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12日目 10/17 マナウス~サンパウロいよいよ今日でアマゾン最終日。サンパウロへの移動日である。ホテルで朝食。バイキングで、味噌汁、白米の日本食もあるが、味噌汁はまぁまぁ。白米はベッチャベチャで食えたものではなかった。ヒカルドンさんに案内していただき、まずはマナウスの市場へ。この市場見学がわたしは大好き。世界中の市場を見るのが趣味なのである。市場にモノが豊富な場所はたいてい豊かなのである。市場周辺の古い建物を見学。ポルトガル植民地時代にできたらしい。こういった古い建物には必ず半地下の天井の低い部屋がある。そこは奴隷を閉じ込めておく部屋だったらしい。市場に到着。まずはアマゾン流域最大の魚市場へ!あらゆるアマゾンの魚が揃う。活気あふれるマナウスの魚市場の内部。とても広い。ツクナレ。アマゾンのおいしい魚3トップのひとつである。これまた3トップのひとつアマゾンの魚の王様ピラルクー。やっぱり身がキレイ。もしかしたらサンミゲル産かも?ピラルクーの塩漬けロール。氷漬けできない地方ではピラルクーが獲れると塩漬けにして保存するという。プレコのブツ切り。タマゴが残してある。サンミゲル村でも食べたが、このタマゴはとても濃厚な黄身の味がする。オスカー?ナマズ。シルバーアロワナ。あんまりおいしくないらしい。昨日食べたパクー。脂が乗ってておいしかった。乾物屋さん。魚粉や干しエビなど。魚市場の隣は野菜市場。市場と市場の間にある食堂。基本的に食材は市場の余り物だとか??さらに果物市場へ。アマゾンフルーツ3トップのひとつのスイカ。これまたアマゾンフルーツ3トップのひとつのバナナ。当然だが、痛んだものは安い。芸術的なまでにキレイにトラックに詰まれたバナナ。昨日行ったジャングルのバナナもあるかも。アマゾンフルーツ3トップの最後のひとつパイナップル。つづく。
2007.10.31

コリドラスに別れを告げ、もと来た道をひた走る。ダートを抜け、アマゾン一本道に戻る。プレジデントフィゲイレドの街で休憩。量り売りのアイスを食べる。一本道に戻ると検問所がある。街の出入り口にはこういう検問所があるらしい。特になんのチェックもなくそのままスルー。アップダウンの続く一本道を二時間ほど走り、マナウスの街の入り口に到着。マナウスへようこそ。という意味の看板が頭上にかかっている。マナウスの検問所はでかい。大々的に検問をやることがたまにあるらしい。K2の事務所に着くと、「一日一回の何か」が今日もこちらで起きていた。事務所のパソコンが前触れもなく突然爆発した!とのこと。今日は雷は鳴っておらず、コンセントの電気の電圧が突然変わったのが原因らしい。電気会社に問い合わせると『今後このようなことがないようがんばります。』というわけのわからん返事が来たとか。日本だったら責任問題である。ブラジルは誰も責任取ってくれない。わたしたちがツアーでアマゾンに来てから、出荷した魚が戻ってきてしまったり、雷でポンプが壊れたり、パソコンが爆発したりと災難続きで本当に気の毒である。居た堪れない気持ちでいっぱい。マナウス市内のホテルにチェックイン。相変わらずエレベーターの階数表示がよくわからない。SLがフロントがある1階でPが2階、1が実は3階で・・・あ゛ーーーわけわからん!!ホテルで休憩後、アマゾン打ち上げ食事会。今日は魚料理屋。このお店、前回来たときのマナウス初日と今回のマナウス初日の過去二回来たが、二回とも定休日でお休みだったが、今日は開店していた。ヒカルドンさんオススメの店なので食事できてうれしい。まさに三度目の正直である。このお店、バナナの葉で包んで焼いた魚が名物。パクー。見た目はピラニアに似ている。脂が乗っててとてもおいしい。本日一番のお気に入り。これはなんだっけ(汗)これもうまかった。メインのタンバッキー半身の包み焼き。でかい。今日でアマゾンの魚料理ともお別れである。こればかりは日本ではなかなか食べられないので食いまくってしまった。うーん。やっぱり魚料理はいい。今回のツアーでは、ピラルクー、タンバッキー、プレコ、ツクナレ・・・といろんな種類の魚をいろんな食べ方で食べることができて本当に良かった。腹いっぱいになったところでもう一軒飲みに行く。マナウス最後の夜は久しぶりに遅くまで起きていたのであった。
2007.10.31

コリドラス第2ポイントに向け出発。ジャングルの一本道をひた走る。この道はこのまままっすぐ2000キロ。ブラジルの隣国ヴェネズエラまで続いているそうである。ところどころアスファルト舗装に穴が開いて土が吹き出している。アマゾンの舗装道路の厚さはドイツのアウトバーンの1/13の厚さだそうである。いくら薄くても舗装の厚さでは自慢にならない。暑い国なのになぜアスファルト舗装なのだろうか。東南アジアとかだとたいていコンクリート舗装なのだが・・・スキーのジャンプ台?いえ、ジャングルの一本道です。ところどころにあるイガラッペには橋が架かっている。たまに写真のような看板も。イガラッペの文字を見ただけでわくわくする。ジャングル一本道路からダートに侵入。ほとんど穴は開いてないのでヘタな舗装道路より快適。ただ、起伏が激しいので雨が降ったら登れないかも。膨らんでいる電柱は実はシロアリの巣。ところどころにある。ダートを走ること1時間弱。あれ?こんな場所だったけ?迷ったかな?とか話ながらもついに2年前にも来た第2ポイントに到着!見た目はまったく変わっていないが・・・このポイント、道路のすぐそばでクルマから降りたら即コリドラスが見れるのが実にすばらしい。ちょうど橋で堰き止められた形で浅いところは水深10センチほど、深いところは1メーターぐらいある。底はリオネグロサンド。まさに理想的なポイントだ。ここでヒカルドンさんお手製のサンドイッチをいただく。おいしくて何度もおかわりをいただいた。水辺では色とりどりの蝶が歓迎してくれた。上流部には前回はなかった水草が!ニムファ系が多い。このポイントは民家のすぐ横。我々が泳いでいるすぐ横で民家の洗濯場では子供が洗い物のお手伝い。アマゾンではちゃんとお手伝いする子供が多い。子供が不思議そうに水中観察中の我々を眺める。水中観察を始める。うわっ!コリドラスがいっぱい!しかも前回より数も多いし、サイズも大きい!ツアーの予定変更による偶然とはいえ、同じポイントに2年ぶりに来ることができてとても幸せだ。しかも環境が変わっておらず、逆にコリの数もサイズも良くなっていたのがうれしい。セミロングノーズ・ニュースーパーポタロエンシスの採取に成功!お約束の手に乗せて観察。やっぱり太陽光で見る現地のコリの輝きは違う。観察ケースに入れて観察。キレイなコリです。前回は見つけることができなかった真性ロングノーズも捕獲成功!!もちろんショートもいます。ひたすら泳ぎまくり、水中観察を続ける。丸太の一本橋の下が流木が詰まって急流状態になっていた。ここで潜ってみるとプレコ発見!ブッシープレコだ。これ前回はいなかった。動画で撮影成功!他にも真っ黒なロリカリアや真っ白なロリカリアも発見!ロングノーズのコリも急流が好きらしく、このあたりにいっぱいいる。水温を測定。ここもかなり冷たく感じたが、25.9度。あっという間に時間が過ぎ、マナウスに戻ることになった。フィールド観察はこれにて終了。余った食材や、不要となった網やプラケなどを子供にプレゼント『アミもらっちゃったー!!』と大喜びで自宅に帰っていく。これをきっかけに将来は熱帯魚漁師にでもなってくれたらうれしいなぁ。帰り道、前回来た時にニュースーパーポタロがいっぱいいたポイントに寄ってみる。相変わらず流量豊富なイガラッペのままであったが、コリの姿はまったく見えない。前回来た時は倒木が堰き止めるような形になったいたが、現在は倒木がなくなり、普通に流れるイガラッペになっていた。同じ場所でもこういったちょっとした条件の違いで、コリがいなくなってしまうのである。コリドラスがいる場所=イガラッペが堰き止められ、少し深くなって流れが緩やかに場所。という条件が必要なのではないかと今回のツアーで気づいたのであった。つづく。
2007.10.30

10日目 10/16 プレジデントフィゲイレド~マナウスアマゾンツアーもいよいよ終盤。フィールドに出るのは今日が最後である。ホテルでいつものブラジル朝定食をいただく。朝食後、ホテルのプールサイドに出ると、一匹の犬が走り寄ってきてわたしのそばから離れようとしない。「アレ?この犬見覚えがあるぞ。」そう、2年前に来た時もこの犬と同じ犬が同じこの場所で走り寄ってきた。デジャブのようななんとも不思議な感覚に陥る。うちで飼ってた愛犬ラッキーに良く似ている。もしかしたらラッキーの生まれ変わりなのかもしれない。『よう!また逢ったね。』と挨拶に来てくれたのかな。2年前に撮影した写真。やっぱり同じ犬だ。食事後ホテルを出発。第1のコリドラスポイントに向かう。ジャングルの中の一本道を北上する。マナウスからプレジデントフィゲイレドまでの道は良かったが、プレジデントフィゲイレドから先の道は補修されておらずボッコボコである。穴ぼこを避けながらひたすら進む。途中、前回来た時に覗いたいくつかのイガラッペの横を通る。「ここには○○がいたなぁ。」と記憶が鮮明によみがえる。こういう記憶は何年経っても忘れないものだ。1時間少々で第1ポイントに到着。橋の下の民家の横のイガラッペである。前回来た時初めてコリドラスを見たポイントでもある。ヒカルドンさんが民家に挨拶する。「家の横の川のコリドラス見てもいいですか。」『いーよ。』前回このポイントでは減水しすぎていて、かなり下流まで行かないとコリを見ることができなかったが、今回は前回よりはかなり水がある。どうだろうか。イガラッペを覗いてみると水深は20センチほど。底は石混じりの砂。前回は生えてなかった水草が今回は結構生えている。水はとても冷たい。相変わらずカラシンやシクリッドがいっぱいいるのはわかる。コリドラスは・・・うわ!いっぱいいるじゃないですか!前回はこのポイントでは下流でほんの数匹しか見ることができなかったのだが、今回は少なくとも100匹は目の前にいる!!さっそく採集体験に入る。網を構えて、手や棒でゆっくり追い込んでいく。獲れました!コリドラス・メラニスチウス。お約束の手のひらで観察。うーん。やっぱりキレイだなぁ。網が小さいので一度で何匹も獲れない。数回繰り返して10匹ほど獲る。観察ケースに入れてミニアクアリウム完成!ここのメラニスは獲ってもお金にならないので、現在はほとんど誰も採集していないそうである。でも、十分キレイなコリだと思う。私は好きですよ。この手のコリ。「外道」のダータテトラはいくらでも獲れる。どんくさいのかな?水質調査をしてみる。体感温度はかなり冷たいが、水温25度ちょうど、pH5.5、TDSゼロ。今日は夕方にはマナウスに戻らなければならないので足早に次のポイントに向けて移動を開始!続く
2007.10.29

腹いっぱいで空港に着くと、マナウス行きの飛行機はまだ飛んできていなかった。このマナウス行きの飛行機、サンルイスからレシフェ、ベレンと各地を経由して飛んでくるので途中の遅れが重なって結果的にどんどん遅れるらしい。新しい出発時間は14:27と表示されている。ブラジルの飛行機って平気で遅れるクセに一分単位で出発時間を設定してくるのは意味がよくわからない。セキュリティチェックを受ける。前回は来たときは一人一人係員が荷物の中を確認していたが、今回はX線装置が設置されていた。二つ、三つ遅れている便があるらしく、狭い待合室は満員。結局30分ほど待ってマナウス行きの飛行機がやってきた。降りたときと同じように歩いて飛行機まで行く。サンタレンを離陸。窓の外を見ていたらタパジョス川が見える。あの岬は・・・一昨日、船で行った岬だ!一昨日行ったところを飛行機で上空から見ることができるとはラッキーだ。さらに昨日行ったアルテードションの上空を通過する大サービス。湖の右奥が最初に行ったポイント。タパジョス川を越え、景色は一面のジャングルとなった。それにしてもサンタレンパートはいろいろあったなぁ。またここに来ることはあるのかなぁ。飛行機はアマゾン川に沿って順調に飛行中。アマゾン川の色が二色に分かれてきた。マナウスは近い。飛行機は一旦マナウスの上空を通過。ネグロ川を渡り、マナウスとは対岸で旋回を始めた。アナウンスが入るが、ポルトガル語なのでよくわからない。どうやらなんらかの理由で着陸できず、旋回して待機しているようである。グルグルと旋回しているうちに着陸できない理由がわかった。マナウスの市街が雨雲ですっぽりと覆われている。かなりの大雨なのだろう。三周ほど旋回したところで、飛行機はマナウスに向かった。着陸するらしい。マナウスの空港の手前、ちょうどK2の事務所が見えそうなあたりから外は大雨になり、窓の外が真っ白になる。機体が激しく揺れる。着陸寸前、機体が沈み込んだのがわかる。ダウンバーストか?そう言えば、ここ数日一日一回何かあるのに今日はまだ何も起きていない。ひょっとして一番シャレにならない『墜落』か?ちょっと前にサンパウロで着陸に失敗してビルに突っ込んだのもこんな大雨が原因だったし・・・とマヂで不安になる。車輪が地面に着いた。ものすごい水しぶきをあげている。機体が右へ左へスリップしているのがわかる。B737の小型機なのになかなか止まらない。だいじょうぶなのか?滑走路の端まで行ってようやく止まった。なんとか無事着いたのだ。今まで100回以上飛行機に乗っているが、1、2位を争うぐらい今回は怖かった。飛行機から降りると、われわれの荷物はすぐ出てきたのだが、釣竿が出てこない。結局最後まで出てこなくて係員に尋ねる。別の場所に置いてあったらしい。ヒカルドンさんが空港に迎えに来てくれていた。一旦K2の事務所へ向かう。「一日一回の何か」はK2の事務所で起きていた。落雷により、ストック場のポンプが壊れたそうだ。マナウスではしょっちゅう落雷で電気製品が壊れるらしい。K2の事務所で休憩後、クルマでプレジデントフィゲイレドへ向かう。プレジデントフィゲイレドはマナウスからジャングルの中の一本道で繋がっている、クルマで2時間ほどの場所にある小さな街である。付近には滝がいくつかあり、週末はマナウスからの滝見物、水浴びの人で賑わうという。前回、かなりのガタガタ道だった記憶があり、今回は夜間の移動でちょっと怖かったのだが、だいぶ道が補修されていてその心配は必要なかった。プレジデントフィゲイレドに到着。前回と同じくカエルのお宿に泊まる。相変わらず看板はケロケロケロッピのパクリだ。食事は前回ピラルクがおいしかった店へ。店に着くと電器はついているのだが、誰もいない。しばらく待つと人がやってきた。「ご飯食べるなら店を開く。」と言う。今日はピラルクはないらしい。まずはおつまみでポテトフライをもらう。これはジャガイモではなくマンジョーカイモのフライ。サクサクでなかなかおいしい。メインはタンバッキーのスープ。身はとろーんとしていてなかなかおいしい。四人なのにこのでっかいスープが二つも出てきてしまい、とても食べきれない。ホテルに戻り、今日は四人部屋で寝る。明日は二年前に逢ったコリとの再会だ!
2007.10.29

9日目 10/15 サンタレン~マナウス~プレジデント フィゲイレド今日は移動日。本来は明日、マナウスに戻る予定であったが、オビドス行きが中止になったので今日の昼、マナウスに戻り、陸路でマナウス近郊のコリポイント・プレジデント フィゲイレドに行くことになった。飛行機に乗るまでは時間があるので、サンタレンの街中のお土産屋へ。ブラジルには驚くほどお土産屋が少ないのでこのお土産屋は貴重である。宝石からアマゾンの動物をモチーフにした各種置物までいろいろと揃っている。プレコの剥製や吹き矢などを購入した。ここで2年前の前回のツアーのときにお世話になったシダカさんがシルビオさんとの打ち合わせのためやってきた。2年ぶりの再会である。シダカさんも覚えていてくれたらしく、ガッチり握手。まだ時間があるのでタパジョス川沿いの博物館へ。この建物は100年ぐらい前に建てられたそうで市庁舎だったり刑務所だったり裁判所だったりいろいろと使われたそうである。1925年、サンタレン市庁舎だったころの石碑。中に入ると、案内係の女性がいていろいろ説明しながら案内をしてくれた。びっくりしたのは奴隷関係の展示。足かせ、お仕置きグッズなど実際に使われたものが展示されている。逃げ出して捕まったときの罰とのこと。どこの国へ行っても欧米人が通った歴史の影には必ず奴隷という犠牲がつきまとっているんだなぁ。と思う。地元のインディオが作ったという土器案内の女性にシルビオさんが『あなたポルトガル語がお上手ですねぇ。』と言われたらしい。「うん。ぼくブラジル人だから。」とシルビオさんが答えて大爆笑になったのであった。いったんホテルに戻り、荷造りの後、サンタレンの空港へ。サンタレンでずっと世話になったタクシーの運転手とはここでお別れ。追突はされたけど、毎日いつでも電話一本で感じよく来てくれてとっても良くしてくれました。おっちゃん。ありがとう。荷物を運んでくれたロロさんともここでお別れ。握手をして別れる。空港の中に入ると、お客でごったがえしている。シルビオさんにチェックインの手続きをしてもらう。すると、今の時点で2時間ほど遅れているそうである。そういえばこの旅行、最初の成田を出発するとき以外、すべて飛行機が遅れている。空港でこのまま待つのも時間がもったいない。ということで一旦サンタレンの街に戻り、シュラスコを食べることになった。タクシーを拾ってシュラスコ屋へ。ところが、このタクシー、片側のサスペンションがまったく効いてない。地面の振動がダイレクトが伝わってくる。シュラスコ屋の前に着くと、やってるのかやってないのかよくわからない。子供に聞いたら「やってるよ。」と言うので店内に入る。雑居ビルの屋上がシュラスコ屋なのであった。眺めが良く、拭きぬける風も心地良い。厨房に入れてもらい、肉を焼いているところを見せてもらう。なるほど。炭の置き火で遠火で焼くわけですな。大変参考になりました。日本に帰ったらマネしてみます。席に戻るとシュラスコスタート!あとは肉のワンコソバ状態!!出てくる肉はどれもこれもホントうまい!この内容で初日の「瞳」のオムライスよりぜんぜん安い上に注文してすぐ出てくる。というのだからこの国はどこか間違っている。(笑)やはりブラジルは肉かアマゾンの魚を食べるのが大正解だ!このシュラスコ屋はとにかく肉の種類が豊富。写真はほんの一部。10種類以上の肉が出てきた。牛タンまで出てきたのにはびっくり。ブラジルでも牛タン食べるんですね。食べてみたかったクッピン(コブ牛のコブの部分。)が食べられて幸せ。味はテールシチューみたいなゼラチンいっぱいの感じ。後から調べたら一旦煮てあるらしい。シメは焼きパイナップル。シナモンが振ってあっておいしい。これも日本でパクろう。っと。(笑)じゃんじゃん次の肉を持ってくるので、さらにはどんどん肉が溜まっていく。さすがにこの辺でギブアップ。もうこれ以上は食えない。腹いっぱいになって、ふと気づく。そういや飛行機には間に合うのだろうか・・・ブラジルに来て一週間ほど過ぎ、わたしはすっかりブラジル感覚にマヒしていた。「腹いっぱいだし、もうどうでもいいか。まぁ飛んでっちゃってもなんとかなるんじゃない?」そんな日本じゃ絶対考えないようなことをこのときは思っていた。逆に、我々を待っていたタクシーの運転手がシビレを切らしてやってきた。「あんたら、そろそろ空港行かないと、いい加減飛行機に間に合わないぜ。」らしきことを言っている。ふとみな我に返り、重たい腹を抱えながらサスの効かないタクシーに乗り込み、ガタガタと空港に向かったのであった。続く。
2007.10.28

8日目 10/14 サンタレン~アルテードション~サンタレン今日は昨日の話どおりゆっくり起きる。アマゾンに来てから毎日5時起きだったのでひさしぶりにゆっくりできてよかった。ホテルで朝食をいただく。今日はゆっくりなので全品ちゃんと揃っている。ここのパンは焼きたてでなかなかおいしい。昨夜まとまった変更案では今日の昼、マナウスに移動する予定だ。ところが、昨夜チケットの変更にシルビオさんが空港まで行ってくれたのだが、今日のマナウス行きの飛行機が残り2席しか空いておらず、明日マナウスに行くことに再度変更したとのこと。今日は、WBSABBYのサンタレンストック場の見学とアルテードションに行くことに再度予定変更となった。食事後、タクシーでサンタレンの街中のストック場へ。到着すると、ちょうと現地スタッフが水替えの真っ最中であった。見たことある人だなぁと思っていたら、前回のツアーでお世話になったシダカさんの弟で運転超荒いロロさんだった。懐かしい。このストック場はディスカスが中心。他にシクリッド少々。コリドラスやカラシンはいなかった。WBSABBYやK2のディスカスの特色として徹底した産地管理があげられる。このストック場でも白い箱ごとにINANUとかC(クリペア)とか産地ごとのシールが貼られ、別の産地のディスカスが混ざらぬよう厳重に管理されている。WBSABBYやK2のディスカスが世界でブランド化されているのがよくわかる。ストック場の見学の後、タクシーでアルテードションに向かう。アルテードションはサンタレンからクルマで1時間ほどのところにあるタパジョス川に繋がる湖で、湖畔はアマゾンでは数少ないリゾート地である。ボートの準備ができるまで湖畔のホテルのプールサイドでビールを飲み、リゾート気分に浸る。ボートの準備ができ、出航。前回のツアーのときもここには来たが、減水しすぎていてあまり魚を見ることができなかった。今日はだいじょうぶだろうか・・・風が強く、しぶきがいっぱいかかる。前回来た時に訪れたマナティがいた、という浜辺を過ぎ、湖の奥へ。細い立ち木がいっぱい。ここはイガラッペの流れ込みらしい。水中眼鏡をつけて潜る。だいぶドロが深く、膝までズブズブと潜ってしまう。水草が生えていて、カラシンやシクリッドがいっぱい。シクリッドはチェッカーボードが多い。アピストのアガシジィの10匹ぐらいのファミリーもいた。前回のツアーではほとんど水草を見ることができなかったが、今回は種類は少ないものの、水草が結構生えている。ヘアーグラスの一種だろうか。ニムファの仲間も結構生えている。サンタレンドワーフニムファかタパジョスドワーフニムファか。このポイントでも十分おもしろいのだが、ドロが深く、透明度もイマイチのため、別のポイントを探すことにする。記憶を頼りに前回訪れた湖の反対側の奥のイガラッペへ向かう。このボートエンジンが小さく、スピードが出ない。結局1時間ほどかかって到着。水量豊富で流れもかなりあり、透明度も高い。なかなかいい感じのイガラッペだ!さっそく水中メガネをつけて上流に向けて泳ぎだす。ここもカラシンやシクリッドでいっぱい。それだけでなく、20センチを超える中型魚もいっぱいいる。イエローピラニアを発見!ワイルドのピラニアを初めて見れて感激。齧られたらイヤだなぁと思ったが、ピラニアは臆病なのでピラニアの方から逃げていく。少し泳ぐとだいぶ浅くなってきて中型魚は姿を消した。その分、水草が増えてきた。潜ってみると、水草がとてもキレイ。ADAのネイチャーアクアリウムそのままの世界である。夢中で上流に向けて泳ぎ続ける。それでは、しばし天然ネイチャーアクアリウムギャラリーをご覧ください。だいぶ上流まで遡り、魚も少なくなってきたので休憩の後、引き返す。ここまでキレイな水景が見られるとは!みな大満足。予定変更も結果オーライであった。予定で行くはずだったオビドスも似たような感じでこことはディスカスが見れるか見れないかぐらいの違いだそうである。それにしてもヘアーグラスの水草水槽もいいなぁ。日本に帰ったらレイアウトに挑戦してみようかな。なんて思ったりする。アルテードションを後にし、タクシーでサンタレンに引き返す。サンタレンの街の手前で前に遅いクルマがいて10台ほどの車列になっていた。車間が詰まってきて「ちょっと危ないなぁ」と思っていた矢先、タクシーの運転手の携帯が鳴った。運転手が前方から視線を逸らした瞬間、2台前のクルマが路肩に急に止まった。対向車線にも車列が続いていたので1台前のクルマは急ブレーキ。それにまだタクシーの運転手は気づいていない。「危ない!」と我々が叫び、ようやくタクシーの運転手が気づいて急ブレーキ。ギリギリセーフで追突を免れる。「よかった~」ホっとした瞬間、後ろから『キュルキュルキュル~』というブレーキ音が!次の瞬間ドン!グシャ!玉突き状態で後続車から追突されたのであった。タクシーの運転手は道の真ん中に車を止めたまま後を見に行く。音の割にはちょっとボディが凹んだだけであった。ブラジルでは事故ったら、路肩に寄せたりせず、そのままの状態で交渉に入るのが一般的らしい。結局、後ろのクルマのドライバーは知り合いだったので後で交渉する。とかで運転再開。不幸中の幸いで我々にもケガはなかったが、びっくりした。やっぱりサンタレンパートは一日一回何かが起きるのである。ホテルに戻り、休憩ののち、食事に行く。前回、セルジオさんに連れて行ってもらったPIRACATUという魚料理屋へ。まずは前回も食べたピラルクーの一口フライを頼む。相変わらずおいしい。みんなあっという間に食べてしまい、もう一皿注文する。ブラジル名物の酸っぱ辛いソース。魚料理にはなんでも合う。これにハマる。メインのツクナレのバターソース。これが絶品。日本に帰ったら、スズキあたりでマネして作ってみようかな。食事後、ホテルに戻り、今日も爆睡。今日も一日いろいろあったが、一応五体満足無事で生きている。
2007.10.28

