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日本橋三越にて ― シニア世代が教えてくれた“愉しむ買い物”の本質 久しぶりに、日本橋三越に足を運びました。フロアに一歩入った瞬間、空気がふっと変わります。上質で、落ち着いていて、どこか懐かしい。 お客様の多くは 推定70〜80才代。杖をつきながらも、おしゃれを忘れないご婦人方。ゆっくりと歩調を合わせるご夫婦連れ。その姿は、歳を重ねた人生の“美しさそのもの”でした。什器のラインナップも、完全にシニア向け。新宿伊勢丹や高島屋とは、ターゲットがまったく違います。若い世代を追わない潔さ、そして「この年代の方に真正面から寄り添う」――三越の覚悟と哲学が、売場から滲み出ていました。 そんな中、すれ違った70代後半と思われるご夫婦。奥様がふっと漏らした一言が心に残りました。「デパートは、やはり疲れるわねぇ…」その言葉の奥にあるのは、“疲れるけれど、来たい場所”という想い。長年の習慣であり、人生の楽しみであり、夫婦の大切な時間なのでしょう。 ここで、私はふと思いました。伎芸『ぎげい』型おもてなし商売道が目指すのは、「買い物」ではなく「愉しむ時間の提供」だ――と。年齢を重ねるほど、“買い物の目的”は商品ではなく、体験・会話・安心・心の温度へと変わっていきます。 伎芸型おもてなしでは、・急がせない・押しつけない・疲れさせない・さりげなく寄り添うこの「間合い」と「ゆとり」を大切にします。 商品を売る前に、まずお客様の“心の速度”に合わせる。これこそが、シニア世代にもっとも響く五感のおもてなしです。今日の三越で見た光景は、ロコレディの未来のお客様像とも重なりました。ゆっくり歩くご夫妻の背中から学ぶことは、実はたくさんあります。「愉しむお買い物を、そっと演出する」これが、伎芸『ぎげい』型おもてなし商売道が次の時代に果たす役割だと確信しました。参考になれば、嬉しいです。
2025.11.19
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場所が変わっても、伎芸『ぎげい』型おもてなし商売道は通用するのか?私が提唱する「伎芸『ぎげい』型おもてなし商売道」は、場所や言葉の違いを超えて通用する、普遍的な人間関係の真髄を突いています。都内でのセミナー会場の準備中に起こりました。予期せぬ「即興の掛け合い」のエピソードは、その哲学を見事に証明出来るきっかけとなりました。🪶 台本なしの即興が生んだ化学反応都内の公的ホールで、約200名の参加者を前に、私に突然降りかかったのは、準備ゼロでの「場を盛り上げよう」というミッションでした。いきなりです。いきなりです。運営側のヘルプスタッフの50代の経営者の奥様(関西圏)と私(茨城弁)です。びっくり‼️びっくり‼️* 状況: 台本なし、準備ゼロ、場所は都内。普通なら戸惑う状況も、私は「不思議と心は落ち着いていました」と振り返ります。会場前方に並び立った二人の即興の掛け合いは、関西のテンポの良さと、茨城弁の素朴な響きが絶妙にブレンドされ、会場全体に大きな笑いを呼びました。茨城弁がすべて伝わらなくても、それが「笑いの調味料」となり、参加者の表情はみるみるうちに和らぎました。ホール全体の空気がほぐれ、**「会場の温度が一段上がった」**ように感じられた。ーと後から言われました。場の雰囲気が一瞬にして和んだようです。今では、この体験が出来たことに感謝いっぱい🈵です。「気品と礼節」は、場と相手を選ばないこの即興が示しているのは、まさに「伎芸型おもてなし商売道」の核となる哲学となるのです。 伎芸『ぎげい』型おもてなし商売道の核は、気品と礼節。これは地域差にも、言葉の違いにも、準備の有無にも左右されません。「人の心に寄り添う姿勢」が整っていれば、たとえ舞台が変わり、相手が誰であろうと、心は必ず通じる。この日の即興は、その確固たる信念の揺るぎない証明となったのです。