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2023.02.18
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テーマ: 鉄道(23102)
オハネフ12形:夜行急行「狩勝」




北海道ワイド周遊券と言う北海道フリークには便利な周遊券があり、20日間有効で急行自由席車も乗り放題だったため、「各方面への移動は夜行急行で」というのが当たり前だった時代。しかし、この夜行「狩勝」だけは全車指定のため、指定席券、或いはグリーン券や寝台券とともに急行料金を別途取られてしまうという意味で、大変使いづらい列車でした。私的には移動の必要性に迫られて、「狩勝」時代には1度だけB寝台車に乗ったことがあります。



昭和56年3月 札幌駅?にて オハネフ12 急行「狩勝」

この写真は記念的に撮ったものではなく、元ナハネ10の改造車でしかも便所明かり窓が改造されていないことが判った為に慌てて撮ったものです。

昭和40年代、増大する寝台需要に対応してスハネ30など旧型車によりB寝台車が増備される中、寝台数が他の寝台車と合わないこと、普通車の緩急車を連結しない列車が設定されるようになったことから、中間寝台車であるナハネ10に車掌室や緩急設備を設け、全てのナハネ10が緩急車化されました。その後、冷房設備の需要から冷房化改造され、重量が増してオハネフ12になったわけです。

写真を撮った当時、本州では10系寝台車の淘汰が既に進んでおり、10系寝台車そのものが希少になりつつある頃で、それまでグリーンマックスのキットでしか見たことが無い、大型2枚の形態を見たのは初めてで、非常に嬉しかったことは記憶しております。多分、その後もこの形態の寝台車には会ったことはなく、最初で最後だったの思われます。
ストロボを焚いてしまったのは、ホームがあまりにも暗かったのと、運転には支障の無い中間だったからと判断したからだと思います。
※今だったらこのような状況でももちろん炊かないでしょうけど。

急行「狩勝」は、その後14系化されたり、名称が急行「まりも」になり、さらには特急化されて「おおぞら」、また特急「まりも」に愛称が戻ったりと目まぐるしい変遷がありましたが、平成20年夏の臨時運転を最後に廃止されてしまいました。

急行寝台列車「狩勝」は、そんな歴史を刻んできた特急「まりも」のルーツともいえる列車なのです。

キハ56系:急行「狩勝」


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最終更新日  2023.12.31 12:21:44
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