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学名:Nannostomus sp.通称:パープルペンシル分布:不明(ペルー?)体長:2.5cm飼育:★★(容易)繁殖:??(未経験のため不明) さて、ドワーフペンシルには様々なバリエーションがあるとお話しましたが、もしかすると今日紹介するパープルペンシルも、ドワーフPのバリエーションの一つなのかもしれません。我が国に初輸入された当初は、ドワーフペンシル体型で全身が鮮紅色に染まるアークレッドペンシルのカラーバリエーションと考えられていましたが、最近では別扱いされています。・・・とは言え、学名もまだ付いておらず、ドワーフPやアークレッドとの類縁関係はよく判りません。ただ、性格の悪さを考えれば、ドワーフPよりもアークレッドにより近い種類であるような気がします。 パープルペンシルは、体の後半部分が鮮紅色に染まるのが特徴で、非常に美しいペンシルと言えるでしょう。でも、外見の美しさとは裏腹に性格はかなり性悪です(笑)。特に、同種間では見ているこちらがイライラしてくるほど執拗にバトルを繰り広げます。それでも、アークレッドほどではないので、この手の体色が好きだけどアークレッドは性格が気に入らないと言う方はこちらをチョイスしましょう。 性格がキツイため、複数飼育には水草や流木などでそれぞれの隠れ家を用意してやる必要がありますが、その点を除けば飼育の容易なペンシルで水質にもあまり敏感ではありません。エサも人工餌を喜んで食べてくれます。結局のところ、水草の繁茂した中~大型水槽での飼育は容易だが、小型水槽での飼育では争いが絶えず飼育に手こずる種と言ってよいかも。 実はこのブログでパープルペンシルを取り上げるのは2度目で、前回メスらしき個体も入手したと書きましたが、メスらしき個体は次世代を残すまもなくエロモナスらしき症状でお亡くなりになりました(涙)。したがって、繁殖に関しては判りません。普通に考えれば、一般的なナノストマス属の魚同様、水草の茂みなどに卵を産みつけるタイプなんでしょうが、問題は同種に対する激しい闘争本能をどうやってなくし上手くペアリングさせるかにかかってると思われます。 市場売価2000円前後の高価格とあまりの性格のキツさに、再度メスらしき個体を探し購入する気もおきないので、ここはどなたか殊勝な方が繁殖にチャレンジしていただくのを気長に待つ事にしたいと思います(笑)。
2006/05/31
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学名:Nannostomus aff.marginatus 通称:ドワーフ・ペンシル体長:2.5cm分布:アマゾン河中下流域飼育:★★(普通)繁殖:★★(普通) さて、前回紹介したドワーフペンシルですが前述のように結構奥の深い魚なんです。上の画像をご覧ください。えっ?前回のドワーフと同じ?フフフ・・・ボディを走るレッドラインに御注目ください。ノーマルのドワーフPでは、レッドラインは体の前半部分に短く走るだけなのですが、この個体ではしっかりと尾の付け根まで走っています。それ以外にも、全体的な色調ややや小振りのサイズなど明らかにノーマル個体とは区別する事が出来るんです。 このバリエーション以外にも、ドワーフPには様々なカラーバリエーションを見出す事が出来ます。したがって、一度その辺りが気になりだすとショップに行くたびにドワーフPの水槽をじっと注視する羽目になっちゃいます(笑)。ちなみに下の画像がノーマルのドワーフPです。 ところで、このようにドワーフペンシルによく似てるんだけどチョット違うみたいなんだよね~って言う時の、表記の仕方には3通りあります。まず一番ポピュラーなのが以下のもの。Nannostomus sp.このsp.と言うのは「species=種」の略で、つまりは「ペンシルの仲間だろうけど種類までは判んね~!」って言う意味です。 次にNannostomus aff.marginatusって言う奴もあります。ここで使ったaff.と言う記号は「affinity=類似」と言う意味で、つまりは「ドワーフペンシルに似てるけど、オレには違いが判っちゃってるもんね~」と言う意味です(笑) そしてもう一つはNannostomus cf.marginatusって表記です。ここで使ったcf.