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クリスマスCD第二弾は最近発売された「SantaMental(SteveLukather&Friends)」(2003)に決定。MusicMan"Luke"を抱き、電飾ぐるぐる巻きでサンタの格好をしたSteveLukatherがワルっぽくて素敵なジャケット。クリスマスソング中心でオリジナルも入っているJazzテイストの強いアルバムです。多彩なゲスト陣は追々紹介することにして、先にMainParsonelをば。SteveLukather(g)は言わずと知れたTOTOのギタリスト。ということでギターはディストーションの効いたRockサウンドですが周りがジャズマンばかり。KeyboardはJeffBabko。コードワークに秀逸さを感じます。DrumsはGreggBissonette。久々に聞く名前だなと思って、ちょっと検索してみたら、DavidBenoit(p)のトリオでスタンダード集だしてました。これは良さそうなのでチェック。BassはJohnPierce。彼のベースが一番Jazz色を濃くしてる要因かなと思います。そしてすごいゲスト陣が活躍する各トラック解説行ってみましょう。1トラックは格好良くRock・Fusion系にアレンジされた"JoyToTheWorld"ゲストギタリストは、、、待ってました!EddieVanHalen!闘病生活からの復帰後、個人的には初の音源。相変わらず奇抜なソロプレイを格好良くきめてます。それとTambourineでSimonPhillips。なぜタンバリン。。。2トラック"GreenSleeves"。ゲストはEdgarWinter(Sax)。JeffBabkoのRhodesとEdgarWinterのSaxが光る、アダルトなアレンジが滅茶苦茶良いです。3トラック"JingleBells"。SammyDavisJr.(SampledVo)。サンプリングされたVocalトラックに合わせてバックを録ってるようです。ビッグバンドにアレンジされた快活な1曲。4トラック"CarolOfTheBells"。ハードロックなイントロで幕を開ける5/4拍子のスケールの大きなアレンジで、ゲストはSteveVai(g)。ついでにTrevorLukather(SteveLukatherの息子)がパワーコードだけ参加。この所まともなスタジオフルアルバムが出てない奇才Vaiですが、まぁVaiらしいって言えばVaiらしいソロプレイを披露してくれてます。ただちょっと物足りないかも。5トラック"BrokenHeartForChristmas"。SteveLukatherオリジナルで、ゲストはSlash(g)。いかにもなブルースロックで、このアルバム中では浮いてる曲。6トラック"AngelsWeHaveHeardOnHigh"。5トラックから打って変わって、爽やかなFusionアレンジが気持ち良いです。2トラックでも感じられるのですが、JeffBabkoのコードワークの才能がサビで強烈に発揮されてるのが分かります。アルバム中盤で少しホッとできる1曲です。7トラックはビッグバンドアレンジの"WinterWonderland"。あ、ちなみに断りが無い限りVocalはSteveLukatherです。で、この曲はEdgarWinterも歌ってます。3トラックも同様ですが、アレンジ的にはありきたり普通な感じがします。8トラック"LookOutForAngels"。SteveLukather&JeffBabkoのオリジナル。ほんの少し大人びたロック。ゲストはMikeLandau(g)。詳細不明ですが、ソロは中々に華麗。9トラック"SilentNight"。これもJeffBabkoが大きな大きな存在感を発しています。Steveのボリューム奏法も良いスパイスになっている、ややミステリアスなアレンジ。"dedicated to my friend and mentor Jeff Beck"と書かれてます。確かに「BlowByBlow(JeffBeck)」(1975)の"CauseWe’veEndedAsLovers(邦題:哀しみの恋人達)"に近い印象を受けます!これはとても綺麗。ベストトラックかな。10トラック"TheChristmasSong"。LarryCarlton(g)とSteveLukatherによってギター1本用にアレンジされてます。もちろん演奏してるのはSteveLukather。ということでLarryCarltonは演奏には参加してません。LarryCarltonの熟練のジャズテイスト溢れる、アルバムの最後を締めくくるのにふさわしい素敵な1曲です。他にもHornに複数参加してたり、PercussionにLennyCastroが出てたりします。1トラックのような軽快でスピーディなロックアレンジが中心だろうと思っていたのですが、予想に反してずっと大人っぽい雰囲気の曲が多くて、良い意味で期待を裏切られました。最後の2曲で静かに幕を下ろすアルバムの雰囲気に反比例する形で、2人のボルテージをグッと引き上げてくれるにくい演出の一枚です。保証はしないが
November 30, 2003
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1.今週のDulferレビューは月曜のお休みを利用して、まとめて書いたものです。なので、火曜とか水曜とかの朝、CD聴きながら書いたわけじゃないのですね。それは大して問題じゃないんですが、ちゃんと順番通りにCDを聴いて、順番通りにレビューを書かないと話がつながらない!「ElSaxofonPartII」はそれまでの流れを全然無視した内容になっているのはそのためです。2.おまけで書くかもと言っていた「DulferDulfer」はやっぱり無し。正直良くないです、このアルバムは。プロデューサがいっぱいいるために、何だか全体的どころか曲ひとつについて見てもばらついた感じが否めません。ちなみに「Scissors(HansDulfer presented by handieMan)」(2003)は今週紹介したDulferのスタジオ作の路線から外れるので除外。3.それとやはりなんと言っても、チャットとかしながらラーメン食べちゃダメ!キーボード上にこぼしてしまったのです(^^;保護用ラバーシートはすぐダメになるし、タイピングのレスポンスが悪くなるので使用してません。コーヒーとか水とかならこぼしても乾けば復活するのですが、油を含んでるものや固体が混じってるものはまずいことになります。こぼした直後は適当に水気を切って、そのままチャットを続行してたのですが、そのうち~A~キーを押すと~S~キーが反応するようになっちゃうわ、突然画面が~7~だらけになっちゃうわで面白かった大変でした。拭いても拭いてもスープが染み出してくるし(^^;で、さすがにまずいと思ったので、キーボードをちょっとばらして、回路基板とキー部分を分離して、水気をざっと取り除いてから、かわかさなきゃいけないからと思い、ほっぽって寝てしまいました。これが失敗。朝になったら油分が固まって、キーを押し下げたら下がりっぱなし(^^;しょうがないので、キーを全部はずしました。そしたら隙間から"具"が…(苦笑)しかもどういうわけかつま楊枝まで出てくるし(w隙間に入ったものを取るのが君の役目でしょ!自分が隙間に入っちゃっててどうするのよ!全部洗って、乾かして、キーを元の位置にはめて…疲れました。明日はクリスマスCD企画第二弾の予定ですが、まだ何を出すか決めてません。明日のお楽しみってことで。
November 29, 2003
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DulferWeekラストは「ElSaxofonPartII」(2000)です。実はDulferにはまったキッカケはこのアルバム。コンセプト的にはこれまでDulferが築いてきた礎に南米のリズムや楽器を取り入れたアルバムです。なぜパートIIなのかというとアナログ盤にパートIがあるのです。それも南米を意識しながら製作したアルバムで、パートIIのラスト15トラック目に一部が収められています。まあ、しかし、そういったテイストを全然感じさせないまさにDulfer調ハイパービートなものからジャズ色の濃い曲までいろいろあるので、かなり彩り豊かな作品に仕上がっています。と言っても、統一感はキチンとあるのが素晴らしい。このアルバムらしい曲を列挙。1トラック"Cross"。これはリズムがラテン系。DulferのSaxにRapが絡んできたかと思えば、ストリングスで呼吸を止める急な展開もあったり、これから始まるこのアルバム特有の雰囲気を暗示するような1曲です。5トラック"T.O.K."。冒頭はサンバ調(でしょうか^^;)のリズム。途中スティールドラムが入ってきた後はカリビアンな雰囲気になります。この曲は楽しげでとても好きです。8トラック"Whirlwind"。頭にアクセントを置くリズム、確かにラテンっぽさを感じさせますが、はなっからドラムンベースなので、取って付けたような感じはなくて、且つDulferっぽさがよく出たややダークな雰囲気の1曲。9トラック"King"。5トラックに続き、カラッとよく晴れた空を思わせる、リズミカルで楽しげな曲です。10トラック"Soccer"。ホーンセクションがDulferらしさを強調しながらも、強烈にパーカッシブなサウンドが新しい!サッカー自体よりも、サポーターの応援風景をイメージさせるような1曲ですね。先日紹介した個人的には失敗したなと思った一枚「FLAMENCO.A.GO.GO」のように取って付けたような印象を受けるものは、他ジャンルとの融合という点で成功した作品とは言えないでしょう。年間250本ものライブを、いろんなジャンルのミュージシャンと精力的にこなし、ジャズとダンスミュージックを見事に融合させちゃたDulferですから、他のテイストを彼の得意な領域に盛り込むことぐらい朝飯前なわけですね。自信に満ち溢れた豪快な彼の姿勢の前には、南米だろうがヨーロッパだろうが、ジャズだろうがダンスだろうが彼の音楽の一つの材料に過ぎないのかもしれません。最後に彼のモットーは「Live Now, Pay Later.」とにかく今やりたい事をやるんだという姿勢がハッキリ分かる言葉です。カッコイイおじさんです。
