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先日、焼津の某長老のお宅でのホームパーティーに市内のそうそうたるお歴々と共に招待された。この長老、食べ物にはたいへんうるさいお方で、昨年はお客さんの集合する時間に一番おいしくなるように漁師に魚を釣ってこさせたという趣味人。今年はどんなものが出てくるか楽しみに参上した。待っていたのは昨年から焼津商工会議所の肝煎で始めた鰹とマグロの焼津水産ブランド特別品。カツオはS-1カツオというもの。通常カツオは一本釣りで釣り上げるとそのまま急速冷凍されるが、このS-1カツオは船上で特殊な装置を用いて脱血した後にブライン溶液で凍結し、マイナス50度で保管されたもの。なんだ冷凍かと言う事勿れ。一番おいしいカツオが安定して獲れるのは東沖と呼ばれる金華山の遥か東方の海上。そこからカツオを港に運ぶと一日はかかってしまい鮮度が落ちる。それよりも最高の処理をした冷凍品のほうがはるかに鮮度が保たれるのである。そういえば昔、東京の場末の寿司屋で大間のマグロを出されたことがある。寿司屋のオヤジは冷凍ではない大間のマグロだぞと自慢げだったがどう見てもおいしくない。同行した知人と思わず顔を見合わせてしまったが招待してくれた人の手前何も言えずに、一貫食べただけで終わりにした。後にその話を知り合いの船乗りに話すと冷蔵庫の温度管理が悪いと大間のマグロといえども臭くて食べられなくなるよと教えてもらったことがあった。で、そのS-1カツオがどんな味かというと、舌触りは本メジにそっくり。本メジとは本マグロの1年もの。でれっとしたアブラの舌触りではなく、ピチピチ、ムチムチなのである。それでカツオの独特の臭みがなく、青葉の薫るような爽やかなカツオの香りがあるのである。当然ながら焼津では皮付きの刺身である。これをウマイ、ウマイと食べていると次に出てきたのはS-1船上活き〆ビンチョウ鮪。ビンチョウマグロは巻網とか延縄とかで捕られるが引揚げられる前に大暴れして味が落ちてしまう。このS-1マグロはカツオと同じく一本釣りで捕ったもの。カツオと違って一本15kg位ある魚を一本釣りで取るのだから船乗りもたいへん。それをさらに活き〆して冷凍させたものだからおいしくないわけがない。ビンチョウとは思えないほど弾力のある舌触りで脂ののりはビンチョウそのもの。こんなビンチョウは初めてだと感激して食べてきた。 話は代わるが、当日の飲み物はサッポロビール。ご存知の方もいるかもしれないが、今、関東から名古屋にかけて出荷されるサッポロビールのあらかたは静岡工場で生産されたもの。その静岡工場は焼津市内にあるのである。工場直送のビールをサッポロビールの社員がジョッキに注いでくれるのだからこんな贅沢なことはない。普段焼酎ばかり飲んでいる小生もありがたくサッポロビールをいただいた。それにしても、こんなゼイタクが当たり前だと思うようになると人間、堕落してしまうんだろうなぁ。つつましく生きていくようにしなくっちゃ。ところで明後日から中国は哈爾浜(ハルピン)に10日間、出張してきます。満州のど真ん中だから海産物はないだろうけどおいしいものがあるといいなぁ。ご希望の方には冷凍餃子をおみやげに買ってきます(^_-)。
2009.04.26
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週末は仕事で岡山に出かけてきた。ホテルにチェックインして最初にやったのは従業員を捕まえておいしい居酒屋さんを聞くこと。岡山というと瀬戸内海が近くてママカリが有名なので炉端焼きかというとさにあらず焼鳥屋がおいしいらしい。ホテルマンのイチ押しは岡山高島屋の裏にある鳥好(とりよし)。見当を付けて出かけてみると岡山の駅裏には焼鳥屋(鳥料理屋)が軒を連ねているのに驚かされた。どの店も仕事帰りのサラリーマンで繁盛している。