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February 23, 2012

　ガレージ入りしていた愛車・アルファロメオ156が数日中に退院するという連絡が来て、ほっとしています。

　今、代車で乗っているトヨタ・ラウム君。まあ、これが地味なクルマなんだ。「お前は保護色かっ！」って言いたくなるほど周辺の空気に溶け込んで、ほとんど不可視状態。

　例えばラウムでコンビニとか乗り付けるでしょ。何か買うでしょ。コンビニから出てくるでしょ。さっき自分が駐車したラウムの前を通り過ぎて赤いクルマの方に歩いていくでしょ。ポケットからキーを出して、ロクに見もせずリモコンでドアのカギを解除しようとするでしょ。開かないでしょ。アレ、なんで？　と思うでしょ。で、よく見ると、その赤いクルマが他人のクルマでしょ。あわわわ・・・となって、振り返るでしょ。するとさっき通り過ぎたところに、影の薄～いクルマがあるでしょ。

　それがラウムなのよ。

　「シャンパンゴールド」っていうと、何だか華やかな印象の色のように思えるけど、トヨタ車に応用すると、一種の「ステルス」になるね。

　でまた、乗ってもなーんの感動もないんだ、これが・・・。ただ動くと。カーブ曲がっても、グラっとくるしね。ブレーキ踏んでも「ホントに止まるのか、これ？」って不安になるし。スピード出す気にもならん。

　さすがにアルファロメオとラウムを比べるのもアレですが、前に乗ってたプジョー306なんて、車格から言ったらラウムと同格、フランスの「ザ・大衆車」ですよ。なのに、ラウムとは比較にならないほど味の濃いクルマだったよ。ほんとに、クルマ自体がハツラツとしていた。人車一体の感覚で、痛快なカーライフを満喫できましたわ。

　そこへ行くと、トヨタ車のとことん退屈なこと・・・。こういう違いってのは、一体どこから来るのかね。トヨタは大衆車の開発のためにはテストドライバーを使っての走り込みとか、やらないのかね。それとも、使ってこのザマなのか。

　ま、ともかく、早くアルファ156に帰ってきてもらって、大学への通勤路を楽しいものにしてほしいものでございます。

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Last updated February 24, 2012 01:19:03 AM
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■コメント

Re:帰っておいで、アルファロメオ(02/23)

求連帯而懼孤立！さん

ハハハ！

「安全、安心、万人向け」ってものは、何事によらず詰まらないものです。今はそんなものばっかり増えてきた。

以前、ナンタケット島の飛行場に遊びに行った時のこと。
小さなちいさな飛行機（二人乗りのチョー小型でした）が飛んできて、くるっと旋回して目の前にヒラリという感じで着陸しました。
中から降り立ったカップルはカッコ良かったなぁ。

あの飛行機、トヨタは決して作れませんね。
何しろそういうDNAがトヨタには無いから。 (February 24, 2012 10:04:13 AM)

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Re[1]:帰っておいで、アルファロメオ(02/23)

釈迦楽さん

求連帯而懼孤立！さん

　トヨタの現社長さんは、一応「カー・ガイ」を自認していて、自分でも新車のテストドライブなんかやっているようですが、私が思うに、なんかちょっとずれているようなところがあるんですなあ。

　例えば今、鳴り物入りで現社長が売る気になっている「トヨタ８６」。まあ、彼の言い分としては「うちはプリウスみたいな燃費優先のクルマばかり作っているようですが、こんなスポーツカーだって作っているんですよ」ということなんでしょうが、私に言わせれば、その感覚が既に古い。

　その昔、「ＡＥ８６」型のレビンとかトレノにあこがれた世代というのは、まさしく私の世代ですが、そんな私が、現時点で懐かしさのあまりトヨタの新型８６を買うかと言ったら買いませんよ。社長がピンポイントで狙っている購買層たる私の世代が買わないんじゃ、誰が買うのか。８６はスポーツカーにしては安いから、若い世代も少しは買うだろうと思っているのかもしれませんが、今の若い世代はクルマなんかに興味はありません。

　ま、トヨタには、トヨタが育てた「クルマ無関心層」がありますから、これから先も商売はできるでしょう。だけど、私のようなカー・ガイの食指は１ミリたりとも動かないと。そういうことですな。 (February 24, 2012 11:02:57 PM)

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