と言うのは「confident=確証」の事で「チョット違いがあるみたいだけど、学のある私に言わせて頂ければ、この魚は紛れもなくドワーフペンシルであると確証いたしております」と言う意味で使います。 まぁ、今回の場合どの表記にしたって大きな差はないんですが、一応aff.を使っておきました。もっとも、この3通りの表記を日常的に使用するようになると、だいぶ人の道から外れて腐れ外道の仲間入りをした証拠なので(笑)、私のようになりたくない方はあまりお使いにならないほうがよろしいかと・・・ 人生の表街道で太陽の光を浴びながら歩んで生きたい方は、プライスリストにこの3つの表記がしてあるアクアショップは非常にデインジャラス(笑)ですから、すぐに回れ右して出口に急いでください。
2006/05/30
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学名:Nannostomus marginatus Eigenmann,1909通称:ドワーフ・ペンシル体長:2.5cm分布:アマゾン河中下流域飼育:★★(普通)繁殖:★★(普通) 今日から新シリーズに突入です。今回取り上げるグループはペンシルフィッシュの仲間!そうです、さかなおやじが最も好きな魚の一つでもあるんです。その一回目は、数あるペンシルの中でも私が最もお気に入りのドワーフペンシルの登場です。 ドワーフ・ペンシルは体長が2.5cm前後とペンシル最小のアンドゥゼィ種には負けますが、それに次ぐミニチュアサイズのペンシルです。黄色味の強いボディにブラックストライプが走り、各ヒレには鮮やかなレッドチップが存在する、小さいながらも実に可愛らしくそして美しい魚です。基本的には丈夫な魚なので、塩素中和しただけの飼育水でも飼育可能ですがやはり弱酸性の水質で飼育するとより美しい体色になるようです。エサは、人工餌でも喜んで食べてくれるため特別な配慮は必要ないでしょう。 そして、ドワーフペンシルの最大の美点は何よりも温和な事でしょう。例えばトリファペンシルなどは色彩面だけから言うとドワーフペンシル以上の美麗種かもしれませんが、何しろ気が強くていけません。同種間であまりにも激しくバトルするため見ていると嫌になってくる事さえある程。その点ドワーフペンシルならば、オス同士多少の小競り合いはしますが互いのヒレがボロボロになるような激しい争いはしないから見ていても安心です。 また、ドワーフペンシルのもう一つの美点は繁殖させやすい事でしょうか。オスメスの判別も比較的簡単で、オスのほうが体色が鮮やかでサイズがメスより一回り小さい事は他のペンシル同様ですが、一番確実なのは尻ビレの赤い模様に注目する事でしょう。これが鮮やかにくっきりしていればオス、メスが極僅かしか赤く染まる部分がありません。 そのような性差を明瞭にしたペアを水草が繁茂した小型水槽に収容していれば、かなり簡単に繁殖させる事が出来ます。産卵方法はペアで水草の茂みなどに透明で結構大き目の卵を産み付けるタイプで、産卵後は両親が卵の保護をするわけではないので、産卵行動が終了した時点で親魚を繁殖水槽から取り出しておいたほうが無難です。 ・・・とここで本当はドワーフペンシルの稚魚の写真をアップする予定だったのですがゴールデンウィーク中にせっかく繁殖させたドワーフペンシルの稚魚達は、ここ2週間ほどの激務の間にすっかりと姿をお消しになられました(苦笑)。これが成魚であれば2週間くらい餌なんて食べなくても餓死する事などないのですが、こと稚魚に関しては一日でもエサが欠乏すると即致命傷となってしまいます。特に、初期の稚魚はブラインシュリンプ等の生きたエサしか食べてくれないため、毎日ブライン沸かす事が出来ない状況では育成は難しいかもしれません。 ってここまでは、至極まっとうなドワーフペンシル論でしたぁ~(笑)。でも、実はドワーフペンシルの世界はもっともっとディープな部分があるのでした。そのあたりについては明日詳しくお話いたしましょう。何しろ、明日の朝までにドイツにかなり大量の日本のアクアホビーのマーケットリサーチ資料を作成しメール送信しなくてはならないので、これから徹夜です(笑)。なんてったって、日本語で資料作る訳にはいきませんから、手間も2倍3倍です。なんだか、独立したら結構時間的余裕があると思ってたんですが、もしかするとサラリーマン時代の方がずっと楽だったかも?
