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今月浜松市のお客様のおうちに伺って、新しく届いた輸入サッシの建具を交換しに伺おうと考えておりました。そうしましたらお客様から、今回交換する予定のサッシとお全く同じサイズのサッシのガラスが割れてしまったとの連絡を受けました。写真のように、ダブルハングの下窓の右端部分にいくつも割れが見られます。こちらの窓は、ハード(Hurd)のアルミクラッドサッシなんですが、どうやら階段の段板に近い位置にあるようです。それだとどうしても足の膝や体が当たってきそうになりますし、ものを持って階段を昇り降りする時などは少し心配な感じもします。今回どうして割れたのかは詳しく伺っていない状況ですが、幸いにも同じサイズの新しい交換建具が手元にありますから、まずはこちらの窓に新しい建具を装着して、本来修理するサッシは次の機会に直すこととしたいと思います。それにしても、いいタイミングで交換用の建具が来たもんですねぇ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年04月05日
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岐阜のお客様の処に取り付ける交換用のオーニング建具が届きました。サッシは、ペラウィンドウ(Pella)製のアルミクラッドサッシです。ただ、届いた建具は、いつもと様子が違います。室内側のガラスの周囲に、黒いテープ状のガラス押え(押縁)が付いているではないですか。こうしたものは、今まで見たことがありません。メーカーに問い合わせした処、こちらの建具はデザイナーシリーズのもので、現行のアーキテクトシリーズのものではないとのことでした。黒いガラス押えを外せば使えるような気もしましたが、これを外すとペアガラスのエッジが露出してしまい、ガラスを建具枠に固定することも出来ません。デザイナーシリーズは、以前にも建具を調達したことがありますが、こんな仕様のものは初めてです。このシリーズは3枚ガラスに出来るペラの高級仕様の窓なんですが、如何にも安っぽいテープでガラスを固定するなんて、ちょっとあり得ない感じがします。取り敢えず、メーカーに依頼して正規の建具を調達し直すことにしますが、更に4ヶ月程度お待ち頂かなくてはならず、お客様には申し訳ないです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年04月03日
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豊田市のお客様から掃出しサッシのハンドルを固定するビスが利かなくなったというご相談を頂きました。サッシは、ヴァイスロイ(Viceroy)製のスライディング・パティオドア。古いタイプのロック金物が付いているようで、よくあるハンドルと形状が違います。どうやら、屋外側のハンドルに明いているビス穴の一部が欠損していて、ビスで屋外側のハンドルが留められない状況のようです。こちらのハンドルセットは鋳物で出来ているようですから、欠損した部分を溶接して直すということは難しく、代替出来そうなものを探すしか方法がありません。ただ、ヴァイスロイの製品は独特の形状をしているものが多く、こちらのハンドルも他の窓メーカーのものとは明らかに違います。それでも何とか使えそうなものを見付けないといけませんので、一度現場にお邪魔してハンドルやロック金物を分解して詳細をチェックする予定です。それにしても、どうしてこんな処が壊れたんでしょうねぇ?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年04月01日
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静岡県浜松市のお客様のおうちにお邪魔して、バランサー部品の交換を行いました。サッシは、ハード(Hurd)製のアルミクラッド・ダブルハングサッシ。窓枠の両サイドに付いているピボット・シューという部品が破損して、建具(障子)が下に落ちてきてしまうという不具合でした。ピボット・シューは、建具とバランサーのスプリングとをつなぐ部品で、これが割れてしまうと、バネの力で建具を引っ張り上げることが出来ません。その為、ロックを解除すると上窓建具がストンと下まで落ちてきて、危険な状況となってしまいます。ピボット・シューは、窓の両サイドにあるジャムライナーと呼ばれる樹脂製の側枠の中にスプリングと共に入っていますから、ジャムライナーを外さなければ交換することは出来ません。でも、ご覧のように樹脂が劣化して割れてきているので、下手をするとジャムライナーを壊してしまうので、作業は適切な道具と慎重さが必要です。それは、ピボット・シューは新しい交換部品がありますが、ジャムライナーはメーカーが製造を止めてしまった旧製品の為、手に入れることが出来ないのです。もし将来ジャムライナーが使い物にならなくなった場合は、新しいタイプのジャムライナーとそれに適合する上下の建具を一度に交換する形で修理出来ますが、その分費用も時間も掛かりますから丁寧な使用を心掛けて下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年03月31日
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先日、輸入の掃出しサッシのドアを交換しに行ったら、ロックラッチが2つあるダブルロックの金物が付いていた為、鍵やハンドルが付けられなかったという記事を書かせて頂きました。サッシは、マーヴィン(Marvin)製のトリムライン・トリプル・スライディング・パティオドア(1枚可動ドア+2枚FIXドア)。メーカーに確認した処、古い既存のサッシにはシングルロックのものが付いていたが、現行のものはダブルロックに変更されているとのことでした。で、メーカー曰く、ハンドルやそこに付属するロックレバーは、既存のものが使えるので、ダブルロック用のロック受けの金物だけを送ってくれるということでした。そして、そのロック受けが早速届いたので、今日お客様のおうちに伺って取付けをしてきました。ただ、新しい受け金物の高さが若干足りず、ロック金物が誤って作動しないようにする為の解除ピンが受けに十分当たらないという状態でしたので、当初は鍵が動かないという状況でした。そこで、受け金物の下に調整用の薄いシム材を何枚か噛ませて、取付け位置の調整を行った処、無事に取付けが出来ました。また、2枚のFIXドアの突合せラインなど、雨が入りやすい場所にも防水材をキレイに入れて納めました。尚、外側のガラスの周囲やドア枠とFIXドアとの突合せ等もコーキングで防水したので完璧です。お客様にはご迷惑をお掛けしましたが、ようやく全ての施工が完了しご安心頂ける状況となりました。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年03月27日
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愛知県あま市のお客様から賃貸アパートに取り付けた輸入サッシのロック金物を交換したいというご相談を頂きました。窓は、アルパイン(Alpine)製の引き違いサッシ(片側ハメ殺しの片引きサッシ)。日本ではクレセントと呼ばれる回転式のレバー・ロックですが、長年の使用で鍵爪の金属が摩耗したりカバーが割れたりして破損します。今回のケースの詳細は分かりませんが、同様の問題が発生しているものと考えられます。トラブルの原因は、ロック金物の取付け位置が悪いケースもありますし、垂直荷重によって建物の重さが窓に掛かった為に窓の変形が発生したのかも知れません。そういう場合、鍵自体が掛けづらくなりますから、すぐに位置調整をすれば直せるはずですが、そのまま無理に使い続けることが多く、それが破損に繋がっていきます。ただ、そういう調整作業はお客様自身では難しく、建築業者さんでも輸入サッシに対応出来ず、やったことがないという人が多いのが現状です。鍵は本来スムースに動くのが普通です。もし掛けづらくなってきたと感じたら、すぐに輸入住宅の専門業者にメンテナンスをしてもらうことが必要です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年03月26日
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新潟のお客様から輸入サッシのペアガラスの1枚が割れたので、交換したいというご相談を頂きました。窓は、ヴァイスロイ(Viceroy)の樹脂製シングルハングサッシ(下側建具だけが開閉する上げ下げ窓)です。外から物が当たったのか、外側のガラスが見事に割れています。ペアガラスですから、外側のガラスが割れても緊急事態という処まではいきませんが、それでも早く直したいというのが人情です。ヴァイスロイのシングルハングの場合、ガラスを固定している押縁材はどうやら室内側にあるようです。ですから、お客様側からすると交換作業は室内で出来るとお考えになるかも知れませんが、屋外側の建具枠にペアガラスが接着されているので、室内からだけではガラスを外すことは不可能です。勿論、開閉する下側の建具であれば、建具を窓枠から外すことが出来ますから、建具を室内で分解してガラスを交換することが可能です。でも、上窓が窓枠から外せないシングルハングは、上窓建具へのアクセスは自ずと屋外側からしか出来ませんから、2階にある窓の場合は足場を立てて作業を行う必要があります。勿論、1階にある窓の場合は、少し高めの脚立を準備さえすれば、十分外から窓に手が届きますから、採寸調査や交換作業は問題ありません。(ガラス交換の際は、屋外側のガラスの周囲に防水処理を同時に行いますので、外からのアクセスは必修です)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年03月25日