November 28, 2003
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DulferWeek続行中です。本日は3rd「skin deep!」(98年)です。このアルバムは私の一番のお気に入りです。1~3トラックまでで感じられるようにジャズ色が他のアルバムより強いです。それが最高にDulferらしい形で爆発したのが6トラック"art-bop (part 1)"であると、私は感じています。リズムトラックとベーストラックを取り除くと、"熊ん蜂の飛行"のように細かく刻むような複雑なメロディが、間隔の狭い音程のツインリードで演奏されているのがわかります。それを支える単純な、ティンパニがミックスされたようなバスドラ。そして時折炸裂するアシッドベース。とてもアーティスティック!前作で所々感じられた民族音楽っぽさがストレートに発揮されているのが5トラック"bass fishin’"です。タイ風(?)の曲調。それに絡む水辺の音。なんだかDulferじゃないような不思議な雰囲気の中で、やっぱりDulferなんだなって感じるブロウが気持ち良いです。13トラック"down south"は、かなり古めかしいビッグバンドサウンド。もちろん下でドラムンベースがうなっていてそれが気持ち良い。個人的には"art-bop"に並ぶお気に入りです。やけにシンプルなバックとリバーブのかかり具合が、人気の無い深夜のどこかの路地裏のような寒さと緊張感を感じさせる非常にクールな14トラック"loaded! (part 1)"。CandyDulferのSaxが冴え渡る1曲です。"dig!"や"hyperbeat"のような怒涛の勢いをみせる曲がとても少なく、落ち着き払ったような堂々とした態度で提示されるこのアルバムは、「dig!」で完成されたDulferのグルーヴ感溢れるスタイルを基礎に、さらに一歩進んで芸術性を強調した作品に仕上がっています。完成度が高く、多様性に富む曲が並ぶ、実に質の高い一枚です。
November 27, 2003
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DulferWeekも中盤です。昨日のファースト「BigBoy」に続き、今日はセカンド「dig!」(96年)。このアルバムでDulferスタイルの基本的な部分は一応の完成をみたと言えるのではないでしょうか。「BigBoy」でややうるさい感じを受けたギターも、ボリュームを落とし効果的にバッキングに参加していますし、リズムトラックは前作に引き続きロックを基調としていますが、確実にグレードアップしています。CandyDulferが全曲のホーン・アレンジを担当している事や、彼女のバンドメンバーがバックで参加(何曲かはCandy自身も参加)している事も、サウンド面の向上に一役かっていると思います。いろいろな楽器が重なって、音の層は厚いのに、重たくない。PaulKeuzenkamp&JohnHelderの成長を伺わせる音作りです。このアルバムは比較的テンポのゆるい曲に民族音楽的要素が感じられるという特徴があります。3トラック"Digstortion"のリフに現れる音、フレージングは、アフリカのカリンバっぽい感じが、5トラック"RedMoon"は率直にシンセ音源でエスニック・パーカッションを利用しているのがわかります。またそのパーカッションの中で奏でられるSaxのメロディにもアジアンな雰囲気を感じることができます。12トラック"MobyDig"のイントロには、シタールとも琴とも判断がつかないような音が現れますし。14トラック"Quikotones"でもカリンバ風の音が現れます。で、そういった要素を随所に感じながらも、DulferがDulferたる所以とでも言うか、これぞまさにDulfer!って感じの曲も多数収められているわけです。2トラック"Dig!"、4トラック"Streetfire"、7トラック"GrandSlam"、11トラック"DoubleDutch"、16トラック"Hyperbeat"。どれもこれも、親しみやすいメロディとグルーヴィなリズムで、いつ聴いても、誰が聴いても、気分はFunky!中でも一番のお気に入りは"GrandSlam"。1、2、1、2、1、2、3、4というリズムで刻まれるあまりにも有名なリフは感動的でさえあります。いろいろ場面で使用されていた記憶があるのですが、ひとつも具体例が思い出せないのが情けないです。"Streetfire"以外、ミニ・アルバム「Hyperbeat」に収められている事を見抜いたあなたは偉い!しかも「Hyperbeat」には"Mickey Mouth"も入ってるし、これだけ買っとけばDulferの初期の代表作は押さえたも同然です。でも、二つ上の段落で書いたような、民族音楽を取り入れたDulferスタイルというのが、サード、そしてフォースへとつながっていくのです。ということで、明日へ続く。
November 26, 2003
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94年に発表されたDulferの日本でのデビューアルバムが「BigBoy」です。常に新しい事に挑戦していたいという強い意思とそれを実行してしまう行動力を兼ね備えたジャズ・サックス奏者Dulferは、今でこそ似たような音楽を多数耳にする状況にあるものの、当時としてはとても新しい、ダンスビートとジャズの同居を実現しました。クラブやバーを中心に年間250本ものライブをこなし、共演の相手はジャズに限らず、ヘヴィ・メタルから民族音楽まで多岐にわたると、当時のライナーノーツにあります。当時のDulferはCD製作をとても嫌がっていたらしく、この「BigBoy」から現在まで共にアルバム製作にあたっている、Paul KeuzenkanpとJohn Helderの2人に騙されてCD作りに至ったとミニアルバム「Hyperbeat」で語っています。個人的には、思いついた時点で、思慮や経験が浅いままCDを製作することなく、多くのジャム・セッションの中で実験を繰り返し、Dulfer的スタイルの確立と自信を高めていった事で、このファーストアルバムのクオリティの高さが生まれているのであろうと思っています。強烈にディストーションがかかったハードロック調のギターが目立つのが(ちょっと目立ちすぎ)「BigBoy」のサウンド面での特徴です。またリズムパートも大分ロック寄りで、2枚目以降に比べると電子音全開という感じではありません。Dulferのサックスについては、ほんとに気持ち良いくらい豪快なブロウの嵐。5トラック"insaxurraction"と9トラック"unsafe at any speed"でCandyDulferとのバトルが聴けますが、やはりCandyは線が細いというかHansが太い!他のサウンドに埋もれがちですが、随所にジャズ畑で培われたジャジーなリフが現れるのが彼の持ち味です。そんなDulferスタイルが存分に発揮され、彼の音楽を世界に知らしめた、このアルバム中の最高傑作が2トラック"mickey mouth"でしょう!これ以降のアルバムの方向を決定付けるサウンドと曲調は一度聴いたら絶対忘れない、とってもハッピーな感じのする1曲です。TVでよく用いられているので、一度は耳にしたことがあるんじゃないでしょうか。このアルバムは、まだ実験的な雰囲気を残してはいるものの、それがバラエティに富んだ形で現れ、Dulferの長い経験がそれらをしっかりとまとめあげている、スリリングでありながら自信に溢れる非常に動的な作品です。
November 25, 2003
