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「先日テレビでね、松山の椿が見事に咲いているのが映ってたの。」もう半月以上も前、元職場の上司から電話があった。椿は松山市の花であり、町の至る所に椿や椿にちなんだものがあるんだそうだ。椿好きの上司は、「松山市の観光課に電話したら、松山総合公園という所に椿園があって、それが4月まで見頃だと教えてくれてねー」と、声を弾ませていた。当初、3月19日に松山行きを計画していたのだが、あいにくの雨降りで、後日に伸ばそうということになった。「31日はどうですか?」 先週上司にメールをすると、二つ返事で「OK!」とのこと。椿もいいけど桜もそろそろかなーと、淡い期待も半分あった。椿の予想を超える量と品種の数に驚きもし、期待以上にソメイヨシノが見ごろを迎えていたことにも驚いてしまった。今朝の桜開花情報には「咲きはじめ」と記されていたのに、あっという間に満開になったようだ。陽射しも一気に強くなり、椿はもちろん桜さえも季節外れみたいに暑くなった。温泉で汗を流すのもいいかなーと、だが温泉には入らず道後温泉商店街にある団子屋へ。このいかにも団子!という三色団子を時々無性に食べたくなる。大きな団子は普通の坊ちゃん団子9個分だと言っていた。(笑)
2015.03.31

ここ数年、花見といえば土佐国分寺の枝垂れ桜からスタートする。垂れた枝の、光を透かす無数のピンク色した小さな花びらが、まるで舞妓さんのかんざしのようで好き。先週の土曜日にはまだ一輪も咲いてなかったそうだが、ここにきて一気に花開いたのだろう。一週間も待てば地元香川の桜も見頃を迎えるだろうが、その数日が待てないんだよな。ご存知、南国土佐の桜は早い。高速から見える日当たりの良い山々では、すでに葉が伸びて色あせた桜がいくらもある。それでも市内はこれからといったところか。土佐国分寺から車で30分ほど足を伸ばした高知城でも、ソメイヨシノはまだ三分から五分咲きという感じだ。高知城を訪れたのは25年ぶり。なんと高校生以来。昔から馴染みあるお城っていいなと思った。そして昔馴染みといえば、私にとって浜幸(はまこう)のお菓子を忘れてはならない。高知土産で人気の銘菓「かんざし」の店である。高知生まれの私が生まれて初めて食べたお菓子も浜幸。(笑)まだヨチヨチ歩きの頃でも、ウィンドーの前に座り込んで動かなかったほど浜幸のお菓子が好きだったらしい。それは今も変わりなく、どんなお菓子よりも浜幸の味が一番おいしいと私は思っている。だから、高知へ行くと必ず浜幸に立ち寄る。今日は季節柄、桜餅を選んでみた。観るも良し、食べるも良し。土佐の高知のはりまや橋で、picchuさん「浜幸」食べよった。(笑)よさこい よさこい
2015.03.28

私が町内の老人ホームで事務員をしていた時のこと、当時女性の施設長が毎週玄関に花を活けてくれていた。その方が活ける花は大胆で立体感があり、一つひとつの花が命を増したようにイキイキとなる。私は毎朝花に水を足しながら、その美しさに溜息をもらしていた。ところが6月のある週、施設長が県外出張で不在の時があった。だが、その日も変わらず施設に花が届けられた。誰が活けるのか?施設長の活ける花があまりに美しいせいで、「あら、今週の花は一体どうしたの?」と来客者らから笑われるのは誰だって嫌だ。絶対嫌だったが、だが私が活けることとなった。向日葵が7本、それと他にも何種類かの花が数十本あった。老人ホームの玄関の空間に合わせた花瓶に活ける花々の量は、通常の花器5つ分もある。しかも向日葵、意外と活けにくく、いうことをちっとも聞いてくれない。確か1時間くらい格闘したと思う。苦労に苦労した割に、全然綺麗じゃない。綺麗どころか下手くそ極まりない。(涙)やっと活け終わって一息ついたころ、今度は体がだるくなってきた。熱があった。知恵熱だと思った。(苦笑)「苑長、お花大変でしたっ。」 次の週、帰苑した施設長に駆け寄った。「お花を活けると心に余裕が出てくるでしょ。 楽しいでしょ!」 「とんでもない、苑長! 私、熱出したんですよ! 寝込むかと思いました!!」そんな私だったが、最近はちょこちょこ自宅の玄関やら応接間に花を活けている。庭に咲く花々を家の中にも飾ると、すごく明るくなることに気付いたのだ。春を招き入れるといった感じかな。*:*:*追伸*:*:*香川でもソメイヨシノが開花しました。まだ咲きはじめですが嬉しいですね。私のお気に入り、栗林公園の桜です。
2015.03.27

