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ポール・オースター「幽霊たち」(訳:柴田元幸 新潮社)
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前回の SODEOKA
さん
の 「八百万の死にざま」
の記事を読んで、次は 「ニューヨーク」
しかないなと思い、最初に思う浮かんだのが、これ。
ポール・オースター「幽霊たち」(訳:柴田元幸 新潮社)
いわゆる 「ニューヨーク三部作」
の二作め。一作めが 『ガラスの街』
、三作めは 『鍵のかかった部屋』
。
個人的には、このニ作めが一番記憶に残っている。
例によって展開はほとんど覚えていないのだが、鮮烈な書き出しのイメージは強い。
まずはじめにブルーがいる。次にホワイトがいて、それからブラックがいて、そもそものはじまりの前にはブラウンがいる。 ちょっと芝居の脚本めいたところがあるのには理由がある。 柴田元幸 の 「訳者あとがき」 によれば、この作品、作家が以前に書いた戯曲を下敷きにしているそうだ。ちなみにこの「訳者あとがき」、非常にわかりやすくこの小説の個性を伝えている。
ブラウンがブルーに仕事を教え、こつを伝授し、ブラウンが年老いたとき、ブルーがあとを継いだのだ。物語はそのようにして はじまる。舞台はニューヨーク、時代は現代、この二点は最後まで変わらない。
追記2024・01・18
100days100bookcoversChallenge
の投稿記事を
100days 100bookcovers Challenge備忘録 (1日目~10日目)
(11日目~20日目)
(21日目~30日目)
という形でまとめ始めました。日付にリンク先を貼りましたのでクリックしていただくと 備忘録
が開きます。
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