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Hans Dulfer、彼の名前を気に留めた事は無くても、その曲は誰しも一度は必ず耳にしていると思います。"Big Boy"、"Mickey Mouth"、"Hyperbeat"など、TV番組やCMで多数使用されています。特にフジテレビ系列の深夜にやっているサッカー番組で多く使用されてきました。(今はどうだか知りません)「BigBoy」以降のスタジオ作品ではダンスビートにジャズサックスが乗っかるスタイルの楽曲で、一躍その認知度を高めたDulferですが、元々アナログではジャズアルバムを多数残しています。(残念ながら皆廃盤です。)とにかく精力的に、日々ライブを中心に音楽活動に全力を注ぐ生活をしている"おじさん"なのです。愛娘のCandy Dulferもサックス奏者で、彼女もスタジオ作品はダンスビートに乗っかった躍動感溢れるサックスを聴かせてくれています。ライブでは結構ジャズっぽいジャズもやってるので、そういう作品も一枚くらい欲しい所ですが、今のところ出てません。最近は特に歌の方に力を入れてるようで、最新作は(まだ聴いてませんが)全面的にボーカル曲に挑戦しているようですね。話をHans Dulferに戻します。限定版ベストの「TheGreatest」とライブアルバム、それと「ExpressDelayed」のようなアナログ盤からCD化されたジャズ色の強いものはとりあえず除いておいて、Dulferらしいスタジオ作品の中でどれを挙げて紹介するか、どれもこれも同じくらいクオリティが高く、ダンサブルでグルーヴィなので迷いました。「BigBoy」(94年)や「dig!」(96年)のようなハチャメチャなノリの初期作品、そして基礎は変わらずダンスビート、でもやや大人な印象を受ける「skin deep!」(98年)、南米のリズム、楽器を取り入れた意欲的な最新作「ElSaxofonPartII」(2000年)。うーむ、一枚に決められないので、今週はDulferWeekにします!ということで、火曜「BigBoy」、水曜「dig!」、木曜「skin deep!」、金曜「ElSaxofonPartII」という流れで、余裕があったら土曜日にHans&Candyの親子共演「DulferDulfer」(2002年)もおまけで紹介しますね。
November 24, 2003
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SFチックな変な夢を見ました。"エクストラクト"と"ベガーズ・ナダ"という二つの民族が争う物語。宇宙船がたくさん出てくる未来っぽい舞台なのに、戦闘シーンは全て剣戟(^^;"エクストラクト"の女の子(名前が付いてたんですが忘れました。)が主人公です。滅茶苦茶強い騎士と戦っている所で目が覚めました。騎士と言っても、馬に乗ってるわけではなくて、西洋風の甲冑みたいな生き物(?)に乗ってて、しかもこの甲冑も斧を降りまわして追いかけてくるんです。まぁ、主人公の女の子も、ナウシカのたこみたいなのに乗って、びゅんびゅん飛んでるんですけどね(^^;激しい夢でした。前置きがすごく長くなりましたが、こんな夢を見たのは昨日突然聴きたくなって久しぶりに聴いた「FLAMENCO.A.GO.GO(SteveStevens)」(1999)のせいではないかと。SteveStevensは辣腕ロックギタリストなのですが、ソロやリーダー作は少なくサイドマンとしての働きがとても多い人です。97年にTerryBozzio(Dr)、TonyLeven(B)とともに「BlackLightSyndrome」を、2000年に同メンバーで「SituationDangerous」を発表しています。これら2人と対等に渡り合っていることからも、そのプレイのテクニカルぶりが想像できでしょう。彼の最近のプレイを楽しむのにこれらは良い材料です。本題の「FLAMENCO.A.GO.GO」はフラメンコとは名ばかりというか、確かにギターはフラメンコっぽく聞こえるのですが、ラスゲァードもゴルペも無いのでフラメンコを普段から聴いていると嘘っぽさが目立ちます。バックが打ち込みのドラム中心のクラブミュージック的だったり、各種サウンドに強いエフェクトがかけられていたりで、全体を見渡せば最近のロックにフラメンコで香り付けしたような作品です。楽曲自体はそれぞれテーマがはっきり見える、逆に言うとある意味単純なものばかりで、すごくストレートな印象を受けます。ノリの良いトラック1"FLAMENCO.A.GO.GO"から始まって、バラード"CINECITTA"に続いたり、前半はとても良い流れを持っています。サウンド的な問題(音の多さとか)もあるのでしょうが、個人的には後半はやや飽きてしまいました。「NoJazz」(2002)というジャズっぽくないフランス発のアルバムと似たような印象を受ける、やや勘違い的な一枚。風変わりな音楽を聴きたい時には良いです。
November 23, 2003
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今日、横断歩道を横断しているカラスを見ました(^^;信号が変わり、車にクラクションを鳴らされてやっと飛んだそのカラス、どうしても自分の脚で渡り切りたかったんでしょうか。友人らとしげしげ一部始終眺めてしまいました。鳥といえば、以前ローカルニュースでも取り上げられていたのですが、札幌にカモメが住み着いています。今日も飛んでました。鳴き声が結構うるさいです。カラスよりも強いらしいです。カラスは信号守って横断歩道渡ってる場合じゃありません。別にカラスの見方する気はありませんが…
November 22, 2003
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ここしばらく苛立った生活をしています。家に帰ってきても、やらなきゃいけないと思うことがいろいろ。思いきって全部止めて、何かゆっくりCDでもかけようと思い、久しぶりにFiona Appleを取り出して聴きました。「Tidal」(1996)発表時は18歳、続く「When The Pawn」(1999)は21歳。とても若くて、見た目も華奢な彼女からは決して想像もできないようなずっしりと安定感のある、表情豊かな歌声。ある人曰く、"全てを知り尽くしたかのような声"。PopsやRockというよりはJazz向けの歌声、歌唱力。でも、あえてJazzとは違うジャンルで活動しているからこそ、その魅力が際立っているのかもしれません。もう4年も、シングルを含めて新作が出ていません。私の苛立ちをどこかに葬り去った上に、彼女の動向を心配させるとは、、、恐るべし。
November 21, 2003
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数年前の獅子座流星群の大接近の時まで、ほとんど流れ星を見たことがありませんでした。寒い中、ダウンコートを着込んで、一晩中上を見てました。楽しかったし、嬉しかった。今年も一昨日の夜から今朝にかけて、獅子座流星群接近のピークを迎えるということで、ベランダからしばらく空を眺めました。いくつか長く尾を引く星の軌跡を見ることができました。星に関しての忘れられない話はいくつかあるのですが、中でも一番は今年の道東自転車旅行の一晩目、屈斜路湖畔の池の湯キャンプ場での出来事です。いまだに何故だか分かりませんし、今更知る気もないのですが、自販機以外の電気が全て消えていて、半ばゴーストキャンプ場の様相を呈していました。その手前のキャンプ場は受け付けが終わっちゃっていて断念して、キャンプ場ガイドにしたがって、まだ営業しているはずのそのキャンプ場に向かったのに、無人、停電(じゃないけど)。さらに先のキャンプ場までは遠いし、辺りも真っ暗だったので、無断でテントを張っちゃいました。辺りに明かりが無かったので、星がすごく綺麗でした。前の日記にはさらっと書いちゃったのですが、友人Nと2人で空を見ながら大騒ぎ。彼は東京、私は神奈川の出身なので、あんな星空は見た事がありませんでした。まさに満天の星空。図鑑でしか見た事の無い星。今までに見た事の無い星。漆黒の中、光り輝く、たくさんの星。キャンプ場から数キロ離れた温泉までの道のりはほとんど街灯が無かったので、星たちと延々追いかけっこしながら走りました。もし今、あのキャンプ場で野営しながら夜空を見上げたなら、どれだけたくさんの流れ星が空を切り裂く勇姿に感動できるだろうとなんだかワクワクしてみたものの、実際今時期あそこでテント張ってたら、寒くて自分がお空の星になっちゃいます。と、ほどよく綺麗に落としたところでまた明日。
November 20, 2003
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GaryMooreのBackToTheBluesを聴きながら裏ジャケットの写真をぼけーっと眺めていたらi-Macの手前の"POD"が目に入りました。人気の割に私は全然欲しくならないアンプシミュレータです。別に何が悪いわけでもないのですが、、、ちょっと高いからかな。MultiEffectorとか大好きな私のうちには何時の間にか、AmpSimulatorが3台も(現在1台貸し出し中)居座っているのです。近々、Korgの新製品の安い奴を買おうかななんて、、、あまりにも小さいのでかなり魅力的なんですよね。持ち運ぶわけでもないし、どうせ使わないのに…頭の中の天使と悪魔の戦いは8割方悪魔が勝ってますけど(^^;ちょっと前に火災報知機の点検で管理人が我が家に来た時、転がるギターの群れを見て、「(音楽を)やってるような雰囲気はあると思ってたんだけどねぇ。僕の友達もでっかいアンプ持ってて、よくやってたよ。アンプ無いの?」アンプ買えって言ってるんでしょうか?今では我が家には小さいのも含めてギターアンプは一台もありません。だっていらないもん。場所取るし。うるさいし。ちっこい部屋にアンプ置くなんて、平均的な日本の一軒家の庭で象を飼うようなもんです。だからシミュレータなんです。まぁ、いまのは冗談ですが実際には家では録音作業がほとんどで、いわゆるライン録り(マイク録りの対位語)しかしてないのでほんとにアンプは必要ないわけですね。7弦ギターの友人の家には自宅スタジオ的なものがあって、そこには100WのFenderがありますが、彼は彼のスタイルで音楽をやってるので別にうらやましくもなんとも、、、、全然うらやましくなんかないやーい!