🤝 心が動けば、人は動く「笑倍(しょうばい)」の力セミナー終了後、初めて会ったセミナー勉強会参加の一人の商工会女性会員さま推定30才代が私のもとへまっすぐに来て、こう告げました。「ぜひ、ロコレディさんのお店に出向きたいです。」この一言こそ、数分間の即興が単なる「場つなぎ」ではなく、相手の**“心”に届いた**証拠だと感じました。* 心が動けば、人は動く。この「心」と「行動」の連鎖こそが、伎芸型おもてなしの本質であり、「笑顔が笑顔を生む**笑倍(しょうばい)**の力」であると、私は語ります。💡 まとめ:心を整えて臨む普遍的なおもてなし会場が公的なホールであっても、道の駅であっても、商店街であっても、この原則は変わりません。「相手を尊び、気品と礼節をもって向き合えば、伎芸は必ず通用する。」私の「伎芸『ぎげい』型おもてなし商売道」は、ビジネススキルというよりも、**「心が整えば、場が整う」という、人としてのあり方を説いています。これからも、あらゆる場所でのテスティングを重ね、“心を整えて臨むおもてなし”**を磨き上げていくとのことです。伎芸『ぎげい』型おもてなし商売道――心が整えば、場が整います。参考になれば幸いです。ありがとうございます。
2025.11.21
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■東京スタイルで目覚めた「商いは舞台」という感覚 ――伎芸(ぎげい)型おもてなしの原点は、あの売場にあった。 昭和57年4月。私は東京スタイルに入社し、百貨店アパレルの黄金期を全身で経験した。 東京スタイルの売場は、ただ商品を並べる場所ではない。「お客様の感性を見抜き、即興で演じる舞台」が繰り広げられていた。営業マンとして、試行錯誤していた時代でした。 インショップという“自分たちの小さな劇場”。ブランドの世界観を一つの舞として表現し、照明・陳列・会話・姿勢、そのすべてを使ってお客様を“物語の主役”に導く。 私が後に名付けた 伎芸(ぎげい)型おもてなし商売道――その原点は、まさにここにあった。■「軍隊式の厳しさ」が教えてくれた、“心の温度”という技芸 ――礼儀と緊張感が、人を美しくする。 東京スタイルは「軍隊」と呼ばれたほどの厳しい社風だった。売上は絶対。支店長も新人も、数字から逃げられない。朝礼の空気、報告の言葉、姿勢の角度に至るまで、プロとしての矜持を問われた。 けれどその厳しさは、単なるしごきではなかった。そこには、「売場に立つ者は、人の心の温度を下げるな」という無言の哲学があったのだ。 ●靴を揃える●胸元の名札を整える●立ち姿の“軸”●お客様が来た瞬間の目線の上げ方 これらは、後に私が体系化した伎芸=“技(わざ)と芸(こころ)で相手を晴れやかにする力”そのものだった。 技だけでも冷たい。心だけでも届かない。技と心が溶け合った瞬間に、お客様の表情は明るくなる。昭和の厳しい現場は、その真理を教えてくれた。■成功の影に潜む“動けなくなる組織” ――伎芸型の「変化を恐れない精神」を持てなかった会社 昭和の東京スタイルは、百貨店アパレルを支える巨大な力となった。だが平成に入り、環境は大きく変わった。ユニクロ、SPA型、低価格化、多様化……。 東京スタイルは、「完璧な勝ち方を覚えすぎた組織」だった。成功体験は企業を支えるが、同時に縛りにもなる。 一方、伎芸型おもてなし商売道は**“変化に応じて自分を調律し続ける”**哲学である。 同じ環境、同じ言葉、同じ売り方に固執しない。相手の感性に寄り添い、空気を読み、その場その瞬間に合わせて表現を変える――。 東京スタイルが変われなくなった頃、私はロコレディへと舵を切った。 あの時私はまだ言語化していなかったが、心の奥ではすでに**伎芸型の“しなやかな商い”**が芽を出し始めていたのだと思う。■東京スタイルのイズムは、ロコレディの血となった ――昭和の学びが、令和の笑倍(しょうばい)へ進化する。 東京スタイルで過ごした5年半は、まさしく私の“商人人生の修行”だった。 ・売場を舞台とする演出力・お客様の心の温度を読む洞察力・礼儀作法を徹底する所作の美学・数字に向き合う覚悟と責任・仲間を守る“商人の矜持” これらはすべて、ロコレディが掲げる 伎芸(ぎげい)型おもてなし商売道 の大切な柱となった。 伎芸型は、豪華さでも派手さでもない。**人の感性に寄り添う“静かな美しさ”**である。昭和の厳しい現場で叩き込まれた「礼節」と「現場力」が、今では地域の笑顔を増やす“笑倍(しょうばい)”のエネルギーとなった。 東京スタイルで流れ始めた“商人の血”は、ロコレディの現場を通して、より温かく、より優しく、令和の時代にふさわしい形へと進化し続けている。 ――厳しさの中にあったあの美しさは、今も私の中で息づいている。#東京スタイル#ロコレディ#羽富 都史彰#ロコレディ#アパレル興亡
2025.11.27
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「工事」と「サービス」の違いが、人の温度を決めるある50代の異業種の三代目経営者から、こんな言葉を教わりました。「リフォーム業や修繕業は“サービス業”。 一方、新築工事や新規取り付けは“建築業・電気工事業”。」同じ“工事”でも、求められる力はまったく違うというのです。新築や新規取り付けは、資格や技術、設計力といった「専門性」がモノを言います。お客様も口コミより、市場の評判や施工実績で業者を選ぶ。いわば 「専門職としての信頼」で選ばれる世界 です。ところが、修繕・メンテナンス・細かなリフォームとなると、状況は一変します。壊れた棚の調整、電球交換、建具の不具合、ちょっとした配線の相談…。これらは“手間賃”という名の、心の距離が報酬になる仕事です。ここで効いてくるのが、まさに伎芸『ぎげい』型おもてなし商売道の真骨頂――「人の温度」です。■サービス業は“手間賃”ではなく“温度賃”異業種の経営者は、こう続けました。「修繕業は、技術の前にコミュニケーション能力だよ。」なるほど、と私は思いました。お客様は、ネジ一本の調整ではなく、“この人なら安心して任せられる”という 人への信頼にお金を払っているのです。これはロコレディのキッチンカーやアパレル店舗でも同じです。クレープやコロッケを買うのは商品のため。でも、「今日は〇〇さんいるかな?」「〇〇さんの笑顔に会いたくて来た」そう言ってくださるお客様は、“人を買っている” のです。 伎芸型おもてなし商売道でいうところの 「出愛(であい)」と「笑倍(しょうばい)」 の世界です。最終的に選ばれるのは“手”ではなく“人”新築や新規工事は、技術と専門資格が評価される。だから「業界での評判」が仕事を連れてくる。一方、修繕・メンテナンスは、「気づかい・声かけ・姿勢・丁寧さ」 が仕事を呼ぶ。伎芸型の言葉でいえば「気品と礼節」「一笑賢明(いっしょうけんめい)」 です。小さな工事でも、靴をそろえて上がる。 作業前と後で一言添える。 終わったあとに、「何か他に困りごとはありませんか?」と尋ねる。 その一つ一つが、次の仕事を生み、口コミを呼び込みます。■結論:技は業界、人は心で選ばれる 技術で選ばれる新規工事。心で選ばれる修繕業。どちらも尊い。ただし、サービス業は “心の芸” が価値になる世界 だということ。だからこそ、伎芸『ぎげい』型おもてなし商売道が活きてきます。場所がどこであれ、職種が違えども、最後に選ばれるのは “人の温度”。それを、三代目経営者の一言から改めて学ばせていただきました。参考になれば幸いです。
2025.11.20
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勤労感謝の日、道の駅常総は笑顔であふれ、多くのお客様が「わざわざ買いに来た」と声をかけてくださいました。プロの方々から「営業が上手い」と評価されましたが、私が大切にしているのはただ一つ、「楽しんで帰ってほしい」という心の温度。その小さな会話の積み重ねが、やがて街を元気にする“笑顔の線”になると感じた一日で
