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夏も終わりに近づいたので、潮風を感じながら2時間ばかりドライブした。どこがいいかなーと思いついた鷲羽山。瀬戸内海を挟んで岡山県は倉敷市児島にある景勝地だ。中腹を瀬戸大橋が貫いており、展望台からは瀬戸内海や瀬戸大橋の全貌がよく見える。たまには、いつもと反対側の瀬戸内の景色も悪くないだろう。瀬戸大橋が開通したのが昭和63年、私が高校一年の春だった。この橋がない頃は、四国は本当に離れ小島だったと思う。それまでに私が四国を出たのは僅か5回。小中学校の修学旅行、そして家族旅行の奈良と神戸、日帰りでの鷲羽山だった。家から汽車で1時間、高松港から今度は船に1時間乗って岡山の宇野港へと渡り、そこから電車に乗り換えて、あの頃は鷲羽山へ行くのでさえ結構大変だったと覚えている。「橋が出来てしまってからじゃ、もう橋のない景色は見られないから。」そう言って、中学時代の先生がまだ橋の架かっていない瀬戸内海の風景を何度も撮りに行っていたことも思い出した。急にこんな昔を思い出したのは、もう一つの夏が終わったからかもしれない。今年の甲子園は珍しく四国勢すべてが初戦敗退となった。私が学生の頃は四国は本当に強かった。四国四県すべてベスト8に残った年もあった。「一度でいいから、ベスト4が全部四国勢ってのを見たいな、」と言ったら、「それじゃあ、あとは甲子園じゃなくて地元でどうぞって言われるよ、」って冗談めいて笑ったのに。思えば、それだけ県代表というよりも四国代表って意識の方が強かったんだろう。地方になるほどその意識はあると思う。だから、昨日の決勝は仙台育英を応援していた。来年こそは、初の優勝旗を東北勢に持って帰ってもらいたい。
2015.08.21

お盆の法要のために、静岡から銘茶を取り寄せてみた。静岡マダム、ヴェルデさんに教えていただいた雅正庵のお茶。お茶処・静岡は煎茶文化なんだそうだ。そこで、院主さんに喜んでもらいたい私は、夏にぴったりの氷水出し緑茶を選んだのだった。説明書きに忠実に、丁寧に丁寧にお茶を淹れた。心を落ち着かせ、心を込めて、丁寧に淹れた。まろやかな口あたりに、深い渋みときりっとした爽やかさ。そしたら院主さん、「このお茶、おいしいなあ、」と読経の途中でお茶を一口ふくんだ時、不意にそう漏らした。その後もお茶の話で会話が湧いた。「わしらは、お茶一杯がすべてなんですわ。」なんとなく、もてなしの心を学んだような、そんな時間をいただいた。
2015.08.13
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