November 19, 2003
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Amazon.co.jpを眺めていて見つけたのが「A Sassy Samba(Pat Metheny&DaveBrubeck)」(2002)。このCDはかなり謎です。11月18日現在価格は647円。販売元はPastPerfectとなっています。PastPerfectは確かにCDレーベルのようですが、商品リストを見る限り、販権切れのコンピレーションを扱うレーベルのように感じられます。それに日本とは何の関係もなさそうなのですが、このCDの外パッケージにもジャケットにもカタカナで「パスト パーフェクト」と書かれています。何なんでしょうか?ネットで検索しても有益な情報は得られず、ひっかかるのはネット通販のページばかり。何なんでしょうか??しかも、上には(PatMetheny&DaveBrubeck)という名義で発表されているように書きましたが、私が購入した時は"PatMetheny"名義でしたよ!何なんですか!!!熱くなっちゃいましたが、買ってみれば話は早い。相変わらず詳細は不明(プロデューサの名前すら載っていません)ですが、1983年に行われたライブ録音のようです。不思議な事に(不思議な事だらけですが)2、3トラックのみ98年に新たにMixingされています。全部で5トラックです。実はこのアルバム、参加Musicianが結構すごい。上にも少し出たようにDaveBrubeck(p)や1曲だけですが一応B.B.King(g)も参加しています。またブラス、ベース、ドラムはHeathBrothersがそれぞれ担当しています。似たような面子(Pat、Dave、King)で「A Night In Cannes」というアルバムもあるのですが、これが今一番手に入れたくて、手に入らない代物のひとつなんですよ。聴かせろー。1トラック目はPatのInprovisationと思われるソロ演奏"Instrumental"です。「OneQuietNight」など最近のソロ演奏と聴き比べてみると明らかですが、まだ若い感じがします。なんせ20年前の演奏ですからね(^^;しかし、Patらしい演奏が聴けるので、このトラックだけでもPatファンなら買いでしょう。(なんせこの値段なんで)2トラック目"A Sassy Samba"、3トラック目"Arthurdoc"はPat&HeathBrosの演奏です。これらのトラックではPatのSynthGuitarがミドルテンポの曲に変なアクセントを与えています。(特に3トラック目)どうも浮いてしまっていますね(^^;正直いただけないです。私が聴いた限りでは、これ以降はPatは参加していません。4トラック目"Tritonis"はDaveBrubeckとHeathBrosの共演です。これは良い。1トラック目よりも私はこのトラックに軍配を上げたいと思います。DaveBrubeckのソロがHeathBrosとの息がピッタリ合っていてとても素晴らしいです。5トラック目"Jam"、これはいまいち誰が演奏してるのか確信が持てないんです。ピアノはDaveBrubeck、ギターがB.B.Kingで、M.C.もB.B.Kingだと思うのですが、M.C.が"ChrisBrubeck"と言う部分がありブラスにChrisBrubeckが参加しているようです。ベースとドラムはHeathBrosが担当しているのでしょう。最後の最後にブラスが2本現れるので、HeathBrosのもう一人も参加してるものと考えられます。しかしブラスはどっちがChrisでどっちがHeathBrosの一人かさっぱり分かりません。すいません。とりあえず、各曲のParsonelがほとんど書かれてない上に、参加ミュージシャンのところにChrisBrubeckなんて載ってなかったり、ひどく情報量の少ないライナーノーツにやや不満を感じますが、演奏的には中々良いアルバムですね。(なんせこの値段なんで)←しつこい無駄に外箱付きですし(^^;パッケージの表はPatがにっこり笑った写真、裏面は車の前でギターを構えるPat、そしてCDのタイトルは「PAT METHENY ・ A SASSY SAMBA」。。。。私が思うにこれはHeathBrothersのアルバムだと思うのですが???
November 18, 2003
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いまやDreamtheaterの一員として確固たる地位を築いたJordanRudess(Keyboard)ですが、技術は言うまでも無く、その広い音楽センスに未だに感心させられることが多いのが事実です。今回紹介するソロ作「4NYC」(2002)も、そんな彼の才能の一つの側面を垣間見ることができる作品です。ですが、それ以上にとても重い。2001年9月11日。まるで映画を見ているような、事実としてはあまりにも現実離れした光景。旅客機ハイジャック自爆テロ。追悼チャリティーコンサートがいくつも行われました。このCDも半分はそんなコンサートの録音です。残りはJordanRudessの自宅スタジオで録音された即興曲です。このコンサートが開かれたのは2001年9月24日。事件の起こった日からわずか2週間足らず。本人による解説には、"ショウの直前まで何を演奏すべきか全く決まっておらず、自然にあふれ出てくる音楽を演奏することにした。""後で録音したものを聴き直してみると、良い演奏は即興曲だった。"とあります。"その時の即興曲だけではCDにするには時間が足りない"、そういう理由でスタジオで他の即興曲を録音することにしたそうです。Dreamtheaterといえば、今やProgressiveHeavyMetalのカリスマとも言えるバンドです。それにこのCDはHardRock/HeavyMetalレーベルの"magna carta"から出ています。しかし、この作品は全く世界が違う。Jordanのハープのような高速で非常に音の多いアルペジオ。ハイポジションでの流れるようなきらびやかなメロディ。時に低音部の鍵盤を力いっぱい叩き付けたり、優しい包容力に溢れたプレイをしたり。Synthesizerは彼の手元の鍵盤楽器の音色を、ピアノだけでなくストリングスにもクワイアにもハープにも変えてしまう。でも、その音を生きたものにできるのは、彼が、激しさも静寂も自由自在に操る音の魔術師だから。悲しげな曲が多いです。ですが、どの曲もただ泣いているだけではなくて、先に見える希望に向かって前を見据える強さがある。このCDには感動しました。もしどこかで見つける事があったら聴いてみて欲しい一枚です。"あの日、天国では発券作業に大きな手違いがあったに違いない。"Jordanの言葉を借りて。犠牲者の方々のご冥福をお祈りいたします。
November 17, 2003
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断線したシールドコードのジャック部分を開いてみると、プラスもマイナスもどっちも切れてるし(^^;そりゃ、音なりませんわ。しっかりハンダ付けを施して修理しました。現在は全快したギターでJazzyな1曲の作成をしているのですが、昨晩ベースパートを打ち込んでいたところ深夜1時くらいに突然Bassistが訪ねてきて、作業途中の曲を聴いて「そんなのね弾けねーよ」といってました。私はギターで音おいながら打ち込みをしているので、人間が弾けないようなフレーズじゃないです。がんばってもらいましょうwやはりベースは1本くらい欲しいですね。打ち込みと録音では作業の速さが格段に違うし、コンピュータの音ではよほど作りこまないと細かいニュアンスが伝わらないし。私の周囲のベース所有者はみんなMagneticPickUpのベースしか持っていないので、音質的にちょっと不満があるため、アップライトベース、もしくは最悪PIEZO搭載のエレキベースを手に入れましょうかね。明日はまたCDレビューの予定です。「4NYC(JordanRudess)」か「A Sassy Samba(PatMetheny)」のどちらか。
November 16, 2003
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今年もクリスマスが近づいてきました(まだ早いか)そんなわけで、これから1ヶ月くらいの間に、たまにクリスマス向けのCDを紹介していこうかと。今週はJazz・Fusionばっかりの1週間だったので最後にこれで締めくくろうと思って選んだのが「winter nights(Al Di Meola)」(1999)です。ギタリストなら誰でもその名を聞いたことがあるくらい有名なスペイン出身のギタリストです。古いアルバムではLesPaulサウンドがトレードマークといった歪んだギターでのプレイが魅力でしたが、最近はほとんどアコースティックなプレイしかしていません。「PlaysPiazzolla」(1996)以来、タンゴの巨匠AstolPiazzollaを意識したタンゴ風の曲が増えてきているのも最近の傾向です。変り種としては「BlackUtopia(DerekSherinian)」(2003)というアルバムの中でバリバリのヘヴィメタルプレイを聴かせてくれていたりもします。本題の「winter nights」はDiMeolaの作品中で最も落ち着いた作品と言えるでしょう。ハープのような音質のウクライナの楽器Banduraが、DiMeolaの澄んだ音によくマッチしています。崩れたリズムで演奏される"Greensleeves"や非常に幻想的にアレンジされた"ScarboroughFair(Simon&Garfunkel)"、とても優しいけれどすこし悲しげなサウンドで綴られた"AveMaria"等スタンダードナンバーがいくつか演奏されていて、オリジナルと比して全く遜色のない個性が発揮されている点でこの作品の質の高さが伺えると思います。"Winterlude"なんていう言葉遊びを交えてみたり、リラックスできるムードが全体を包んではいますが、その中に彼の情熱が感じられる素晴らしい演奏と、大人っぽい音、メロディが作り出す雰囲気が、しっとりと落ち着いたクリスマスを演出してくれるはずです。