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半田市のお客様から修理のご相談を頂き、現地調査へ行ってきました。サッシは、スーパーシール(Super Seal)製の樹脂サッシです。このサッシは、元々アルミクラッドサッシを製造するハード(Hurd)社が樹脂サッシを製造するに当たり、社名を変えてブランド化したものでした。ただ、ハードのサッシと比べると販売数量は多くなく、修理の相談を頂いたのも初めてでした。シングルハングと呼ばれる下窓だけが開閉するタイプの上げ下げ窓で、下窓の開閉を助ける為に両サイドにバランサーが取り付けられているのですが、その片方が破損して窓は開けられなくなったということでした。写真が、その不具合のあるバランサーと下窓の下端に付いていたウェザーストリップ(気密パッキン材)です。築9年のおうちでしたが、ウェザーストリップは脱落してボロボロになっていましたし、棒状の金属の先に固定されていたバランスシューと呼ばれる樹脂パーツが折れて外れていました。一般的なチャネルバランサーと似たような形状をしていますが、細部が異なっている為、メーカーからの取り寄せが必要なようです。また、ウェザーストリップはこの窓以外でも劣化しているようですから、その分も一緒に調達しなければなりません。築年数が浅いおうちのサッシですが、環境の違いで劣化のスピードや不具合の発生頻度も変わってくるのかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年03月21日
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西尾市のお客様の輸入住宅にお邪魔して、ペアガラスが割れた窓の建具交換をしてきました。サッシは、ペラウィンドウ(Pella)製のケースメントサッシ。何が原因なのか分からないということでしたが、ペアガラスの屋外側ガラスだけが割れてしまったということで、新しい建具(障子)に入れ替えてきました。窓の開閉も固かったということでしたので、建具を交換すると同時に開閉の調整も行ってきました。写真左の窓は、今回建具交換した窓と比べて開閉もスムースだったので、開閉しにくい理由ははっきりしませんが、建物自体の荷重による窓の垂直方向へのストレスが原因なのかも知れません。また、窓枠の下端には小さな砂ボコリなども散見されましたので、ゴミの付着による動きの支障もある程度あるような気もします。写真には既存の建具のままの窓と新しくなった建具の窓が両方写っていますが、既存の建具に雨染みが少し付いているくらいの違いで、殆ど違和感なく納まっているのが分かると思います。勿論、新しい建具には木部の防水塗装とガラス周囲の防水処理を行っていますから、既存の建具よりも数段雨漏れリスクは少なくなっているはずです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年03月18日
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先日、豊田市のお客様のおうちで、マーヴィン(Marvin)製の3枚ドアの掃出しサッシのドア交換を行ったという記事を書かせて頂きました。その際書けなかったことだったのですが、ロックケース(鍵金物)が今までのものと異なったものが可動ドアに付いていました。写真が新しいロックケースですが、ご覧のようにロックラッチ(鍵爪)が上下に2つ付いています。今までのものは、ラッチ1つで鍵が掛かるモーティスロックだったのですが、更に防犯性が高くなったダブルフックのタイプが入荷したのでした。でも、これを事前にメーカーから聞いていなかったので、これに対応する受金物も既存のドアには付いていませんし、適合するロックハンドルも既存のものが使えるのかが分かりません。交換用のドアにはシングルロックのタイプが付いてこないというアナウンスがあれば、それに対応する部材の調達依頼も出来たのですが、取付け時にようやく分かるといった感じでしたから、お客様にはご迷惑をお掛けします。ただ、適合する部材の手配も出来そうという状況ですから、お客様としては最終的にロックのグレードアップが出来てよかったのかも知れません。マーヴィンから調達することが出来なくなった昨今ですから、今後こうしたトラブルもないとは思いますが、窓やドアの仕様は製造時期や大きさ・形状で変化するものですから、きめ細かな注意をしなければなりません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年03月17日
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昨日、マーヴィン(Marvin)の3連掃出しサッシ(3枚引き戸)のドア交換をしてきたという記事を書かせて頂きましたが、今日はそのドアから外した戸車をご紹介します。戸車とは可動ドアの下に付いているローラー部品のことを言いますが、重いドアに耐えられるように頑丈な金属で出来ています。写真がその戸車部品ですが、汎用部品として売られている戸車部品とは若干形状・寸法が異なるものとなっています。ハード(Hurd)の掃出しサッシに付けられていたものと比較すると、取付け穴の位置はほぼ同じであるのに対し、幅は1.4mm程度細く、丸さ加減も大きめな印象を受けます。マーヴィンのサッシに装着されているパーツは、結構特殊なものだったりするのですが、この戸車もマーヴィン専用なのかも知れません。もしこの部材が部品メーカーから手に入らないようであれば、ドアに開けられた取付け穴を少し加工して、汎用部品を取り付けるといった方法も考える必要がありますね。何れにしても、マーヴィンのメンテナンス部材が手に入りにくい状況となった今、あらゆる方法を駆使して修理・メンテナンスを考えなければなりません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年03月15日
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豊田市のお客様の輸入住宅に伺って、3枚引き戸のスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の交換を行ってきました。サッシは、マーヴィン(Marvin)製のアルミクラッドサッシです。3枚ドアですから開口幅は2.7mもあり、窓上にあるマグサが下がってきていることを想定して交換作業を進める必要がありました。今回交換することになった原因はガラスからの雨漏れで、ドアの下枠の木を3枚共腐らせてしまっていました。ですから、ドアを外す際は、ドア下枠のアルミカバーが脱落して、木で出来た下枠も完全に腐ってなくなっている状況でした。オーダーしてから半年以上掛かって届いたドアですが、マーヴィンが日本からの撤退を表明する直前だった為、事なきを得ました。ドアは至る所で太いビスで固定されてあった為、隠れたビスを金属カッターで切断したり、動かないドアをテコを使って外したり、古い3枚のドアを外すだけでお昼過ぎまで掛かりました。その後、新しいドアを窓枠内に挿入したのですが、開口が若干狭くなかなかドアを滑り込ませることが出来ず苦労しました。そうは言うものの、時間と道具があれば何とかなるもので、夕方遅くまで掛かって新しいウェザーストリップ(気密パッキン材)の取付けまで完了することが出来ました。(ガラスの防水処理や木部の防水塗装は、取付け前に会社で実施済みです)勿論、交換した様子は新築時のサッシそのものと見間違うくらいですから、お客様にも喜んで頂けましたよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年03月14日
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先日、横浜のお客様の処に伺って修理調査をいろいろ行いましたが、その際に見付けた不具合がこちら。サッシは、ハード(Hurd)のダブルハング。ここに使われているロック金物(クレセント)がうまく鍵を掛けられません。クレセント本体側と受けの金具との高さがずれていて、回転するラッチが受け側とうまく噛み合わない状態なのです。これは、上窓と下窓との召し合わせ位置が微妙にずれていることが原因ですが、経年で木部が歪んだり膨張したりした為なのか、製造段階から正確な位置を出していなかったのかは不明です。ただ、上下の建具の木を削って調整する訳にもいきませんから、ロック金物の高さを調整して、スムースに鍵が掛けられるようにしてやる必要があります。このまま不具合を放置して使い続けていると、恐らく本体側の金属にストレスが掛かり、亀裂が入ったり変形したりして使えなくなるはずです。そうなる前に金物の位置を調整することが大切ですが、既に何らかの問題が発生しているようであれば、ロック金物を交換することも必要です。お客様でこうした調整が出来ないようでしれば、私共のような専門家に依頼して直してもらうようにして下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年03月13日