2025.11.25
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命の現場で気づいた “心の温度”― 伎芸『ぎげい』型おもてなし商売道が教えてくれたこと 年に一度の定期健診。その結果が思わしくなく、大腸検査を受けることになりました。朝8時30分から夕方17時30分過ぎまで、長い長い病院の一日。缶詰状態のなか、小さな「人の温度」に、私は多くを学ぶことになりました。 控室では、初対面の76歳の男性、72歳の女性と一緒になりました。年齢を尋ねられ、私が66歳だと言うと、「まあ、お若いですね」と笑顔が返ってきました。わずかな会話ですが、このひと言が、緊張していた心をふっと緩めてくれました。 やがて下剤1.8リットルとの長い戦いが始まります。味もきつく、飲み終えるまで約4時間。けれど、二人が話しかけてくれたおかげで、不安はいつの間にか和らいでいきました。息子夫婦のこと、地域のゴミ当番のこと、外国人との生活ルールの違い…。身近な日常を語り合ううちに、ただの待ち時間が“心が寄り添う時間”へと変わっていきました。 これこそ、**伎芸『ぎげい』型おもてなし商売道で大切にしている「心の温度」**そのものでした。場所が病院であっても、人が互いを思いやる小さな言葉は、人を安心させ、場を和らげる力を持っています。商売も医療も、最後に人を支えるのは「人のあたたかさ」だと改めて感じました。 検査は私が最後の番。15時50分から約1時間。その後の点滴30分、さらに待合室で30分。長い一日の終わりにドクターから告げられたのは――「羽富さん、もう一度検査が必要です。大きなポリープがあります。入院して除去しましょう。」正直、ショックでした。年末年始に向け出張も控えている。しかし年齢を考えると、ここで逃げてはいけない、とも思いました。 妻からは、「お父さんは、ゆっくりできない性格ね」と苦笑まじりに言われました。確かにその通りです。でも、来春には四人目の孫も生まれる。身体が資本。守るべき人がいるからこそ、自分を大切にすることも“おもてなし”の一つだと痛感しました。 反省。反省。大反省です。 伎芸『ぎげい』型おもてなし商売道は、人を喜ばせる前に「自分自身の心と身体を整える」ことの大切さを教えてくれています。今回の体験もまた、命からのメッセージ。これを機に、少しだけ歩みをゆるめ、心の余白(リトリート)を大切にしようと思います。 あなたにとっても、今日の気づきがそっと寄り添う“心の温度”になりますように。
2025.11.28
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弓道に宿る「気品と礼節」――70代の弓の名手から教わったこととは?? 先日、70才代の男性から弓道のお話を伺う機会がありました。その方は背筋がすっと伸び、動きは静かで、まるで一本の弓のような美しさ。「弓道とアーチェリーの違いはね、技術じゃないんですよ」そう柔らかく話し始められた時、私は思いました。 “この方の言葉は、きっと深いところにつながっている” と。アーチェリーは技術で当てる世界。風、距離、力のバランス、道具の調整。すべて「外側」を的確に読み取り、点数を競う競技です。一方、弓道は「内側」を整える武道。心のざわつき、呼吸の乱れ、欲の強さ――それらが矢の行方を左右するのだといいます。 70代の弓の名手は続けました。「弓道の的はね、狙うものではなく、心の状態が映る鏡なんです」この言葉に、私は胸が震えました。伎芸(ぎげい)型おもてなし商売道で大切にしている“心の温度”そのものだからです。 弓道は、所作の一つ一つに意味があります。足を運ぶ歩幅、弓を掲げる高さ、弦を引く呼吸。無駄な動きが一つもなく、そこには 気品 が漂います。気品とは、飾りではありません。「心が整っている人に自然と生まれる静かな強さ」その男性の所作はまさにそれでした。 