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「あっちもこっちも、プロの仕事じゃん!」
2ヶ月前の2月のまだ寒い中で、
羽田空港の国際線ターミナルの特設舞台に、桜の花が咲いた。
一足早く桜見を楽しんでもらいたいという作り手の意図が、ものの見事に的中したわけだ。
2月だよ!?しかも狙ったその日に桜を咲かせるなんて‥。
フラワーアーティストの赤井勝氏も凄い人ならば、その注文を受けて、
発注日に開花するように桜を育てた人たちも‥スゴい!
みんなスペシャリストだ!!
エネルギッシュな赤井勝氏を映像で取り上げていた番組は、かの有名な「情熱大陸」である。
赤井氏は1965年大阪生まれ、祖父母は花農家、実家も生花店で、父を2歳で亡くしている。
赤井氏は、ローマ法王にブーケを献上したことのある男である。
「僕は花人で、花屋なんで、それ以上もそれ以下でもない」
花に囲まれて生きてきた赤井氏の言葉である。
この4月から地元大阪で新しい仕事が始まる。
それは大阪の追手門学院大学で、月に一度の講義。
「花と向き合う人生を話してくれ」と、大学側に依頼される。
断わる理由は、当然見つからなかった。花の素晴らしさを、一人でも多くの人たちに伝えたかったからである。
更に幼稚園児の為にも、年に何度かの体験教室を開いている。子供たちに、色々な沢山の花に触れ合ってもらうのが狙いである。
「子供たちに、セレクトするのをやってもらいたい」
好みとか決断とか、好きなものを選んで、好きなものを小鉢に入れる。
彼は、子供らしい発想を期待するのである。
子供たちを見ていて赤井氏が舌を巻く。とてつもない発想が生まれたからである。
それを見た赤井氏曰くは‥
「追い越されているやん、なんかもう悔しい~」と、感情を露わにして言ったのだが、その顔は悔しいだけの表情ではない。
悔しさの中に、嬉しさも混じっている顔だった。
花と触れ合って、花を好きだと言う子供たち‥。赤井氏の嬉しそうな満面の笑みは、輝いていた。