November 15, 2003
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私としたことが、完璧な勘違いをば ぶっこいてました(^^;昨日の日記で書いたパーソネルは全部嘘!ホントはFrankGambaleとAllanHoldsworthです。FrankGambale、BrettGarsed、ShawnLaneは同じMVPでも「CentrifugalFunk」の方ですね。失礼いたしました。笑って誤魔化しちゃえ、あはははは。まぁ物事良いほうに考えることにしましょう。FrankGambaleとShawnLaneの2人を一気に紹介するよりも、Frankだけに的を絞った方が分かりやすいでしょう。ということで、FrankGambaleなのですが、スピードピッキングという独自のスタイルや華麗なスウィープピッキングなど、ソロの自由度が抜群に高いギタリストで、正直Musician’sMusicianです。彼が世にその名を轟かせる事になった出来事といえば、87年のChickCorea’sElectricBandへの加入でしょう。ソロ作はそれよりも前に出しているのですが、ElectricBandでのプレイは未だに伝説となっています。そんなFrankGambaleとAllanHoldsworth(前出)が激しいギターバトルを繰り広げるのが今回紹介する「Truth In Shredding(MVP)」(1990)です。CDじゃないメディアで所有していたのですが、この度入手できたので、記録しておこうと。ちなみに「CentrifugalFunk」もCDじゃないメディアで所有していたので混乱を来たし、間違っちゃったんですな。で、内容はというと、そもそも感動的な曲で人の気持ちを揺さぶるという音楽スタイルをあんまり持ってない二人なので(ごめんなさい)頭から尻尾の先までテクニックがぎっしり詰まった作品です。しかし、選曲はRandyBrecker、ChickCorea、WayneShorter、MichaelBrecker等名うてのJazz・Fusionプレイヤーの曲ばかりなのです。。。なのですが、"こんな曲になっちゃうんだ…"みたいな気持ちも半分あります(^^;良い意味とも悪い意味とも言えませんが、テーマ部が出てくる時間なんてほんとに少しで、ほとんどが超絶ソロばかり。これはこれで楽しい人には楽しいのですが(私は楽しい方の人間です)原曲のイメージを持って望むとコッパミジンにされちゃいます。ということで、すごいテクニックフリークの人や、ギターマニアの方以外にはあまりオススメできませんので注意。「CentrifugalFunk」も似たようなアルバムですが、どっちかというとこちらの方が聴きやすいです。BrettGarsedの影響が強いのでしょう。このアルバムは輸入再販版が来年頭に予定されています。
November 14, 2003
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今日はGarsed&Helmerichのアルバムを紹介した時に、偶然発見してして即座に購入したアルバムを紹介します。「Extraction(Howe-Wooten-Chambers)」(2003)は、まぁ、ほぼ間違い無く今年のお気に入りBest3入りですね。パーソネルは、GregHowe(Guitar、Synth&Keyboard)、VictorWooten(Bass)、DennisChambers(Drums)です。メンバーだけ見ても、アルバムの内容がテクニカルでありつつ質の高い音楽であることを予想させるものです。中身はというと、全曲Gregが書いてるので、GregHowe色が確かに強いです。でも、いろいろなアイディアが含まれていて、想像したよりもずっと音楽の幅が広い作品でした。驚いた点をいくつか書いておくと、まず1トラック目"Extraction"、Dennisのドラム叩きまくりがおさまった直後のGregのギターがGeorgeBenson風のフルアコサウンド!Hi-Midの強調されたクリアな音に唖然。でもしかし、直後に気持ち良く歪んだGregの音が華麗に5線の上を駆け巡るので安心です。そして、VictorWootenといえば超絶スラップですが、フレットレスベースでプレイしててびっくり。(日本版は)昨年リリースされた「BassExtremes」というアルバムでフレットレスの巨人SteveBaileyと共演しているのでその影響かな?「BassExtremes」もドラムはDennisChambersですね。4トラック目"Contigo"、これはCubanな雰囲気を感じさせる曲で、最後はRubenGonzalezですか?みたいなラテン系ピアノでびっくり。この人はKeyboardもとてもうまい。TonyMacalpineもそうだけど、ギター捨てても十分食っていけますよね。6トラック目"A Delicacy"は、エレアコによる難解(そうな)アルペジオをVictorの正確なBassが補う、なんとも不思議な雰囲気の曲です。こんなのGreg関連のアルバム中で聴いたこと無い。残りはGregっぽい、縦横無尽なギタープレイが楽しめる曲ばかりです。Funkyなものあり、"Lucky7"なんていうタイトルつけられてる楽観的で楽しくなっちゃうような曲あり、変拍子だったり、キメキメだったり、、、、ああ、GregHoweってほんとに一枚ですごくたくさんのことを表現しちゃうギタリストなんだなって感じる曲の数々です。久しぶりにRichieKotzenとの共演「Tilt」「Project」も聴きなおしてみようかなって感じちゃうような、VictorもDennisもはつらつとしたプレイをしている一枚です。どちらかというとVictorはやや控えめですかね。ライナーノーツの写真VictorWooten前にもまして太ったような。。。ShawnLaneみたいにならないと良いけど。Gregは痩せすぎです。人のこと言えないけど予告!明日は、(私の)運が良ければ、MVP(マーク・バーニー・プロジェクト)の「TruthInShredding」のレビューをお送りします。このアルバムはすごいですよ。FrankGambale、BrettGarsed、ShawnLaneという今を輝く世界の天才ギタリストの集合ですからね。
November 13, 2003
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今日、札幌は雪でした。特にお昼頃、本格的に降ってきて、今も少し積もってます。もう冬です。昨日までレビューがんばったので今日駄文。何年か前に、「FlyMeToTheMoon」のギター三重奏をアレンジしました。それを思い出しながら、録音していたのですが、ギターのシールドコードが断線しました(^^;カールコードを使っているので、ストラップの裏に通すという一般的なワイヤ処理法を行っていない私が悪いのですが…で、断線したら買い替えちゃえって人は良いのですけれども、私は自分でハンダ付けして直します(^^;今使ってるコードは前に一度断線を直したのですが、その時、確かにハンダ付けが甘かったのです。しかし、まさか3ヶ月でまた切れるとは…トホホ
November 12, 2003
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三連Jazz・Fusion最終回です。Guitar、Saxと続いたので、最終日はPianoにしようと決めました。インパクトの強い作品で、私の個性が出るもの。そんな風に考えたら、自然にこの一枚に手が伸びました。「SOLO Improvisations For Expanded Piano (Lyle Mays)」(2000)以前、PatMethenyのアルバム紹介の中でLyleMaysについて少し書きました。とても感性豊かなキーボーディストです。PMGのアルバムの中に「ImaginaryDay」(1997)という作品があります。そのツアーの中でLyleのソロタイムが毎回設けられていたそうで、それを聴いたPatMethenyの提案でソロ作を作る運びになったようです。残念なことにImaginaryDayLive(VHS)にはLyleのソロの映像はありません。PatMethenyの「OneQuietNight」ではバリトンギターのみでPatの即興の世界を楽しむことができます。今回紹介する「SOLO」ではMIDIピアノの独奏という形でLyleの即興演奏に浸ることができます。PMGでの2人の相補的なプレイとは異なり、それぞれの技術、そして感性、気持ちをたった一つの楽器に語らせる、感情的で、とても生々しい演奏。どんなに静かな曲でさえ、そんな風に私には感じられます。歴史的な名盤「LaScala(KeithJarrett)」。30分を超える二つの即興曲は、決して、テクニックだけに物を言わせた手数の多い作品ではありません。リックを目一杯つなげて長時間演奏している作品はいくらでもあります。しかし、一音一音確かめながらこれだけ長時間集中できるということは、気分の面では到底落ち着いてなんかいないはず。気持ちが高揚していて始めて成し得る業。静寂を音にしたような、本来ならば録音されるはずではなかった無意識の即興曲である1トラック目"ThisMoment"から始まる全10トラックは、3年前、私の心をがっちりと掴んで離してくれませんでした。MIDIピアノという、鍵盤とペダルにセンサーが仕込まれ、後でエフェクトを追加できるやや特殊なピアノを使用してはいるものの、また、その影響からサウンド面で特殊性を帯びてはいるものの、プレイ自体は一度きり。久しぶりに棚から取り出して、聴き直したその演奏は、このアルバムを手に入れた当時と同じように私を涙ぐませました。PMGのLyleじゃない、誰かと演奏しているLyleじゃない、LyleMays自身がそこにいます。レビュアーとしては最低ですが、このアルバムに説明は無用です。アルバムタイトルに「ソロ~残響」と充てたのは誰でしょうか。。。この作品を最高の形で表現していると思います。珍しく日本版タイトルを日記のタイトルに冠したのはその理由です。すばらしい。