2006/05/29
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皆様御無沙汰しておりました。以前宣言したように会社を辞めて独立するんですが、何しろ仕事の引継ぎが遅遅として進まずここ2週間くらいはもう滅茶苦茶な忙しさでした。最近は睡眠時間も2~3時間しか取れず、昼休みは食事の代わりに仮眠する始末(苦笑)。食事も、朝抜き昼夜はコンビニのお握りという状態が続いてました。その間に、後任者に無理やり仕事を伝授したり、憎っくき(笑)中国の商談先と激烈なバトルをしたり、今後のビジネスに備えてヨーロッパの企業と話し合いをしたりと、何で1日は24時間しかないんだぁ~!と言う感じでした。それも、今日まで!これで晴れて自由の身です(笑)。 ブログ休止期間は皆さんに御心配やいらぬ憶測(笑)をさせてしまったかもしれませんね~。まずは、2週間ほどサボった水槽の水替えを行い温室を通常の状態に復帰させるところからスタートさせなくては・・・何はともあれ、本日よりブログに復帰宣言いたしますっ!(笑)。
2006/05/25
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通称:パラドックスフィッシュ学名:Indostomus crocodilus (Britz & Kottelat,1999)分布:タイ体長:2cm飼育:★★★(少し難しい)繁殖:???(経験が無いため不明) 今日は、久々にシリーズ物ではなく単発で行きます。今日紹介するのはパラドックスフィッシュと言う体長2cmにも満たないような極小サイズの魚です。体色も地味だし見た目もまったく冴えない魚ですが、隠れファンは私も含めて結構いるかも(笑)実はこの魚、分類学的に謎の多い魚なんです。一応、トゲウオ目ヨウジウオ亜目に分類されています。って事はタツノオトシゴなんかに割合近いと言う事です。ただ、実際のところは研究者にもよく判っていないようでひとまずここに分類しとこう!程度の考えのようで、例えばこの魚がどんな魚から進化してきたのかとかさっぱり判らないようです。言ってみれば、いきなり地球上にドンッって現れたようなもので、私の友人で未だに貧乏学究生活しているやつに言わせると地球外生物なんだそうです(笑)。・・・そんな奴が、大学で生物学の助教授とかしてていいのかぁ~?? まぁ、便宜的にせよタツノオトシゴの近縁とされるだけあって体は鎧のようなゴツゴツとして感じがします。そして、外見から想像できるように動きは非常にスローモーで水草の陰などにじっとしている事がほとんどで泳ぎ回る姿になんぞお目にかかれません。もっとも、その気にあれば結構素早く動けるみたいで、網で掬おうとすると「おっ、やれば出来るじゃん!(笑)」と言われるほど素早く逃げたりもします。 飼育は別に難しいわけではありませんが、★★★(少し難しい)の評価をつけています。と言うのは、この魚は生き餌しか食べませんし、しかも針の先のように尖った鼻先に開いた口から食べる関係上エサのサイズも極小である必要があるからです。ちなみに、我家では孵化したてのブラインあげてますが、グッピーでも飼育していて日常的にブラインが身の回りにある人じゃないと飼育は難しいかも。 めったにショップで見かけることはない上に、すごく目立たない魚なので発見するのは大変かも。例えば、今回撮影した個体も某ショップの水槽内で発見し店員さんにお願いしたところ、にべも無く「売り切れです!」って言われちゃいました。「いや、5尾くらいいますよ」って言ったら、その店員さんは少々むっとしながらもしばらく水槽の中を凝視し「い・ま・せ・ん!」っておっしゃってました。その後、そのたわけた(笑)店員から網を分捕り、自分でこの魚達を掬ったのは言うまでもありません。 繁殖に関しては、自分で経験した事がないのでわかりません。一説にはタツノオトシゴやヨウジウオみたいにオスの体内に卵を産み付けて孵化まで保護すると言われてますが、国内でも繁殖に成功された方がちらほらいらっしゃるようで、その辺にばら撒く(笑)と言う報告もあります。なんとか、自分でも確認してみたいものです。 ところで、このパラドックスフィッシュはずいぶん長い間、Indostomus paradoxusの1属1種とされていました。実際に様々な文献を見ても、ほとんどすべてがそう紹介されています。しかし、実は1999年に、indostomus crocodilus と Indostomus spinosus と言う2種が新種として記載されてます。元祖パラドックスフィッシュとも言えるIndostomus paradoxusはミャンマーとカンボジアに棲息していますが、最近入荷してくる個体はタイ産だといわれているので、ここではIndostomus crocodilusであるとしておきました。ちなみに、種小名はクロコダイル(ワニ)のようなって事です。 パラドックスフィッシュはあまり一般向けとは言い難いし、見た目も地味なんで紹介しようか否かずいぶん迷ったんですが、たまたま水槽前面に出てきて存在をアピールしてたもんですからつい・・・(笑)。それに、グループで紹介する機会は永久にないでしょうから一つ奮発してみました。オマケに、もしかしたら地球外生命体かもしれないしぃ~♪
