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最近テレビの内容に、昔の番組等の焼き直しが多いことが気になっています。 例えば、上戸彩が主人公の「アタックNo.1」。これは私が小さかった頃のアニメ番組です。 光フレッツの宣伝でSMAPが、「光る海、光る大空~」と唄っている歌は、これまた私が小さかった頃の走りのアニメ番組「エイトマン」のテーマソングです。 私が中学生の頃に聞いていた、QUEENの音楽に乗せたミュージカルが今度新宿で開催されるといいますし、同じく中学生の頃に聞いていたアバの「ママミア」を題材にしたミュージカルも劇団四季により公演されていたと思います。 鶴光の「えーか、えーか、えーのんか。」も、私が中学生くらいの頃聞いていたラジオの復活版です。 こういった昔の素材の焼き直しに触れるたびに、「ああ、作り手側の才能が枯渇してきているんだなぁ。」、と感じてしまいます。 ただ現在は情報の流れが速くなってきているので、のんびりした時間の流れの番組はすぐ放映打ち切りになり、ゆっくり番組の内容を日本全国に知ってもらう余裕がなくなっている背景はあると思います。 昔の番組の様に、子供が登場して甲子園を目指し、大人になってプロ野球で活躍するまでを描く、息の長い構成の番組等は流行らないんでしょうね。 その様な流れの速い環境の中で、日本全国のみんなが親しむ番組作りをするのはきっと大変なことだと思います。 21世紀の時代に沿った独創性のある番組をプロデュースする人材にもっと夢を持ってもらって、よりよき作品をどんどん発表して頂きたいと思います。
2005.05.29
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立つレッサーパンダが現在人気になっていますね。 レッサーパンダのお腹は黒色です。 テレビを見ていた連れ合いが「ラスカルのお腹って白くなかったっけ?」・・と聞いてきました。「いや、知らんなぁ。そこまで覚えていないなぁ。白かったっけ?」・・と私がいうと、連れ合いはすたすたと台所に行って、ラスカルが描かれたお皿を持ってきて、「ほら、白いでしょ?」と言います。 なるほど、ラスカルのお腹は白かったです。 あれっ? ラスカルは、「アライグマ」じゃなかったっけ? このとき、我が家では、「アライグマ」と「レッサーパンダ」とが別の動物であるということに思い至ったのでした。(ちなみに「あらいぐまラスカル」は数十年前にテレビで放映されたアニメです。)
2005.05.28
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★ 東京サバイバルゲーム 道に迷って、方向感覚を失ったとき、東西南北の位置関係を知るためにはどうすれば良いですか?☆ 対応案 もし、近くにマンションやアパート等の集合住宅があれば、ベランダがある方が普通は南側で、エントランスがある方が通常は北側です。 ただし、東京の場合にはこの原則に従っていない集合住宅が多くありますので、できるだけ多くの建物を観察して、総合的に東西南北を判断します。 * * * * この東京サバイバルゲームは、TVで放送されていた番組のアイデアに私の知識を加えて再構成したものです。 ご参考まで。
2005.05.25
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★ 東京サバイバルゲーム 火の手に追われて逃げまどううちに、東京郊外の住宅街まで来てしまいました。既に夜も更けています。 ラジオでは避難所があるのでそこに避難する様に呼びかけています。 その避難所はどうやら現在いる場所の北にあるようです。 ところが逃げまどううちに完全に方向感覚を失ってしまっている状態です。 どちらが北でどちらが南かも全く分かりません。 夜空は曇っていて星や月は全く見えません。 もちろん、コンパスや磁石のたぐいも持ち合わせていません。 さて、この様な状況で東西南北の位置関係を知るためにはどうすれば良いですか?(今回もノーヒント。ヒントは日常の生活の中に隠されています。) 答えは次回に。
2005.05.24
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★ 東京サバイバルゲーム 地震で発生した火の手から逃れるためには、当面どの様な方針に従って逃げますか?☆ 対応案 火災が発生すると、上昇気流が発生します。 火災現場は周りの空気を吸い込み始めます。この空気により燃焼が継続します。 つまり、火災の発生場所に向かって、通常は風がながれていきます。火災に遭遇した際は、風上に向かって逃げる。 これがセオリーです。 風向きが変化した場合でも、ひたすら風上に向かって逃げます。