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築9年の半田市のお客様から輸入玄関ドアのハンドルに不具合があるので、直したいというご相談を頂きました。ハンドルセットは、ベネチアンブロンズ色のクイックセット(Kwikset)製。ドアノブの台座部分が浮いてきていて、ドアから外れそうな感じになっているようです。ドアノブを固定しているビスが外れているのか、中で折れてしまっているのかは、この写真だけでは判断出来ません。一度ドアノブを分解して、中の状態を調査確認する必要がありますね。玄関ドアの他に輸入の上げ下げ窓にも不具合があるそうですから、いろいろある不具合箇所を一度に調査すれば、効率的だと思います。このおうちを新築した住宅メーカーがどうしてメンテナンスに対応しないのかはよく分かりませんが、恐らく私たちなら問題なく直すことが可能です。家は、一度建てたら一生持つというものではありません。5年、10年、15年と節目節目にメンテナンスや調整作業をしてやってこそ、美しく使い勝手がいい状態を保つことが出来るのです。その為に信頼出来る建築のパートナーを見付けておくことが、家づくりでは大切なことではないでしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年03月12日
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豊田市のお客様から輸入サッシの開きドアの鍵が掛からなくなったので、修理をしたいというご相談を頂きました。サッシは、マーヴィン製アルティメットアウトスイング・フレンチドア。いつ頃施工されたものかは、お客様からご案内を頂いておりませんが、15~20年くらい前のものではないかと思います。今回の不具合は、室内側のサムターンを回してもデッドボルト・バーが十分出てこないということのようです。そうなると、ドアに鍵が掛からないということですから、防犯上心配なことになっているように思います。ただ、年末にお伝えした通り、マーヴィン自体は日本から撤退してしまい、販売していた代理店もアフターサービスが出来ないといった状況です。ですから、問題の特定や交換部材の調達・交換まで全て自己責任で行わなければなりません。マーヴィンのフレンチドアは、値段が高かっただけあって、ドアに内蔵されたロックケースも複雑なものになっています。また、ロックケースは2種類あって、ロックケースだけで鍵を掛けるものとロックケース以外に上下にロックポイントがあって、それらとロックケースが連動するタイプのものが存在します。お客様曰く、ロックケースのみで鍵が掛かるタイプだということですが、よくよく確認してみると、動かないロックポイントの部品がドアの上下に飾りのように付いているということでした。こういう場合、本当に機能しない部品がお飾りで付いているのか、それとも連動する部材に不具合があって途中で機能しなくなったのかを確認する必要が出てきます。お客様自身が輸入サッシの構造を熟知していて、分解や組立まで出来るのであればいいのですが、殆どのケースではそこまでの経験がないというのが実情でしょう。適切な道具や予備知識もなく取り外し等の作業を行えば、周辺部材の破損を招いてしまう恐れもありますから、まずは私共のような専門家に状況調査を依頼頂くことが最も安全かも知れません。勿論、お客様がメンテナンス作業をご自身で行うということはいいことです。ただ、それはやり方が分かっているという前提で行うべきで、何も分からずいきなり突撃すれば玉砕する心配がありますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年03月11日
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尾張旭市のお客様から輸入樹脂サッシの上げ下げ窓に付いている部品を調達したいというご相談を頂きました。因みに、サッシ・メーカーは不明のようです。こちらの上げ下げ窓は、建具を窓枠から外れないようにチルトラッチと呼ばれるプラスチック製の部品で固定しています。また、この部品に付いているレバーを横に引くと、建具が窓枠から外れ建具が室内側へ倒れてきます。そうなることで窓の外側を雑巾などで掃除したり、建具をメンテナンスする作業を行うことが可能となります。ですから、この部品は普段は特に使うことがないものなんですが、経年劣化で樹脂が割れてしまったりすると、建具が窓枠に固定出来なくなり最悪外れてしまうといったトラブルになります。こうした部品は、常に日差しに曝されていますから、15~20年程度で不具合が起きる可能性がありますし、取り付けられた全ての上げ下げ窓で定期的に交換することが望まれます。樹脂製の上げ下げ窓では、よくこうしたチルトラッチが使用されていますが、メーカーによって使われている部品はいろいろです。正確な寸法や形状の確認を行わないと、せっかく調達しても使えないなんてことになりますから、注意が必要です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年03月09日
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今日、お近くのお客様の処に伺って、インテグリティ(Integrity)製スライディング・パティオドアのロックケースを交換してきました。ロックラッチやドアの高さ調整なども行って、新築時のようにスムースに開閉するようになりました。お客様からそのついでに他の処も見て欲しいというので、そこで撮った写真がこちらです。こちらは、玄関のノード(Nord)社木製ドアに付いているドアヒンジ(蝶番)なんですが、蝶番同士の噛み合わせの部分に隙間があるのが分かりますか。また、元々美しいゴールドのヒンジだったんですが、摩耗した黒い金属粉が付着して黒く変色したようになっています。20年以上何もメンテナンスをしてこなかったですから、こうなるのも無理はありませんが、ここまで行くと鍵は掛かりづらくなりますし、ドア下が敷居に擦ってきていると思います。これ以上放置すると、ハンドルセットやデッドロックの鍵なども破損してくる恐れもありますから、早急に輸入ヒンジを交換した上で、ドアの高さを上げて傾きも出来るだけ水平に戻してやる必要がありますね。動きのある場所は、どうしても金属疲労や経年劣化といったものが付きものですから、10~20年というスパンで定期的に交換・メンテナンスをしてやるということを忘れないで頂きたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年03月04日
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ご近所のお客様から、最近掃出しサッシのロックの調子がおかしいというご相談を頂きました。サッシは、マーヴィン(Marvin)製インテグリティのファイバーグラスクラッド木製スライディング・パティオドアです。ロックレバーを上げ下げしても、ちゃんと鍵爪(ロックラッチ)が出なかったり引っ込まなかったりという不具合。こういう場合は、ロックケースに内蔵されているアクション用の小さなバネが弱ってきているかも知れません。20年以上お使い頂いた掃出しサッシですから、そろそろ鍵の方も経年劣化を起こしていると思いますので、変なトラブルとなる前に交換しておいた方がよさそうです。マーヴィンは、現在日本市場から撤退してしまいましたが、部品の多くは部材メーカーから直接入手することが可能です。こちらのロックケースも無事に取り寄せることが出来ましたので、明日にでも交換作業に伺うつもりです。勿論、部材を交換するだけでなく、ドアの建て起こしの調整やロックの掛かり具合の調整も一緒に行いますので、随分調子はよくなると思いますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年03月03日
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大垣のお客様からご相談を頂いた輸入サッシ用の網戸を製作しています。窓は、ローウェン(Loewen)製のアルミクラッドサッシです。台風で風邪が強い時に吹き飛ばされてどこかへ行ってしまったらしく、網戸のない生活に不便されていたそうです。メーカーに新しい網戸を見積もってもらったのですが、価格が非常に高く分解された状態で出荷するということでした。こちらで組み立てる手間が同じであれば、私たちが網戸の部品メーカーから部材を調達して、同じサイズ・同じ仕様で新しいものを作った方がお値打ちで納期も早く出来ます。そこで様々な部材を取り寄せた上で製作した網戸のフレームが、こちらです。グラスファイバー製の網はこれから張りますが、四方のフレームとコーナー材で枠を作り、網戸固定用のピンも4本装着してあります。サイズや仕様・形状は、同じ大きさの窓がもう1つありましたので、そこに付いていた網戸を元に正確に作り直しています。日本のサッシ屋さんでも作れるといいのですが、彼らでは材料の入手もインチで作られた工具も持っていませんから、これを作るのは至難の業です。ローウェン以外の輸入網戸も寸法や仕様・形状が正確に分かれば、私たち ホームメイドで作り直すことが出来ますよ。勿論、輸入網戸の部分的な修理・補修、網の張り替えも問題ありません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年02月28日