ピラルクー漁を目の当たりにした余韻に浸りつつ、母船に戻る。母船まで村のカヌーで送ってもらい、サンミゲール村の村長と爺さんと握手をして別れる。『また来てください。』と言われ、思わずジーンとなる。母船ペレイラネットはサンタレンに向けて錨を揚げ、サンミゲール村を後にした。昨日、今日とサンミゲール村で過ごした二日間はまさにウルルン状態だったなぁ。とつくづく思う。おしけんがぁ サンミゲール村でぇ ピラルクー漁にぃ 出合ったぁってウルルンネタはもういいか。ホントここに来て良かった。かなり癒されたひとときであった。出航してすぐ昼飯。またコックのおばちゃんがいろいろ作ってくれていた。昨日の夕食には多少劣るが、十分おいしい。特にデザートのプリンは昨日、半日ぐらいかけて一生懸命作っていたのを見ていたので期待していた。じっくり時間をかけて粉をかき混ぜ、玉子に至っては黄身の表面の膜を取り除いて入れるという丁寧さだった。食べてみると期待していた通りの味。絶品である。特に甘さ具合が日本人好みの甘さなのがすばらしい。海外のデザートはたいてい甘すぎるのだが、その辺をこのおばちゃんは理解しているのである。船はサンタレンに向けてアマゾン川を下る。アマゾン川はホント広い。これでも枝分かれしたアマゾン川の一部である。腹いっぱいになってハンモックで昼寝。起きたらサンタレンの手前まで来ていた。ちょうどアマゾン川とタパジョス川の合流点のあたり。手前の青い川がタパジョス川、奥のコーヒー牛乳色がアマゾン川。午後は砂浜につけてもらい、泳いだり昼寝したりのんびり過ごす時間ということにした。サンタレンの街を一旦通り過ぎてタパジョス川を1時間ほど遡る。最初につけた浜は風おもてで濁っていたので、風裏になる岬状に突き出した砂浜につけなおしてもらう。そこは広大な砂浜の続く岸辺であった。遠浅でなかなかいい感じである。泳いでみたらちょうど良い水温で気持ちいい。魚はあまりいないようだ。タパジョスはホント青い。アマゾンのモルディブ。と言った人もいるとか?遠く向こう側はサンタレンの街。夕方になり、サンタレンに戻ることになった。サンタレンまでの航海(航川か)、「ちょっと操縦させてくれないか」と頼んだら、船長は快く操縦席を変わってくれた。普段船に乗っているが、こういう船らしい舵輪のついた船の操縦は初めてである。舵はワイヤーで直結されているようでちょっと重い。平底船のため、舵を取ると結構横滑りする。だいぶ当て舵が必要なようだ。また、リーウェイ(風で流されること)が大きく、まっすぐ走ってはきたが、だいぶ風下側に流されていた。「ちょっと」のつもりだったのに、船長はわたしの操縦を見て「こいつならだいじょうぶだ。」と思ったのか、どっか行ってしまい、結局一人で1時間近く、サンタレンの港までわたしが操縦したのであった。アマゾンの船を操縦するというまたひとつ貴重な体験ができた。サンタレンに入港。今夜はオビドス行きの定期船に乗り、明日はオビドス近郊でディスカスの水中観察をする。オビドス行きの定期船を探し、横付けしてもらうことに。定期船を探しに行ったスタッフが戻ってきて何かを伝えている。なんとここで非常事態発生!オビドス行きの定期船がエンジントラブルを起こし、どっかで漂流しているらしい。船がいつ直るかは不明。サンタレンとオビドスは2隻の定期船で結ばれていて1隻は健在だが、運航予定が大きく変わるという。とにかく今日はオビドスに行くことはできない。予定を変更し、とりあえずサンタレンのホテルに向かうことになった。やっぱりサンタレンパートは一日一回必ず何かが起きる。船のスタッフと記念写真を撮る。すばらしいサンミゲール村まで連れて行ってくれてありがとう。ドロの中からサンダル掘り起こしてくれてありがとう。おいしいご飯をありがとう。感謝をこめてスタッフ全員と握手をして別れる。わたしたちが下船してすぐ、ペレイラネットには次の客が来ていた。サービスのいい船は口コミで自然と客が集まるという。実に納得。サンタレン初日に泊まったホテルにチェックイン。緊急対策会議が開かれる。結論として、『オビドスに行ったら、いつサンタレンに戻ってこれるかわからない。最悪帰国に間に合わない。』ということでオビドス行きは中止。『マナウス行きを繰上げ、明日マナウスに戻り、前回のツアーでコリをたくさん見ることができたマナウス近郊のプレジデンテ フィゲイレドに行く。』ということで変更案がまとまった。だいぶ時間が遅くなってしまったので街のレストランはほとんど閉まってしまったそうである。夜遅くまでやっているタパジョス川沿いのサンドイッチ・ピザ屋さんに行くことになった。週末ということもあり、川沿いには人がいっぱい。ピザ屋さんもお客でいっぱい。ということは・・・やっぱり先日の「瞳」同様長時間待たされたのであった。結局、1時間ぐらい待たされ、全員分の食事が揃った。待たされた分も加味されてか?ピザの味は良かった。食事後、街を少し歩く。この街では他の街と違って街の人からよくジロジロと見られる。日本人が珍しいのだろうか。時折「アリガトウ」とか「サヨナラ」と日本語で声をかけられる。こちらが返事をすると「お~通じたよ!!」みたいな感じで大盛り上がりしている。ちょっとした日本ブームが起きているのだろうか。ホテルに戻り、カードキーで部屋のカギを開けようとすると開かない。部屋の人数分カギはもらっていたのだが、そのうちの一枚しかカギが開かない。フロントで直してもらい、数回使うとまた使えなくなる。先日のシャワーといい、このホテル新築なのにちょっとヤバい。後から気づいたのだが、私たちが泊まっていたフロアーと食堂のある2階、フロントのある1階以外はまだ工事中だった。すべてが未完成なままなのであろう。明日はゆっくり起きましょう。という話になって2日ぶりにベッドで就寝。
2007.10.27

7日目 10/13 サンミゲール島~サンタレン蚊帳とハンモックでの就寝はトイレとの戦いでもある。「トイレ行きたいなぁ。でもハンモックと蚊帳から出るの面倒だなぁ。いいや。寝ちゃえ。」というのを繰り返し、限界に到達したところでトイレに行く。ハンモックでは良く眠れた。朝食を済ませる。船でもいつもブラジル朝定食。今日は朝から昨日見逃したピラルク漁を見る。今日こそは見ることができるのだろうか。サンミゲール島の村長ともう1人の爺さんがカヌーでやってきた。水深が浅いのでペレイラネットのボートは使わず、村のカヌーでピストン輸送するという。さすがに昨日船外機であれだけ浅瀬を走ってイヤになったのだろう。プロペラ曲げたり、泥吸い込んで船外機が壊れても困る。上陸組は2組に分けてまずは水路を通ったところで中州に一旦上陸。昨日のズボズボ事件があったのでスタッフも地面が固いところを探してカヌーをつけてくれる。地面に生えている草はみなオジギソウであった。触るとオジギをするように葉を閉じるおもしろい植物である。2組目が到着するまでしばらく待機。水際にはワニの足跡が!昨日と同じ水路を進む。昨日よりもさらに減水している。一番浅いところは水深10センチぐらい。明日にはもうここは通れないだろう。村のカヌーは長いプロペラシャフトがついているので水面ギリギリでプロペラを回して走ることができて便利。ピラルクー最前線基地に到着。岸にはウルブーがいっぱいいてピラルクーの残骸を突いている。カラスのようだが、立派に?コンドルの仲間らしい。一隻のカヌーがピラルクーを釣り上げ、意気揚々と引き上げてきた。ピラルクーを見せてもらう。なかなかデカい。今日はこれを釣り上げる瞬間を見るぞ!ピラルクーポイントの湖の隣の草原。子供たちが袋を持ってウロウロしている。なにをしているのだろう・・・聞いてみると、カメの卵を探しているそうである。袋の中にはカメのタマゴがいっぱい入っている!ちょうど産卵したばかりのカメの卵を発見したというので見せてもらう。ドロで固められたフタを開けるとカメの卵がいっぱい!ピラルクー漁見学に向けて出港。今日は10隻近くカヌーが出ているようだ。出港してまもなく、ピラルクーがかかった!と声がかかる。なんていいタイミングなんだろう。一日中かかってやっと見られるんじゃないか、もしかしたら見れないかも。と思っていたのでとてもラッキーである。ピラルクーがかかったのはなんと昨日ピラルクーをバラした青ジャージのおっちゃんであった。何気にこのおっちゃんピラルクー漁の達人だったのである。湖中の漁師全員が集まってきてサポート体制に入る。他人がかけた魚をあげる手伝いをしても本人には一銭も入らないようだが、お互い様ということなのだろう。全員で手伝う習慣になっているようだ。ピラルクーをあげるまで長い格闘が始まる。一時は草の下に潜ってしまい、もうダメかと思われたが、なんとか出てきた。昨日、サポートのモリを外した若い漁師のモリが今日は見事に決まる。刺さった瞬間、ビシっと音がして見事に手ごたえあるのが見ていても良くわかる。その後もサポートのモリが次々と決まり、結局20分ほどで弱ったピラルクーは水面に身体を横たえた。若い漁師は慎重にわれわれのカヌーにピラルクーをあげてくれた。カヌーにあげられたピラルクー。見事にモリが硬いウロコを貫通している。ついに生きているワイルドのピラルクーを目前にすることができた。20キロはあるという。それにしてもこの身体の赤さはスゴイ。実に感動的である。 若い漁師が釣り上げたタンバッキー(コロソマ)も見せてくれた。実はこの若い漁師、ピラルクーを釣り上げた青ジャージのおっちゃんの息子だそうだ。どおりで昨日、ボロクソに怒鳴られていたわけだ。偉大な達人の父を持ち、比較されて大変だろうが、立派な漁師になってほしい。青ジャージの達人が『ピラルクー解体するところも見せてあげようか?』と言ってきたので「ぜひ」と見せてもらう。解体も釣り上げた漁師本人の仕事。最前線基地に戻り、解体の準備。まずは包丁をよく研ぐ。解体した身が痛まないように木陰にピラルクーを連れて行く。引きずりながらピラルクーを移動させるのは圧巻。まずは完全に弱ったのを確認。生きたままだと暴れて包丁でケガするとのこと。皮をはぎ、骨に沿って三枚におろしていく。見事に3枚おろしされたピラルクーの身。解体したピラルクーと釣り上げた達人。自信満々の表情。ピラルクーの心臓はまだピクピクと動いていた。今日は朝から待ち時間ほぼゼロでピラルクーとの格闘、釣り上げ、解体まで見ることができた。とてもラッキーであった。最近、テレビでよく大間のマグロ漁師のドキュメンタリーを放映しているが、まさに同じノリだなぁ。と感じた。ピラルクー漁もテレビで放映したら絶対おもしろいと思う。続く
2007.10.27

サンミゲール村での食事後、ピラルクー漁を見せてもらう。一旦母船に戻って川を下り、ピラルクーのポイント付近でボートに乗り換える。ボートで水路に入っていく。すると、岸沿いの白い鳥が一斉に飛び立った!「ロートロートローート」と歌いたくなる。(古い。)水路はかなり浅い。ところどころで座礁してしまう。そのたびに降りて押してもらう。水路のところどころで漁を終えた漁師のボートとすれ違う。みな笑顔だ。座礁を繰り返しながらも30分ほどで水路の奥の島に到着。岸に上がるといきなりピラルクーの頭が転がっていた。よく見るとあたり一面、ピラルクーの残骸だらけ。ここはピラルクー漁の最前線基地なのであった。釣り上げたピラルクーはここで解体され、身だけ村に持ち帰るという。最前線基地の裏側は広大な草原。牛が放牧されている。草原の横に幅2キロ、奥行き1キロほどの湖があり、ここがピラルクーのポイントだという。ときどきガボっという音がする。これはピラルクーが空気を吸いに来たときの音。しばらく眺めていると湖のあたり一面からガボっという音が聞こえてくるのがわかる。ものすごい数のピラルクーがここにはいるようだ。午後ということもあってか、ピラルクー漁師のカヌーは3艇だけ出ていた。ピラルクーはモリで突いて獲る。言わば、つきんぼ漁である。網で獲れば一網打尽だが、それでは獲り過ぎて絶滅してしまう。ちゃんと考えられた漁法なのである。漁師は片手でモリを構え、片手でカヌーを操りながら湖を移動し、ピラルクーを探す。こんな濁った湖でいったいどうやってピラルクーにモリを命中させるのだろうか?たまたま目の前に浮いてきたピラルクーを突くのだろうか?実際にどうやってピラルクーを獲るのか?とても興味があった。ガボ!漁師のカヌーの20メーターぐらい前でピラルクが呼吸をした。すると、漁師はピューーーンとモリを遠投した。まさに陸上競技のやり投げ状態である。「ええ゛ぇ~?そんなんで命中するの??」と思ったが、ピラルクはたいてい数匹の群れで行動しているそうで一匹呼吸であがってくるとその周りに数匹はいるのでそのあたりにモリを投げれば命中するのだそうである。と、理屈ではわかってもどう見ても闇雲にモリを投げているとしか素人目には見えない。そうこうしているうちにモリが命中したらしい。ピラルクーを釣り上げる瞬間を見ることできるなんて幸運である。わくわくしながらカヌーを出してもらい、漁師を追う。ピラルクーがカヌーを引きずる。モリが命中してから弱らせ、船に引き上げるまで20分ぐらいかかるそうである。他の漁師のカヌーも寄ってきてサポート体制に入る。浅瀬に来たところで、他の漁師が水中のピラルクーめがけてモリを打つ。モリを何本も打ち込めば逃がさず確実に取り込める。ところが、他の漁師のモリがなかなか命中しない。そうこうしているうちに最初のモリがハズれ、ピラルクーは逃げてしまった。今回は最初のモリがピラルクーの尻尾に命中していたそうで、こういうケースはあげるのが難しいそうである。「このヘボども!!!」逃した魚は大きかったのか、サポートに来た漁師を怒鳴っていた。漁師もがっかり。われわれもがっかりである。日が西に傾き、今日は諦め、明日またピラルクー漁を見せてもらうことにして母船に引き上げる。アマゾンの夕日。金曜ロードショーみたい。(笑)水深20センチほどの水路を進むと、そこらじゅうでシルバーアロワナが飛び跳ねる。グリーンがかった身体に夕日が反射し、とても美しい。ここでルアーで釣りしたらトップでガボっと入れ食いなんだろうなぁ。水面スレスレに飛ぶ鳥。ものすごい運動性能。とてもかっこいい。母船に戻り、夕食。テーブルにコックのおばちゃんの力作が揃う。実にうまい。みんなガツガツ食っている。夕食後、シャワー(水源はアマゾン川)を浴びてビールを飲んで気持ちよくなり、さぁ寝ようかな。と思ったところで『亀の産卵を見に行こう。』という話が出る。「もう眠いし、やめとこうかな。」とも思ったが、せっかくなので行くことにする。わたしたちとフェリックスさんの4人と船のスタッフ3人の合計7人でボートに乗り込み、月のない真っ黒闇の中を進んでいく。星がとてもキレイ。浅瀬があるのにこんなスピードで大丈夫なのだろうか?真っ暗闇の中をものすごい速さで点滅する物体が飛んでいく。飛行機にしては速すぎる。正体は蛍のように発光する昆虫。アマゾンはホントすごい。ピチャピチャと水面が波立つ。魚の群れ。その直後、魚が何匹もボートに飛び込んできた。20センチぐらいの中型カラシン。船内はパニックである。足元に溜まった泥水を跳ね散らす。ようやく魚を川に返す。せっかくシャワー浴びたのにこの時点でドロドロである。亀の産卵ポイント付近まで来たらしい。ここからは歩いていくという。亀は夜間、砂浜で産卵するそうだ。ところが、ボートから降りた瞬間、ズボズボっと足が膝まで泥に潜ってしまう。ノボアイロンの悪夢再び。現地のスタッフは大笑いしている。サンダルを救出してもらい、川で足を洗うとまた足が潜ってしまった。ダメだこりゃ。産卵ポイントまでしばらく歩いていく。現地スタッフは真っ暗な中をどんどん歩いていく。すると、向こうから懐中電燈の明かりが見える。子供連れた爺さんだった。爺さんは怒っているようである。以下結果からの推測による会話爺さん『こらーーーオラの土地さ入って来るでねーよ』スタッフ「亀の産卵見に来ただけなんですけど」爺さん『そういってオラの土地の亀の玉子さ盗みに来たんだろー??』スタッフ「俺たちをドロボウ呼ばわりするのかい?この人たちはるばる日本から来た旅行者なんだぜ」爺さん『ドロボウとは言ってないけどさ・・・とにかく、さっさと出てってくれ~』最後は爺さん、ちと弱気になったらしいけど、結局よそ者に入ってきて欲しくないらしい。トラブるのはマズいのでボートに引き返すことになった。爺さんの土地は昼間のサンミゲール村とは違うコミュニダージだったらしく、話がうまくいかなかったようである。そこで、爺さんの土地とは対岸のポイントに変えることにした。対岸のポイントに着くとスタッフは『地元の人に亀見てもいいか聞いてくる。』と言ってわたしたちを残し、姿を消した。真っ暗闇の中にポツンとわたしたち4人だけ残され、なんとも心細い時間を過ごす。15分ぐらいしてスタッフが戻ってきた。『亀見てもいいって。』それにしてもこんな夜更けに『すみません。亀見ても良いですか』ってやってくるほうもやってくる方だが、『いいですよ。』と返事してくれるほうも返事してくれるほうである。残念なことに爺さんの土地の対岸には砂浜がほとんどなく、結局亀は見ることができなかったのでワニ見学に変更。ライトを岸に照らすと赤い眼が二つ光る。そこらじゅうにワニがいる。なんともワイルドだ!母船に戻ることになった。ちょっとホっとする。ところが、帰り道でまた魚がダイブ!今度はデカい。なんと30センチオーバーのペーシュ・カショーロ!!「犬魚」の名前のとおり、すごい牙の持ち主だこんなのに噛まれたらシャレにならない。なんとか船外へ追い出す。アマゾンはホント恐ろしい。母船に戻り、蚊帳を吊ってもらい、ハンモックで就寝。今日もいろいろあったなぁ。と思いつつ、眠りにつく。
2007.10.26

錨を下ろしたペレイラネットからボートに乗り換え、イーリャ デ サンミゲールというコミュニダージ(集落)に向かう。イーリャとは島のことで「サンミゲール島」ということになる。まさにアマゾン川に浮かぶ島である。ところどころ浅瀬があるらしく、ボートは蛇行しながら細い川を遡っていく。狭い水路を抜けると、川沿いに家がポツンポツンとあり、村人が川で水浴びしたり、洗濯したりしている。村の中心部と思われるあたりに到着。ボートを降りるとそこには学校があって村人が集まっていた。学校には飾りつけがしてあり、ポルトガル語で「ようこそ」と書かれた看板まである。わたしたちが来ると聞いて事前に準備してくれていたそうだ。とてもうれしい。村のプレジデンチ(村長)が現れ、全員と握手。これから村を案内してくれる。と言う。サンミゲル島のプレジデンチこの村はピラルクーを獲って生活の糧としているそうである。ピラルクーは近年、激減し、ワシントン条約で保護されている希少生物であるが、現地では生活のために捕獲が許されている。この村では年間の捕獲量を定め、獲り過ぎないようにしてピラルクの保護に努めている。村のあちこちでピラルクーの皮が干してある。大きさとその赤さに驚く。ピラルクーのウロコで作った帽子とドレス。お祭りのときに着るそうである。ピラルクー出荷用の船。この船でピラルクーの身を街まで売りに行くそうだ。雨季にはこのあたりまで水があがる。とのこと。洗濯物がとてもカラフルハチミツを獲るための巣箱ハチミツ獲りを説明してくれたおっちゃんカヌーを修理していた爺ちゃん。カヌーの板と板の隙間にオレンジ色の布をハンマーで打ち込んでいく。実にゆっくりとした時間を過ごしている。マンゴーの木。村には実のなる木が多い。道端にナマケモノが!初めてナマで見た!それにしてもこんな生き物がよく自然界で生きていけるなぁ。と思うぐらい動作が緩慢。村は鳥の宝庫でもある。黄色と黒のキレイな鳥。ハタオリドリの仲間か?編みこんだ巣がすごい。お昼時。昼食用のプレコを焼いている。村を一通り見学し、学校に戻ると、昼食を用意してくれていた。ツクナレやピラルクーのフライなど魚中心のうれしいメニューである。ここで初めてプレコを食べる。以前から食べてみたいと思ってはいたのだが、実際目の前に焼かれたものを出されると、なんとも見た目がグロテスクでちょっと躊躇する。勇気を出して頭をもぎり、バリバリと皮を剥がして身を食べてみる。んん?うまいぞ!これ!見た目とは裏腹に身はとてもおいしい!特に皮のそばの身がねっとりとろーんとしていておいしい。例えるならばマグロのカマみたいな感じか。大満足のうちに食事を終える。食事後はピラルクー漁を見せてくれるという。実に楽しみだ。続く。
2007.10.26

6日目 10/12 サンタレン~イーリャ デ サンミゲール5時起床。6時に船に乗るため、5時半から朝食が取れるとのことだったが、レストランに行くと、ぜんぜん準備ができていない。このルーズさは実にブラジルらしい。街の方から拡声器やクラクション、爆竹で朝からドンチャン騒ぎをしているのが聞こえる。なにかと思ったら、とある宗教が今日は集会があるからみなさん来てください。と呼びかけているらしい。早朝から近所迷惑もいいところである。30分がかりでようやく朝食の準備ができて、いつもブラジル朝食をいただく。8割方準備が整ったブラジル朝食バイキング。朝食後、タクシーで港へ。前回来たときとほぼ同じ場所から船に乗ることに。水量は前回よりも多少多い。サンタレンの港に停泊している船たち。今日から1泊2日で乗船するチャーター船『ペレイラネット』が待っていた。砂浜から直接乗船する。アマゾンの川は岸からドン深になっているので、多くの船が船首を岸に乗り上げて停泊する。ペレイラネットに乗り込むとすぐ出港。前回はここで冷却水系統のトラブルでなかなか出港できなかったが、今回はスムーズだ。ペレイラネットには、船長とその助手とコックのおばちゃん、熱帯魚関係のお手伝いのあんちゃんの4人とわたしたち5人の合計9人が乗っている。船長と助手、コックのおばちゃんはこの船のオーナーのファミリーだそうである。The Amazon Touchではこの船を過去に何度か利用していて好評なので使い続けているそうである。サンタレンの港を出て、青いタパジョス川からコーヒー牛乳色のアマゾン川に入っていく。対岸に見えるのはアマゾン川の中州だ。その向こう側にも川があり、さらに中州があって・・・とすごいスケールである。昨日の夜行った教会も川から見ると雰囲気が違う。ブラジルのヤ○ダ電器も健在。実はブラジルで大成功した日系人経営のデパートらしい。中州の向こう側に大型の鉱石運搬船が停泊していた。コックのおばちゃんによると機関故障でもう4ヶ月も泊まったままだそうだ。ブラジルは鉄鉱石の産地で鉄鉱石を積みに日本の商船もアマゾン川を遡ってやってくる。大学の先輩がこの航路の船に乗っていて『南米航路サイコー!!』といつも話していたのを思い出す。この航路の船に乗りたかったなぁ。10万トンクラスの大型バルカー。こんなデカい船が走れる川は世界でもアマゾン川ぐらいなもんです。yamyamさんが持参したGPSとPCをセット。カーナビ状態で航路が表示される。船のスタッフもその画面に興味津々。世界中どこでも自分がいる場所がわかる技術ってスゴイですなぁ。中州をグルっと回り込み、アマゾン川を遡る。前回、アレンカー近郊でナマズ釣りをしたが、ここまではそのときとほぼ同じ航路である。ハンモックを吊ってもらい、いつでも昼寝ができる。クーラーボックスにはキンキンに冷えたビールが詰まっている。ビールを片手に、ぼーっとアマゾン川を眺めながら、しばしのんびりとした船旅を楽しむ。ときおり、ピンクイルカらしきジャンプが見える。鳥が飛んでいく。船には仕事でいつも乗っているが、客として乗る船はホント最高!至福のひとときである。船旅ってやっぱり最高の贅沢だよなぁ。とつくづく実感したのであった。船の寝泊りはハンモックが必需品。コックのおばちゃんに酒のつまみにブラジル名物『玉子フライ』を作ってもらう。ブラジルでは目玉焼きを油で揚げるようにして焼く。これがなかなかうまいのだ。このコックのおばちゃん、ふだんはサンタレンの街中でお弁当屋さんをやっているそうである。料理の学校にも行ってて料理大好き。こういう船に乗ってツアーに帯同するのも好きなんだそうである。料理好きというだけあって一日ほとんど料理をしている。しばらく眺めていると、実に仕事が丁寧なのが良くわかる。こりゃ食事は期待できそうだ。サンタレンを出港して4時間。ペレイラネットはアマゾン川の支流に入ったところでスローダウンした。水深がかなり浅く、船首で助手が棒で底を突きながら水深を調べ、船長は慎重に船を進めていく。底触。座礁。船乗りとっては実に気持ち悪いものである。わたしも船に乗っているので船長の気持ちがよくわかる。棒で水深チェック中。水深は1メーターほど。船長の顔もこわばる。岸沿いの通りがかりの人に聞くと目的地のイーリャ デ サンミゲールは近いらしい。ペイレラネットはここで錨を下ろして停泊。搭載している小型ボートに乗り換え、イーリャ デ サンミゲールを目指すことになる。続く。
2007.10.25