2005.05.23
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★ 東京サバイバルゲーム 余震が収まったのも束の間、あちらこちらで火災が発生しました。 今いる地点にも火の手が迫っているようです。 風も出てきて、煙がこちらにも流れてきました。 現在道に沿って人の流れが出来ていますが、流れの先から戻ってきた人の中には、その流れの先も火の海だという人もいます。 別の方向から来た人の中には、人の流れは火の手から逃れるためにできたものだ、という人もいます。 どの情報が正しくて、どの情報が正しくないかさっぱり分かりません。 肝心要の携帯電話は通話制限で全くつながりません。 さて、火の手から逃れるためには、当面どの様な方針に従って逃げますか?(今回はノーヒント。知っていれば簡単ですネ。) 答えは次回に。
2005.05.22
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★ 東京サバイバルゲーム 東京で大地震が発生、何とか高層ビルの1階まで辿り着きました。 ところが、ここで再度大きな余震が発生!☆ 行動案(1)建物の外に出て、できるだけ建物から離れる。→ 余震発生時にビルの外に出るのは危険です。ガラスの破片のシャワーを浴びる可能性があります。(2)高層ビルの玄関内部で様子を見る。→ これがセオリーです。ビルの玄関は、ビルの見てくれを良くするために通常しっかり造ってあります。1Fにいたなら、余震が収まるまで玄関内部で様子をみましょう。(3)階段で、できるだけ高い階に駆け上がる。→ 意味不明な行動です。津波がきたなら上に上がる必要がありますが。☆ Tips 避難の際、ドアを開けるときは要注意です。 ドアの向こうは火の海かも知れません。 不用意にドアノブを握ると、手に大やけどを負うことがあります。 まずは軽くドア本体に触れてみて、熱くないかどうか確認してからドアを開けます。 ドアを開けるとき、ドアに顔を近づけてはいけません。
2005.05.21
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★ 東京サバイバルゲーム 東京で大地震が発生、何とか高層ビルの1階まで辿り着きました。 ところが、ここで再度大きな余震が発生! あなたならどうしますか?(1)建物の外に出て、できるだけ建物から離れる。(2)高層ビルの玄関内部で様子を見る。(3)階段で、できるだけ高い階に駆け上がる。 ・・・簡単ですネ。答えは次回に。
2005.05.20
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★ 東京サバイバルゲーム さて、東京のある超高層ビルの半分ほどの高さの階に今いる、とします。 今、東京で未曾有の大地震が発生しました、という設定です。 あなたならどうしますか?☆ 行動案 当面の課題は火災から逃げることです。(1)その場に留まり様子を見る。→ この選択肢を選んだ人は、煙に巻かれて一巻の終わりです。 下階で火災が発生する前に、その下に行く必要があります。(2)下階に急いで降りる。→ これがセオリーです。下に行く手段がなくなる前に下に降りた方が良いです。 津波にやられる危険はありますが、津波回避は、下の階に火災が発生しないという確信を得てからの行動になります。(3)上階に急いで上がる。→ 煙も炎も上の階へと迫ります。逃げても逃げても煙と炎が上に上がってきます。屋上に逃げたとしても、他の数多くのビルの屋上でも救援を待つ多くの人々がいますので、自分のところにヘリが来るのは確率的に低く、絶望的です。
2005.05.18
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★ 東京サバイバルゲーム 今日から数回に渡って地震をテーマに、地震に遭遇した場合にどの様に切り抜けていくかを見て行きたいと思います。 過去にインターネットで公開したことがあるのでご存知の方もいるかも? さて、東京のある超高層ビルの半分ほどの高さの階に今いる、とします。 今、東京で未曾有の大地震が発生しました、という設定です。 あなたならどうしますか?(1)その場に留まり様子を見る。(2)下階に急いで降りる。(3)上階に急いで上がる。 答えは次回に。
2005.05.17
