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ニッチ市場で商売をやっていて何が恐ろしいかというと、レコード針の様に技術進歩でそもそも自社商品のニーズが消滅してしまうこと、それとより広いビジネスドメインで商売している会社が「おまけ」で自社商品を無料、低価格で付けてしまうことである。マイクロソフトの戦略がそうで、「ウィンドウズを買ってくれたらインターネットブラウザーは無料で付けときます」と言った瞬間にそれまで市場を席巻し、企業価値もとても高かったネットスケープナビゲーターは壊滅的な打撃を受けてしまった。自社が有料で提供している商品、サービスが、競合とも言えない会社に無料で提供されてしまうとほんと話しにならない。その会社は他の収益化手段を持っているから別にそんなニッチ商品で稼がなくても良いのだけど、それで成り立っている会社にしては良い迷惑である。だから競合は目の前の競合会社に限らない。異業種、隣接業種の企業が自社市場に壊滅的な打撃を与えることもあるのだ。だからビジネスをしていくには想像力豊かに、自社のビジネス構造がどのように成り立っているのか、そしてそれに脅威を与えるのは目の前の敵だけなのか、技術進歩に依って自社のサービスは陳腐化しないか、コモディティー化しないかを常に注意深く見ておく必要があるだろう。当社もそのために備えを行っている。企業基盤の多角化、参入障壁の構築、そして素早く行動することがリスクヘッジに繋がると考えています。
Jun 20, 2012
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今日ある人が言っていたことで「なるほどそうだな」と思えることがあった。それは目標設定能力、というか「絞り込む能力」、または選択と集中が出来る能力が大切だということだ。事業展開にしても様々な切り口や可能なプロジェクトがある。でも敢えてある一つか二つに絞り込んでそのことに経営資源を投入していく。既存事業を止めてまで集中しないといけないこともあるから決断は大変だが、それでも「他はやらない」という様に退路を断って物事に取り組まないと成功出来ないことも多い。そう言えば僕も「絞り込む」ことが得意かもしれない。高校の時は水球一本に絞り込んで、朝から晩までそればかり、授業中は寝て体力温存、早弁、昼は追加の外食、食べるものも栄養価の高い筋肉がつきそうなものを選んで食べた。一浪した時は受験勉強に絞り込み、朝から晩まで1年間は集中してやっていた。大学でも結構勉強したし、銀行に入ってからは3年は一生懸命仕事、また留学した時はひたすら勉強、そう言えばあれもこれもでなくて、その時は一つのことに集中することで一定の成果を上げて来た様に思える。今は勿論会社経営だが、ボランティア活動もやっているし、マラソンなどの運動も結構真面目に取り組んでいる。「会社経営+ボランティア+マラソン」的な活動に「絞り込み」たいのだが、なんかいいアイデアないかなあ。
Jun 19, 2012
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アップル関連本を読んでいたら、社内用語に「DRI=Directly Responsible Individual」、略してDRIと言うのがあるそうだ。文字通り「直接的に責任のある個人」ということで、どんな業務、プロジェクトにもこの名前がくっついている。要するに、結果を出す責任者、または「うまくいかなかった時に叱られる人」ってことである。前回も書いたけど、業務には名前を付けないといけない。何とか開発プロジェクトという名前、そしてその所有者=責任者をはっきりさせないといけないと思う。そしてその所有者は職務や階層に関係なく、結果を出す責任を持つ。担当者でも何でも、その上司が「責任は俺が取るから頑張れ」というのもないし、逆に「責任を取れないからやるな」ってのも基本的にはない。日本の多くの組織の弱みはこの責任の明確化がなされていないことがあって、「チームでやってます」というのは誰も責任を取らない、責められないということを意味する。プロジェクトというのはある特定の個人が必死に頑張るから出来るのであって、「私のプロジェクトだ」という「オーナー意識」というものが不可欠だ。「皆が協力して」というのは響きは美しいが、結局特定の個人が歯を食いしばって知恵を絞り出し行動していく、他人を説得するからこそうまくいくと思う。逆にうまくいかないプロジェクトは誰もコミットしていない状況、もしくは責任者の「入れこみ方」が足らないのだろうと思う。当社もDRIをはっきりさせたプロジェクト管理を高度化させたいと思っている。既に優れた経営管理ソフトを自前で作って運用しているが、これが加わるとまた一段とパワーアップする予定です。
Jun 8, 2012
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原発事故に関して当時の菅首相が非難されているけれど、個人の資質はともかく、誰がやっても同じ様な結果に終わったと思う。事故発生から数日、特に最初の24時間が勝負だったのだから、余程行動力と理解力、決断力があるスーパーマンでも100%の対応をあの場面で行うことは至難の業だ。その後、枝野官房長官(だったっけ?)が殆ど不眠不休で事態の経過説明などに当たるのだが、そうなった時点でもう「負け」である。問題は「事前に」あらゆる事態を想定してのアクションプランをじっくり準備していなかったことに起因するのであって、そのタイミングは「建設当時」だから、菅首相の責任を追及するはずの自民党も偉そうなことは言えない(だから追及が甘くなる)。繰り返しになるが、あれだけの事態を短時間に総て正しく判断して対処することは不可能、だからこそ事前のプランが必要(事故が起こったら専門家が粛々とその通りにやる)ということだ。これは何でもそうだ。「想定外」とされることが起こった時に、よく「ヒーロー」が話題になる。今回の自衛隊がそう、東京消防署レスキューチームがそうである。でも想定外の事態にヒーローを生んではいけない、事前に準備をして粛々と地味に解決するのが一番である。会社経営もそう。想定外の事態をどの程度予測出来るか、準備出来るか。地震などの災害リスクは当然で、さて社員の安否を迅速に確認出来るか、翌日から他の場所で営業が開始出来るか、業務データは安全か、社員の健康リスクは、経営者リスクはどうか(これが一番心配?)、考え出すと切りがないけれど、いずれにせよ「起こってから」では遅いのである。リスク管理の面でもやはり当社の、「少ない人数で、クラウドコンピューティングを駆使し、工場を持たず、皆でマラソンする」というのは結構良い線いってると思う(最後のはこじつけだけど)。とはいえ気を抜かず、リスクに対して敏感にいようと思う(そして30キロを越えての無理はいけない)。
Jun 5, 2012
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