「もしもしカメよ、カメさんよ」 あのウサギとカメの駆けっこで
油断したウサギさんを抜いて勝ちました。
2億3千年前から陸上動物は生き延びるために3つの方法を
選んだという。 一つは体を巨大化する道(恐竜)、二つ目は
逆に体を小さくして、エネルギーを補給しつつこまめに動き回
る道(哺乳類)。三つ目がカメの道である。 じぃ~として長生き
する。動かなければエサを食べる必要も余りない。危険が迫れ
ばクビを引っ込める。 そのクビは俊敏に出し入れするので頚椎
は折りたたみ式の構造になっている。
正に、安全第一、節約一筋なのである。
白亜紀末(約6550万年前)の地球環境の激変で恐竜は絶滅
したがカメは「何事もなかったように生き残った」そうである。
そして結局、最強の敵は甲羅より固い石器を使う人類だった。
今日、絶滅の危機にさらされているカメの仲間もいるが、その
一方ではペットとして飼われたカメが、飼い主より長生きする
為に池や川に捨てられ北米産のカミツキガメなどが日本で繁
殖していたりする。
カメさんのこうしたしたたかさは、現世の生き方の一つとして
示唆的ではないのか?
欲に振り回されずに、あるがままに、うまい金儲けの話にも
乗らずに、クビを引っ込めて、真面目に? したたかに?
安全な場所で生き延びる?
そういう生き方を私はしてみたい。 と宮沢賢治風に締めく
くったりして・・・・・
NHKブックス 平山廉著 「カメのきた道」¥920
が面白い。
大阪千里の公園で。
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