窓辺でお茶を

窓辺でお茶を

May 26, 2007
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カテゴリ: 舞台
 東京宝塚劇場にて宝塚歌劇団星組公演「さくら~ 怪しいまでに美しいおまえ~」「シークレット・ハンター」を観ました。私はオーケストラにのせた日舞という、和洋折衷がどうも苦手なので、宝塚でもいわゆる「和物」は避けているのですが、今回は安蘭けいさんと遠野あすかさんの主演コンビのお披露目なので、観てみることにしました。

 幕が開くと客席からは「ウヮ~」という声が。いきなり華やか!千代紙+電飾といえばご想像がつくでしょうか。すべての場面がさくらをテーマにしたショーになっていて、舞台装置もさくらづくし。一竹辻が花染め衣装も豪華です。大ベテラン松本悠里さんもご出演です。
サクラの精のような、美男美女たちが舞い踊ります。
明日は暗いところにしまわれてしまう雛人形の反乱、ちょっとグロテスクな印象を受けるところもありましたが、「愛」に落ち着くところがさすが宝塚。オペレッタ狂言などという毛色の変ったものもありました。正直言って、宝塚に慣れていない人が見たら、かなりヘンな世界だと思います。でもまあ、歌舞伎の成田屋の十八番なんかもけっこうヘンなので(シュールなところが好きですが)、いいのではないでしょうか。大勢が舞台にいるので、全体が見える2階からの観劇もおすすめです。

 休憩後のミュージカル「シークレットハンター」はうって変わってカリブの島を舞台にしていて、音楽もラテン系、色彩もラテン系の原色です。一応カリブ海ということにはなっていますが、どこでもない国、おとぎの国ですね。脚本家は今回大舞台デビューというかたのようですが、主演の格好よさを引き立てると同時に感情移入させたり、どんでん返しがあったり、ファンの楽しませかたがわかっている台本になっていると思います。クレオールの大泥棒とプリンセスの恋というテーマはちょっと類型的、いや、それを言うのは野暮ですね。そうはいっても、心に余韻が残っています。主演ふたりの歌もよかったです。

 そしてフィナーレ。大階段から名物?の羽をしょってスターたちが登場し、最後にトップが降りてきます。私は宝塚を見に行くといってもちょっと外野から見ている感じですが、熱心なファンはずっとご贔屓の人の成長を応援し見守り、この日を待っているのです。








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最終更新日  May 26, 2007 02:10:21 PM
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