青空と木洩れ日

< 新しい記事

新着記事一覧(全1668件)

過去の記事 >

2022.10.17

たまには　なだ万

テーマ：国内旅行どこに行く？(56752)

カテゴリ：美味しいもの

先日、新宿小田急百貨店の本館が閉館となり、
併設されていた上階３フロアー分のレストラン街も
全て閉店することになりました。

ここのレストラン街は他とは違う特色があり、
12階は10店舗以上が入る通常のレストラン街ですが、
13階は料亭とイタリアンレストランの
2店舗のみが広々とスペースをとっていて、
店舗専用のエスカレーターで上がる14階は
なだ万専用フロアになっていました。

レストラン街の喧噪が、
13階以上はぱたっと途切れて
贅沢な静けさと少し照明を落とした広い入口の奥に
格調の高さと華やかさを感じる
ちょっと特別な場所でした。

13階のイタリアンレストランでは
屋外（13階ですが庭がありました）が貸し切りになり
母の長寿祝いをしたことがあり
母がとても嬉しそうに食事を楽しんでいた
思い出の場所です。

次はなだ万でも食事をしようと思いつつ

デパ地下のなだ万のお惣菜やおせちやプリン等は
時々利用して母にも食べてもらっていたので
良かったと思うことにしてます。

お店のほうはなかなか気軽に行けなかったけど
閉店してしまう前、夕食に行ってみる事にしました。

デパートのレストラン街に入っているせいもあって
入口には食品サンプルや季節の料理のポスターが
ずらっと並んでいます。

これ、こういう場所では大事なんです。
だってテーブルについてメニュー見てから
驚くのは避けたいですからね。
一般人の私はメニューを見て驚くことは
往々にしてございますから。

入口は広々とした石畳で
ここで希望の食事（すき焼き・しゃぶしゃぶ・会席か
お寿司か鉄板焼きか個室か）を伝えて
テーブルに案内されます。

ここのなだ万はとても広くて
中は一般のテーブル席の並ぶ部屋がいくつかと
お寿司専門のエリアと
鉄板焼きのエリアにわかれているんです。

どれも美味しそうだけど
なだ万らしさを楽しむために
松茸づくしの秋らしい懐石にしました。

旬菜　松茸　菊花浸し　蟹寿司錦糸巻　他いろいろ
吸物　松茸土瓶蒸し
造り　刺身　鯛松茸巻き
煮物　松茸と和牛柳川鍋
焼物　若狭焼
御飯　松茸と鮑釜炊き　肝バター
香の物
止椀
デザート

普段食材として松茸や菊の花や鮑を使うことはないし
土瓶蒸しや柳川鍋も自分では作らないので
こういったところで美味しいものを頂くのは
たまには良い事だなと思います。

柳川鍋はさすがの味でした。
松茸と鮑の釜炊き御飯もとても美味しくて
お代わりしていただきました。

心の中で父母と一緒にいただきました。

下：母に食べてもらえて本当に良かったと思う
嚥下食にもなったなだ万のプリンとスープ。
とても美味しく、他社のものと全然違います。
素材もとても良いです。