5日目 10/11 ノボアイロン~マナウス~サンタレン本日で今回のツアーのマナウスパートは終了。今日はサンタレンパートへの移動日である。4時起床。早朝にも関わらず、宿の爺さんがコーヒーを入れてくれた。どこの国でも年寄りは早起きらしい。早朝でぼーっとしていて、トイレにトイレットペーパーをつい流してしまい、詰まらせてしまった。汗ブラジルのトイレットペーパーは水に溶けず、トイレの配管も細いので紙は流さず、ゴミ箱に捨てなければならないのだ。「おじいさん、おばあさんトイレ詰まらせてごめんなさい。」と思いつつ、宿を出発。ノボアイロンのバス停へ。5時ちょうど時間どおりバスは出発。バスはノボアイロンの街を巡りながら、客を乗せていく。まずはマナカプルへ向かう。途中、農場への通勤客らしい客がどんどん乗っては降りていく。このバスやたら飛ばす飛ばす。ジャングルの中のくねくね道をおそらく100キロ以上で走っていく。ちょっと怖い。行きと同じく道端のドライブインで休憩、簡単な朝食を取る。マナカプルでトイレ休憩。バスに戻ったら座っていた席には別の人が座っていたのでヒカルドンさんの隣に座る。バスはマナカプルを出発。ネグロ川のフェリーに向かう。ヒカルドンさんといろいろ話しているうちにフェリーに到着。ちょうどフェリーが待っていたが、だいぶ車が載っていてバスが載れるか微妙だったが、運転手は行きと同じくバックでバスを乗船させ、すぐ出港することができた。船上でバスから降りて客室に行ってみると、フェリーの上部が客室になっていて見晴らしがよく、風も心地よい。帰りのフェリーは川の流れも手伝ってか、行きより到着が早く感じた。 デッキいっぱいギリギリまで車を詰め込む船上の車と車の間での怪しいブツの取引?いえ、単なるDVD屋さんです。バスはマナウス側に上陸後、マナウスのバスターミルへ。多少マナウスの街中で渋滞はあったが、運転手がかっ飛ばしてくれたおかげか、ネグロ川の流れが手伝ってくれたのか、行きよりはかなり早く結局4時間ほどでマナウスに到着した。バスターミルからタクシーでK2の事務所へ。フェリックスさんと再度合流。ノボアイロンのコリの水中動画を見せたら、コリの多さにびっくりしていた。K2の事務所でステーキの昼食をいただく。ひさしぶりの味噌汁がうれしい。マナウスの空港へ向かう。今日からはヒカルドンさんとは一旦別れて、フェリックスさんに案内していただくことになる。サンタレン行きの飛行機にチェックイン。前回はかなり並んで待たされた記憶があったが、今回はほとんど並んでいなくて逆に呆気にとられる。飛行機は1時間ほど遅れてマナウスを出発。席は右舷側の窓側。マナウス離陸後、アマゾン川とネグロ川の合流点をバッチリ見ることができた。前回とは逆側の席だったのでラッキーである。 アマゾン川(左)とネグロ川(右)の合流点比重や温度の違いから合流点からしばらく下流に行っても水は混ざらない。上がアマゾン川の水で下がネグロ川の水であることがよくわかる。タパジョス川河口の最広部。対岸が見えない。サンタレンまでもう少し!サンタレンへはマナウスを離陸して50分ほどで到着。日本からの30時間のフライトを考えれば、ホント楽勝である。サンタレンの空港では飛行機の前後にタラップが取り付けられ、地面に直接降りる。飛行機の後ろから降りるというのはなかなかできない経験ではないだろうか。後ろのタラップから地面に降りる。サンタレンの空港では、飛行機からターミナルまでは徒歩で移動。空港にはK2のスタッフのシルビオさんが待っていてくれた。シルビオさんは日系人で、日本で働いていたこともあり、日本語はペラペラでとても頼りになる人である。荷物はトラックに載せ、貸切のタクシーでサンタレンのホテルへ向かう。これから数日間、このタクシーにお世話になることになる。サンタレンの道はつぎはぎだらけでボッコボコ空港からは20分ほどでホテルに到着。今回の宿も前回と同じくブラジルグランドホテルかと思ったら、新しくできたホテルだそうである。確かに新しい。鍵もカードキーで建物も新しい。部屋はトリプルルームのツインユース。シャワーがちょっと変わっていて上のコックを回すとお湯、下のコックを回すと水が出るという。ひとまずサンタレンの街へ出て、タパジョス川の方に行ってみる。二年前にきたときとは何も変わっていない。サンタレンはタパジョス川とアマゾン川の合流点にある街で、川の沖の方を見ると青いタパジョス川と茶色く濁ったアマゾン川が混じり合わずに合流しているのがよくわかる。日も暮れ、教会の前の公園でビールを飲みながら夕涼み。夜の教会はどこか幻想的。夕食はフェリックスさんたっての希望により日本食の店「瞳」へ。ここは日本人が経営している店らしい。「瞳」のメニューフェリックスさんオススメのオムライスを1人一個注文する。ところが、これが出てくるのがやたら遅い。一種類の料理につき、一度に一個しか作れないようである。結局、全員の料理が揃うまで一時間ぐらいかかった。ところが、この店、地元のちょっとした金持ちに人気があるらしく、店の前は高級車であふれ、上品なカップルで席は満たされているのだから不思議である。しかも極上の牛肉食い放題のシュラスコよりこのオムライスのほうが何倍も高い。というからこの国はどこかおかしい。(笑)ケチャップで「ひとみ」と書かれた巨大オムライスをたいらげ、焼きソバ、ソーメンを追加し、ホテルに戻る。こうしてサンタレン初日の夜は平和に終了。瞳の巨大オムライス。味はよいのだが、出てくる時間が・・・と思いきや、ホテルでハプニング発生。寝る前にシャワーを浴びようと思い、お湯のコックを開けたら、配管が根本から取れてしまい、ドドドドド!!!!!とお湯が滝のように出てきたのである。必死に直そうとするも、パッキンがもげてしまっているので配管がハマらず、直せない。少しでも水量を減らそうと、水のほうを絞ったら、今度は熱湯である。まるで駆逐艦に爆雷攻撃され、沈没寸前の潜水艦の艦内である。新築じゃないのかよ~!!直すのをあきらめ、もうこのままでもいいかとも思ったが、確実に部屋の方までお湯がオーバーフローしそうのでシルビオさんを通じてホテルのボーイを呼んでもらう。やってきたボーイも来るなり「うわぁ。なんじゃこりゃー」という表情をしている。ボーイは上着を脱ぎ、決死の覚悟でシャワールームに突撃していった。実に潔い男である。ズブ濡れになりながら、ボーイはなんとか湯を止めたのである。なかなかデキる男だ。わたしが女だったら確実にホレているだろう。問題のシャワー。蛇口を回すと配管ごと外れ、「打たせ湯」になる。おそるべし。ブラジルシャワー。結局隣の部屋に変えてもらい、なんとかその日は眠りにつくことができたのであった。だが、この撃沈寸前潜水艦シャワー事件は明日から始まるハプニング続出の序曲であったことにこのときは誰も気付いていない・・・
2007.10.25

漁師のおっちゃんのボートに乗り込み、イルカ小屋を離れる。まずはボートで氷を買いに行くという。ネグロ川を少し下って、岸にボートを着けると、おっちゃんは高台のレストランに氷を買いに行った。すると、ズタ袋いっぱいの氷を担いで船まで降りてきた。でっかい発泡スチロールの箱にザーーっと氷を詰める。余った分は隣の船にあげていた。氷補給中前回も今回のツアーとも、こうしてクーラーボックスに氷を大量に用意してくれたおかげで常に冷たいビールなどの飲み物や果物をいただくことができた。赤道直下の熱帯ではうれしい限りである。アマゾンの人たちの冷たい飲み物に懸ける情熱はかなり熱いモノがあるのだ。ネグロ川を上り、昨日のポイントより街寄りのイガラッペを目指す。1時間ほど、ボートを走らせ、ネグロ川の支流の支流の最奥部に到着。立ち木だらけのいかにも最高の釣りポイントだ。実際、ツクナレがよく釣れるらしい。何より感動したのはネグロ川の色に加えて完全に無風状態なので水面がまさに鏡になっていることだ。こんな景色、まず日本では見ることはできないだろう。夢中でシャッターを切る。さらに奥に入っていくとイガラッペになった。水深も浅くなり、おっちゃんはエンジンを切ってパドルでイガラッペを遡っていく。時折「ツクナレ!」とか泳いでいる魚を教えてくれるのだが、自分にはよく見えない。おっちゃん含めて現地人の目のよさは半端じゃない。 極上流木でいっぱいですよ~さらにイガラッペを遡ると、川底が真っ白なリオネグロサンドの浅場に到達した。ここで水中観察をしてみることにする。ボートから降りるとかなり冷たい。肩まで浸かるのに躊躇するぐらい。水中メガネ、シュノーケルで川の中を覗いてみると、ものすごい数のカラシンやシクリッドが泳いでいる。カラシンウジャウジャ。(わかりやすいよう画像処理しています。)ここで採集を体験。イガラッペの岸沿いの落ち葉の積もったところを網を曳きながら歩く。網に入った落ち葉を取り除いていくと・・・カラシンやエビ、さらにいろんなアピストがいっぱい。アピストって一箇所の川に何種類もいることに驚く。 写真中央の緑のフチを網で曳いてみるケースに入れてしばし観察。アピストもいいなぁ。赤目のキレイなカラシンもいるが、採集してストックしているとたいていこのキレイな色は落ちてしまい、売り物にならない。という。こういう名もなきカラシンはアマゾンには山ほどいることが伺えるのである。キレイな赤目のカラシンやアピスト。アピストは実はかなりいいのが入ってます。別のイガラッペに移動。ここも大量のカラシンやシクリッド。水源が近いらしく、割とブラックウォーターが薄くて冷たい。TDS計で測ってみると数値はゼロ。メーターが壊れているのかと思い、ジュースやビールで試すとそれなりの数値になるのでこの川のTDSはホントにゼロらしい。大量に降った雨が幾重にも折り重なった落ち葉や砂などの層を通ることでろ過され、ピュアな水になるそうだ。この川のカラシンにはゴールデンタイプがかなりいる。100匹に1匹はいるのではないだろうか。かなりの高確率である。なかには全身金ピカのもいる。獲ってみたくて網を入れるが、なかかな獲れない。おっちゃんに頼んで1匹獲ってもらった。さすが漁師である。このおっちゃん、もとはブラックアロワナ専門の漁師だったそうである。ブラックアロワナが禁漁になってしまったため仕事がなく、最近は今回のわたしたちのようなネイチャーウォッチングのガイド的な仕事をしたいそうで、船も屋根をつけたり改造しているそうである。ここでイガラッペに浸かりながら、昼食。ヒカルドンさんがサンドイッチを作ってくれた。サンドイッチのパンやハムの切れ端をイガラッペに落とすとカラシンがうじゃうじゃ寄ってくる。でも網にパンを入れても寄ってこない。意外と賢いんだなあ。食事後、さらに上流へ。かなり流れは速くて冷たい。いかにもコリがいそうだが、ここでは発見できず。昨日、コリを見た付近の枝分かれたした川の上流に行ってみることにする。かなり雲行きが怪しい。時折稲妻が見える。対岸のほうではかなり雨が降っているようだ。 パラパラと雨が降ってきた。本降りだけは避けたいところである。パラパラと雨が降る中、昨日のコリドラスを見た付近に到着。結局、コリがいそうなイガラッペは発見できなかった。まさにピンポイントで昨日の場所にだけコリがいた。ということになる。結局、幸運にも雨はパラパラで終わった。フライトシミュレーターに出てくる積乱雲そのまんま!ここでアマゾン小物釣りをしてみる。まずエサはハムをつけてみる。あたりはあるが、なかなか釣れない。ようやく一匹シクリッドが釣れた。その後、カラシンのでっかいのが釣れたので切り身にしてもらい、エサにすると、バンバン釣れる。仲間の身で釣れるアマゾンの魚たちっていったい・・・夕闇が迫ってきた。赤道直下のこの一帯は年間通して朝は6時に日が昇り、18時に日が沈む。昨日の風呂もとい川岸の浅瀬へ向かう。ホントここは水浴びに最高だ。ただ、アマゾンの川って一気にドン!と深くなるので注意が必要だ。なにせブラックウォーターでまったく見えないのだから、踏み外すと一気に頭まで潜り、ホント怖い。エイにも気をつけなければならない。アマゾンで水中を歩くときは『すり足』が基本である。エサが残っていたので釣りをしてみる。ここはまさに入れ食い。魚のあたりと引きが小気味良い。水浴び後、宿の下までボートで送ってもらう。おっちゃんとはここでお別れ。握手をして別れる。いいポイント紹介してくれてありがとう。夕食は昨日の魚屋へ向かう。昨日ピラルクを食えなかったリベンジだ。店に着くと、オヤジがいない。娘と思われる姉ちゃんが『うわっ昨日の客ホントに来ちゃったよ。』的な顔をしている。オヤジは近所でビールを飲んでいるらしい。ピラルクを注文すると、『うわっやっぱりそう来たか!』的な顔をしている。姉ちゃんが注文を厨房に持っていくと、母ちゃんが『昨日、お父ちゃんが余計なこと言うからピラルク料理しなきゃいけないじゃない!』的な反応をしている。冷蔵庫から解凍されたピラルクを持って奥の方に引っ込んでいった。ピラルクがフライになって出てきた。2年ぶりのピラルクである。やっぱりうまい。あえて例えるならば、極上のタラである。昨日のツクナレフライといい、ここのお店のフライはなかなかのものである。2皿たいらげ、腹いっぱいになったところでオヤジが登場し一言。『もっとピラルク食うかい?』「も、もう食えません。」すると、オヤジは勝ち誇ったような顔をしていた。食事後、街をブラついてみる。ほとんど何もない街である。体育館のような建物から歓声が聞こえるので行ってみたら、室内フットサル場であった。しばし観戦してみるが、やっぱりブラジル人はサッカーがうまい。特にトラップ。ボールが足に吸い付くような感じ。こりゃいつまでたっても日本は勝てないね。明日は早朝のバスでマナウスに戻る。今夜もさっさと寝る。
2007.10.24

リオネグロ・ノボアイロンのイガラッペにいたコリドラス・ノボアイロンの大群の水中映像です。とりあえず、お試し映像ということでご覧ください。後日、もっとキレイに編集する予定です。※下の画像をクリックしてください。映像ページに飛びます。
2007.10.23

4日目 10/10 ノボアイロン6時前に起床。朝食をいただく。ハム、チーズなどのブラジル朝定食。ホテルのレストランはネグロ川沿いの高台のテラスなのでとても景色が良い。テラスのそばの木にはイグアナがいる。昨日の夜からいるが、ほとんど動いていない。だいぶ気温が低いので身体が温まるまで動けないらしい。宿の主人によると、このあたりには20匹ぐらいイグアナがいて、客の残したスイカやメロンなどを食べに来るらしい。7時前に宿を出発。昨日の漁師が宿のすぐ下の浜に7時に迎えに来ることになっていたのだが、なかなか来ないのでピンクイルカを見に行くことにいる。ノボアイロンの港にネグロ川上に浮いている小屋があり、そこで野生のピンクイルカを餌付けしていてピンクイルカを見たり、いっしょに泳いだりすることができるという。ただ、このイルカ小屋のババアが強欲で『イルカと泳いだらいくら。』、『写真撮ったらいくら。』とやたら金をせびるらしい。イルカ小屋に着くと、まだ閉まっていたが、若いあんちゃんがいて開けてくれた。強欲ババアはラッキーにも今朝はまだいないようである。あんちゃんがイルカ用のエサを用意してくれた。イルカのエサ用の魚。人間が食べてもおいしいらしい。あんちゃんは『今からイルカを呼ぶ。』という。その呼び方とはイルカ小屋から足を水面に下ろしてピチャピチャするだけ。これだけでホントに来るのか?と思っていたらホントに一頭やってきた!ホントにピンクである。頭を出してエサをくれ!と要求してくる。エサくださ~いエサをやると魚を上手に咥えて飲み込む。潜っては頭を出す。の繰り返し。いっしょに泳いでもいい。ということだったのでハウジングに入れたカメラを持って川に入る。濃いブラックウォーターで50センチぐらい先までしか見えない。足もつかないし、淡水なのであまり身体も浮かず、ちょっと怖い。でも、イルカが周りをグルグル泳いでいる。たまに身体に当たってくる。イルカの鳴き声m聞こえる。これは楽しい。イルカと泳ぐのってこんなに楽しいのか!!世の中にはイルカセラピーというものがあるらしい。イルカの声を聞くととても癒され、心の病に効くらしい。確かにイルカと泳ぐとホント癒される気がする。イルカは仲間を呼んだらしく、後から2頭やってきて合計3頭になった。エサくれるって友達から聞いたんですけど~、こちらですかぁ?エサくれ~泳ぎながらイルカをなでてやったり写真を撮ったりする。ブヨブヨしていて触り心地は変な感じ。一通り、楽しんでイルカ小屋に上がると、ここはどこかで見た記憶があるなぁと思う。聞いてみたら、『日本のテレビが来た。』という。そうだ。ウルルン滞在記だ。ちょっと前に確かに見た。ウルルンでは、『お母さんはイルカを保護する変わり者として街の人から蔑まれている。』という話だったが、現地でよくよく話を聞いていると、イルカ保護の変わり者というより単なる強欲ババアで、そのままでは放送できないのでそういう設定にしたんだろうなぁと思った。現地ではピンクイルカは魚を食い荒らす『害獣』として考えられていたり、『夜中に人間に変身して家にやってきて若い娘を妊娠させる。』という変な伝説もあり、撃ち殺されたりしているらしい。どうかバアさん、カネには走らず、今後もピンクイルカ保護にがんばって欲しい。漁師のおっちゃんが30分遅れでやってきた。イルカのいる桟橋にそのままボートをつけるのにはびっくり。イルカ小屋のあんちゃんも何も言わない。イルカもわかっているのかすぐいなくなった。イルカ小屋からボートが離れるとき、「サヨナラ アリガトウ」とあんちゃんに言われる。結構日本人が来るのだろう。最後にウルルンふうにご唱和ください。「おしけんが~ ネグロ川で~ ピンクイルカにぃ~ 出会ったぁぁぁぁぁ」後編に続く。
2007.10.23

ホテルに荷物を置いて10分ほど歩いて港へ。港に着くと、漁師のおっちゃんがボートを用意して待っていた。15馬力の船外機に屋根のついた6人ほど乗れるアルミボートである。さっそくボートに乗船。リオネグロを遡り、さっそく第一のコリドラスポイントへ向かう。当初の予定では、4時間ボートで遡ったところにあるコリドラスポイントでコリを見学、現地の民家で一泊の予定だったが、そのポイントはまだ水が多く、コリが見れない。という。予定変更し、ノボアイロン周辺のポイントでコリを見学することになった。リオネグロは「黒い川」の意味のとおりホントに黒い。実際には濃いウーロン茶のような茶色をしているのだが、水面は黒く見える。おかげで写真を撮ると実にキレイに景色が反射して映るのである。写真写りがホント良くてバシバシ撮りまくる。岸辺はまるでADAのネイチャーアクアリウムの世界。真っ白なリオネグロサンドの砂浜に、数々の流木。その横を通りすぎるカヌー。軽快に走航するボートからその光景にしばし見とれる。リオネグロに手を入れてみると温い。水温を計ってみると30.6度であった。ノボアイロンの港から1時間弱でイガラッペの入り口に到着。まずは水深が浅くなり、エンジンが使えなくなる。漁師のおっちゃんはパドルで漕いで上流にボートを進める。流木が複雑にからまりバリケードのようだ。ここからはボートを降りて徒歩。地面といってもつい最近まで川底だったところなので、泥や積み重なった落ち葉でズブズブ潜る。漁師のおっちゃんが通った後を歩くように指示される。足元の悪い中、元川底の斜面を歩く。汗がいっぱい出る。ホントにコリはいるのか?『ちょっと見てくる。』と漁師が先にイガラッペの奥に入っていく。すぐ漁師が戻ってきた。『コリドラスがいるぞ。』はやる気持ちを抑え、漁師についていく。『ここだ』そこは長さ5メーター、幅2メーター、水深15センチほどのとても浅く狭いイガラッペだった。とは言ってもそれ以外のイガラッペは水深5センチほどしかなく、とてもコリがいるようには見えない。ここだけ倒木により堰き止められてプール状になってコリがいるのだ。さぁコリドラスを見るぞ!とプールに近づいた瞬間、片足が一気にズボっと潜った。足の付け根まで一気に潜ってしまった。なかかな抜けない。みんなに助けてもらってようやく脱出。一人だけだったら、アマゾンの底なし沼に呑まれて死んでいたかもしれない。汗プールを覗いてみるとすごい数のコリが泳いでいる。推定500匹はいるそうだ。こんな狭いところにいっぺんにこれだけのコリがいるのはごく稀だという。サイズは小さいが、ワラワラと群れで泳ぐコリに大感激。ワラワラしているのがわかりますか?わからない?拡大!!(笑)↓ 拡大!!(笑)とても浅く、泥が堆積したプールなのでまずは泥を巻き上げないよう、全員まずは水中撮影に入る。動画での撮影は最高傑作が撮影できた。(近日公開予定)撮影終了後はエサやり、水質測定、採集体験に入る。水温はかなりひんやり感じるが、26.7度。※ エサやり実験、水質調査は後日別ネタにて。かなりいっぱいいるので小さな網でもカンタンに採集することができた。観察ケースで観察してみる。コリドラスsp.ノボアイロンである。コリの群れを見ていると小さな子供サイズが多いが、たまに多少大きいのもいる。水量の増減にあわせてコリはイガラッペを上り下りするらしい。減水中の現在、数日後にはこのプールも姿を消しているだろう。すばらしいタイミングですばらしいコリの群れを見ることができてとてもラッキーだった。今日は時間も遅くなったのでひとまずノボアイロンの街まで退却することに。ボートに戻り、漕ぎ出してすぐ、川辺におっさんがいた。なぜこんなジャングルのど真ん中に人が?しかもボートもない。話を聞くとそのおっさんは熱帯魚漁師で仲間とアピストを獲りに来たのだが、ぜんぜん取れず、迎えに来るのを待っている。と言う。ジャングルのど真ん中で放置プレイもかわいそうなのでおっさんもボートに乗せてやり、街に向かう。ノボアイロンの港の手前の砂浜に上陸。風呂がわりに川で泳ぐ。ぬるま湯のようでいい感じ。拾ったおっさんは早く帰ろうよ~って顔をしている。(笑)宿に戻り、しばし休憩の後、夕食。昼とは違う魚レストランに入る。今日はピラルクはないらしいのでツクナレのフライともう一種類(名前忘れた)のフライをいただく。ツクナレのフライがうまくてもう一皿もらう。帰り際、店主のおっさんに呼び止められる。厨房の冷蔵庫を見せてくれた。『今日はピラルクない。って言ったんだけど、ホントはあるんだよね。今日は解凍間に合わないから出さなかったけどさ。天然近海モノの最高のピラルクだぜ』といったことを言ってるらしい。「ない。って言ったんだからいまさら見せるなっちゅーの!明日はこのピラルク必ず食ってやる。」とレストランをあとにしたのであった。夜寝る前に懐中電灯を持って水際ウォッチングに出かけるが特に何も見つからなかった。残念。夜の水際に行くと、いろんな魚が発見できるという。明日は早いのでさっさと寝る。
2007.10.22

3日目 10/9 マナウス~ノボアイロン今日はいよいよ今回のツアーの本題コリドラスの見学である。コリドラスsp.ノボアイロンが生息するノボアイロンの街まではバスで向かう。そう言えば、ブラジルのバス旅行は今回初めての体験だ。4時に起床し、大きな荷物はホテルに残るフェリックスさんに預け、コリドラス見学に必要なグッズをまとめ、5時過ぎにタクシーでヒカルドンさんとわたしたちの4人でマナウスのバスターミナルへ向かう。バスの出発まで時間があったので朝食をとる。地元の名物「タピオカ」である。イモの澱粉をフライパンで炒めるとあら不思議。水で練ってもいないのにクレープ状に焼きあがるのである。それにマーガリンを塗ってクルクルって巻き上げ、甘いコーヒーとともにいただく。あつあつでなかかなおいしい。これカンタンにできていいなぁ。日本でも売ってくれないかな。バスターミナルのタピオカ屋台。アマゾンではポピュラーな朝食。時間どおりにバスターミナルにマナカプル経由ノボアイロン行きのバスが来た。バスは一応指定席らしいが、チケットに書かれたわたしの席にはおばちゃんが座っていた。とりあえず席はどこでもいいらしいのでひとつ後の席に座る。見た目はボロいバスだが、日本の観光バスより席が広くて飛行機で言えばビジネスクラスのような感じでゆったりしている。なかなかいい感じだ。定刻どおり6時にバスは出発。早朝のマナウスの街を抜け、30分ほどでネグロ川の川畔に到着。雨が降ってきた。ここからバスごとフェリーでネグロ川を渡る。ちょうどバスが着くころ、フェリーも対岸から到着。小さなフェリーにこんなに人もクルマも載ってたのか?と思うぐらいいっぱい降りてくる。人もクルマもワラワラと降りてくる。フェリーの桟橋は川岸に直接据え付けてある。水位が変動するたびに据え替えるらしい。それにしてもこんな小さな桟橋に横から流れを受ける中、ピタリ着桟させる船長の技術はたいしたものである。着桟中もエンジンは前進したままで流されないようにしている。フェリーにはみなバックでクルマを載せていく。大型トラックでもバスでも狭いランプウェイをバックで載せていくのだからこれまたすごい技術だ。フェリーにクルマが載せきらなくなると、出港。ゆっくりとネグロ川を横切り、対岸へ向かう。1時間弱で対岸に到着。ここでバスはほぼ満員になり、一路最初の目的地マナカプルに向かう。ここはネグロ川とアマゾン川に挟まれた岬状の土地である。割と最近できたばかりというアマゾンにしては快適な道をひた走り、1時間半ほどでマナカプルに到着。マナカプルには湖があり、ディスカスの産地としても有名である。マナカプルのバスターミルで10分ほど休憩時間があり、トイレに行ったり、飲み物を買ったりする。ここで買ったミネラルウォーターのpHは5.3。アマゾンに来たことを実感する。マナカプルを出発。バスは一度来た道を戻る形で最終目的地のノボアイロンへ向かう。ここからはジャングルの中のアップダウンの激しい一本道。バスは地域の足になっているらしく、道端の人を乗せたり、降ろしたりしながら走っていく。結局マナウスから5時間半ほどでノボアイロンに到着。港のそばでバスを降りると、今回案内してくれる漁師のおっちゃんが待っていてくれた。ノボアイロンのノボとは英語だとNew。つまり新アイロンという意味らしい。もともとアイロンという街があったのだが、アリの襲撃に遭い、人が住めなくなり、今の土地のアイロンの人が移住。ノボアイロンと名づけたとのこと。日本に例えると、東京の大久保がアリで全滅。新大久保に移住。という感じか。それにしても街が潰されるほどのアリの襲撃っていったい・・・ノボアイロンの中心部にある公園。なぜか恐竜が。実はネグロ川にいたりして。とりあえず昼食。近所の魚料理のレストランへ。今回のツアー初のアマゾン魚料理である。ツクナレのスープをいただく。パラパラのご飯にぶっかけて食べる。うまい。実にうまい。前回もうまかったが、アマゾンの魚は何度食べてもホントおいしい。ココナッツジュース。日本の中華街とかで飲むと劇マズだか、現地の新鮮なものはおいしい。昼食後、ホテルにチェックイン。白人の老夫婦が二人で経営しているらしい。ネグロ川沿いの高台にある見晴らしの良いホテルだ。ホテルに到着。後編へ続く。
2007.10.22

