青空と木洩れ日

青空と木洩れ日

2021.08.02
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カテゴリ: 介護・介護グッズ
仕事と介護を両立するために行っていた
いろいろな工夫と使ってよかった便利な物を
同じ状況で戸惑っている方の参考になればと
書いておきます。

定時出勤しながら要介護5の母の自宅介護は
いかに時間を無駄なく行動するかが
大きな鍵でした。

特に朝の時間は1分1分が貴重でしたが、
介護が必要な人というのは

いろんなアクシデントがあり、
対応に思わぬ時間がかかる事が多々あります。

それに上手に対応し
スムースに一日をスタートさせるために、
無駄を省いた手順や小さな工夫を
以下のようにルティーン化して行っていたので、
介護に慣れない最初の頃は2時間半とって
朝5時起床だったのが
バタバタで、狭い家を走り回ってですけど
1時間半で支度できるようになりました。


6:00 起床

母が眠ってから事務手続きや

調べ物をしていたので、
毎日眠るのは夜中2時近くでした。

睡眠時間が4時間位しかとれなかったので
(睡眠時間を補う方法は別に書きます)
目覚まし3個使用で寝過ごしを防止しました。




メロディが30曲以上入っているので
音に慣れて寝過ごさないし楽しく起きられます。



シンプルだけどメロディ入り。

母の様子がわかるように
母とは同じ寝室で寝ていました。

私が寝るのは夜中2時頃になってしまうので、
その時母の枕を当てなおし
布団をかけなおすのですが
それから熟睡してしまうので、
もし夜中母が動いて布団がめくれても
脳梗塞の母は自分でかけ直す事ができません。

寒い思いをしないように
冬はオイルヒーターで寝室は一晩中、
居間はタイマーで起床の2時間前から
春の暖かい温度に設定しておきました。

こうすることで
母が布団から出やすく、着替えしやすくなり、
ヒートショックを防ぐだけでなく
朝の支度がスムースに行えるメリットもありました。

優しい心地よい暖かさを求めるなら
空気をじんわりと温め
風を出さず空気を乾燥させない
オイルヒーターが一番ですが
電気代はかさみます。



広めの部屋対応


6畳の寝室はこちらを使っていました。
もっと小さい部屋用ですが
一晩中使うので、丁度よく暖まりました。
小型で場所をとらず
有名メーカー品なので安心して使えました。

電気代を抑えてすぐに暖かくするには
ガスファンヒーターがお勧めです。

上から都市ガス用、プロパン用、木造19畳用
大手国内メーカー品が安心。




夏はエアコンのドライモードや
ゆらぎ運転の扇風機を
母に直接風が当たらないようにかける事で
熱中症対策をしました。

プラズマクラスターで除菌・消臭機能もある
ゆらぎ風の扇風機。



6:01 母に声かけ (30秒)

目覚めたら2度寝を防ぐためすぐ布団から出、
同じ部屋でぐっすり寝ている母に
「おはようございます。
朝ですよ。起きてください。」と
声掛けして目覚めてもらいます。

布団から出る5分位前に声掛けすると
目が覚めやすく立ち上がりやすいように思います。

声掛けははっきりと聞こえやすくするので、
きつく聞こえないように、
気持ちよく目覚めてもらえるように
できるだけ明るく丁寧にしていました。


6:02 自分の支度 (10分)

電気ポットのスイッチを入れてお湯を沸かす間に
自分の支度(洗顔~着替え)を10分以内で先に済ませます。


形が気に入ってずっとこれです。
早く沸くし洗うのも楽です。

夏はリビングのエアコンをドライモードでつけ、
冬の特に寒い日は居間のガスファンヒーターもつけました。
トイレには人感センサー付きのヒーターを置き
私が先に入る事で
ヒーターが作動して温まるのを利用していました。

このタイプがサイズ的にも使いやすく
ずっと使っています。



6:12 とろみドリンクの用意 (2分)

電気ポットで沸かしたお湯で
フレーバーティか果汁飲料にとろみをつけます。
(脳梗塞の薬ワーファリンは緑茶厳禁です。)

50年近くの歴史がある有名ハーブティ会社の
ノンカフェインフルーツハーブティ。
いろんな果物味がセットになっています。

母も気に入って調子が良い時は
しっかりと飲んでました。

粉上のとろみ剤は溶けにくいので
お湯を使うと溶けやすくなります。
先に準備しておくと
熱いお茶も冷めてごくごく飲みやすくなります。
夏はお湯を水で割って熱くないようにしました。

