青空と木洩れ日

青空と木洩れ日

2018.06.12
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母を亡くして1年が過ぎましたが
母の事をいろいろ考えてつらい毎日が続いていました。

昔から親孝行しようと思っていましたし
要介護になってからは、大事に大事に介護して
いつも母と笑って暮らしていました。

母の為だけを考えていろいろやってきましたので
出来る事はほぼすべてしていたのですが
それでも、ああしたらよかったのではないか、
こうしたらよかったのではないかとか

母はいつも優しかった事など
あれこれ繰り返し考えていました。

ある夜、いつも同じことを繰り返し考えていて
いつまでたっても苦しいまま、
何年たっても、同じ事を考えてずっと悲しいんだろうな
どうしたらいいかわからない、
どうしたらいいんだろうとつらい気持でいました。

すると呼び鈴が鳴って、予約していた宅配が届きました。

配達員は長年の顔見知りで
今日は暑いね、とか近所の出来事とか
いつも軽い会話をかわしています。


「雨で大変ですね」
「そうなのよ。荷物が濡れちゃうからまいっちゃってさ。」
とドアの隙間で1分ほど会話してから
荷物を居間に持っていきました。

すると、居間に入った途端、目の前に中くらいの白い蝶が


一瞬驚いたものの、母なのかもしれないと思い
しばらく様子を見ていました。

実は蝶がこの部屋に現れたのは2度目です。

1度目は14年ほど前、親しかった叔母の1周忌の夜
同じように宅配便が夜来た時に
小さな白い蝶が部屋の中に急に現れて
壁に止まったまま動かなかったことがありました。

また、ここに以前書いたように
昨夏、お盆の時期に実家にも黄色い大きなアゲハ蝶が来て
母がいつも座っていた場所の
テーブルクロスに止まったまま動かなかったこともありました。
6年ほど前、私が布を選んで
母の為に手作りしたテーブルクロスです。

この話は母のカテゴリーに入れてある
不思議な話に書いています。

今回は母の1周忌も過ぎていますし
特別な日ではありませんでしたが
この蝶は母なのかもしれないなと思い
様子を見ることにしました。

蝶は居間に入ったところを何度か舞ってから
壁に止まったもののすぐまた舞って
椅子の背面に止まり
それから羽を立てたまま動きません。

椅子は母が座っていた椅子でした。
母は脳梗塞で右半身麻痺になったので
右側に傾いて座っていたのですが
母の頭がくる位置の右側の背もたれのカバーに止まりました。

このカバーも1~2年前に母の事を考えて
汚してもすぐ洗えるように、食べ物をこぼしても染みにくいように、
さらっとした座り心地の綿キルティングのパッドを購入し
椅子カバーに手作りしたものでした。

母がいたときはカバーの上から体圧分散のために
ムートンを重ねてかけてありました。

今はムートンは外してあり
カバーも以前からこまめに洗っていますので
残り香などは全くありません。

また、母はもともとお風呂好きで
週3回デイサービスでお風呂に入り洗髪してもらっていたので
亡くなった後、母の匂いというのがどこにもなくて
寂しいと思っていた位で
香りで蝶がとまったということはないと思います。

蝶が母のいたところにとまったので
ああ、母だ、と思いました。

その椅子は、以前ヴァーチャル映像のニュースを見て
https://plaza.rakuten.co.jp/silverplatter/diary/201804250000/
のブログで書いたように
3D画像でもいいから母に座っていてもらえたら
少しは悲しさが和らぐだろうか
母に今も座っていてほしいと思っていた椅子です。

蝶々は母かもしれない、と思って
母に言いたいこと、いろいろなお礼やお詫びや感謝
いつも母に語りかけている事ですが
椅子にとまったままの蝶に伝えました。

お礼やお詫びや感謝は
母が要介護状態になってから何度も伝えてはいました。

母も失語症のたどたどしい口調で
「いいえ~。こちらこそ。」と言ってくれ
優しいなあ、と嬉しくもありましたし
わかってくれてる、とほっともしました。

それでも何度でも伝えたくて語りかけました。

蝶はそのまま動きません。
しばらく動かないだろうなと思い
夕飯の支度をしましたが
戻ってくるとやはりそのままの場所に止まっています。

母がいたときと同じだな、と思いながら
「夕ご飯いただくからその間テレビを見ていてね」
と蝶にことわり
蝶々と並んで食事をし、テレビを見ました。

母は自分で何かをすることができなかったので
退屈しないように、頭の活性化になるように
私が何かしている時はわかりやすい子供向けDVD
(スチュアート・リトル等)や
ピタゴラスイッチ、
母が好きな美術番組等や
花火の中継などを
見てもらっていました。