前編から続く。ようやく荷物が出てきて国内線GOLのチェックインカウンターへ向かう。前回はツニブラの現地スタッフが手伝ってくれたのたのだが、今回はそういうサービスはないとのことなので自力でチェックインしなければならない。国内線のチェックインはターミナルの2階だったが、ものすごい列ができている。カウンターまで100メーターはある。少なくとも100人以上並んでいるのではないだろうか。列の最後尾にGOLの係員がいたのでマナウス行きはこの列でいいのか聞いてみたらこの列でいいと言う。並んでいる途中でついにマナウス行きの出発時刻を迎えてしまった。心配になったので、さっきの係員に再度聞くとこのまま並んでいればいいと言う。ホントかよ?とかなり心配になる。カウンターまであと20人ぐらいまで進んだところで別の係員が来てEチケットとパスポートを持っていってチェックインをしてくれた。が、荷物を預けるためそのまま並ばされる。ようやく荷物を預けて搭乗口へ。並びすぎでしょ~これでもようやく先頭部分。搭乗券はペラペラの紙。搭乗口ではこの紙を係員に渡すだけ。紙を渡すと座席の番号がわからなくなるので覚えておかなければならない。わたしたちのあとに数人乗ってきたところで全員搭乗完了。結局1時間ほど遅れてサンパウロを出発。飛行機はB737-800で座席は一番後の3列の真ん中。席がリクライニングしない。最低の席である。最後の方の客だから仕方ないのか・・・そういやこの飛行機こないだ沖縄で爆発炎上した中華航空機と同じ機種だ。機内には成田から同じ飛行機で来た日本人の団体もいた。この人たちと事前に乗り継ぎ情報を入力してくれたおかげでGOLが待っていてくれたのかも知れない。ブラジルでは同じ航空会社での乗り継ぎでも前の飛行機が遅れるとそのまま飛んでいってしまい、乗り継ぐ飛行機の航空券そのものもパーになったり、実に理不尽なことが常に発生するらしいから今回はホント助かった。マナウスまでは3時間45分のフライトである。離陸してから1時間半ほど、飲み物すらなく、サービスは一切ない会社なのかと思っていたら、サンドイッチと飲み物が配られた。ハムとチーズだけのブラジルふうのシンプルなサンドイッチだったが、妙にうまくて一気に食ってしまった。マナウスとサンパウロは時差が1時間あるので時計上は3時間ほどでついにマナウスに到着。着陸前にコーヒー牛乳のような色をしたアマゾン川本流と、ウーロン茶のような濃い茶色のネグロ川が見えた。成田を離陸してから30時間。ようやくアマゾンの玄関口に2年ぶりにたどり着いたのである。マナウスにて 今回搭乗した飛行機。沖縄のように爆発しなくてホッとする。前回はここでしばらく待たされた記憶があるが、今回はあっさり荷物が出てきてびっくり。潰れたヴァリグは今日乗ってきたGOLが買収したらしい。こういう点に買収の効果が出ているのか?出口を出ると今回もお世話になるK2のヒカルドンさんが待っていてくれた。1年ぶりの再会である。クルマで空港からすぐそばのK2の事務所へ。事務所につくと、今回はサンタレン、サンパウロパートでお世話になるWBSABBYのフェリックスさんがすでにマナウスに到着されていた。K2の事務所で昼食をいただく。サンパウロで食事する時間がなかったので有難い。味噌汁つきの白いご飯をいただいた。とてもうれしい。食事のあと、まずはK2のストック場見学。前回も見学したが、これが楽しい。ディスカスを中心にコリドラス、アピストが数多くストックされていて、世界中への出荷を待っている。特にディスカスはブランド化されているのが納得できる、いい個体ばかりである。コリドラスはロングノーズ中心にストックされていた実にキレイなワイルドディスカスたちシクリッドもいっぱい前日発送したディスカスが輸送業者の都合で戻ってきてしまったとのことでトリートメントされていた。みんなぐったりしていてとてもかわいそうだった。こういうハプニングは日常茶飯事で、しかもまったく補償もないそうである。熱帯魚業者の大変さを垣間見た光景であった。その後、ホテルにチェックイン。前回来たときに泊まったホテルとは別のホテルだが、系列は同じだそうでキッチンつきの広いホテルである。禁煙組と喫煙組で部屋わけをする。シャワーを浴びて一休みしたあと、フェリックスさん、ヒカルドンさん、わたしたちの5人で食事に向かう。見覚えのある道だなぁと思っていたら、やっぱり前回来た時に見学した熱帯魚屋のある通りだった。実に懐かしい。魚のおいしいお店へ。ということだったが、今日は休業していたので肉を食べることにする。前回来たときとまったく同じ展開でデジャブのようである。街道沿いのシュラスコ店へ。これがうまい。ブラジルの肉はホントうまい。何度もおかわりをする。オープンウィンドの広いシュラスコ屋さんおっちゃん早く切って!!脂のってますよ~その後、もう一軒飲みに行く話も出たが、風邪気味で疲れもあったのでホテルに戻ることにする。ホテルの帰路の途中の薬局で風邪薬を購入。ブラジルの薬はよく効くらしいので頼もしい。明日はいよいよコリドラスを見に行く。あっという間に眠りについた。
2007.10.21

2日目 10/8 ニューヨーク~サンパウロ~マナウスふと目が覚めると飛行機は大西洋、カリブ海を越え、南米大陸に差し掛かるところである。スリナムの上空あたりだろうか。この辺で降ろしてくれれば6時間ぐらい節約できるのになぁ。スリナム上空。ここでパラシュート降下できたらなぁ再び寝て目が覚めたら、今度は赤道上空。ちょうどベレンとサンタレンの間ぐらいか。ついに南半球までやってきた!ぜひこの辺に『アマゾン中央空港』を!ブラジリアの上空あたりで朝食が出る。ついに完全版の洋モノですよ。(笑)機外モニターで外を見ていたら、巨大な円形がいっぱい見える!ミステリーサークルか?と思いきや、これは農場で円の中心に井戸があり、そこから水をくみ上げ、パイプでグルグル水を撒くのでこういう円形の農場になるらしい。それにしてもものすごい規模だ。Google Earthなんかでも確認できるがとにかく規模がすごい。焼畑の煙が上がる。森林破壊は続いている。まもなくサンパウロに到着。しかし、昨日のニューヨークでの出発遅れがやっぱり響いて結局1時間ほど遅れてサンパウロに到着することとなった。実は今回の旅行で一番心配していたのが今日のサンパウロからマナウス行きの国内線の乗り継ぎである。もともと予定通り着いても2時間ほどしか乗り継ぎ時間がないタイトな日程だったので心配していたのだが、見事にその心配が的中してしまったのである。国内線が待っていてくれればいいが、飛んで行っちゃったらどうしよう。夜の便か他社の便に乗せてくれるのかな。最悪、サンパウロで一泊かな・・・とかいろいろ考え始める。その点、以前のヴァリグだったら国際線も国内線も同じ会社だったので多少は安心できたのだが・・・ついにサンパウロに着陸。成田からの24時間のフライトが終わったのだが、ホっとする間もなく、急いで入国審査の列に並ぶ。JALの現地地上係員がいたので「乗り継ぎ微妙なんだけど、間に合いますか?」と聞くと「仕方ないんです。入国審査に普通に並んでください。」と返事され、これまた困る。入国審査の隣の列に乗ってきた飛行機の機長がいたので「昨日はニューヨークで何かあったんですか?」と聞いてみた。すると、『特に何もありません。ニューヨークは慢性的にああいう状況なんです。燃料ももったいないし、社内でもヨーロッパ回りに変更しようか検討中なんですよ。到着が遅れて申し訳ないです。』とこのことだった。ヨーロッパ回り。ぜひそうしてください。アメリカ回りはホントもうイヤです。結局、入国審査は15分ほど並んで通過。税関も紙を渡すだけで終了。ところが、荷物がなかなか出てこない。この時間を利用して両替。とりあえず200ドル分換金する。330レアルほどになった。1ドル120円で換金したので1レアル=約72円となる。荷物出てきませ~ん。容量オーバーにつき、後編へ続く。
2007.10.21

1日目 10/7 成田~ニューヨーク第1回のアマゾンツアーから2年が経過。実は昨年も行く予定だったが、諸般の事情により中止になった。今年こそは。ということで半年前から準備を始め、ついに本日出発の日を迎えた。2ヶ月前から今日まではあっという間だった気がする。ブラジル・サンパウロ行きの飛行機は19時35分発なので16時ごろ空港に行けば十分間に合うのだが、同行するアキオさんが大阪からの乗り継ぎ便の関係で午前中に成田に到着するとのことだったので、わたしも早めに成田に行くことにする。実家から成田空港まで電車で50分。実家から成田だけは近いので海外旅行のときはいつもありがたい。13時ごろ成田に着くとアキオさんが待っていた。これまた同行するyamyamさんは空港リムジンバスが渋滞で遅れていてわたしより15分ぐらいあとに到着。これで今回のツアー参加メンバー3人全員が揃う。3人揃って飛行機のチェックイン。日中ということもあってかチェックインの列はかなり空いていた。サンパウロから先の乗り継ぎ便の情報が事前に登録されていなかったそうで登録してもらう。今の時点で席はほぼ満席らしい。海外旅行のとき、必ず撮影する掲示板。でも、時間が早すぎて乗る便が載ってません 汗搭乗まで6時間ぐらいあるのでしばらく食事したりして過ごす。実に退屈。ブラジルで食べる日本のおつまみ類を売店に買いに行くと、やたら高い。足元見ているなぁ。事前に買っておけばよかった。搭乗口まで行くと今回ブラジルまで搭乗するB747-400ジャンボが駐機されていた。いつもA300とかB737とか中型機か小型機ばかり乗っているので久しぶりに見たジャンボはとても大きく見えた。ジャンボはデカいね~19時ごろ飛行機への搭乗が始まる。搭乗を待つ長い列ができるが説明不足でぐっちゃぐちゃになってしまい大混乱。JALなのにあまりのグダグダぶりに呆れる。乗るだけで疲れてしまった。大混乱の搭乗口席の配列は3-4-3。右舷側後方の3列に3人並んで座る。席は満席。この席でニューヨークまで過ごすことになる。座席周辺のブラジル人の荷物がいっぱいで頭上の荷物入れに収まらない。ムリヤリギチギチに詰めてなんとか入った。結局定刻より数分遅れて出発。滑走が始まる。お客、荷物、燃料満載のジャンボはなかなか離陸しない。滑走路の端まで行ってようやく離陸。ブラジル・サンパウロまでは24時間の旅のはじまりはじまり。これで日本とは2週間のお別れである。ニューヨークはまで12時間ほどのフライトである。離陸後、しばらく飛行機が揺れる。激しい揺れの中夕食。牛丼だった。意外とイケました。食事後、すぐ就寝するも、熟睡はできない。何度も目が覚める。どうも体調が悪い。変な汗をかいている。どうやら風邪の初期症状のような感じ。初日なのにこりゃマズいなぁと思う。席を通路側に替えてもらい、何度かトイレに行くうちに若干体調が回復。なんとか眠りに着く。飛行機は北上して大圏航路上を航行、日付変更線を通過。二回目の10/7が始まる。目が覚めると飛行機はカナダ上空。五大湖の付近である。朝食はホットケーキだった。朝食はこんなもんでしょ。ニューヨークは目前!と、思いきや、ええ゛~?Uターン??朝食後、ようやくニューヨークに到着。と思いきや、ニューヨークを目前にして飛行機がUターン。機長のアナウンスによると、「ニューヨーク・ジョン・F・ケネディ空港が混雑のため、着陸の許可が下りず、しばらく上空で待機する。」とのことである。ハドソン川上空をグルグル回った後、ようやくジョン・F・ケネディ空港に着陸。これまた飛行機が誘導路上で止まる。「駐機するスポットに他の飛行機が止まっているためしばらく待機する。」とのこと。実に混みまくりのジョン・F・ケネディである。30分ほど待ち、ようやくスポットに着く。飛行機は給油をするのだが、ブラジルに行く人も全員荷物を持って一旦降機させられ、アメリカの入国審査を受けさせられる。アメリカは通過するだけでまったく用はないのに実に理不尽な話である。入国審査は長い列ができていて20分ほど並ぶ。入国審査の担当官は女だったが、やたら態度が悪い。パスポートにハンコ押してもらい、税関へ。ここは紙を渡すだけ。税関を通ると、アレ?外じゃん。前回のアマゾンツアーはロス経由でロスでは乗り継ぎ用の隔離部屋だったので唖然とする。街まで行こうと思えば行ける状態である。空港の2階にあがり、乗り継ぎの列に並ぶ。パスポートとチケットがチェックされ、セキュリティチェックを受ける。これまた担当官の態度がめちゃくちゃ悪い。「パソコンを出せ!」「クツを脱げ!」「上着をとれ!」「もたもたするな!さっさとしろ!」すべて命令形の英語でまくし立てる。テロに遭って神経質になっているのはわかるが、入国審査といい、セキュリティチェックといい、こういう態度取ってるからアメリカは世界中から嫌われてテロの標的にされるんじゃないのか?ホント頭にきて「お前らなんかまたアル○イダにやられちゃ(以下自主規制)」と思った。まだ前回のロスの方がフランクだった。ニューヨークは街の入り口からひどいところである。このあと、ボロクソにまくし立てられる。セキリュティチェックを通ると、搭乗口まではいろいろとお店が充実している。やたら高い売店が一軒だけあったロスとは大違いだ。ネットができないかパソコンを立ち上げてみたが、無線LANは有料だったのでアクセスは断念。ちょうどテレビで大リーグのプレイオフ・ヤンキース戦が放映されていてあたりはやたら盛り上がっている。一時間ほどの待ち時間で再び搭乗開始。また長蛇の列ができるが、成田よりはスムーズに搭乗。席はそのまま同じ席である。飛行機はすぐ出発。滑走路へ向かう。ここでウトウト寝てしまう。ふと目が覚めると一時間ほど経過していた。「いつの間に離陸したんだろう」と思って外を見るとまだ離陸していない。おまけに誘導路ではなく、滑走路上に飛行機が何十機もずらーっと並んでいる。まるで9.11のテロのときのような光景である。「ええ゛~?なにこれ?」と思っていたら、機長がアナウンスが入る。「ただいま混雑のため、いつ離陸できるかわかりません。ざっと見て3、40機が離陸を待ってます。」誘導路だけでは飛行機が収まりきれないので滑走路まで飛行機を並べて待機させているようである。ええ゛ぇ~?ニューヨーク着陸のときも混んでたけど、離陸するときもこんな混んでるの?ジョン・F・ケネディって世界一の空港じゃなかったっけ?実にお粗末な世界一の空港である。こんなとこ二度と来たくない。結局1時間45分ほどかかってようやく離陸。サンパロウまでは9時間ほどのフライトである。半日で二度目の夕刻を迎え不思議な感覚である。機内食はチキンのパスタであった。食事後、すぐまた眠りにつく。だんだん日本食から離れてきましたよ(笑)
2007.10.21
アマゾンツアー2007無事終了して本日帰宅しました。コリドラスの大群に遭遇、大迫力のピラルクー漁見学、コリ、アピスト、カラシンうじゃうじゃのイガラッペで泳ぎまくり、肉、魚とブラジル料理を食いまくり、と大変充実した2週間でありました。サンパウロを出発して30時間。飛行機に乗りっぱなしでぼーっとしてます。詳しいレポートは明日からさせていただきますのでどうぞお楽しみに。今日はこんなところでご勘弁を~
2007.10.20

13日目 10/19 ニューヨーク~成田~羽田~高松ふと夜中に目が覚める。エコノミークラス症候群予防なのか飛行機の中を深夜徘徊している白人のおばちゃんがいてそのおばちゃんがぶつかって起きたのだった。お願いだから座っていてくれ。と思う。前方のディスプレイを見ると、飛行機はちょうど南米大陸を抜け、大西洋に出るところであった。さようなら。南米。ニューヨーク到着前の朝食。クロワッサンのサンド。この食事の後、事件発生!食器を下げに来た現地採用?のブラジル人スチュワーデスがお盆をひっくり返してしまい、通路側に座っていたわたしの足にまともにコーヒーがかかってしまった!ひたすら謝るブラジル人のスチュワーデス。やってしまったものはしょうがないし、ひたすら謝っているのでこちらも咎めることはしなかった。とりあえず、タオルをもらって拭く。右足の膝から下がズブ濡れ。幸い、客の残したコーヒーだったので火傷はなかったのだが、靴下まで濡れてしまい、なんとも気持ち悪い。すると、日本人のスチュワーデスがやってきてまた必死に謝っている。「別にもういいので、替えの靴下があったらください。」と言うと、『靴下のご用意はしていないのですが、ビジネスクラスのスリッパを持ってきます。』とのこと。行きはカバンに着替えを入れていたのだが、帰りは邪魔臭いので入れていなかったのである。しばらくしてスチュワーデスが戻ってきた。『申し訳ございません。ビジネスクラスは満席で余ったスリッパはございませんでした。』「おいおい。だったら最初からそんな提案しなきゃいいのにー。」と思ったら、『代わりの品と言っては難ですが、お詫びのしるしにこれをお納めください。』「ん?何くれるんだろう??」と思いつつ、受け取ったのがこれですよ。これ!飛行機のプラモデルです。ハイ。「子供か!オレは!」と突っ込みを入れたくなったが、思わず笑ってしまった。その後もこちらは何の要求もしていないのに「おやつセット」とかしょーもないモノを持ってくる。こちらも呆れてしまい、「もういいですから。」と笑いながらスチュワーデスに言ったのだった。これってスチュワーデスの笑い落とし作戦だったのだろうか?行きとは違ってjまっすぐニューヨークに向けて飛行中。だが、出発遅れが響いて2時間遅れで到着とのこと。なんだかんだでコーヒーも乾いてしまった。飛行機の中ってものすごく乾燥しているんですなぁ。ただ、かなりコーヒー臭い。よく着陸できたなぁ。と思うぐらい霧で真っ白のニューヨーク・ジョン・F・ケネディ空港に到着。ところがまた途中で停止。今から着くスポットにデルタ航空の飛行機がまだ止まっていてそれがどかないとつけられないらしい。「悪いのはあくまでデルタ航空。」というのを強調していたのが笑えた。結局15分ほどかかって到着。行きと同様、アメリカにまったく用はないのに入国審査を受ける。英語がまったく通じないブラジル人客が多く、担当官はイライラしながら指で数字のジェスチャーをしたりして並ぶゲートを指示したりしていた。わたしも指示されたゲートに並ぶ。すると、わたしの前の日系ブラジル人の一家の書類に不備があったらしく、入国審査官が顔真っ赤にして怒っている。日系ブラジル人のお父ちゃんは英語がわからず、これまた顔真っ赤にして怒っている。今にも胸倉掴み合いになりそうな勢いである。結局その後ろで10分ほどわたしは待たされ、その前にあったことで入国審査官はわたしに対してもイライラしている。『入国審査には必要ねぇよ。』とトランジットのカードを投げつけてきた。完全とばっちりである。行きもそうだったが、やっぱりニューヨークはろくでもないところだというのが良くわかった。こりゃテロの標的にもされるわけだ。子供のころ、『ウルトラクイズ』という番組が好きで、将来は出場して決勝のニューヨークまで行きたいなぁと思っていたこともあったが、今回のことで『ニューヨークへ行きたいかー!』と福留さんや福沢氏に言われても「いや、別に。行きたくないです。」と答えそうだ。税関は書類をわたすだけでスルー。ロビーに出る。一応ニューヨークに来た記念。ということでyamyamさんとロビーの外を一歩だけ踏んで戻る。2階に上がり、セキュリティチェックを受ける。行きとは違って女性の担当官ばかりで今回は怒鳴られることはなかったが、yamyamさんのカバンに入っていたビデオカメラのハウジングが詳しく調べられていた。ゲートまでの売店はめちゃくちゃ充実している。飲み物を買う。値段はごく普通だ。前回、ロスの隔離部屋で水1本500円近く取られたので、その点についてはまともだ。ゲートに行くと、やはり到着が遅れたので出発も遅れるとのこと。ゲートのそばでしばらく時間を過ごす。待合所にはこんなものもあった。パソコンを繋げるとメールが受信できるらしい。ネットじゃなくてメール。というのがなんとも微妙だなぁ。と思った。ひょっとしたら速度が遅いのかもしれない。1分いくらでカード払いなので怖くて試すことはできなかった。待合所の目の前にこれから乗る飛行機が止まっている。これだけ目の前に止まる空港も珍しいのでは?と思い、写真を撮る。やっぱりジャンボはデカいなあ。搭乗が始まる。長蛇の列ができるが、荷物も少ないので最後に乗り込む。案の定、頭上のケースはガラガラ。ブラジルからの客は大半がここニューヨークで降りたらしく、ニューヨークからは別の客が乗ってきた。ブラジルのときよりは多少客が多く、yamyamさんの隣も埋まった。結局2時間ほど定刻から遅れて離陸。今回のツアー、まともに定刻どおり出発したのは最初の成田だけであとは結局すべてが遅れたのであった。離陸してしばらく激しく揺れる。揺れが収まり始めると食事。シーフードカレーである。実は行きの飛行機でメニューに書いてあってちょっと楽しみにしていたのであった。味はうーん。微妙。日本人が作るカレーの味ではなかった。ちょっと残念。しばらく映画を見て過ごす。ダイハード、キサラギなど割と最近の映画を何本も見る。映画を見て過ごすのが飛行機では一番いい時間の過ごし方かもしれない。飛行機はカナダ上空である。機外モニターを見ると、一面雪景色で湖のようなものも見えた。日付変更線を通過。行きは同じ日がもう一日来たが、帰りは一日進める。それにしても日本の地名で「蔵王山」だけ表示されるのはなんでだろう?日本到着前最後の機内食を食べる。機内食は・・・もういいです・・・機外モニターを見ると、お!ここは茨城の大洗じゃないですか。仕事でよく行ったなぁ。日本に帰ってきたのを実感したのであった。結局2時間遅れで成田に到着。24時間の最狂のフライトだが、着いてしまえばこんなものかなーと思ってしまう。実際にはめちゃくちゃ疲れているんだが・・・荷物がなかなか出てこない。結局30分ほど待つ。税関は何も聞かれずノーチェック。今までで一番カンタンだったような・・・ロビーに出たところでyamyamさんと別れる。2週間お疲れ様でした。帰りは実家に帰省することも考えたのだが、実家から成田へ行くのはカンタンなのだが、逆に成田から実家に帰るのは接続が悪くてかったるいのと、国際線と通しで高松まで買うと5000円で帰れる(通常2万。ただ国際線の当日しか通しで買えない)ので直行で帰ることにしたのであった。スーツケースは宅急便で送り、身軽になってリムジンバスに乗り込む。意外とリムジンバスが混んでてびっくり。羽田から成田に行くリムジンバスはいつもガラガラなのになぁ。週末だったが、意外と道路が空いてて1時間足らずで羽田に到着。だが、タッチの差でひとつ前の便の受付が終わっていた。もうちょっと荷物が早く出てくれていたらなぁ。当初の予定の最終便で四国に戻ることになった。羽田で3時間待ち。有楽町あたりに出て買い物。というのも考えたが、疲れていたので空港内の銀座ライオンで食事を取って時間を潰すことにした。適当につまみを頼み、生ビールを飲む。「なんじゃこりゃああぁぁ!!!」と叫びたくなるぐらい、つまみもビールもおいしい。ブラジルの食事もおいしかったが、「日本の食べ物ってこんなにおいしかったのね。」とつくづく思う。羽田から高松へ最後のフライト。長時間のフライトばっかりだったので「え゛?もう着いたの?」という感じで高松到着。空港の外に出るとものすごく寒い。10度ぐらいしかないらしい。行くときは30度越えてて夏だったのに、帰ってきたら、たった2週間で冬になっていたのである。結局サンパウロから33時間かかって自宅に着いた。なんだかんだいろいろあったけど、無事帰ってこれた。家も火事になってなかったし、水槽もまずまずだいじょうぶそうだ。よかったよかった。いろいろありましたが、アマゾン滞在中はいろんなものを見て、食べてホント楽しい毎日でした。こんな貴重な時間を過ごせたのも無事に帰国できたのも今回のツアーのコーディネートをしていただいたThe Amazon Touchの皆様のおかげです。お忙しい中、本当にありがとうございました。というわけでこれにてアマゾン日記2007は終了です。長いこと読んで下さった方はありがとうございました。今日これを初めて読んだ方は全編をがんばって読んでください。みなさんの『アマゾン日記200X』を読む日が来るのを楽しみにしております。
2007.10.19

