窓辺でお茶を

窓辺でお茶を

May 9, 2013
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 昨日はそんなに暖かいとも思わずに家を出たのですが,立ち止まっていると背中に日差しがじりじりと暑かったです。今年は「うららかな春」という実感を私はほとんど持たずにきてしまいました。

 茶道資料館を通りかったら、衛青文庫所蔵の細川家の香道具を中心にした展覧会をやっていたので、思わずはいってみました。保存状態のよいお道具の数々、動物の形のものはユーモラスだし、そろいの香合のひとつに入っているという小さな手作りの亀など、ほほえましくも、なんと雅びな世界なのでしょう!
大きな伽羅と沈香にはさすがと思いました。どんな香りがするのでしょうね。

 一転して現実の世界では、収入が少ないほど影響を大きく受ける消費税上げ(しかも食糧や生活必需品は非課税とか低税率という話はない)、福祉の縮小。
活断層だらけの日本で原発再稼働だなんて、福島も収束にはほど遠く、汚染水も置ききれなくなって海に流すなどと言っていて、この上また地震が起きたら他国にも迷惑をかけるし、なんといっても日本は終わり。地震がなくても核のゴミの持って行き場がないというのに、子孫にそれを管理し続けなければならない負担をこれ以上増やすのだろうか?その上地震国トルコにまで原発のセールスに行くなんて。何かあったら賠償を請求されるのではないかという心配の声もあがっています。安倍首相や経団連は日本がどうなってもいいのだろうか?
最近シンガポールやマレーシアの不動産下見ツアーなどという広告を見かけるけど、今のうちに稼げるだけ稼いで自分たちは日本を捨てて逃げるつもりなのでは?と疑いたくなっていたのですが…

 内田樹さんのブログのこの記事を読むとその説明がつきます。

「改憲案の新しさ」

自民党改憲案はアナクロと言われているけれど、内田さんは新しいという印象を受けたそうです。

(引用)

改憲案はこの「弱い日本人」についての「どうやって強者に奉仕するのか」を定めた命令である。


自民党の改憲案を「復古」とみなす護憲派の人たちがいるが、それは違うと私は思う。この改憲案は「新しい」。それはTPPによる貿易障壁の廃絶、英語の準公用語化、解雇条件の緩和などの一連の安倍自民党の政策と平仄が合っている。
一言で言えば、改憲を「旗艦」とする自民党政策のねらいは社会の「機動化」(mobilization)である。国民の政治的統合とか、国富の増大とか、国民文化の洗練とかいう、聞き飽きた種類の惰性的な国家目標をもう掲げていない。改憲の目標は「強い日本人」たちのそのつどの要請に従って即時に自在に改変できるような「可塑的で流動的な国家システム」の構築である(変幻自在な国家システムについて「構築」という語はあまりに不適当だが)。




 政府がそんなわるいことをするはずがない、という人がいましたが,それは国民主権の憲法があってこそ言えること。自民党改憲案では政府はしたい放題、国民を規制するようになっています。自衛隊だって国民を守るというより、不満が高まった時に鎮圧するために使われることがありえます。

 そんな憲法に変えられたくなかったら(本来それは現憲法で禁止されています)、次の選挙で自民や維新を勝たせないことです。でもこの前の選挙にも疑惑の声があがっています。それは投票所が今までにない行列だったのに「最低の投票率」だったと報道されたことや、立ち会った人の証言、集票機のムサシという会社は安倍晋太郎氏が大株主だったことなどです。ムサシは自民党に政治献金もしています。すくなくとも、関係者とかかわりのある会社の機械を使うのは常識的にもおかしいですから、そこを改めてもらわないと、『不正選挙』と疑われるのも無理はないのではないでしょうか。

参照
donのブログさん
るいネットさん






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最終更新日  May 9, 2013 12:43:30 PM
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