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焼津、静岡界隈ではどこの家にも一本あるのがダイダイの木。大きな実を沢山たくさん着けているが誰も採ろうとせず、そのうちに根元にぼとぼと落ちている。そう言えばお正月飾りのダイダイもどんど焼きではゴミ袋に回収されていた。しかし、ダイダイの絞り汁はポン酢や柚子の香り付けにピッタリで、そのままでしめ鯖作りに使うとまた格別の味わいになる。焼津はご存知の通り塩鯖の一大生産地。関西で作られる鯖の押し寿司はかつて若狭から山を越えて運ばれたが、今は焼津から発送されるものが大部分だ。もっとも焼津小川港の魚市場の前には佐賀、山口、鳥取などのナンバーを付けた大型トラックが並び焼津近海で捕れた鯖とは限らない。評価が高いのは済州島近辺で捕れた鯖だ。焼津には塩鯖作りの加工場が沢山あり魚市場には鯖がトラックで水揚げ?されるのである。さて、今の季節の鯖は寒鯖と呼ばれ、あぶらがたっぷり乗った最高の品。この鯖で焼津伝来のダイダイしめ鯖を作ってみた。鯖は三枚におろし一晩塩にしておくのだが今回は横着して出来合の冷凍塩鯖を買ってきた。ダイダイは職場の同僚の家になっていたもの。しめ鯖作りに欲しいと頼んだらレジ袋一杯採ってきてくれた。しめ鯖の薄皮は切る直前に剥ぐが、ダイダイしめ鯖の場合は漬ける前に剥いでおく。ダイダイを搾ったら隠し味にほんの少し砂糖を加えるのがポイント。この漬汁をビニール袋に入れてその中に塩鯖を入れ、1時間冷蔵庫に放っておけば完成だ。身の表面は白く変色しているが包丁を入れるときれいな赤。寒鯖独特の濃厚で香り高いしめ鯖を堪能した。 ご近所に収穫していないダイダイを見つけたら2,3個貰ってきて試していただきたい。ちなみに本日の我が家の風呂はダイダイの皮をたっぷり使った橙湯。寒い冬の夜を2回楽しめるダイダイである。
2009.01.30
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網地島のホヤをいただいた。網地島とは宮城県、牡鹿半島の先端にある島。金華山の隣といえば判りやすいかも。ウニ、アワビ、牡蛎、ホヤなどの産地で水産関係は評価が高い。そこと焼津がどういう関係があるのかというと、焼津の海外巻網船の乗組員はほとんどが網地島を含む石巻周辺の出身者。そんなことから我が家の食卓にも網地島の産物が巡り巡ってくるのである。今回いただいたホヤは円筒形のビニール袋に入った殻剥きホヤ。不思議なことにビニール袋のどこにも商品名、産地の表示がない。袋を開けてみると中のホヤは殻を剥いただけ、ヨゴレを洗ってもないではないか。このホヤの養殖場で乗組員の奥さんが働いているのだという。そうか、これは市場に出す製品ではなくて加工業者に出荷する半加工品なのだ。困ったことに大量にいただいたので保存できるようにしなくてはいけない。思いついたのはホヤのキムチ。お隣韓国ではキムチに牡蛎やイカ、タコなどいろいろ入れるがホヤも人気で日本から輸入して漬け込むのだという。それでは本家日本でホヤのキムチを作ってやろうとチャレンジした。単独で入れるのもありそうだが今回は他の食材と組み合わせることにした。1品目はカクテキ。ごぞんじ大根のキムチだ。辛みの少ない大根の上半分を使う。皮を剥いた大根を1-2cm角に切り、塩をまぶして約2時間。大根がシンナリしたら流水にさらして塩抜きをする。殻剥きホヤは塩水でヨゴレを洗い、内側のこびりついたワタは”ささら”で掻き落としておく。大根とホヤを同量にエバラのキムチ漬の素を加えて混ぜ合わせ一晩おけばホヤキムチ、カクテキ入りの完成だ。2品目は市販品と味を較べようということで買ってきた普通のキムチ。これにもホヤを混ぜるとどうなるか試してみた。さて、結果だがキムチとホヤは相性抜群。ホヤの刺激臭がキムチの唐辛子、ニンニクで相殺され、ホヤの滑らかな舌触りがカクテキを和ませている。市販の”北海道で一番売れているキムチ”にまったく遜色ない。これにもホヤを入れてみたらますます美味しくなった。あまりの美味しさに今日、職場で皆に自慢したら明日はお裾分けすることになってしまった。 待っていなさい、後輩ども!
