おのづの介護奮戦記

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カテゴリ: パーキンソン
夜の8時半に帰宅です・・


落ち込んでいます・・ 珍しく どつぼにはまってます・・
理由は よくわかりません


今日は早めに逗子入り と思うも 昨日から又薬が減量されたからお腹が不安定・・
何度もトイレに行く・・
もうさあ・・ 毎回月曜日にお薬変わって次の日無理やり逗子でしょ?
で 体調悪いからトイレが近くて絶対座れるグリーン車になるわけじゃない?
火曜日に逗子いくのやめようかな・・

木曜日は 母がまだ元気だったころ 隣に併設されているデイケアでお遊戯などをしているので行っても会うことはできませんでした 今はどうだかわかりませんけどね
なので 水曜日か金曜日のどっちかに変更しようと思ってます

母は今日は調子が良かったです
部屋へ行くとあまり仲の良くない看護婦さんが母にお薬を胃婁に入れているところでした
ちなみにこの看護婦さんは 母が娘が雨の日にこなくてもいいよと連絡してほしいと一回頼んだことに腹をたて(母は公衆電話の使い方を知りませんので)私に鬼のように「30円請求しますよ!」と言ったのである
3万円くらい電話してきたのなら 怒るのも分かるけど30円で怒鳴られるってどうよ・・
もちろん私は母に不自由させない程度の小銭(紙幣は使わず千円くらい)はベッドの脇の机に入れてありましたので「今度から必要ならそこからとってください」と私も言い返したのだ

まあ そんなわけで私は挨拶程度で交わし終え母の横に行く すると母
「きゅうりとトマト食べたい」と言う あらあら 今日はよくしゃべれるね^^
「お母さんきゅうり食べたいのー?トマトのほうが大好きなくせにねえw」
すると看護婦さんも「○○さんトマトが好きなのね」などとあわせる

母 うっとりして気持ちよさそう こういうときはせん妄状態じゃないんだよね
割としっかりしている証拠だ
看護婦さんがいなくなり 私は母には分かるまいとは思ったけど言ってみた
「ねえ お母さん」 母ふりむく
「昨日ね 会社から電話きて 首になっちゃったの お母さんの横須賀病院にずっとつきそってたの覚えているでしょう?」

「一ヶ月休んだら もういらないってさw これからどうしようかねえ・・」
それから しばらく母目をつぶり眠っているようだった
私は司法書士に会わないといけないから もうそろそろ帰らねばならない
「お母さん 私今日司法書士と会わなきゃいけないから もう行くね 流山なの 遠いのよ」
「来週になったら・・」
「うん?」
「来週の今日になったら 仕事が決まってるわよ」
「あははw 心配してくれたの?ありがとう^^ でもね 今身体壊れちゃったから ドクターストップがかかってて働けないの 先に身体治しちゃわないとね」
「そうだね」
そうして私は病院を出た
診断書はまだ出来てなかった

今日は何だかきちんとお話できて嬉しかったなあ
でも だからと言って 正常な母だとは思わない
思おうとするから 私は傷つくのだ 今日はたまたま良い状態だっただけ そう思うことにした

逗子から 流山に行くまで乗換えを何度かしないといけない
18:30に事務所で一時間くらいお話しましょうということだったから
お薬の関係上先に食事を済ませて飲む すると 今日一番の良いうんうんがでた(お食事中の方大変すみませぬ・・)
一本きれいに するってでたときって 本当に気持ちよいよねえ^^(たびたびすみませぬ)
結局乗り継ぎの関係で18:10に事務所についてしまった
流山はあまり発展してない駅なので 時間つぶしの喫茶店はないしスーパーすらない・・
しかたがないので事務所で待たせてもらおうと思い事務所に行く
中に招いてくれたのはまだ若い(23歳くらい?)下っ端(失礼か)のような人だった
マンションの一室なので玄関に大きな机が置いてありそこで待つように言われ サービスにペットボトルのお茶をくれた
全くまたずに社長が来た
私は電話に出た××さんだとばかり思っていたのでまさか社長が対応するとは思わなかったのでびっくりした

私は言われたとおりに持って来た大量の書類を(本当に5キロはあったな・・)机の上にどんどん並べていった
社長は目を通しながら 後見人としては大丈夫そうだ だけど 生前贈与の話はどうしてしたいのですか?と聞いてきた
実は昨日急遽首になったこと 自分の身体が壊れてドクターストップがかかっており生活費がないこと を告げた
すると社長はうなりだした
「そうですか・・ 後見人として書類を申請するときは無職の場合は難しいです それに預金は全くないのですか?身体が治ったら又働きにでられるのですか?」
「難しいのですか・・ では 明日もう一度会社に電話して成年後見制度が取れるまで籍を置いてもらうように頼んでみます だめなら仕方ありませんが・・ 預金はしばらくはありますが 離婚したときに一切合財お金がなくなりましたから わずかしかありません 身体はいつ治るか分かりませんが治れば働くつもりです しかし やはり第一に母のお見舞いや手続きが優先ですから正社員としてフルに働くことはできません となるとどうしても公共料金で全部の給料がとんでしまうので生活できなくなってしまうのです」
「そうですね 会社に連絡してみてください それと 今現在生活ができないと言われても成年後見制度を取ってしまえば生前贈与はできません」
「それは相反する行為だからですよね そのために後見管理人という人を置くのではないのですか?」
「後見管理人という人も 本来は被後見人の財産を守る立場の人ですから 被後見人の財産を減らすような行為を後見人がしようとしたら止める権利を持っており 成り立ちません」

む ということは やはり この間ネットで探したような闇の業者のようなところへ行かないとだめってことなのか・・やたら高い入会金や年会費を払わなければできないということなのだね?