2006/05/12
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通称:レッド・グーラミィ学名:Colisa labiosa (Day,1878)分布:改良品種体長:5cm飼育:★★(普通)繁殖:★★★(少し難しい) 今日紹介するのはレッド・グーラミィです。てきと~なショップではドワーフGの改良品種だと称している場合がありますが、この魚はコリサ・ラビオサ(別名:シックリップ・グーラミィ)の改良品種です。確かに、外見はよく似ていますがこちらの方がドワーフGよりも一回り大きくなりますね。その分やや気も荒いようです。 飼育自体は非常に容易ですが、成長すると結構水槽内のボス的存在になっちゃったりします。原種は、ミャンマーのイラワジ川水系に棲息していますがほとんど輸入されてくる事はありませんが、少なくとも改良?品種のレッド・グーラミィよりは数倍好感の持てる魚です(苦笑)。原種の外見はドワーフGによく似ていて、体側部にオレンジとブルーの縞々があります。それにしても、いったい全体このレッド・グーラミィはどうしちゃったんでしょう!改良を行った作出者出て来いって感じです。なんだか、ハンコの朱肉が乾いたようなどす黒い朱色のボディに好感を持てる人はあまり多くないと思います。 実は、あまりにも私の美的感覚にフィットしないため今までレッド・グーラミィを飼育した事はありませんでした(原種は飼育した事あります)。でも、今回せっかくドワーフGの仲間と称して話を展開しているんですから、ここは一つ・・・と言う事で清水の舞台から3回くらい飛び降りた気持ちで思い切って購入してみました。でも、やっぱりじっくり観察しようがしまいが、苦手なものは苦手なようです(苦笑)。 ところで、レッド・グーラミィの他にイエロー・グーラミィって奴もいます(笑)。上の画像がそうですが、解説するのも辛いって感じがしますね~。一説にはレッドGはこのイエローGに色上用の餌をたらふく食わせて赤く染めただだけという話もあります。真偽の程は定かではないですが、十分ありえる話でしょう。その説を裏付けるかのように、レッドGは飼育を続けているとどんどん赤い体色は色褪せていってしまいます。結論から言うと、他に可愛らしい仲間が沢山いるのにわざわざチョイスするほどの観賞価値はないかも。性格もきつめですしね~。チョット酷ですが・・・ そうそう、そう言えばこの魚の原種の学名はColisa labiosaって言うんですが、このラビオサlabiosaって言うのは、唇の発達したって言う意味です。ちなみに英名もシックリップ・グーラミィですから唇の厚いグーラミィってことですよね。どう見ても、そんなにひどいタラコ唇には見えないんですけど、どうしてこんな可愛そうな名前が付いちゃったんでしょうね~。つくづく不幸な奴です。
2006/05/09
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通称:ハニードワーフ・グーラミィ学名:Colisa sota (Hamilton,1822)分布:インドのアッサム地方体長:3cm飼育:★★(普通)繁殖:★★★(少し難しい) 今日紹介するのは、ハニードワーフ・グーラミィで、昨日紹介したゴールデン・ハニードワーフGの元つまりは原種です。改良品種であるゴールデンハニーに較べるとショップで見かける事は少ないですが、これもまた非常に可愛らしいグーラミィです。ショップで見かけるものは、単なる薄茶色の見栄えのしない魚なので軽視されがちですが、一度成熟し発情すると、まさにハチミツ色の見応えのある姿に大変身します。更に、顎の下側は深みノのある濃紺に染まり、更にこの魚を引き立たせてくれます。・・・って、オスはね(笑)。メスは、下の画像を見ていただけばお判りのようにいつまで経っても地味なままです。 その点からすると、メスも十分い美しいゴールデン・ハニードワーフGの方がアクアホビー界でもてはやされてもしょうがないかもしれませんね~。でも、個人的には非常に好きなグーラミィです。飼育その他に関しては前日のゴールデン・ハニードワーフGとまったく同じなので重複を避けますが、何故か不思議なのはそのサイズです。