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「これは興味ないなぁ‥」テレビを見ながらそう思った。そう思うとチャンネルを変えるのだが‥おやっ?
ひっかかったのは、毎朝作品を必ず一つ仕上げ、
撮影してSNSに投稿するというくだり‥。
しかもそれを8年続けているという。
そんなこと可能なの?と疑問に思ったのは、
そんなに次々にアイデアが出て、
しかも毎日作品を作れるものだろうか?という疑問だった。
情熱大陸でやっていたのは、ミニチュア写真家の田中達也さんだった。
ドイツ製のジオラマ人形を使っての撮影。
人形の大きさは1.5センチで、2万体揃っているという。
後は日常で目についたものを使って、作品を仕上げていく。
例えば朝食の時にご飯を見て、これは雲に使えると考える、
というのだが‥ほぅ~。ご飯粒を雲に見立てるという発想。
また白いスニーカーを見て、雪山に見立てる。するとスニーカーは、スキー場になるわけだ。
他には、細い針金を見て、魚を狙う釣り糸。
蚊取り線香が、ヨーロッパ風庭園に。
クリップを並べて椅子に見立て、病院の待合室風にする。
きのこの仲間のしめじを見て、これは打楽器のドラムになる。洗濯バサミが、競泳の飛び込み台になるといった具合に‥。
よくもまぁ次々にアイデアが出てくるものだ。
これを8年間毎日だとすると、普通に計算しても、
365日×8年間で、2,920作品仕上がるということになる。
アイデアがいくらでも出てくるということが、
私には不思議で仕方がない。
しかも、それを考えることが楽しいという。
アイデアを捻り出すことが苦しみに感じてしまうのは、私のような貧相な頭脳だけかなぁ‥。(ガクッ)
彼はSNS等で生活をしているわけでない。なのでこれは、広く色々な人に知ってもらおうというだけのものである。
でも、これは仕事に繋がるきっかけでもあったのだから、SNSに載せなかったら、仕事に繋がらなかった。
結局このユニークな世界観に注目が集まり、
コマーシャルやテレビドラマのオープニングに起用されていく。
秋になるとカレンダー作りの依頼が殺到するらしい。
これは仕事に繋がったからいいものの、繋がらなかったら単なるオタクであり、厄介者である。
それにしてもやっぱり、毎朝一つの作品を作りあげるというのは、
才能なしでは出来ないことである。
やはり「想像は創造に繋がる」と実感したお話しだった。