2003年05月01日
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今回のフランス旅行、ジアンという街にある陶器工場を訪れるために旅程にロアール地方を組み入れたのですが、調べていたらそこから40kmくらい(パリからは160km)のLamotte-Beuvron(ラモッテ・ブヴロンと読むの?ケスクセ?ちゃーん)という村に、タルト・タタン発祥の地「ホテル・タタン」があるとわかり、これはしかと食べて楽天広場のお菓子作り愛好者の皆様にご報告しなければ!と、勝手に使命を帯びて立ち寄ってきました。

事前に読んだ話では、このホテルレストランは20世紀はじめごろにタタン姉妹によって経営されていたそうです。お客さんが立て込んだときに、オーブンにリンゴを入れたまますっかり忘れて焦がしてしまった姉妹、みんながデザートを待っていたので、そこに急遽生地をかけて焼き、ひっくり返してお客さんに出したところ、意外なほどに好評で、それから定番メニューとなり、フランス中に広まったとという説。今では経営者が変わったものの、相変わらずタルト・タタンが味わえるというので、楽しみに行ってきました。
行ってみると、ごく小さな村の駅前旅館で、1台電車が着いたらいきなり店が混んでタタン姉妹の手が回らなくなる、というのもうなずける話でした。
hotel tatin
頼んで出てきたタルト(1個7ユーロ=1000円くらい)は、直径25cm程の丸型で焼いて6等分くらいに切ったサイズ、かなり大きくて温かい。焦げたカラメルがツヤツヤして「カロリー高そうー!!」という様子。大き目のリンゴがごろごろ入っています。
tarte tatin
これが食べてみるとすごく優しい味。リンゴはほとんど酸味がなく、イギリスではすっぱいリンゴを好むのでフランスもそうかと思っていたら、やわらかな風味にすっかりやられてしまいました。やっぱり本場。おいしい。上を生地で覆って焼くから、このふんわり感が出るのですね。パリの洗練されたお菓子屋さんで「タルト・タタン」を食べる機会がなく、比べることができなかったのが残念だけど、「名物に旨いものなし」という日本のことわざは、ここでは撤回してもよいと思いました。
oven
食後は、タタン姉妹当時のオーブンの前で記念撮影。青いタイルを使った、かわいらしいものでした。

イギリスに帰って、フランス人の友人に「ホテル・タタンでタルト・タタンを食べたよ」と言ったら、彼女はタルト・タタンの由来については知らなくて、感心されました。それでも、あまり料理の得意でない彼女が「わたしがおいしく作れる唯一のお菓子」と言うくらいだから、フランス人にとってタルト・タタンは、とても身近な存在なのですね。リンゴの品種を教えてもらおうと思って「どんなリンゴで作るの?」と尋ねたところ、「できるだけ見た目の悪いリンゴを選んで作るのがコツよ」と素晴らしい知恵を授かりました(笑)。





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最終更新日  2003年05月01日 19時10分35秒
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