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浜松のお客様から調達をご依頼頂いた交換用の建具(障子)が届きました。サッシは、ハード(Hurd)製のオーニングサッシ(下開き窓)です。ハードは、シエラパシフィックという林業会社の一部門になっていますから、建具にもシエラパシフィックのロゴシールが張られています。でも、こうして古い窓の部材を今でも供給してくれているというのは、本当に有難いことです。木製建具の雨漏れは、殆ど全てガラスの周囲からの雨の浸入が原因ですから、そこを重点的に防水処理します。製造段階でも防水処理は行われているのですが、アメリカの作業員の仕事はどうしてもいい加減になってしまう傾向にありますから、取付け作業前に私たちがこうして再度防水作業を行います。また、写真では見えませんが、サッシの裏側の木部は無塗装の状態で出荷されてきていますから、やはり私たちの方で防水塗装を実施します。パラペイントのティンバーケアで2度塗りすれば、雨に当たった状態でも5年の耐久性を誇りますから、室内側の木部であれば、ほぼ雨による劣化は起こらないと考えています。こうして複数の対策を施した上で、不具合のあった窓の建具を取り替えますので、ペアガラスの内部結露や木部の腐りといった心配は不要となるはずです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年02月26日
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横浜のお客様のおうちにお邪魔して、ドアやサッシのメンテナンスについて相談に乗ってきました。サッシは、ハード(Hurd)製のアルミクラッドサッシです。直す箇所がいろいろありましたので、ここで一度にご紹介することは出来ませんが、主だったものを順次記事にしていこうと思います。今回は、掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の鍵についてです。掃出しサッシには、比較的防犯性が高いモーティスロックと呼ばれる鍵が付いています。これは、ロックレバーを上げ下げすることで鍵爪(ロックラッチ)が受金物に引っ掛かって鍵を掛けるという仕組みなんですが、一旦ロックされると屋外側から鍵を開けるのは不可能となります。ただ、逆に不具合を起こして鍵が外れなくなると、室内側からもロックを解除することが難しく、結構大変なことになるかも知れません。写真のものは、ロックレバーを解除の状態にしてあるのですが、鍵爪が完全には引っ込まず、下手をすると鍵爪が受金物に掛かった状態となるかも知れません。まだ鍵の掛かりについては問題がありませんが、将来的には心配な状況だと思います。20年近く経っているおうちですから、ドア調整と同時にそろそろ定期交換をしておくことをお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年02月24日
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三重のお客様から玄関のダブルドアに付いているハンドルセットの部材を調達したいというご相談を頂きました。ハンドルセットは、高級なボールドウィン(Baldwin)製。各部品が真鍮の無垢で出来ていますから、結構な重量感もある製品です。今回は、室内側に取り付けられている楕円形のドアノブ(主開閉側)が外れて、取れてしまっているという不具合のようです。また、ドアノブだけでなく心棒のパーツにも不具合がありそうなので、そうした周辺部品も一緒に交換した方がいいかも知れません。ボールドウィンは、先にも述べたように部品一つでも値段が高いことで有名です。ただ、アメリカやカナダでも高級な住宅には、ボールドウィンのハンドルロックやドアノブが施工されていることが多く、一種のステータスとなっているのかも知れません。確かにロックケースも頑丈で複雑な構造をしていますから、防犯性能は高いようにも思いますが、重量がある為内蔵されたバネ類への負担も大きく、ある程度の年数で交換が必要になるかも知れません。勿論、交換すれば、ピカピカの新しいものになりますから、それはそれで一種のリフォームと考えているとも思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年02月21日
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福岡のお客様から掃出しサッシの部品を調達したいというご相談を頂きました。サッシは、ヴァイスロイ(Viceroy)製のスライディング・パティオドア。こちらのサッシは、ドアの建て起こしが狂ってくるのか、ロックが掛からない状態になり、無理に鍵を掛けようとしてロックレバーやロック金物自体が破損してしまうことがよくあります。詳しくはご説明頂いておりませんが、今回もそういった不具合のようで内外のハンドルセット及びロックレバー、内蔵されているロックケースの入手についてお問い合わせを頂いております。それぞれの部品調達自体には問題はないと思いますが、取付けをご自身で行うという点で少し心配なことがあります。実は、こちらのロックケースは、現在全く同じものが存在していないのです。(内蔵された鍵金物(写真には写っていないですが)は入手可能です)写真の金属部分のロックケースカバーが販売されていない為、これを流用して内部に装着する新しい鍵金物と組み合わせる必要があります。ただ、このカバーは鋳物で出来ている為、古い鍵金物を無理に外そうとすると鋳物が割れて破損する危険があります。また、2つを組み合わせるタイミングでも、やはり破損のリスクが生じますから慣れていないと加工や固定が難しいかも知れません。もしダメだと思ったら、破損させる前に私共へ施工を依頼してもらいたいのですが、福岡の現場までは相当距離がありますね。そういう場合私共であれば、ドアの建て起こしの調整まで行いますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年02月20日
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こちらの戸車は、下田のお客様の輸入住宅の掃出しサッシに取付けられていました。サッシは、ハード(Hurd)製のスライディング・パティオドア。アルミクラッドの掃出しサッシは、相当な重量がありますので、それを支え動かすドア下の戸車は頑丈なものが付けられています。ただ、ガラスからの雨漏れ等で木が腐ってきたりすると、木部に固定されている戸車自体も、木にめり込んだりビスが外れたりしてレールの上を走らなくなります。時にはその雨漏れによって素材の鉄が錆びて、滑車が動かなくなることもしばしばです。こちらの戸車もそういった状況でしたが、既にドアの木部が腐ってきており、戸車交換を行うだけでは修理が不可能な状態でした。こちらの戸車は、車輪も鉄で出来ていますが、今はバリエーションが増えてナイロンのローラー部品が装着されているものやステンレスのものも存在します。ナイロンは強度的に弱そうに思えますが、紫外線に当たらない場所ですから意外に消耗しない素材です。また、ステンレスは一番長持ちする素材ではありますが、回転部分にゴミなどが詰まれば、同様に動きは悪くなります。私は、オーソドックスでお値打ちな鉄のものでも問題ないと思いますが、レールに優しいナイロン製ローラーのものがベターな感じがします。何れにしても、ドアや鍵の動きが悪くなったら、早めにドアの建て起こしを調整したり、戸車の調子を確認したりすることが大切だと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年02月14日
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山梨のお客様からオーニングサッシ(建具の下側が開いていく窓)が、うまく開閉しないというご相談を頂きました。サッシは、ローウェン(Loewen)の木製アルミクラッドサッシです。どうやら開閉金物であるオペレーターに装着されているギアが傷んだようで、途中で引っ掛かったり空回りしたりしてしまう現象のようです。こういうことになる原因は、建具が常に歪んだ状態で開閉していることで、窓枠に建具が接触していたんだと思います。閉めている途中で接触すると、そこの部分だけにブレーキが掛かり、部分的に隙間が空いたり、鍵が掛けられなかったりといった状態になるので、それを何とかしようと開閉ハンドルを更にきつく回そうとするはずです。そういったことが毎日長年繰り返されることによって、ギアに負荷が掛かり摩耗してしまうのです。メーカーでは古いタイプのオペレーターは供給出来ないということでしたが、今回運よくオリジナルデザインのものを見付けることが出来ました。他のサッシの交換部品がメーカーから届いたら、こちらの部品と一緒に取付け調整をしに現場へ伺おうと思っていますが、納期の関係で少し先になりそうです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年02月13日
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こちらの白いプラスチックのパーツは、何だと思いますか?これは、古いハード(Hurd)製のダブルハングサッシに取り付けられているクラッチシューと呼ばれるバランサー部品です。窓枠の両サイドにあるのですが、普段は上げ下げする建具に隠れているので、あまり見掛けることはありません。このパーツは、建具(障子)を吊り下げているバネ部品と建具とを連結する為にある部品で、建具を室内側に倒したり建具を窓枠から外したりすると見えてきます。建具はバネによって上に引っ張られている構造で、バネは比較的劣化が少ない部材のようですから、破損することは滅多にありません。ただ、この樹脂で出来た部品は長年の使用で割れたり欠損したりする為、バネが建具から外れてしまう状況になります。そうなると、バネが外れた重い建具は下へと落ちてきてしまう状態になるのですが、両サイドが一度におかしくなることはありませんから、どちらか片方だけが建具を吊っているという不安定な状態です。片方が無事な場合は、窓を開けてもそこから少し下がるくらいで落ち着きますが、両方に不具合が出ると窓が下までストンと落ちてしまいますから、建具やガラスの破損の原因となり危険です。丈夫なバネは既に生産終了となっていますが、ほぼ交換は必要ないといった状況ですから、クラッチシューだけを入れ替えてやれば、バネと建具との連動が復活して窓を開け閉め出来るようになります。でも、この部品は窓枠のレールの中に入っていますから、交換するには上下の建具を外して窓枠も一部分解しなければならないので、道具や経験がないとメンテナンスは難しいかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年02月12日
