはトランスルーセント・グラスキャット(Kryptopterus bicirrhis)と言うタイからマレーシア、インドネシアにかけて棲息する体長10cmほどのナマズ。もっとも、ショップで見かけるのは体長5cm前後の個体で、それ以上のものはめったに見かけません。今のところ100%採集個体なので、現地で余り大きな個体は日本には不向きという事で選別しているのかも。確かに、10cmオーバーのこのナマズを買おうって人はあまりいないかも?(笑) なんと言ってもこのナマズの最大の売りは透明なボディ!数ある魚の中でも、体の透明度では有数のこのナマズは、今回紹介した画像でもバックの水草が完全に透けて見えてます。本来であれば、この手の魚は結構苦手系のはずの私も、この透明感のせいかトランスルーセント・グラスキャットは嫌いじゃありません。ただ、この仲間のインドネシアン・グラスキャットのようにボディが褐色になっただけでもうダメです(笑)。あの長いひげが、フナ虫やゴキブリを連想させて・・・ その特異な外見から結構人気も高く、大量に東南アジアから採集個体が輸入されてきます。また、最近ではグラスフィッシュ同様体内に蛍光塗料を注入したカラーグラスキャットなるものも出回るようになりました。こちらは個人的にはあまり好きではありませんが、確かに一種独得の人工美って感じもします。 飼育書などでは丈夫で温和と書いてありますが、所詮ナマズはナマズ!長いヒゲに触れてなんとなく食べられそうな大きさと彼らが判断した(ナマズの判断力ですから)物はとりあえずすごいスピードで口の中にかっ込みます(笑)。したがって、口に入るサイズの小魚やビーシュリンプなどは間違いなく餌食になりますな。もっとも、確かに性格は温和なのでサイズさえ配慮すれば他の魚に危害を加える事無くうまくやって行きます。 水質は特に極端なものでなければ何でもOKです。餌は上記のような性質ですから口にさえ入れば何でも食べますが、冷凍アカムシやイトミミズ辺りが大好物です。普段は物陰に隠れてヘロヘロ泳ぎをしている彼らが、アカムシの匂いが水槽内に立ち込めるや否や猛然と開けた明るい場所にダッシュしてきて狂ったように右往左往しながら餌を探すのを見ると、ああこいつらもやっぱりナマズなんだなと変に実感してしまいます(苦笑) そんなトランスルーセント・グラスキャットのしらざれるもう一つの特徴は「頭のてっぺんに毛が一本ピヨ~ンと生えている事!」(爆笑)。もちろん、実際には頭髪ではなく背ビレが退化して痕跡的になってるだけなんですけど、とにかくこのナマズの背中には一本だけ毛のように背ビレが生えてます。よっぽど注意してみないと発見できないほど痕跡的ですけど・・・その有様は、まさにサザエさんの波平状態!(笑)とでも申しましょうか。そんな波平ナマズの命より大事?な背ビレですが輸送の途中にもげてしまうのか欠損した個体もよく見かけます。これが本物の波平だったら死活問題なのかもしれませんが(笑)、トランスルーセント・グラスキャットにとっては別にどうという事もないらしくて平然としております。 そう言えば、私が学生の頃通学に使っていた最寄り駅は日本でも有数の混雑で知られる都内の某駅だったのです。どれくらい混むかというと、電車の改札に入るために整列するほどで、まるでTDLの人気アトラクション並みでした(苦笑)。当然朝のラッシュ時などは電車の中はギュウギュウの箱詰め状態!乗客を無理やり押し込むためのおしくら饅頭専用駅員が各ドアの傍にスタンバイしてたほどですから。当時中学生で、背も低かった私などは周りの人間に押されて体が宙に浮いた状態(つまりはおしくら饅頭の中心部で足が地面から完全に離れているんです)で目的の駅まで行く事が常でした。内部の人間の圧力で?電車の乗降口のガラス窓が割れると言う事もたまにありましたね~。 ある日の事です。そんな殺人電車に乗ろうとアトラクションの整列をクリアし、やっと列の最前列(つまり乗降口の前)まで進んできて「さぁ、次の電車にやっと乗れるぞ!」っと考えているとホームに電車が入ってきました。目の前に自分が乗り込むべき乗降口が停止した時、入り口のドアに変なもの見つけました。なにかがドアに挟まっているのです。・・・って良く見ると人の髪の毛じゃありませんか。きっと、前の駅で無理やり押し込まれちゃった時に頭の毛の部分だけ外に忘れちゃったんだろうと考えるのが普通ですよね。でも、まもなくドアが開くととんでもない事が判明したのです!なんと、電車の中にいるはずの頭髪の持ち主がいないんです。 ドアが開くと、その物体(笑)はポトリと下に落ちました。そうなんです!それは1個のカツラじゃありませんか(爆笑)。普段はみんなむっとした顔で殺気だった駅の構内で、その一角だけ乗客の爆笑が響いてました。グラスキャットの波平ヘアを書いていたら急にその時の事を思い出してしまいました。あの時カツラの持ち主はどこにいたんでしょうね?さすがに、あの状況でカツラを取りに公衆の面前で名乗りを上げる勇気がなかったのでしょう。その場では持ち主はわかりませんでした。普段は無愛想で張り倒してやりたくなる、旧国鉄職員もその時ばかりは、その忘れ物(落し物か?)を手に笑いながら持ち主探してました。それにしても、あの持ち主はその後のどうしているのでしょうか?あまり幸せな人生送ってない気がします・・・
2006/01/27
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今日のアップはゴールドリング・ダニオ(Danio sp.)です。2004年にミャンマーで発見されたバリバリの新種で、未だ学名は付けられていません。ちなみに、同時期に同じミャンマーで発見されたのが例のブルーグリッターダニオです(苦笑)。前にも書きましたが、国際社会から経済制裁を受けた状態のミャンマーの軍事政権の外貨獲得政策の一環かどうかは判りませんが、ここ数年ミャンマーには様々な分野の生物学者が研究に訪れているようです。我々アクアリストは、その恩恵をこうむっていると言えなくもありませんが、とにかくここに来てやたらにミャンマーの魚が我が国に輸入されてきます。うーん、スーチー女史には大変申し訳ないと思うのですが、アクアリストとしての血がこれらの魚の入手を止めさせません。 ゴールドリング・ダニオはゼブラダニオの仲間だけあって、すごく丈夫で飼育に関してはまったく心配ありません。と言うか、この魚が上手く飼えないと言うのはよほど劣悪な飼育環境としか思えません(笑)。そんな、ゴールドリング・ダニオですが、見た目もなかなか素敵です。特にオスは地色がその名の通りゴールドに輝き大変綺麗です。ちなみに、メスはトップの画像のように地色がシルバーを基調としています。 ところで、皆さんはレオパードダニオってご存知ですよね?ちょうど、この魚のスポットをもっと微細にしたようなダニオで、丈夫で飼い易いので人気がある魚です。実はこのレオパードはゼブラダニオの改良品種と言われています。なんでも、東欧諸国が共産主義時代に外貨獲得のため国家プロジェクトとして改良したとの噂が流れていました。確か、同様の話はオデッサバルブを紹介した際にも紹介したと思います。ただ、皆さんはこの話を信じます?ちなみに、私はまったく信用していません。 と言うのも、金魚やグッピーをはじめとする観賞魚の改良の歴史の中でゼブラダニオからレオパード・ダニオ程顕著な変貌を遂げた例は知りません。例えば、錦鯉の黄金も原種からは想像できないものですが全身がピカピカなので「ああ、これは体の虹色色素細胞が異常増殖した結果だな」とか理解できるのです。でも、レオパードダニオの場合ゼブラダニオの全身に虹色色素細胞が増殖したとしても、全身に散らばる微細なスポット模様の理由付けにはならないと思います。 ただ、ここで一つ問題なのが生物化学の分野の研究者達によって両者の遺伝子が同種なみに類似していると言う結果が出てしまっている事です。そこで、自説を曲げるのがとことん嫌いなさかなおやじとしては「両者は亜種の関係である!」と言う安心理論(笑)を打ち立てています。これならば、DNAだって怖くない!(笑) 亜種だとすれば、ゼブラダニオの亜種である?レオパードダニオの生息地はゼブラダニオのそれと隣接していなくてはなりません。ちなみに、ゼブラダニオは、パキスタン・バングラディッシュ・インド・ネパール・ミャンマーに分布してるので、その周辺もしくは同じ地域がレオパードの生息地と言う事に・・・ さらに、ここでゼブラダニオのブルーラインからレオパードの微細なドット模様までの変化を考えると、近縁種のスポッテッドダニオって奴がミャンマー北部にいるではありませんか!(笑)こいつは、ゼブラダニオのブルーラインが所々途切れたような模様なんです。という事はレオパードはミャンマーより東側もしくは北側かな?と前々から勝手に推測してました(爆笑) そこに来て、このゴールドリングの登場です!これはまさに「さかなおやじの安心理論」(笑)が正しい事の裏づけではないでしょうか?これぞミッシングリンクそのものです!!・・・ってかなり大げさな事言ってますが、要するに「レオパードダニオは種として存在する。そして、その生息地はズバリっ!ラオス北部とみた!!」って事が言いたいわけです。ラオスならば、第二次大戦後共産主義国家だったので、西側ではなく東欧諸国に魚が渡ったと考えても不思議じゃないですしね。 でも、ラオス北部って・・・安心理論が正しい事を証明するために自分で現地に飛ぶにはあまりにもハードな気がします。少なくとも妻子持ちの中年おやじが会社休んでまで出かけるところじゃないなぁ~。
