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先日、寅に翼 最終回を見ました。いきなり 寅子さんの体操からはじまったのですが、娘さんと言葉をかわす様子もない。はて?そうしたら、寅子さんの写真が大写しになり、もう彼女は故人であることが明かされる、体操をしていたのはユーレイだったのですね。このようにナレーションだけでこの世から去るのをナレ死というのだそうです、でもやはり主人公は珍しいのでしょうね。昨日「光る君へ」を見ていて思い出したことがある。源氏物語の終盤第41帖「幻」と42帖「匂宮」の間に「雲隠」というタイトルだけの項がある。41帖は年老いてすっかり弱気になった光源氏が出家がどうのこうのという内容で、42帖はすでに次の世代のお話です、「雲隠」は光源氏の終焉を示しているのだそうです。事故死や突然死だったらともかく病死や老衰等の今際の際の様子を長々と記述するのはなーという作者の美学なのかもしれませんね、しかし、現代ならともかく千年前にナレ死?の手法を使っていた紫式部はやはりタダモノではないのでしょうね。源氏物語は華麗なる王朝絵巻ですが、一歩市井に出ましたら、市民の生活は餓死だの疫病だの目を蔽いたくなる惨状であることは疑いようもありません。良くも悪くもそのテのことは一切排除して美しい世界を構築したわけですね。うーん。値上げだらけで懐はさみしいのですが、想像の翼を広げて物語に耽溺したいものです。すっかり秋ですものね。
2024.09.30
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今日はお彼岸ですね、大きな公園墓地が近くにある我が町はお花を持った人で賑わいます。秋のお彼岸ですと、秋風が吹いて物悲しい感じになりますが、まだまだ暑いようです。人それぞれ色々なご趣味をお持ちになるのは当たり前だと思いますが、「はて?」と思いますのが、著名人のお墓をお参りして回るする「墓マイラー」さん。お墓というものは、家族もしくは所縁の方々がいらっしゃるものだという固定観念に縛られている私としては、うーん。夏くらいだと思いますが、たまたま見たTikTokで、クリーンガールという多分アメリカの若いブロンド女性がブラシと洗剤を手にしてタンクトップと短パン姿で、若干忘れられているような墓地のお墓をきれいにしているという動画を見て、目が点になりました。多分強力な洗剤を使っているらしく、グレーの苔むしたような墓石が白亜のパルテノン宮殿のように豹変していました、後でもし関係者の方がご覧になったら腰ぬかすでしょうね今は墓じまいとかで、お墓の数も激減しているようですが、彼岸花やらお線香の煙がたなびいている秋の風景はホッとしますね。ラヴェルのおしまいのほうのピアノ曲集で「クープランの墓」というのがあります。淡々としていますが切々とした思いが感じられる名曲です。動画:クープランの墓
2024.09.23
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明日はお月見らしいですよ。でもまた真夏日らしい、😥わが国ではメジャーではありませんが、フランス民謡で「月の光に」という曲があります。♪ドドドレ ミーレー ドミレレ ドー♪小さいお子さん向きの曲集などに載っています。ピアノ学習者あるあるで、ある程度ピアノを習った人は知っている作曲家で有名な人がブルグミュラーですが、似たようなカテゴリーでクレメンティがいます。こちらはソナチネアルバムで有名ですね。ベートーヴェンやモーツアルトと同時代の人で、どちらかというとピアノ教育で有名で、当時ピアノ学習者をうんざりさせたであろう練習曲「グラドウス アド パルナッスム」を残している。で、クレメンティが「月の光に」の変奏曲を手掛けた。全音からピアノピースが出ている。フツーに考えてお堅い、無味乾燥のイメージですが、特に前奏部分はいったい何の曲なのかというくらいドラマチックにアレンジされている。動画:「月の光に」による変奏つき幻想曲なるほど、幻想曲ですものね、イマジネーションは広がりますね。お月見の食べ物というとお団子ですが、今年はアイスクリームのほうが似合いそう?
2024.09.16
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昨日、栃木県の野外フェスで落雷で待機していたスタッフさんが緊急搬送された恐ろしい事件があった。私の母方の祖母がこのあたりの出身で、雷の恐怖は結構聞かされていた。雷の多いこの辺りには電力中央研究所という機関が置かれている。いまはどうだかわかりませんが、この辺では雷様ではなく、らいさまと言って雷様に畏敬の意をあらわし、節分の豆まきの豆を取っておいて、節分後はじめての雷の時お供えするという話を聞いたことがある。大変申し訳ありませんが、野外フェスには向いていないのではないか?私が住んでいる川崎市の多摩川を登戸あたりに鉄橋が架かっているのですが、10年近く前この鉄橋を走行している小田急線に雷が落ちたことがあるそうだが、小田急線が一瞬光ってストップしたそうです。怖いよー。雷雨は地球温暖化のせいか、年年歳歳ひどくなっているようですが、ここで突然、では18世紀はどうだったのでしょうか?モーツァルトの地味目の曲でK534「雷雨」という曲があります。時代的にのんびりとしていますが、結構激しい箇所もあります。やはりこのような事態に遭遇した紳士淑女はわらわらと逃げ惑ったのでしょうか。動画:モーツァルト 雷雨
2024.09.09
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先日、ネットニュースで意外な場所を見た。町田のカフェ「IVY」、住宅街にポツネンとあったおしゃれなジャズカフェみたいな所でグランドピアノが置いてあった、普通というか瀟洒な邸宅の1Fがカフェとして店舗営業していた。10年以上前、引っ越してきたころ、町田で家電やら生活必需品やら買っていたのですが、その流れだったと思います。ちょうどそのころこちらで誕生されたお子さんが、ジャズピアニストなり、若干13歳でバークレー音楽院にこの秋から通われるそうだ。バークレー音楽院ージャズ界では、卒業生に綺羅星のごとくスターを輩出している、まー登竜門ですね。去年までというか春先まで小学生だった子がねー古里愛さん。動画 ワルツフォーデビーこの曲大好き!もう大人と遜色ないですね。ちょうどコロナのころだった思いますが、NHKのテレビで期待される音楽家としてピアノの亀井さんと並んでヴァイオリニストの吉村妃毬さんが紹介されていました。演奏はぶっちぎりでしたね、バースタインやランランを輩出したカーティス音楽院で研鑽を積み、すでに帰国時のチケットは入手困難だそうです。動画 吉村妃毬さん昭和の天才少女といえば、お母さんにピアノの置いてある部屋にカギをかけられ、ドアを泣きながら叩いたーみたいなエピソードがありましたが、令和の天才少女はちゃんと勉強してアメリカ版高校卒業資格みたいのを取得して単身外地に乗り込んでいるーこれだとよく言えば浮世離れ的なことはなく、地に足ついた音楽家となられるのではないか、頼もしい限りですね。お二方はジャンルは違いますが、共通点はある、日本人にとって忘れられない2011年にこの世に誕生した、お母様も音楽家できちんとサポートされているのですね、そして物心ついてからコロナ禍を経験している。何よりも音楽の神様に愛されているようである。これからもご加護がありますように!!
2024.09.02
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