修理のため、長い間その姿を仰ぐことができなかった姫路城。『大天守の再オープンは平成27年3月27日!』というニュースがちらほら届くようになって、頭の隅で「行きたいな~」と思っていた。しかし昨年の夏、久方ぶりに城の全貌が見えるようになり、そのあまりの白さに「白すぎ城」とまで言われた写真がネット上にアップされると、私も思わず「えー」となった。ほんとだ、白すぎる。汚れやくすみで褪せた姫路城の姿が脳裏に焼き付いたままで、本来の姿だというその白さに違和感を持ったのだった。それよりも、先に「白すぎ」という見出しの文字が飛び込んできて、「白すぎて変」というイメージが刷り込まれてしまったのかもしれない。だから、姫路を通過する際でも城に立ち寄ることもなく、これまで月日が流れてた。それでも、『3月27日グランドオープン!』の声が聞こえてくる。今週半ばからは祝いのプログラムがめじろ押しのはず。そしてオープンしてしまったら、ちょうど花見の時期と重なって、それは恐ろしい混みようが想像できる。今日は天気もいいし気温も高いし、、、ということで、白すぎ承知で行って来た。実物は、想像を大いに裏切って、その白さが殊さら美しかった。友人が教えてくれた。黒い板張りの岡山城に対して漆喰の姫路城、烏城と白鷺城、男城と女城。黒白の対比からしても、この白さが最も美しい。まだ天守に登れなくとも、城の周りは多くの人で賑わっていた。待ちわびていた日がもうすぐ来る悦びが伝わってくるようだった。まるでおしろいを塗ったような真っ白で愛らしい姫路城、おかえりなさい!(笑)そこらじゅうに植えられた桜の蕾も膨らんで、青空に映える天守を見上げながら、いい季節の訪れを感じた今日。人の入りが落ち着いた頃、今度は愛犬たちを連れてこよう。
2015.03.22

2005年ということは、もう10年も昔のことなのか。ブリュッセル中心部、『グラン・プラス』という大広場から少し路地裏に入った処だったと思う。ブリュッセルを訪れた人なら検討がつくだろうか。確か、ブリュッセル一の有名人『小便小僧』の近くだったと記憶している。美味しそうな匂いが鼻をくすぐった先に、店先で焼き立てを売っているワッフル屋さんがあった。それは、ほっかほかのワッフルにとろけたチョコがまぶしてある。甘さと苦味の絶妙なバランス。一口食べただけで口の中から全身に幸せが広がる。(笑)それくらい美味しかった。ところが、2口目に行こうとして手が止まった。あまりにもチョコがとろけ過ぎて、次に口へ持っていったなら、間違いなく白いコートにチョコレートがついてしまう。ワッフルを持たない手には荷物。さほど治安の悪くないブリュッセルでも、路地裏で荷物を足元に置くのは不用心だろう。チョコか、コートか。コートか、チョコか。迷っている間もチョコレートは手から溢れでそう。真剣に、真剣に悩んで、その時の私はコートを選んだのだった。本日、戴きもののゴディバのチョコに胸弾ませながら、そんなベルギーでの思い出が蘇った。あの時、あのワッフルを捨てるしか方法はなかったか?未だ悔やまれるが(笑)、それでも今目の前にゴディバがある。 欧州のチョコ好きな私には、それはとても嬉しいこと!
2015.03.13

花を撮る。春を撮る。光を撮る。スマホで。(笑)
2015.03.13

写真展の帰り、懲りもせず栗林公園に立ち寄ってみた。今年六度目。(笑)梅は未だ盛りを見せ、ヤブツバキもまた見頃だった。桜の蕾はまだ固そうだったが、それも次期ちらほら開いてくるだろう。今年は梅の写真を満足ゆくまで撮ったから、今日はただぼおーっと眺めていよう。天気も良く、気の向くままに園内を散策しようと思った。多くの人がカメラを構える中、その日私は写真を撮らないつもりだった。ところが、あちらこちらから「チー、チー」という鳴き声がする。よく見れば、花蜜を求めて野鳥が飛び交っていた。思わずスマホを取り出したが、ウロチョロ、ウロチョロ、数秒たりともジッとする気配はない。「野鳥を撮るのはむずかしくてねぇ。」 近くに居たおじさんと目が合った。「1秒間に5回連写するカメラを使っても、なかなか撮れないんだよ」と、見れば立派な一眼レフを肩に下げていた。私はそんな本格的に撮ろうとは思わないが、それでもせめて梅の花に留まるメジロをとらえたいとスマホを掲げた。別にスマホの底力を見せようという気はない。(笑)ピントは合わず、ただ適当に鳥がいる場所めがけてシャッターを押す。あてずっぽうだから、切るんじゃなくて押す。(笑)嬉しそうに舞う姿に、春を待ちわびていたのは人間だけじゃないんだと気づかされた。春を告げるのも花だけじゃない。「おじさん!奇跡の一枚が撮れたよ!」 そして、スマホだってなかなかやるもんである。(笑)
2015.03.09

