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みぶ〜たさんサイド自由欄
「世界一受けたい授業」に、曽野綾子先生が登場された。
私は中学の頃、この先生の本をよく読んでいたので、
テレビの中でもお目にかかれたのは、素直に嬉しかった。
先生のお話しは、老老介護のお話しだった。
老老介護とは?
介護する人とされる人が、共に65歳以上の人のことを言う。
今では全体の55%というから、深刻な問題である。
今や日本人の平均寿命は、男性81歳、女性87歳である。
夫の介護をした時の曽野綾子先生は85歳で、
介護される夫は90歳の時‥これは1年程前のことである。
夫の三浦朱門は、作家であり元文化庁長官だったのだが、
2015年に倒れて、亡くなるまでの1年1ヶ月の間、
曽野綾子先生は、自宅にて夫の介護をされたのである。
では、自分が先生と同じ85歳になった時、
同じ位の歳の人の介護が出来るか?と考えると、
中々首を縦には振れない。
それだけの体力が有るか‥それだけの気力が有るか‥。
私は体力も気力も、きっと無いだろうと思う。
それどころか、自分自身だけで精一杯なのではないだろうか?
先生は授業の中で、「介護するには、怠け者がいい」と言っている。
「そんな事では死なない」という先生のいい加減さは、私も大事なことだと思う。
例えば、一日掃除を怠けたとしても、
例えば、夫の体拭きを、体の隅々まで全部きちんとしなくても、
そんなことで人間は死なないということだ。
手を抜くこと、適当にすることの大切さを語られた。共倒れになることは、避けなければならないからだ。
また、生前にやっておくべきことが3つ有るとも言われた。
1.死後家族間でトラブルを起こさないために、 通帳を一つに纏めておく(残された者の面倒臭さを考える)
2.自分で治療法を決めておく(延命治療をするか否か)
3.夫婦や家族で十分に会話をする(本人の意思を知る)
家族はお互いどう生きるか、どう死ぬかについて蓋をしないで、あきらかにしておくことが大事だと思う。