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今年2024年はフランスの作曲家フォーレの没後100年にあたるそうです。フォーレは近代フランスを代表する作曲家の一人ですが、たまたまラジオ番組でフォーレ特集を聴いていた大人の生徒さんが、すっかり魅せられ、「私でも弾けそうな曲ありますかね」とのリクエストで、冒頭の動画である即興曲OP84-1を紹介いたしました。2分ちょっとの曲で、こちらはフォーレ入門書ともいえる「ピアノ小品集」に載っています。甘く切ないのですが、それほど単純ではない。どこか突き放して俯瞰しているような冷静さをも感じられます。和音の形、曲想など、この曲はフォーレらしさ満載です。今回初めて知ったのですが、この曲はパリ音楽院の卒業制作だったそうです。学校の卒業時と言えば若造ですよね、なんか酸いも甘いも嚙み分けるというような曲をこの若造は作ったのですね、生来の才能なのでしょうか?いきなり春のような日があったり、グッと寒い日があったり、この異常気象では、三寒四温という従来のセオリーではなくなっている気がします。でも、季節は確実に春の方に向っていますよね。そんな今に妙にマッチしているような佳曲ですね。私の春のイメージは 春眠暁を覚えずフォーレの曲はお休みの日の昼寝のBGMとして優秀ですよ。
2024.02.26
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聖バレンタインデーが終わるとこの季節。♪明かりをつけましょ 雪洞に♪先日某駅で駅ピアノならぬ駅お雛様を見ました。今は懐かしいですね、7段飾り。お雛様というと、例のあまりにも有名な歌が定番ですが、最近知ったのですが、3段目の五人囃子の歌があります、冒頭の動画ですね。作詞が「大きな太鼓」「手をたたきましょう」の作者である小林純一さん、作曲が子供のピアノ曲集「お菓子の世界」で有名な湯山昭さんというビッグネームの作品です。歌詞を文字化します。♪内裏様 内裏様 お節句おめでとございます。 五人囃子でございます。 てーやぽん てんぴー♪官女様 官女様 白い雪洞金屏風 桃がきれいでございましょう。 てーやぽん てんぴー♪私たち五人びな あられ白酒菱のもち 心惹かれてなりません。 てーやぽん てんぴー1番2番は昭和のセールスマンのようですね、しかし3番! さりげなく控えめに訴えていますが、思わず目頭が熱くなりました。 「光る君へ」ではありませんが、この時代の身分制度というかヒエラルキーは歴然とありましたよね。五人囃子と言えば現代では、あの東儀秀樹さんを輩出した宮内庁楽部、高級公務員さん?でも、勝手にあられは食べられないご身分なのでしょうね。今はセレモニーみたいのはへってしまいましたが、でもこの年になってもお雛様は心浮き立つものなのですよ
2024.02.19
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2月5日は関東地方は大雪でした。そして翌6日、高速道路はストップし、電車は遅れ、道では転倒する人が続出しーというてんやわんやの日、一人の偉大な音楽家が天に召されました。もうだいぶ闘病生活を送られていましたし、たまに拝見する映像を見ても憔悴が感じられましたし、やはり病には勝てないものかーと思っておりましたが、やはり訃報には衝撃を受けました。小澤さんのお兄様が我が家の隣町にお住まいで、その関係で、近所の小学校に合唱指導に来られたというニュースで、びっくりしたものでした。ローカルニュースで、映像を拝見しましたが、子供たちは、よく知らないけれどエラい人みたいなリアクションで、指導に当たっていた音楽の先生は完全にがちがちに緊張されていました。そりゃそうですよね。真剣に音楽のすばらしさを子供たちに教え込もうとされていたようです。ご病気になられてからは多分車移動されていたようですが、お元気なときは小田急線移動!だったそうです。私の友人の御主人がたまたま小田急線に乗っていたとき遭遇したそうで、まさか世界のオザワがお供も連れずにーと二度見どころか五度見くらいしていたそうです。私も引っ越してまもなく、成城学園の駅ビル・コルティのエレベーターの前で小澤ファミリーを拝見しました。奥様、お嬢様、ベビーカーに載ったお孫さんと共にエレベーターの来るのを待たれていたら、中々エレベーターが来なくて、いきなりエスカレーターに乗ろうとして、娘さんに「ちょっとー」と声をかけられていました、素敵なファミリーでした。恐ろしく排他的、人種差別当たり前の頃のヨーロッパ楽壇で中央に君臨していた小澤さんはやはりすごい。動画は2002年のウィーンフィルのニューイヤーコンサートです。このラデツキー行進曲はアンコールの最後で、指揮者がやれやれと緊張感から解放され、観客オケ共にノリノリで演奏する大好きな演目です。ニューイヤーコンサートの長い歴史で日本人はもちろんアジア人は小澤さんのみです。信じがたいプレッシャーから解放された小澤さんのラデツキー、ブラボーですね。コンサートは何回か行かせてもらいましたが、会場を感動の渦に巻き込む圧巻のステージでした。ご家族に見守られ静かにご自宅で眠るように旅立たれた小澤さん、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。さようなら マエストロ
2024.02.12
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久々に予報通りに大雪の様相ですね。坂の多いわが地域は買い物の荷物ぶらさげて雪道を上ったり下りたりが恐ろしいので早めに買い物を済ませました。普段はそんなに混んでないのですが、そのような人でスーパーはにぎわっていましたよ。以前住んでいたところのそばに大きな公園があったのですが、たまたま用事があって雪の日の朝に通りましたら、普段はジョギングする人や、犬の散歩するひとやらでごった返している所なのですが、さすが雪の日は人っ子一人おりませんで、まるで風景写真のように雑木林がきれいでした。そのような事を思い出したのが、ネットで検索しておりましたら出てきた曲です。冒頭の動画で、小栗克裕さんという新進気鋭の作曲家さんが作られた「きらきら雪が踊る朝」です。この方ピティナのステップの課題曲でしばしばお目見えしております。この楽譜の中に収められています。雪の日の独特の光の反映が表現されているような幻想的な曲ですね。なーんてのんきなことを言っておりますが、明日は道が凍結して恐ろしいですよね。どうかお気をつけて、そして暖かくしておやすみください。
2024.02.05
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