とろみ剤って、溶けにくいし
すぐとろみがつきにくいものが多いだけでなく、
生臭い感じになったり、
飲み物の味が変わるものがあるので
一見どれも同じに見えますが
選んだほうが良いです。

自分で味見してみると不味くてびっくりする
とろみ剤もあります。

要介護状態の方は自分で好き嫌いを言えなかったり
理由をきちんと説明できない事が多いので
介護するほうが気持ちに余裕をもって
なぜ食べないのか、なぜ嫌がるのか
どうしたらいいのか
自分で食べたり体験したり
工夫する必要があります。

こちらは味がかわらないしすぐ溶けるタイプ。


下は1回分ずつ個包装になっているので
持ち運びができ、通院、外出、旅行時に
購入した飲料やレストランの飲料に
混ぜてとろみ飲料ができるので
とても便利です。

とろみ飲料がないデイサービスに持たせることも
できます。


介護食に不慣れだった最初の半年は
病院で薦められた麦茶ばかり
朝煮だして入れていて、
(最初の半年はとろみ飲料をデイサービスに
1リットル水筒で持参していました)
作る時間も10分位かかっていましたが
そのうち、母の好きなレモンティや
フルーツジュースを薄めたもの、
フレーバーティなど
味に変化をつけて美味しく飲んでもらいました。



上は介護用で倒れにくいけれど
ちょっとおしゃれなデザインなので
楽しく使えました。

下は吸い口付きで
ストローでも吸い口でも飲めます。
軽くて小型なので、旅行にも持参し
レストランで注文した紅茶やオレンジジュースを
テーブルの上でこれに入れてお湯で薄め
とろみ剤を入れて飲んでもらっていました。

お砂糖も少し入れて
飲みやすいようにしました。

調子が良い時は上手く嚥下ができ
年に数回でしたけど
ごくごく飲んでくれたなあと
嬉しく思い出します。

下はたぶん世界一軽く洗いやすい水筒。
とっても便利です。
こちらは名入り無料。






6:14 母を起き上がらせる (5~15分)

駆け足で寝室に戻り
母を起こす介助。

一人では起き上がることが出来ない母を
まず背中側から支えて上半身起こしてから、
背中から抱えて押すようにして
マットレスの端まで少しづつ移動してもらいます。



褥瘡ができにくい耐圧分散のムアツマットレス。
褥瘡はとても痛いし、感染症のもとになるので
できないようにすることが介護の基本だそうです。

もともとは母が家に滞在している時用に
折りたたんでおける寝心地の良いものを探して
購入したものですが、
2層重ねで9センチの厚さがあるので
底つき感がなく、へたらず、立ち上がりやすく
母が要介護5になってもとても便利でした。

マットレスの端まできたら
両側に置いてあるつかまり立ちの支えに
母の左右の手をそれぞれおいて、掴んでもらい、
「立ち上がりますよ。いち、にの、さん!」と
元気に声掛けして、
後ろからパジャマのウエスト部分を持ち上げ
力業で抱きかかえるように
立ちあがってもらっていました。

母の介護で指先に無理な力を入れることが多く
指を痛めてしまいましたが
4年たってかなり良くなってきました。

母は脳梗塞右麻痺と大腿骨骨折で要介護5になり、
最初は意識も朦朧として、寝返りもうてず、
車椅子に座らせてもずり落ちてしまい、
ベストのようなベルトで固定しなければなりませんでした。

医師達は二度と歩けるようにならないだろうと
皆匙を投げていました。

それを毎日少しづつ、最初は意識を覚醒するところから
病院側に相談した上で自己リハビリを根気よく行って
抱えれば少し歩けるようになり、とても幸せでした。

リハビリ病院の理学療法士、患者家族、そして患者本人、
皆で頑張ったからできた事だと思います。

抱えて立てるようになるのは
難しい事もあるかもしれませんし
患者一人一人状況は違いますが、
指が動かせる、意識が少しでも覚醒するだけでも
とても幸せなので、
根気よく、工夫を重ねて
リハビリを続けることが
良かったと母の場合は思いました。



類似品で藤製のものもあるのですが、
ささくれが出るというレビューを見たので
軽金属製のこちらにしました。

持ち手と足に柔らかいウレタンが巻いてあり
持った時冷たくも硬くもなく、滑り止めにもなり
思ったよりもよくできていて重宝しました。

これを3個購入し
マットレスの両側や
リビングのトイレへの導線に置きました。

足の部分はマットレスの下に入れたり
ドアの下に挟んだりして
工夫して半固定しました。

買ってよかったものの一つです。

母が調子が良い時は
母も「いち、にの、さん!」と言いながら
2ー3回位チャレンジして立ち上がれたのですが、
母が眠い時や調子が悪い時は
立ち上がれるまでに5~10分かかるので
この時間は余裕をもっておきました。

