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震災の影響で当初スケジュールを大幅に変更し開催されたLFJ2011が終了。早々に公式結果発表が出たので、これまでの比較表に追加。年 回期間テーマ来場者数 フォーラム 全体チケット 販売数 有料/無料 公演数2005年 第1回4/29 -5/1ベートーヴェン と仲間たち306千人 324千人109千枚120/209 2006年 第2回5/3 -5/6モーツァルトと 仲間たち490千人 695千人160千枚145/377 2007年 第3回5/2 -5/6民族の ハーモニー660千人 1,060千人200千枚181/4732008年 第4回 5/2 -5/6シューベルトと ウィーン640千人 1,004千人182千枚221/5292009年 第5回5/3 -5/5バッハと ヨーロッパ411千人 711千人137千枚168/4192010年 第6回5/2 -5/4ショパンの 宇宙420千人 808千人141千枚175/3582011年 第7回5/3 -5/5とどけ!音楽の力 広がれ!音楽の輪 タイタンたち146千人 ・・・・人45千枚90/175 来場者数は今回東京国際フォーラム館内分しか掲載されていないが、5/3に参加した印象通りに昨年の1/3の結果。有料公演数が半分だが、有料チケット販売数が1/3以下で、5,000人収容のホールAが使えなかった影響がそのまま出ている。 地下展示場での企業ブースやグッズ売り場もなく、有料コンサートでの1枚もののプログラムも無し。また生放送は5/4NHK-FMのみでTV録画も無かったようで。 規模縮小で少々寂しい印象も受けたが、直前の余震や福島原発レベル7引き上げの混乱の中で開催は、主催関係者は寝る暇無く、さぞ大変だったと想像される。 当初予定コンサート中止分の払い戻しの手数料対応で不満も出ているようだが、特定記録郵便で送り郵便振替での支払いと手間がかかるが手数料含んだ返金手段を設けたことも評価したい。 とにもかくにも来年も続くとのことで、公式ブログではルネ・マルタンから「ロシアをテーマ」との話しも出たようで。チャイコ、ラフマニノフ、プロコフィエフの協奏曲やロシア5人組もいるし楽しみだ。 ただ合唱関係となるとロシア民謡やダッタン人、森の歌程度しか思い浮かばず、はたしてコルボ&ローザンヌは来るのか?ボーチェス8は? またあれこれ思い浮かべて楽しんで待ちたい。End
2011.05.08
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鑑賞日:2011年5月3日(火)18:30開演入場料:¥2,000 (D列)ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2011D-15fヴォーチェス8会場:東京国際フォーラム・ホールD7曲目:ブラームス:われらの父は汝に望む(「祭典と記念の格言」 op.109 より 第1番)ブラームス:気高き神はいずこ(「祭典と記念の格言」 op.109 より 第3番)ブラームス:なにゆえに、光が悩み苦しむ人に与えられたのか(「2つのモテット」 op.74 より 第1番)レーガー:アニュス・デイ(「8つの宗教的小品」 op.138 より 第6番)レーガー:われらみな唯一なる神を信ず(「8つの宗教的小品」 op.138 より 第8番)ブルックナー:モテット「この場所は神が作り給う」WAB23ブルックナー:モテット「正しい者の口は知恵を語り」WAB30ブラームス:強き盾にて武装する人、その城を守らば(「祭典と記念の格言」 op.109 より 第2番)アンコールブラームスの子守唄トットロ感想: ヴォーチェス8は初めて聞く名前で、女性2名、男性6名のイギリス出身。ウェストミンスター寺院聖歌隊出身者により結成され、ゴリツィア国際合唱コンクール優勝とのこと。イギリスのア・カペラグループとしては、キングズシンガーズが有名だが、あちらは男声合唱でカウンターテナーが最高音部を歌うのだが、女性が入るとどうなるか興味を持って聞いた。 こちらはドイツ語、ラテン語の歌のため1枚紙の訳詞が配られた。 舞台上のライトがついて8人登場するが、背の高さがバラバラ。ブラームス2曲を続けて演奏するがアカペラなのにダイナミックが大きい。カウンターテナーの欠点は音量が出ないため弱音主体となってしまうのだが、女性が歌うため迫力有る音量が出せる。