Oct 27, 2005
テーマ： ★つ・ぶ・や・き★(554432)
カテゴリ： カテゴリ未分類
今日は母の命日でした。
子供たちを連れて、姉と4人でお墓参りに行ってきました。
先月の母の誕生日のように、仏花ではなく秋らしい花束を持って。
子供たちは、おばあちゃんにあったことがありません。
写真でしか見たことがありません。
それでもお墓に向かって「おばあちゃーん」と話しかけていました。
私も近状を報告し、今後の目標などを墓前に誓ってきました。
本当はここにこんなことを書くべきではないのかもしれないけれど
ちょっと気持ちと記憶の整理をするために残しておこうと思います。
給食の時間、隣家の方の顔が教室の入り口に見えました。
その瞬間に、「ああ」と思ったというかわかった気がします。
母が危篤状態だから、急いで病院に向かうように、と。
そのとき母はずーっと入院していたとはいえ、
あまりに急なことだったので何も感じませんでした。
私たち家族が病室に駆けつけた瞬間にはもう
先生方が電気の器具を使って心臓マッサージをしていました。
そしてすぐに「ピー」という、心臓が停止したことを知らせる音。
悲しみなんて感じない程、急なことでした。
呆然としている横でどんどん葬儀の準備の話が進んでいきました。
翌日がお通夜で、その次の日が告別式。
硬くなりはじめている顔を触りながらいろいろ話しかけました。
もともとかなり太めだったのに、病気をしてからは
20キロくらいやせて、ほとんど骨と皮のようになってしまっていました。
翌朝いつも通り登校しようとした私。
どうしてなのかわからないけど、クラスメートに同情をされたくなかった
母親を亡くしてかわいそうと思われるのがいやだったのかもしれません。
親戚の方々にまあまあ今日はお休みしなさいといさめられ、
何だかわからないままいろんなことが自分の周りで進んでいきました。
このお通夜のときも悲しみよりは、ただただ非日常的な出来事に
圧倒されているだけでした。
翌日の告別式の後、火葬場で骨を拾っているときも、全然信じられなくて、
きっとこれは夢とか何かで現実ではないだろうと思っていたくらいです。
それから一週間。
何もできない日が続きました。
ほとんど家から一歩も出ず、毎日ただただ泣いて過ごしていました。
母がもういないということが、現実としてじわじわ身にしみてきたのです。
そしてそのときはその現実を受け入れることができませんでした。
拒んでもしょうがないのに、精一杯拒否していました。
学校になんて行きたくない。
ただ、時間を巻き戻して、母にあやまりたい。
それだけを考えていました。
不思議です。
たくさんの、本当にたくさんの思い出や出来事の中で、
私がそのとき悔やんでいたのは、ほんとうに些細なたった一つのこと。
とある日の夕方、胃をすべて摘出する大手術と長い入院生活を経て
退院してきて間もない母に、
（後で聞いた話ですが、助かる見込みはないが一度は社会に
復帰させてあげましょうということだったそうです）
ちょっと胃が痛いから、せんたくものをたたんでとお願いされて、
私は「やだ」と言ったのです。
どうしてそんなこと言ったのか今では思い出せないのだけれど
多分中学生ながら毎日食事を作ったり掃除をしたりと、
そういう家庭のことをいやいややっていて、そしてそういうものは
本来母親がやるものだと思っていて、そういう子供っぽい考えで
「やだ」って言ってしまったのだろうと思うのですが。
そのとき、母は、悲しそうな顔をして、「じゃあいいよ」と言いました。
私はそのまま自分の部屋に行ってしまいました。
母はあんまり人に頼るような人ではなかったので、じっと我慢して
耐える強い人だったので、そのとき私にお手伝いをお願いしたのは
本当につらかったのだろうと思います。
そのときのことを、当時も今もすごく鮮明に覚えていて、
そしてずーっと悔やんでいます。
年々いろんな記憶が薄れていく中でも。
当たり前ですが、失ってから気づいても間に合わないのです。。。
ありきたりだけれど、その瞬間瞬間を大切に生きていきたいと
当時を思い返しながら、今日、あらためてそう思いました。
大切な人にはいやな思い、悲しい思いをさせたくない。
いつも感謝の気持ちや大好きな気持ちを伝えたい。
ずっと一緒にいられるわけじゃない。
あいたいときにいつでもあえるわけじゃない。
一つ一つの本当に小さな時間を、
いとしんで大切に過ごしたいと思います。
また思いつくままに書き連ねてしまいました。
涙がとまらなくなっちゃった。
今日はめっきり冷え込みましたが、調子をくずされたり
していないですか？
あったかくして寝てくださいね^^
