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7usagiさんサイド自由欄
あれは、先週の水曜日だった。
建築関係の勉強に行く為、いつもの時間にいつものバスに乗り、
そしていつも通りのバス停で降りた。
バス停を降りると、そのまま道なりに歩いていったのだが、ふと立ち止まり、下ばかり見ていた顔を上げる。
周りをぼんやり見て、急に我に返ったようにハッとした。私‥何処に向かって歩いているの!
何と、私は定年退職して7ヶ月過ぎた会社に向かって歩いていたのだ。
えぇー!どういうこと?何してるの私!?
心底驚いた。
本当に‥本当に‥びっくりした。会社に行っていた時、私はもう一つ先の停留場でバスを降りていた。
その日行く「ウインク愛知」というビルは、
会社からは数分の場所に有る‥とても近いビルなのだ。
とはいえ、降りるバス停は一つ違っている。
ウインク愛知に行くには、降りてすぐの道を左に折れなければならない。
それなのに次のバス停に向かって、
ずんずんと歩いていってしまったのだ。
嘘でしょう!?
あきらかに定年退職した会社へ行こうとしている私が、
そこには居た。怖っ!!
結局考え事をしていて、その考え事に頭は没頭していたのだが、
足はその頭から切り離されたかのように、
別方向へと向かっていったのである。
頭と体は別?‥いやいやそんなはずはない。
でも‥あまりにも頭が別のことに没頭してしまっていると、
体は惰性で思いもよらない行動を取ることになるのだ。
私はこの日、もう2回同じような失敗をした。
その一つは、その日開催される勉強の場所を、ウインク愛知の1階のボードで確認して、指定の場所へ行くのだが、
そのボードを見ずに、うっかり通り過ぎてしまったのだ。
私は自分が行く部屋の階数も番号も分からないまま、エレベーターに向かうところだったのである。
気が付いてびっくりして、後ろを振り返る。するとそこに仲間がいて「私は確認したから行こう」と言ってくれた。
何やってるの?私は‥。凡ミス続きの残念な日になってしまった。
頭が滅茶苦茶集中して考え事をしていると、体は惰性で動いて行く。しかも体は、何十年と通ったほうの道を選んでしまったのだ。
まかり間違えば、私の行動は事故に繋がる。
頭の切り替えをしっかりとして、心身を一つにしなければならない。
反省の多い一日だった。