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私は結構、昔から本を集める癖があります。 現在も部屋の一室を書庫として事実上潰しているのですが、これまで引っ越しするたびに納める場所がなくて一部の本を捨ててきました。 まずダンボール箱10杯分の本を捨てたことがあります。 数年後、さらにダンボール箱20杯分の本を捨てました。 さらに現在のうちに引っ越す前に、軽トラック半分ほどの本を捨てました。 ・・・今から考えると、これらの本をインターネットのオークション等でうまく捌けば、かなりの収入になったのではないか、と思います。 現在は図書館の隣に住んでいますので非常に便利になりました。 欲しい本があると、自宅からインターネットで図書館に予約しておきます。 しばらくして欲しい本が届くと、メールで「届きました。」と図書館から私あてに案内を送ってくれます。 後は歩いて家の隣の図書館に取りに行くだけです。 ほんと、便利になったものです。
2005.05.15
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私は青春時代を関西で過ごしましたので、言葉のイントネーションは完全に関西系です。 ただ、平成元年からずっとこちらで過ごしていますし、関東で家も購入してしまいましたので関東の生活にも、もちろん馴染んでいます。 関東に来てびっくりしたのは、お好み焼きとか、たこ焼きの地位が異常に低いことです。関東では、お好み焼きとかたこ焼きというのは、おやつの位置づけなんですね。 子供の頃は、月に何回かは夕食に、ディナーとして、お好み焼きやたこ焼きを食べたものです。もちろん、関西では一家に一台はたこ焼き器があると思います。 たこ焼きを焼くにも準備は前日から。 まず、だし汁を煮出して、一晩寝かせます。 そのだし汁で小麦粉を溶くところから始まる訳です。 お好み焼きやたこ焼きに掛ける情熱は、関東では希薄です。ちょっと残念~。
2005.05.14
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マックに関して持てる知識の全てを注ぎ込んでも、私の不注意により最新型のOSをうっかり入れてしまったiMacが起動することはありませんでした。 途方に暮れた私は、最後のお願いをすることにしました。 新宿でマック関係のショップを経営している知り合いの社長に来て頂くことにしたのです。 「ファームウエアを入れずにiMacにMac OSX 10.2を入れると、iMacのモニタが死ぬことを私は知らずにiMacにMac OSX 10.2を入れ、その通りモニタが反応しなくなりました。」 ・・と症状を伝えると、「大丈夫、直すことができると思います。」 との返事を頂きました。 これ幸いに来て頂くことにしました。 さて、社長来訪の当日。うちに来るなり一撃でiMacを起動してしまいました。 「さすが!」、です。 社長は故障の程度に応じて即応できる様に、数々の七つ道具を持ってきてくれたのですが、その七つ道具の出る幕はなかったようです。 もちろん、現在では安定して古いiMacも新しいOSで元気よく働いています。 ・・私の心配と苦労は何だったのか、と拍子抜けしたというのが正直な感想です。 あれこれ一人で悩むよりも専門家に相談する方が遙かに安心ですネ。
2005.05.07
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もう数ヶ月前の話になるのですが、自宅で愛用していたiMacのモニターが死んでしまいました。 マッキントッシュのパソコンは前世紀から愛用しています。古いものも併せて仕事用に三台のマックを使っています。 上記のiMacは、一時期ソーテックが似たものを作り差止請求をアップルから受けたことがありますのでご存じの方もいるのではないでしょうか。 さて、この古いiMacに最新型のOS(Mac OSX10.2)を入れたのがそもそもの誤りでした。 後で調べて分かったのですが、最新のファームウエアにアップデートしないで、古いiMacにMac OSX10.2を入れるとモニタが死ぬことは良く知られたことらしいのですが、うかつにも私はそれを知りませんでした。 起動ボタンを押してもiMacが起動しないときが続き、ある日、起動ボタンを押しても全く反応しない状態となってしまいました。 ・何かハード的なトラブルがあったのか、 ・単にファームウエアを入れなかったのが悪かったのか、 ・モニタ自体が物理的に死んでしまったのか、 どのレベルで故障が生じているのか不明です。 起動用のCDを挿入して立ち上げる、という手もあるのですが、CDを入れても起動できず、かつCDを取り出せない状態になるとまずい、と思い、さてどうしようか、と考えていました。 結果的にはCDを入れなくて良かったことは後で分かりました。