12日目 10/18 サンパウロ~ニューヨークブラジル滞在もいよいよ今日で最終日。ニューヨーク経由成田行きの飛行機は深夜出発なのでその時間までサンパウロ市街観光をすることになっている。昨日は夜遅かったので今日は遅めに起きて朝食。宿泊したホテルはブルーツリーというホテルで日系人の青木さんという人が経営しているらしい。ブルー=青、ツリー=木というわけである。日系のホテルというだけあって日本食が充実している。ちゃんとした白米、味噌汁、さらに納豆まであって大満足。朝食後、ホテルの近所を散策。やはりサンパウロは大都会だ。昨日までジャングルの真っ只中でコリドラスを追っていたとは信じがたい。街角の婦警さんホテルをタクシーで出発。日本人街へ。サンパウロの日本人街は海外の日本人街としては世界最大だそうである。大きな鳥居が街のシンボル。日本人街の中心部にある大阪橋。おみやげ屋。ピラニアの剥製。宝石でできたおみやげも多い。ここでブラジルを代表する美しい蝶モルフォの置物を買った。スーパーでは日本の食材は何でも売っている。弁当類も充実。寿司とてんぷらをぶち込んだボリュームたっぷりの弁当。インチキくさい店も多い。天満屋?と思ったら、てんまん屋楽天市場もある!ここで買ってもスーパーポイントはつかないらしい。日本の本の書店も。アクアライフ、フィッシュマガジンなども揃ってます。気になる本の値段は・・・円からレアルへの換算表。880円のアクアライフは47レアル。ということは約3300円!!海外で日本の本を買うと高いですね~昼食は日本風中華料理屋で餃子を食べる。うーん。普通においしい。街角の掲示板に貼ってあったポスター。最近日本で見ないと思っていたら海外進出してたのですね。夕食は和・韓・中三ヶ国料理バイキングサーモンの刺身と焼肉がうまい。食事後、空港行きのタクシーを呼んでもらう。フェリックスさんとはここでお別れ。今回も大変お世話になりました。ありがとうございました。タクシーは軽快に空港へ向かっていた・・・のだが、高速道路の真ん中で突然スローダウン。運転手はタクシーを路肩に寄せて止めた。エンジンが突然止まったらしい。もう一度かけ直したらちゃんとかかった。あーびっくり。最後の最後までブラジルでは一日一回必ず何かがある。空港に着くとJALのカウンターの前は長蛇の列ができており、並び始めてからカウンターに着くまで30分以上かかった。チェックイン後、あまり時間もなさそうなのでゲートに直行。セキュリティチェックと出国審査でここでも長蛇の列。とにかく並びまくる。売店で余ったレアルを使って飲み物を買う。それでも30レアルほど余った。ゲートのディスプレイにNarita-Tokioと表示が出ている。急に帰国する実感が沸いてきた。23時半ごろ搭乗が始まる。チケットに色わけされたシールが貼ってあり、「緑色の人は搭乗してください」という感じで整理され、すんなり搭乗できた。成田やニューヨークよりちゃんとしてるじゃん!行きと同じくB747-400ジャンボ。席は3-4-3の真ん中の4にyamyamさんと並んで座る。yamyamさんの隣は空席だった。行きはギチギチだった頭上のボックスも余裕があった。ほぼ定時に出発。と思いきや、飛行機が走り出さない。機長からアナウンスが入る。「2本ある滑走路のうち1本が工事中で1本しか使えず、離陸も着陸も1本でやっており、現在着陸を優先しているのでいつ出発できるかわからない。」とのことである。なるほど昨日、着陸が遅れたのもこの工事の影響だったのであろう。結局1時間半遅れてサンパウロを離陸。ブラジルとはこれでお別れである。機内食は「ブラジルの白身魚」というのを選ぶ。これでブラジルの魚も食べ収めだ。久しぶりに飲む日本のビールがおいしい。何はともあれ、とりあえず日本に帰る飛行機には無事乗れたのである。食事後はすぐ眠りについたのであった。
2007.10.18

市場の場外へ。日本の築地市場のようにマナウスは市場の場外にもいろんな店があって賑わっている。魚の串焼き屋さんプレコ丸焼き中。まだ生きていてピクピク動きます。熱いよ~ブラジルの食卓に欠かせないイモの粉「ファリーニャ」を作るための巨大フライパン。ハンモック屋さん。デザインいろいろ。値段もいろいろ。高いものほど風通しが良く、寝心地がいいらしい。安いものは生地が厚く、暑くて寝苦しいという。釣具屋で売られていたモリの先端部分。サンミゲール島でも使われていたもの。もちろんおみやげ用にゲット!!市場の片隅のビリヤード場。小さなビリヤード台で男たちが熱い戦いを繰り広げる。市場の裏手はマナウス港。大小さまざまな船が集まる。雨季には今撮影している足元まで水位が上がるというから驚きである。定期船の桟橋。ここからサンタレンやベレンなどへ向かう定期船が発着する。定期船の桟橋は売店もいっぱいあって港で一番賑やか。お昼になり、食事。今日は中華料理。ここはポロキロスタイル。ポロキロとは自分で好きなものを皿にとって最後に重さを測って清算するスタイルの食堂のこと。肉でもご飯でもスイカの皮でも値段はいっしょ。思わずどちゃっと取って食べてしまった。食事後、一旦K2の事務所に戻って荷物整理。今回は最初からムダな荷物をかなり省いたのであっさりスーツケースに収まる。やっぱり荷物は少な目が正解。飛行機の出発時間が近くなり、空港へ向かうことになった。サンタレンパートでたいへんお世話になったシルビオさんと握手をして別れる。いろいろと気を遣っていただき、ありがとうございました。マナウスの空港までヒカルドンさんに送っていただき、握手をして別れる。今回もホントお世話になりました。ありがとうございました。これからさらに2週間ブラジル旅行を続けるアキオさんともここでお別れ。どうぞご無事で。ここからはyamyamさんと二人きりだ。今回もすんなりとチェックインはしたが、数日前からサンパウロでサマータイムが始まった影響で、サマータイムがないマナウスでも出発時間が1時間繰り上がっていた。これはチケットには一切書かれていないので注意が必要である。1時間定刻は繰り上がったが、やっぱり今日も遅れているようである。発着する飛行機をぼーっと眺めながら待ち時間を過ごす。 アマゾンでは小型飛行機も多い。こんな飛行機に乗ってアマゾン奥地も行ってみたい。結局もとの時間よりも遅れてマナウスを出発した。これで10日間を過ごしたアマゾンとはお別れである。ノボアイロンのコリの大群、サンミゲルのピラルクーと優しい村人・・・いい思い出ばかりである。また来ることはあるのかな・・・4時間ほどのフライトでサンパウロの上空まで到達。ところが、飛行機は旋回を続けている。なんらかの事情で着陸できないようだ。また悪天候か?と思ったが、単純に混雑していただけのようで無事着陸。結局マナウスからは1時間ほど遅れて到着した。当初の予定ではこのまま国際線に乗り継いで日本に帰る予定だったが、それも辛いので日程を一日前にズラしてサンパウロで一泊することにしたのだった。結果的にこういう予定にしておいてよかった。今日のように国内線が遅れてしまうとヘタすると帰国できない。今日、明日のサンパウロはフェリックスさんに案内していただく予定だが、フェリックスさんはわたしたちより先の便でサンパウロ入りしているので空港からホテルまでは自力で移動しなければならない。海外ではこの空港からのタクシーでボラれることが多く、ポルトガル語もできないので非常に不安であった。教えてもらっていたタクシーカウンターに行く。ここのお姉さん英語がバッチリ。英語が通じただけで妙にホっとする。ホテルの名前を告げ、伝票を作ってもらう。「88レアルです。そこのタクシー乗り場から乗って伝票を運転手に渡してください。」と固定料金の明朗会計で実にわかりやすい。これならボラれる心配はないだろう。空港から88レアル(約6000円)と高額なだけあって結構遠い。高速のような道を飛ばして1時間弱で街の中心部のホテルへ向かう。車窓から見える景色は大都会。ごちゃごちゃしていてまるで東京のようである。東京の日本橋あたりのちょっと古いオフィス街。まるでそんな感じ。ホテルに着くと、フェリックスさんが待っていてくれた。ホテルの近所のバーに歩いて行く。雰囲気がとても洒落ている。客層はちょっとリッチな近所のサラリーマンという感じ。いろんな人種が分け隔てなくワイワイ盛り上がってていい感じだ。ショピ(生ビール)を飲む。そういえばブラジルに来てから生ビールは今日が初だ。ガーリックトーストや揚げ物をつまみに注文。なかなかおいしい。サンタレンの劇遅の店とは大違いで、店員の目配りが素晴らしい。灰皿もまめに交換してくれるし、飲み物がなくなるとすぐ「もういっぱいいかが?」とやってくる。『そう。これだよ。これ。こういう都会の感覚。やっぱりいいねぇ。』という話になる。三人で今回のツアーの反省点も含め、いろいろな話をしながら今日も遅くまで起きていたのであった。
2007.10.17

12日目 10/17 マナウス~サンパウロいよいよ今日でアマゾン最終日。サンパウロへの移動日である。ホテルで朝食。バイキングで、味噌汁、白米の日本食もあるが、味噌汁はまぁまぁ。白米はベッチャベチャで食えたものではなかった。ヒカルドンさんに案内していただき、まずはマナウスの市場へ。この市場見学がわたしは大好き。世界中の市場を見るのが趣味なのである。市場にモノが豊富な場所はたいてい豊かなのである。市場周辺の古い建物を見学。ポルトガル植民地時代にできたらしい。こういった古い建物には必ず半地下の天井の低い部屋がある。そこは奴隷を閉じ込めておく部屋だったらしい。市場に到着。まずはアマゾン流域最大の魚市場へ!あらゆるアマゾンの魚が揃う。活気あふれるマナウスの魚市場の内部。とても広い。ツクナレ。アマゾンのおいしい魚3トップのひとつである。これまた3トップのひとつアマゾンの魚の王様ピラルクー。やっぱり身がキレイ。もしかしたらサンミゲル産かも?ピラルクーの塩漬けロール。氷漬けできない地方ではピラルクーが獲れると塩漬けにして保存するという。プレコのブツ切り。タマゴが残してある。サンミゲル村でも食べたが、このタマゴはとても濃厚な黄身の味がする。オスカー?ナマズ。シルバーアロワナ。あんまりおいしくないらしい。昨日食べたパクー。脂が乗ってておいしかった乾物屋さん。魚粉や干しエビなど。魚市場の隣は野菜市場。市場と市場の間にある食堂。食材は基本的に市場の余り物だとか??さらに果物市場へ。アマゾンフルーツ3トップのひとつのスイカ。これまたアマゾンフルーツ3トップのひとつのバナナ。当然だが、痛んだものは安い。芸術的なまでにキレイにトラックに詰まれたバナナ。昨日行ったジャングルのバナナもあるかも。アマゾンフルーツ3トップ最後のひとつパイナップル。つづく。
2007.10.17

コリドラスに別れを告げ、もと来た道をひた走る。ダートを抜け、アマゾン一本道に戻る。プレジデントフィゲイレドの街で休憩。量り売りのアイスを食べる。一本道に戻ると検問所がある。街の出入り口にはこういう検問所があるらしい。特になんのチェックもなくそのままスルー。アップダウンの続く一本道を二時間ほど走り、マナウスの街の入り口に到着。マナウスへようこそ。という意味の看板が頭上にかかっている。マナウスの検問所はでかい。大々的に検問をやることがたまにあるらしい。K2の事務所に着くと、「一日一回の何か」が今日もこちらで起きていた。事務所のパソコンが前触れもなく突然爆発した!とのこと。今日は雷は鳴っておらず、コンセントの電気の電圧が突然変わったのが原因らしい。電気会社に問い合わせると『今後このようなことがないようがんばります。』というわけのわからん返事が来たとか。日本だったら責任問題である。ブラジルは誰も責任取ってくれない。わたしたちがツアーでアマゾンに来てから、出荷した魚が戻ってきてしまったり、雷でポンプが壊れたり、パソコンが爆発したりと災難続きで本当に気の毒である。居た堪れない気持ちでいっぱい。マナウス市内のホテルにチェックイン。相変わらずエレベーターの階数表示がよくわからない。SLがフロントがある1階でPが2階、1が実は3階で・・・あ゛ーーーわけわからん!!ホテルで休憩後、アマゾン打ち上げ食事会。今日は魚料理屋。このお店、前回来たときのマナウス初日と今回のマナウス初日の過去二回来たが、二回とも定休日でお休みだったが、今日は開店していた。ヒカルドンさんオススメの店なので食事できてうれしい。まさに三度目の正直である。このお店、バナナの葉で包んで焼いた魚が名物。パクー。見た目はピラニアに似ている。脂が乗っててとてもおいしい。本日一番のお気に入り。これはなんだっけ(汗)これもうまかった。メインのタンバッキー半身の包み焼き。でかい。今日でアマゾンの魚料理ともお別れである。こればかりは日本ではなかなか食べられないので食いまくってしまった。うーん。やっぱり魚料理はいい。今回のツアーでは、ピラルクー、タンバッキー、プレコ、ツクナレ・・・といろんな種類の魚をいろんな食べ方で食べることができて本当に良かった。腹いっぱいになったところでもう一軒飲みに行く。マナウス最後の夜は久しぶりに遅くまで起きていたのであった。
2007.10.16

コリドラス第2ポイントに向け出発。ジャングルの一本道をひた走る。この道はこのまままっすぐ2000キロ。ブラジルの隣国ヴェネズエラまで続いているそうである。ところどころアスファルト舗装に穴が開いて土が吹き出している。アマゾンの舗装道路の厚さはドイツのアウトバーンの1/13の厚さだそうである。いくら薄くても舗装の厚さでは自慢にならない。暑い国なのになぜアスファルト舗装なのだろうか。東南アジアとかだとたいていコンクリート舗装なのだが・・・スキーのジャンプ台?いえ、ジャングルの一本道です。ところどころにあるイガラッペには橋が架かっている。たまに写真のような看板も。イガラッペの文字を見ただけでわくわくする。ジャングル一本道路からダートに侵入。ほとんど穴は開いてないのでヘタな舗装道路より快適。ただ、起伏が激しいので雨が降ったら登れないかも。膨らんでいる電柱は実はシロアリの巣。ところどころにある。ダートを走ること1時間弱。あれ?こんな場所だったけ?迷ったかな?とか話ながらもついに2年前にも来た第2ポイントに到着!見た目はまったく変わっていないが・・・このポイント、道路のすぐそばでクルマから降りたら即コリドラスが見れるのが実にすばらしい。ちょうど橋で堰き止められた形で浅いところは水深10センチほど、深いところは1メーターぐらいある。底はリオネグロサンド。まさに理想的なポイントだ。ここでヒカルドンさんお手製のサンドイッチをいただく。おいしくて何度もおかわりをいただいた。水辺では色とりどりの蝶が歓迎してくれた。上流部には前回はなかった水草が!ニムファ系が多い。このポイントは民家のすぐ横。我々が泳いでいるすぐ横で民家の洗濯場では子供が洗い物のお手伝い。アマゾンではちゃんとお手伝いする子供が多い。子供が不思議そうに水中観察中の我々を眺める。水中観察を始める。うわっ!コリドラスがいっぱい!しかも前回より数も多いし、サイズも大きい!ツアーの予定変更による偶然とはいえ、同じポイントに2年ぶりに来ることができてとても幸せだ。しかも環境が変わっておらず、逆にコリの数もサイズも良くなっていたのがうれしい。セミロングノーズ・ニュースーパーポタロエンシスの採取に成功!お約束の手に乗せて観察。やっぱり太陽光で見る現地のコリの輝きは違う。観察ケースに入れて観察。キレイなコリです。前回は見つけることができなかった真性ロングノーズも捕獲成功!!もちろんショートもいます。ひたすら泳ぎまくり、水中観察を続ける。丸太の一本橋の下が流木が詰まって急流状態になっていた。ここで潜ってみるとプレコ発見!ブッシープレコだ。これ前回はいなかった。動画で撮影成功!他にも真っ黒なロリカリアや真っ白なロリカリアも発見!ロングノーズのコリも急流が好きらしく、このあたりにいっぱいいる。水温を測定。ここもかなり冷たく感じたが、25.9度。あっという間に時間が過ぎ、マナウスに戻ることになった。フィールド観察はこれにて終了。余った食材や、不要となった網やプラケなどを子供にプレゼント『アミもらっちゃったー!!』と大喜びで自宅に帰っていく。これをきっかけに将来は熱帯魚漁師にでもなってくれたらうれしいなぁ。帰り道、前回来た時にニュースーパーポタロがいっぱいいたポイントに寄ってみる。相変わらず流量豊富なイガラッペのままであったが、コリの姿はまったく見えない。前回来た時は倒木が堰き止めるような形になったいたが、現在は倒木がなくなり、普通に流れるイガラッペになっていた。同じ場所でもこういったちょっとした条件の違いで、コリがいなくなってしまうのである。コリドラスがいる場所=イガラッペが堰き止められ、少し深くなって流れが緩やかに場所。という条件が必要なのではないかと今回のツアーで気づいたのであった。つづく。
2007.10.16

10日目 10/16 プレジデントフィゲイレド~マナウスアマゾンツアーもいよいよ終盤。フィールドに出るのは今日が最後である。ホテルでいつものブラジル朝定食をいただく。朝食後、ホテルのプールサイドに出ると、一匹の犬が走り寄ってきてわたしのそばから離れようとしない。「アレ?この犬見覚えがあるぞ。」そう、2年前に来た時もこの犬と同じ犬が同じこの場所で走り寄ってきた。デジャブのようななんとも不思議な感覚に陥る。うちで飼ってた愛犬ラッキーに良く似ている。もしかしたらラッキーの生まれ変わりなのかもしれない。『よう!また逢ったね。』と挨拶に来てくれたのかな。2年前に撮影した写真。やっぱり同じ犬だ。食事後ホテルを出発。第1のコリドラスポイントに向かう。ジャングルの中の一本道を北上する。マナウスからプレジデントフィゲイレドまでの道は良かったが、プレジデントフィゲイレドから先の道は補修されておらずボッコボコである。穴ぼこを避けながらひたすら進む。途中、前回来た時に覗いたいくつかのイガラッペの横を通る。「ここには○○がいたなぁ。」と記憶が鮮明によみがえる。こういう記憶は何年経っても忘れないものだ。1時間少々で第1ポイントに到着。橋の下の民家の横のイガラッペである。前回来た時初めてコリドラスを見たポイントでもある。ヒカルドンさんが民家に挨拶する。「家の横の川のコリドラス見てもいいですか。」『いーよ。』前回このポイントでは減水しすぎていて、かなり下流まで行かないとコリを見ることができなかったが、今回は前回よりはかなり水がある。どうだろうか。イガラッペを覗いてみると水深は20センチほど。底は石混じりの砂。前回は生えてなかった水草が今回は結構生えている。水はとても冷たい。相変わらずカラシンやシクリッドがいっぱいいるのはわかる。コリドラスは・・・うわ!いっぱいいるじゃないですか!前回はこのポイントでは下流でほんの数匹しか見ることができなかったのだが、今回は少なくとも100匹は目の前にいる!!さっそく採集体験に入る。網を構えて、手や棒でゆっくり追い込んでいく。獲れました!コリドラス・メラニスチウス。お約束の手のひらで観察。うーん。やっぱりキレイだなぁ。網が小さいので一度で何匹も獲れない。数回繰り返して10匹ほど獲る。観察ケースに入れてミニアクアリウム完成!ここのメラニスは獲ってもお金にならないので、現在はほとんど誰も採集していないそうである。でも、十分キレイなコリだと思う。私は好きですよ。この手のコリ。「外道」のダータテトラはいくらでも獲れる。どんくさいのかな?水質調査をしてみる。体感温度はかなり冷たいが、水温25度ちょうど、pH5.5、TDSゼロ。今日は夕方にはマナウスに戻らなければならないので足早に次のポイントに向けて移動を開始!続く
2007.10.16

腹いっぱいで空港に着くと、マナウス行きの飛行機はまだ飛んできていなかった。このマナウス行きの飛行機、サンルイスからレシフェ、ベレンと各地を経由して飛んでくるので途中の遅れが重なって結果的にどんどん遅れるらしい。新しい出発時間は14:27と表示されている。ブラジルの飛行機って平気で遅れるクセに一分単位で出発時間を設定してくるのは意味がよくわからない。セキュリティチェックを受ける。前回は来たときは一人一人係員が荷物の中を確認していたが、今回はX線装置が設置されていた。二つ、三つ遅れている便があるらしく、狭い待合室は満員。結局30分ほど待ってマナウス行きの飛行機がやってきた。降りたときと同じように歩いて飛行機まで行く。サンタレンを離陸。窓の外を見ていたらタパジョス川が見える。あの岬は・・・一昨日、船で行った岬だ!一昨日行ったところを飛行機で上空から見ることができるとはラッキーだ。さらに昨日行ったアルテードションの上空を通過する大サービス。湖の右奥が最初に行ったポイント。タパジョス川を越え、景色は一面のジャングルとなった。それにしてもサンタレンパートはいろいろあったなぁ。またここに来ることはあるのかなぁ。飛行機はアマゾン川に沿って順調に飛行中。アマゾン川の色が二色に分かれてきた。マナウスは近い。飛行機は一旦マナウスの上空を通過。ネグロ川を渡り、マナウスとは対岸で旋回を始めた。アナウンスが入るが、ポルトガル語なのでよくわからない。どうやらなんらかの理由で着陸できず、旋回して待機しているようである。グルグルと旋回しているうちに着陸できない理由がわかった。マナウスの市街が雨雲ですっぽりと覆われている。かなりの大雨なのだろう。三周ほど旋回したところで、飛行機はマナウスに向かった。着陸するらしい。マナウスの空港の手前、ちょうどK2の事務所が見えそうなあたりから外は大雨になり、窓の外が真っ白になる。機体が激しく揺れる。着陸寸前、機体が沈み込んだのがわかる。ダウンバーストか?そう言えば、ここ数日一日一回何かあるのに今日はまだ何も起きていない。ひょっとして一番シャレにならない『墜落』か?ちょっと前にサンパウロで着陸に失敗してビルに突っ込んだのもこんな大雨が原因だったし・・・とマヂで不安になる。車輪が地面に着いた。ものすごい水しぶきをあげている。機体が右へ左へスリップしているのがわかる。B737の小型機なのになかなか止まらない。だいじょうぶなのか?滑走路の端まで行ってようやく止まった。なんとか無事着いたのだ。今まで100回以上飛行機に乗っているが、1、2位を争うぐらい今回は怖かった。飛行機から降りると、われわれの荷物はすぐ出てきたのだが、釣竿が出てこない。結局最後まで出てこなくて係員に尋ねる。別の場所に置いてあったらしい。ヒカルドンさんが空港に迎えに来てくれていた。一旦K2の事務所へ向かう。「一日一回の何か」はK2の事務所で起きていた。落雷により、ストック場のポンプが壊れたそうだ。マナウスではしょっちゅう落雷で電気製品が壊れるらしい。K2の事務所で休憩後、クルマでプレジデントフィゲイレドへ向かう。プレジデントフィゲイレドはマナウスからジャングルの中の一本道で繋がっている、クルマで2時間ほどの場所にある小さな街である。付近には滝がいくつかあり、週末はマナウスからの滝見物、水浴びの人で賑わうという。前回、かなりのガタガタ道だった記憶があり、今回は夜間の移動でちょっと怖かったのだが、だいぶ道が補修されていてその心配は必要なかった。プレジデントフィゲイレドに到着。前回と同じくカエルのお宿に泊まる。相変わらず看板はケロケロケロッピのパクリだ。食事は前回ピラルクがおいしかった店へ。店に着くと電器はついているのだが、誰もいない。しばらく待つと人がやってきた。「ご飯食べるなら店を開く。」と言う。今日はピラルクはないらしい。まずはおつまみでポテトフライをもらう。これはジャガイモではなくマンジョーカイモのフライ。サクサクでなかなかおいしい。メインはタンバッキーのスープ。身はとろーんとしていてなかなかおいしい。四人なのにこのでっかいスープが二つも出てきてしまい、とても食べきれない。ホテルに戻り、今日は四人部屋で寝る。明日は二年前に逢ったコリとの再会だ!
2007.10.15

9日目 10/15 サンタレン~マナウス~プレジデント フィゲイレド今日は移動日。本来は明日、マナウスに戻る予定であったが、オビドス行きが中止になったので今日の昼、マナウスに戻り、陸路でマナウス近郊のコリポイント・プレジデント フィゲイレドに行くことになった。飛行機に乗るまでは時間があるので、サンタレンの街中のお土産屋へ。ブラジルには驚くほどお土産屋が少ないのでこのお土産屋は貴重である。宝石からアマゾンの動物をモチーフにした各種置物までいろいろと揃っている。プレコの剥製や吹き矢などを購入した。ここで2年前の前回のツアーのときにお世話になったシダカさんがシルビオさんとの打ち合わせのためやってきた。2年ぶりの再会である。シダカさんも覚えていてくれたらしく、ガッチり握手。まだ時間があるのでタパジョス川沿いの博物館へ。この建物は100年ぐらい前に建てられたそうで市庁舎だったり刑務所だったり裁判所だったりいろいろと使われたそうである。1925年、サンタレン市庁舎だったころの石碑。中に入ると、案内係の女性がいていろいろ説明しながら案内をしてくれた。びっくりしたのは奴隷関係の展示。足かせ、お仕置きグッズなど実際に使われたものが展示されている。逃げ出して捕まったときの罰とのこと。どこの国へ行っても欧米人が通った歴史の影には必ず奴隷という犠牲がつきまとっているんだなぁ。と思う。地元のインディオが作ったという土器案内の女性にシルビオさんが『あなたポルトガル語がお上手ですねぇ。』と言われたらしい。「うん。ぼくブラジル人だから。」とシルビオさんが答えて大爆笑になったのであった。いったんホテルに戻り、荷造りの後、サンタレンの空港へ。サンタレンでずっと世話になったタクシーの運転手とはここでお別れ。追突はされたけど、毎日いつでも電話一本で感じよく来てくれてとっても良くしてくれました。おっちゃん。ありがとう。荷物を運んでくれたロロさんともここでお別れ。握手をして別れる。空港の中に入ると、お客でごったがえしている。シルビオさんにチェックインの手続きをしてもらう。すると、今の時点で2時間ほど遅れているそうである。そういえばこの旅行、最初の成田を出発するとき以外、すべて飛行機が遅れている。空港でこのまま待つのも時間がもったいない。ということで一旦サンタレンの街に戻り、シュラスコを食べることになった。タクシーを拾ってシュラスコ屋へ。ところが、このタクシー、片側のサスペンションがまったく効いてない。地面の振動がダイレクトが伝わってくる。シュラスコ屋の前に着くと、やってるのかやってないのかよくわからない。子供に聞いたら「やってるよ。」と言うので店内に入る。雑居ビルの屋上がシュラスコ屋なのであった。眺めが良く、拭きぬける風も心地良い。厨房に入れてもらい、肉を焼いているところを見せてもらう。なるほど。炭の置き火で遠火で焼くわけですな。大変参考になりました。日本に帰ったらマネしてみます。席に戻るとシュラスコスタート!あとは肉のワンコソバ状態!!出てくる肉はどれもこれもホントうまい!この内容で初日の「瞳」のオムライスよりぜんぜん安い上に注文してすぐ出てくる。というのだからこの国はどこか間違っている。(笑)やはりブラジルは肉かアマゾンの魚を食べるのが大正解だ!このシュラスコ屋はとにかく肉の種類が豊富。写真はほんの一部。10種類以上の肉が出てきた。牛タンまで出てきたのにはびっくり。ブラジルでも牛タン食べるんですね。食べてみたかったクッピン(コブ牛のコブの部分。)が食べられて幸せ。味はテールシチューみたいなゼラチンいっぱいの感じ。後から調べたら一旦煮てあるらしい。シメは焼きパイナップル。シナモンが振ってあっておいしい。これも日本でパクろう。っと。(笑)じゃんじゃん次の肉を持ってくるので、さらにはどんどん肉が溜まっていく。さすがにこの辺でギブアップ。もうこれ以上は食えない。腹いっぱいになって、ふと気づく。そういや飛行機には間に合うのだろうか・・・ブラジルに来て一週間ほど過ぎ、わたしはすっかりブラジル感覚にマヒしていた。「腹いっぱいだし、もうどうでもいいか。まぁ飛んでっちゃってもなんとかなるんじゃない?」そんな日本じゃ絶対考えないようなことをこのときは思っていた。逆に、我々を待っていたタクシーの運転手がシビレを切らしてやってきた。「あんたら、そろそろ空港行かないと、いい加減飛行機に間に合わないぜ。」らしきことを言っている。ふとみな我に返り、重たい腹を抱えながらサスの効かないタクシーに乗り込み、ガタガタと空港に向かったのであった。続く。
2007.10.15

