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2018年
も11月になった神戸では アートヴィレッジセンター
と 元町映画館
が共催(?)で、 イングマル・ベルイマン生誕100周年映画祭
をやっていました。まあ、全国どこでもやってたのかもしれませんが、よくわかっていません。
「ああ、これがベルイマンなわけか?やっぱり、すごいやん!」 画面が暗くなって、劇場が明るくなった時に、何ともいえない、(いろいろいってるけど)、充たされた感じで浸り込んでしまいました。
さあ、ここから5時間や! 画面に紙芝居のような小さな舞台が映し出されています。人形劇かな?舞台の向こうからこっちを見ているめがあります。この少年の、何ともいえない美しさ。目か?全体の雰囲気か?少年が美しいなんて、そう感じている自分が不思議です。
この写真に、大人の女性が映っているということが、映画を見る以前のぼくにはわからなかったと思います。 スリル、サスペンス、危機一髪のドキドキ、湧き上がる歓喜。川は流れ続けています。水は、繰り返し、繰り返し、堰堤を落ちてゆきます。誰かが死に、新しい命が生まれます。少年はこれからも、ずっと、亡霊たちから逃れることはできないのです。
暴力、虐待、偽善、背徳、雷鳴、倦怠。胸糞が悪くなる人間の姿。
いたわり、心の底からの愛、監禁、母と子の絆、孤独、歓喜。
抱きしめたくなるような無邪気。鞭うたれるイノセント。
豪華なディナーと飽き飽きしたメイドたち。
カーニバルも顔負けのどんちゃん騒ぎ。
喜びにあふれる一族の集合写真。
人形劇の舞台を覗き込んでいた少年が魅入られる幻灯機の世界。
幻影、父の亡霊、子どもの幽霊、聖職者の悪霊。
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