そして弓道は、礼から始まり礼に終わる世界。“弓を扱う前に、自分の心を扱いなさい”“矢を放つ前に、相手への敬意を放ちなさい”――これが 礼節です。私はその話を聞きながら、不思議とロコレディの現場を思い出しました。キッチンカーでお客様を迎える時の姿勢。アパレル店舗の売場で服を丁寧に扱う手つき。 お客様にお渡しする一品一品への心配り。 「気品」と「礼節」は、実は商売の中に自然と流れています。弓道の達人は最後に、こう締めくくりました。「矢が当たることより、当たるべくして放たれたかが大事なんです」これは、売上より“心を込めた一瞬”を大切にする伎芸型おもてなし商売道の哲学と重なります。焦って売ろうとすると外れる。心を整えて向き合うと自然に届く。弓道も商売も、人の心も同じなのだと思いました。70代の弓の名手からいただいたこの学びは、これからの私の接客にも、人生にも、そっと寄り添ってくれる気がしています。 参考になれば幸いです。
2025.11.22
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まもなく、「アパレル興亡」が発売される。私も、購入予定です。大手アパレルメーカーのことが、書かれている。フィックション本であるが、作家黒木 亮氏の取材に基づき、本が書かれているようです。月刊誌「世界」で、連載されたのを読みました。その内容も、一部変更して書かれたようです。楽しみにしております。目 次第一章 笛吹川 第二章 つぶし屋と三越 第三章 百貨店黄金時代 第四章 株式上場 第五章 社長交代 第六章 ジャパン・アズ・ナンバーワン 第七章 カテゴリーキラー台頭 第八章 ヒルズ族の来襲 第九章 中国市場開拓 第十章 兵つわものどもが夢の跡 主な登場人物池田定六……山梨県の農家の六男(オリエント・レディ創業者)田谷毅一……山梨県の農家の長男(のちオリエント・レディ社員)菅野美幸……米国帰りのデザイナー塩崎健夫……オリエント・レディ社員八木沢徹……同(札幌支店)堀川利幸……同(のちマーチャンダイザー)鹿谷保夫……同亘理夕子……同(デザイナー)唐さん……上海の不動産屋の社員(のち堀川の秘書兼アシスタント)佐伯洋平……東西実業アパレル部門社員烏丸薫……海猫百貨店社員(婦人服売り場担当)藤岡真人……同湊谷哲郎……伊勢丹新宿店バイヤー古川常雄……古川毛織工業二代目社長古川裕太……古川毛織工業専務
2020.02.12
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私も、サラリーマンでした。大学を卒業してから、普通の会社に勤めました。大学の就職課では、色々な会社を紹介されました。アパレル関係に勤める気は、全くなかったのです。でも、どういうわけか?アパレル業界に縁があったのです。もし他の業界だったら、茨城県には、縁は無かったと思います。結局アパレルメーカーの「東京スタイル」という会社に勤めました。 俗に言う大手企業です。東証一部上場会社です。 当時たしか、自己資本比率75%という超優良企業でした。 経常利益率を10%以上出していたかと思います。 私は、東京スタイルという会社に入社出来たことが、 私の人生を変えました。 当時の社長 故高野 義雄様、 当時の常務取締役磯貝 勝様に、 何と、お礼を言ったら、よいかわかりません。 本当に、本当にお世話になりました。 「いいか~、サラリーマンは、給料をもらって、商売を身につけることが、 出来る。 定年退職まで、東京スタイルにいると思うなよ!。お金をもらって、経営センスを身につけろ。 ヘッドハンティングされるぐらいの人間なれ! 東京スタイルの悪いところもある。 でもなぁ~、これだけの利益をだしているから、 安心して働ける。 社長というのは、1年間売り上げがなくても、 従業員に給料を渡せるだけの現金を会社に持つ仕組むを 作ることだ。」とサラリーマン時代に 教わりました。 昭和57年~昭和62年の8月末まで、 お世話になりました。