原種である、ハニードワーフGは体長が3cmを超えるのに、改良種のゴールデンのほうはそこまで育った個体を見たことがありません。ちなみに、昨日の画像の個体も我家に来てからかれこれ1年が経過するのに、体長は2.5cmに行くか行かないかと言うところです。この差がどんな要因によるものなのかはわかりませんが、少し気になってます。 ところで、ハニードワーフG(改良種のゴールデンも)は、単に観賞目的だけで飼われていない場合があります。実は、彼らは水底や水草の葉に付着したものをついばむ傾向が強いため、ヒドラや巻貝の卵など水槽内の嫌われ者の駆除に結構効果的なのです。もちろん、銅イオン系の駆除薬にはかないませんが、その分副作用の心配が無いため水草レイアウト水槽やエビを飼育している水槽などにヒドラが発生した際に、ヒドラバスター(笑)としてしばしば重宝がられています。 ただ、彼らにしてみてもヒドラが大好物な訳ではないようですから、水槽内にヒドラ以上においしそうな餌が豊富にある時はあまり熱心に仕事をしてくれません。彼らをヒドラバスターとして用いる際には、しばらくの間水槽内に餌を与えるのをストップするなどした方が確実でしょう。ヒドラ以外にも、ミズミミズや巻貝の卵も駆除してくれますが、ビーシュリンプの稚エビなども大好物?なので、エビの繁殖を目指している水槽では彼らに御登場願わないほうがお互いにとって幸せな結末を迎える事が出来ると思います(笑)。 それと、どうも原種の方がやや気が強いのか同種同志では結構追いかけっこしてますから、とにかく平和な水景がお好みの方は、ゴールデンハニーにしておいた方が無難かも。
2006/05/06
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通称:ゴールデン・ハニードワーフ・グーラミィ学名:Colisa sota (Hamilton,1822)分布:改良品種体長:2.5cm飼育:★★(普通)繁殖:★★★(少し難しい) 今日紹介するのはゴールデン・ハニードワーフ・グーラミィです。ショップでも結構よく見かける体長2.5cmほどの可愛らしいグーラミィなので、皆さんの中にも一度や二度は飼育して事がある方も多いかと思われます。暖かみのあるイエローを基調地とした体色はまさにゴールデンハニー(黄金色のハチミツ)と言う通称にぴったりです。ところで、この可愛らしいグーラミィは、改良品種です。しかも、原種は前回までのシリーズに登場したドワーフGではなく、ハニードワーフGと言う別種です。まぁ、同じコリサ属ですし体型もそっくりなのですがハニードワーフGの方が一回りサイズが小さいです。 東南アジアで大量にブリードされているため、非常に安価で我が国に輸入されてきます。元々、丈夫な魚なので飼育は容易です。また、性質もドワーフG以上に温和なため小型水槽での混泳にも適しています。水質には特に敏感ではありませんが、あまり汚れた飼育水ではマツカサ病に罹り易いようなので、定期的な水替えは欠かせません。餌に関しては、人工餌はそれほど好きではないようですがまったく受け付けないと言うほどではありませんから、根気よく馴らしていけば人工餌だけでも飼育は可能です。また、フレークよりは顆粒タイプの餌の方が食いが良いようなので、人工餌で飼育する際は顆粒タイプの使用がお薦めです。 ところで、ゴールデン・ハニードワーフGの色彩にはかなり幅広くバリエーションが見られます。今回の画像の個体は一番ノーマルなタイプですが、体のオレンジの部分が非常に色鮮やかなものや、逆にほぼイエロー一色で体にはオレンジの発色がほとんど見られないタイプもいます。もっとも、これは改良品種のバリエーションと言うことではなく単に養殖業者の与える餌の問題だと考えられています。赤い体色をより鮮やかにする色揚げ効果の高い餌を大量に与えて育成すると、どんどんヒレ先などに赤みは乗って来るものです。昨日の、パウダーブルー・ドワーフGやレッドロイヤルディスカスのように、メタリックブルーの発色を強化したい場合は餌では難しいとされているため、ドーピングしちゃったりしますが、赤系の体色は餌の原料によりずいぶんと色揚げに成功する事が出来ます。 例えば、ヨーロッパから輸入されてくるアピストの改良種などでものすごく赤の発色が鮮やかな奴がいるじゃないですか。あれなんかは、ミジンコの仲間であるシクロプスを出荷前に集中的に与える事で一気に色揚げしているのでした。ちなみに、洋書などでアピストの産卵シーンの写真とか見ると卵が赤いじゃないですか。あれは、餌に大量に含まれているカロチノイドで卵まで赤く色揚げされているためです。 えっ?我が国でシクロプスは入手できるのかって?残念ながら我が国に棲息しているシクロプスには色揚げ効果は期待できないようですが、ヨーロッパのブリーダーが使用しているのと同じ種類が冷凍餌として我が国でも発売されていますし、冷凍餌は管理がって言う方にはセラ社がフリーズドライタイプの奴を発売してます。もし、興味のある方は下のバナーから取扱店のHPを訪ねてみてください。・・・って、久々に知り合いのショップ宣伝してあげた気がします(苦笑)。 あっ、ちなみにいくらシクロプスと言ってもステロイドじゃないんですから、与え始めて数日で見る見る真っ赤に染まっていくなんて事はないですからね(笑)。
