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わたしたちは、どんなに目を皿のようにしても、地球の動くのをみることはできません。 どうでしょう、読み終わって、 「ふしぎ」 が頭に残ってしまいますね。すると、誰かの解説が欲しくなりませんか? 安野光雅 は、おそらく、その 「ふしぎ」 が書きたかったのでしょうね。
ところが、長い長い糸の先に、とても重いおもりをつけた大きなフリコをつくった学者がいたのです。
このフリコ、大きくゆらしみました。
するとどうでしょう。そのフリコは、目にみえないほど少しずつむきをかえました。
そして、夜があけたらずいぶん方向をかえ、長い時間がかりましたが、とうとう一まわりしてもとどおりになりました。
つまりこのフリコは、だれもさわらないのに一回まわったことになるではありませんか。
これはふしぎです。やはり地めんが動いていることにはならないのでしょうか。
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