青空と木洩れ日

青空と木洩れ日

2024.04.08
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テーマ: 在宅介護(1564)
この時期は満開の桜と花びらが散り始めた花道が
あちこちにあるので、歩くのもちょっと幸せな気分。

桜吹雪というと、
母が亡くなる1年前に見た桜を思い出します。

確か遅いお昼に出かけた高層階のレストランの窓から
桜が満開な場所があるのを見て、
急遽、そこにも行ってみることにしました。

その場所はとても斬新な作りで
大きな道路が沢山交差し、

どの道がどこへ繋がるかよくわからず
遠くに見える桜を目指して
少し不安な気持ちで車椅子を押しました。

午後4時位になっていたので、
明るく暖かいうちに、母に桜を見てもらおうと
当時はいつも時間に追われていたので
せかされるような気持ちで行くと、
そこは広い公園で、
公園の中心は低い芝生の丘になっていて
丘を囲むように見事な桜の巨木に囲まれた
桜のトンネルの並木道がぐるりと一周していました。


三々五々にのんびりくつろいでいて、
並木道はその人達が見ている方角なので
何かちょっと居心地の悪さを感じながら、
車椅子を押しながら桜のトンネルをくぐって
桜並木を歩きました。


その時刻は日が差してぽかぽか陽気で、
風がさ~っと吹くたびに
黄金色の光の中を桜吹雪が降り注いで、
地面も花びらで一杯で
まるで舞台でも歩いているような感じで
こんなに素敵な場所を歩いていいのかな、と
何度か、そこが只の公園の歩道であることや
他にも歩いている人がいることを
確認した位です。

車椅子を押していると、母がどんな表情なのか
わからないので、母の後ろ姿を確認しつつ
時々声をかけるのですが、
この時はほとんど反応がなかったので、
疲れてしまって、桜を見る余裕、楽しむ余裕、
桜だということがわかっていた余裕も
なかったのではないかとずっと思っていました。

ですけど今考えてみると、
レストランで写真を撮ったとき、
母は笑顔になってくれましたし、
小さく切ってとろみをつけた食事も
取ってくれたから元気でした。
(とろみは顆粒状のスティックを必ず持参)

上着を着て帽子もスカーフも巻いていたから
寒くはなかったし、
いろいろわかっていたから
きっと桜も楽しんでくれたのだと思います。

桜吹雪を見ると母と一緒に見たなあ
黄金色の光に包まれて桜の花びらが舞う中
長い桜のトンネルをゆっくり歩いたなあ、
まるで私達のためにしつらえてくれたような
素敵な景色だったなあ、
偶然だけど、時間と言い、時期といい、
一番桜が楽しめる完璧なタイミングだったんだなあ、
母に見てもらえて良かったなあと思います。


下:桜を見に行けない人にも盆栽で楽しんでもらえます。



だまにならずにとろみがその場ですぐつけられる
スティック状の持ち運びしやすいとろみ剤。
とても便利です。
飲み物や汁物には必ず入れて
ご飯や小さく切った固形のおかずやデザートと一緒に
食べてもらいました。

母は嚥下訓練で噛んだり飲んだりが
出来るようになったのでとろみ剤が使えましたが、
それでも毎回、「食べま~す」「苺で~す」
「よく噛んでね~」「大丈夫ですか?」「はい、ごっくん」と
声かけをしながら、様子を見ながら
スプーンで口に運んでいました。








画像をクリックすると詳細が見られます。





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Last updated  2025.07.26 10:15:01
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