2006/05/05
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通称:パウダーブルー・ドワーフ・グーラミィ学名:Colisa lalia (Hamilton,1822)分布:改良品種体長:オス5cm、メス3cm飼育:★★★(少し難しい)繁殖:★★★★★(かなり難しい) さて、昨日紹介したのが原種の青い部分に着目した改良品種ネオン・ドワーフGでしたが昨日もお話したように、本日のパウダーブルー・ドワーフ・グーラミィは更にその上を行きます!画像を見てお判りのようにもう全身が見事に真っ青!それはもう素晴しいの一言ですね~。・・・これが改良ならばね。 そうなんです!以前にも一度紹介しているのですが、このパウダーブルー・ドワーフGは実は人造人間ならぬ人造魚だったのです(笑)。早い話が、ドーピング!つまり、東南アジアのパウダーブルー・ドワーフGの生産業者のファームには大量の原種かネオン・ドワーフGがいます。しかし、お目当てのパウダーブルー・ドワーフGはどこにも見当たりません。そこに、輸出業者から一本の電話が・・・「おお~い、そろそろパウダーブルー・ドワーフGを出荷するから100ペア揃えておいてくれ」「OK!3日後には出荷できるよ」そう電話口で輸出業者に答えた生産業者のおやじは、自分のファームの水槽いくつかになにやら白い粉をサラサラとぶち込みました(笑)。すると、どうした事でしょう見る見るうちに原種(もしくはネオンドワーフか?)の入っていたはずの水槽の中には、見事に真っ青に染まったパウダーブルーの姿が! この魔法の粉の正体はステロイドだと言われています。そう、オリンピックとかで筋肉増強剤として使用するたわけが後を絶たない、あのドーピング薬です。つまり、パウダーブルーのベカベカの青は改良ではなくて、強制的に作られたものだったのです。この処置が如何に異常かは下の画像を見ていただければお判りかと・・・。これはパウダーブルーのメス個体なのですが、なんとオス同様真っ青です(苦笑)。原種もサンセットもそしてネオンドワーフもすべてメスは銀色だったのに・・・。つまり、ステロイドの薬効で、メスがオス化したわけです。 別に、綺麗なんだからいいじゃん!と言う方も当然おいでだとは思いますが、問題なのはステロイドの副作用でこいつらの内臓はボロボロになっていると言う点にあります。同じドワーフGの改良品種なのにこの魚だけ飼育難易度が高く設定してあるのはその為です。いくらベテランアクアリストであろうと凄腕のショップオーナーであろうと、この魚は時が経つにつれて段々とやせ細って行っちゃいます。ステロイドの量が少ない場合は、長生きする代わりに色が抜けていきます(苦笑)。当然、繁殖難易度は最高レベルの★5つ!はっきり言って、こんな魚は作っちゃいけませんね。以前、同じ事をディスカスに対して行ったホンコンのレッドロイヤルディスカスがその後アクアホビーの世界でどのような評価を受けたかは言うまでもありません。 個人的には苦手ですが、別にカラーラージグラスとかみたいに体内に蛍光塗料を注射したって、その後魚が死なないなら別にどうぞっていう感じです。しかし、確実に内臓にダメージを与える処置は生き物をオモチャのように扱っている気がして、とにかく賛成できません!でも、パウダーブルー・ドワーフGは国内で結構人気があるため今日も東南アジアのファームで、大量のパウダーブルーが作り出されています。 ・・・ところで、私結構重度の喘息患者でして(笑)、発作予防のためにステロイド剤を常用しています!その副作用なのか、若かりし頃から何故か筋肉質でパワフルでしたね~。だから、極真空手とかもやってましたし、テニスだってとにかくパワーで相手を圧倒する(相手のテクニックがそれを上回る場合、あっけなく敗退する)タイプでした。まさに、戦うドーピング男状態でした!でも、幸いな事に今のところ体がメタリックブルーに輝いては来ないみたいです(笑)。内臓はボロボロかもしれないけど・・・
2006/05/04