「後見人としてのみなら この仕事はお受けできますが 生前贈与と一緒に申し立てても 絶対後見人を拒否されます」
「そうですか・・」
私は そんな気もしてたんだ
前の司法書士もそんなこと言っていたし 闇の業者はばか高い金額を要求してくる
だから 私は最後の切り札を握っていたのだった

社長さんは ぱらぱらと私が書いた申請書に目を通して 財産の部分の「?」のところに気がついた
「これは 何ですか?」
「・・・・実は・・ 私は母の財産の一部を私の名義にして持っているものがあります」
「え?」
「父が亡くなったとき 普通母と娘と半分ずつ分けるのがセオリーですが そのとき母は精神的に正常ではなかったため全部の財産を自分名義にすると言ったのです 私は当時結婚してましたからそれでも良いと思って母の名義にしてあげたのですが 今の銀行は1千万までが限度額ですよね それを超える分を現金化して他の銀行へ持っていくことが私はとても嫌だったのです 危険ですから それでその当時の支店長と母と私とで相談して 超えた分は私の名義にするけれども母のものだから好きなように使っていいからねと言って 私はずっと母の金庫に預金通帳を入れたままにしていたのです 中を見てくだされば分かります 一度も出し入れしていませんから」
「そうでしたか・・」
それで 又社長は うなりだしてしまった
「それは何か記帳されてますか?例えば謄本(土地)とかに現金は全部母のものとし 名義は娘のものだが母のものだとか」
「そういう覚えはありません」
「司法書士をそのときお使いになりましたか?」
「ええ 使いましたが 何ですか?あの隠し子がいないかどうか戸籍をどんどんさかのぼって探していくやつありますよね あれだけです ですから 実際に法務局 税務署 銀行へ行ったのは私と母のみです」
社長は 長い間 うなっていた
私はもしかしたらと思って聞いてみた
「ひょっとして 私がこの私名義の通帳を社長さんに知らせてしまったことで 社長さんは悩んでいらっしゃるのですね? 聞いてしまったからには母の財産として記入しなければいけませんものね?」
「おっしゃるとおりです・・ 私は嘘がつけない人間で というか司法書士は嘘をついてはいけない もし あなたがその通帳を黙っていてくれたなら私はこの仕事を引き受けたでしょう」
「すみません 私も言っていいものか悩んだのですが 嘘が大嫌いなもので・・ご迷惑おかけしました」
「いえ 言ってくれて嬉しかったです 普通皆さん言いませんもの ありがとうございます」
「じゃあ 私はどうしたらいいでしょうね・・ 社長さんは嘘がつけないから母の財産として記入しますよね そして生前贈与もだめ 私の身体が治らなかったら私は生活保護を受ければいいですか?」
「いや こうしましょう 私はこの仕事を引き受けません あなたご自身で申請してください その代わり その実際はお母さんの通帳のあなた名義のものは書かず お父さんからの遺産として受け取ってあげてください」
何だか 泣けてきた
私は 単に現金を持ち歩きたくなかっただけで自分の名義で通帳を作ったのだが ひょっとして亡き父がこうなることを分かっていて私にそうさせたのかもしれないと・・
「分かりました;;本当はそんな知恵を私に授けることすらいけない行為かもしれないのに こうやってご相談に乗っていただき 私が今後も生活できる方法を教えてくれましたことに感謝します;; 父の遺産は贅沢を決してせず必要なものだけに使っていきます;;」
「是非 そうしてあげてください」
私は泣いてしまった;;
その後も 申請書で私がへんなことを書いてる部分をこう治すようにとか 市川でやられるより横須賀でやったほうがいいだろうとも教えてくれました(今は住所がある場所ではなく入院している場所でやることが多いようです)そして一度では絶対すまないこと 何度も郵便でやりとりして不明な部分を明確にしていく作業が今後待っていること 又担当書記官によってはあっさり通してくれる人もいれば こと細かに追求してくる人もいるので良い人にあたるといいですね と言ってくれた

結局1時間半近く相談に乗ってくれた
私はもちろん相談料を払うつもりでいた それが司法書士のお仕事だから
でも社長さんは 頑固なほど受け取ってくれなかった
「お願いですから 基本料金だけでも受け取ってください;;」
本当にお願いしたが「いえ いいんです お力になれずにすみません」と答えた

本当にいい人だった
まれにみるくらい珍しくいい人だった
私は「母は胃婁の手術をしました もうあまり長くないと思っています そのときはその手続きを是非お頼みしますね」
「ありがとうございます」

そして私は帰路にたった
私によく似ていた
困っている人をほっとけないタイプ
そして 嘘が大嫌いな性格

私は昨日首になっても 生前贈与さえ受けられればなんとか生活できると思っていたが
そのあてがはずれてしまって ショックだったし
本当は母のお金なのに今後それを使っていくことも 母を裏切っているようで嫌だった
いい人だっただけに 私が言ってしまった一言で お互い利益を生まない結果になってしまったことも悔やまれた

母が相続したお金のほんの一部分だけど2.3年くらいは無職でもなんとかなるだろう
それだけあれば 身体も治ると思うし 働きにでれば遺産に手をつけることも少なくなるだろう

でもね なんか もう 疲れたし 落ち込んでいる 理由は分からない
安定剤を飲もうというところまではいってない

多分 その闇の業者に頼めばすんなり生前贈与も頼めるのだろうけれど
社長さんが「他の司法書士に頼んでも絶対断られますよ」と言っていただけに
そんな悪徳業者と手を組むのは断じてしない

お父さん 大切に使うからね 許してね;;





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Last updated  2008年09月09日 22時28分35秒


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