じっと座ってテレビを見ていた母と同じように
蝶々も動きません。

あまりにも蝶が動かないので
母に言ってたように「パソコンしてるね」とことわり
書き物机に移動して
蝶々が動かないで止まったままという事はあるか調べると
寒いと動かなくなるとの事でした。

確かにその日は雨で急に寒くなった時でした。
ただし室内は肌寒いと言うほどではありません。

寝る前に蝶を外に出そうかなと思ったのですが
外は雨でとても寒く、2日降り続くという予報だったので
その間家にいてもらおうと思い
寝室のドアは閉めて、居間の灯りは消して寝ましたが
朝も同じ場所に止まったままでした。

その後、蝶々は同じ場所に止まったまま
2日間私と一緒に過ごしました。

母がいたときと同じように
一緒に並んでテレビを見たり、
蝶に椅子に居てもらいながら家事をして、
時々椅子を見て蝶々に母に言ったように「大丈夫?」
とか、「寒くない?」とか声をかけたり
話しかけたりしました。

何という事もない日常の小さな会話ですが、
それがもう一度できたことがとても幸せでした。

お礼や感謝も沢山言いました。
来てくれてありがとう
一緒に過ごしてくれてありがとう
とても嬉しい
お母さん大好き
世界一のお母さんだったよと伝えました。

2日目はお昼から出かけたのですが、
帰ってみると、出かけるとき急いでいて
何かの拍子でそこに置いてしまったのか
蝶々のいる場所に袋がかぶさるようにありました。

あ、蝶々にぶつかってしまったのかな、と恐る恐る袋を取ると
全く動かずに止まっていました。

普通、袋がばさっとかぶさってきたら、動くと思うのですが
やっぱり不思議な事なのかもしれません。

蝶が来て3日目の予報は、雨が止んでお天気になり
気温も上がるとの事でしたので
朝のいい時間に外に出てもらおうと思い
2日目の夜、窓を開けたまま
「おやすみなさい。来てくれてありがとう。」と伝えました。

夜中3時ごろ目が覚めて暗がりの中で居間を見ると
椅子には蝶がまだとまったままでしたが
朝遅く起きたときには蝶はいなくなっていました。

蝶がいなくなった朝、夢を見ました。
母の仕事先の外庭に母がいて、あ、母がいる、と思いながら
私は建物の正面玄関に向かいます。
するとそのガラス窓に私と対面するように
母がにこにこしながらはっきり映っています。

母は私の後ろから映っているとわかりましたが
母が亡くなっている事もわかっていて、
いなくなっても、こうやって映ってくれるんだな
元気で幸せなんだな、
私の事を励ましてくれているんだな、と嬉しく思う夢です。

今思うと、私には見えないけど、ちゃんといて
後ろから守ってくれてるということなのかもしれません。

蝶々と2日過ごして、母にしていたように語りかけをして
まるで母と過ごせたような気持ちになり
とても気持ちが落ち着きました。

今までつらくて、何度もああしていたら、こうしていたらと
考えていたのですが、それはもしかしたら
母が急に亡くなったので
心が落ち着かなかったせいかもしれません。

そして、母のような気がする蝶々と一緒に過ごして
もう一度母に語りかけをして、母の事を大事にすることで
気持ちが落ち着いたのかもしれません。

母がいてくれると確信できて
ほっとしたのかもしれません。
母が生き返ってくれたような気がして
幸せな気持ちになりました。

なんだかとても落ち着いて
前に進めるような気持ちになってきました。
ずっと悲しんでいる私を見て
母が元気づけてくれたのだのだと思います。

私はとても怖がりで、怖い話は嫌いです。
不思議な体験をいろいろしている、と話す人の事も
思い込みが激しい人なのかな、と思ってしまいます。

だからあえて不思議な体験をしようとも思わないし
今まで不思議な体験は、ほんの少ししかありませんが
母が亡くなってからは次々といろんな体験をしています。

でも、ほとんどが、偶然とも思えるものなので
それで心が和んだわけではなかったのですが
蝶が椅子に止まってくれて一緒に過ごしてくれたことは
なぜかとても心が落ち着きました。

なかなか立ち直れない私を
母があれこれ気遣ってくれて、それでも悲しんでいるので
蝶になって会いに来て一緒に過ごしてくれたのかもしれません。








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Last updated  2021.07.13 06:19:02
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