今では、アウトですが、平気で、殴ることも当たりまえの会社でした。「やさしさという点が、欠けていた気がします。」 その後、ロコレディに入社。 一般社員として、サラリーマンとして、従業員として勤務していました。 そこでも、東京スタイル様でお世話になった手法や、勉強したことが、役に立ちました。 でも、違う部分もあり。 ・・・・・・という点も気づきました。 しかも、給料をもらいながら、勉強させて頂いていました。 故羽富 正三に心の経営と商売の奥の深さを 学ばせて頂きました。全く、東京スタイルという会社とは、違う社風でした。 そうなですよ~、大手企業と中小零細会社とでは、 いろいろな面で異なるのです。 組織や、考え方などなど。 このブログをサラリーマンさんで読まれている方も多いです。 ぜひ、給料を頂いて、勉強しているんだ。 ・・・・・・・という発想に転換したら、どうでしょうか??? いろいろなご意見もあると思います。 でも、40年間このアパレル業界にいて、 東京スタイルという会社にいたおかげで、 いろいろなことを学ばせて頂きました。 今から、10年ぐらい前でしょうか~。 東京スタイルの常務 磯貝勝様に会いました。 お礼を言いました。 もう、涙がいっぱいで、言葉が詰まります。 心から、心から、お礼を言いました。 「磯貝常務~、私は、東京スタイルで、 磯貝様に、ビンタを2回受けました。 暴力だとは、思いませんでした。 今の時代は、パワハラになりますが、 愛のむちと思いました。 私の宝は、磯貝様にビンタで2回叩かれたことです。 感謝しています。」と涙を流しながら、お礼を言いました。 磯貝様が言います。「そうか~、そういう時代だったなぁ~。 オレのことを80%嫌う社員がいる。 でも、退職しても、感謝の気持ちをもっている。 ・・・・その姿がうれしい。」と握手して、答えてくれました。 サラリーマン時代にいろいろなことを学ぶ。気づかせて頂く。 いかがでしょうか? 参考になりますか??? 心の経営という面では、今でも、役に立っています。
2022.05.22
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10回、無事に懐かシネマ終了をしました。皆さん、おかげで無事に終了しました。最終回は、涙、涙、涙でした。心から、感謝申し上げます。2024年9月吉日#懐かシネマ実行委員会#常総市野外上映会
2024.09.26
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茨城弁と名古屋弁を操るバイリンガルな婿養子社長にインタビュー。 実家は、名古屋。 剣道家の家に生まれ、男三人兄弟の次男。「男世界」中心の生活を送ってきた羽富 都史彰さん。転職先が、茨城県常総市。 今度は女性ばかりの婦人服店勤務。 その後、後継者に指名される。「男が上で、女は下」男尊女卑で育った羽富さんが、今では「翔(はばたく)女性を応援する」会社の社長として「女性よりも女性心が分かる上司」と慕われている。 にっこりとまんまるな笑顔の裏側にあるものは? 地域での活動や「女性心理」楽習(がくしゅう)法を伺った。 【茨城の良さって何?】-名古屋育ちの羽富さん、茨城に住んでみていかがでしたか?名古屋では、笑いの文化の中で生活しました。 茨城の人は、口下手で、内向きの方が多いですよネ。生活して、親切な人が多いとスグわかりました。-確かに保守的でPRベタなところがありますね。中(茨城)にいると見えないものってあるんですよ。私はよそ者なので、それが良く見えました(笑)。もしかしたら、外からの風が必要なんじゃないかと思いましたね。 -例えば?常総市に住んでいますが「常総は何もないんだよね」って皆さん口を揃える。 でも、私のようなよそから来た人間が見ると、いいところがいっぱいあるんですよ。千姫まつりや花火大会、弘経寺もいいところですネ~。 -街のイベント活動もされていますよネ?