November 11, 2003
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三連Jazz・Fusion二回目です。昨日はコテコテのJazzだったので今日はFusionにします。WarrenHillとFourplayで悩みましたが、寒いので(?)WarrenHillの「LoveLife」(2000)にしました。結構若いSax奏者です。ややアイドル性ありかな。音楽的にはセクシー路線(?)女性受けしそうな感じです。音楽面ではKennyGに通じるような爽やかで聴きやすい、都会的な作風です。CandyDulferもこの部類でしょうね。新作、旧作含めて、このアルバムが一番音楽的にもサウンド的にも充実してる気がします。歌も歌っています。Saxの演奏の方がずっと格好良いけどサウンド面は、打ち込みのドラムがボトムをしっかり支えていて、曲によってはRapが入って来たりと現代的な音作りがなされています。まさに最近のFusionといった印象を受けます。上記の通り予想しやすい曲風なので今日は全曲紹介する気はありません。私のお気に入りは2トラック目"Manbo 2000"。Cubanなバッキング、メロディが心地よい1曲です。そして5トラック目"Easy"。GuitarにLarryCarltonを迎えたLionelRichieのバラードです。レゲエ調の6トラック目"WhyYouGotToWorry?"も特徴的ですね。内容盛り沢山ですが、聞きやすいので、全曲通してサラリと消化できる良作です。
November 10, 2003
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レビューの整理をしていて、Jazzが思ったより少なかったことに気付いたので、今日から3回くらいはJazz・Fusionに絞ります。まず1発目はPatMartinoとゲストミュージシャン達の名演の数々が収められた「AllSidesNow」(1997)を紹介します。Patはもう相当な爺さんですが元気な演奏を未だに披露してくれている、私のとっても好きなギタリストです。全10トラックからなるこの作品は、主に1曲毎に1人ずつギタリストをフィーチャーしたバラエティに富んだ一枚になっています。トラック毎に見ていきましょう。1トラック目"TOO HIGH"。ゲストはオリジナルの8弦ギターを操るCharlieHunterです。奇抜でスタイリッシュなアイディアに富む若手ギタリストで、バリバリにコーラスがかかった音でプレイしていますが、本人のサイトで見られるライブ動画などからも演奏の巧みさがはっきり伺える実力者です。不思議な空気を作る独自の音とコードワークが、Patの暖かいながら力強い音と強力なコンビネーションを生み出して、テンポの良いオープニングにふさわしい演奏になっています。2トラック目"TWO OF A KIND"はTuckAndress。Tuck&Pattiの片方です(^^;Tuckのパーカッシブなエレアコによるバッキングはもう絶品!その上で踊るPatのインプロヴィゼーションは聴く者を至福の世界へいざなってくれます。(大袈裟じゃないです)3トラック目"PROGRESSION"はKevinEubanks。残念ながらこのプレイヤーについては詳しく分からないのですが、1トラック目から3トラック目まではギター2本だけでの演奏で、KevinEubanksはアコギ1本でバッキングからメロディまでPatと相互に華麗なプレイを聴かせてくれています。パーカッシブなパキーンと弦がはじけるような音が良いアクセントとなって、メロディアスなこの曲にとても引き締まった感じを与えてくれてます。4トラック目"I’M CONFESSIN’ (THAT I LOVE YOU)"はLesPaulさん。Gibson社のSolidBodyElectricGuitarの先駆け、LesPaulモデルをデザインした本人で、50年近く前から人気を博していたJazzギタリストです。この曲はこのアルバムの中ではとっても穏やかな1曲です。LesPaulの強いミドル特性が生きたマイルドな音が、Patの暖かい音と良くまざりあって、甘いミルクティみたいな感じ(?)のどかで楽天的な、ちょっと一休みといった雰囲気の曲です。5トラック目"ELLIPSIS"はJoeSatriani!以前紹介しましたが、ロックインストの大御所です。ちょっと意外な人選ですが、なんとなんとアルバム中2曲もJoeが弾いてるのです。凄まじく歪んだJoeの音から入るイントロに少し構えてしまいますが、途中からクリーントーンに切り替わって、ブルージーなプレイを披露してくれます。展開後戻ってこない、やりっぱなし感のある曲ですが、両者のアドリブが絡み合う高度なしあがりを感じさせます。6トラック目"BOTH SIDES NOW"はCassandraWilson。彼女はゲスト中唯一のボーカリストです。Cassandraのややしゃがれた声とPatのギターが織り成すJoniMitchellの美しい名曲はアルバム中で一番ほっとします。7トラック目"AYAKO"はMikeStern。希有の天才JazzGuitaristです。独特なフェイズサウンドが特徴的で、技術的にも優れているのですが、ここでは控えめ。JoeSatriani同様2曲参加しています。スローテンポでややダークなムードを持っていてMikeのヴォイシングが特有の世界を演出してくれているちょっとむずかしめの1曲です。8トラック目"TWO DAYS OLD"はMichaelHedges。独自の奏法でギターらしくない演奏を聴かせてくれる個性派ギタリストです。Michaelについて。タッピングやハーモニクスなどを用いて、バッキングとメロディを1本のギターで同時に演奏する、これまた希有の天才。押尾コータローが似たようなことをやっています。冒頭からMichaelっぽさ全開で(というかMichaelの曲なんですけどね)、Patはナイロン弦のアコギでメロディをユニゾンで演奏しています。Michaelの作品の中にはバカバカギターを叩きまくってる曲も結構ありますが、この曲はしっとり落ち着いた綺麗で悲しげな雰囲気の1曲です。しつこいようですがギター2本だけの演奏です。9トラック目"OUTRIDER"は再び登場MikeStern。7トラック目とは打って変わって、Mikeもバリバリ弾いてます。ここではMikeのオリジナリティあふれる音とメロディが存分に楽しめます。後半の2人のギターバトルは、スリリングでありながら安定感を誇る、なかなか見当たらない熱い演奏です。10トラック目"NEVER AND AFTER"はJoeSatriani。5トラック目よりも即興感が強いしあがりです。JoeのElectricalなクリーントーンのアルペジオに、Patが切りこんでくる形を終始取っています。怪しげな曲風の難しい1曲です。JoeSatriani、PatMartino、MichaelHedgesは一緒にMichaelのスタジオで録音していたようです。なんと5トラック目でMichaelがドラムとシェイカーを担当してます(^^;三人で移ってる写真もジャケットの裏に載ってますし。豪華ですね。追記:脱字が多すぎなので修正しました。
November 9, 2003
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たった一言、一文字について考えてしまうことがあります。書き言葉であるがゆえに、何気ない一言が人に不快感を与えてしまったり、逆に感動を与えたり。書いた方にとってはそんなつもりはなくても、読み手が"脅迫じゃないの?"と感じてしまうような1通の手紙が、最近 周囲で波紋を呼んでいます。そんなこんなで最近思いを巡らせた一文字"和"について和算という言葉から、"合計する。合わせる。"という意味が一つ。和解という言葉から、"認める。譲歩する。"という意味が一つ。訓読みにすると"和む(なごむ)"。視覚・嗅覚・触覚・味覚・聴覚、みんな"合わせて"感じた時に、世界を"認め"る事が出来て、気持ちは"なごむ"。そんな感覚を持ち合わせているのが"日本"人なのかなと。
November 8, 2003