8日目 10/14 サンタレン~アルテードション~サンタレン今日は昨日の話どおりゆっくり起きる。アマゾンに来てから毎日5時起きだったのでひさしぶりにゆっくりできてよかった。ホテルで朝食をいただく。今日はゆっくりなので全品ちゃんと揃っている。ここのパンは焼きたてでなかなかおいしい。昨夜まとまった変更案では今日の昼、マナウスに移動する予定だ。ところが、昨夜チケットの変更にシルビオさんが空港まで行ってくれたのだが、今日のマナウス行きの飛行機が残り2席しか空いておらず、明日マナウスに行くことに再度変更したとのこと。今日は、WBSABBYのサンタレンストック場の見学とアルテードションに行くことに再度予定変更となった。食事後、タクシーでサンタレンの街中のストック場へ。到着すると、ちょうと現地スタッフが水替えの真っ最中であった。見たことある人だなぁと思っていたら、前回のツアーでお世話になったシダカさんの弟で運転超荒いロロさんだった。懐かしい。このストック場はディスカスが中心。他にシクリッド少々。コリドラスやカラシンはいなかった。WBSABBYやK2のディスカスの特色として徹底した産地管理があげられる。このストック場でも白い箱ごとにINANUとかC(クリペア)とか産地ごとのシールが貼られ、別の産地のディスカスが混ざらぬよう厳重に管理されている。WBSABBYやK2のディスカスが世界でブランド化されているのがよくわかる。ストック場の見学の後、タクシーでアルテードションに向かう。アルテードションはサンタレンからクルマで1時間ほどのところにあるタパジョス川に繋がる湖で、湖畔はアマゾンでは数少ないリゾート地である。ボートの準備ができるまで湖畔のホテルのプールサイドでビールを飲み、リゾート気分に浸る。ボートの準備ができ、出航。前回のツアーのときもここには来たが、減水しすぎていてあまり魚を見ることができなかった。今日はだいじょうぶだろうか・・・風が強く、しぶきがいっぱいかかる。前回来た時に訪れたマナティがいた、という浜辺を過ぎ、湖の奥へ。細い立ち木がいっぱい。ここはイガラッペの流れ込みらしい。水中眼鏡をつけて潜る。だいぶドロが深く、膝までズブズブと潜ってしまう。水草が生えていて、カラシンやシクリッドがいっぱい。シクリッドはチェッカーボードが多い。アピストのアガシジィの10匹ぐらいのファミリーもいた。前回のツアーではほとんど水草を見ることができなかったが、今回は種類は少ないものの、水草が結構生えている。ヘアーグラスの一種だろうか。ニムファの仲間も結構生えている。サンタレンドワーフニムファかタパジョスドワーフニムファか。このポイントでも十分おもしろいのだが、ドロが深く、透明度もイマイチのため、別のポイントを探すことにする。記憶を頼りに前回訪れた湖の反対側の奥のイガラッペへ向かう。このボートエンジンが小さく、スピードが出ない。結局1時間ほどかかって到着。水量豊富で流れもかなりあり、透明度も高い。なかなかいい感じのイガラッペだ!さっそく水中メガネをつけて上流に向けて泳ぎだす。ここもカラシンやシクリッドでいっぱい。それだけでなく、20センチを超える中型魚もいっぱいいる。イエローピラニアを発見!ワイルドのピラニアを初めて見れて感激。齧られたらイヤだなぁと思ったが、ピラニアは臆病なのでピラニアの方から逃げていく。少し泳ぐとだいぶ浅くなってきて中型魚は姿を消した。その分、水草が増えてきた。潜ってみると、水草がとてもキレイ。ADAのネイチャーアクアリウムそのままの世界である。夢中で上流に向けて泳ぎ続ける。それでは、しばし天然ネイチャーアクアリウムギャラリーをご覧ください。だいぶ上流まで遡り、魚も少なくなってきたので休憩の後、引き返す。ここまでキレイな水景が見られるとは!みな大満足。予定変更も結果オーライであった。予定で行くはずだったオビドスも似たような感じでこことはディスカスが見れるか見れないかぐらいの違いだそうである。それにしてもヘアーグラスの水草水槽もいいなぁ。日本に帰ったらレイアウトに挑戦してみようかな。なんて思ったりする。アルテードションを後にし、タクシーでサンタレンに引き返す。サンタレンの街の手前で前に遅いクルマがいて10台ほどの車列になっていた。車間が詰まってきて「ちょっと危ないなぁ」と思っていた矢先、タクシーの運転手の携帯が鳴った。運転手が前方から視線を逸らした瞬間、2台前のクルマが路肩に急に止まった。対向車線にも車列が続いていたので1台前のクルマは急ブレーキ。それにまだタクシーの運転手は気づいていない。「危ない!」と我々が叫び、ようやくタクシーの運転手が気づいて急ブレーキ。ギリギリセーフで追突を免れる。「よかった~」ホっとした瞬間、後ろから『キュルキュルキュル~』というブレーキ音が!次の瞬間ドン!グシャ!玉突き状態で後続車から追突されたのであった。タクシーの運転手は道の真ん中に車を止めたまま後を見に行く。音の割にはちょっとボディが凹んだだけであった。ブラジルでは事故ったら、路肩に寄せたりせず、そのままの状態で交渉に入るのが一般的らしい。結局、後ろのクルマのドライバーは知り合いだったので後で交渉する。とかで運転再開。不幸中の幸いで我々にもケガはなかったが、びっくりした。やっぱりサンタレンパートは一日一回何かが起きるのである。ホテルに戻り、休憩ののち、食事に行く。前回、セルジオさんに連れて行ってもらったPIRACATUという魚料理屋へ。まずは前回も食べたピラルクーの一口フライを頼む。相変わらずおいしい。みんなあっという間に食べてしまい、もう一皿注文する。ブラジル名物の酸っぱ辛いソース。魚料理にはなんでも合う。これにハマる。メインのツクナレのバターソース。これが絶品。日本に帰ったら、スズキあたりでマネして作ってみようかな。食事後、ホテルに戻り、今日も爆睡。今日も一日いろいろあったが、一応五体満足無事で生きている。
2007.10.14

ピラルクー漁を目の当たりにした余韻に浸りつつ、母船に戻る。母船まで村のカヌーで送ってもらい、サンミゲール村の村長と爺さんと握手をして別れる。『また来てください。』と言われ、思わずジーンとなる。母船ペレイラネットはサンタレンに向けて錨を揚げ、サンミゲール村を後にした。昨日、今日とサンミゲール村で過ごした二日間はまさにウルルン状態だったなぁ。とつくづく思う。おしけんがぁ サンミゲール村でぇ ピラルクー漁にぃ 出合ったぁってウルルンネタはもういいか。ホントここに来て良かった。かなり癒されたひとときであった。出航してすぐ昼飯。またコックのおばちゃんがいろいろ作ってくれていた。昨日の夕食には多少劣るが、十分おいしい。特にデザートのプリンは昨日、半日ぐらいかけて一生懸命作っていたのを見ていたので期待していた。じっくり時間をかけて粉をかき混ぜ、玉子に至っては黄身の表面の膜を取り除いて入れるという丁寧さだった。食べてみると期待していた通りの味。絶品である。特に甘さ具合が日本人好みの甘さなのがすばらしい。海外のデザートはたいてい甘すぎるのだが、その辺をこのおばちゃんは理解しているのである。船はサンタレンに向けてアマゾン川を下る。アマゾン川はホント広い。これでも枝分かれしたアマゾン川の一部である。腹いっぱいになってハンモックで昼寝。起きたらサンタレンの手前まで来ていた。ちょうどアマゾン川とタパジョス川の合流点のあたり。手前の青い川がタパジョス川、奥のコーヒー牛乳色がアマゾン川。午後は砂浜につけてもらい、泳いだり昼寝したりのんびり過ごす時間ということにした。サンタレンの街を一旦通り過ぎてタパジョス川を1時間ほど遡る。最初につけた浜は風おもてで濁っていたので、風裏になる岬状に突き出した砂浜につけなおしてもらう。そこは広大な砂浜の続く岸辺であった。遠浅でなかなかいい感じである。泳いでみたらちょうど良い水温で気持ちいい。魚はあまりいないようだ。タパジョスはホント青い。アマゾンのモルディブ。と言った人もいるとか?遠く向こう側はサンタレンの街。夕方になり、サンタレンに戻ることになった。サンタレンまでの航海(航川か)、「ちょっと操縦させてくれないか」と頼んだら、船長は快く操縦席を変わってくれた。普段船に乗っているが、こういう船らしい舵輪のついた船の操縦は初めてである。舵はワイヤーで直結されているようでちょっと重い。平底船のため、舵を取ると結構横滑りする。だいぶ当て舵が必要なようだ。また、リーウェイ(風で流されること)が大きく、まっすぐ走ってはきたが、だいぶ風下側に流されていた。「ちょっと」のつもりだったのに、船長はわたしの操縦を見て「こいつならだいじょうぶだ。」と思ったのか、どっか行ってしまい、結局一人で1時間近く、サンタレンの港までわたしが操縦したのであった。アマゾンの船を操縦するというまたひとつ貴重な体験ができた。サンタレンに入港。今夜はオビドス行きの定期船に乗り、明日はオビドス近郊でディスカスの水中観察をする。オビドス行きの定期船を探し、横付けしてもらうことに。定期船を探しに行ったスタッフが戻ってきて何かを伝えている。なんとここで非常事態発生!オビドス行きの定期船がエンジントラブルを起こし、どっかで漂流しているらしい。船がいつ直るかは不明。サンタレンとオビドスは2隻の定期船で結ばれていて1隻は健在だが、運航予定が大きく変わるという。とにかく今日はオビドスに行くことはできない。予定を変更し、とりあえずサンタレンのホテルに向かうことになった。やっぱりサンタレンパートは一日一回必ず何かが起きる。船のスタッフと記念写真を撮る。すばらしいサンミゲール村まで連れて行ってくれてありがとう。ドロの中からサンダル掘り起こしてくれてありがとう。おいしいご飯をありがとう。感謝をこめてスタッフ全員と握手をして別れる。わたしたちが下船してすぐ、ペレイラネットには次の客が来ていた。サービスのいい船は口コミで自然と客が集まるという。実に納得。サンタレン初日に泊まったホテルにチェックイン。緊急対策会議が開かれる。結論として、『オビドスに行ったら、いつサンタレンに戻ってこれるかわからない。最悪帰国に間に合わない。』ということでオビドス行きは中止。『マナウス行きを繰上げ、明日マナウスに戻り、前回のツアーでコリをたくさん見ることができたマナウス近郊のプレジデンテ フィゲイレドに行く。』ということで変更案がまとまった。だいぶ時間が遅くなってしまったので街のレストランはほとんど閉まってしまったそうである。夜遅くまでやっているタパジョス川沿いのサンドイッチ・ピザ屋さんに行くことになった。週末ということもあり、川沿いには人がいっぱい。ピザ屋さんもお客でいっぱい。ということは・・・やっぱり先日の「瞳」同様長時間待たされたのであった。結局、1時間ぐらい待たされ、全員分の食事が揃った。待たされた分も加味されてか?ピザの味は良かった。食事後、街を少し歩く。この街では他の街と違って街の人からよくジロジロと見られる。日本人が珍しいのだろうか。時折「アリガトウ」とか「サヨナラ」と日本語で声をかけられる。こちらが返事をすると「お~通じたよ!!」みたいな感じで大盛り上がりしている。ちょっとした日本ブームが起きているのだろうか。ホテルに戻り、カードキーで部屋のカギを開けようとすると開かない。部屋の人数分カギはもらっていたのだが、そのうちの一枚しかカギが開かない。フロントで直してもらい、数回使うとまた使えなくなる。先日のシャワーといい、このホテル新築なのにちょっとヤバい。後から気づいたのだが、私たちが泊まっていたフロアーと食堂のある2階、フロントのある1階以外はまだ工事中だった。すべてが未完成なままなのであろう。明日はゆっくり起きましょう。という話になって2日ぶりにベッドで就寝。
2007.10.13

7日目 10/13 サンミゲール島~サンタレン蚊帳とハンモックでの就寝はトイレとの戦いでもある。「トイレ行きたいなぁ。でもハンモックと蚊帳から出るの面倒だなぁ。いいや。寝ちゃえ。」というのを繰り返し、限界に到達したところでトイレに行く。ハンモックでは良く眠れた。朝食を済ませる。船でもいつもブラジル朝定食。今日は朝から昨日見逃したピラルク漁を見る。今日こそは見ることができるのだろうか。サンミゲール島の村長ともう1人の爺さんがカヌーでやってきた。水深が浅いのでペレイラネットのボートは使わず、村のカヌーでピストン輸送するという。さすがに昨日船外機であれだけ浅瀬を走ってイヤになったのだろう。プロペラ曲げたり、泥吸い込んで船外機が壊れても困る。上陸組は2組に分けてまずは水路を通ったところで中州に一旦上陸。昨日のズボズボ事件があったのでスタッフも地面が固いところを探してカヌーをつけてくれる。地面に生えている草はみなオジギソウであった。触るとオジギをするように葉を閉じるおもしろい植物である。2組目が到着するまでしばらく待機。水際にはワニの足跡が!昨日と同じ水路を進む。昨日よりもさらに減水している。一番浅いところは水深10センチぐらい。明日にはもうここは通れないだろう。村のカヌーは長いプロペラシャフトがついているので水面ギリギリでプロペラを回して走ることができて便利。ピラルクー最前線基地に到着。岸にはウルブーがいっぱいいてピラルクーの残骸を突いている。カラスのようだが、立派に?コンドルの仲間らしい。一隻のカヌーがピラルクーを釣り上げ、意気揚々と引き上げてきた。ピラルクーを見せてもらう。なかなかデカい。今日はこれを釣り上げる瞬間を見るぞ!ピラルクーポイントの湖の隣の草原。子供たちが袋を持ってウロウロしている。なにをしているのだろう・・・聞いてみると、カメの卵を探しているそうである。袋の中にはカメのタマゴがいっぱい入っている!ちょうど産卵したばかりのカメの卵を発見したというので見せてもらう。ドロで固められたフタを開けるとカメの卵がいっぱい!ピラルクー漁見学に向けて出港。今日は10隻近くカヌーが出ているようだ。出港してまもなく、ピラルクーがかかった!と声がかかる。なんていいタイミングなんだろう。一日中かかってやっと見られるんじゃないか、もしかしたら見れないかも。と思っていたのでとてもラッキーである。ピラルクーがかかったのはなんと昨日ピラルクーをバラした青ジャージのおっちゃんであった。何気にこのおっちゃんピラルクー漁の達人だったのである。湖中の漁師全員が集まってきてサポート体制に入る。他人がかけた魚をあげる手伝いをしても本人には一銭も入らないようだが、お互い様ということなのだろう。全員で手伝う習慣になっているようだ。ピラルクーをあげるまで長い格闘が始まる。一時は草の下に潜ってしまい、もうダメかと思われたが、なんとか出てきた。昨日、サポートのモリを外した若い漁師のモリが今日は見事に決まる。刺さった瞬間、ビシっと音がして見事に手ごたえあるのが見ていても良くわかる。その後もサポートのモリが次々と決まり、結局20分ほどで弱ったピラルクーは水面に身体を横たえた。若い漁師は慎重にわれわれのカヌーにピラルクーをあげてくれた。カヌーにあげられたピラルクー。見事にモリが硬いウロコを貫通している。ついに生きているワイルドのピラルクーを目前にすることができた。20キロはあるという。それにしてもこの身体の赤さはスゴイ。実に感動的である。 若い漁師が釣り上げたタンバッキー(コロソマ)も見せてくれた。実はこの若い漁師、ピラルクーを釣り上げた青ジャージのおっちゃんの息子だそうだ。どおりで昨日、ボロクソに怒鳴られていたわけだ。偉大な達人の父を持ち、比較されて大変だろうが、立派な漁師になってほしい。青ジャージの達人が『ピラルクー解体するところも見せてあげようか?』と言ってきたので「ぜひ」と見せてもらう。解体も釣り上げた漁師本人の仕事。最前線基地に戻り、解体の準備。まずは包丁をよく研ぐ。解体した身が痛まないように木陰にピラルクーを連れて行く。引きずりながらピラルクーを移動させるのは圧巻。まずは完全に弱ったのを確認。生きたままだと暴れて包丁でケガするとのこと。皮をはぎ、骨に沿って三枚におろしていく。見事に3枚おろしされたピラルクーの身。解体したピラルクーと釣り上げた達人。自信満々の表情。ピラルクーの心臓はまだピクピクと動いていた。今日は朝から待ち時間ほぼゼロでピラルクーとの格闘、釣り上げ、解体まで見ることができた。とてもラッキーであった。最近、テレビでよく大間のマグロ漁師のドキュメンタリーを放映しているが、まさに同じノリだなぁ。と感じた。ピラルクー漁もテレビで放映したら絶対おもしろいと思う。続く
2007.10.13

サンミゲール村での食事後、ピラルクー漁を見せてもらう。一旦母船に戻って川を下り、ピラルクーのポイント付近でボートに乗り換える。ボートで水路に入っていく。すると、岸沿いの白い鳥が一斉に飛び立った!「ロートロートローート」と歌いたくなる。(古い。)水路はかなり浅い。ところどころで座礁してしまう。そのたびに降りて押してもらう。水路のところどころで漁を終えた漁師のボートとすれ違う。みな笑顔だ。座礁を繰り返しながらも30分ほどで水路の奥の島に到着。岸に上がるといきなりピラルクーの頭が転がっていた。よく見るとあたり一面、ピラルクーの残骸だらけ。ここはピラルクー漁の最前線基地なのであった。釣り上げたピラルクーはここで解体され、身だけ村に持ち帰るという。最前線基地の裏側は広大な草原。牛が放牧されている。草原の横に幅2キロ、奥行き1キロほどの湖があり、ここがピラルクーのポイントだという。ときどきガボっという音がする。これはピラルクーが空気を吸いに来たときの音。しばらく眺めていると湖のあたり一面からガボっという音が聞こえてくるのがわかる。ものすごい数のピラルクーがここにはいるようだ。午後ということもあってか、ピラルクー漁師のカヌーは3艇だけ出ていた。ピラルクーはモリで突いて獲る。言わば、つきんぼ漁である。網で獲れば一網打尽だが、それでは獲り過ぎて絶滅してしまう。ちゃんと考えられた漁法なのである。漁師は片手でモリを構え、片手でカヌーを操りながら湖を移動し、ピラルクーを探す。こんな濁った湖でいったいどうやってピラルクーにモリを命中させるのだろうか?たまたま目の前に浮いてきたピラルクーを突くのだろうか?実際にどうやってピラルクーを獲るのか?とても興味があった。ガボ!漁師のカヌーの20メーターぐらい前でピラルクが呼吸をした。すると、漁師はピューーーンとモリを遠投した。まさに陸上競技のやり投げ状態である。「ええ゛ぇ~?そんなんで命中するの??」と思ったが、ピラルクはたいてい数匹の群れで行動しているそうで一匹呼吸であがってくるとその周りに数匹はいるのでそのあたりにモリを投げれば命中するのだそうである。と、理屈ではわかってもどう見ても闇雲にモリを投げているとしか素人目には見えない。そうこうしているうちにモリが命中したらしい。ピラルクーを釣り上げる瞬間を見ることできるなんて幸運である。わくわくしながらカヌーを出してもらい、漁師を追う。ピラルクーがカヌーを引きずる。モリが命中してから弱らせ、船に引き上げるまで20分ぐらいかかるそうである。他の漁師のカヌーも寄ってきてサポート体制に入る。浅瀬に来たところで、他の漁師が水中のピラルクーめがけてモリを打つ。モリを何本も打ち込めば逃がさず確実に取り込める。ところが、他の漁師のモリがなかなか命中しない。そうこうしているうちに最初のモリがハズれ、ピラルクーは逃げてしまった。今回は最初のモリがピラルクーの尻尾に命中していたそうで、こういうケースはあげるのが難しいそうである。「このヘボども!!!」逃した魚は大きかったのか、サポートに来た漁師を怒鳴っていた。漁師もがっかり。われわれもがっかりである。日が西に傾き、今日は諦め、明日またピラルクー漁を見せてもらうことにして母船に引き上げる。アマゾンの夕日。金曜ロードショーみたい。(笑)水深20センチほどの水路を進むと、そこらじゅうでシルバーアロワナが飛び跳ねる。グリーンがかった身体に夕日が反射し、とても美しい。ここでルアーで釣りしたらトップでガボっと入れ食いなんだろうなぁ。水面スレスレに飛ぶ鳥。ものすごい運動性能。とてもかっこいい。母船に戻り、夕食。テーブルにコックのおばちゃんの力作が揃う。実にうまい。みんなガツガツ食っている。夕食後、シャワー(水源はアマゾン川)を浴びてビールを飲んで気持ちよくなり、さぁ寝ようかな。と思ったところで『亀の産卵を見に行こう。』という話が出る。「もう眠いし、やめとこうかな。」とも思ったが、せっかくなので行くことにする。わたしたちとフェリックスさんの4人と船のスタッフ3人の合計7人でボートに乗り込み、月のない真っ黒闇の中を進んでいく。星がとてもキレイ。浅瀬があるのにこんなスピードで大丈夫なのだろうか?真っ暗闇の中をものすごい速さで点滅する物体が飛んでいく。飛行機にしては速すぎる。正体は蛍のように発光する昆虫。アマゾンはホントすごい。ピチャピチャと水面が波立つ。魚の群れ。その直後、魚が何匹もボートに飛び込んできた。20センチぐらいの中型カラシン。船内はパニックである。足元に溜まった泥水を跳ね散らす。ようやく魚を川に返す。せっかくシャワー浴びたのにこの時点でドロドロである。亀の産卵ポイント付近まで来たらしい。ここからは歩いていくという。亀は夜間、砂浜で産卵するそうだ。ところが、ボートから降りた瞬間、ズボズボっと足が膝まで泥に潜ってしまう。ノボアイロンの悪夢再び。現地のスタッフは大笑いしている。サンダルを救出してもらい、川で足を洗うとまた足が潜ってしまった。ダメだこりゃ。産卵ポイントまでしばらく歩いていく。現地スタッフは真っ暗な中をどんどん歩いていく。すると、向こうから懐中電燈の明かりが見える。子供連れた爺さんだった。爺さんは怒っているようである。以下結果からの推測による会話爺さん『こらーーーオラの土地さ入って来るでねーよ』スタッフ「亀の産卵見に来ただけなんですけど」爺さん『そういってオラの土地の亀の玉子さ盗みに来たんだろー??』スタッフ「俺たちをドロボウ呼ばわりするのかい?この人たちはるばる日本から来た旅行者なんだぜ」爺さん『ドロボウとは言ってないけどさ・・・とにかく、さっさと出てってくれ~』最後は爺さん、ちと弱気になったらしいけど、結局よそ者に入ってきて欲しくないらしい。トラブるのはマズいのでボートに引き返すことになった。爺さんの土地は昼間のサンミゲール村とは違うコミュニダージだったらしく、話がうまくいかなかったようである。そこで、爺さんの土地とは対岸のポイントに変えることにした。対岸のポイントに着くとスタッフは『地元の人に亀見てもいいか聞いてくる。』と言ってわたしたちを残し、姿を消した。真っ暗闇の中にポツンとわたしたち4人だけ残され、なんとも心細い時間を過ごす。15分ぐらいしてスタッフが戻ってきた。『亀見てもいいって。』それにしてもこんな夜更けに『すみません。亀見ても良いですか』ってやってくるほうもやってくる方だが、『いいですよ。』と返事してくれるほうも返事してくれるほうである。残念なことに爺さんの土地の対岸には砂浜がほとんどなく、結局亀は見ることができなかったのでワニ見学に変更。ライトを岸に照らすと赤い眼が二つ光る。そこらじゅうにワニがいる。なんともワイルドだ!母船に戻ることになった。ちょっとホっとする。ところが、帰り道でまた魚がダイブ!今度はデカい。なんと30センチオーバーのペーシュ・カショーロ!!「犬魚」の名前のとおり、すごい牙の持ち主だこんなのに噛まれたらシャレにならない。なんとか船外へ追い出す。アマゾンはホント恐ろしい。母船に戻り、蚊帳を吊ってもらい、ハンモックで就寝。今日もいろいろあったなぁ。と思いつつ、眠りにつく。
2007.10.12