おもてなしの心を大切にし、来てくれた人に楽しんでもらいたい。 例えば、常総きぬ川花火大会では運営のお手伝いや、お笑い芸人の赤プルさんを招いたり、イバラキングの青木さんと 一緒に地元が源氣(げんき)になるイベントを開いたりしています。 -どんなアイデアがあるんですか?街だけでイベントを考えるだけではなく、これからは『街と街をマッチング』する時代だと想っています。各地から特技のある人が集まれば、もっとイベントも面白くなる。それが出来るのが、私達民間の役目かな?・・・と。 -今では茨城弁も板についていますね(笑)んだっぺ(笑)茨城弁と名古屋弁、どちらも通訳できますから。バイリンガルな男と呼んでください(笑)茨城弁が分かると、その人の想いが、素直に伝わってきますよね~。 【仕事が出来る女性社員を育てる方法】 -仕事では女性スタッフとの間でご苦労もあったとか。最初は全て命令口調でしたから(笑)叱り飛ばして、それが正しいと思っていたので、スタッフがどんどん辞めていきました。 -それが今では、ほとんどのスタッフが長く勤めている人ばかり。 何がきっかけ?創業者、義父の故羽富正三の言葉です。 「相手の立場になって話し、理解をしてもらえなければ、いくら正しいことでも部下はそれを受け止めない」。「子供を褒める時は、しゃがんで褒めるよな。 目の位置を合わせて、にこやかに褒める。これが人を育てるコツだ」。 その言葉に、はっ~としました。 一般に職場の女性と仕事がやりづらい。・・・という男性上司は、多い?大事なことは、女性という大きな枠ではなく、一人ひとりを見て、話を聴くことでしょうね。 未婚の女性、結婚して姑さんのいる女性、核家族で働く女性、子供が成人している女性 条件が同じ女性は誰ひとりいません。 そのことに気づいたことで『オーダー・メイド雇用人事制度』が出来たのですね。 『オーダー・メイド雇用』とは、その人に合った勤務時間が選べる方法です。 これは、優秀な社員が、雇用形態が合わずに辞めていったことを知った時に開発しました。ただし、勤務時間が長い、短い方も同じ社員です。 雇用形態に配慮はしますが、仕事内容に遠慮はしません。チャンスも責任も平等です。 女性社員を育ててきて、感じたことは?なんで出来ないんだ!と思うこともたくさんありました。 けれど、仕事が出来ないと思っていたスタッフは、 実は「やり方を知らない」だけだったんですョ。 その誤解に気づいて、はっとしましたね。 仕事ができないスタッフを作っているのは 実は、この上司の私だったのです(苦笑)。 具体的には?一例ですが、社員に仕入れの権限を委譲。愛情を持って任せること、 女性特有の甘えを許さず,長い眼で。 そして分からない事があれば「どこが分からない?」と声をかけるようにしています。 【男性読者必読、女性の心がわかる方法】-例として、自分の妻、母親、姉、妹、同級生の女性からの日常生活から、行動パターンを学び、男である自分自身の行動の差異を探ることから、ヒントがあるのでは、ないでしょうか? 【これからの挑戦】-最後になりましたが、これからどんなことをしようとお考えですか。ロコレディとしては、母と娘(こ)が安心して買える店作りを考えております。親子が一緒に買える洋服店って、あまりないんですよネ。30才代~60才代中心の2世代が、楽しく快輪(かいわ)をしながらお買物を楽しんでもらう店でありたいと。また、地域のコミュニティーとして利用できる場所作りも考えています。商売は、笑売(しょうばい)で笑倍になり、街の商店街は、笑店街(しょうてんがい)にしたいですネ。そして、頑張るのではなく、顔晴(がんば)って、いきましょう~。 今日はありがとうございました。(笑) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・参考になりますか???
2012.01.28
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