最初のころはおむつの当て方の問題や
母がよく眠れず動き回って
オムツ漏れが頻繁にあり、
シーツやパジャマを洗濯機にかけたり
母を浴室に連れて行ってお尻や足を洗ったりに
30分位余分にかかるので
余裕をもって起床は5:00だったのですが
2年目位から落ち着いて6:00起床で大丈夫になりました。

冬は、母に立ち上がってもらう前に
さっと履きやすい
滑り止めつきの短い靴下を履かせました。
これでフローリングでも
暖かく安全に歩いてもらえました。

☆☆☆
昔からあるロングセラー商品ですが
名前を忘れている上になぜか見つからないので
思い出した時に画像を貼っておきます。


6:30 母のトイレ介助 (20分)

母を抱きかかえてトイレに連れて行き
母のオムツ交換、トイレ介助、お尻シャワー、
お尻を保護するクリームを塗って
パジャマの下半分を着替え。

トイレ介助と便利な物については
沢山あるので別記します。

パジャマ上半身は暖かい居間で着替えしますが
トイレではオムツ交換時にズボンを下すので
ついでに着替えもすませると時短になりました。

靴下も口ゴムゆったりで滑り止め付きの
外出用の靴下に履き替えます。



上のお店には綿混滑り止め付きで
しめつけないとても履きやすい靴下があり
オプションで母の名前やイニシャルを
カラフルな色で刺繍してもらっていました。

デイサービスのスタッフさんに
間違えずにわかりやすい&綺麗と好評でしたが
新型コロナの影響か、靴下が売り切れ中です。
しばらくすると入荷するかもしれません。

下はなかなかない綿混のゆったりソックス
婦人用と紳士用。

柄が入っているものは一見可愛いのですが
裏側に糸が出ていて痒みが出やすいです。







6:50 母を居間へ移動 (5分)

抱きかかえるようにして、居間の椅子に移動補助。
時計をチェックして7時を回っていないか確認。

7時を過ぎ過ぎていると遅れ気味なので
支度を急ぎます。


6:55 母の顔ふき(2分)

お湯で絞ったタオルで顔と手を拭きます。

朝覚醒しきっていない時に
洗面台に立つのは難しいし
石鹸で顔を洗うのは時間がかかるので、
朝はおしぼりで済ませました。

週に3~4回お風呂に入って洗顔・洗髪し、
夜は洗面台で毎日顔を洗っていたので
朝はおしぼりで充分でした。

暖かいおしぼりで
気分もすっきりしてもらっていたと思います。

おしぼりタオルはふかふかの大判ハンドタオルを
使っていました。


6:57 水分補給 (1分)

とろみドリンクで水分補給

脳梗塞再発防止の一環として
まずは水分補給を心がけていました。

母は自分ではストローや吸い口を
口に当てることができませんでした。

嚥下障害がありゆっくり飲まないといけないので
まず二口三口飲んでもらい、残りは
以下の支度をしながら時々ストローを口にあてて
少しづつ飲んでもらいました。


6:58 簡易マッサージとブラッシング (5分)

簡易マッサージャー数種類で頭、顔、背中、足、腕を
軽くマッサージし、
髪をとかし、綺麗な髪留めで結ぶ。

簡易マッサージャーのおすすめは
別に書きます。

綺麗な髪留めは目につきやすく
介護スタッフさんにも楽しんでもらえるし
褒めてくれやすいので
母の刺激になるかと
いろいろ揃えていました。


7:03 朝食介助しながら自分も食事 (15分)

ヨーグルト、果物、
おかゆ、雑炊、蒸しパン、スープ
介護食、離乳食等
柔らかく栄養価が高い食事で朝食。

離乳食はオーガニックベビーフードの
デザート用など良いものが沢山あるので
薬をまぜて食べてもらっていました。


上 有名ベビーフードメーカーのもの。
瓶入りではないので扱いも持ち運びも楽です。

下 こちらも人気メーカー。味がいろいろなので
介護食にプラスして、変化をつけ
栄養を取ってもらっていました。



食事介助しながら母が咀嚼中に私も食事。

朝は急いでしまいがちですが、
母がしっかり咀嚼して
飲み込む時間があるように
口元、喉元を見て気を配っていました。




食事中にデイサービスのお迎え時間連絡の
電話連絡が入るので、その対応。

たまに私が寝過ごしたり、母の支度が遅れている時は
この時点で送迎時間を10~15分調整してもらいました。


7:18 服薬介助 (2分)

