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2021/03/23
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カテゴリ: 仕事に関連して

最初の写真は、靴箱ですね。
全体に、節のないきれいな材料が使ってあります。
とっても目に優しい色合いですね。
実際、気を反射した光は、紫外線を大幅にカットされるので、目に優しいようです。
転んでも怪我しにくいし、目にも優しいし、空気もきれいだし、やっぱり、木につつまれた空間というのは、気持ちいいです。

さて、階段を上って二階に上がります。

2階に上がると、一階にあった子供たちが本を読む秘密基地がのぞけます。
水平方向だけでなく、垂直方向のつながりも意識された、素敵な空間設計です。

そして、このバルコニーもまた、木のデッキが張られていました。

これは、出雲木材市場で作られている、E’s-WOOD(エステックウッド)。
薬剤は使用せずに、高温の窒素加熱で、木材中の腐朽菌の栄養となる成分を分解することで、耐朽性を飛躍的に向上させたものだとか。
耐朽性だけでなく、軽量で、寸法安定性にも優れているとのこと。
いつ施工したものかは不明ですが、確かに、割れはほとんどなく、反りもあまり気になりませんね。
⇒​ E’s-WOOD(エステックウッド)

保育園のバルコニーから見下ろした園庭です。
このエリアは海に近く、海抜も低いため、万が一津波などの際の避難場所も兼ねているそうです。

バルコニーの奥には遊具らしきものが見えます。

なんと、バルコニーから園庭につながる遊具でした。

保育園の教室の外側にもウッドデッキが張ってあります。

こちらは、ヒノキ材に、キシラデコール、とのことでした。

園庭には、またまた子供たちが喜びそうな小山が・・・。
足がかりとして埋められている木材も、先ほど紹介した、E’s-WOOD(エステックウッド)だそうです。
耐朽性の実証試験ですね。


なぜか昔の漫画には、空地に土管が積んであって、そこが子供たちの遊び場とかになっていましたが、やはり、子供たちは狭いところが好きなんですね。

木造ではありませんが、子供たちの便器がとってもかわいらしいです。

木造の建築物なので、当然、梁桁も木材ですが、ここには、構造用集成材が使われています。
木材の欠点は、個体差が大きいことと、長大物になればなるほど、希少なので価格が上がってしまうこと。
構造用集成材のような、エンジニアリングウッドと言われるものは、個体差という木材の欠点を小さくして、構造計算できるようにし、なおかつ、長大な木材を比較的安価に作れるというメリットがありますね。

手洗い場もミニサイズでかわいらしいです。

ということで、時間も限られていたので、退場・・・。
保育園の入り口に設けられた屋根付きの棚は、なんと、薪置き場だそうです。

4月開園で、子供たちの歓声に包まれる日が待ち遠しいですね。
こういった建物がどんどん増えてくると、日本の林業も変わるかもしれません。





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Last updated  2021/03/23 09:06:42 AM
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