2006/01/25
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今日のアップは、イエローストライプ・シクリッド(Melanochromis auratus)と言う、アフリカの大地溝帯にあるマラウィ湖にすむ体長8cm前後のシクリッドです。写真を見ればお判りのように、非常にカラフルです!どちらかと言うと淡水魚離れして海水魚の雰囲気さえあるほどです。でも、人気は?と言うと・・・ありません(苦)。 さかなおやじが小学生の頃は、まだアフリカンシクリッドブームのはるか以前だったので、入手可能なアフリカンレイクシクリッドと言えばこのイエローストライプかゴールデンゼブラくらいでした。いまや、雑魚扱いの「アーリー」でさえその存在自体知りませんでしたから。また、当時は熱帯魚に関する情報もすごく少なかった時代なので、「このシクリッドはどうやら口内保育するらしい!」と聞いただけで、頭の中がパァ~ッ♪っとなってしまい(笑)、夢中で飼育した事を憶えています。 この間、今年度の誓いである(笑)「熱帯魚の繁殖記事」のネタ探しにショップの水槽物色してたら、この魚を見かけ、かつての思い出も蘇ってきて思わずゲット~!!となった訳です。それにしても、これだけ色鮮やかな魚なのにどうして不人気なのでしょう?? その訳は「とにかく底意地が悪い奴だから!」(苦笑)。どういう訳か、この手のシクリッドは皆「我輩の辞書に協調性という文字はない!」みたいな奴ばかりでとにかく水槽内は修羅場と化します。今回写真を撮った個体はまだ3cm程の幼魚ですからまだしも、これが体長5cmくらいに達するといよいよK-1ワールドの開幕です!見てる方が「いい加減にしろッ!」と言う気力もなくなるくらいに激しくバトルを繰り広げます。 これはまぁ、ただでさえ餌の少ないと言われるマラウィ湖で生き残るために仕方なく身に付けた性格なんでしょうから同情すべきところもありますが、平和主義の傾向が強いアクアリストは心臓に悪いですから飼育しない方が無難です。それでも、どうしても飼ってみたいと言うならば互いに特定の相手が認識できないくらいにゴッチャリと過密飼育がお薦めです。まぁ、60cm水槽に成魚で20~30尾もぶち込めば大丈夫かと思われます。もちろん、イエローストライプだけを飼育する必要はありませんから、おなじマラウィ湖に生息するシクリッドを好きなだけ入れちゃってください(笑) ところで、マラウィ湖の水質は一種独得です。PH8前後の弱アルカリ性の硬水なので、イエローストライプの飼育水もそのように調整してやらないとなかなかうまく飼育できなかったりします。一番簡単な水質調整方法は底砂にサンゴ砂を使うことで、こうすれば自然に水質はアルカリ性の硬水になって行きます。また、現地では岩に付着した藻類とその辺りにいる小さなエビなんかが主食になっているので、餌は普通の熱帯魚フードより植物原料を強化したものがお薦めです。 ここまで書いてくると「なんだか、アフリカンシクリッドの飼育って結構難しそうだなぁ~」と感じちゃうかもしれませんが、環境が整っていれば彼らは驚くほど頑強です。誤解を恐れずに書いちゃえば「頼むからもう死んでくれっ!」と願ったってそう簡単にはくたばりません(笑)。 今回は、イエローストライプシクリッドを例にとってアフリカンレイクシクリッドの繁殖の記事は作るつもりなので、この後3ヶ月もすれば皆さんに繁殖記事を紹介できるでしょう。成魚は良くぞここまでって言うくらい粗暴な魚ですが、親の口から出てきたばかりの稚魚はほんとに可愛いです。また、生後1ヶ月くらいの稚魚が仲良く群れているところなんぞ実際に見てしまったら、後先考えずにこいつらが欲しくなる事請け合いです。 ところで、イエローストライプ・シクリッドやゴールデンゼブラ・シクリッドなどマラウィ湖の岩礁地帯に棲息するシクリッドを呼称して「ムブナ」って言うんですけど御存知でした?「ムブナ=現地語で岩場の魚」なんですが、かつてはムブナって呼び名もよく耳にしましたが、最近では絶滅してしまったかのようにその呼び名を聞きません。逆に、ムブナって知ってる方は「立派な中年アクアリスト」の域に達しているのでは??(笑)。年齢詐称したい方は、ショップでムブナって言葉聞いても知らん顔しないとね。
2006/01/23
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今日のアップはコロンビア・メタエ(Hyphessobrycon af. metae)と言う体長3cm程度の小型カラシンです。体の下半分が深みのある暗色に染まり、眼の上の鮮やかな縁取りとマッチして、非常にシックなテトラです。また、全体が落ち着きのあるグリーンがかっているのもまた素敵!いわゆる大人の魅力って奴でしょうか(笑) 残念ながらさかなおやじの知識では、この魚の学名は判りません。こんな時「学名判んないけど、オレはその辺の奴らとはチョット違うからね~」とか振舞いたい時は(笑)、学名の属名(Hyphessobrycon)と種小名(metae)の間にaf.と言う記号を入れましょう。これは「affinity=類似の」って言う意味で使います。つまり、「メタエに似ているけど別種です」と言う事になります。 この手の、にわか学者(笑)御用達用語には皆さんお馴染みの「sp.=種類は判んないけど、属名まではオレには判っちゃってるんだもんね!」とか「cf.=たぶんこの学名であってるけど、絶対か?じゃあなんか賭けるか??って言われたら嫌だから、たぶんって事にしといて」など便利な記号が沢山あります(爆笑)。 コロンビア・メタエは性質は温和で他の魚に被害を与える事はないようです。また、丈夫で人工餌もOKなので、水草水槽の住人としてはまずは合格点を付けられると思います。唯一つの難点は、入手はそれほど容易ではないという点でしょうか?小型美魚に力を入れているショップであれば、3件に1件くらいは在庫あると思いますが、ホームセンターのペット売り場ではまず見かける事はないと思われます。確かな事は判りませんが、現時点では東南アジアでの養殖はなされていないのではないでしょうか? この魚がコロンビア・メタエって言うからに当然「コロンビアじゃないメタエ!」(笑)と言う奴もいるんです。ヒフェソブリコン・メタエ(Hyphessobrycon metae)と言う良く似たテトラが本家本元として存在します。こちらの方は、下半身がよりマットブラックで、その上を走るラインはピンクともベージュとも付かない微妙な色合いです。この本家もすごく美しい魚だと思います。 ただ、問題なのはネーミング!どうも、このブログで熱帯魚のネーミングについて文句付けまくってる感じですが、今回の「コロンビア・メタエ」もちょっとどうかと・・・(笑)。一見すると極普通のネーミングですが、問題は本家のメタエ種自体がコロンビアに分布してるんですけど。大体メタエって言う名前自体が「コロンビアを流れるメタ川産の」って言う意味ですからね~。ちなみに、同様の理由でコリドラス・メタエ(Corydoras metae)って言えば、メタ川に棲息するコリドラスって言う意味の学名です。 これだけ美しいテトラなんですから、命名者もうチョットちゃんとしたネーミング考えてあげて欲しいもんです。こんなセンスも何も感じられない名前なら、まだ「キングカイザー××」辺りの方がよっぽど命名者のこの魚に対する思い入れがストレートに伝わってきます。それも、球速160km級の剛速球が・・・(笑)。まぁ、プレコやコリドラスに較べてマイナーな分野なので市場性が低い事もあって命名にも今一歩力が入らないのかもしれませんが、なんとかしてくれよっ!!って感じがする今日この頃です。ちなみに、メタエからの連想ゲームバージョンでは「ホタルメタエ」って言うのもあります!(苦笑)。お前らいい加減にせんかいっ!このたわけ物がぁ~(笑)。
