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「女の花園 」
徘徊日記 2019年4月10日
須磨・高倉台あたり
JR須磨
から市バスに乗ります。
バスは 離宮道
を上ってゆき、やってきたのは須磨離宮公園のすこし北、高倉台団地の東です。 離宮公園
に連なる須磨連峰の穏やかな山並みになかに、瀟洒な佇まいの学校があります。積み木のような建物が桜の並木のむこうがわ、緑の木立の中に見える 「おんなの園」
です。
敷地に足を踏み入れると、今を盛りに咲き乱れる 「花の園」
になっています。
金盞花
のお花畑です。
もはや満開を迎えんとする 躑躅
の植え込みです。
庭一面に並べられた チューリップ
と パンジー
のプランターも満開です。
向こうには サクラソウ
かな?
「しまった、写真を撮り忘れた。」
午後いっぱいの滞在を終えて 須磨離宮公園
沿いの歩道を歩いて南に下ります。
「あった!あれは 御衣黄
や。」
薄暗がりの雑木林の中に、緑がかった清楚な白が一群れ浮かび上がっています。ぼくのデジカメ技ではうまく撮れませんね。山桜ではなく、ミドリの桜のようです。
百日ぶりに女子大生さん相手に180分しゃべりっぱなしでした。新学期というのは大変です。
「疲れたなあ・・・。」
なだらかな坂が山間を抜けると目の前はるか向こうに 須磨の海
が広がっています。右手には 須磨寺
の塔が見えます。
「光源氏が見た須磨の海はこんな感じかなあ?まあ、こんなに家はなかったやろうけど。」
立て込んだ住宅街を下り、 山電須磨寺
の駅まで歩いて 山陽電車
を待ちます。プラットホームもなかなか鄙びていて、いい感じなのです、この駅は。
追記 2019・07・17
あっという間に七月。 須磨寺
や 離宮公園
という、徘徊のメイン・スポットは見逃したまま夏になってしまいました。このあたりにやってくる 木曜日
が、離宮公園の定休日というのがネックなのです。離宮道あたりの住宅街の狭い道筋の面白さが、昔の須磨を思い出させてくれるのが好きです。それにしても、このあたりも老人の町ですね。
追記 2021・11・06
追記 2023・04・27
今年もお邪魔しています。こちらは年を取るのですが、お出会いするのは、毎年、二十歳前後の少女(?)、娘さんたちで、時代の変化を教えられています。
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