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仙台のお客様から調達のご依頼を頂いていた輸入網戸用の部品が、アメリカから届きました。輸入サッシは、マーヴィン(Marvin)のインテグリティというシリーズのサッシです。今はシリーズの名前を変えて、エレベート コレクションと呼ばれています。ただ、先般こちらでもご案内させて頂いた通り、マーヴィンは日本市場からの撤退をしてしまいましたので、今後はメンテナンス用の部材を入手するのが大変になると思います。そんな中、インテグリティの網戸の上部を固定する為のステーショナリー・スクリーンピンという樹脂パーツが入荷してきたのです。写真は、在庫で持っている通常の網戸固定ピンとステーショナリー・スクリーンピンを一緒に撮った様子です。ステーショナリースクリーンピンは、網戸のフレームの穴に差し込んで取付けられていますから、動かすことは出来ません。つまり単純に網戸の上部が窓枠から外れないように、サポートをするのがステーショナリースクリーンピンの役目です。(尚、通常のマーヴィンのものには、このピンは付いていません)ですから、バネが付いている通常のスクリーンピンを引っ張ることで網戸が窓枠から外れるという仕組みです。ステーショナリースクリーンピンは、アメリカの部品メーカーでも販売されていませんから、ほぼ今回の調達が最後となるかも知れません。仙台のお客様にはお待たせして申し訳ありませんでしたが、ご依頼を果たすことが出来てよかったです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年02月09日
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千葉のお客様からおうちに設置されている輸入サッシにいろいろと不具合があるので、まとめて修理をお願いしたいというご相談がありました。サッシは、ハード(Hurd)製のアルミクラッドサッシです。ボウウィンドウのガラスの破損や掃出しサッシのロック金物の不具合など、いくつか問題があるようですが、今回はダブルハングのガラスについて書かせて頂こうと思います。写真は2連窓のダブルハングサッシですが、向かって右側のボトムサッシュ(下窓建具)のペアガラスが曇っています。アルミでカバーされた屋外側の枠とガラスとが接する部分から、雨が枠内に浸入して、そこから湿気がペアガラス内へ入り込んでしまったようです。ペアガラス内に入った空気は外に出すことが出来ませんから、通常ならペアガラスごと交換すれば直せるのですが、ハードのダブルハングの場合、建具からペアガラスを外すということを推奨していません。つまり、ペアガラスが入った建具をそのまま入れ替えるという方法でしか修理をすることが出来ないのです。また、ハードは、古い規格デザインのダブルハングを製造中止としていますので、古いサッシ枠に装着出来るようなサイズで新しい規格の交換用建具を作ってもらう必要があります。ただ、上窓建具は古い規格、下窓建具は新しい規格というふうに、1つのサッシでそれらを混在させることが出来ませんから、上窓建具も新しい規格で同時に交換する必要があります。その分費用も掛かってしまいますが、壁を触ることなく入れ換えだけで直せるという点では比較的ベターなメンテナンスかもしれません。こうならない為には、10~15年に一度くらいの間隔でサッシの防水処理をするようにしたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年02月07日
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岐阜のお客様のお宅に取付ける前に、サッシ建具(障子)のガラス防水処理と木部防水塗装を社内で実施しています。サッシは、最近日本からの撤退を決めたマーヴィン(Marvin)製のケースメントサッシです。写真は、屋外側となる面のペアガラスを雨漏りから守る為に、防水作業をしている様子です。防水材料をガラスの周囲に施工する前に、変な部分まで材料が付かないように養生用のマスキングテープを張っています。また、雨漏れするのはガラスだけではありませんから、アルミカバーのつなぎ目や隙間などにも防水作業を行います。万一雨が建具内に入った時のことを考えて、建具の上下には水抜きの穴が付いていますが、知らずにそういった部分も防水してしまうと、水が内部で木を腐らせるといったトラブルも発生します。そういった点では、どこもかしこも隙間や穴を塞げばいいというものではありませんから、注意が必要です。こうやって交換用に調達した新しい建具を防水処理するのも、あと少しかも知れませんが、何とか他の輸入サッシメーカーにお願いして、交換用の部材を作ってもらえるようにしていきたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年02月06日
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今回、輸入サッシの網戸用として、網戸固定ピン(スクリーンピン)の新しいバージョンを調達しました。今までマーヴィン(Marvin)から調達していたものは、シャフト部分が樹脂製のものだったのですが、マーヴィンが樹脂シャフトのものを生産中止としたことと、アフターサービスを含めて日本市場から撤退したことでそれに代わるものを探す必要がありました。新しい網戸ピンは、アルミシャフトになっているもので、少し丈夫にはなったものの、装着するのに力が掛かるという点が玉にキズでしたが、その点は少し改良されているようです。ただ、逆に取っ手(つまみ部品)がシャフトから外れやすいかも知れないので、接着剤を差し込み部分に少量塗るなどの工夫が必要かも知れません。サイズや形状的には既存の樹脂シャフトのピンと何ら変わりはありませんから、マーヴィンだけでなく、ハード(Hurd)やローウェン(Loewen)といった輸入窓メーカーの網戸でもお使い頂けるように思います。使いやすい樹脂シャフトの網戸ピンについては、今ある在庫限りということになりますが、すぐになくなるということはありませんから、ご希望の方はその旨お知らせ頂ければ販売させて頂きます。勿論、アルミシャフトの網戸ピンも販売可能ですので、宜敷くお願いします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年02月05日
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こちらの写真は、輸入のスチールドアやファイバーグラス製のドアに取付ける交換用のペアガラス。輸入ドアは、主にサーマツルー(Therma-Tru)製なんですが、それ以外のドアであってもサイズが合えば取り替えは可能です。輸入住宅ブームの際に取付けられたスチールドアやファイバーグラスのドアは、玄関ドア用だけでなくキッチンの勝手口にも使われました。そこにはステンドグラスやペアガラスといったものが装着されていましたが、何かものが当たって割れてしまったり、雨漏れでペアガラスが曇ってしまったり交換以外には修理が出来ないものも多くあります。でも、そういったインチサイズの交換ガラスって、住宅メーカーや工務店ではなかなか手に入らないということで、そのまま放置しているおうちも少なくないと思います。でも、私たちなら種類にある程度の制限はありますが、交換用のガラスを調達出来るかも知れません。写真の交換用ペアガラスは、強化ガラスの中にブラインドが挿入されていて、目隠しや日除けの為にブラインドを下げたりすることも可能です。ドアガラスのトラブルでお困りの方がいれば、お役に立てるかも知れませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年02月04日
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千葉のお客様から輸入サッシの修理をお願いしたいとご相談を頂きました。サッシは、ハード(Hurd)製のアルミクラッドサッシです。ダブルハングやボウウィンドウの不具合など、いくつか問題があるようですが、まずは掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)について書かせて頂こうと思います。ハードの掃出しサッシは、標準的なハンドルロックが付いているものと、装飾的な少し豪華なハンドルロックが付いているものの2種類があります。今回相談頂いたのは、豪華なハンドルが付いているドアなのですが、何度かお話させて頂いているように、このハンドルは随分前に生産が終了していて、部品メーカーからの直接的な入手も出来なくなっています。ですから、ハンドルやそれに付属するロックレバーの部分が破損した場合、取付け穴が一部露出して格好が悪くてもいいということなら、デザインの違うハンドルロックを取り付けることが可能です。勿論、可動するドアそのものを新しいものに交換するということなら、お金は掛かりますがきれいに修理をすることが出来ると思います。ただ、今回のご相談は、ハンドルやロックレバーには問題がなく、内蔵されているロックケースの鍵爪がうまく出なくなってきたという問題でした。そういうことであれば、ロックケースの交換や調整でメンテナンス出来ると思いますが、こちらのロックケースは他社のドアに付いているものとは少し仕様が違い、特殊なものを調達しなければなりません。ハンドルセットが壊れてしまうと万事休すでしたが、鍵金物だけの問題でしたら、こちらの掃出しサッシの修理は可能です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年02月03日