錨を下ろしたペレイラネットからボートに乗り換え、イーリャ デ サンミゲールというコミュニダージ(集落)に向かう。イーリャとは島のことで「サンミゲール島」ということになる。まさにアマゾン川に浮かぶ島である。ところどころ浅瀬があるらしく、ボートは蛇行しながら細い川を遡っていく。狭い水路を抜けると、川沿いに家がポツンポツンとあり、村人が川で水浴びしたり、洗濯したりしている。村の中心部と思われるあたりに到着。ボートを降りるとそこには学校があって村人が集まっていた。学校には飾りつけがしてあり、ポルトガル語で「ようこそ」と書かれた看板まである。わたしたちが来ると聞いて事前に準備してくれていたそうだ。とてもうれしい。村のプレジデンチ(村長)が現れ、全員と握手。これから村を案内してくれる。と言う。サンミゲル島のプレジデンチこの村はピラルクーを獲って生活の糧としているそうである。ピラルクーは近年、激減し、ワシントン条約で保護されている希少生物であるが、現地では生活のために捕獲が許されている。この村では年間の捕獲量を定め、獲り過ぎないようにしてピラルクの保護に努めている。村のあちこちでピラルクーの皮が干してある。大きさとその赤さに驚く。ピラルクーのウロコで作った帽子とドレス。お祭りのときに着るそうである。ピラルクー出荷用の船。この船でピラルクーの身を街まで売りに行くそうだ。雨季にはこのあたりまで水があがる。とのこと。洗濯物がとてもカラフルハチミツを獲るための巣箱ハチミツ獲りを説明してくれたおっちゃんカヌーを修理していた爺ちゃん。カヌーの板と板の隙間にオレンジ色の布をハンマーで打ち込んでいく。実にゆっくりとした時間を過ごしている。マンゴーの木。村には実のなる木が多い。道端にナマケモノが!初めてナマで見た!それにしてもこんな生き物がよく自然界で生きていけるなぁ。と思うぐらい動作が緩慢。村は鳥の宝庫でもある。黄色と黒のキレイな鳥。ハタオリドリの仲間か?編みこんだ巣がすごい。お昼時。昼食用のプレコを焼いている。村を一通り見学し、学校に戻ると、昼食を用意してくれていた。ツクナレやピラルクーのフライなど魚中心のうれしいメニューである。ここで初めてプレコを食べる。以前から食べてみたいと思ってはいたのだが、実際目の前に焼かれたものを出されると、なんとも見た目がグロテスクでちょっと躊躇する。勇気を出して頭をもぎり、バリバリと皮を剥がして身を食べてみる。んん?うまいぞ!これ!見た目とは裏腹に身はとてもおいしい!特に皮のそばの身がねっとりとろーんとしていておいしい。例えるならばマグロのカマみたいな感じか。大満足のうちに食事を終える。食事後はピラルクー漁を見せてくれるという。実に楽しみだ。続く。
2007.10.12

6日目 10/12 サンタレン~イーリャ デ サンミゲール5時起床。6時に船に乗るため、5時半から朝食が取れるとのことだったが、レストランに行くと、ぜんぜん準備ができていない。このルーズさは実にブラジルらしい。街の方から拡声器やクラクション、爆竹で朝からドンチャン騒ぎをしているのが聞こえる。なにかと思ったら、とある宗教が今日は集会があるからみなさん来てください。と呼びかけているらしい。早朝から近所迷惑もいいところである。30分がかりでようやく朝食の準備ができて、いつもブラジル朝食をいただく。8割方準備が整ったブラジル朝食バイキング。朝食後、タクシーで港へ。前回来たときとほぼ同じ場所から船に乗ることに。水量は前回よりも多少多い。サンタレンの港に停泊している船たち。今日から1泊2日で乗船するチャーター船『ペレイラネット』が待っていた。砂浜から直接乗船する。アマゾンの川は岸からドン深になっているので、多くの船が船首を岸に乗り上げて停泊する。ペレイラネットに乗り込むとすぐ出港。前回はここで冷却水系統のトラブルでなかなか出港できなかったが、今回はスムーズだ。ペレイラネットには、船長とその助手とコックのおばちゃん、熱帯魚関係のお手伝いのあんちゃんの4人とわたしたち5人の合計9人が乗っている。船長と助手、コックのおばちゃんはこの船のオーナーのファミリーだそうである。The Amazon Touchではこの船を過去に何度か利用していて好評なので使い続けているそうである。サンタレンの港を出て、青いタパジョス川からコーヒー牛乳色のアマゾン川に入っていく。対岸に見えるのはアマゾン川の中州だ。その向こう側にも川があり、さらに中州があって・・・とすごいスケールである。昨日の夜行った教会も川から見ると雰囲気が違う。ブラジルのヤ○ダ電器も健在。実はブラジルで大成功した日系人経営のデパートらしい。中州の向こう側に大型の鉱石運搬船が停泊していた。コックのおばちゃんによると機関故障でもう4ヶ月も泊まったままだそうだ。ブラジルは鉄鉱石の産地で鉄鉱石を積みに日本の商船もアマゾン川を遡ってやってくる。大学の先輩がこの航路の船に乗っていて『南米航路サイコー!!』といつも話していたのを思い出す。この航路の船に乗りたかったなぁ。10万トンクラスの大型バルカー。こんなデカい船が走れる川は世界でもアマゾン川ぐらいなもんです。yamyamさんが持参したGPSとPCをセット。カーナビ状態で航路が表示される。船のスタッフもその画面に興味津々。世界中どこでも自分がいる場所がわかる技術ってスゴイですなぁ。中州をグルっと回り込み、アマゾン川を遡る。前回、アレンカー近郊でナマズ釣りをしたが、ここまではそのときとほぼ同じ航路である。ハンモックを吊ってもらい、いつでも昼寝ができる。クーラーボックスにはキンキンに冷えたビールが詰まっている。ビールを片手に、ぼーっとアマゾン川を眺めながら、しばしのんびりとした船旅を楽しむ。ときおり、ピンクイルカらしきジャンプが見える。鳥が飛んでいく。船には仕事でいつも乗っているが、客として乗る船はホント最高!至福のひとときである。船旅ってやっぱり最高の贅沢だよなぁ。とつくづく実感したのであった。船の寝泊りはハンモックが必需品。コックのおばちゃんに酒のつまみにブラジル名物『玉子フライ』を作ってもらう。ブラジルでは目玉焼きを油で揚げるようにして焼く。これがなかなかうまいのだ。このコックのおばちゃん、ふだんはサンタレンの街中でお弁当屋さんをやっているそうである。料理の学校にも行ってて料理大好き。こういう船に乗ってツアーに帯同するのも好きなんだそうである。料理好きというだけあって一日ほとんど料理をしている。しばらく眺めていると、実に仕事が丁寧なのが良くわかる。こりゃ食事は期待できそうだ。サンタレンを出港して4時間。ペレイラネットはアマゾン川の支流に入ったところでスローダウンした。水深がかなり浅く、船首で助手が棒で底を突きながら水深を調べ、船長は慎重に船を進めていく。底触。座礁。船乗りとっては実に気持ち悪いものである。わたしも船に乗っているので船長の気持ちがよくわかる。棒で水深チェック中。水深は1メーターほど。船長の顔もこわばる。岸沿いの通りがかりの人に聞くと目的地のイーリャ デ サンミゲールは近いらしい。ペイレラネットはここで錨を下ろして停泊。搭載している小型ボートに乗り換え、イーリャ デ サンミゲールを目指すことになる。続く。
2007.10.12

5日目 10/11 ノボアイロン~マナウス~サンタレン本日で今回のツアーのマナウスパートは終了。今日はサンタレンパートへの移動日である。4時起床。早朝にも関わらず、宿の爺さんがコーヒーを入れてくれた。どこの国でも年寄りは早起きらしい。早朝でぼーっとしていて、トイレにトイレットペーパーをつい流してしまい、詰まらせてしまった。汗ブラジルのトイレットペーパーは水に溶けず、トイレの配管も細いので紙は流さず、ゴミ箱に捨てなければならないのだ。「おじいさん、おばあさんトイレ詰まらせてごめんなさい。」と思いつつ、宿を出発。ノボアイロンのバス停へ。5時ちょうど時間どおりバスは出発。バスはノボアイロンの街を巡りながら、客を乗せていく。まずはマナカプルへ向かう。途中、農場への通勤客らしい客がどんどん乗っては降りていく。このバスやたら飛ばす飛ばす。ジャングルの中のくねくね道をおそらく100キロ以上で走っていく。ちょっと怖い。行きと同じく道端のドライブインで休憩、簡単な朝食を取る。マナカプルでトイレ休憩。バスに戻ったら座っていた席には別の人が座っていたのでヒカルドンさんの隣に座る。バスはマナカプルを出発。ネグロ川のフェリーに向かう。ヒカルドンさんといろいろ話しているうちにフェリーに到着。ちょうどフェリーが待っていたが、だいぶ車が載っていてバスが載れるか微妙だったが、運転手は行きと同じくバックでバスを乗船させ、すぐ出港することができた。船上でバスから降りて客室に行ってみると、フェリーの上部が客室になっていて見晴らしがよく、風も心地よい。帰りのフェリーは川の流れも手伝ってか、行きより到着が早く感じた。 デッキいっぱいギリギリまで車を詰め込む船上の車と車の間での怪しいブツの取引?いえ、単なるDVD屋さんです。バスはマナウス側に上陸後、マナウスのバスターミルへ。多少マナウスの街中で渋滞はあったが、運転手がかっ飛ばしてくれたおかげか、ネグロ川の流れが手伝ってくれたのか、行きよりはかなり早く結局4時間ほどでマナウスに到着した。バスターミルからタクシーでK2の事務所へ。フェリックスさんと再度合流。ノボアイロンのコリの水中動画を見せたら、コリの多さにびっくりしていた。K2の事務所でステーキの昼食をいただく。ひさしぶりの味噌汁がうれしい。マナウスの空港へ向かう。今日からはヒカルドンさんとは一旦別れて、フェリックスさんに案内していただくことになる。サンタレン行きの飛行機にチェックイン。前回はかなり並んで待たされた記憶があったが、今回はほとんど並んでいなくて逆に呆気にとられる。飛行機は1時間ほど遅れてマナウスを出発。席は右舷側の窓側。マナウス離陸後、アマゾン川とネグロ川の合流点をバッチリ見ることができた。前回とは逆側の席だったのでラッキーである。 アマゾン川(左)とネグロ川(右)の合流点比重や温度の違いから合流点からしばらく下流に行っても水は混ざらない。上がアマゾン川の水で下がネグロ川の水であることがよくわかる。タパジョス川河口の最広部。対岸が見えない。サンタレンまでもう少し!サンタレンへはマナウスを離陸して50分ほどで到着。日本からの30時間のフライトを考えれば、ホント楽勝である。サンタレンの空港では飛行機の前後にタラップが取り付けられ、地面に直接降りる。飛行機の後ろから降りるというのはなかなかできない経験ではないだろうか。後ろのタラップから地面に降りる。サンタレンの空港では、飛行機からターミナルまでは徒歩で移動。空港にはK2のスタッフのシルビオさんが待っていてくれた。シルビオさんは日系人で、日本で働いていたこともあり、日本語はペラペラでとても頼りになる人である。荷物はトラックに載せ、貸切のタクシーでサンタレンのホテルへ向かう。これから数日間、このタクシーにお世話になることになる。サンタレンの道はつぎはぎだらけでボッコボコ空港からは20分ほどでホテルに到着。今回の宿も前回と同じくブラジルグランドホテルかと思ったら、新しくできたホテルだそうである。確かに新しい。鍵もカードキーで建物も新しい。部屋はトリプルルームのツインユース。シャワーがちょっと変わっていて上のコックを回すとお湯、下のコックを回すと水が出るという。ひとまずサンタレンの街へ出て、タパジョス川の方に行ってみる。二年前にきたときとは何も変わっていない。サンタレンはタパジョス川とアマゾン川の合流点にある街で、川の沖の方を見ると青いタパジョス川と茶色く濁ったアマゾン川が混じり合わずに合流しているのがよくわかる。日も暮れ、教会の前の公園でビールを飲みながら夕涼み。夜の教会はどこか幻想的。夕食はフェリックスさんたっての希望により日本食の店「瞳」へ。ここは日本人が経営している店らしい。「瞳」のメニューフェリックスさんオススメのオムライスを1人一個注文する。ところが、これが出てくるのがやたら遅い。一種類の料理につき、一度に一個しか作れないようである。結局、全員の料理が揃うまで一時間ぐらいかかった。ところが、この店、地元のちょっとした金持ちに人気があるらしく、店の前は高級車であふれ、上品なカップルで席は満たされているのだから不思議である。しかも極上の牛肉食い放題のシュラスコよりこのオムライスのほうが何倍も高い。というからこの国はどこかおかしい。(笑)ケチャップで「ひとみ」と書かれた巨大オムライスをたいらげ、焼きソバ、ソーメンを追加し、ホテルに戻る。こうしてサンタレン初日の夜は平和に終了。瞳の巨大オムライス。味はよいのだが、出てくる時間が・・・と思いきや、ホテルでハプニング発生。寝る前にシャワーを浴びようと思い、お湯のコックを開けたら、配管が根本から取れてしまい、ドドドドド!!!!!とお湯が滝のように出てきたのである。必死に直そうとするも、パッキンがもげてしまっているので配管がハマらず、直せない。少しでも水量を減らそうと、水のほうを絞ったら、今度は熱湯である。まるで駆逐艦に爆雷攻撃され、沈没寸前の潜水艦の艦内である。新築じゃないのかよ~!!直すのをあきらめ、もうこのままでもいいかとも思ったが、確実に部屋の方までお湯がオーバーフローしそうのでシルビオさんを通じてホテルのボーイを呼んでもらう。やってきたボーイも来るなり「うわぁ。なんじゃこりゃー」という表情をしている。ボーイを上着を脱ぎ、シャワールームに突撃していった。実に潔い男である。ズブ濡れになりながら、ボーイはなんとか湯を止めたのである。なかなかデキる男だ。わたしが女だったら確実にホレているだろう。問題のシャワー。蛇口を回すと配管ごと外れ、「打たせ湯」になる。おそるべし。ブラジルシャワー。結局隣の部屋に変えてもらい、なんとかその日は眠りにつくことができたのであった。だが、この撃沈寸前潜水艦シャワー事件は明日から始まるハプニング続出の序曲であったことにこのときは誰も気付いていない・・・
2007.10.11

漁師のおっちゃんのボートに乗り込み、イルカ小屋を離れる。まずはボートで氷を買いに行くという。ネグロ川を少し下って、岸にボートを着けると、おっちゃんは高台のレストランに氷を買いに行った。すると、ズタ袋いっぱいの氷を担いで船まで降りてきた。でっかい発泡スチロールの箱にザーーっと氷を詰める。余った分は隣の船にあげていた。氷補給中前回も今回のツアーとも、こうしてクーラーボックスに氷を大量に用意してくれたおかげで常に冷たいビールなどの飲み物や果物をいただくことができた。赤道直下の熱帯ではうれしい限りである。アマゾンの人たちの冷たい飲み物に懸ける情熱はかなり熱いモノがあるのだ。ネグロ川を上り、昨日のポイントより街寄りのイガラッペを目指す。1時間ほど、ボートを走らせ、ネグロ川の支流の支流の最奥部に到着。立ち木だらけのいかにも最高の釣りポイントだ。実際、ツクナレがよく釣れるらしい。何より感動したのはネグロ川の色に加えて完全に無風状態なので水面がまさに鏡になっていることだ。こんな景色、まず日本では見ることはできないだろう。夢中でシャッターを切る。さらに奥に入っていくとイガラッペになった。水深も浅くなり、おっちゃんはエンジンを切ってパドルでイガラッペを遡っていく。時折「ツクナレ!」とか泳いでいる魚を教えてくれるのだが、自分にはよく見えない。おっちゃん含めて現地人の目のよさは半端じゃない。 極上流木でいっぱいですよ~さらにイガラッペを遡ると、川底が真っ白なリオネグロサンドの浅場に到達した。ここで水中観察をしてみることにする。ボートから降りるとかなり冷たい。肩まで浸かるのに躊躇するぐらい。水中メガネ、シュノーケルで川の中を覗いてみると、ものすごい数のカラシンやシクリッドが泳いでいる。カラシンウジャウジャ。(わかりやすいよう画像処理しています。)ここで採集を体験。イガラッペの岸沿いの落ち葉の積もったところを網を曳きながら歩く。網に入った落ち葉を取り除いていくと・・・カラシンやエビ、さらにいろんなアピストがいっぱい。アピストって一箇所の川に何種類もいることに驚く。 写真中央の緑のフチを網で曳いてみるケースに入れてしばし観察。アピストもいいなぁ。赤目のキレイなカラシンもいるが、採集してストックしているとたいていこのキレイな色は落ちてしまい、売り物にならない。という。こういう名もなきカラシンはアマゾンには山ほどいることが伺えるのである。キレイな赤目のカラシンやアピスト。アピストは実はかなりいいのが入ってます。別のイガラッペに移動。ここも大量のカラシンやシクリッド。水源が近いらしく、割とブラックウォーターが薄くて冷たい。TDS計で測ってみると数値はゼロ。メーターが壊れているのかと思い、ジュースやビールで試すとそれなりの数値になるのでこの川のTDSはホントにゼロらしい。大量に降った雨が幾重にも折り重なった落ち葉や砂などの層を通ることでろ過され、ピュアな水になるそうだ。この川のカラシンにはゴールデンタイプがかなりいる。100匹に1匹はいるのではないだろうか。かなりの高確率である。なかには全身金ピカのもいる。獲ってみたくて網を入れるが、なかかな獲れない。おっちゃんに頼んで1匹獲ってもらった。さすが漁師である。このおっちゃん、もとはブラックアロワナ専門の漁師だったそうである。ブラックアロワナが禁漁になってしまったため仕事がなく、最近は今回のわたしたちのようなネイチャーウォッチングのガイド的な仕事をしたいそうで、船も屋根をつけたり改造しているそうである。ここでイガラッペに浸かりながら、昼食。ヒカルドンさんがサンドイッチを作ってくれた。サンドイッチのパンやハムの切れ端をイガラッペに落とすとカラシンがうじゃうじゃ寄ってくる。でも網にパンを入れても寄ってこない。意外と賢いんだなあ。食事後、さらに上流へ。かなり流れは速くて冷たい。いかにもコリがいそうだが、ここでは発見できず。昨日、コリを見た付近の枝分かれたした川の上流に行ってみることにする。かなり雲行きが怪しい。時折稲妻が見える。対岸のほうではかなり雨が降っているようだ。 パラパラと雨が降ってきた。本降りだけは避けたいところである。パラパラと雨が降る中、昨日のコリドラスを見た付近に到着。結局、コリがいそうなイガラッペは発見できなかった。まさにピンポイントで昨日の場所にだけコリがいた。ということになる。結局、幸運にも雨はパラパラで終わった。フライトシミュレーターに出てくる積乱雲そのまんま!ここでアマゾン小物釣りをしてみる。まずエサはハムをつけてみる。あたりはあるが、なかなか釣れない。ようやく一匹シクリッドが釣れた。その後、カラシンのでっかいのが釣れたので切り身にしてもらい、エサにすると、バンバン釣れる。仲間の身で釣れるアマゾンの魚たちっていったい・・・夕闇が迫ってきた。赤道直下のこの一帯は年間通して朝は6時に日が昇り、18時に日が沈む。昨日の風呂もとい川岸の浅瀬へ向かう。ホントここは水浴びに最高だ。ただ、アマゾンの川って一気にドン!と深くなるので注意が必要だ。なにせブラックウォーターでまったく見えないのだから、踏み外すと一気に頭まで潜り、ホント怖い。エイにも気をつけなければならない。アマゾンで水中を歩くときは『すり足』が基本である。エサが残っていたので釣りをしてみる。ここはまさに入れ食い。魚のあたりと引きが小気味良い。水浴び後、宿の下までボートで送ってもらう。おっちゃんとはここでお別れ。握手をして別れる。いいポイント紹介してくれてありがとう。夕食は昨日の魚屋へ向かう。昨日ピラルクを食えなかったリベンジだ。店に着くと、オヤジがいない。娘と思われる姉ちゃんが『うわっ昨日の客ホントに来ちゃったよ。』的な顔をしている。オヤジは近所でビールを飲んでいるらしい。ピラルクを注文すると、『うわっやっぱりそう来たか!』的な顔をしている。姉ちゃんが注文を厨房に持っていくと、母ちゃんが『昨日、お父ちゃんが余計なこと言うからピラルク料理しなきゃいけないじゃない!』的な反応をしている。冷蔵庫から解凍されたピラルクを持って奥の方に引っ込んでいった。ピラルクがフライになって出てきた。2年ぶりのピラルクである。やっぱりうまい。あえて例えるならば、極上のタラである。昨日のツクナレフライといい、ここのお店のフライはなかなかのものである。2皿たいらげ、腹いっぱいになったところでオヤジが登場し一言。『もっとピラルク食うかい?』「も、もう食えません。」すると、オヤジは勝ち誇ったような顔をしていた。食事後、街をブラついてみる。ほとんど何もない街である。体育館のような建物から歓声が聞こえるので行ってみたら、室内フットサル場であった。しばし観戦してみるが、やっぱりブラジル人はサッカーがうまい。特にトラップ。ボールが足に吸い付くような感じ。こりゃいつまでたっても日本は勝てないね。明日は早朝のバスでマナウスに戻る。今夜もさっさと寝る。
2007.10.10

4日目 10/10 ノボアイロン6時前に起床。朝食をいただく。ハム、チーズなどのブラジル朝定食。ホテルのレストランはネグロ川沿いの高台のテラスなのでとても景色が良い。テラスのそばの木にはイグアナがいる。昨日の夜からいるが、ほとんど動いていない。だいぶ気温が低いので身体が温まるまで動けないらしい。宿の主人によると、このあたりには20匹ぐらいイグアナがいて、客の残したスイカやメロンなどを食べに来るらしい。7時前に宿を出発。昨日の漁師が宿のすぐ下の浜に7時に迎えに来ることになっていたのだが、なかなか来ないのでピンクイルカを見に行くことにいる。ノボアイロンの港にネグロ川上に浮いている小屋があり、そこで野生のピンクイルカを餌付けしていてピンクイルカを見たり、いっしょに泳いだりすることができるという。ただ、このイルカ小屋のババアが強欲で『イルカと泳いだらいくら。』、『写真撮ったらいくら。』とやたら金をせびるらしい。イルカ小屋に着くと、まだ閉まっていたが、若いあんちゃんがいて開けてくれた。強欲ババアはラッキーにも今朝はまだいないようである。あんちゃんがイルカ用のエサを用意してくれた。イルカのエサ用の魚。人間が食べてもおいしいらしい。あんちゃんは『今からイルカを呼ぶ。』という。その呼び方とはイルカ小屋から足を水面に下ろしてピチャピチャするだけ。これだけでホントに来るのか?と思っていたらホントに一頭やってきた!ホントにピンクである。頭を出してエサをくれ!と要求してくる。エサくださ~いエサをやると魚を上手に咥えて飲み込む。潜っては頭を出す。の繰り返し。いっしょに泳いでもいい。ということだったのでハウジングに入れたカメラを持って川に入る。濃いブラックウォーターで50センチぐらい先までしか見えない。足もつかないし、淡水なのであまり身体も浮かず、ちょっと怖い。でも、イルカが周りをグルグル泳いでいる。たまに身体に当たってくる。イルカの鳴き声m聞こえる。これは楽しい。イルカと泳ぐのってこんなに楽しいのか!!世の中にはイルカセラピーというものがあるらしい。イルカの声を聞くととても癒され、心の病に効くらしい。確かにイルカと泳ぐとホント癒される気がする。イルカは仲間を呼んだらしく、後から2頭やってきて合計3頭になった。エサくれるって友達から聞いたんですけど~、こちらですかぁ?エサくれ~泳ぎながらイルカをなでてやったり写真を撮ったりする。ブヨブヨしていて触り心地は変な感じ。一通り、楽しんでイルカ小屋に上がると、ここはどこかで見た記憶があるなぁと思う。聞いてみたら、『日本のテレビが来た。』という。そうだ。ウルルン滞在記だ。ちょっと前に確かに見た。ウルルンでは、『お母さんはイルカを保護する変わり者として街の人から蔑まれている。』という話だったが、現地でよくよく話を聞いていると、イルカ保護の変わり者というより単なる強欲ババアで、そのままでは放送できないのでそういう設定にしたんだろうなぁと思った。現地ではピンクイルカは魚を食い荒らす『害獣』として考えられていたり、『夜中に人間に変身して家にやってきて若い娘を妊娠させる。』という変な伝説もあり、撃ち殺されたりしているらしい。どうかバアさん、カネには走らず、今後もピンクイルカ保護にがんばって欲しい。漁師のおっちゃんが30分遅れでやってきた。イルカのいる桟橋にそのままボートをつけるのにはびっくり。イルカ小屋のあんちゃんも何も言わない。イルカもわかっているのかすぐいなくなった。イルカ小屋からボートが離れるとき、「サヨナラ アリガトウ」とあんちゃんに言われる。結構日本人が来るのだろう。最後にウルルンふうにご唱和ください。「おしけんが~ ネグロ川で~ ピンクイルカにぃ~ 出会ったぁぁぁぁぁ」後編に続く。
2007.10.10