2009.01.26
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数日前の新聞で見たのが八丈島から見た富士山の写真。関東平野からでも浜松からでも富士山が見えるんだから八丈島でも見えて当たり前だと思ったらそうでもないらしい。そこは黒潮のまっただ中。空気が透きとおることは滅多にないのだが、今年は黒潮の蛇行で八丈島と富士山の間に冷水塊が横たわり、綺麗な写真が撮れたのだという。 そんな記事があったなと思いながら、今日は焼津の高草山に運動がてら登ってきた。山道を息を切らしながら登ることしばし。ふと振り返ると駿河湾の真ん中に島が見える。雲一つない駿河湾は年中見ているが、そこに島が見えた記憶は一度もない。これが蜃気楼かと思いながら撮った写真がこれ。どうですか?南伊豆の右手の雲の下に島が見えるでしょう?えっ!? 見えない?じゃ、これではどうだ?まだ見えない? では思い切って拡大しましょう。どうですか?見えたでしょう。駿河湾の真ん中に島なんぞ見える筈はない。これは蜃気楼で八丈島が見えたのかと写真に納めたが、家に帰って島の形を地図で調べると形が違う。どうやら神津島らしい。滅多にお目にかかれない神津島を拝めて大満足だった。ちなみに本日の海面温度はこれ。冷水塊がしっかり居座っていた。 さて、高草山ハイキングの途中で見つけたのが菜の花。満開になってるのもあったが蕾もある。喜んで採ってきておひたしにした。疲れた体にほろ苦い菜の花のおひたしが早い春を運んできた。
2009.01.10
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だらだらと寝ては食べるだったこのお正月。健康のため体を動かさなくっちゃと昨夜は川沿いをウォーキングをして、今日は虚空蔵山に登ろうとうちのを誘ってみた。虚空蔵山は大崩海岸にある海抜126mの小山。ここの虚空蔵菩薩は、聖徳太子の作といわれ、日本三大虚空蔵尊だという。山頂までは歩いて20分の手頃な散歩コースだ。しかし、うちのは寒そうだとか、疲れるとか乗り気ではない。ならば山頂で餅を焼いて食べようかと提案すると、とたんにその気になっていそいそ準備を始めた。登り口までは車で行って、そこからガスストーブ、食器、水、鍋を背負い登り始める。毎日お参りにくるという地元の人もいるくらい人気が途絶えることがない山だが、登山道はかなり荒れていて、ゴロゴロする岩の足下を確かめながらの登山だ。時折、地元の人らしいオバサンが軽やかな足取りですれ違うのだが、メタボ腹を抱えた小生、挨拶を交わすのがやっとのありさまである。木々の間に仁王門が見えてくると山頂まではもう少し。この仁王門、歴史的建造物だが傾きかかっている。倒壊の恐れありとのことで周辺は立ち入り禁止だ。さっさと治せばいいのにと思うのだが予算がないらしい。困ったモンです。山頂に着くと、まずご挨拶に鐘をゴーン。お堂の裏に回って鍋にお湯を沸かす。あんこ餅、きなこ餅はやったことがあるが、うちのが勧めるのは納豆餅。餅が柔らかくなるまで煮て納豆を絡めて食べる。意外や意外、納豆と餅の相性はよく、いける味だ。ついでにゴマ餅、定番の磯辺焼きも食べて予定終了。最後にお参りをして下山した。 下山途中、下からスゴイ勢いで登ってきたのは地元高校の野球部たち。荒れた登山道を走り登り、すぐさま降りていったかと思うとまた登っていった。どうしてあんなに身軽に走れるかと呆れたが、同行の監督、コーチが息を切らして山を登る姿を見てこれが普通なんだと安心した。
2009.01.04
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