2006/01/22
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今日のアップはナイトゴビー(Stigmatogobius sadanundio)と言う体長5cm程のハゼの仲間です。ライトグレーの体にブラックスポットが散在し、背ビレの深みのあるブルーの輝きが唯一のカラフルなポイントと言う地味な体色ながら、なんとなく気品を感じさせるハゼです。また、我が家の3個体はすべてメスなのですが、オスは背ビレが旗のように長く伸びます。また、ハゼの仲間にしては珍しく遊泳性で水底にドベッっとしているよりは水中に静止している事の方が多いのも特徴です。 エレガントな外見どおり、ガツガツした粗野なイメージの強いハゼの仲間にしては珍しく温和で動作もゆったりとしたハゼ・・・なら素晴しかったんですけどね~(笑)。やっぱり、ハゼはハゼです。餌の匂いでも漂ってくれば、それはもう単なる「ダボハゼ野郎!」です(苦笑)。口に入るもんは何でもひとまず食べてみますっ!!みたいな性格なので、小型の魚やビーシュリンプ辺りの混泳は絶対不可です。 また、汽水性のハゼなので淡水中での長期飼育は結構難しいかもしれません。ちなみに、我が家では人工海水を20%ほど混ぜた飼育水で飼ってますが、飼育水さえちゃんとしてればすこぶる丈夫な魚です。餌はひとまず(笑)、生き餌好きです!・・・でも、口にはいるものなら全然OK。 ナイトゴビーの所属するステイグマトゴビウス属(Stigmatogobius)には数種類が含まれますが、中でもプレウロスティグマ種はナイトゴビーに非常に良く似た外見をしており、実際極まれですが輸入されてくる事があるようです。もちろん販売名はナイトゴビーのままですから、珍し物好きな方はそちらを探してみても面白いかも(笑)。ちなみに両者の区別は、ナイトゴビーの方は全身にブラックスポットが散在しているのに対して、プレウロスティグマ種の方はブラックスポットの数が少なく、体の中心付近をパラパラとライン状に並びます。 飼育水の問題や食性から他の魚との混泳にはあまり向いていませんが、単独種飼育できるならそれなりに可愛いし面白い魚だと思います。ただ、汽水飼育なので水草の育成には不向きですね~。えっ?画像ではバックにミクロソリウムがって??これは撮影用水槽だから可能なのであって、ナイトゴビーとミクロソリウムの相性は最悪だと思われます(笑)。
2006/01/21
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今日のアップはペンギンテトラ(Thayeria boehkei)と言う体長4cm位の可愛らしいカラシンです。いつもやや頭を上向にしてヘコヘコ泳ぐ姿は実に愛らしく、ペンギンのヨチヨチ歩きに見立ててこの名前が付いてます。また、旧学名からサンタマリアと呼ばれることもありますが、こちらも十分この愛らしい外見にふさわしい名前だと思います。今回、ブログで紹介するためにデジカメ撮影するため撮影用水槽に移してまじまじと観察すると、あらためてこの魚の美しさに驚きました。決して派手ではないのですが、シックなそしてエレガントな外見だと感心します。 でも、シックでエレガントなのは外見だけで性格はかなり悪いんです(苦笑)。同種・他種を問わずめちゃくちゃに追い掛け回す事もしばしば。若い魚の内はそれでも群れで泳ぎ回ってくれますが、成熟した個体だと1尾のボスだけが水槽前面の開けた場所に陣取り、残りの魚達は水草の陰やフィルターの横などで体中ボロボロになりながら息を潜めて生活をおくる、なんて光景も珍しくありません。その辺り承知で飼うならば、本当によい魚だと思います。 また、ペンギンテトラには最近バリエーションが見られるようになってきました。一つは尾鰭の下葉(2つに分かれた下側の尾鰭)がノーマルな個体よりも長く伸びるものです。他の鰭は通常のままなのでロングフィンというわけではなさそうです。おそらくはグッピーのボトムソードみたいなものなのでしょうか?ショップで見かける機会があればノーマル個体と較べてみても面白いかも。もう一つは、体側部のブラックラインの周辺がノーマル個体のようにゴールドで縁取られず、メタリックブルーになっている個体です。こちらについては、同種の地域変異レベルなのか別種なのか今のところわかりません。 そして、ペンギンテトラの仲間には良く似た種も2種知られています。一つはオブリクァ(Thayeria obliqua)と呼ばれる、ブラックラインが体の後半部分からスタートしている種類です。オブリクァはカラシンに力を入れているショップで稀に見かけますが、こちらは体長が7cm前後そして性格はペンギンテトラに輪をかけた気の強さですから、通常の場合ゲットはしない方がよろしいかと・・・。そして、もう一種ブラックラインが体のほぼ中心付近からスタートするイファティ(Thayeria ifati)と言う種類がいるのですが、こちらは残念ながらいまだ実物にお目にかかった事はありません。でも、間違いなく性悪の気がします(笑) ところで、ダラダラと回を重ねてきた「さかなおやじのひとりごと」もどうやら100,000HITを迎える事が出来そうです。本当に、何気にスタートさせたブログがここまで回を重ね皆さんの暇つぶしに役立ったかと思うと感激です。特に、アクセス数を伸ばすような仕掛けを何もしてなかったにもかかわらずここまで到達できたのは、ひとえに皆様の温かいご支援の賜物でございます。本当にありがとうございます、そしてこれからも当ブログをよろしくお願いいたします。・・・ね!(笑) ただ、普通ならキリ番プレゼント実施すべきなのでしょうが、季節が季節だけに生体郵送するのも気が重いし・・・と、言う事でキリ番は「123456番」と勝手に設定させていただきまして、その間にプレゼントの品目考えます。おそらくは、その前に海外行けそうですからまた何かみょうちくりんなもの探そうと思ってます。なにかプレゼントに関しまして御要望がございましたら、遠慮なくどうぞ(笑)。
2006/01/19
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今日のアップはダニオ・フィーグラディ(Danio feegradei)と言う、ミャンマーに棲息するダニオの仲間です。ところで、先日もコメントしたように現在ダニオ属と呼ばれているのは、かつてブラキダニオ属だったゼブラダニオの仲間ですから、この魚もゼブラダニオと同属って事になります。でも、正直言ってジャイアントダニオと同じデバリオ属の気がします(笑)。きっと、1,2年もすれば学者がデバリオ・フィーグラディって発表する気がします。そうじゃなきゃ、新属を作りそこに入れるか・・・ 見てお判りの様に、先日のブルグリッターダニオに引き続いて大変地味なお魚です(苦笑)。写真の個体はまだ若魚で体長3cm位ですが、成長すると5cmにはなります。ただ、成長してもあまり外見は変化しません。ヒレ先がオレンジ色に縁取られるくらいがせいぜいです。でも、期待して購入したブルーグリッターと違い、初めから地味なの承知でゲットしたから別にいいんです(笑)。 こんな地味な魚なんて買わなきゃいいのにって思う方も大勢いらっしゃるでしょうが、それがいわゆる「コレクター癖」って奴なんでしょうね(笑)。一度も飼育した事のないコイ科やカラシン科の魚を見るとどうしても手が出てしまいます。ここんとこ、ミャンマー辺りから今まで我が国に送られてきた事のない観賞魚が続々と入荷してきます。中でも、あの辺りはコイ科の宝庫ですから勢い「さかなおやじコレクション」が増大すると言うわけです。ここんとこ、我が家のダニオコレクションが異様な充実振りを見せてきています。自分でも愚かだとは判ってるんですけどね~(苦笑) まぁ、ダニオやデバリオの仲間はすごく丈夫だし混泳させても問題ないので、120cm水槽に片っ端からぶち込んどけばいいんで、助かってます。それでも、時には混泳水槽の中でこちらがビックリする程美しく育ったりする魚もいるのでたまりません(笑)。でも、フィーグラディは期待薄ですけどね。ショップでこの魚を見かけた方は、この色彩が嫌いでなければ飼い易くてそれなりにお薦めですが、サイズがやや大きくなる事とダニオの宿命でとにかくせわしなく泳ぎ回るので、最低でも60cm水槽用意しないと見ていてイライラする光景になるかもしれません。一応御忠告までに・・・
2006/01/18