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昨日からの続き。BrettGarsed、T.J.Helmerichについて、AllanHoldsworthに続き、私が最高に尊敬するギタリストの中の二人です。え?他には誰がいるかって?そりゃぁ、FrankGambaleとかShawnLaneとか、SteveLukatherとか、AlDiMeolaははずせないしPacoDeLuciaも神様ですよねで、JohnMcLaughlinも入ってくるし、じゃぁLarry…て、365日ギタリスト談義する自信あるんですけど、ホントはギタリスト中心のCDは紹介したくないんですよ。熱くなっちゃうから(^^;でも、今回だけは熱くならせていただきます!だって、あまりにも日本での知名度が低い。これだけ凄腕のプレイヤーなのに、名前すら知らない人が多すぎるんです!(ソロ作や代表的なバンドが無いのでしょうがないんだけども)2人とも名門GITの講師です。その傍らBrettはプレイヤー(セッションマン)として、T.J.はエンジニアとして広く活動しています。実は日本で発売されてるCDにも彼らの名前は多くクレジットされてるんです!気付かれて無いだけでまず彼らは2人ともピックを使わないのが特徴ですね。そして、2人とも全く奏法が違う。これを最初に知った中学時代は本当にびっくりしました。毎日血眼になって、彼らのCDを探しましたが残念ながら当時の私の行動力では手に入れることができませんでした。まずはBrettから。彼はいわゆるフィンガーピッキングの達人です。フィンガーピッキングというと、クラシックギターの奏法とか、またはJeffBeckやEricClaptonを思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、彼は質が違います。まずクラシック奏法とは違って、ベース音とメロディを同時に弾くというような奏法ではありません。また、JeffやEricのようにピックの変わりに指を使うという奏法でもありません。5本の指を自由自在にどこからでも弾いてくる凄まじいプレイを披露してくれます。注目すべきはアルペジオ。と言っても、超高速アルペジオなので、あんまりアルペジオには聞こえませんけども。スウィープピッキングも高速アルペジオの基本テクニックですが、ピックを使っている点で自由度が極端に落ちます。その点5本の指で紡ぎ出される、自由で華麗なBrettのアルペジオは単なる分散和音に留まることなく、メロディともバッキングとも取れるような単独演奏の究極とも言えるような演奏です。彼が日本でその活動を知られる経緯になったのには双子のボーカリストNelsonBros.のファーストアルバムが挙げられるでしょう。それ以降3rdまでBrettは参加していますが、4thからはNelson兄弟が大部分のギターとベースは担当するようになってしまいました。残念。(売上もその頃から大分落ちてしまいました。)このNelson兄弟はビジュアル的にすっごい格好良いんで(若くて知らない人は損だな。木村拓也なんか目じゃないぜ!)、当時日本でも注目されてチューハイか何かのお酒のCMに出演していました。双子の兄弟ならではの絶妙のハーモニーに加えて、ポップながらもメロディアスな、楽曲的にもとても良い作品を作り上げてきたミュージシャンです。1st「after the rain」、2nd「Because They Can」、3rd「Imaginator」がBrett参加作品で、個人的には4thの「The Silence is Broken」もオススメです。4thはNelson兄弟がVictorから発した2作目なんですけども、3rd(名義上Victorからの1作目)が実は2ndよりも前に録音されたものでお蔵入りしていたという事実を踏まえると、Victorに移ってから発のレコーディングを行った作品と言うことになって、その意欲、メンバーを大幅に変えて2人で音楽をプレイする姿勢に切り替えたことなどが良い形となって現れているSpilitualでEmotionalな一枚になっています。思わずNelsonの話になっちゃいましたが、Brettの本格的なプレイが聞きたいのでしたらNelsonの3rd「Imaginator」をオススメします。でも、1stの曲の出来映えや2ndでそれを洗練してきた姿勢なんかは捨てることができません。裏話みたいになるのですが、HMVでは1stの輸入版は700円前後、2ndは1000円前後で手に入ると思います。(私としては悲しいですよ。)で、Nelsonはもう置いといて、今作は前述の通り紹介したようなフィンガーピッキングによる超絶プレイが堪能できます。問題点がるのですが、それは最後に書きます。。。これはホントに問題なんだよなぁ。。。。続いて、T.J.Helmerich!彼は鬼ですね(^^; JenniferBatten、EddyVanHalen、MichelHedgesほかにもたくさんいますが、この名前を聞いて何を思い浮かべますか?そう、タッピングです。T.J.Helmerichはタッピングの達人です。しかし、RightHand奏法やBothHandsTappingではありません。BothHands奏法です。JenniferBattenが一番近いのかもしれないですけれど、全然違いますねぇー!バケモノというのが良い表現でしょうか。左手はレギュラーフォームで、右手がタッピングフォーム。ここから繰り出される音はもはやギターの域をかる~くK点越えって感じです。BobbyRock(Dr)(Nelsonにも参加していました)のソロ作でプレイしていたり、後はいろんなFusionMusicianの作品のエンジニアとして活動しています。昨日紹介したScottHendersonのアルバムも手がけています。何故プレイに徹しないのか疑問に思うかもしれませんが、どんなにすごい才能を持っていても、他にやってみたいと強く望むものがあれば人間そっちに挑戦するものです。私も今を捨ててやりたいことやろうかなって思ってますし(そんな話はどうでも良い?)T.J.はGarsed&Helmerichの1st「QuidProQuo」、2nd「Cherokee」ではテクニカルながらメロディアスな良いプレイをしているんですが、今作では滅茶苦茶っていうか自由!T.J.に限らずメンバー全員自由!!! 聞いてみてもらえればはっきり分かるんですが、宇宙の自由さと秘めたるパワーがそこにあるという感じが、直感的にあまりにも分かりやすい形でそこにあります。逆に、そのパワーに押されて、客観的には滅茶苦茶な、キメもなんも関係無い演奏に聞こえます。だけど、これがまた楽しいのなんの。一流の中の一流が集まった自由でパワフルな演奏は、聴く者に疑問と感動を同時に与え続けながら、爆発に次ぐ爆発でノックアウトする酷いエネルギーを発する作品として、ちゃんと日本でも発売されてるわけなのです。世も末よ。Memo:テクニック的には凄すぎるんですが、いわゆる"良い音楽"を期待している人には向きません。それと、文中で(Brettの所で)書いた問題点というのは、ちょっとだけ聴くと、ScottKinseyのKeyboardとT.J.Helmerich、BrettGarsedのGuitarプレイの区別が付かない所です。他所でBrettのプレイを多く聞いていたり、過去のGarsed&Helmerichを聴いていたりすればまだわかるかもしれないのですが、今作は3者とも似たような音で、ぶっとんだプレイをしているので誰がソロ弾いてるんだか分からなくなる部分があります。注意です!
November 7, 2003
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BrettGarsedと聞いてピンとくる人はなかなかの通ですが、T.J.Helmerichと聞いてピンときちゃう人はちょっと普通じゃないです(^^;この2人のFusionギタリスト(と言い切って良いとは言えませんが)のプレイスタイルやテクニシャンぶりは、日本でもそうとう前から噂にはなっていました。雑誌で取り上げられたこともあるのですが、残念ながらGarsed&Helmerich名義のアルバムで日本で発売されているのは今回の「UncleMoe’sSpaceRanch」(2001)だけです。(米国では他に3枚出てる)まずはメンバーから、BrettGarsedとT.J.Helmerichの2人がギター、ScottKinseyがキーボード、GaryWillisがベースでDennisChambersがドラムです。メンバーだけ見ても凄さが伝わると思いますが、実際にアルバムを聴いた時の衝撃はものすごいものがあります。DennisとGaryはそれぞれソロ作も発表していますし、かなり有名なセッションマンですよね。Dennisが参加してる作品は探せば、うちには結構あるんじゃないかなと思うんですが、実際に探すより検索した方が早いんで調べてみたら、なんとつい最近GregHoweとVictorWootenと供にトリオ編成でアルバム出してるし。早速注文ですよ(^^; GregHoweは最近新作が出てなかったんで、めっちゃ期待大!しかもベースがVictorWootenだってさ。聴く前から背筋がゾクゾクしますねぇ。話がそれました(-_-;) で、Dennisは置いといて、GaryWillisはというとつい先日著作を紹介したAllanHoldsworthの「NoneToSoon」でプレイしてますね、気付かなかったw DennisとGary両方とも聴けるのはScottHenderson(g)のTribalTechです。このバンドは今後機会があればレビューに登場するでしょう。TribalTechが出てきて、なぜ一緒にScottKinseyを紹介しないのか?と思った人 私と意見が合わないかもしれませんねw この人はとんでもないプレイヤーなんで、別扱いにしたんです。ソロ作がないのが不思議なんですが、テクニシャンとかいう枠をあっさり超えてしまっていて(Allanに続き)宇宙人ですw おかしいもん、センスが。Garsed&Helmerichの全作品でシンセ弾いてると思います。主にTribalTechやScottHendersonバンドでの作品が多いです。ちょっと手に入れにくいと思いますが、TimHagans(Tr)とBobBelden(Sax)の共同作品「Animation-Imagination」とライブ版「re:animationLIVE!」でもKeyboardistとして参加してます。ギタリスト無しで構成されてるバンドなのでバッキングもメロディもScottのプレイをたくさん楽しめます。どちらかと言うとテクニックを前に出した作品ではなくて、ScottKinseyの不思議な雰囲気作りが目立つ作品だと思います。音が特徴的で、プレイも変幻自在で聴いていて全く飽きないのが良いところ。BrettGarsedとT.J.Helmerichについて書き出すとまた結構な文章の量になりそうなので、明日に続く。追記:最近の悩み。中途半端な時間から始まるTV番組が多くなったので、時計が合わせ辛くなった。↑精度の悪い時計がたくさんあるんですよ。腕時計何本あるんだろ???