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通称:ネオン・ドワーフグーラミィ学名:Colisa lalia (Hamilton,1822)分布:改良品種体長:オス5cm、メス3cm飼育:★★(普通)繁殖:★★★(少し難しい) さて昨日紹介した、サンセット・ドワーフGが原種のオレンジ色に着目して改良されたとすれば、当然逆もまた可也。と言うわけで、原種のメタリックブルーの方に着目して作出されたのが今日紹介するネオン・ドワーフグーラミィです。体のかなりの部分がメタリックブルーに染まっていてかなり人工的な雰囲気が漂ってますね~。ショップでも、やはりサンセットの方が人気があるようです。 しかも、ネオン・ドワーフGの更に上を行く、全身ベカベカに青く染まったパウダーブルー・ドワーフGと言う品種?もいますので中途半端な色彩のネオンド・ドワーフは大きめのショップでないとお目にかかれないかも?でも、パウダーブルー・ドワーフにはとんでもない欠点があるので私個人としてはまったくお薦めいたしません!その理由は明日紹介するとして・・・(笑)。 ところで、このネオンドワーフGのメスもサンセットのメス同様、ほぼ銀色一色の魚です。と言うより、原種とサンセット、ネオンドワーフのメスには見たところまったく差がないような気がしています。という事は、ドワーフGの体色はオスさえその改良品種の個体を使えばメスなんてどうでもいいって事なんでしょうか?せっかく、我家にドワーフGの各品種がペアで揃っているんですから、そのあたりを試してみようかなぁ~? ただ、以前からブログでも報告しているように最近やたらと海外出張が多いのでなかなか熱帯魚の繁殖にまで手が回りません。産卵まではこぎつけても、稚魚の育成がね~。年頭の挨拶で、今年の目標はブリーディングだったのにぃ~(笑)。しかも、独立してからは今以上に海外との仕事が増える見込みなので毎月海外遠征かも(苦笑)。まぁ、今の仕事から完全に手を引くまでにはもうしばらくかかりそうですけどね。なにしろ引継ぎしたくたって、引き継げる奴がいないんですから(笑)。いったいどうなる事やら・・・。
2006/05/03
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通称:サンセット・ドワーフ・グーラミィ学名:Colisa lalia (Hamilton,1822)分布:改良品種体長:オス5cm、メス3cm飼育:★★(普通)繁殖:★★★(少し難しい) 今日紹介するのはドワーフグーラミィの改良品種である、サンセット・ドワーフ・グーラミィです。原種のオレンジとブルーの縞模様のうちオレンジの部分に着目してその面積を徐々に広げて行き作り出された品種です。元来、改良品種には厳しい評価をする事が多いさかなおやじですが、これ位目標をしっかりと定めて改良されたものは大歓迎です。 名前の通り、落日を思わせるオレンジ色の体色はかなり好感度大です。でも、本音を言えば原種の方が綺麗かも(笑)。ショップでもかなりポピュラーな魚なので皆さんも一度や二度は目にした事があるはずです。飼育に関しては、原種に準じますのでここでは重複を避けるべく解説はいたしません。 ところで、オスはこれだけ鮮やかなオレンジ色なのですが、メスのほうは原種とほぼ同じ銀色の地味な姿です。やはり、原種のメスを見れば体にほとんど鮮やかな色彩がない訳ですからメスのほうは改良の仕様がなかったんでしょうね~(笑)。 ところで、ドワーフグーラミィにはあまり知られていない非常にユニークな習性があります。実は、ほぼ1年前にも紹介したのでその頃からの常連さんには同じ話の繰り返しになってしまいますが、しばらくの間我慢してください。 実はドワーフGって鉄砲魚だったんですつまり、水上の手ごろな植物の葉の上などに美味しそうな?昆虫とか発見すると、近くまで忍び寄って行きそしておもむろに口から水鉄砲の如く水を発射し、獲物を上手に打ち落とします。一般に鉄砲魚と呼ばれるアーチャーフィッシュほどは頻繁に行いませんが、それでもかなりの確率でこの芸当を見せてくれます。 本当は、その決定的瞬間を撮影したかったのですが我家のドワーフGは人懐っこいのか単に食い意地がはっているのか(笑)、近くでカメラを構えただけで近寄って来ちゃいます。水槽のガラス蓋の上に生きたオオミジンコをのせてずっと粘ったんですが・・・。物陰から眺めていると、たまにですがピュ~っとガラス蓋に水を吐きかけてます。でも、カメラを構えて近づくと・・・(苦笑)。どうやら、決定的瞬間をスクープしたければ100mm級のマクロレンズ装着した一眼レフが必要なようです。 でも、実際に見るとかなり感動物なので、御自宅でドワーフGを飼育されている方は一度お試しあれ!もっとも、水鉄砲のように遠くまで跳ぶ訳じゃありませんからね。せいぜい5cm位までですから、あしからず(笑)¥
2006/05/02