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今日のアップはパンギオ・アンギラリス(Pangio anguillaris)と言う、東南アジアに生息するドジョウの仲間です。パンギオなんて言うと、知らないって言われそうですが要するにクーリーローチの仲間なんです(笑)。実は私、自他共に認める「クーリーローチマニア」でして以前はほんとに気合入れてコレクションしてました。 皆さんはクーリーローチって言えば、茶色とベージュのバンドの小さなドジョウ程度に考えておられると思います(その通りなんですが・・・)が、これでなかなか奥が深いのです(笑)。現時点でも10種以上の種類が知られていて、コレクションに熱中していた頃はあと2種類でコレクション完成まで行きました。どのくらい熱中していたかというと、コレクションの魚は基本的に自家採集!って言うところでお判りだと思います。このせいぜい体長7~8cm位のドジョウを求めて東南アジアのジャングル彷徨ってたんだから、完全にアッチの世界に行っちゃってますね(笑) 一度は某問屋にインドネシア便でクーリーローチが入荷するって情報を得て、その時入荷したクーリー全部買い占めた事もありました。だって、インドネシアってクーリーローチの仲間の本場で、珍種の宝庫なんですもん。えっ?一体何匹買い占めたのかって?おそらく400尾をはるかに超えていたと思います(苦笑)。インドネシアから空輸されてきた袋のままの状態で、当時実家にあった私の温室まで運ばれてきました。 その時、珍種ゲットしまくり状態で完全にはまりました!そして、どうしても自分の手で採集したくてジャングルに出向くようになったという訳です。 自分で採集したクーリーローチの仲間の運搬にはフィルムケースを使います。容器問屋で大量に仕入れたフィルムケースをトランクに詰められるだけ詰めて日本を出発します。もちろん、服やその他の日用品など詰めるスペースなんてありません。文字通り、空のフィルムケースと採集用の網だけです。そして、各採集ポイントを2週間くらい掛けてひたすら捜し求めてゲットしたクーリーを1尾ずつフィルムケースに入れて運ぶわけです。 一度は、ボルネオ島のクチンの空港で日本に帰る時に税関で引っかかりましたが、係員は何とか難癖つけようと意気込んで私のトランク開けさせたのはいいのですが、その後30秒くらい絶句(笑)。何しろ、約200位のフィルムケースがぎっしりと収められていて、その中身はすべてドジョウなんですから・・・。結局、係官も笑い出してしまい事なきを得ましたが、その代わり彼が同僚を呼び集めてマレー語?で何か話しながらゲラゲラ笑うのに20分くらい付きあわされました(苦笑)。ついには、私が乗る予定の飛行機のスチュワーデスまで見物に来ると言うちょっとした騒ぎになってしまいましたが、今となってはこれもいい思い出です。 ジャングルに行かなくなってかれこれ7~8年経ちますが、最近になってある所から「ジャングルを彷徨って、その紀行文を書いてくれないか?」と言う妙な話が舞い込んでます。だいたい、普通のサラリーマンにそんな話持ち込むかぁ~?とか言いながら、結構心が動いてます(笑)。別にジャングル放浪するったって、せいぜい2週間位だし3ヶ月くらい真面目に働いて、その後に有給使って行けばいいんだし・・・って、これはもう40男の考える事じゃないですけどね。でも、また、クーリーローチ採集に行きたいなぁ~。
2006/01/17
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今日のアップはソルソルテトラです。比較的最近になって輸入されて来るようになったカラシンで、学名などはまだ判りません。外見からはHemigrammus属かHemibrycon属あたりが怪しいのですが・・・。輸入業者の話によるとペルーから輸入されてくるとの事で、体長は4cm位でしょうか?それ以上のサイズの個体は見かけた事はありません。 この「ソルソル」とか言う妙なネーミングは現地の言葉で「夕日」を表しているそうです。・・・って、確認したわけではなく業者の言い分をそのまま皆さんに伝えているだけなんですけどね(苦笑)。確かに変なネーミングですが、それほど抵抗ありません。私がいつもこのブログで馬鹿にしている「和製英語」とは次元が異なるものなので、以前このブログで紹介した「ハラハラキャット」同様それなりに納得できる命名根拠だと思います。それに、憶えやすいですからね。これが、「ヘミブリコン・トリデンス」とか言われちゃったら今の人気は半減してると思いますよ(笑)。 カラーリングにはレッドタイプとイエロータイプがあり、ショップで販売されている時は赤ソルソルと黄ソルソル(笑)に分けて値段も異なる事が多いようです。当然、観賞価値の高いと思われる赤ソルソルのほうがやや高めの設定です。この2つの異なるカラーバリエーションが、別種なのか地域変異なのかはたまた同種の雌雄差なのかは定かではありませんが、常識的に考えれば雌雄差で赤ソルソルがオスという事になるでしょう。 飼育は容易で、性格も比較的温和な方と言えるでしょう。ただ、カラシン全般に言えることですが、状態よく飼育されている個体は同種間でそれなりに激しいバトルを繰り広げることもあります。餌はフレークフードで特に問題ありません。 近年の「珍カラ」によくありがちなのですが体長がやや大きめで性格はものすごくきついと言う事もなく、まあコミュニティタンクで飼育する許容範囲に収まってますし、鮮やかに染まった赤ソルソルの鰭はそれなりに綺麗です。また、何かの間違いで1~2回だけ少数入荷して後は「幻の魚」入りという事もなく、数は少ないですがきちんと輸入されて来ているようです。 何とか、メジャー入りできるかどうかは今後東南アジアで養殖が成功するか否かにかかっていると言えるでしょう。もし、レッド&イエローが雌雄差だとすれば飼育の容易な事を考えるとブリーディングも難しくないはずです。また、市場価格も東南アジアのブリーダーが食指を動かすには十分な価格をキープしてますし・・・。せめて、ベンチ入り位はして欲しい魚種ですね。
2006/01/16
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今日のアップはダイヤモンドテトラ(Moenkhausia pittieri)です。南米のベネズエラに棲息する体長4cmほどのカラシンで、その名の通り全身にキラキラとダイヤモンドのように輝く鱗が散在するのが特徴です。この輝く鱗は、ゴールデンテトラのようなバクテリアの寄生によるものではなく、あくまでも自前(笑)です。また、ダイヤモンドの輝きは斜め下方から光が当たった時に一番光り輝くようですが、なかなか通常その角度で光を照射する事はないでしょうね~。 飼育は難しくありませんが、水質が悪化するとエロモナス症に罹り易いようで、ショップなどでも全身の鱗が逆立っている個体を見かける事があります。エロモナス症は一度発病してしまうと治療は困難なのでこのような個体の入った水槽からは魚を購入しない方が無難です。初期段階ではエロモナス症は見つけにくいのですが、全身がなんとなく白濁していて、常に口を開きエラ蓋を頻繁に開閉させて呼吸していたら黄色信号です。また、初期の段階でポップアイ(要するに出目金状態)になることも多いようです。 水質の汚染さえ注意すれば餌もよく食べ飼育は簡単ですが、葉の柔らかい水草は食害を受ける事があります。これはダイヤモンドテトラだけでなく、モンクホーシャ属の魚にはある程度共通して言える事です。 最近ではほとんどの個体が東南アジアで養殖されたものです。写真の個体もそうなのですが、たまに入荷してくるワイルド個体の輝きは養殖個体からは想像できないほど素晴しいものです。養殖個体は、光の当たり具合でキラッと光る感じですが、ワイルド個体では常時ギラギラしてます(笑)。また、体高もワイルド個体の方が高く鰭も大きく伸びるため馴れれば簡単に判別可能でしょう。 ところで、ワイルド個体のダイヤモンドテトラの全身が黄金色に輝いていることがあります。その美しさはまさに絶品なのですが、さかなおやじ個人としてはチョット腰が引けちゃうところがあります。と言うのは、以前経験した以下のような事柄に原因があるんです・・・20年以上前のある日、当時すでに雑誌などで連載を持っているような著名な先輩アクアリストの温室に遊びに行った時のことです。ある水槽に、今まで見たことのないような金色に輝くダイヤモンドテトラが泳いでました。「うぁっ!なんですかこのダイヤモンドテトラ」「フフフ・・・すごいだろ?」