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豊田市のお客様から以前ご相談を頂いた窓のロック金物が届きました。サッシは、アンダーセン(Andersen)製のケースメントサッシです。ケースメントサッシには、ロックレバー1つで2ヶ所あるロックポイントを同時にロック出来るタイプがあります。1つの操作で2つの鍵が掛かるので、手間が掛からず防犯性や気密性がより高くなるというスグレモノ。ただ、建具の閉まり具合が悪く、レバーを無理矢理操作しないと鍵が掛けられないという状態で使い続けると、ロック金物が破損してしまうことがあります。窓が開いている時にそうなると、窓が開けっ放しになって防犯上困ったことになりますが、閉まった時だと開かずの窓となってしまいます。今回のお客様のおうちは、開かずの窓の状態ですが、鍵を解除するにはそれなりの手間が掛かります。金物自体は木製の窓枠の中に内蔵された状態で、簡単にアクセス出来る状況にはありません。ですから、破損させないように慎重に窓枠を分解し、タンデムロックの金物類が触れるように露出させてから交換するという方法を取ります。無理に窓枠を外そうとすると、枠を傷付けてしまったり、割ってしまったりしますから、まずは道具や経験のある専門家に相談することをお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年01月29日
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豊田市のお客様の輸入住宅にお邪魔して、ケースメントサッシのウィンドウヒンジを交換してきました。サッシは、ヴァイスロイ(Viceroy)製の樹脂サッシです。窓の上下に付けられていて、重い建具(障子)を支えながら開いていく為の部品がウィンドウヒンジなんですが、下枠の方に付けられていたものが破損していました。で、今回それらの交換をして、何とか窓の開閉が出来るようになりました。写真は、外した古いウィンドウヒンジなんですが、中央にあるアームがレールの上をスライドする部品(スライダー)に固定されているはずなんですが、樹脂製の為か劣化してスライダーが割れてしまっています。それでアームが外れてしまい、このままでは重い建具を支えることが出来ず、最悪建具が窓から落下してしまう危険性もありました。横に開いていくケースメントサッシにとって、上下のウィンドウヒンジは生命線と言っても過言ではありません。破損等の不具合を発見したら、出来るだけ早めに専門家に相談して交換するようにしたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年01月28日
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下田のお客様からご相談を頂いたスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の交換作業。サッシは、旧ハード(Hurd、現シエラパシフィック)製のアルミクラッドです。ペアガラスの周囲から建具(ドア)内に雨が浸入して、木部が腐ってしまったことが、交換の原因でした。(木が腐って戸車がめり込んでしまい、ドアが開閉出来なくなったのです)以前にもこのメーカーのドアを交換したことがあり、作業の手順や手の掛かる仕事への対応を考えて臨んだ今回でしたが、そうは問屋が卸してはくれませんでした。悪くなったドアと持ち込んだ新しいドアのサイズもピッタリでしたから、重いドアの運搬作業が最も大変な仕事だと思っていたのですが、実際にドアを入れ換えてみてビックリ。ドアを閉めてもドア枠の中にドアが入り込まず、3~4mm程度隙間が出来てしまうではないですか。これでは鍵も掛けられませんし、隙間から寒い風が入り込んでえらいことです。可動側のドアともう片方のFIX(はめ殺し)側のドアは、召し合わせ(重なり合う部分)でガッチリ噛み合う構造になっています。この構造をインターロッキングと呼ぶのですが、インターロッキングの部品の位置が、古いドアと新しいドアとで10mm程ずれているのです。それでドアが閉まる直前でインターロッキングが噛み合ってしまい、それ以上ドアが動かなくなってしまったのでした。これは、メーカーの仕様上の形状変更が原因ですから、本来現場側の私たちがドアを加工して調整するものではありません。新品のものを調整する為に、現場サイドでドアやドア部品を加工するなんて普通では考えられませんし、輸入資材に慣れない建築業者さんなら、道具や知識もなくお手上げで帰っていったかも知れません。(ドアが不良品だと言って、クレームで揉めることになるでしょうね)私たちは、丸一日以上掛かってこれに対処して、写真のようにちゃんときれいに取付けを行いましたが、少ない日本のお客様の為に、恐らくメーカーはこれを是正してはくれないでしょう。どこかの業者さんにハードの掃出しドアの交換を依頼される皆さんは、どうぞ気を付けてオーダーして下さい。私たち以外で、こんな面倒な作業をしてくれる人たちは少ないかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年01月27日
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山梨のお客様から両開きのテラスドアのハンドルが下がってきているので、直したいというご相談を頂きました。サッシは、カナダ ローウェン(Loewen)社製のダブル・フレンチドア。両手でドアを開いていくという仕草は、輸入住宅好きの方にとっては憧れかも知れません。こちらのドアは、新築から20年以上経過したものですので、そろそろメンテナンスをするタイミングだと思います。こういう場合、レバーハンドルを交換すれば直るように考えますが、以前メンテナンスをした経験からすると、レバーハンドルの問題ではなく、ハンドルが接続しているロックケース(ロック金物)に不具合があるように思います。随分前に修理をしたという経験ですから、もしかしたら間違っているかも知れませんが、レバーハンドル自体には正位置に戻る為のバネは付属しておらず、ロックケースに内蔵されたバネの力で開閉を操作するというものではなかったかと思います。レバーハンドル自体には、ロックケースの穴に入る太めの心棒が付いていて、ハンドル自体はシンプルで頑丈に出来ていますから、そう簡単には壊れるものではないように思います。一度メーカーにも確認しますが、ローウェンの場合、ロックケースも結構な金額がしたように思いますから、費用はある程度みておいて頂けると助かります。(マルチロックになっていて、防犯性が非常に高い分構造も複雑で価格が高かった印象です)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年01月24日
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名古屋市のお客様からフランス製輸入サッシの雨漏れ対策をしたいというご相談を頂きました。サッシは、ラペレ(LAPEYRE)製の木製窓です。(以前、こちらのサッシをサンゴバン(Saint-Gobain)製と記述しておりましたが、サンゴバンはガラスメーカーでした。訂正させて頂きます)今まで北米や北欧の輸入サッシの施工やメンテナンスを行ってきましたが、フランスのサッシにはお目に掛かったことがありませんでした。お話を伺ってみると、水抜きの穴がよく詰まってしまい、それが原因で雨が室内へ溢れ出てくるらしいのです。ただ、私が考える限りでは、それだけではないような気もします。それは、サッシが内開きであることと、窓枠と建具(障子)との間に出来る隙間をなくす役割を果たすウェザーストリップ(気密パッキン材)が劣化してその機能を十分果たせなくなったからかも知れません。内開きの場合は、ドアストップ材は窓の屋外側に付きますから、形状的に雨を外に押し返すということは出来ません。つまり、雨や風を室内側に引き入れてしまうリスクが高くなるという訳です。それを阻止するのが、ウェザーストリップなんですが、それらには寿命があって定期的に交換が必要な消耗品です。まだ、写真だけで実際のサッシを確認した訳ではありませんから、はっきり断言は出来ませんが、恐らく私の想定はある程度正しいのではないかと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年01月23日
