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日本に土着の宗教が 「神道」 である。 「はじめに」 の冒頭です。
神道 がいったいいつ生まれたのか、その起源は分かっていない。分からないほど、その歴史は古いとも言える。(P7)
それで?それで? の連発で、どうも、この本で終わりそうもありません。
神道 は、私たちの身近にあり、ごく 自然 なものである。 宗教 には、それをわざわざ選び、それだけを 信仰 するというイメージがあるが、 神道 にはそれがない。 結論のカギは 「自然」 だとおっしゃっているのですが、納得ですね。ここの所、手を打つ回数とか、頭を下げる姿勢とか、意味ありげに吹聴する世相がありますが、
それも、 神道 には開祖も教えも聖典も存在しないからだ。そこで私は 神道 を 「ない宗教」 と呼んできた。そこには 神道 は 宗教 ではないという含みもある。
教えがない以上、私たちは 神道 に縛られることはない。また自分を救ってくれるよう強く願うこともない。 宗教 には救済の手立てがあり、それが決定的に重要だが、 神道 にはそれもないのだ。
神道 がそうした性格を持っている以上、 神道 の神についても、私たちはあえて信じるかどうか問題にしない。(P233)
あれって、きっとウソだろう! とか、勝手に思っている徘徊老人には納得の結論ですね。
目次 、
第1章 神とは何か
第2章 祭祀に現れる神
第3章 神はいつから神社に鎮座しているのか
第4章 神宮の式年遷宮はいつはじまったのか
第5章 出雲大社の生き神・国造
第6章 神道と仏教の戦い
第7章 社殿のない神社
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