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2025.01.23
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カテゴリ: カテゴリ未分類

伴大納言絵詞は信貴山絵巻「山崎の長者」の巻、
同様、

人々の生々しい表情や動きのあるポーズ、60人
~100人もの集団を

それぞれ個性的に描いてある秀逸な筆遣いに驚か
されます。

これは朱雀門の奥、応天門の大火事を採り上げた
作品ですが、

宇治拾遺物語 』、平康頼の『 宝物集 』にも採り
上げられ、

またわたし達に馴染み深い鴨長明(当時25歳)
も『 方丈記 』に綴っています。

この大火事は翌年七条に面してあった「次郎焼亡」
に対して「太郎焼亡」と呼ばれ、

応天門附近から神泉苑、五條通まで燃えつくした
大火の下手人は一体誰なのかが論点。

百人一首の


          ただ有明の月ぞ残れる
でお馴染みの

藤原実定(後徳大寺左大臣)や関白基房、内大臣
平重盛といったお歴々の屋敷も焼け落ちました。

事件は伴大納言がかねて不和であった左大臣源信
らが放火したと清和天皇に讒言しましたが、

基房の諌めによって無罪とされ、逆に舎弟クラス
らの噂から真相が明らかになり

大納言らが島流しになった一連の物語を描いた絵
巻です。

前年には六条上皇が崩御、平清盛が勢力を増し、
鹿ケ谷の陰謀で

藤原成親・成経・師光らを捕らえ、俊寛が島に流
された年でもあります。

絵巻では主人公の伴大納言の姿が一度も登場しな
いという謎を含んでいます。

どんな時代になっても権力闘争は真実が見えにく
いものですねぇ。





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Last updated  2025.01.23 08:42:44
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