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昨日、ハード(Hurd)製掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)のドアを交換するという記事を書かせて頂きましたが、その新しいドアに取付けるハンドルセットが、こちらです。輸入サッシは、製品寿命が長いケースが多く、20年経っても修理や交換用の部材を調達することが可能ですが、製品改良等が行われている場合は付属部品や取付け方法が変わってくることもあります。今回調達したドアとハンドルセットは、ハードを買収したシエラパシフィック(Sierra Pacific Windows)から入手したものですが、製品改良が行われていた為、ハンドルやその取付け穴に変更がありました。ハンドルセットは、以前のものに比べて、非常に優雅なカーブのハンドルが付けられていて、洗練されたデザインになっています。また、ロックケースは、2つのロックラッチが同時に飛び出すダブルフックとなっておりますから、防犯性も向上しているものと思います。今回ドアの木部枠が雨漏れで腐って交換ということになりましたが、物事は考え方次第で、防犯性やデザイン性を向上させたものにリフォームしたと思って頂けるといいかも知れません。因みに、このハンドルセットは、従来のドアに空いた取付け穴には対応しておりませんから、ハンドルのみを古いものから新しいものに取り換えるという訳にはいきません。輸入住宅の修理・メンテナンスは、その状況に応じて適切なものを選択していくことが大切です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年01月20日
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こちらは、ハード(Hurd)製スライディング・パティオドアに取り付ける交換用の可動側ドア。ドアのガラスからの雨漏りで木部が腐ってしまった為に、新しいドアをシエラパシフィック(Sierra Pacific Windows)から調達しました。シエラパシフィックは、何年か前にハードを買収した企業で、窓の製造そのものはそのまま継続している状況です。ですから、古いハード製サッシの交換部材でも、未だに調達出来る状況なんですが、製造を中止してしまったものもあるので注意が必要です。今回の掃出しサッシ用のドアは、ハンドルの形状が新しくなっている以外は古い窓にも取り付けられるものとなっています。(ハンドルは別売)輸入のアルミクラッド木製サッシは、標準的に木部は無塗装で入荷してきますから、こちら側で塗装をしてやる必要があります。ただ、多くの住宅メーカーや工務店は、内装用のニスなどで塗装をしてしまう為、木部を雨から守ることは出来ません。私たち ホームメイドは、カナダ パラペイントの木部専用外部塗料であるティンバーケアで塗装を行いますから、雨による腐りのリスクは非常に低くなります。写真は、それのクリア色を一度塗った状態ですが、少し黄味がかっていてナチュラルな仕上がりになっています。次に少しブラウン色の着色剤が入った塗装をして、周囲のサッシとの色合わせを行います。その後、ガラスの外側を防水処理するという作業を行いますが、普通の建築業者では行われない仕事です。そこまでやってからでしか、私たちは建具の取付けを行いません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年01月19日
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大垣のお客様の輸入住宅でケースメントサッシに使われているオペレーターを交換してきました。サッシは、カナダのローウェン(Loewen)。ケースメントサッシのクランクハンドルを回しても、窓の開け閉めが出来ないという状況でしたので、開閉オペレーターを交換することとなりました。写真が交換して外してきた古いオペレーターですが、部品中央にある回転軸が根元で折れて抜けてきています。通常クランクハンドルは、この回転軸に固定してありますから、回転軸が折れるとクランクハンドルと一緒に抜けてきます。ですから、多くのお客様はクランクハンドルが破損して抜けてきたと考えるのですが、そうではなくてオペレーターの一部である回転軸が破損して抜けてきたというのが実際です。オペレーターは、木製窓の下枠のカバーに隠れるように装着されていますから、この木製カバーを外さない限りオペレーターを交換することは出来ません。また、こういうトラブルの場合、殆どのケースで掃除不足で各部の動きが悪くなっていますから、スムースに動くように清掃と調整が必要となります。単純に交換すれば直るとお考えの方もいると思いますが、慎重な作業と適切な道具、細かな気遣いも必要ですから、その点はご留意下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年01月15日
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尾張旭市と長久手市のお客様からダブルハングサッシに付いている気密パッキン材を調達したいというご相談を頂きました。サッシは、マーヴィン(Marvin)製のアルミクラッドサッシ。窓の木製上枠に装着されていて、上窓の建具と窓枠との間に出来る隙間を埋める為に付けられています。こうした気密パッキン材を、通常はウェザーストリップと呼ぶのですが、これによって窓の気密・断熱性能を保持するだけでなく、防水や防風といった機能も効果を発揮します。ただ、こうした材料の多くは柔らかな塩化ビニールで作られていますから、徐々に可塑剤が抜けて柔軟性が失われていきます。そうなると、材料が折れ曲がっているような場所から割れが入って、そのうちに千切れてしまうのが実情です。現状は、塩化ビニールに代わる柔軟性がある素材が開発されていませんので、経年劣化があっても使わざるを得ませんが、やはり20年もすると交換時期かも知れません。勿論、こうしたウェザーストリップは、マーヴィンだけでなくあらゆる輸入サッシに使われていますから、定期的に交換するようにしたいものです。特に、マーヴィンは日本市場から撤退することを決定していますから、手に入りやすいうちに調達しておいて損はありません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年01月13日
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横浜のお客様から輸入住宅の大幅なメンテナンスをしたいというご相談を頂きました。サッシは、ハード(Hurd)製のアルミクラッドサッシです。おうちに施工されたサッシのうち、半分くらいに何らかの不具合があるような感じです。写真は、不具合の1つですが、ベイウィンドウ(台形出窓)の中央にあるハメ殺しの窓のペアガラスが曇っています。ハードの場合、こういう不具合についてはガラスだけの交換は出来ませんから、建具ごと交換することが必要です。ただ、ハードの窓については、既存の木製格子が装着出来ず、もしかしたら違う形での格子を入れるか、格子なしの建具に交換するかといった選択肢になるかも知れません。その他の場所のサッシについても、ペアガラスの内部結露や建具の木枠の腐りといった不具合が発生しているようですから、多くの窓で雨漏りが進んでいるものと思われます。ですから、雨漏れしていなさそうなサッシについても、ガラス防水の施工を今のうちにしておくことが大切です。サッシそのもの以外でも、網戸の破損や玄関ドアのドアノブの不具合などがある状況ですので、費用だけでなく修理に掛かる時間もある程度みておく必要があるかも知れません。何れにしても、一度現地調査を実施して具体的に製品の確認をする必要がありますが、ここまでになってしまったのは、やはり建築した住宅メーカーがお客様をサポートしてこなかったことが原因だと思います。そういう意味でも、金額だけで業者に新築を依頼するのは、非常に危険なことではないでしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年01月12日
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大垣市のお客様から片方が固定された引き違いサッシ(片引き)の網戸を調達したいというご相談を頂きました。窓は、ローウェン(Loewen)製のアルミクラッドサッシ。台風の際に風で飛ばされて、どこかに行って行方不明となったそうです。丁度同じ窓があったようで、そちらに付いている網戸の写真を送ってもらいました。網戸の両サイドに2つずつ固定ピンが付いていて、これらで網戸をサッシに固定する形です。恐らくこの固定ピンのいずれかが不具合を起こして、網戸が窓に固定されていない状態だったのかも知れません。何れにしても、メーカーに連絡をして交換用の新しい網戸を取り寄せるようにしたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年01月11日
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東京のお客様から片引きの引き違いサッシに使われているロック金物を調達して欲しいというご相談を頂きました。窓は、アルパイン(Alpine)製の樹脂サッシです。どういったロック部品が欲しいのかを確認する為に、お客様から写真をいくつか送って頂いたのですが、その中に似たような2種類のロック金物が写っていました。1つはアルパインのサッシでよく見受けられるタイプのもので、もう1つは掲載した写真のタイプのロック金物でした。このデザインのロック金物は、様々なサッシ・メーカーで使われている汎用タイプのものなんですが、アルパインのサッシではあまり見掛けないもののように思います。同時に施工されたサッシで、それぞれ金物が異なっているということがないではないですが、製造が丁度切り換わるタイミングでない限り、普通ではそういうことはありません。ただ、取付け穴の位置や部品の大きさといったものが全く同じであれば、多少デザインが異なっていても取付け自体には問題はありません。もしかしたら、これらのうちのどちらかは、今までで一度不具合を起こして交換されたものなのかも知れませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年01月08日