「どこでゲットしたんですか?オレも欲しいっ!」「普通のワイルド個体だよ」「ワイルド個体だって、こんなに金色じゃないじゃないですか」「だから、餌に工夫して自分で色揚げしたんだ!」「げっ、そんなすごい色揚げ効果のある餌って何ですか??」「知りたい?じゃあ教えてよう」先輩アクアリスはそう言うと、どこからかプラケースを取り出してきました。中には、なっなんと「チャバネゴキブリ」がゴソゴソといっぱい入ってます。あまりの恐ろしさに、声が出ないで硬直するさかなおやじを尻目に、その先輩アクアリストはプラケースの中に手を突っ込んで・・・その先はおぞましすぎて描写したくありません(苦笑) 要するに、温室内に沢山棲息していたチャバネゴキブリを餌に与えているとダイヤモンドテトラが黄色く仕上がるらしいのです。確かに、アロワナの色揚げに極彩色のムカデ与えたりしますけど・・・ その事があって以来、ショップなどで黄色味の強いワイルドダイヤモンドテトラを見かけるたびに「もしかして、こいつら現地でゴキブリ食ってたんじゃないだろうな?」と考えてしまい、どうしても購入する気が起きません(笑)。それ以来、我が家のダイヤモンドテトラは安全なグレー一色の(笑)養殖個体と決まっています。皆さんも、いやに黄金色に輝くダイヤモンドテトラ見かけたら御用心~♪
2006/01/14
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今日のアップはホエール・エレファント(Pollimyrus sp.)です。アフリカに生息するエレファントノーズの仲間ですが非常に大きなグループなので、正確な分類はわかりません。と言うより、研究者も含め我が国でこの魚の近縁種を完全に識別できる人は皆無かと・・・エレファントノーズの仲間の中には、体長が50cmを楽々オーバーし、性格がきつくて他の魚と一緒にしちゃダメっ!みたいな奴も沢山いますが、この手の鼻先が丸いタイプはほとんどが体長10cm未満で性格も温和と言うよりは臆病な連中です。 ただ、性格が温和と言ってもこれはあくまでも他の種類に対してなので、同種間では少し小競り合いしますけどね。比較的丈夫な魚なのですが、何故か水中の重金属や化学薬品にはものすごく敏感です。したがって、飼育の際にはきちんと重金属中和剤使ったほうが無難です。この魚を飼育するにあたっての最大のポイントは餌でしょう。まったくと言ってよいほど人工餌食べません(苦笑)。ここは一つ彼らのために冷凍アカムシを奮発してやる事にしましょう! また、基本的にこいつらは夜行性です。深夜何かの機会に水槽も部屋の明かりも消灯してから懐中電灯で水槽の中を覗くと、日中の彼らからは想像も出来ないくらいに活発に活動しているのが観察できるでしょう。・・・えっ?普通の人間は深夜に懐中電灯で水槽観察なんてしないって??おっしゃるとおりです(笑)。ところで、なぜ彼らは深夜にこれほど活発に動き回る事が出来るのでしょうか?実は、エレファントノーズの仲間は、非常に弱い電流を体内発電し、周囲に流しているのです。デンキウナギやデンキナマズのように、水槽内に手を入れると全身がしびれるような深い感動を覚えるような訳にはいきませんが(笑)、とにかく彼らだってデンキ魚なんです。まぁ、一種のレーダーを体内に保有しているようなもので、このおかげで真っ暗闇でも障害物や餌の存在を的確に察知できるんです。 しかし、この魚の名称も素晴しいものです(笑)。ホエール・エレファントって一体何語??直訳すると「鯨象」、つまり「エレファントノーズの仲間なんだけど、外見が鯨っぽいしぃ~」という事なんだと思うんですけど・・・。この魚がエレファントノーズと言う魚の近縁だと言うことを知らない人にとっては、ホワァ~イ?なネーミングですよね。せっかく可愛らしい魚なんですから、もう少しきちんと名前付けてやればいいのに。 ところで、ホエール・エレファントってイルカにそっくりだと思いません?特にスナメリとかベルーガあたりに。他にも、マイルカやバンドウイルカにそっくりな奴とか、皆さんも御存知のエレファントノーズが異常に伸びちゃってそれこそ化け物のように長い(笑)鼻ぶら下げた奴とか、下顎が飛び出ちゃって、何故か極端な受け口だとか、とにかくこのグループの魚は個性的です。ホエールウォッチングやイルカウォッチングに行きたいけど、お金も暇もないっ!と言う方は、この仲間なら水槽内でウォッチング楽しめます。最近では価格もすごく安くなってるし・・・。さぁ、皆さんもおうちでイルカ飼おうじゃありませんか!
2006/01/13
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今日のアップはフェザーフィン・シノドンティス(Synodontis eupterus)です。アフリカのナイル川に棲息するナマズの一種で体長は20cm前後にまでなるでしょうか?写真の個体はまだ幼魚で体長は5cm程度しかありませんが、成長すると体色はもっとグレーを帯びてくるようです。このナマズの特筆すべき特徴は、成魚の背ビレが大きくなりその先端部分がシュルシュルと糸状に伸長する事です。常識的に考えれば、背ビレが糸状に伸びるのはオスだけだと思われますが、よく知りません(苦笑) もっとも、この個体が本当にエウプテルス種かどうかはあまり確証はないんです。と言うのも、シノドンティス属は現在100種以上が存在するかなり大きなグループなので、そのすべての種について情報を持っているわけではないものですから・・・。 サカサナマズやアンジェリカスなどごく一部の人気種を除くと、現在余り人気のないシノドンティスですが、習性を見るとなかなか興味深い種類がいるんですよ。例えば、サカサナマズは御存知のように逆さまになって泳ぐ魚の代名詞的存在です。ちなみに、サカサナマズが逆さ泳ぎをするからと言って他のシノドンも同様の行動を取るとは思わない方が無難です。と言うよりは、この特異な習性を見せてくれる種類の方が圧倒的に少ないようです。 また、タンガニーカ湖に生息するムルチプンクタータスという美しいシノドンは、なんと託卵します!つまり、同じ湖に生息するシクリッドが産卵をしている現場にソロリソロリと近づいて物影からじっと様子を伺います(笑)。これらのシクリッドはマウスブルーダー、つまりは産み付けられた卵を親が口に咥えて保護する習性を持っているのですが、ムルチプンクタータスはそこに目を付けたのです。シクリッドの親が、水底に産み付けられた自分の卵を咥え込もうとしたその瞬間!この恐ろしいナマズは物陰から矢の様に飛び出してきて、シクリッドの卵を蹴散らし貪り食って、代わりに自分の卵を産み付けて逃走します。あまりに急な出来事で茫然自失のシクリットの親が我にかえりあわてて卵を確認すると・・・ありましたありました!ちゃんと卵はありました ・・・ってそれは自分達の産んだ卵ではなく、腐れ外道ナマズ(笑)のものなのですが、元来魚はその辺りにはかなりアバウトな性格なのか、深く考える事もせずにナマズの卵を口にしまいこんで一生懸命保育します。哀れなのかアホウなのか、とにかくこのシノドンはそうやって人の善意?につけこんで自分の子孫を残します。 ところで、本来さかなおやじの守備範囲からはやや外れてしまっているシノドンがなぜ自宅の温室にいるんでしょうか?それには深いわけがありまして・・・(笑)。先日、ストレスコートを購入に行きやむを得ずアクアプラスを買って帰って来た話を披露しましたが、その同じ日の同じ場所での出来事です。ストレスコートはないは、別に欲しい魚もないはでショップに戻った後も店長を前に、困り果てていたさかなおやじがその場しのぎで発言した一言から事件は始まったのです(笑)「そういえば、熱帯魚って流行みたいなものがあって嫌ですね~。つい1年前はどの店でも見かけることが出来た魚が、1年後にはどこにもいなかったりするし。」「そうそう、そう言った流行を追う一部のマニアって困りものですよね。」「うんうん、例えばシノドンなんて最近サッパリ見ないもんね。せいぜいサカサナマズとアンジェリカスくらいか・・・」「そう言えばそうですよね~。でも、さかなおやじさんってシノドンとかお好きでしたっけ??」「どっちかって言うと苦手かも(笑)。でも、こうも見かけなくなるとチョット飼って見たくなるよね」すると、水質調整剤の説明で大活躍した例のあんちゃんが横から口を挟んで「そう言えば、フェザーフィンがうちの店にいましたよ!え~と、どこだっけな~」 ・・・その後の状況説明は必要ないでしょう(苦笑)。余計な世間話をした手前後に引けなくなったさかなおやじはフェザーフィンシノドンをめでたく購入したと言うわけです!でも、ゴキブリ・フナ虫・ゲジゲジ辺りが大嫌いなと言うより病的に恐れているさかなおやじの感受性が、このシノドンにそれらと同じオーラを感じてしまうんですけど・・・。大体、この手のナマズなんて最低10年は生きそうですから、これからどうすればよいのでしょう(笑)。ただ、どんないきさつにせよ縁あって我が家の温室に来た魚は最後まできちんと飼ってやるのが我が家の鉄則ですから、頑張って飼育します!シノドン君!よっよっろしくね~(笑)