その分バランスが少し取れていない部分も感じられたが、8人とは思えない大きな声量が会場中に響きわたり、これまでの宗教曲とは違った印象を持てた。 特に背に高いバス男性の声が素晴らしく、全体を支えていた。女性2人も音域が広く、上下入れ替わって歌っていた。 曲の間のMCはメンバー自身がローマ字を書いた紙を読んで日本語で紹介し、サービス精神も旺盛。 アンコールは打って変わって、ブラームスの子守唄を編曲し、各楽器を声で表現。マンハッタントランスファーのクラシック版か。マイクを使わずに、肉声のみでバランスを取って演奏するのはかなり難しいはず。 もう1曲は「となりのトトロ」から「トトロのテーマ」の『トットロ』を繰り返し歌うのだが、今度はヴォイスパーカッションまで入り楽しく、会場からは手拍子と、『トットロ』の大合唱となり大盛り上がりとなった。マイクを使わないでのボイスパーカッションもかなり難しいはずだが、バランス良く演奏できていた。 音楽の根源である声を使った演奏も色々なアプローチがあり、現代でも変化して行くことを改めて認識できた、サービス一杯の楽しい演奏だった。 ぜひ来年も来てもらい、生の演奏を聞きたい。End
2011.05.03
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3月震災後にフレンズの先行発売でチケットを確保したが、4月中旬の余震や福島原発のレベル7発表で4/15突然全てご破算。出演者、ホールを縮小して4/22プログラム発表、再度チケット発売となりフレンズ先行発売でクリックしたはずが、抽選日に未登録状態と判明。 コルボ&ローザンヌも来ないし今年はやめようかと思ったが、一般販売初日4/27昼休みにチケット無事確保出来たので、今年も参加することに。 LFJ2011本公演初日5/3小雨模様の中、山の神と東京国際フォーラムまで出かけた。 まずガラス棟に入ると、いつもの大きなイラストの垂れ幕が全くない。 地下展示ホールには、無料コンサートの舞台と椅子のみで、企業ブースやグッズ売り場、スナック販売所も無し。 ネオ屋台でイタリア飯を購入し、椅子には座れなかったが、キオスク側の立ちテーブルで食べることが出来、お客は例年の1/3程度の印象。 地上広場とロビーギャラリーで種類が少ない中からグッズと記念CDを購入。地上広場での大モニターではコルボ&ローザンヌのドイツレクイエムの映像が少し流れたが、本家フランス・ナントのものか。 今回有料公演での合唱団演目は無く、唯一の声楽アンサンブルであるヴォーチェス8とオケ演目として時間が近い金聖響・兵庫芸術文化センター管弦楽団の2公演を鑑賞した。鑑賞日:2011年5月3日(火)16:45開演入場料:¥3,000 1階(7列)ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2011C-144 指揮:金聖響管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団ブルックナー作曲交響曲4番 変ホ長調「ロマンティック」会場:東京国際フォーラム・ホールC感想: 公演20分前に入場したが、まだリハーサル中とのことで10分ほど2階ロビーで待たされたが、これはLFJではいつものこと。ただ1枚紙のプログラムは今回無しとのことで、曲紹介や演奏者はどうせWebで検索すれば直ぐ出てくるのでまあ良いか。 兵庫芸術文化センターは阪神・淡路大震災からの文化復興のシンボルとして設立され、オペラ上演出来るホールを持ち、芸術監督佐渡裕のオーディジョンで選ばれた若手演奏家が兵庫芸術文化センター管弦楽団となっている。 コンマスはどこかで見た風貌だなと思ったが、Webで調べたところ、先日の新国立「ばらの騎士」でもコンマスを務めた新日フィルの崔文洙だった。 金聖響のタクトが振り下ろされると、美しい弦の響きが聞こえ上手い。大音量の管も乱れることなく、迫力がある。弱音の所では少しずれを感じたが、ブルックナーの美しいメロディーが奏でられ、第4楽章のラスト第1主題では大きな盛り上がりを感じられた。 強弱、メリハリが明確に演奏できており、兵庫芸術文化センターでのオペラ公演が売り切れる理由が判った気がした。新国立劇場も専用の管弦楽を持てればと思った次第。 アンコールは無く、続いてホールDへ。Continue
2011.05.03
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