型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2018.09.16
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テーマ: 新しい音楽(16)
カテゴリ: 新しいこと
ジョリヴェはメシアンと同世代で共に意識していました。
メシアンが特にジョリヴェに親睦を求めました。
ジョリヴェの作曲法は論理的ではあるのですが、
それまでにあったものを引き継ぐものではなく新しいものでした。
しかもそのジョリヴェならではのものを生み出すにあたって、
原始的、民族的、呪術的といった説明のつきにくい根拠でした。
これは人として本能的なことでありあとからつけた理論ではありません。

しかし、エリートであったメシアンはそれらに関心を持ちつつ、
洗練された論理的な作曲技法として体系化しました。

音楽を数学的に非の打ちどころのない語法として著書まで出したのです。

ジョリヴェの文献が少ないことは、
その作曲法を明らかにしなかったことがあります。
それはメシアンが明快に自ら語ったこととは大きく異なり、
神秘や謎に満ちた音楽として21世紀に再評価が進んでいる、
と言っても過言ではありません。

新しいことを生み出すことは画期的なことですが、
ほとんどの人には理解されず毛嫌いさえされるものです。
そこは言葉があってこそ好感されるものかもしれません。
いかにその言葉を真摯に聞く人が多いかということになりますが、
それは置かれている立場やポジションによって左右されることでもあります。


音楽そのものとして残したものが多く、
それが理解されますます啓く時がきたと言えます。





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最終更新日  2018.09.18 13:31:06
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