2006/01/12
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先日、おなじみの(笑)「セルバスオンラインショップ」に遊びに行って来ました。当然、実在する店舗にですけど。東京都足立区にあるセルバス本店は、我が家からは結構遠いんですがちょくちょく遊びに行きます。でも、ここで魚購入した事一度もないかも(爆笑)。そう、さかなおやじのお目当てはショップの中ではなく、2階にある倉庫スペースにあるのでした。 いつものように、ショップの自動ドア開けて中に入り店員さんたちに挨拶されるもさらっと流して(笑)、そのまま2階に・・・。と書くとすごく簡単な事みたいですが、2回は店舗ではなく事務所兼倉庫ですから一般の人は立ち入り禁止です。そして、社長にチョット挨拶して倉庫に直行!実は、この会社は海外から様々なアクアグッズ輸入してるんです。しかも、私も一度もお目にかかったことのないような珍品ばかりドッサリ置いてあります。以前紹介したバンコク土産のOXYFISHやスネールリッド辺りが大好きなさかなおやじの好きな商品と言えば・・・そう!皆さんもうおわかりですよね?「みょうちくりんなアクアグッズ」の事です。 社長はあくまでも商売の事を考えて輸入したと言ってますが、なぁ~に!根の部分では私と同じ「キワモノ好き!」な社長の事です(笑)、半分以上個人の趣味入ってるに決まってます。 そんな、さかなおやじにとっての宝の山を漁っていると「ホラッ、見ぃ~つけた!」。今回画像掲載した「バイオライフ」って言う箱入りの商品、これなんだと思います?」実はこれ、東南アジアのマジックリーフを細かく粉砕して不織布のパックに入れた商品なんです。 マジックリーフと言うのは、東南アジアに生えている広葉樹の枯葉の事で、木の葉を水槽に入れて置くと「あ~ら不思議!弱酸性の軟水が出来ちゃう!」と言う便利で環境やさしい?水質調整剤なんですよ。アピストやアロワナ、ワイルドベタ辺りやってるマニアには結構支持されているようです。普通は、すぐ上の画像のように「枯葉そのもの」の形で売られてますが、これを粉砕してパックに入れたというところが、我々キワモノマニアのツボを押さえてます(爆笑)。 これなら、フィルター内にポンッと入れたり、直接水槽内にぶち込んでも後々メンテナンスが楽と言うものです。「うーん、実に素晴しい商品だぁ~!!」・・・で、さかなおやじがこの商品をゲットしたかというと、NO!でした(笑)。だって、我が家ではずっと「粒状ピート」使ってますから。良質の粒状ピートを発売していた砧インターナショナルと言う会社がつぶれちゃった時、本来なら廃棄処分となるはずの社内の不良在庫一手に買いに走ったのは、何を隠そうさかなおやじなのでした。おかげで、おそらく砧インターなき今や、日本で一番この商品の在庫量多いのは私だと思われます。・・・って、個人の癖になんておやじでしょう(苦笑)。これって、ある種のインサイダー取引になるんでしょうか? だから、飼育水を軟水にする商品なら「孫の代までの分在庫あります!」状態ですから、せっかくのバイオライフも必要ありません。でも、現時点で飼育水を弱酸性の軟水にしたいと考えている人なら結構お薦めかも。ちなみに、同様の効果があると思われる商品はスドーの「ピートシリーズ」セラジャパンの「粒状ピート」そして、枯葉のままのマジックリーフあたりがあります。もっとも使い方さえ判っていれば「園芸用ピート」買うのがめちゃくちゃ安上がりですけどね(笑)。 とにかくそんな訳で、倉庫の隅に置いてあった「バイオライフ」引っ張り出してきて、セルバスの社長のところに行きました。「社長!この商品なかなかいいんじゃないですかぁ~?」「おおっ、さすがさかなおやじ君!目の付け所が違うね~♪いいだろっ!」「これって、ネットショップでいくらで売ってるんですか?」「まだ売ってない・・・」 ってダメじゃん!社長ぉ~(笑)。こう言う面白グッズどんどん扱ってかなきゃ。そうすれば、もっと「さかなおやじのひとりごと」」で紹介できるのに。でも、真面目に紹介するよりは、茶化す事のほうが多いか?(爆笑)とにかく「バイオライフ」は注目商品といってよろしんじゃないでしょうか! ・・・えっ?ネットショップで扱ってないんじゃ意味ない?それもそうでした(笑) そんな訳で、私にとってセルバスさんは「心のオアシス」状態になってる店なんです。ネットショップが軌道に乗れば、社長はもっともっと調子に乗ってどんどん海外の商品輸入するでしょう。そうなれば、その中にかなりの確率でさかなおやじにとっての「お宝」(笑)が混ざってる事でしょうから、これからも全面的に応援しなくちゃ!ネッ社長!! なんですって?それならなんか商品買ってくれ??うーん、就業時間内ですのでこれで失礼いたします。アハハ・・・
2006/01/09
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今日のアップはブルーグリッターダニオ(Danio sp.)です。先日のオレンジグリッターに続くダニオ第2弾と言うわけですが、オレンジグリッターダニオがあれだけの美麗魚なら、ブルーにも期待が集まるってもんです。実は、この魚は半年ほど前にすでに入手してました。 半年ほど前の某日、さかなおやじの携帯に懇意にしてる生体の輸入元から「さかなおやじさん、ミャンマー便でブルーグリッターダニオってのが入荷しましたよ!」と言う情報が入りました。「えっ、綺麗なの??」「うーん、ノーコメントです」「なんだよ、もったいぶらないで教えてくれよぉ~」「いや、まだ今日入荷したばっかりだから判らないんですよ。今見た限りではただのグレーの魚にしか見えません」「コイ科は飼い込んでこそ真価が発揮されるからな!よし、買いだ!!」という事でゲットしました。もっとも、さかなおやじの自分の中での取り決めで、アクアリスト(趣味人)である以上、趣味のものを問屋さんから直接購入しては如何なものか?と言うものがありまして(笑)、その輸入元と取引のある知り合いのショップに仕入れてもらって(当然売約で)入手したと言うわけです。傍から見ると「そんな事こだわって変だぞ」と言われますが、性格なんでしかたありません。こう見えても結構律儀なんですっ!!(笑) さて、我が家に来たブルーグリッターですが、確かにグレー一色で地味な魚です。と言うか、はっきり言って薄汚い気さえします(苦笑)。でも、コイ科の他の魚に見られるように、ある日信じられないほど鮮やかな婚姻色出したオスになる事を信じて半年間大事に飼育してきました。 ・・・でも、今日紹介した画像は、先日撮影したものですがカラーリングは我が家に来た日とほとんど変化ありません(涙)。クソ~、どこがブルーグリッターなんだよぉう。これじゃまるでサギじゃん。だからミャンマーなんて大嫌いなんだよっ!大体、ミャンマーの軍事政権はスーチー女史軟禁しながら、こんなもので外貨稼ぎやがって・・・。しかも、オレってその手助けしてるのと同じじゃないかぁ~~。なんだか、話が壮大な国家批判に発展してしまいましたが、ブルーグリッターダニオは、まぁそんな魚です(苦笑)。 飼育自体は、ダニオ属全般同様めちゃくちゃ簡単です。「ゾウが踏んでも壊れないアーム筆入れ」くらい丈夫ですから・・・って今の若い人は知らないか(笑)。でも、でも、どんなに手を掛けてやってもこの魚はこれ以上の色にはなりそうもありません。観賞魚飼育歴30年をはるかに超えたさかなおやじのアクアリスト人生の中でも、ここまで不義理な奴は初めてです(笑)。どんな魚でも、飼育者が手を掛けてやればその分輝いてくれるもんなのですが・・・。いままで紹介した魚でも確かに地味な魚沢山いましたけど、一度たりとも「こんな魚ゲットする価値ない!」と書いた事はありませんでしたが、今度ばかりは堪忍袋の導火線に火が付いちゃいました(笑)。 ブルーグリッターダニオをこの先ショップで見かけても絶対ゲットしないでしょう!と言うより、オマケでくれるって言っても断固断ります。でも、ダニオ属の飼育繁殖完全制覇目指すなら避けては通れないんだよなぁ~。仕方ないから、こいつらも一回だけブリーディングしてみるかぁ~??