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浜松のお客様からダブルハングサッシに付いているバランサーを修理したいというご相談を頂きました。サッシは、ハード(Hurd)製のアルミクラッドサッシです。バランサー・スプリングの先に取付けられた樹脂製のバランスシューに明けられた穴が割れてしまい、建具側のピボットバーが差し込めない状態になっています。ハードの上げ下げ窓は、ピボットバーをバランスシューの穴に固定することで、重い建具をバネの力で持ち上げる(支える)という形で窓を開閉させています。ですから、バランスシューが破損してしまうと、窓を開くことが難しく開けられたとしても建具が重さで下がってしまうという不具合が発生します。当然それを放置すると、そのうち窓の両サイド共バランサーの不具合が発生しますから、窓が完全に開けられなくなります。ただ、こういう場合、バランスシューだけが破損しているのか、それともピボットバーやそれが装着されている建具の木部にも不具合がないかといったことも見ておく必要があります。でないと、せっかくバランスシューを交換しに伺っても、窓の開閉がうまく出来ず、再度修理の為に別の部材を調達して出張してこなければならなくなるかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年01月07日
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尾張旭市の輸入住宅で実施していた外装のメンテナンス工事がほぼ終了しました。古い木製のベベル・ラップサイディングも黒光りするくらいのダークグリーン色で防水塗装が出来ました。新築であればもう少し鮮やかな緑色になったのでしょうが、20年以上経っていますから、下地の色がどうしても上塗りに影響してきます。でも、こういう感じも時間という趣きがあって、素敵ではないでしょうか。白いマーヴィン(Marvin)製サッシとのコントラストもなかなかいい感じです。マーヴィンのサッシも古いですから、ガラスの周囲から雨漏れしないように全ての窓を防水剤で防水処理を施しました。アルミクラッドの木製サッシは、雨漏れで木枠が腐るというトラブルが多く発生しますから、足場があるタイミングで窓の防水処理を行うことは非常に意味があることです。勿論、樹脂サッシでも雨によるペアガラス内の内部結露の問題がありますから、アルミクラッド同様ガラス周囲の防水処理をお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年12月30日
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外装の塗り直しを行っている尾張旭市の輸入住宅ですが、随分前に掃出しサッシのメンテナンスを行ったことがありました。サッシは、マーヴィン(Marvin)製セーフティ・プラス・スライディング・パティオドア(Safe-T-Plus Sliding Patio Door)。10年以上前に製造が中止され、5年以上前にメンテナンス部材の供給も全て終了してしまったという製品です。以前メンテナンスをした際、鍵の掛かりが悪いのと、ドアの開閉が重いという点を直したのですが、その原因は雨が外装とガラスとの間に出来た隙間から入り込んで、下側の木部枠が腐ってきたことに由来していました。一旦腐った木部は簡単には直せませんから、取り敢えず一時しのぎで使えるようにしただけということでした。そういう状況の中、同じ製品の古いドアが手に入りました。大きさや開き勝手も全く同じで、木枠の損傷も然程のことはないというものでしたが、外装のアルミの色はブラウン色。おうちに施工された既存のサッシは白色でしたから、アルミ部分を塗装すれば交換することが可能でした。そこで今回ペンキ屋さんにお願いして、私共の倉庫で塗り替えを行いました。全くの新品ではありませんから多少気になる点はあるかも知れませんが、各部のチェックやメンテナンスも行った貴重な代替のドアが手に入っただけでもラッキーだったように思います。塗装が乾いたらペアガラスの周囲の防水処理を行って、年末までにはドアの取り替えに伺いたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年12月27日
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随分前に輸入の掃出しサッシを丸ごと外して交換したことがあります。そのサッシは、マーヴィン(Marvin)製のセーフティースライディングパティオドア。10年近く前に製造が終了し、何年か前に交換部品の供給も終了した為、どこかが破損したら他の掃出しサッシと交換する以外方法がないという製品でした。但し、マーヴィンのサッシに装着されている部品が、全て特殊という訳ではありません。写真は、その可動ドアの下に取付けられていた古い戸車部品。この部品は、他社の掃出しサッシでも使われている汎用部品ですから、マーヴィンを経由せずアメリカの部品会社から直接調達することも可能です。重い輸入の掃出しサッシに取付けられている戸車ですから、非常に頑丈に作られていますからそう簡単に壊れることはありませんが、それでも長年の使用で滑車部品が摩耗・変形してドアが重くて開かなくなることがあるかも知れません。マーヴィンのサッシは、日本市場から撤退し供給も中止されることが決定していますが、私たちならある程度の修理・メンテナンス部品を入手することが出来ると思います。どうしたらいいかと途方に暮れずに、まずは輸入住宅の専門家に相談してみるようにして下さい。勿論、一番大切な日頃の掃除や手入れをちゃんと実施して、破損や不具合が起きないようにすることが重要ですよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年12月19日
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マーヴィン(Marvin)が、11月に日本撤退を通告してから1ヶ月になろうとしています。日本の販売代理店である数社も、新規の受注は来年1月末という感じ。マーヴィン製サッシの今後のメンテナンス部材の供給については、まだはっきりとした結論は出ていないようですが、どこかの段階で供給ストップとなることは目に見えています。1990年代の輸入住宅ブームの一翼を担ってきたと言っても過言ではないマーヴィンですから、国内の輸入住宅に採用された窓の数は膨大です。そういった点で、メンテナンスや修理が今後多く発生してくるのは誰の目にも明らかです。新築から20年経った輸入住宅でマーヴィンのサッシを施工したおうちであれば、部材の供給がされているうちに調子が悪い箇所は直しておきたいものだと思います。特にウェザーストリップやロック金物、ダブルハングのバランサーといった消耗部材については、まだ多少使えると思っても交換しておくべきかも知れません。汎用部材であれば、私たちが部品メーカーから調達出来ますが、マーヴィン独自のものも数多く存在します。マーヴィンのアメリカにある代理店を経由して購入することも、今後の検討課題ではありますが、その分費用や納期も余分に掛かりますから、どうぞ早めにメンテナンスをして下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年12月18日
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豊田市のお客様からドアの窓ガラス交換をご依頼頂いていた件で、交換用のガラスと窓額縁を持って現場に伺いました。勝手口ドアのメーカーははっきりしないのですが、サーマツルー製のものが使えるということで、北米から取り寄せました。ガラスは強化ガラスのようで、割れると細かく粉々に割れてしまいます。幸いペアガラスの室内側のガラスは割れておらず、外気が流入したり防犯上の大きなリスクはないのですが、年末までには何とかしたいと考えておりました。現場に到着した後、すぐに交換作業に取り掛かったのですが、改めて窓のサイズを確認してみると、既存のものの方が5cm程小さいことが分かりました。ピッタリのサイズでメーカーにお願いしていたのですが、メーカーでは少し小さめのドアは現在製造していないということも分かりました。今回特別に作ってくれたのかとも思いましたが、そんなに甘くはなかったようです。仕方なくドアに鋸を入れて、ドアに明いた窓開口を広げようと思ったのですが、丁寧に作業をすれば、窓の額縁がそのまま使えて、ペアガラスだけの交換が可能な感じがしました。であれば、入荷したものは無駄にはなりますが、新たにペアガラスの詳細をチェックし直して、ガラスだけを調達してもきれいに直せるはずです。ガラスの額縁はプラスチックで出来ていますから、慎重に作業をしなければ割れて大変なことになりますが、それが出来ればドアを壊さずに元通りの姿に戻せます。何とか年末までにペアガラスを間に合わせて、暖かいお正月を過ごせるようにしてあげたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年12月17日
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