そしてその頃の懐かしい番組が、ディック・クラークさんがDJを務める「Dick Clark: Rock, Roll and Remember」という長丁場の放送でした。その名の通り、現在流行している曲の他に、ちょっと古めのロック・ナンバーなどを、この業界に長く携わっているDJならではの選曲で流してくれるもので、特にその古めのロックを紹介する時のクラークさんの暖かい声質に、「ああ、この人は、今よりもっとロックが輝いていた頃の曲が好きなんだろうな」という感じを抱いたものでございます。いかにも「自分が愛しているものを、皆さんに紹介します」というのが伝わってくるわけ。