しばらく歩いて鳥好を見つけ生ビールとつまみを適当に注文してみた。店内はサラリーマンで満員。東京と違うのは30歳前後の若い男性ばかりなこと。皆やたら元気で大声を張り上げている。タコのから揚げ、エビペーストのパン包み揚げなどを食べているとビールがあっという間になくなった。2番手は何にしようかとメニューを眺めるとダバダ火振がある。これは高知のhikky_sanのブログにしょっちゅう出てくる酒だ。試しに注文してみるとなるほど納得、つべこべ言わせない真っ向勝負のストレートな焼酎。どうだ、文句ないだろと言いたげな味である。これを飲みながら食べたのが鳥好名物の鳥酢とももたろう地鶏の焼き物。この2品は旨かった。 鳥酢はビーフンとタマネギスライスの上に薄切りの茹でたささみを乗せしょうゆ風味のドレッシングをかけたもの。ももたろう地鶏は僅かな塩コショウで炙った鶏肉を切っただけのもの。これにマスタードをつけて食べるのだが、素材がよいのか焼き具合がいいのか絶妙の味で自宅でも試してみたい料理だった。翌日、昼飯を何にしようか岡山駅をブラブラしていると本四連絡橋を通って香川県まで30数分でいけることを発見。それではということで本場讃岐うどんを食べることにした。向かった先は香川県入り口の駅である宇多津。 駅前のうどん屋でぶっかけ肉うどんを注文する。本場のうどんは旨いなぁと舌鼓を打っていると異なものを発見。長さ2mはありそうな竹の柄のついたヒシャクである。これがうどん屋の庭先に飾ってある。塩田の多い香川県のこと、恐らくは塩水を汲むのに使ったのだろう。とりあえず、お店の女店員をからかってみることにした。20歳くらいの店員を呼びあの柄杓は何に使うのか知ってるかと聞くと、さぁ水を汲むんですかという。違う、違う、あれはコエを汲むのに使うんだよというとアァそうなんですかと判ったような判らないような顔をしている。 多分、コエの意味がわからなかったのだろう。説明するのも面倒なのでそのまま店を出てきた。だけど後で店長に報告されたらまずいなぁ。
2009.04.19
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ご無沙汰してしまいました。実は小生の身に一大事、まぁそれほど大袈裟なことではないのですが、体調不良だったのです。昨年からストレスが溜まっていかんなぁなどと感じていたのですが2週間ほど前、頭重感が続きました。血圧が高いのかもしれないとアマゾンで血圧計を買い測ってみたところ、なんと156/104mmHg ではありませんか・・・ストレス退治は運動療法に限ると中断していたジョギングを再開し数日後には正常血圧に戻りました。ついでに減塩もやろう、漬け物をやめなくっちゃと考えていたところに届いたのが頴娃町産の大量のニンジン。頴娃町は鹿児島県の広大なシラス台地に広がるサツマイモの産地で今の時期はイモの裏作にニンジンが出荷されています。このニンジン、透きとおるように綺麗で試しにグラッセにしてみたらやたらに甘い。クリームシチュー、ココナツミルク煮、カレー風味煮いろいろやってみたけどニンジンの甘みが他の食材を圧倒してしまうのです。それなら、いっそニンジン単独で素材の良さを引き出してやろうと考えたのがニンジンのピクルス。漬け物の換わりに食べれば高血圧対策にちょうどよいと試してみました。リンゴ酢に少量の砂糖を加え火を通しておく。ニンジンも軽く茹でて冷ましリンゴ酢に漬け込み二日置けばピクルスの完成。ニンジンの甘みと風味が効いて素材だけでおいしいピクルスになりました。気をよくして追加で作ったのがキューリと今が旬の春大根のピクルス。キューリには月桂樹とバジルで大根にはローズマリーで風味付けをして当分は漬け物代わりに食べられそうです。
2009.04.10
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