広島に住む友人から写真展の知らせがあった。その名も、『フォト・ラボK』「アートとして香川を記録し続けるためのプロジェクト」とし、講師である写真家(大阪芸術大学客員講師)の所幸則氏と受講生14人の作品を展示しているという。あらゆる展覧会で賞を取っている友人でも新たに講座を受けるんだという意外さと、「半年間の講座で写真に対する考え方がかなり変わりました。すごい講座でした」という彼の言葉が心に残り、どんな作品が会しているのか楽しみに高松へと向かった。何より、アートとして香川を観るという視点に関心を抱いた。いつも何気なく通りすぎる風景の一瞬が切り取られる。極々普通の地味な女の子がある時突然スポットライトを浴びたように、取り立てて褒めることのない光景がその時主役になる。自分なら絶対にカメラを向けないだろう場所が、間違えてシャッターを切ってしまったら、きっと削除したであろうアングルの景色が、なぜか他の人のレンズを通すと芸術になっているから不思議だ。面白い。でも、やっぱり自分の大好きな地元がこんなふうに写る、いや映るんだという発見が一番面白かったかな。感性という言葉で片付けてしまうには、あまりにも勿体ないように思った。友人の作品は5点。せっかく香川に来てたんだったら知らせてよねっ。写真を前につぶやきながら(笑)、彼の目にはこんな香川の表情が見えたんだなと、う~ん、もしかしたら香川の方が彼の前でこんな表情を見せたのかと、色々思い巡らせた。
2015.03.08

久しぶりにブログを開いてみたら、ブログ友達であるタケさんの日記に心が躍った。(笑)なぜなら、そこに満開の春があったから。庭園や庭先では梅の花が咲き誇り、段々と春めいてきたといえどもまだ冷たさに手を擦る朝もある今日この頃、本物の春が待ち遠しいのは『早春賦』のとおり。春と知ってしまった以上、寒さ厳しい冬よりも胸が急かされる思いは誰しも同じだと思う。その思いが、タケさんのブログにアップされた写真のせいで一気に弾けた。私も!と思い立ったら、母と愛犬2匹を連れてすでにハンドルを握ってた。(笑)高知県は須崎市。桑田山の雪割り桜で検索すると、それはすぐに見つかった。ソメイヨシノよりも濃いピンク色と、桜らしからぬ独特の匂いが印象的だった。一足お先に、のどかで優しい里の春。満開の桜を見て、「ああ、やっと本当に春が来たんだなあ」という気になるのは私が日本人だからだろうか?わが家にも持ち帰った、里の春。
2015.03.06

私が23、4の頃、勤めていたデイサービスに100歳近いお婆さんが利用していた。その方はハンカチを口元に当て、入れ歯をカチャカチャさせながら「亡くなったお爺さんがそれはそれは優しかってねぇ」と言うのが口癖だった。ある日、私は入浴介助をしながら「じゃあ、喧嘩したこともないん?」と聞いてみた。「喧嘩なんてしたことあるもんな。 お爺さんに怒られたこともないわ。」「あ、一度だけ怒られたことがあった。」「へぇ、それはどんな時なん?」「結婚して間のない時やったかなぁ、何も考えずにお爺さんの右側に立ってしもうてねぇ。」「え? たったそれだけ?」 意外な返事だったから、この会話は今もしっかり覚えている。「でも、なんで右側に立ったらいかんの?」「そりゃぁ、女が殿方の右に出るなんて失礼やし、図々しいわな。」「そういえば、『右に出る者はない』って言葉があるくらいやもんね。」その表現をよく思い付いたと我ながら思い、手を打った。男女の優劣の話ではない。生きていれば110歳を優に超えた明治生まれの女性の話。今でも私の心の奥深くにある、何故かとても大切なことを教わったような。* * *どうしてこの話を思い出したかというと、男雛と女雛の飾り方から。私は京の飾り方である左側にお内裏様の方がしっくりくるんだけれど、こちらでも関東の飾り方が一般的になってきて、殆どが左側にお雛様が置かれている。左右どちらが上座かということでもなく、何気ない立ち位置でもそれらを大切にしていた昔の人の心配りに日本の春を感じたのだった。
2015.03.03
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