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2022年01月21日
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カテゴリ: 自動車
 世界の新車市場で1位は中国、2位は米国。
 その米国新車市場でトヨタは1位(233万2千台)となった。2位のGMとの差は11万台と僅差ではない。
 常に進化を続けるTPS(トヨタ生産方式)が、部分的にせよ半導体不足を克服した結果の勝利ともいえる。
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コラム:
米新車販売首位のトヨタ
EV出遅れで不安な未来
By Jonathan Guilford
2022年1月6日 REUTERS
 昨年の米国における自動車販売競争を制したのはトヨタ自動車だった。トヨタは年間新車販売台数でゼネラル・モーターズ(GM)を抜き、1931年以降初めて海外勢として首位の座を奪取したのだ。
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 ほぼ全ての主要自動車メーカーは昨年、半導体供給が危機的状況に陥ったため生産縮小を強いられた。
 だが、トヨタはいち早くこの問題を切り抜けた。必要以上に在庫を持たない状態を維持する「ジャスト・イン・タイム」の生産方式を提唱してきたものの、東日本大震災後に半導体不足がなかなか解消しなかった教訓をしっかり学んでいたからだ。その結果、トヨタはライバルよりもずっと多くの半導体を確保した。
 これによってライバルが部品切れになるのを尻目にトヨタは生産を続け、米国での年間新車販売台数を230万台に乗せた。もっともこの数字は、米3大自動車メーカー(ビッグスリー)を負かすのに十分だったとはいえ、トヨタの2019年実績の240万台弱には届いていない。
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 さらに肝心の半導体在庫も目減りしつつある。そのため昨年半ばには日本国内と北米で生産調整(減産)に動き、12月の米販売台数は前年比で30%減少した。供給面の制約はどのメーカーにも及んできており、トヨタが米販売台数首位の座を保つのは今後難しくなるだろう。
  ―  引用終わり
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 トヨタは米国内の生産工場のEV化で遅れているかもしれない。
 だが、中国ではGMよりもEV生産の段取りが先行していると思われる。
 何事につけても米国が世界の中心であるような考え方を、本田と同様、トヨタがとっていないことの証左である。
 ビッグ3がデトロイト3となり、デトロイト3一角を占めていたクライスラーがオランダが本社のステランティス N.V. の自動車ブランドの一つになった現在、トヨタの首位が米国でゆるぎないものであるかを心配しても、さして大事ではないような気がする。
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 2021年10月、GMは、Chevy Bolt(シボレー・ボルト)EVとEUVの大規模リコールにかかる費用のほぼ全額をLGが負担するという約束を取り付けた。
 現状EV生産の先進性は、その質の優位性を保証するものではない。
 EV化の推進の先にあるものがみえているEV製造企業はないに等しい。
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 1957年10月31日、トヨタは、米国カリフォルニア州ハリウッド市に、米国トヨタ販売を設立。
 製造面では、1980年代から本格的に生産事業を開始。
 1984年に設立したGMとの合弁車両生産工場、NUMMIに続き、1986年には米国初のトヨタ単独車両生産工場として、ケンタッキー州にTMMKを設立。
 2015年、米国で初めてとなるレクサスブランド車、『ES』の現地生産をTMMKで開始した。GMと比べるべくもない新参者。





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最終更新日  2022年01月21日 16時00分06秒
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