2006/01/08
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今日、さかなおやじ恒例の「週一回8時間耐久水替作業ぉ~!」(笑)をしようと思ったら、中和剤を切らしている事に気が付きました。早速、近くの熱帯魚ショップに。 売り場について商品棚を捜すと・・・「あれっ?ない??」。そうなんです、さかなおやじ御用達のスドーの「ストレスコート」が見当たりません。早速、その辺をプラプラしてる店員とっ捕まえて「ストレスコートは?」と尋ねると、はじめてみるその若い店員は一生懸命塩素中和剤について説明してくれたました。「えーと、水道のカルキを抜く薬品は、他にも沢山あるんですよ。例えば(GEXのお徳用液体カルキ抜き500mlを手にとって)これなんてお買い得だしお薦めですよ。」「でも、これってハイポ水に溶かしただけじゃないの」「いや、塩素中和剤なんて成分みんな同じですから。ストレスコートなんて外国製品というだけで値段が高いだけなんですよ」(ちっ違うぞっ・・・)「でも、ストレスコートには重金属中和効果とかも・・・」「そんなのみんな嘘ですって!大体、人間が飲んでいる水道水に有害な重金属なんて入ってる訳ないじゃないですかぁ~ペラペラ・・・」「・・・もういい、他の店行く」 あまりのいい加減な説明に反撃する気力もなくしたさかなおやじが店を出ようとすると、ちょうどその店の経営者が外出から帰ってきました。「あれっ?さかなおやじさん、珍しいですね~♪今日は何かお買い物ですか?」「この店、ストレスコートないから他行く」「ちょっと、待って下さいよぉ~」「じゃあ、ストレスコートある?」「ストレスコートは売れないから扱いやめちゃったんですけど、同じような機能の中和剤ならあるはずですよ」「って事は、ストレスコート信奉者のオレに、もう店来るなって事か?それにここのバイトの兄ちゃんは、中身はみんなハイポで同じっていってたぞ!」「えっ・・・スイマセン、あいつさかなおやじさんに能書き垂れてたんですか?」「うん、延々と5分間くらい・・・」「そりゃスイマセン、ほらほら機嫌直して店に戻ってくださいよ」 と言う長いいきさつの結果(笑)、店に戻る羽目になりました。こうなりゃ何か中和剤買わないと店出れねぇ~!結構気の弱いさかなおやじは、思い切気配りした挙句、トリオの「アクアプラス 2リットル」を購入しました(苦笑)。 確かに、アクアプラスもストレスコートと同じ塩素中和、重金属中和、魚の体表粘膜保護の3つの効果持ってるんですけどね~。すぐわかる違いって言えば、ストレスコートにはアロエエキスが、アクアプラスにはなんとカモミールエキスが入っていることくらいでしょうか? 別にアロエエキスが魚に効果があるのかどうかなんてどうでもいいことなんですが、個人的にはこの20年間くらいストレスコート一筋だったからなぁ~。皆さんは、どんな中和剤使っておられますか?ちなみに、現在私の知る限りでもちゃんとJANコードの付いた塩素中和剤は62アイテムあります(サイズ違いも別と数えてますので商品で言えば20数アイテム)。さすがに、全部の中和剤を実際に試してはいませんが職業上の特権(笑)で、すべての商品のサンプルを手にしています。 店の兄ちゃんは中身はみんな同じって言ってましたがそりゃ嘘です(笑)。低価格が売りのGEXやキョーリンの塩素中和剤は確かにハイポ(チオ硫酸ナトリウム)水に溶かして、ブルーの着色しただけですが(ちゃんと容器に記載してあります)、重金属中和などの付加価値をうたった商品はさすがに中身も違うんですね~。えっ、何で知ってるのかって?昔、その辺りに関係したお仕事もしてたものですから・・・ 個人的な好みでいえば、この中で断然1位なのがスドーの「ストレスコート」2位 トリオの「アクアプラス」3位 テトラの「コントラとアクアセイフの併用」でしょうか?ちなみに、最近市場にでてきたエーハイムの「2in1」と言う商品は、ドイツのビタクラフト社の商品で、エーハイムが日本での販売権を持っているというものです。ビタクラフトと言う会社は、ドイツではどちらかと初心者向けの商品を廉価販売するメーカーと言うイメージが強いのですが、この商品もご多分に漏れず、さもさも様々な効能があるようなネーミングですが、よくよく調べてみると「塩素中和剤にビタミンCをプラス」しただけじゃねぇ~か!これじゃコントラとどこが違うって言うんでしょう。天下のエーハイムがこれでいいんかい!!(笑)。 とにかく、ストレスコートなしでは水替えにも気合が入りません。休み明けに倉庫に連絡して「ストレスコート 2リットルを12個至急送れ!!」って言わなきゃ。
2006/01/07
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今日のアップはジェリービーンテトラ(Ladigesia rollofi)と言う、シエラレオーネやリベリアなど西アフリカ諸国に棲息する体長3cm程度の可愛らしい魚です。アフリカには、南米に較べると種類は少ないですがこのジェリービーンをはじめ、アドニステトラやネオレビアスの仲間など結構マニア好みの小型カラシンがいくつか生息しています。 ジェリービーンズと言えば、アメリカ辺りで人気のとにかくカラフルなマメ型をしたグミの事。この魚がグミキャンディ程カラフルかどうかは別としても、まずは妥当なネーミングではないでしょうか?少なくともパンチョテトラとは雲泥の差です(笑)。この魚性質は温和で、餌もフレークフードを好んで食べてくれるのですが、それほど飼育は簡単ではないような気がします。どういう訳か、水質の悪化には他の魚よりも少々敏感なようで大量に詰め込んでやや悪化気味のショップの販売水槽では、エロモナス病にかかったこの魚をよく見かけます。 わが国に紹介された当初は、1尾¥2000オーバーと言う、小型カラシンとしては破格(笑)の高値でしたが、最近では養殖ものが出回るようになったこともあり、ワンコイン(¥500)で購入可能なところまで価格がこなれてきました。それだけに、この魚を飼育するチャンスも増大したと言えますがチョット飼育難魚であることは変わらないので、なかなか成熟した個体に育て上げている人は少ないかもしれません。 サイズがミニサイズのなので、30cm以下のキューブ水槽辺りで飼育したくなりますが、可能であれば水質の安定した90cm以上の大型水草レイアウト水槽で数少なく飼育すると上手くいきます。ちなみに、画像の個体はまだ若魚でこの魚本来の魅力を十分に発揮しているとは言えません。成熟したジェリービーンテトラは全身がメタリックグリーンに輝き、各ヒレのオレンジ色もより一層鮮やかになります。ただ、ミクロラスボラ・グリーンネオン(Microrasbora kubotai)でも同様のことが言えますが、メタリックグリーンのボディは水草のグリーンと保護色のような関係ですから、水草の繁茂した水槽内を泳ぐジェリービーンの群れは、想像よりもかなり目立たなく期待はずれに終わってしまう可能性もあります(笑)。 ちなみに、以前はすべて現地採集個体だったためこの魚が入荷したての時に、水槽にへばりついてよ~く観察すると(苦笑)、普段は絶対お目にかかれないような西アフリカ産の超珍カラがゲットできたもんです。最近では、ほとんどが養殖物と思われますが、もしワイルド個体を販売しているのに出くわしたら即!水槽にヤモリの如くへばりついてじ~いっと観察しましょう!!
