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「Sacco e Vanzetti」
という、まっすぐな原題の作品が 「死刑台のメロディ」
という邦題で公開されていて、どこかの名画座で見ました。 50年程も昔
のことです。
「これがアメリカだ!」 と再確認したのでした。
国家権力としての、暴力国家としての「アメリカ」 ですね。
「正義とは何かを証明するために生まれてきた。」 というような、内的真実の叫びというべき 「ことば」 の吐露と好対照でしたね。
「利他を尊べ」 と子供に遺しながら、大人に対しては ことば を捨てて殺されていった姿にも打たれました。貧しい、流転の人生を生きてきた こころ を支える、 正直で素直な言葉 の存在を共有できないことへの怒りと絶望の沈黙という印象で、この人の姿に
人間的な真実 を感じました。
エンニオ・モリコーネの映画音楽
の企画なのですが、音楽としては Here's to You
を歌う ジョーン・バエズ
の歌声以外は、まあ、気付かなかっただけかもしれませんが、実に静かな(?)会話劇の印象でした。 サッコの沈黙 については気づいていたようです。ボクにとってはしみじみと 拍手! の懐かしい作品でしたが、できれば、若い人たちにも見てほしい作品ですね。
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