
福寿草がお日様の光を受けて、ぱっちりと開いています。

まわりにはツボミがいっぱい出ています。 これから楽しみです~
雪解けの黒い土の上で、艶のある花弁が、造り物のようにみえます。
主人が亡くなって十年が経ちました。
亡くなった二月が来ると、その直前のさまざまなことが脳裏に浮かんできます。
昨夜、チラシの裏に殴り書きをした汚い字のメモが出てきました。
私は、「書く」ことが好きで、書くことで精神が落ち着くので、きっとそうしたのでしょう。
日付は、ちょうど今頃、一時退院で、お正月を家で過ごした後、再入院したころです。
毎日の病院通い、玄関へ入る時は、いつも不安が頭をもたげ、心臓がビクッとする。
点滴の針の入る血管が無くなってしまい、首の血管に点滴。
血液の循環が悪くて、手足が冷たくむくんでいる。
撫でていると、こちらの手まで冷たくなる冷たさ。
どうなるのかな~、と顔を見ていると、涙が出てくる。
今、柳田邦男さんの「犠牲、わが息子、脳死11日」を読み終え、ずっと考えている。
この息子さんのように、25才で逝く人もあれば、もっと小さく逝く子もある。
今までずーっと看病させてもらえ、この年まで密度濃くいっしょにいられたのに、
「死ぬかも」と不安を人に訴えたり、騒いだりしている私は、贅沢だし見苦しいな。
こうやって人は死んでいくんだよ、と主人は私たちに教えてくれているのだ。
この涙がたちまちに出る自分を直し、静かに見守ろう、と思えるようになった。
自分の十年前の手記を読んで、新たな気持ちになりました。
運命は誰にも分かりません。
その日まで、なるべく誠実に、明るく生きていこう、と改めて思いました。
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よそのポトス、うちのポトス 2016.07.31 コメント(6)
ノリウツギ。アジサイのドライフラワーを… 2016.07.29 コメント(12)
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