2006/01/06
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今日のアップはシグナルテトラです。かなり珍しいテトラですが、この種単独で輸入されてくるので、入手困難と言うほどでもないでしょう。シグナルテトラは体長2cm前後の可愛らしいカラシンで、一見するとレモンテトラの幼魚みたいですが、背ビレにオレンジ&ブラックチップがあるのが特徴です!・・・と言うか、それ以外には目立った特徴なんてありません(笑) この魚はわが国に紹介されてから20年以上経過したにもかかわらず、いまだ種類が判りません。まったく記載されていない新種なのか、アクアホビー界の我々がトロイのかは別ですが、早く正体が明らかになって欲しいものです。ところで、この魚は「パンチョ・テトラ」の名称で売られていることもあります・・・が、パンチョって何??(爆笑)。一体この魚のどこがパンチョだって~の!いつもながらに、魚のネーミングをつける方々の、研ぎ澄まされた感性には感動させられますね~♪例のプレコ辺りに超素晴しい(笑)、アカデミックなネーミングを付けておられる方辺りが、案外この「パンチョ」の名付け親かもしれません。 パンチョかどうかはともかくとして(笑)、シグナルテトラは温和で飼育しやすいテトラです。やや臆病なところもありますが、他の魚との協調性もよくコミュニティタンクでの飼育にも適しています。餌はフレークフードでなんら問題ないようですが、現在輸入されてくるほぼ100%が現地採集個体のためか、やはり生餌を与えると食いつきが違います。特に、孵化したてのブラインシュリンプは大好物なようで、これを与えている、無しでは魚の状態が違います。 ところで、今年度の目標である「繁殖」、この魚でもチャレンジしてみようと考えています。もちろん、いまだシグナルテトラのブリーディングは未経験です。ここで問題となるのが、オスメスの判別です。何しろ学名でさえ判っていないような魚ですから、オスメスの判別方法なんておそらく誰も知らないでしょう。そんな時、さかなおやじはどうするのか? カラシンやコイ科魚類の場合、まずは体色や体型の違い、鰭の伸び方などを複数尾を同時に泳がせて観察します。大概これで雌雄の区別は付くものですが、この魚は結構手ごわそうです。さすがパンチョ!(笑)。さぁ!どうする?さかなおやじ!! ・・・って、こう言う時は「野獣の感!!」(笑)がすべてです。今回写っている2個体のうち、背中のオレンジが鮮やかな方をオスと決めてしまいました~♪そうすると、もう一方がメスに見えてくるから不思議なもんです。と、まぁこんな調子でほんとに「シグナルテトラのブリーディング」出来るのかかなり怪しいもんですが、とにかく頑張ってみます。
2006/01/05
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今日のアップはオレンジグリッターダニオ(Danio choprae)です。ゼブラダニオやレオパードダニオなんかに近縁なミャンマーの北部に生息するコイ科の小型魚で、体長はせいぜい2cmどまりでしょうか。とにかく、コイ科の魚には珍しい非常に鮮やかなメタリックオレンジのボディにグリッド線?がならぶ美麗種です。我が国に輸入されてくるようになったのは比較的最近ですが、種類としては1928年に新種記載されてますから結構古株です。 ゼブラダニオをはじめとするダニオの仲間は、どれも体長が2~3cmと小型で温和、そして何より筋金入りの丈夫さを誇る優良観賞魚のグループです。もちろん、オレンジグリッターダニオも非常に飼育しやすく小型水槽に最適な熱帯魚の一つと言えるでしょう。餌もフレークフード大好きです。他の魚との協調性も良好ですから、この寒い時期にメタリックオレンジの色彩で水槽の雰囲気をポワァッ!と暖めたい場合にはお奨めのアイテムです! ダニオの仲間は繁殖も非常に簡単ですから、卵生魚の入門魚としても適しています。ゼブラダニオじゃ大量に殖えてもなんだか・・・と言う方には、まだそれほど出回っていない魚ですからオレンジグリッターのブリーディングをお奨めします。今年の「さかなおやじのひとりごと」の公約でもある「繁殖」、この魚でもやってみましょう(笑)。 ・・・と勢いでブリーディング公約しちゃいましたけど、ちょっとした問題があるんですよね~(苦笑)。と言うのも、ダニオの仲間はどれもとにかく落ち着きなくチョコマカ水槽内を泳ぎまわる奴らでして、デジカメでいくら撮影してもピントの合った映像を得る事が出来ません(涙)。今回も、およそ150枚くらい撮影してせいぜい、今回紹介した画像どまりですから・・・。これが繁殖となると、決定的瞬間をゲットするのは至難の業、って言うか無理です(笑)。 ブリーディングとなると産卵から稚魚がそこそこに成長するまでをドキュメンタリータッチで追わなければならないので、公開までには2~3ヶ月かかると思いますが、まぁその時に産卵の決定的シーンがなくても御勘弁くださいね! ところで、趣味の世界ではまったくどうでも良い事ですが最近の分類で、ゼブラダニオをはじめとするこのグループの魚の属名が変更されました。今まではブラキダニオ属(Brachydanio)だったのがダニオ属(Danio)になりました。現時点では旧ブラキダニオ属に含まれる魚は皆無で、ブラキダニオ属という属名は消滅した事になっています。ここで、問題なのは本来ダニオ属というのは、ジャイアントダニオをはじめとする体長10cm前後の大型ダニオの属名だったということで、ゼブラダニオがダニオ属なら、ジャイアントダニオは?? 正解は~♪(笑)今までダニオと呼ばれていた魚達はデバリオ属(Devario)と言う属に移行されました。でも、きっと趣味の世界では今後もゼブラダニオやオレンジグリッターダニオはブラキダニオ属で、ジャイアントダニオはダニオ属のままで行くんでしょうね~。もちろん、いつも言っているように趣味の世界で学名なんてあくまでもオマケみたいなもんですから(笑)、それ自体は全然構わないんですが、こうも簡単に属名変更されちゃうと困っちゃいますよね!・・・えっ?全然困らないって??これは失礼いたしましたぁ~♪
2006/01/04
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少々遅くなりましたが、皆様明けましておめでとうございます。昨年は皆様にとってよほど平和で暇な年だったのか(笑)、ふとしたきっかけでスタートさせた「さかなおやじのひとりごと」も、本人の予想以上に多くの皆様に御来訪いただけたようで、ひたすら感謝感謝です。もっとも、平和で暇と言うのは決して悪い事ではないのでしょうから、本年度も我がブログのアクセス数が順調に伸びていくことを願っております。 という事で、新年初のお魚紹介はダーターテトラ(Characidium sp.)です。ダーターテトラは南米に分布するカラシンの一種ですが、はっきり言ってメジャーではありませんし派手な色彩を持っているわけでもありません。それでも、結構「隠れダーター」(笑)が存在するのは、この魚の愛嬌のある動作に因るところが大なのでしょう。ダーターテトラはカラシンでありながら、完全に「底モノ」で水底をチョコマと動き回るのが特徴です。 水底にじっとしている時などは上半身を持ち上げて、ちょうどオットセイかアシカのようなポーズを取っていてかなり可愛いです。ダーター好きなアクアリストは皆、この「キメポーズ!」にやられちゃってるんでしょうね~(笑)。 こんな可愛らしいダーターですが、飼育はあまり楽ではありません。水質にはあまりうるさくないので特別な配慮は必要ありませんが、餌の好みにはちいとウルサ型ですから。ほとんどの場合、人工餌は食べてくれません。したがって、ダーターを飼育するのであれば冷凍アカムシやブラインシュリンプなどが不可欠となります。特に、数あるダーターの仲間の中には「カージーナルダーター」のように体長が2cm足らずの小型種もいて、これなどは冷凍アカムシではサイズ的に摂餌不可です。現時点で100種弱も知られているダーターのグループは、性質も温和なのでコレクションしても楽しめるのですが餌だけはそれなりの配慮をする必要がありますね。 ところで2006年は皆様にとってどのような年になるのでしょうね?私にとっては結構大きな転換期になるような気がしてます。まぁ、このブログ自体は大きな変化もなくダラダラと回を重ねるのでしょうけど(苦笑)。ただ、今年はこのブログでもう少し「繁殖」と言うテーマに重きを置いて取り上げていければなって考えています。やっぱり、ただ魚を紹介しているだけでは本当の楽しさは見えてこない気がしますしね~。という事で、新年早々何種類かの魚のブリーディングに挑戦中です。
2006/01/03
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