ゼリーや離乳食のデザート等に
薬を混ぜて服用してもらう。

その日の母の調子によって
問題なく飲み込んだり、
錠剤をポリポリ噛んだり、
飲み込めなかったり、
種のように唇から錠剤だけ上手に出したりといろいろで
そんな時は言葉で説得して飲み込んでもらったり、
パン等にとろみ飲料をしみこませてそこに紛れ込ませたり
ベビーフードやヨーグルトに混ぜて
食べてもらったりと
あの手この手で服用してもらいました。


7:20 着替え介助 (5分)

冬は暖かくした室内で、上半身の着替え。
冬は下着はシルクかユニクロのヒートテック
上は肌に優しくとても暖かいカシミアセーターと
温度調節のためのお揃いのカシミアカーディガン等。

下は座りっぱなしなので、
ウエストが普通のゴムではなく
締め付け感のないパンツ。
夏は同様の綿素材のもの。

春秋は上はシルクニット、
夏は上質綿のアンサンブルで
体温調節ができるようにしていました。

齢をとると脂肪が少なくなり
寒さを感じやすくなるようです。
真夏でもクーラーで寒いので
5分袖や7分袖が良いとの事です。

色は綺麗なものを選んでいました。







7:25 補聴器をつけ玄関へ移動 (5分)

抱えながら階段を降り玄関に移動。

要介護5で寝返りさえできなかった母が
抱えながらですが、何と階段を上り下り
できるようになったんです!

リハビリ病院退院の時期ぎりぎりまで
階段どころか歩くのもままならず
階段昇降機を介護保険で借りようと
手続きをしていた位だったのですが
理学療法士さん、母、私と皆でがんばって
退院直前に階段を使えるようになりました。

病院のスタッフさん達は奇跡みたいだと
驚いていました。

このリハビリの詳細は
後日脳梗塞のリハビリのカテゴリーに
入れておきます。

朝は内階段を下りるのですが、
狭い階段なので、母は両手で壁に手をついて
体を少し安定させられました。

私は片手で母の服のウエスト部分をしっかり掴み、
片手で母を後ろから抱きかかえて
「階段降りま~す。危ないからしっかり降りてね。
はい、右あ~し。左あ~し。右あ~し。」と
声をかけながらゆっくり降りました。

傍から見ると何もできない老人でも
母がしっかり歩こうという意識を持って
努力してくれたから出来た事だと思います。

抱えてでも少しでも立ったり歩いたりする事で
筋肉がつくので、
体調も良くなり、楽だったと思います。

階段を降りたら、
立っていることはできなかったので
玄関に置いたスツールに
座ってもらっていました。


収納も兼ねている簡易椅子。
安価ですが丈夫です。


7:30 出かける準備 (3分)

靴を履かせ
冬は手袋や帽子装着。
デイサービスの車待ち。

母の覚醒が悪く起きられない時等を考え
5~10分の余裕をもって行動していたので
早く支度が出来て
2分でも5分でも時間があれば
デイサービスの送迎が来る前に
絵本を一緒に読んだり
柔らかいボールを30㎝位の距離で
ボール投げ(ボール渡し)したり
抱えるように支えながら玄関前を歩いたりして
自己リハビリをしていました。


7:33頃 (2分)

デイサービスの送迎到着。
母に手を振って見送り。
母も調子が良い時は手を振ってくれました。


7:35頃

出勤 

これだけの内容を1時間半で行うのは
結構大変で、毎朝狭い家の
キッチン・寝室・トイレ・リビング・ベランダを
バタバタ駆け足で駆け回って
分刻みで支度をしていましたが
考えられる事、できる事はすべてやっていたし
母も少しは楽だったんじゃないかと思うので
良かったと思います。

いろいろ工夫して行っていた事なので
介護中の方の小さなヒントになれば嬉しいと
書いておきます。

これを書き始めたのは1年位前ですが
少しづつ書いていったので
やっと書きあがりました。
思い出したことがあれば追記します。

母の介助夜編は後日ゆっくりと書きます。

画像をクリックすると詳細が見られます。





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Last updated  2021.08.04 02:28:34
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