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みぶ〜たさんサイド自由欄
人の真意は計り知れない。名古屋弁で「かんこうする」という言い方が有る。
この「かんこう」は、決して「観光」の意味ではない。
「考える」とか「工夫する」とか言う意味で、
提示された案件を、良く考えておく場合に使っている。
今はあまり使われなくなったが、
昔は営業の人が、そういう言い方をされて会社へ帰ってきた。
そしてある意味それは、断わりの言葉で使われる事が多かった。
断わるのにストレートな断わり方をしないで、
考えておく‥と言うわけだ。
そう言うほうが相手を傷つけないから、という気持ちだろうが‥。
日本人独特の曖昧さなのだろうけれど、
期待して待ってしまうこともあるから、それも一概に良いことなのかと、
思ってしまうのである。
実は電話で断わりたいのか、断わりたくないのか、そこがよく分からない言い方をされた。
私は断わり辛いだろうと察して、
「それでは無かったご縁ということで‥」と言ったのだが、
それに対して意外な反応をされてしまった。
事実キャンセルなので断りには違いない。
でも「縁」まで無かったことになるのは嫌らしい。
いやそう言われても‥事実今回キャンセルなんですよねぇ‥。
先方が今回の断わりの代案を口にすることもないから、縁は無いと考えたほうが自然だと思うのだが‥。
相手は簡単にまた次回というふうに考えているようだが、
私は色々準備してきたことを、全部白紙に戻されたものだから、
やっぱり無い縁だと考えたかった。
一度も会ったことが無く、なんの信頼関係も無い中で断わられた状態。
そんな中で、私としては気持ちよくキャンセルを受諾したつもりである。
結局折衷案を私が提案したら、それで考えるということになった。
そして彼女が出した結論というのは、私の提案を承諾することに‥。
結局どうしても私との縁が欲しいという結論なのだが、
私には不思議な結論である。
人間の真意はどこにあるのか‥難しい。