November 6, 2003
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早起きしてしまいました。ぼ~っとギターを爪弾いていたら、なんか良い感じでアイディアが出てきて、(メモですが)楽譜が結構なペースで埋まっていく。こんな日は脱力しちゃってる日なので、どこか抜けていて、きっと後で何かしらミスするんじゃないかと今から心配です(^^;メモっても後で使われることもなく眠り続けるフレーズやらが結構たまってるので、掘り起こしてみようかと思います。思ってるだけでやらなかったりするんですが(^^;;;追記:札幌国際スキー場は今月15日(土)オープンだそうです。しかし雪降ってないし、ほんとにオープンすんの?一昨年のようにリフトが1台しか動いてなかったりっていうのは勘弁ですよ。
November 5, 2003
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久々に会った知人との会話。彼に「最近買い物し過ぎなので、節約生活してるんだ。」と話した所、「(私の家の近くの)パン屋でみみもらってくると良いよ。」って…彼も以前うちの近くに住んでて、そのパン屋のみみは美味しいのだと言っていました。「しばらく朝食には困らない。」って、あんたそんな生活してたんかい!良い大人が。
November 4, 2003
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今日はCDレビューじゃないです。AllanHoldsworthというイギリスのギタリストをご存知でしょうか?私の最も尊敬するギタリストの一人です。(他にもいっぱいいます。移り気なんでw)彼の最近の作品をギターを弾かない人が聞いても"なんのこっちゃさっぱり分からん"という感想を抱くと思います。簡単に聴いちゃうと滅茶苦茶に聞こえます。彼の影響もあって"Carvin"のギターを買うためにサンディエゴに行く計画もあったのですが実現しませんでした。彼のストレッチ・フィンガリングがあまりにも凄いので、彼と同様のフレーズを弾くためにEdwardVanHalenがライトハンド・タッピングを生み出したという話はあまりにも有名ですね。この連休は時間があったので、少し理論でも復習しようかなと、以前買ってそのまま放っておいたAllanHoldsworthの「Melody Chords for Guitar」という本を引っ張り出してきて、ちょこちょこ読んでいます。巷にあふれているコード理論やスケール理論の本とは随分趣が異なるのでそんなにオススメしたい本ではありませんが、中々個性的な構成で面白い本ではあります。本の紹介をしたいわけでもなくて、この本の冒頭のAllanHoldsworthの考え方をかいつまんで書かれたような文章のなかに彼の天才っぷりがしっかり出ている部分があるので、それを紹介したいと思います。JonChappellという人が書いた文章なのですが、「Holdsworthはコード(和音)を調に属するものではなく、個別の存在として認識している」という一文が現れます。これだけでは何のことやら分かりませんよね。これのすぐ上に、Holdsworth自身の言葉で、「私はハーモナイズド・スケールやモード、ii-Vといったものがどういうものであるか、またそれらがどのように響くのか全く気にも止めていない。次のスケールに続くあるスケールがあったとして、その連続するスケールの中の好ましいを音をただ使うだけだ。」(ちょっと意訳)みたいな事を言っています。Jonの文の続きには「例えば、G11 Bb11 A11 C11というコード進行があったとすると、Holdsworthはそれぞれのコードを、それぞれのキーのトニックと考えて、彼の好きなスケールを演奏する。」と書かれています。順次転調するって事ですか!?まぁ、これは極端な解釈で、Holdsworth自身の言葉の中に"次のスケールも考えて"と言った旨のくだりがあるので、一般的なコード進行の枠からそんなに極端にかけ離れたことにはならないのですが、でもすごいインパクトを受けます。こんな考え方普通出来ません。てか、一般的な理論はジャムる時なんかに、みんなが分かって便利なように出来あがってきたものでしょうから、Holdsworthのような考え方ができるとすごい便利になるぞってもんでもありません。このような独自の視点から音楽について考えられる人の作品が独特のものにならないはずがありません。AllanHoldsworthは私にとっては次元の違うギタリスト、宇宙人みたいなもんですw
November 3, 2003
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PatMethenyの音楽はPatMethenyGroup(以下PMG)ひとつ取ってもアルバム毎に全く違ったテイスト、新しい試みにあふれていて、これだけ有名なミュージシャンで作品数も多いのに、ベストらしいベストが出ないひとつの理由になっているんじゃないかと思います。ソロ作や他のミュージシャンとの共同作品は、ほんとに一枚ずつが全く異なった世界を作っていて、"PatMethenyらしさ"なんて安易な言葉が全く使えないような多彩ぶりが見られます。PatMethenyを語る時、どうしても切り離せないミュージシャンにLyleMays(Keyboard)がいます。もうかれこれ30年近い付き合いで、現在でもPMG名義の作品にはかならずLyleが参加しています。今回はそのPMG名義ではファーストにあたる「PatMethenyGroup」(78年)を紹介します。1~5曲目までは似た雰囲気の曲が続きますが、SanLorenzo、PhaseDance、Jacoなど名曲ぞろいのアルバムです。サウンド的には近年のギターシンセなどを利用した色鮮やかなサウンドとは異なって、実にシンプルなクリアトーン、それでいて濁りが全然ない突き抜けるようなシャープさも魅力的です。ジャズギターというと、ミドルが強調されてややこもったような、丸みを帯びた音使いをする人が多いので、この時期のPatの音は斬新だったのでしょうね。Patの音楽はJazzとFusionの境界をあいまいにする原因のひとつでしょうw。とてもJazzyでありながら、Fusionテイストにあふれているんです。SanLorenzoやPhaseDanceのちょっと切ない美しいメロディラインを限りなく透き通ったきらびやかな音で演奏した時始めてPatMethenyになるのですよ。コードプログレッションの妙というのもありますね。PhaseDanceの8小節毎に規則的に繰り返される転調など、後のPatの作品に受け継がれる手法の原点が見出されるアルバムです。そして忘れてはいけないのがLyleMays。私は始めにPMGを聴いた時、何に感動したかと言えばLyleのプレイが大きかった。Patの柔軟な(ある意味非常識な)プレイにしっかりとマッチしたその包容力(?)。卓抜したテクニックは当然のことのようにそこに存在しており、Patのそれに引けを取らない個性も十分に発揮されています。天才が2人いると衝突しちゃって、分裂した音楽になっちゃうことも多いですが、PatもLyleも一緒にプレイするミュージシャンをしっかりサポートしながら自分を出し切れるというすごい天才なんですね。(軽い言葉だな)何度も繰り返しますが、最近のPMGに比べるとシンプルでクリアです。でも、そこに今の音楽につながるルーツがしっかりと見て取れる、まさに原点と言えるアルバムです。私が一番好きな曲は最後のトラックの"LoneJack"。これは「99→00(PatMethenyTrio)」(99年)でもプレイされている名曲ですが、この曲だけ雰囲気が全然違います。テンポの速さもさることながら、5トラック目までの優しさにあふれる演奏とは対照的にすごい殺気を感じる演奏が聴けます。5トラック目までの雰囲気を最後の最後にぶち壊すというか一変させる辺り、Patの非凡な才能の片鱗を感じることができると思います。挑発的なまでにテクニカルでハイテンポなこの曲は、このアルバムの中で一番Jazzっぽいですね。8ビートのドラムの影響も大きいとは思いますが、GuitarとKeyboardの絡み方なんかがある意味でスタンダードなので。Patはあまり変な音で演奏しておらず(w)、Lyleもほとんどピアノしか弾いていないこのアルバムは、彼らをサウンドという衣で覆ってしまうことなく純粋にプレイを感じることができる一枚です。すごい。追記:上とは何も関係ないですが、掲示板タイトルの"殴り書き"の殴るが物騒に見えてしょうがないので、適当に補正しましたw
November 2, 2003
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相変わらずカッコイイ音楽炸裂って感じです「shanghaiRED(WeiweiWuu)」(2003)。しかし一言で言ってしまうと、「MemoriesOfTheFuture」の方が好き。変にゲストを参加させない方が良かったんじゃないでしょうか。商売の臭いがプンプンします。1トラック目"衡山ネオン"はcobaのBandneonがタンゴ調の曲とマッチしていてカッコイイのですが、2トラック目"Lovers in Red"のギターソロは「なんで曲をぶっ壊すようなことすんのよ!?」としか思えない無用の長物以外の何物でもないと思います。このアルバムではWeiweiの歌も聴けます。セクシーな声で良いですね。いくつかカバー曲が入っているのは前作と同様ですけども、前作では選曲の妙と言いましょうか、カバー曲がアクセントになってWeiwei自身の曲が非常に引き立てられていてアルバム一枚を通して聴いても全然疲れなかった。それに対して、今作はなんだか全曲通して聴くと疲れます。各曲毎に聴くとカッコイイって言いたくなるんですけどね。なんででしょ?私のオススメは5トラック目"上海セレナーデ"。構成はピアノトリオ+二胡。切ないメロディがジャジーに奏でられるこの曲の雰囲気を表現してみると、夜景の綺麗な高層ホテルのバーで、外を見ながらロックグラスをゆっくり傾ける感じでしょうか。(うわっ、恥ずかし)Santanaの名曲"哀愁のヨーロッパ"も中々良いんですけども、前作のSpainみたいな強烈なインパクトは感じられませんでした。なんかただ"二胡でやりましたよ"って言われてるみたいで。さすがに「MemoriesOfTheFuture」を聴いた後ではこの作品に文句無しで花丸あげるわけにはいきませんね。ちょっと残念です、期待してただけに。ああ、レビューかいてたら、紅茶入れてるのすっかり忘れちゃった。真っ黒だしw 大人の味だなwww
November 1, 2003
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