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通称:ドワーフ・グーラミィ学名:Colisa lalia (Hamilton,1822)体長:オス5cm、メス3cm分布:インド、パキスタン、バングラディッシュ飼育:★★(普通)繁殖:★★★(少し難しい) 今日から新シリーズ「ドワーフグーラミィの仲間」のスタートです。ドワーフグーラミィの仲間は、コリサ属(Colisa)と呼ばれる属に含まれていて、現時点では4種類が知られています。その中でも最もポピュラーなのが今日紹介するドワーフ・グーラミィでしょう。 ところで、余談になりますがグーラミィという呼び方について・・・。ショップなどではグラミーと呼ばれている事の多いこの仲間を何でわざわざグーラミィと呼ぶかと言う事ですが、英語表記でgouramyと書くためです。でも、本音を言っちゃえば、どっちでもOKだと思ってます。その辺りにはあまりこだわりのない人間ですので(笑) 本題に戻ると、ドワーフGはどんな場末のペットショップでも扱っているほどポピュラーな熱帯魚になっています。これは、東南アジアでブリーディングされた個体が山のように入荷してくるためで、インド周辺の現地採集物はめったにお目にかかりません。今日紹介した個体も東南アジアブリードで、やや体側部の模様に乱れがあります。野性採集個体では、オレンジとブルーの縞々は整然と並ぶのですが、この画像の個体ではかなり乱れたラインになっています。また、養殖個体によく見かけられるのが、頭部の変形です。画像の個体も頭部がやや不自然なでこぼこになってます。 本来、ドワーフGは非常に丈夫な魚なのですがショップに入荷するまでの経路でかなり雑な扱いを受けている事が多く、結構ボロボロだったりします。購入の際にそのような個体をつかまされないようにすれば、丈夫で長生きしてくれるはずです。 水質的には中性付近の水、つまり塩素中和した水槽水でまったく問題なく飼育できます。ただ、フィルターの能力が低い場合や水換えの頻度が少ないなどで水質が悪化すると、よくマツカサ病になりますので注意してください。マツカサ病は一度発病してしまうと治療は困難ですし、第一見た目が気持ち悪いので精神衛生上よろしくありませんから(笑)餌は人工餌も食べてくれますが、やはり冷凍アカムシなどのほうを好むようです。人工餌主体で飼育するのであれば、フレークよりも顆粒タイプの餌の方が向いているかも。 性質は比較的温和なので他の魚にあまり危害を加えませんが、同種間では結構激しくバトルします。その辺は、さすが闘魚ベタの仲間だけありますね(笑)。同種間のバトルはオス同士だけでなく、オスがメスに対してもかなり手ひどく攻撃する事があります。水槽内に、水草などで隠れ家があれば事なきを得ますが、ベアタンクなどにペアを入れて置くと最悪の場合メスがドツキ殺される(笑)可能性もあります。 ちなみに、すぐ上の画像はメスのドワーフGです。写真を見ればお判りのように、オスに較べてほとんど華やかな色彩を持ちません。ペットショップなどではよくペア売りされていますが、ペアで仲むつまじく過ごすわけでもないので、繁殖を考えないのであればオスを2尾購入した方が特でしょう。もっとも、ショップのそのあたりの対策は万全でオスはメスよりも値段を高く設定してあるケースが多いようです。したがって、ペア価格よりオス2尾価格の方がやや高いと言う事になりますが、観賞価値を考えればそれでもオス2尾をチョイスかな? ところで、唐突ですが今日からブログランキングをリタイアいたします(笑)。せっかく皆さんにもご協力いただいていたのですが、かなり精神的に苦痛になってきてしまいました。なんだか、皆さんにクリック強要しているみたいで柄にも無く心苦しくて仕方ありませんでした。それに、当初の目的である、楽天以外のアクアホビィストの方に存在をアピールは出来たと思いますので・・・。ただ、ブログランキングに代わり新たな企画を考えています。それは、アクアグッズの辛口批評です(笑)。やはり、サラリーマン生活していると何かと支障があって本音でアクアグッズの論評しにくかったのですが、フリーになる事が決まっちゃえば後は恐れるものなんてありません!(笑)。 今のところ、楽天以外で別ブログの形で立ち上げようかと考えていますのでスタートの暁には皆様に御報告させていただきますね。たまたま、アクアグッズを取り扱う部署にいたから知ってるんですが、著名なメーカーの商品でもかなり危ない奴いっぱいあるんですよぉ~♪驚くべき開発秘話とかね(笑)。でも、あんまり本音で書いているとそのうちメーカー担当者に後ろから刺されそうだな(笑)
2006/05/01
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