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TBSの番組「バース・ディ」で、ボクシングのヘビー級で世界に挑む元K-1王者でもある、京太郎選手を特集していた。(1月19日放送)その際、「ヘビー級はボクシングの花形の階級で、数十億のファイトマネーを得ることもある」といったコメントがあった。しかし、マイク・タイソンがリングを去ってからヘビー級はスター不在で、王者は主要四団体すべて、旧ソ連(ウクライナ)のクリチコ兄弟が占めている。過去(1980年頃)にモハメッド・アリが引退した後も、ラリー・ホームズ(米国)は名王者に君臨していたが、不人気だった。その当時は、ウエルター級のレナードが彗星のごとくスーパー・スターに上りつめ、ハーンズやハグラーなどと中量級の黄金時代を彩っていた。タイソンが引退してからも、ボクシング界の中心選手は中量級のマニー・パッキャオ(フィリピン)であり、フロイド・メイウエザー(米国)なのだ。やはり、アリが去ってスター不在だった頃と似ている。パッキャオとメイウエザーが対戦すれば、それぞれが(最低保障)50億円以上のスーパー・ファイトが期待できるのだが、昨年パッキャオが宿敵マルケスに強烈なKO負けを期して、実現が難しい状況になっている。ヨーロッパ(主にドイツ)を主戦場にしているクリチコ兄弟は、それでも1試合に9~13億の報酬を得ている。しかし、やはり米国でない限り莫大な報酬を得ることは難しい。ヘビー級において、米国出身の強い王者がいない限りアメリカ人は熱狂しないのだろうし、ひいてはビッグファイトの本場であるラスベガスを主戦場にはできないのだ。兄弟揃って体育学博士でもあり、兄のビタリはいったん国会議員を目指しボクシング界を引退していたが、カムバック。ボクシング・スタイルは堅実で、決して派手な打ち合いを好まない。(それは兄弟とも)強いけれど、人気に火がつかない理由は、そのスタイルのせいなのかもしれない。WBA・IBF・WBO王者、ウラジミール・クリチコ57勝(50KO)3敗。2012・3・4時点WBC王者、ビタリ・クリチコ45勝(41KO)2敗。2012・9・8時点クリチコ兄弟はともに2メートルを超え、難攻不落といわれている。東洋王者獲得に失敗した京太郎選手には厳しいかもしれないが、何とか頑張って欲しい。まずは、決め手のパンチ・得意の戦法(スタイル・コンビネーション)を身につけることである。 以上、2013年1月20日。以下、2018年2月11日。しかし、WBC王者・ワイルダー(米国)によってヘビー級戦線も様相が変貌しつつある。ワイルダーは7年7か月ぶりに米国にヘビー級王座をもたらし、18年の3月3日に元WBA暫定王者のオルティスと無敗対決が決定。仮にワイルダーが勝者となれば、WBA・IBF王者のジョシュア(英国)との激突は、超スーパー・ファイトの期待とともに、いったいどっちが強いのか!? という興味で興奮を覚える。ともに、2メートル辺りの身長で、先に当たった方が勝ち。という一発のパンチ力を誇る二人の対決は、倒し合いか、先に倒れたほうが失神するか……どちらにしても最後はKO結着だろう。
2013年01月21日
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