子供たちを連れて、姉と4人でお墓参りに行ってきました。
先月の母の誕生日のように、仏花ではなく秋らしい花束を持って。
子供たちは、おばあちゃんにあったことがありません。
写真でしか見たことがありません。
それでもお墓に向かって「おばあちゃーん」と話しかけていました。
私も近状を報告し、今後の目標などを墓前に誓ってきました。
本当はここにこんなことを書くべきではないのかもしれないけれど
ちょっと気持ちと記憶の整理をするために残しておこうと思います。
給食の時間、隣家の方の顔が教室の入り口に見えました。
その瞬間に、「ああ」と思ったというかわかった気がします。
母が危篤状態だから、急いで病院に向かうように、と。
そのとき母はずーっと入院していたとはいえ、
あまりに急なことだったので何も感じませんでした。
私たち家族が病室に駆けつけた瞬間にはもう
先生方が電気の器具を使って心臓マッサージをしていました。
そしてすぐに「ピー」という、心臓が停止したことを知らせる音。
悲しみなんて感じない程、急なことでした。
呆然としている横でどんどん葬儀の準備の話が進んでいきました。
翌日がお通夜で、その次の日が告別式。
硬くなりはじめている顔を触りながらいろいろ話しかけました。
もともとかなり太めだったのに、病気をしてからは
20キロくらいやせて、ほとんど骨と皮のようになってしまっていました。
翌朝いつも通り登校しようとした私。
どうしてなのかわからないけど、クラスメートに同情をされたくなかった
母親を亡くしてかわいそうと思われるのがいやだったのかもしれません。
親戚の方々にまあまあ今日はお休みしなさいといさめられ、
何だかわからないままいろんなことが自分の周りで進んでいきました。
このお通夜のときも悲しみよりは、ただただ非日常的な出来事に
圧倒されているだけでした。
翌日の告別式の後、火葬場で骨を拾っているときも、全然信じられなくて、
きっとこれは夢とか何かで現実ではないだろうと思っていたくらいです。
それから一週間。
何もできない日が続きました。
ほとんど家から一歩も出ず、毎日ただただ泣いて過ごしていました。
母がもういないということが、現実としてじわじわ身にしみてきたのです。
そしてそのときはその現実を受け入れることができませんでした。
拒んでもしょうがないのに、精一杯拒否していました。
学校になんて行きたくない。
ただ、時間を巻き戻して、母にあやまりたい。
それだけを考えていました。
不思議です。
たくさんの、本当にたくさんの思い出や出来事の中で、
私がそのとき悔やんでいたのは、ほんとうに些細なたった一つのこと。
とある日の夕方、胃をすべて摘出する大手術と長い入院生活を経て
退院してきて間もない母に、
（後で聞いた話ですが、助かる見込みはないが一度は社会に
復帰させてあげましょうということだったそうです）
ちょっと胃が痛いから、せんたくものをたたんでとお願いされて、
私は「やだ」と言ったのです。
どうしてそんなこと言ったのか今では思い出せないのだけれど
多分中学生ながら毎日食事を作ったり掃除をしたりと、
そういう家庭のことをいやいややっていて、そしてそういうものは
本来母親がやるものだと思っていて、そういう子供っぽい考えで
「やだ」って言ってしまったのだろうと思うのですが。
そのとき、母は、悲しそうな顔をして、「じゃあいいよ」と言いました。
私はそのまま自分の部屋に行ってしまいました。
母はあんまり人に頼るような人ではなかったので、じっと我慢して
耐える強い人だったので、そのとき私にお手伝いをお願いしたのは
本当につらかったのだろうと思います。
そのときのことを、当時も今もすごく鮮明に覚えていて、
そしてずーっと悔やんでいます。
年々いろんな記憶が薄れていく中でも。
当たり前ですが、失ってから気づいても間に合わないのです。。。
ありきたりだけれど、その瞬間瞬間を大切に生きていきたいと
当時を思い返しながら、今日、あらためてそう思いました。
大切な人にはいやな思い、悲しい思いをさせたくない。
いつも感謝の気持ちや大好きな気持ちを伝えたい。
ずっと一緒にいられるわけじゃない。
あいたいときにいつでもあえるわけじゃない。
一つ一つの本当に小さな時間を、
いとしんで大切に過ごしたいと思います。
また思いつくままに書き連ねてしまいました。
涙がとまらなくなっちゃった。
今日はめっきり冷え込みましたが、調子をくずされたり
していないですか？
あったかくして寝てくださいね^^
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