2005.05.06
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「私的な空間(プライベート空間)」だけにいては、「公共的な空間(パブリック空間)」の存在自体を認識できない、と先に説明しました。 パブリック空間の存在を認識している、ということは、プライベート空間の外側からプライベート空間を見つめることのできる視点がある、ということです。 自分のことを外部から見る自分がある、という話みたいで奇妙に聞こえることと思います。自分のことを外部から見る自分、というのは、通常は幽霊です。 この様な幽霊はどの様にして現れるのでしょうか。現れるとすれば、通常は自分を殺したときですよね? まさにその通りです。 過去の子供だった自分を「象徴的な意味で」殺すことにより、自分自身のことを外部から見つめることのできる視点を手に入れることが可能になります。過去の自分から卒業して文字通り生まれ変わります。 過去の子供だった自分を「象徴的な意味で」殺すことができずに、「現実に」自分を殺してしまう人も中にはいます。 過去の子供だった自分から卒業して、新たな自分とうまく出会うことのできた人が大人である、というわけです。この段階に至った人は、プライベート空間にいる自分と、パブリック空間にいる自分とをはっきり認識し区別することができます。 この章の最後になりますが、「電車の中で化粧をしてはいけないなんて誰が決めたのか?」という問題に答えておきたいと思います。 電車の中で化粧をしてはいけないという内容のルールを決めたのは、先日、東京メトロ日比谷線広尾駅で小娘に「ここで化粧をしてはいけない」との旨のメッセージを伝えたおばさんでしょうか。 それとも私でしょうか。 それともこのブログをみているあなたでしょうか。 いずれも違います。 このルールの内容を決めたのは、「歴史」です。 先のおばさんも、私も、このブログを見ているあなたも、「歴史」のメッセンジャーであるに過ぎません。 何故、小娘にこのメッセージを伝えようとするのか、といえば、我々大人がこの小娘をパブリック空間の大切な構成員である、と考えているからに他ならない。そういうことです。
2005.05.03
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大人の女性は、自分たちの共有している空間が、大きく「公共的な空間(パブリック空間)」と「私的な空間(プライベート空間)」との二つからできていることを理解しています。 そして、パブリック空間の論理をプライベート空間に持ち込んではいけないこと、また逆にプライベート空間の論理をパブリック空間に持ち込んでいけないことも理解しています。 何故パブリック空間の論理をプライベート空間に持ち込んではいけないかというと、プライベート空間の個々の主体が大切にされる状態を守るためです。 逆に何故プライベート空間の論理をパブリック空間に持ち込んではいけないかというと、パブリック空間の全体が円滑に機能する状態を守るためです。 プライベート空間の論理とパブリック空間の論理との相互不可侵性を理解し、スムーズに双方の論理の切り替えができることは大人としての必要条件です。 公共の場で化粧をしてよいとか、いけないとかの一つ一つの列挙規定があり、それに従えば足りるか、というとそうではありません。 パブリック空間にプライベート空間の論理を持ち込まない、という単純なルールが存在していて、そのルールの一つの具体例が「公共の場では化粧をしてはいけない。」、ということです。 もちろん、我々は生まれながらにしてプライベート空間の論理とパブリック空間の論理を理解している訳ではありません。 生まれてからしばらくの間は、プライベート空間が100%を占めます。 思春期になりますと、プライベート空間とその外界(それが何かは未だ理解できない状態ですが)との間に境界壁を打ち立てなければならない状態に至ります。 プライベート空間と外界との間にうまく境界壁を作ることができればよいのですが、中にはうまくその境界壁を作ることができず、つっぱり等の行動にでる少年少女が現れます。 これはプライベート空間の外側にプライベート空間とは異なる世界があることを少年少女たちが理解し始めたことを意味します。 その異なる世界から自分のプライベート空間を守ろうとする一つの行動がつっぱりです。 もう少し年齢を重ねてうまくプライベート空間と外界との間に境界壁を築くことができる様になると、つっぱりから卒業することになります。つっぱりという形でプライベート空間を守る必要がなくなるからです。 ただし、ここで多くの少年少女たちは、大人へのステップを上がりきれずに踊り場にとどまることになります。 パブリック空間の存在を、プライベート空間の延長として理解しようとするからです。 パブリック空間においても、プライベート空間の論理が通用すると信じて疑っていないので、 「公共の場で化粧をしてはいけないよ。」というメッセージに対して、 「別にいいじゃない。人に迷惑かけているわけじゃないし。」という反応が出てくることになります。