<ホテルに荷物を置いて10分ほど歩いて港へ。港に着くと、漁師のおっちゃんがボートを用意して待っていた。15馬力の船外機に屋根のついた6人ほど乗れるアルミボートである。さっそくボートに乗船。リオネグロを遡り、さっそく第一のコリドラスポイントへ向かう。当初の予定では、4時間ボートで遡ったところにあるコリドラスポイントでコリを見学、現地の民家で一泊の予定だったが、そのポイントはまだ水が多く、コリが見れない。という。予定変更し、ノボアイロン周辺のポイントでコリを見学することになった。リオネグロは「黒い川」の意味のとおりホントに黒い。実際には濃いウーロン茶のような茶色をしているのだが、水面は黒く見える。おかげで写真を撮ると実にキレイに景色が反射して映るのである。写真写りがホント良くてバシバシ撮りまくる。岸辺はまるでADAのネイチャーアクアリウムの世界。真っ白なリオネグロサンドの砂浜に、数々の流木。その横を通りすぎるカヌー。軽快に走航するボートからその光景にしばし見とれる。リオネグロに手を入れてみると温い。水温を計ってみると30.6度であった。ノボアイロンの港から1時間弱でイガラッペの入り口に到着。まずは水深が浅くなり、エンジンが使えなくなる。漁師のおっちゃんはパドルで漕いで上流にボートを進める。流木が複雑にからまりバリケードのようだ。ここからはボートを降りて徒歩。地面といってもつい最近まで川底だったところなので、泥や積み重なった落ち葉でズブズブ潜る。漁師のおっちゃんが通った後を歩くように指示される。足元の悪い中、元川底の斜面を歩く。汗がいっぱい出る。ホントにコリはいるのか?『ちょっと見てくる。』と漁師が先にイガラッペの奥に入っていく。すぐ漁師が戻ってきた。『コリドラスがいるぞ。』はやる気持ちを抑え、漁師についていく。『ここだ』そこは長さ5メーター、幅2メーター、水深15センチほどのとても浅く狭いイガラッペだった。とは言ってもそれ以外のイガラッペは水深5センチほどしかなく、とてもコリがいるようには見えない。ここだけ倒木により堰き止められてプール状になってコリがいるのだ。さぁコリドラスを見るぞ!とプールに近づいた瞬間、片足が一気にズボっと潜った。足の付け根まで一気に潜ってしまった。なかかな抜けない。みんなに助けてもらってようやく脱出。一人だけだったら、アマゾンの底なし沼に呑まれて死んでいたかもしれない。汗プールを覗いてみるとすごい数のコリが泳いでいる。推定500匹はいるそうだ。こんな狭いところにいっぺんにこれだけのコリがいるのはごく稀だという。サイズは小さいが、ワラワラと群れで泳ぐコリに大感激。ワラワラしているのがわかりますか?わからない?拡大!!(笑)↓ 拡大!!(笑)とても浅く、泥が堆積したプールなのでまずは泥を巻き上げないよう、全員まずは水中撮影に入る。動画での撮影は最高傑作が撮影できた。(近日公開予定)撮影終了後はエサやり、水質測定、採集体験に入る。水温はかなりひんやり感じるが、26.7度。※ エサやり実験、水質調査は後日別ネタにて。かなりいっぱいいるので小さな網でもカンタンに採集することができた。観察ケースで観察してみる。コリドラスsp.ノボアイロンである。コリの群れを見ていると小さな子供サイズが多いが、たまに多少大きいのもいる。水量の増減にあわせてコリはイガラッペを上り下りするらしい。減水中の現在、数日後にはこのプールも姿を消しているだろう。すばらしいタイミングですばらしいコリの群れを見ることができてとてもラッキーだった。今日は時間も遅くなったのでひとまずノボアイロンの街まで退却することに。ボートに戻り、漕ぎ出してすぐ、川辺におっさんがいた。なぜこんなジャングルのど真ん中に人が?しかもボートもない。話を聞くとそのおっさんは熱帯魚漁師で仲間とアピストを獲りに来たのだが、ぜんぜん取れず、迎えに来るのを待っている。と言う。ジャングルのど真ん中で放置プレイもかわいそうなのでおっさんもボートに乗せてやり、街に向かう。ノボアイロンの港の手前の砂浜に上陸。風呂がわりに川で泳ぐ。ぬるま湯のようでいい感じ。拾ったおっさんは早く帰ろうよ~って顔をしている。(笑)宿に戻り、しばし休憩の後、夕食。昼とは違う魚レストランに入る。今日はピラルクはないらしいのでツクナレのフライともう一種類(名前忘れた)のフライをいただく。ツクナレのフライがうまくてもう一皿もらう。帰り際、店主のおっさんに呼び止められる。厨房の冷蔵庫を見せてくれた。『今日はピラルクない。って言ったんだけど、ホントはあるんだよね。今日は解凍間に合わないから出さなかったけどさ。天然近海モノの最高のピラルクだぜ』といったことを言ってるらしい。「ない。って言ったんだからいまさら見せるなっちゅーの!明日はこのピラルク必ず食ってやる。」とレストランをあとにしたのであった。夜寝る前に懐中電灯を持って水際ウォッチングに出かけるが特に何も見つからなかった。残念。夜の水際に行くと、いろんな魚が発見できるという。明日は早いのでさっさと寝る。
2007.10.09

3日目 10/9 マナウス~ノボアイロン今日はいよいよ今回のツアーの本題コリドラスの見学である。コリドラスsp.ノボアイロンが生息するノボアイロンの街まではバスで向かう。そう言えば、ブラジルのバス旅行は今回初めての体験だ。4時に起床し、大きな荷物はホテルに残るフェリックスさんに預け、コリドラス見学に必要なグッズをまとめ、5時過ぎにタクシーでヒカルドンさんとわたしたちの4人でマナウスのバスターミナルへ向かう。バスの出発まで時間があったので朝食をとる。地元の名物「タピオカ」である。イモの澱粉をフライパンで炒めるとあら不思議。水で練ってもいないのにクレープ状に焼きあがるのである。それにマーガリンを塗ってクルクルって巻き上げ、甘いコーヒーとともにいただく。あつあつでなかかなおいしい。これカンタンにできていいなぁ。日本でも売ってくれないかな。バスターミナルのタピオカ屋台。アマゾンではポピュラーな朝食。時間どおりにバスターミナルにマナカプル経由ノボアイロン行きのバスが来た。バスは一応指定席らしいが、チケットに書かれたわたしの席にはおばちゃんが座っていた。とりあえず席はどこでもいいらしいのでひとつ後の席に座る。見た目はボロいバスだが、日本の観光バスより席が広くて飛行機で言えばビジネスクラスのような感じでゆったりしている。なかなかいい感じだ。定刻どおり6時にバスは出発。早朝のマナウスの街を抜け、30分ほどでネグロ川の川畔に到着。雨が降ってきた。ここからバスごとフェリーでネグロ川を渡る。ちょうどバスが着くころ、フェリーも対岸から到着。小さなフェリーにこんなに人もクルマも載ってたのか?と思うぐらいいっぱい降りてくる。人もクルマもワラワラと降りてくる。フェリーの桟橋は川岸に直接据え付けてある。水位が変動するたびに据え替えるらしい。それにしてもこんな小さな桟橋に横から流れを受ける中、ピタリ着桟させる船長の技術はたいしたものである。着桟中もエンジンは前進したままで流されないようにしている。フェリーにはみなバックでクルマを載せていく。大型トラックでもバスでも狭いランプウェイをバックで載せていくのだからこれまたすごい技術だ。フェリーにクルマが載せきらなくなると、出港。ゆっくりとネグロ川を横切り、対岸へ向かう。1時間弱で対岸に到着。ここでバスはほぼ満員になり、一路最初の目的地マナカプルに向かう。ここはネグロ川とアマゾン川に挟まれた岬状の土地である。割と最近できたばかりというアマゾンにしては快適な道をひた走り、1時間半ほどでマナカプルに到着。マナカプルには湖があり、ディスカスの産地としても有名である。マナカプルのバスターミルで10分ほど休憩時間があり、トイレに行ったり、飲み物を買ったりする。ここで買ったミネラルウォーターのpHは5.3。アマゾンに来たことを実感する。マナカプルを出発。バスは一度来た道を戻る形で最終目的地のノボアイロンへ向かう。ここからはジャングルの中のアップダウンの激しい一本道。バスは地域の足になっているらしく、道端の人を乗せたり、降ろしたりしながら走っていく。結局マナウスから5時間半ほどでノボアイロンに到着。港のそばでバスを降りると、今回案内してくれる漁師のおっちゃんが待っていてくれた。ノボアイロンのノボとは英語だとNew。つまり新アイロンという意味らしい。もともとアイロンという街があったのだが、アリの襲撃に遭い、人が住めなくなり、今の土地のアイロンの人が移住。ノボアイロンと名づけたとのこと。日本に例えると、東京の大久保がアリで全滅。新大久保に移住。という感じか。それにしても街が潰されるほどのアリの襲撃っていったい・・・ノボアイロンの中心部にある公園。なぜか恐竜が。実はネグロ川にいたりして。とりあえず昼食。近所の魚料理のレストランへ。今回のツアー初のアマゾン魚料理である。ツクナレのスープをいただく。パラパラのご飯にぶっかけて食べる。うまい。実にうまい。前回もうまかったが、アマゾンの魚は何度食べてもホントおいしい。ココナッツジュース。日本の中華街とかで飲むと劇マズだか、現地の新鮮なものはおいしい。昼食後、ホテルにチェックイン。白人の老夫婦が二人で経営しているらしい。ネグロ川沿いの高台にある見晴らしの良いホテルだ。ホテルに到着。後編へ続く。
2007.10.09

前編から続く。ようやく荷物が出てきて国内線GOLのチェックインカウンターへ向かう。前回はツニブラの現地スタッフが手伝ってくれたのたのだが、今回はそういうサービスはないとのことなので自力でチェックインしなければならない。国内線のチェックインはターミナルの2階だったが、ものすごい列ができている。カウンターまで100メーターはある。少なくとも100人以上並んでいるのではないだろうか。列の最後尾にGOLの係員がいたのでマナウス行きはこの列でいいのか聞いてみたらこの列でいいと言う。並んでいる途中でついにマナウス行きの出発時刻を迎えてしまった。心配になったので、さっきの係員に再度聞くとこのまま並んでいればいいと言う。ホントかよ?とかなり心配になる。カウンターまであと20人ぐらいまで進んだところで別の係員が来てEチケットとパスポートを持っていってチェックインをしてくれた。が、荷物を預けるためそのまま並ばされる。ようやく荷物を預けて搭乗口へ。並びすぎでしょ~これでもようやく先頭部分。搭乗券はペラペラの紙。搭乗口ではこの紙を係員に渡すだけ。紙を渡すと座席の番号がわからなくなるので覚えておかなければならない。わたしたちのあとに数人乗ってきたところで全員搭乗完了。結局1時間ほど遅れてサンパウロを出発。飛行機はB737-800で座席は一番後の3列の真ん中。席がリクライニングしない。最低の席である。最後の方の客だから仕方ないのか・・・そういやこの飛行機こないだ沖縄で爆発炎上した中華航空機と同じ機種だ。機内には成田から同じ飛行機で来た日本人の団体もいた。この人たちと事前に乗り継ぎ情報を入力してくれたおかげでGOLが待っていてくれたのかも知れない。ブラジルでは同じ航空会社での乗り継ぎでも前の飛行機が遅れるとそのまま飛んでいってしまい、乗り継ぐ飛行機の航空券そのものもパーになったり、実に理不尽なことが常に発生するらしいから今回はホント助かった。マナウスまでは3時間45分のフライトである。離陸してから1時間半ほど、飲み物すらなく、サービスは一切ない会社なのかと思っていたら、サンドイッチと飲み物が配られた。ハムとチーズだけのブラジルふうのシンプルなサンドイッチだったが、妙にうまくて一気に食ってしまった。マナウスとサンパウロは時差が1時間あるので時計上は3時間ほどでついにマナウスに到着。着陸前にコーヒー牛乳のような色をしたアマゾン川本流と、ウーロン茶のような濃い茶色のネグロ川が見えた。成田を離陸してから30時間。ようやくアマゾンの玄関口に2年ぶりにたどり着いたのである。マナウスにて 今回搭乗した飛行機。沖縄のように爆発しなくてホッとする。前回はここでしばらく待たされた記憶があるが、今回はあっさり荷物が出てきてびっくり。潰れたヴァリグは今日乗ってきたGOLが買収したらしい。こういう点に買収の効果が出ているのか?出口を出ると今回もお世話になるK2のヒカルドンさんが待っていてくれた。1年ぶりの再会である。クルマで空港からすぐそばのK2の事務所へ。事務所につくと、今回はサンタレン、サンパウロパートでお世話になるWBSABBYのフェリックスさんがすでにマナウスに到着されていた。K2の事務所で昼食をいただく。サンパウロで食事する時間がなかったので有難い。味噌汁つきの白いご飯をいただいた。とてもうれしい。食事のあと、まずはK2のストック場見学。前回も見学したが、これが楽しい。ディスカスを中心にコリドラス、アピストが数多くストックされていて、世界中への出荷を待っている。特にディスカスはブランド化されているのが納得できる、いい個体ばかりである。コリドラスはロングノーズ中心にストックされていた実にキレイなワイルドディスカスたちシクリッドもいっぱい前日発送したディスカスが輸送業者の都合で戻ってきてしまったとのことでトリートメントされていた。みんなぐったりしていてとてもかわいそうだった。こういうハプニングは日常茶飯事で、しかもまったく補償もないそうである。熱帯魚業者の大変さを垣間見た光景であった。その後、ホテルにチェックイン。前回来たときに泊まったホテルとは別のホテルだが、系列は同じだそうでキッチンつきの広いホテルである。禁煙組と喫煙組で部屋わけをする。シャワーを浴びて一休みしたあと、フェリックスさん、ヒカルドンさん、わたしたちの5人で食事に向かう。見覚えのある道だなぁと思っていたら、やっぱり前回来た時に見学した熱帯魚屋のある通りだった。実に懐かしい。魚のおいしいお店へ。ということだったが、今日は休業していたので肉を食べることにする。前回来たときとまったく同じ展開でデジャブのようである。街道沿いのシュラスコ店へ。これがうまい。ブラジルの肉はホントうまい。何度もおかわりをする。オープンウィンドの広いシュラスコ屋さんおっちゃん早く切って!!脂のってますよ~その後、もう一軒飲みに行く話も出たが、風邪気味で疲れもあったのでホテルに戻ることにする。ホテルの帰路の途中の薬局で風邪薬を購入。ブラジルの薬はよく効くらしいので頼もしい。明日はいよいよコリドラスを見に行く。あっという間に眠りについた。
2007.10.08

2日目 10/8 ニューヨーク~サンパウロ~マナウスふと目が覚めると飛行機は大西洋、カリブ海を越え、南米大陸に差し掛かるところである。スリナムの上空あたりだろうか。この辺で降ろしてくれれば6時間ぐらい節約できるのになぁ。スリナム上空。ここでパラシュート降下できたらなぁ再び寝て目が覚めたら、今度は赤道上空。ちょうどベレンとサンタレンの間ぐらいか。ついに南半球までやってきた!ぜひこの辺に『アマゾン中央空港』を!ブラジリアの上空あたりで朝食が出る。ついに完全版の洋モノですよ。(笑)機外モニターで外を見ていたら、巨大な円形がいっぱい見える!ミステリーサークルか?と思いきや、これは農場で円の中心に井戸があり、そこから水をくみ上げ、パイプでグルグル水を巻くのでこういう円形の農場になるらしい。それにしてもものすごい規模だ。Google Earthでも確認できるのがとにかく規模がすごい。焼畑の煙が上がる。森林破壊は続いている。まもなくサンパウロに到着。しかし、昨日のニューヨークでの出発遅れがやっぱり響いて結局1時間ほど遅れてサンパウロに到着することとなった。実は今回の旅行で一番心配していたのが今日のサンパウロからマナウス行きの国内線の乗り継ぎである。もともと予定通り着いても2時間ほどしか乗り継ぎ時間がないタイトな日程だったので心配していたのだが、見事にその心配が的中してしまったのである。国内線が待っていてくれればいいが、飛んで行っちゃったらどうしよう。夜の便か他社の便に乗せてくれるのかな。最悪、サンパウロで一泊かな・・・とかいろいろ考え始める。その点、以前のヴァリグだったら国内線も同じ会社だったので多少安心できたのだが・・・ついにサンパウロに着陸。成田からの24時間のフライトが終わったのだが、ホっとする間もなく、急いで入国審査の列に並ぶ。JALの現地地上係員がいたので「乗り継ぎ微妙なんだけど、間に合いますか?」と聞くと「仕方ないんです。入国審査に普通に並んでください。」と返事され、これまた困る。入国審査の隣の列に乗ってきた飛行機の機長がいたので「昨日はニューヨークで何かあったんですか?」と聞いてみた。すると、『特に何もありません。ニューヨークは慢性的にああいう状況なんです。燃料ももったいないし、社内でもヨーロッパ回りに変更しようか検討中なんですよ。到着が遅れて申し訳ないです。』とこのことだった。ヨーロッパ回り。ぜひそうしてください。アメリカ回りはホントもうイヤです。結局、入国審査は15分ほど並んで通過。税関も紙を渡すだけで終了。ところが、荷物がなかなか出てこない。この時間を利用して両替。とりあえず200ドル分換金する。330レアルほどになった。1ドル120円で換金したので1レアル=約72円となる。荷物出てきませ~ん。容量オーバーにつき、後編へ続く。
2007.10.08

1日目 10/7 成田~ニューヨーク第1回のアマゾンツアーから2年が経過。実は昨年も行く予定だったが、諸般の事情により中止になった。今年こそは。ということで半年前から準備を始め、ついに本日出発の日を迎えた。2ヶ月前から今日まではあっという間だった気がする。ブラジル・サンパウロ行きの飛行機は19時35分発なので16時ごろ空港に行けば十分間に合うのだが、同行するアキオさんが大阪からの乗り継ぎ便の関係で午前中に成田に到着するとのことだったので、わたしも早めに成田に行くことにする。実家から成田空港まで電車で50分。実家から成田だけは近いので海外旅行のときはいつもありがたい。13時ごろ成田に着くとアキオさんが待っていた。これまた同行するyamyamさんは空港リムジンバスが渋滞で遅れていてわたしより15分ぐらいあとに到着。これで今回のツアー参加メンバー3人全員が揃う。3人揃って飛行機のチェックイン。日中ということもあってかチェックインの列はかなり空いていた。サンパウロから先の乗り継ぎ便の情報が事前に登録されていなかったそうで登録してもらう。今の時点で席はほぼ満席らしい。海外旅行のとき、必ず撮影する掲示板。でも、時間が早すぎて乗る便が載ってません 汗搭乗まで6時間ぐらいあるのでしばらく食事したりして過ごす。実に退屈。ブラジルで食べる日本のおつまみ類を売店に買いに行くと、やたら高い。足元見ているなぁ。事前に買っておけばよかった。搭乗口まで行くと今回ブラジルまで搭乗するB747-400ジャンボが駐機されていた。いつもA300とかB737とか中型機か小型機ばかり乗っているので久しぶりに見たジャンボはとても大きく見えた。ジャンボはデカいね~19時ごろ飛行機への搭乗が始まる。搭乗を待つ長い列ができるが説明不足でぐっちゃぐちゃになってしまい大混乱。JALなのにあまりのグダグダぶりに呆れる。乗るだけで疲れてしまった。大混乱の搭乗口席の配列は3-4-3。右舷側後方の3列に3人並んで座る。席は満席。この席でニューヨークまで過ごすことになる。座席周辺のブラジル人の荷物がいっぱいで頭上の荷物入れに収まらない。ムリヤリギチギチに詰めてなんとか入った。結局定刻より数分遅れて出発。滑走が始まる。お客、荷物、燃料満載のジャンボはなかなか離陸しない。滑走路の端まで行ってようやく離陸。ブラジル・サンパウロまでは24時間の旅のはじまりはじまり。これで日本とは2週間のお別れである。ニューヨークはまで12時間ほどのフライトである。離陸後、しばらく飛行機が揺れる。激しい揺れの中夕食。牛丼だった。意外とイケました。食事後、すぐ就寝するも、熟睡はできない。何度も目が覚める。どうも体調が悪い。変な汗をかいている。どうやら風邪の初期症状のような感じ。初日なのにこりゃマズいなぁと思う。席を通路側に替えてもらい、何度かトイレに行くうちに若干体調が回復。なんとか眠りに着く。飛行機は北上して大圏航路上を航行、日付変更線を通過。二回目の10/7が始まる。目が覚めると飛行機はカナダ上空。五大湖の付近である。朝食はホットケーキだった。朝食はこんなもんでしょ。ニューヨークは目前!と、思いきや、ええ゛~?Uターン??朝食後、ようやくニューヨークに到着。と思いきや、ニューヨークを目前にして飛行機がUターン。機長のアナウンスによると、「ニューヨーク・ジョン・F・ケネディ空港が混雑のため、着陸の許可が下りず、しばらく上空で待機する。」とのことである。ハドソン川上空をグルグル回った後、ようやくジョン・F・ケネディ空港に着陸。これまた飛行機が誘導路上で止まる。「駐機するスポットに他の飛行機が止まっているためしばらく待機する。」とのこと。実に混みまくりのジョン・F・ケネディである。30分ほど待ち、ようやくスポットに着く。飛行機は給油をするのだが、ブラジルに行く人も全員荷物を持って一旦降機させられ、アメリカの入国審査を受けさせられる。アメリカは通過するだけでまったく用はないのに実に理不尽な話である。入国審査は長い列ができていて20分ほど並ぶ。入国審査の担当官は女だったが、やたら態度が悪い。パスポートにハンコ押してもらい、税関へ。ここは紙を渡すだけ。税関を通ると、アレ?外じゃん。前回のアマゾンツアーはロス経由でロスでは乗り継ぎ用の隔離部屋だったので唖然とする。街まで行こうと思えば行ける状態である。空港の2階にあがり、乗り継ぎの列に並ぶ。パスポートとチケットがチェックされ、セキュリティチェックを受ける。これまた担当官の態度がめちゃくちゃ悪い。「パソコンを出せ!」「クツを脱げ!」「上着をとれ!」「もたもたするな!さっさとしろ!」すべて命令形の英語でまくし立てる。テロに遭って神経質になっているのはわかるが、入国審査といい、セキュリティチェックといい、こういう態度取ってるからアメリカは世界中から嫌われてテロの標的にされるんじゃないのか?ホント頭にきて「お前らなんかまたアル○イダにやられちゃ(以下自主規制)」と思った。まだ前回のロスの方がフランクだった。ニューヨークは街の入り口からひどいところである。このあと、ボロクソにまくし立てられる。セキリュティチェックを通ると、搭乗口まではいろいろとお店が充実している。やたら高い売店が一軒だけあったロスとは大違いだ。ネットができないかパソコンを立ち上げてみたが、無線LANは有料だったのでアクセスは断念。ちょうどテレビで大リーグのプレイオフ・ヤンキース戦が放映されていてあたりはやたら盛り上がっている。一時間ほどの待ち時間で再び搭乗開始。また長蛇の列ができるが、成田よりはスムーズに搭乗。席はそのまま同じ席である。飛行機はすぐ出発。滑走路へ向かう。ここでウトウト寝てしまう。ふと目が覚めると一時間ほど経過していた。「いつの間に離陸したんだろう」と思って外を見るとまだ離陸していない。おまけに誘導路ではなく、滑走路上に飛行機が何十機もずらーっと並んでいる。まるで9.11のテロのときのような光景である。「ええ゛~?なにこれ?」と思っていたら、機長がアナウンスが入る。「ただいま混雑のため、いつ離陸できるかわかりません。ざっと見て3、40機が離陸を待ってます。」誘導路だけでは飛行機が収まりきれないので滑走路まで飛行機を並べて待機させているようである。ええ゛ぇ~?ニューヨーク着陸のときも混んでたけど、離陸するときもこんな混んでるの?ジョン・F・ケネディって世界一の空港じゃなかったっけ?実にお粗末な世界一の空港である。こんなとこ二度と来たくない。結局1時間45分ほどかかってようやく離陸。サンパロウまでは9時間ほどのフライトである。半日で二度目の夕刻を迎え不思議な感覚である。機内食はチキンのパスタであった。食事後、すぐまた眠りにつく。だんだん日本食から離れてきましたよ(笑)
2007.10.07
待ちに待ったアマゾンツアー2007ついにスタートです。12時間後にニューヨーク、24時間後にサンパウロ、30時間後にマナウス到着の予定です。日本時間だとマナウス着くのは明後日の朝ですなぁ。三日後にはアマゾンで魚見てるはずです。というわけでしばらくブログの更新はお休みします。もしかしたらブラジルのどこかでネット使えるかもしれないのでそのときは書き込みしたいと思います。まもなく飛行機に搭乗開始です。それじゃ行ってきま~す!
2007.10.07

毎年、この時期に実家に帰ると、サンマを焼くバーベキューを必ずやります。昨日の法事の後、サンマを焼きました。最近、毎日のように食べているサンマですが、やはり炭火だとおいしいですね。炭火の置き火でじっくり焼くのがポイントです。友人が霞ヶ浦で釣って持ってきてくれた巨大なアメリカナマズです。サンマと比べるとそのでかさがよくわかります。最近、霞ヶ浦で大繁殖していて、サンマの切り身をエサにしてよく釣れるそうです。友人は手馴れた手つきでナマズをさばき、蒲焼を作ってくれました。あっさりとしていて臭みもなくおいしかったです。フライにしてもいいかも。と、ナマズや肉を食べながらふと思ったこと。「そういや、明日からアマゾンでナマズも肉も食うんだよなぁ。いまわざわざ食わなくても・・・汗」てなわけでアマゾン出発日の朝はやや二日酔い気味で迎えたのでした。
2007.10.07

たまに実家に帰ってくると、やることいっぱいです。二年前に親父が死んだのですが、墓がなかったので納骨できませんでした。信仰心などまったくないわたしは「庭にでも埋めときゃいいんじゃないの?」とか「仕事で海に行ったときに海に撒いてこようか?親父釣り好きだったし喜ぶよ」とか言ってたのですが、世の中の仕組みはそうは行かないらしく、墓を買うことにしました。調べてみると、墓って高いんですねぇ。300万ぐらいがザラなようです。安くても永代供養料とか、維持費とか高くて結局割高になってしまうようです。この手のモノにムダな金はかけたくないのでいろいろ調べてすべて込み込みで100万円少々の格安墓を購入したのでした。まぁこれで100万なら十分です。(まぁ高いことにかわりはないですが。)んなワケでアマゾン出発前日は三回忌と納骨の法事となったのでした。
2007.10.06

今回のアマゾン旅行は成田出発なのでとりあえず一旦実家に帰省中です。いやーやっぱり関東はいいですね。何でも欲しいものが通販に頼らず、車や電車で30分以内で手に入りますから。まぁちょっと前までこちらに住んでいた時はごく当たり前のことだったのですが、田舎のダメさ加減を改めて実感しました。んなワケで今日は朝からホームセンター、100均、電器屋、熱帯魚屋と駆けずり回ってしまいました。実家の水槽です。エビとチビコリ水槽なのですが、産卵してました。どうやらベネズエラオレンジが産卵したようです。まだ買ってきて一年未満、大きさも三センチほどで成長止まっているのですが、産卵したようです。もっとも二匹しかベネオレはいないので無精卵のようですが。明日は水替えとトリミングしなきゃなぁ。
2007.10.05

今日からいよいよアマゾン休暇開始です。今日の午後の便でひとまず実家に戻ります。立ち上げ2ヶ月を経過した水草水槽です。出発前にトリミングしたかったのですが、時間がないっ。特に前景の南米ミズハコベがすっかり立ち上がってしまいました。フレディさんのアドバイスを受けて赤系も植えてみたのですが、なかなか成長しないです。2週間後に帰ってきたらボーボーもいいとこなんでしょうなぁ。(汗)afterが恐ろしい。(爆)
2007.10.04
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