2005.05.02
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我々が共有している空間には「公共的な空間(パブリック空間)」と「私的な空間(プライベート空間)」とがあります。 プライベート空間は、人間の場合はこのようにプライベート空間と表現していますが、例えば、動物の場合にはテリトリーと表現される場合があります。 このプライベート空間の特徴としては次の様なものがあります。 プライベート空間のルールは、そのプライベート空間のリーダーが決めます。 プライベート空間のリーダーは、家族の場合は家族の長がなっている場合もありますし、一人で生活している場合には、その人本人がリーダーです。 次にプライベート空間のリーダーは、プライベート空間に所属しない構成員がプライベート空間に許可なく侵入しようとする行為を排除しようとします。 動物の場合には争いに発展する場合がありますし、人間の場合には警察に電話するとか、出ていく様に要請するとかいう行為に出ます。 プライベート空間にいるときは、自分自身がその空間の実質的なリーダーの場合には何をどうするかは全て自分が決めることができます。 プライベート空間では、人に迷惑をかけない限り、原則何をしようが自由です。 化粧をするのも自由。 携帯をかけるのも自由。 漫画を読むのも自由。 部屋に座って、食べ散らかしたものをその辺においておくのも自由。 たばこを吸うのもお酒を飲むのも一定の年齢に達していれば自由。 全て自由です。誰からも何も言われる筋合いはありません。 プライベート空間にいるときに、「あんたお化粧してはいけないよ。」とのメッセージを受けたとき、そのメッセージに従わなくてはならない理由はありません。 何故こんなことが言えるかというと、外界の「パブリック空間の論理」をプライベート空間に持ち込むことが許されていないからです。 その様な論理を採用するかどうかは、プライベート空間においては、プライベート空間を実質的に支配する個人が決定することであると考えられているからです。 この一方で、プライベート空間の存在しか認めていない者同士が出会った場合には、テリトリーに侵入してきた相手に対する動物の行動に見られる様に、実際に相手を敵とみなして排除しようとする行動に出ます。 公共的な日常生活でこの様な戦闘が繰り返されては安全な生活ができませんから、公共的な空間では、プライベート空間とは異なる行動様式が要求される様になってきました。 こうしてパブリック空間とプライベート空間との使い分けが発生してきたと考えられています。 プライベート空間の論理は直感的で理解しやすいものであるのに対し、パブリック空間は公共的な観点から人為的に定められたルールにより運営されているので、そのルール自体を知らないと理解できないものになっています。 プライベート空間だけにいる限り、何故プライベート空間以外の他人に挨拶しなければならないかを考えても、他人に挨拶しなければならない確固たる理由は理解できません。 もっと進んでいうなら、プライベート空間だけにいる限り、パブリック空間の存在そのものを認識できません。 パブリック空間は人為的に定められたものですから、その存在を、「第三者」、すなわちプライベート空間の外側にいる人から教えてもらわない限り、パブリック空間の存在そのものを認識することができないからです。 駅のホームで化粧をしていた若い女性が「ここでは化粧はしないもの」とのメッセージを伝えた方の肩を掴み揺すって、ホームに侵入してきた電車に接触させ、大けがさせる事件が起こりました。 この行動は、「プライベート空間に許可なく侵入してきた敵に対する排除行動」そのものです。 これは切れた異常な小娘が起こした事件ではないのです。 単に「パブリック空間」の存在を知らない小娘が、「プライベート空間」の論理に従って行動した結果が今回の事故につながった、ということです。
2005.05.01
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